JPH09163776A - インバータの制御方法および制御装置 - Google Patents

インバータの制御方法および制御装置

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JPH09163776A
JPH09163776A JP7319909A JP31990995A JPH09163776A JP H09163776 A JPH09163776 A JP H09163776A JP 7319909 A JP7319909 A JP 7319909A JP 31990995 A JP31990995 A JP 31990995A JP H09163776 A JPH09163776 A JP H09163776A
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JP
Japan
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inverter
motor
voltage
phase
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP7319909A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
哲也 加藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流器2と逆変換器4を有したインバータの
制御装置において、フリーラン時の回転方向を確実に検
出するとともに、残留電圧消失までの待ち時間を正確に
判断し、これによって過電流故障等の発生を防止する。 【解決手段】前記インバータの負極母線と逆変換器4の
出力線を結ぶ電路に抵抗6〜11による分圧回路を各々
介挿する。出力電圧検出回路12は、前記分圧回路の出
力電圧信号VCEU,VCEV,VCEWによって誘導電動機5
に誘起する電圧の位相および実効値を検出し、フリーラ
ン時の回転方向および残留電圧の有無を判別するととも
に、残留電圧消失までの待ち時間を設定する。誘導電動
機5の再始動時にインバータ制御駆動回路13は、前記
判別された位相に同期し、かつモータの回転が前記判別
された回転方向になるようにインバータを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ装置にお
ける出力電圧検出回路の、モータ残留電圧信号の有効利
用方法に係り、インバータの制御方法および制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータ装置における出力電圧
検出回路は、デッドタイム補償や、残留電圧がある場合
の拾い上げ処理等に使用されている。拾い上げ処理等に
使用される場合、フリーラン時のモータ誘起電圧を検出
し、位相、回転数、電圧実効値等を判断するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の出力電圧検出回
路において、瞬時停電等が発生した場合のモータ回転方
向については、瞬時停電発生前のモータ駆動方向を記憶
しておき、再始動時にその記憶を頼りとして回転方向を
決めて駆動している。
【0004】このような制御方法において、制御側での
記憶に誤りがあったり、また負荷の特性上、フリーラン
になった後の回転方向が、必ずしもフリーラン以前の回
転方向と一致しない場合もある。このような場合、フリ
ーラン以前の記憶にのみ頼っていると、回転方向が異な
ってしまい、位相の違いにより過電流等の故障が発生す
る。
【0005】また再始動、又は故障時のリトライ機能に
おいて、誘導電動機駆動における再始動については、残
留電圧がなくなるまでの数秒間、待ってから始動するシ
ステムとなっている。またこの待ち時間は可変設定でき
るようになっているが、数秒程度は残留電圧が残るた
め、始動ができない。この間は、モータフリーランとな
っており、ラインの最短の復帰という意味では無駄時間
となってしまう。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、フリーラン時の回転方向を確実に検出する
とともに、残留電圧消失までの待ち時間を正確に判断
し、これによって過電流故障等の発生を防止したインバ
ータの制御方法および制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)交流電
力を直流電力に変換する順変換部と、自己消弧型半導体
素子をブリッジ接続して成り、前記順変換部の直流電力
を交流電力に変換してモータ負荷に供給する逆変換部と
を有したインバータの制御方法において、前記モータの
フリーラン時に少なくとも2相分のモータ残留電圧を検
出し、該検出信号に基づいて、残留電圧の有無およびモ
ータに誘起する電圧の位相を判別するとともに、再始動
時の、残留電圧消失までの待ち時間を設定し、モータの
再始動時は、前記判別された位相に同期してインバータ
を運転させるとともに、モータの回転が前記判別された
位相に対応した回転方向になるようにインバータを制御
することを特徴とし、(2)交流電力を直流電力に変換
する順変換部と、自己消弧型半導体素子をブリッジ接続
して成り、前記順変換部の直流電力を交流電力に変換し
てモータ負荷に供給する逆変換部とを有したインバータ
の制御装置において、前記インバータの負極母線と、前
記逆変換部の出力相のうち少なくとも2相の出力線とを
結ぶ電路に各々介挿された分圧回路と、前記各分圧回路
の出力電圧によって前記モータに誘起する電圧の位相お
よび実効値を検出し、該検出された位相に基づいて前記
モータのフリーラン時の回転方向を判別し、前記検出さ
れた実効値に基づいて残留電圧の有無を判別するととも
に、残留電圧消失までの待ち時間を設定する出力電圧検
出回路とを備え、モータの再始動時は、前記出力電圧検
出回路で判別された位相に同期してインバータを運転さ
せるとともに、モータの回転が前記判別された回転方向
になるようにインバータを制御することを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明はモータ負荷に交流電力を
供給するインバータの制御方法又は制御装置において、
出力電圧検出回路の検出信号に基づいて次のような制御
を行うものである。
【0009】(1)出力電圧検出回路より残留電圧の3
相もしくは2相分の電圧信号を取り込み、検出入力信号
の位相により、正、逆相を判断し、これを再始動、リト
ライ時にモータ回転方向として使用し、インバータ制御
のPWM信号を切り換える。
【0010】(2)出力電圧検出回路の検出信号のレベ
ルから、残留電圧の有無を判断し、待ち時間設定を、自
動的に判断する。
【0011】(3)出力電圧検出回路により位相を検出
し、再始動、リトライ時にこの位相に同期させて電圧を
出力することにより、待ち時間を最短とする。
【0012】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例を
説明する。図1において1は3相交流電源、2はダイオ
ードブリッジによる整流器、3は平滑コンデンサ、4は
自己消弧型半導体素子、例えばIGBT又はバイポーラ
トランジスタを3相ブリッジ接続して成る逆変換器であ
る。5は前記逆変換器4からの交流電力が供給されるモ
ータ負荷、例えば誘導電動機(又は同期電動機)であ
る。
【0013】逆変換器4のU相出力線と負極母線間には
検出用分圧抵抗6,7が直列に接続され、V相出力線と
負極母線間には検出用分圧抵抗8,9が直列に接続さ
れ、W相出力線と負極母線間には検出用分圧抵抗10,
11が直列に接続されている。
【0014】12は、前記検出用分圧抵抗6〜11で各
々分圧された電圧検出信号VCEU,VCEV,VCEWに基づ
いて、誘導電動機5に誘起する電圧の位相および実効値
を検出し、該検出された位相に基づいて誘導電動機5の
フリーラン時の回転方向を判別し、前記検出された実効
値に基づいて残留電圧の有無を判別するとともに、残留
電圧消失までの待ち時間を設定する出力電圧検出回路で
ある。13は出力電圧検出回路12の出力に基づいてイ
ンバータ(逆変換器4)のPWM制御を行うインバータ
制御駆動回路である。
【0015】尚前記検出用分圧抵抗による電圧検出信号
の取り込みは、3相分に限らずいずれか2相分であって
も良い。
【0016】上記のように構成された装置において、拾
い上げ処理におけるフリーラン時は、出力電圧検出回路
12は各相の電圧検出信号VCEU,VCEV,VCEWを取り
込む。そしてこの検出信号の電圧実効値により残留電圧
の有無を判断し、待ち時間設定を自動的に判断する。ま
た前記検出信号の位相により、正、逆相を判断し、これ
に対応する回転方向で電動機駆動が行えるように、イン
バータ制御駆動回路13のPWM制御信号を切り換え
る。
【0017】そして再始動、リトライ時は、前記検出さ
れた位相に同期するように逆変換器4を制御して電圧を
出力させる。これによって待ち時間は最短となるか、又
は待ち時間なしで再始動できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータの
フリーラン時に少なくとも2相分のモータ残留電圧を検
出し、該検出信号に基づいて、残留電圧の有無およびモ
ータに誘起する電圧の位相を判別するとともに、再始動
時の、残留電圧消失までの待ち時間を設定し、モータの
再始動時は、前記判別された位相に同期してインバータ
を運転させるとともに、モータの回転が前記判別された
位相に対応した回転方向になるようにインバータを制御
するように構成したので、次のような優れた効果が得ら
れる。
【0019】(1)フリーラン時の回転方向を、フリー
ラン以前の記憶に頼らず、ハードウェアによって確実に
検出しているので、再始動時等に、回転方向の誤りによ
る過電流故障等の発生を防ぐことが可能である。
【0020】(2)残留電圧の有無が判断できるため、
残留電圧消失までの待ち時間を正確に判断することがで
き、人手により待ち時間設定を行う必要がない。また待
ち時間設定の誤りによる、過電流故障等の発生を防ぐこ
とができる。
【0021】(3)残留電圧が残っている場合でも、モ
ータの回転方向及び位相が検出できているため、待ち時
間無しで再始動することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1…3相交流電源 2…整流器 3…平滑コンデンサ 4…逆変換器 5…誘導電動機 6〜11…分圧用抵抗 12…出力電圧検出回路 13…インバータ制御駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換する順変換部
    と、自己消弧型半導体素子をブリッジ接続して成り、前
    記順変換部の直流電力を交流電力に変換してモータ負荷
    に供給する逆変換部とを有したインバータの制御方法に
    おいて、 前記モータのフリーラン時に少なくとも2相分のモータ
    残留電圧を検出し、該検出信号に基づいて、残留電圧の
    有無およびモータに誘起する電圧の位相を判別するとと
    もに、再始動時の、残留電圧消失までの待ち時間を設定
    し、モータの再始動時は、前記判別された位相に同期し
    てインバータを運転させるとともに、モータの回転が前
    記判別された位相に対応した回転方向になるようにイン
    バータを制御することを特徴とするインバータの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 交流電力を直流電力に変換する順変換部
    と、自己消弧型半導体素子をブリッジ接続して成り、前
    記順変換部の直流電力を交流電力に変換してモータ負荷
    に供給する逆変換部とを有したインバータの制御装置に
    おいて、 前記インバータの負極母線と、前記逆変換部の出力相の
    うち少なくとも2相の出力線とを結ぶ電路に各々介挿さ
    れた分圧回路と、 前記各分圧回路の出力電圧によって前記モータに誘起す
    る電圧の位相および実効値を検出し、該検出された位相
    に基づいて前記モータのフリーラン時の回転方向を判別
    し、前記検出された実効値に基づいて残留電圧の有無を
    判別するとともに、残留電圧消失までの待ち時間を設定
    する出力電圧検出回路とを備え、 モータの再始動時は、前記出力電圧検出回路で判別され
    た位相に同期してインバータを運転させるとともに、モ
    ータの回転が前記判別された回転方向になるようにイン
    バータを制御することを特徴とするインバータの制御装
    置。
JP7319909A 1995-12-08 1995-12-08 インバータの制御方法および制御装置 Pending JPH09163776A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001025290A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Mitsubishi Electric Corp 制御装置
JP2015528561A (ja) * 2012-08-30 2015-09-28 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company チラーのコーストスルーのための可変速駆動装置の制御

Cited By (3)

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US11480373B2 (en) 2012-08-30 2022-10-25 Johnson Controls Tyco IP Holdings LLP Variable speed drive control for chiller coast-through

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