JPH09162431A - 並列型集積化太陽電池 - Google Patents

並列型集積化太陽電池

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JPH09162431A
JPH09162431A JP7324924A JP32492495A JPH09162431A JP H09162431 A JPH09162431 A JP H09162431A JP 7324924 A JP7324924 A JP 7324924A JP 32492495 A JP32492495 A JP 32492495A JP H09162431 A JPH09162431 A JP H09162431A
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electrode
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昭彦 中島
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
Masashi Yoshimi
雅士 吉見
Kenji Yamamoto
憲治 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板上に形成される集積化太陽電池において、
電流利得および電圧利得をともに大きくすること。 【解決手段】少なくとも一つのp−i−nまたはp−n
接合を有する光学的禁制帯幅の異なる複数の光起電力単
位層が、基板上に電気的に並列に接続された状態で重畳
形成されるとともに、光の入射側に位置する光起電力単
位層の光学的禁制帯幅が最も広く、かつそれぞれの光起
電力単位層の出力電圧がほぼ等しく、さらに光起電力単
位層が基板面方向においてそれぞれ電気的に直列接続さ
れた構造とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に形成され
る集積化太陽電池において、電流利得および電圧利得を
ともに大きくすることのできる構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】低コストの太陽電池として非晶質シリコ
ン太陽電池が注目されて久しいが、そのエネルギー変換
効率の低さと光劣化現象により、実用化においては結晶
系シリコンに遅れを取っているのが現状である。中でも
光劣化現象が重要視されているが、この光劣化現象は、
発電に寄与する光活性層の膜厚が薄いほど少なくなるこ
とが知られている。しかしながら、エネルギー変換効率
は光活性層が薄くなるほど低下する傾向にあり、両者が
トレードオフの関係となることから、2つの非晶質シリ
コン太陽電池素子を重畳形成し、光入射側となる上側素
子の光活性層を薄くして短波長光を吸収し、これを透過
する長波長光を膜厚を厚くした下側素子で吸収する、い
わゆるタンデム構造が提案されている。
【0003】このタンデム構造は、膜厚の厚い下側素子
への短波長光の入射量が減少し、かつ上側素子の膜厚も
薄いことから、光劣化の改善効果が確認されている。し
かしこのタンデム構造は、2つの太陽電池素子が重畳さ
れた構造であって、上下側素子同士が直列接続となる
為、全体としての出力電流が、低い方に規制されるとい
う問題がある。
【0004】そこでこの問題を解決する為、基板上で2
種類の太陽電池素子を重畳形成しながら、両者を並列接
続する構造が種々提案されている。
【0005】先ず特開昭61−75567号公報に記載
のもの(以下従来例1と称す)は、図9に示すように、
複数個の第1単位発電膜40…を直列接続した第1の光
起電力素子42と、複数個の第2単位発電膜44…を直
列接続した第2の光起電力素子46とをその両端で並列
接続させるとともに、第1および第2の光起電力素子4
2,46の出力電圧がほぼ等しくなるよう、それぞれの
単位発電膜40,44の直列数を設定したものである。
【0006】次に、特開平2−378号公報に記載のも
の(以下従来例2と称す)は、図10に示すように、p
−i−n接合を有する少なくとも2個の非晶質シリコン
太陽電池素子48,50を重ね合わせ、それぞれの太陽
電池素子の出力端を並列に接続したものである。
【0007】さらに特開平4−22176号公報に記載
のもの(以下従来例3と称す)は、従来例2において出
力と光劣化率を最適化する為に、重畳形成されるそれぞ
れの光活性層の膜厚範囲を限定するものである。具体的
には、最下部の光活性層48iを3000Å以上、最下
部とは異なる光活性層50iを1500Å以下とし、な
おかつ両者の膜厚比を2〜2.5:1としている。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
従来例1〜3のそれぞれには、以下のような問題点があ
った。先ず従来例1については、2つの光起電力素子4
2,46の最終的な出力電圧を、それを構成する第1お
よび第2単位発電膜40,44の直列接続段数の増減に
よって整合させている。従って、常に上記第1および第
2単位発電膜40,44の直列接続数の比を、当該単位
発電膜40,44の出力電圧の比に基づいて設定しなけ
ればならないため、設計の自由度が低くなる。これは、
各光起電力素子42,46を構成する第1および第2単
位発電膜40,44の直列接続数の比を、各単位発電膜
40,44の出力電圧の比に基づく適当な整数比に設定
しなければならないからである。
【0009】次いで従来例2については、p−i−n構
造を有する非晶質シリコン太陽電池素子48,50を、
基板52上において重ね合わせたものであって、それぞ
れの非晶質シリコン太陽電池素子48,50の光学的禁
制帯幅は等しい。従って、重ね合わされたそれぞれの非
晶質シリコン太陽電池素子48,50の分光感度特性も
同じであるので、入射光のうち、光学的禁制帯幅によっ
て決まる限界波長までの光のみが発電に寄与するにとど
まり、確かにそれまでのタンデム構造のものに比べて発
電出力は向上するものの、発電に利用できる光の波長範
囲は変わらない為、十分な発電出力の向上は望めない。
【0010】さらに従来例3については、従来例2の光
活性層(i層48i,50i)の膜厚を最適化したもの
であって、構造や光学的禁制帯幅等の基本的構成は従来
例2と同一である。従って、従来例2と同様、確かにそ
れまでのタンデム構造のものに比べて発電出力は向上す
るものの、発電に利用できる光の波長範囲は変わらない
ことから、十分な発電出力の向上は望めない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来例
における種々の問題点を解決する為に発案されたもので
ある。本発明の並列型集積化太陽電池では、光学的禁制
帯幅の異なる複数の光起電力単位層を、電気的に並列接
続しつつ重畳形成し、光の入射側から見て最上部の光起
電力単位層の光学的禁制帯幅を最も広くすることで発電
に寄与する太陽光の波長範囲を広げ、なおかつそれぞれ
の光起電力単位層の出力電圧を等しくしている。そし
て、横方向、すなわち基板面方向に隣設し合う光起電力
単位層のそれぞれを、電気的に直列に接続している。従
って、最上部の光起電力単位層の基板面方向の直列接続
数と、最上部以外の光起電力単位層の同直列接続数が等
しくなる。そして、最上部以外の光起電力単位層のp−
i−nまたはp−n接合の数を2つ以上とするか、ある
いは1つのp−i−nまたはp−n接合においてフェル
ミレベルの位置を調製することで、各光起電力単位層の
出力電圧をほぼ同一に整合させる。
【0012】このような本発明は、具体的には、少なく
とも一つのp−i−nまたはp−n接合を有する光学的
禁制帯幅の異なる複数の光起電力単位層が、基板上に電
気的に並列に接続された状態で重畳形成されるととも
に、光の入射側最上部に位置する光起電力単位層の光学
的禁制帯幅が最も広く、かつそれぞれの光起電力単位層
の出力電圧がほぼ等しく、さらに光起電力単位層が基板
面方向においてそれぞれ電気的に直列接続された構造に
より実現できる。
【0013】そして、複数の光起電力単位層が、非晶質
系の光活性層を有する第1の光起電力単位層と、結晶系
の光活性層を有する第2の光起電力単位層であり、第1
の光起電力単位層が光の入射側最上部に設けられた構成
を取ることもできる。
【0014】さらに、複数の光起電力単位層が、非晶質
シリコン系の光活性層を有する第1の光起電力単位層
と、結晶シリコン系の光活性層を有する第2の光起電力
単位層であり、さらに第2の光起電力単位層が2つのp
−i−nまたはp−n接合が直列に重畳接続されたタン
デム構造であって、第1の光起電力単位層が光の入射側
最上部に設けられ、基板上でその面方向に配列設置され
た複数の第2の光起電力単位層上のそれぞれに第1の光
起電力単位層が設けられて、第1および第2の光起電力
単位層よりなる複数の単位素子が構成され、第1および
第2の光起電力単位層の一導電型側となる第1電極同士
を接続した接続用電極が、隣設される単位素子の第1お
よび第2の光起電力単位層の逆導電型側となる第2電極
に接続されることで複数の単位素子が電気的に直列接続
された構成でもよい。
【0015】ここで、それぞれの光活性層がシリコン系
である場合、簡便な製造方法によりながら、最上部を非
晶質系で、また最上部以外を結晶系で構成できる。従っ
て、容易に光学的禁制帯幅を異ならしめることができ、
最上部の光起電力単位層を一つのp−i−nまたはp−
n接合で、最上部以外の光起電力単位層を、少なくとも
一つ、好ましくは二つのp−i−nまたはp−n接合で
構成することにより、容易に出力電圧の整合を取ること
ができる。これは、非晶質シリコンによるp−i−n接
合では、AM1.5/100mWにおける開放電圧が約
0.9〜1.0Vである一方、結晶シリコンによるp−
i−nまたはp−n接合では、非晶質シリコンの光起電
力単位層からの透過光による開放電圧が、約0.45〜
0.5Vとなるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態として、図
面に基づいて構造を説明する。図1は、本発明の並列型
集積化太陽電池の積層構造を表している。図例は、ガラ
ス基板1上に形成された2つの光起電力単位層3,5か
らなる一つの単位素子7の要部断面構造を表し、非晶質
シリコン系の光活性層(15i)を有する第1の光起電
力単位層3と、結晶シリコン系の光活性層(11i,9
n)を有する第2の光起電力単位層5からなり、さらに
第2の光起電力単位層5が1つのp−i−n接合5a
と、1つのp−n接合5bとが直列に重畳接続されたタ
ンデム構造であって、第1の光起電力単位層3が光の入
射側最上部に設けられたものである。以下具体的に説明
すると、ガラス基板1側から多結晶シリコンのボトムp
+ 層9p+ 、多結晶シリコンのボトムn層9n、微結晶
シリコンのボトムp層9p、微結晶シリコンのミドルn
層11n、多結晶シリコンのミドルi層11i、微結晶
シリコンのミドルp層11pを重畳形成してタンデム構
造の第2の光起電力単位層5が構成され、さらにこの上
に、絶縁層13としてのSiO2 層を介して、非晶質シ
リコンのトップn層15n、非晶質シリコンのトップi
層15i、非晶質シリコンカーバイドのトップp層15
pを積層した第1の光起電力単位層3が重畳形成され、
これら第1の光起電力単位層3と第2の光起電力単位層
5によって単位素子7が構成されている。
【0017】次に、本図例の積層構造の製造方法につい
て説明する。先ず、ガラス基板1上にp型不純物を高濃
度にドーピングした非晶質シリコン膜を、プラズマCV
D法等の方法によって形成する。次に、エキシマレーザ
ーを照射して、このp型非晶質シリコン膜を結晶化させ
ることで、ボトムp+ 層9p+ を得る。この上に、プラ
ズマCVD法等により、化学的アニール作用を付与しな
がらn型不純物を僅かにドーピングした、光活性層とな
るn型の多結晶シリコン層を形成し、ボトムn層9nを
得る。続いて、p型不純物をドーピングした微結晶シリ
コン層をプラズマCVD法等により形成し、ボトムp層
9pを得る。このボトムp層9pは、光活性層(ボトム
n層9n)に対して光の入射側になるので、p/n界面
での再結合を低減しうる条件に設定される。
【0018】続いて、このボトムp層9pの上に、n型
不純物をドーピングした微結晶シリコン層をプラズマC
VD法等により形成し、ミドルn層11nを得る。さら
に続いて、プラズマCVD法等により、化学的アニール
作用を付与しながら、光活性層となるi型の多結晶シリ
コン層を形成し、ミドルi層11iを得る。そしてこの
ミドルi層11iの上にp型不純物をドーピングした微
結晶シリコン層をプラズマCVD法等により形成し、ミ
ドルp層11pを得る。このミドルp層11pは、光活
性層(ミドルi層11i)に対して光の入射側になるの
で、p/i界面での再結合を低減しうる条件に設定され
る。この状態で、第1のp+ ,n,p層9p+ 〜9pよ
りなる一つのp−n接合5bと、ミドルn,i,p層1
1n〜11pよりなる一つのp−i−n接合5aが直列
に重畳接続され、第2の光起電力単位層5となる。ここ
でボトムp+ 層9p+ は、高濃度にドーピングされて低
抵抗率を有し、p−n接合5bの第1電極として機能す
る。
【0019】次に、第2の光起電力単位層5の極性と同
順に第1の光起電力単位層3を重畳形成する場合には、
この第2の光起電力単位層5の上に、プラズマCVD法
やスパッタリング法によってSiO2 等の絶縁層13を
形成し、続いてこの絶縁層13の上に、トップn層15
nを形成する。このトップn層15nは、n型不純物を
ドーピングした非晶質シリコン層を、プラズマCVD法
等により形成することで得られる。さらに同様にプラズ
マCVD法等により、光活性層となるi型の非晶質シリ
コン層と、p型不純物をドーピングした非晶質シリコン
カーバイド層を順次形成し、トップi層15iとトップ
p層15pを得る。この第2の光起電力単位層5の上に
形成されたトップn,i,p層15n〜15pよりなる
一つのp−i−n接合が、第1の光起電力単位層3とな
る。
【0020】そしてボトムp+ 層9p+ とトップn層1
5n、ミドルp層11pとトップp層15pとをそれぞ
れ接続すれば、2つの光起電力単位層3,5が並列接続
となる。ここで、絶縁層13を設けずに、基板1側から
ボトムp+ 層9p+ →ボトムi層9i→ボトムn層9n
→ミドルp層11p→ミドルi層11i→ミドルn層1
1nの順に積層した第2の光起電力単位層5の上に、ト
ップn層15n,トップi層15i,トップp層15p
を順次積層した第1の光起電力単位層3を重畳しても、
2つの光起電力単位層を並列に接続することができる。
【0021】このような構造においては、第1の光起電
力単位層3を構成する非晶質シリコンの光学的禁制帯幅
が約1.8eV、第2の光起電力単位層5を構成する多
結晶シリコンでは約1.1eVであり、第1の光起電力
単位層3を透過した入射光によって、第2の光起電力単
位層5に光起電力が発生する。すなわち、第1の光起電
力単位層3が吸収しうる限界波長は1240(nm)÷
1.8≒689nm、また第2の光起電力単位層5では
約1127nmとなるので、理論上では、689〜11
27nmまでの波長領域の光が、第2の光起電力単位層
5で吸収されることになる。一方、光照射によって一つ
のp−i−n接合に発生する開放電圧は、p層とn層の
フェルミレベルの差で決まるので、第1の光起電力単位
層3において十分な電界強度を得る為の膜質条件におい
ては、AM1.5,100mW/cm2 の光照条件下で
0.9〜1.0Vとなる。また同照射条件下で第1の光
起電力単位層3からの透過光、すなわち689〜112
7nmの波長領域の入射光によって、第2の光起電力単
位層5を構成しているp−i−n接合5aおよびp−n
接合5bに発生する開放電圧は、それぞれ0.45〜
0.5Vとなる。
【0022】第2の光起電力単位層5は、1つのp−i
−n接合5aと、1つのp−n接合5bが直列に接続さ
れているので、発生する開放電圧は約0.9〜1.0V
となり、第1の光起電力単位層3の開放電圧とほぼ一致
する。そして、2つの光起電力単位層3,5が並列に接
続されていることから、出力電流は両光起電力単位層
3,5からの出力電流の和となる。
【0023】図2は、非晶質シリコン(A)、レーザー
アニールによる多結晶シリコン(B)、プラズマCVD
による多結晶シリコン(C)、単結晶シリコン(D)の
それぞれの光吸収特性を、横軸に光エネルギーを、縦軸
に吸収係数を取って表している。そして図3に、第1の
光起電力単位層3と第2の光起電力単位層5を構成して
いるそれぞれの光活性層の重畳状態における分光感度特
性を、横軸に波長、縦軸に相対感度を取って表してい
る。図中のAはトップi層15i、Bはミドルi層11
i、Cはボトムi層9iの分光感度特性をそれぞれ示し
ている。これら2つの図から明らかなように、図1の積
層構造は、非晶質シリコンと結晶シリコンの波長範囲を
カバーする特性を有していることがわかる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)図4に、本発明の実施例1の断面構造図を
示す。図例は、2つの光起電力単位層3,5が、非晶質
シリコン系の光活性層を有する第1の光起電力単位層3
と、結晶シリコン系の光活性層を有する第2の光起電力
単位層5であり、さらに第2の光起電力単位層5は2つ
のp−i−n接合5a,5bが直列に重畳接続されたタ
ンデム構造であって、第1の光起電力単位層3が光の入
射側の最上部に設けられ、基板1上でその面方向に配列
設置された複数の第2の光起電力単位層5…上のそれぞ
れに第1の光起電力単位層3…が設けられて、第1およ
び第2の光起電力単位層3,5よりなる複数の単位素子
7…が構成され、第1および第2の光起電力単位層3,
5の一導電型側となる第1電極17,17同士を接続し
た接続用電極19が、隣設される単位素子7の第1およ
び第2の光起電力単位層3,5の逆導電型側となる第2
電極21に接続されることで複数の単位素子7が電気的
に直列接続された、並列型集積化太陽電池23である。
【0025】以下さらに具体的に説明する。先ず、ガラ
ス基板1上に、モノシランガス(SiH4 )とジボラン
ガス(B26 )を原料に、プラズマCVD法によって
高濃度にボロンをドーピングした非晶質シリコンを成膜
し、これにエキシマレーザーを照射して結晶化すること
で、p型多結晶シリコンよりなるボトムp+ 層9p+
形成した。次いでこのボトムp+ 層9p+ の上に、モノ
シランガスを原料に、プラズマCVD法によってi型多
結晶シリコンよりなるボトムi層9iを成膜し、続いて
このボトムi層9iの上に、モノシランガスとホスフィ
ンガス(PH3 )を原料に、プラズマCVD法によって
n型微結晶シリコンよりなるボトムn層9nを形成し
た。
【0026】さらに続いて、このボトムn層9nの上
に、プラズマCVD法によって、モノシランガスとジボ
ランガスを原料として微結晶シリコンよりなるミドルp
層11p、モノシランガスを原料として多結晶シリコン
よりなるミドルi層11i、モノシランガスとホスフィ
ンガスを原料として微結晶シリコンよりなるミドルn層
11nを順次積層し、ボトムp+ 層9p+ 〜ミドルn層
11nまでの6層が積層された第2の光起電力単位層5
を得た。ここでボトムp+ 層9p+ が、第2の光起電力
単位層5の第1電極17として機能する。また、ボトム
i層9iを、光活性層となりうる範囲で不純物をドーピ
ングしたp層とすることもできる。この場合には、5b
がp−n接合となる。
【0027】次に、この第2の光起電力単位層5のミド
ルn層11nの上のほぼ全面に亙って、CVD法により
SnO2 よりなる中間電極層25を形成した。続いてプ
ラズマCVD法によって、モノシランガスとホスフィン
ガスを原料として非晶質シリコンよりなるトップn層1
5n、モノシランガスを原料として非晶質シリコンより
なるトップi層15i、モノシランガスとジボランガス
とメタンガス(CH4)を原料として、非晶質シリコン
カーバイドよりなるトップp層15pを順次積層した。
このトップn層15n〜トップp層15pまでの3層に
よるp−i−n接合が、第1の光起電力単位層3とな
る。ここで中間電極層25が第1および第2の光起電力
単位層3,5に共通した第2電極21となる。
【0028】続いて、ボトムp+ 層9p+ 〜トップp層
15pまでの10層の溶断による素子分離溝27の形成
→ボトムi層9i〜トップp層15pまでの9層の溶断
による第1の接続用段部29の形成→トップn層15n
〜トップp層15pまでの3層の溶断による第2の接続
用段部31の形成、の一連の処理を、酸素雰囲気中でエ
キシマレーザーを照射することによって行った。この状
態では、図のようにボトムp+ 層9p+ 〜トップp層1
5pまでの10層の積層体からなる複数の単位素子7…
が、基板1の面方向に配列設置された構造となる。ま
た、この溶断時の酸化作用を利用して、端面ガードリン
グ層33としてのSiO2 層を形成している。このよう
に特定の層を残して他の層のみを溶断する際には、熱解
析に基づいてレーザーの出力を調節した。しかしなが
ら、ドーピングの有無によるエッチングレートの違いを
利用したケミカルエッチング処理を用いてもよい。次い
でトップp層15pの上面、すなわち第1の光起電力単
位層3上に、ITOの全面電極と金属の櫛型電極との積
層構造よりなる第1電極17を形成した。そして最後
に、第1および第2の光起電力単位層3,5の第1電極
17,17同士を接続した接続用電極19を、隣設され
る単位素子7の第1および第2の光起電力単位層3,5
の第2電極21に接続し、さらに両端部に取り出し電極
35,35を形成して、実施例1の並列型集積化太陽電
池23を得た。
【0029】(実施例2)図5に、本発明の実施例2の
断面構造図を示す。実施例1と同様に、2つの光起電力
単位層が、非晶質シリコン系の光活性層を有する第1の
光起電力単位層3と、結晶シリコン系の光活性層を有す
る第2の光起電力単位層5であり、さらに第2の光起電
力単位層5は、実施例1とは異なり1つのp−i−n接
合5aと、1つのp−n接合5bが直列に重畳接続され
たタンデム構造であって、第1の光起電力単位層3が光
の入射側の最上部に設けられ、基板1上でその面方向に
配列設置された複数の第2の光起電力単位層5…上のそ
れぞれに第1の光起電力単位層3…が設けられて、第1
および第2の光起電力単位層3,5よりなる複数の単位
素子7…が構成され、第1および第2の光起電力単位層
3,5の一導電型側となる第1電極17,17同士を接
続した接続用電極19が、隣設される単位素子7の第1
および第2の光起電力単位層3,5の逆導電型側となる
第2電極21,21のそれぞれに接続されることで複数
の単位素子7…が電気的に直列接続された、並列型集積
化太陽電池23である。
【0030】以下さらに説明するが、基本的な製造方法
は実施例1とほぼ同じなので、ここでの重複説明は省略
し、構造のみを詳細に説明する。ガラス基板1上に、p
型非晶質シリコンにエキシマレーザーを照射することに
よって結晶化した多結晶シリコンよりなるボトムp+
9p+ 、n型多結晶シリコンよりなる光活性層としての
ボトムn層9n、p型微結晶シリコンよりなるボトムp
層9p、n型微結晶シリコンよりなるミドルn層11
n、i型多結晶シリコンよりなるミドルi層11i、p
型微結晶シリコンよりなるミドルp層11pが順次積層
され、このボトムp+ 層9p+ 〜ミドルp層11pまで
の6層の積層体によって、第2の光起電力単位層5が構
成されている。ここでボトムp+ 層9p+ が、第2の光
起電力単位層5の第1電極17になる。
【0031】そして、ミドルp層11pの上には、第2
の光起電力単位層5の感度波長領域に吸収のないSnO
2 による第2電極21が設けられている。
【0032】この第2の光起電力単位層5の第2電極2
1上には、SiO2 の絶縁層13と第1の光起電力単位
層3の第1電極17となるSnO2 層が設けられ、さら
にこの第1の光起電力単位層3の第1電極17の上に、
n型非晶質シリコンよりなるトップn層15n、i型非
晶質シリコンよりなるトップi層15i、p型非晶質シ
リコンカーバイドよりなるトップp層15pが順次積層
され、このトップn層15n〜トップp層15pまでの
3層の積層体によって、第1の光起電力単位層3が構成
される。また、トップp層15pの上には、ITOの全
面電極と金属の櫛型電極との積層構造よりなる第2電極
21が形成されている。
【0033】このように、ボトムp+ 層9p+ 〜トップ
p層15pまでの積層体により単位素子7が構成されて
いる。そして、複数の単位素子7…が基板1の面方向に
配列設置されるとともに、第1および第2の光起電力単
位層3,5の第1電極17,17同士を接続した接続用
電極19が、隣設される単位素子7の第1および第2の
光起電力単位層3,5の第2電極21,21に接続さ
れ、さらに両端部に取り出し電極35,35が形成され
て、実施例2の並列型集積化太陽電池23となってい
る。ここで、各光起電力単位層3,5間の短絡を防止す
る為、実施例1と同様、その側面にはSiO2 等のガー
ドリング層33が設けられている。
【0034】以上の2つの実施例では、第1および第2
の光起電力単位層3,5の光活性層はそれぞれ非晶質シ
リコンと多結晶シリコンであり、先ず本発明の太陽電池
23の特性に大きく影響を及ぼす第2の光起電力単位層
5の単セルの電気特性を、2つのp−i−n接合を有す
る図4の積層構造において膜厚条件を変えて評価し、そ
の結果を表1に掲げた。なお表中で、ミドル層とはミド
ルp層11p〜ミドルn層11nまでの積層部を、ボト
ム層とはボトムp+ 層9p+ 〜ボトムn層9nまでの積
層部をそれぞれ表すものである。測定条件は、AM1.
5,100mW/cm2 、25℃とした。
【0035】
【表1】
【0036】このように、ボトムi層9iの膜厚が厚い
ほど、変換効率が高くなっている。これは短絡電流が増
加していることから、ボトムi層9iが厚いほど透過光
が減少し、より長波長光の感度が高くなる為と考えられ
る。
【0037】さらに、実施例1および2の太陽電池の各
層厚を変化させ、AM1.5,100mW/cm2 、2
5℃での電気特性を測定し、表2にその測定結果を掲げ
た。なお、実施例1および2の単位素子7は3直列であ
るが、評価に当たっては便宜上、一つの単位素子7を挟
む接続用電極19と取り出し電極35の間にプローブを
当てて測定した。従って、本表の開放端電圧を3倍する
と、実施例1および2の太陽電池特性となる。また、ミ
ドルi層とはi層11i、ボトムi層とはi層9iのこ
とであり、ボトムおよびミドルp+ ,p,n層の各膜厚
は、表1のものと同一とした。
【0038】
【表2】
【0039】このように、ボトムi層9iおよびボトム
n層9nの最も厚いもので、それぞれ15.1%と1
6.0%の変換効率が得られ、従来の非晶質シリコンに
よるタンデム型に比べて、大幅な変換効率の向上が見ら
れた。これは、図2,図3で示したように、各光起電力
単位層における吸収係数と分光感度特性によって、広い
波長領域の光が効率的に発電に寄与している為である。
また光劣化も殆ど無く、極めて信頼性の高いものが得ら
れていることが確認できた。これは表中にもあるよう
に、第1の光起電力単位層3のi層(トップi層15
i)の膜厚が最大でも0.2μmであり、トップp層1
5pとトップn層15nによって形成されるトップi層
15i内の電界強度が強く、キャリアの収集効率が高く
なっている為と考えられる。また、両者を比較すると実
施例2の方が変換効率が高くなっているが、これは表か
ら明らかなように、短絡電流の差によるものである。こ
れは、光活性層となっているボトムi層9i、ボトムn
層9nおよびミドルi層11iが、その膜中に取り込ま
れている酸素によるサーマルドナー効果によって若干n
型にシフトしており、n側入射の場合には、発電に寄与
する光活性領域の電界強度がp側入射に比べて弱くな
り、キャリアの収集効率に差が生じているためと推察さ
れる。
【0040】また、第2の光起電力単位層5の形成態様
が前の2例と異なるものとして、図6、7の構造も考え
られる。これらのものは図示するように、2つのp−i
−n接合またはp−n接合を、基板1の面方向に直列接
続して第2の光起電力単位層5が構成されたものであ
る。以下、各例について説明する。なお、図6、7にお
いては、第2の光起電力単位層5を構成する2つのp−
i−nまたはp−n接合に上下関係がないため、以下の
説明では、先のボトム、ミドルを第1のボトム、第2の
ボトムと表している。先ず図6に示したものは、2つの
光起電力単位層3,5が、非晶質シリコン系の光活性層
を有する第1の光起電力単位層3と、結晶シリコン系の
光活性層を有する第2の光起電力単位層5であり、さら
に第2の光起電力単位層5は2つのp−i−n接合5
a,5bが基板の面方向に並設して直列に接続された構
造であって、第1の光起電力単位層3が光の入射側の最
上部に設けられ、基板1上でその面方向に配列設置され
た複数の第2の光起電力単位層5…上のそれぞれに第1
の光起電力単位層3…が設けられて、第1および第2の
光起電力単位層3,5よりなる複数の単位素子7…が構
成され、第1および第2の光起電力単位層3,5の一導
電型側となる第1電極17,17同士を接続した接続用
電極19が、隣設される単位素子7の第1および第2の
光起電力単位層3,5の逆導電型側となる第2電極21
に接続されることで、複数の単位素子7…が基板1上で
電気的に直列接続された、並列型集積化太陽電池23で
ある。
【0041】以下さらに説明するが、基本的な製造方法
は前記実施例1と同様の方法が用いられるので、ここで
の重複説明は省略して構造のみを詳細に説明する。ガラ
ス基板1上に、p型非晶質シリコンにエキシマレーザー
を照射することによって結晶化した、多結晶シリコンよ
りなるp+ 層36p+ 、プラズマCVD法によるi型多
結晶シリコンよりなるi層36i、プラズマCVD法に
よるn型微結晶シリコンよりなるn層36n、が順次積
層される。そして、素子分離溝27および分割溝37に
よって分割することにより、第1のボトムp+ 層9
+ 、第1のボトムi層9i、第1のボトムn層9nよ
りなる一方のp−i−n接合5bと、第2のボトムp+
層11p+ 、第2のボトムi層11i、第2のボトムn
層11nよりなる他方のp−i−n接合5aに分割さ
れ、これらより第2の光起電力単位層5が構成される。
ここで、p+ 層36p+ の形成前に、基板1上には予め
高融点金属よりなる金属電極38が設けられ、これが他
方のp−i−n接合5aの第2のボトムp+ 層11p+
の接続取り出し用電極となっている。一方のp−i−n
接合5bの第1のボトムn層9nと、金属電極38との
間には、直列接続用電極39が設けられ、これによって
2つのp−i−n接合5a,5bが直列に接続されて、
第2の光起電力単位層5が構成されている。ここで、一
方のp−i−n接合5bの第1のボトムp+ 層9p
+ が、第2の光起電力単位層5の第1電極17となる。
この第2の光起電力単位層5は、言わば基板1上に形成
された集積化薄膜多結晶シリコン太陽電池と見なせ、そ
の具体的製造方法については後述するが、素子分離溝2
7および分割溝37をレーザー溶断によって形成する際
の熱作用により、単位素子7およびp−i−n接合5
a,5bの端面には、接続用電極19および直列接続用
電極39によるp−n間ショートを防止する為のSiO
2 のガードリング層33が形成されている。また直列接
続用電極39は、一方のp−i−n接合5bの感度波長
領域に吸収のないSnO2 等の透明導電材料や、金属に
よる櫛形電極が用いられる。さらに、第1および第2の
ボトムi層9i,11iを、光活性層となりうる範囲で
p型不純物をドーピングしたp層とすることもできる。
この場合には、p−n接合となる。
【0042】一方のp−i−n接合5b上にのみ絶縁層
13が設けられ、この上に中間電極層25を介して第1
の光起電力単位層3が形成され、第2の光起電力単位層
5と並列に接続される。すなわち、中間電極層25にお
ける他方のp−i−n接合5aの第2のボトムn層11
nの部分と、トップn層15nの部分とが、第2および
第1の光起電力単位層5,3の第2電極21にそれぞれ
相当しており、図から明らかなように、中間電極層25
がこれら2つの第2電極21,21の機能を併せ持って
いる。なお中間電極層25にも、p−i−n接合5a,
5bの感度波長領域に吸収のないSnO2 等の透明導電
材料や、金属による櫛形電極が用いられる。第1の光起
電力単位層3は、前記実施例と同様、n型非晶質シリコ
ンよりなるトップn層15n、i型非晶質シリコンより
なるトップi層15i、p型非晶質シリコンカーバイド
よりなるトップp層15pが順次積層された積層体によ
って構成され、各層はプラズマCVD法によって形成す
ることができる。トップp層15pの上には、ITOの
全面電極と金属の櫛型電極との積層構造よりなる第1電
極17が形成されている。
【0043】そして図示するように、一方のp−i−n
接合5bと他方のp−i−n接合5aが基板1上にその
面方向に直列接続された第2の光起電力単位層5と、第
1の光起電力単位層3とが重畳された構造の単位素子7
…が、基板1の面方向に複数個配列設置され、第1およ
び第2の光起電力単位層3,5の第1電極17,17同
士を接続した接続用電極19が、隣設される単位素子7
の第1および第2の光起電力単位層3,5の第2電極2
1,21、すなわち、中間電極層25に接続され、さら
に両端部に取り出し電極35,35が形成されて、並列
型集積化太陽電池23となっている。
【0044】次に、図7に示すものは、第2の光起電力
単位層5のp−n接合方向が、図6の例とは逆のタイプ
のものである。図示するように、2つの光起電力単位層
3,5が、非晶質シリコン系の光活性層を有する第1の
光起電力単位層3と、結晶シリコン系の光活性層を有す
る第2の光起電力単位層5であり、さらに第2の光起電
力単位層5は2つのp−n接合5a,5bが基板の面方
向に並設して直列に接続された構造であって、第1の光
起電力単位層3が光の入射側の最上部に設けられ、基板
1上でその面方向に配列設置された複数の第2の光起電
力単位層5…上のそれぞれに第1の光起電力単位層3…
が設けられて、第1および第2の光起電力単位層3,5
よりなる複数の単位素子7…が構成され、第1および第
2の光起電力単位層3,5の一導電型側となる第1電極
17,17同士を接続した接続用電極19が、隣設され
る単位素子7の第1および第2の光起電力単位層3,5
の逆導電型側となる第2電極21,21のそれぞれに接
続されることで、複数の単位素子7…が基板1上で電気
的に直列接続された、並列型集積化太陽電池23であ
る。
【0045】以下さらに説明するが、基本的な製造方法
は前記実施例1と同様の方法が用いられるので、ここで
の重複説明は省略して構造のみを詳細に説明する。ガラ
ス基板1上に、p型非晶質シリコンにエキシマレーザー
を照射することによって結晶化した多結晶シリコンより
なるp+ 層36p+ 、プラズマCVD法によるn型多結
晶シリコンよりなるn層36n、プラズマCVD法によ
るp型微結晶シリコンよりなるp層36p、が順次積層
される。そして、素子分離溝27および分割溝37によ
って分割することにより、第1のボトムp+ 層9p+
第1のボトムn層9n、第1のボトムp層9pよりなる
一方のp−n接合5bと、第2のボトムp+ 層11
+ 、第2のボトムn層11n、第2のボトムp層11
pよりなる他方のp−n接合5aに分割され、これらよ
り第2の光起電力単位層5が構成される。ここで、p+
層36p+ の形成前に、基板1上には予め高融点金属よ
りなる金属電極38が設けられ、これが他方のp−n接
合5aの第2のボトムp+ 層11p+ の接続取り出し用
電極となっている。一方のp−n接合5bの第1のボト
ムp層9pと金属電極38との間には、直列接続用電極
39が設けられ、これによって2つのp−n接合5a,
5bが直列に接続され、また他方のp−n接合5aの第
2のボトムp層11p上には第2電極21が設けられ、
第2の光起電力単位層5が構成されている。ここで、一
方のp−n接合5bの第1のボトムp+ 層9p+ が、第
2の光起電力単位層5の第1電極17となっている。こ
の第2の光起電力単位層5も、言わば基板1上に形成さ
れた集積化薄膜多結晶シリコン太陽電池と見なせ、素子
分離溝27および分割溝37をレーザー溶断によって形
成する際の熱作用により、単位素子7およびp−n接合
5a,5bの端面に、接続用電極19および直列接続用
電極39によるp−n間ショートを防止する為のSiO
2 のガードリング層33が形成されている。また第2電
極21および直列接続用電極39は、第2の光起電力単
位層5の感度波長領域に吸収のないSnO2 等の透明導
電材料や、金属による櫛形電極が用いられる。
【0046】2つのp−n接合5a,5b上には絶縁層
13が設けられ、第1電極17を介して第1の光起電力
単位層3が形成され、接続用電極19によって第2の光
起電力単位層5と並列に接続されている。ここで、第1
電極17は、第2の光起電力単位層5の感度波長領域に
吸収のないSnO2 等の透明導電材料や、金属による櫛
形電極が用いられる。そして第1の光起電力単位層3
は、n型非晶質シリコンよりなるトップn層15n、i
型非晶質シリコンよりなるトップi層15i、p型非晶
質シリコンカーバイドよりなるトップp層15pが順次
積層された積層体によって構成され、各層はプラズマC
VD法によって形成することができる。トップp層15
pの上には、ITOの全面電極と金属の櫛型電極との積
層構造よりなる第2電極21が形成されている。
【0047】そして図示するように、一方のp−n接合
5bと他方のp−n接合5aが、基板1上にその面方向
に直列接続された第2の光起電力単位層5と、第1の光
起電力単位層3とが重畳された構造の複数の単位素子7
…が、基板1の面方向に配列設置され、第1および第2
の光起電力単位層3,5の第1電極17,17同士を接
続した接続用電極19が、隣設される単位素子7の第1
および第2の光起電力単位層3,5の第2電極21,2
1に接続され、さらに両端部に取り出し電極35,35
が形成されて、並列型集積化太陽電池23となってい
る。
【0048】この図6、7に示した構造は、第2の光起
電力単位層5を構成する2つのp−i−n接合やp−n
接合が、基板1の面方向に直列に接続されたものであ
る。従って、第1および第2のボトムi層9i,11
i、および同n層9n,11nの膜厚を、その光透過特
性の制約の下で決定する必要がなく、第2の光起電力層
5として最大の変換効率が得られる膜厚に、自由に設定
することができる。
【0049】また図6、7に示す構造における第2の光
起電力単位層5は、前述のように言わば基板1上に形成
された集積化薄膜多結晶シリコン太陽電池と見なせる
が、以下にその製造方法について、図8を参照しつつ説
明する。図8は、集積化薄膜多結晶シリコン太陽電池の
製造工程を、順を追って模式的に表した部分断面図であ
る。以下、p−i−n接合の場合を例にとり、順に説明
する。先ずガラス基板1上に、接続取り出し用の金属電
極38をパターンニング形成し、その上にp型非晶質シ
リコンにエキシマレーザーを照射することによって結晶
化した多結晶シリコンよりなるp+ 層36p+ を形成
し、レーザー溶断によって分割して第1および第2のp
+ 層9p´,11p´を形成する(工程A)。この金属
電極38はクロムやモリブデン、あるいはタングステン
等の高融点金属が望ましく、p+ 層領域の一部に形成し
てもよいし、p+ 層全域をカバーしうる櫛型のものでも
よい。次に、この第1および第2のp+ 層9p´,11
p´の上に跨がって、プラズマCVD法によるi型多結
晶シリコンよりなるi層36i、プラズマCVD法によ
るn型微結晶シリコンよりなるn層36n、第2電極2
1となるITOやSnO2 等の透明導電材料の全面電極
36eが順次積層される(工程B)。続いて、酸素雰囲
気下で、集光したエキシマレーザービームやYAGレー
ザービームを照射することで、積層体のうちの金属電極
38以外を部分的に溶断して分割溝37を形成し、2つ
のp−i−n接合5a,5bを形成する。なおこの時の
レーザー溶断による熱作用と雰囲気下の過剰な酸素の存
在によって、p−i−n接合5a,5bの端面には、p
−nショートの防止層として機能するSiO2のガード
リング層33が形成される(工程C)。そして、金属電
極38の分割溝37への露出部と、隣設するp−i−n
接合5bの第2電極21との間に直列接続用電極39を
形成して、直列接続が完成する(工程D)。この直列接
続用電極39は第2電極21と接触しておれば事足りる
が、より電流の収集効率を高くする為に、第2電極21
上の全面にわたって櫛型に形成した金属電極や、ITO
やSnO2 等の透明導電材料による全面電極でもよい。
以上のように、本発明に適用しうる集積化薄膜多結晶シ
リコン太陽電池の製造工程は、そのパターンニングにレ
ーザーを用いるというだけのものではなく、パターンニ
ングとp−i−nまたはp−n接合端面のカードリング
の形成を、分割溝37のレーザー溶断時に同時に行うと
いう特徴的なものである。
【0050】以上の実施例では、第1および第2の光起
電力単位層3,5にシリコン系の半導体材料を用いた例
を示したが、例えば、シリコンゲルマニウムやその他の
化合物半導体材料等、光学的禁制帯幅の異なる複数の材
料の組み合わせであってもよいし、絶縁層13として
は、例示したSiO2 以外にもY2 3 やSi3 4
でもよく、また透明導電材料としても、例示したSnO
2 以外にITOやZnOであってもよく、特に本実施例
に限定されるものではない。加えて、第1の光起電力単
位層に非晶質シリコンを用いる場合には、光入射側をp
層にすることで、より高い出力特性が得られる。これ
は、通常の成膜条件下で得られるi型非晶質シリコン
が、若干n型にシフトしていることに起因する。すなわ
ち、膜質の変動によっては、n層がi層に対するオーミ
ック接触層として機能する場合があるので、非晶質シリ
コンが短波長光の吸収特性が優れていることから、より
浅い部分に接合特性に優れるp/i界面が存在する方が
望ましいからである。
【0051】また図1、図4〜図7において、ガラス基
板1の背面、すなわち光入射側と反対の面1Bに、アル
ミニウムや銀等の反射率の高い金属薄膜を形成してもよ
い。これにより、裏面反射による光の閉じ込め効果を得
ることができ、一層の変換効率向上を図ることができ
る。
【0052】さらに、光入射側の最上部にパシベーショ
ン層を形成することが、信頼性確保の点では望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明は、光学的禁制帯幅
の異なる複数の光起電力単位層を、光の入射側に位置す
る光起電力単位層の光学的禁制帯幅が最も広くなるよう
基板上に電気的に並列に接続して重畳形成し、かつそれ
ぞれの光起電力単位層の出力電圧をほぼ等しく、さらに
光起電力単位層を基板面方向においてそれぞれ電気的に
直列接続している。従って、直列に接続された従来のタ
ンデム構造と異なり、取り出せる電流が上下層からの出
力電流の和となるので、従来のように電流制限を受ける
ことがなく、電流利得と電圧利得の両方に優れたものと
なる。しかも上述のように、一つの単位素子を構成する
複数の光起電力単位層の出力電圧がほぼ等しく、この単
位素子が基板上に直列に接続される構造であることか
ら、上下層の直列接続数の比を従来のように出力電圧の
比に基づいて設定する必要が無い為、設計の自由度が大
きくなる。さらに、複数の光起電力単位層を、非晶質系
の光活性層を有する第1の光起電力単位層と、結晶系の
光活性層を有する第2の光起電力単位層によって構成
し、しかも第1の光起電力単位層を光の入射側に設けて
いるので、広い波長範囲に対して高い感度を有すること
ができ、変換効率の大幅な向上が実現する。特に、一つ
の接合を持つ非晶質シリコンの第1の光起電力単位層
と、2つの接合が直列に接続された多結晶シリコンの第
2の光起電力単位層とを、第1の光起電力単位層が光の
入射側となるように重畳すれば、2つの光起電力単位層
の出力電圧がほぼ同じとなる。従って、ロスの無い高い
変換効率を得ることができるとともに、前述のように基
板上に直列接続するとき、2つの光起電力単位層の直列
数を設計する必要も無くなって設計自由度が向上する。
【0054】また、単位素子や光起電力単位層の単位で
ショートやオープンによる欠陥が発生した場合、欠陥を
有する単位素子の両側の接続用電極間を導電ペースト等
で短絡させることにより、集積化太陽電池として所望の
出力電流が得られるよう、簡便にリペアを行うことがで
きる。このリペアは、図4〜図7の構造では、例えば第
1の光起電力単位層の光入射側の電極と接続用電極との
間に導電ペースト等を少量塗布したり、欠陥を有する単
位素子をレーザーショットによって溶融ショートさせる
と言った、極めて簡便な方法で行うことができる。この
時には、出力電圧は欠陥の存在する単位素子の分だけ低
下するが、スペック上満足するレベルであれば使用でき
るので、製造歩留りの向上に大きく寄与し、ひいては太
陽電池のコストダウン効果となって現れる。これは、本
発明の太陽電池構造が、図4〜図7に示したように、そ
の製造工程内でパシベーション層を形成する前に、各単
位素子の両側に位置する2つの接続用電極に測定用プロ
ーブを当てることで、個々の単位素子の電気特性を個別
に測定できる構造となっているからである。これが前述
の従来例1であると、第1および第2の光起電力素子の
どの部分で欠陥が発生しているかを容易に判別すること
ができない為、特に一か所でもオープン欠陥があると、
その太陽電池は不良となってしまう。従って本発明の太
陽電池は、従来例に対して優れたコストメリットを有し
ていると言える。さらに前述のように、本発明の太陽電
池はパターン形成やガードリング層の形成にレーザーを
用いることができるので、レーザー装置を製造工程とリ
ペア工程で兼用できることから、高歩留りでかつ設備コ
ストの低い製造ラインを構築することができる。
【0055】基板側に位置する光起電力単位層が2つ以
上のp−i−nまたはp−n接合を有する場合に、これ
らを重畳形成すると、製造工程が簡略化されて低コスト
化が実現できる。また、単位素子の直列方向における長
さ当たりの出力電圧が大きくなることから、コンパクト
で高電圧の太陽電池素子が得られる。一方、これら接合
を基板の面方向に並設して直列に接続すると、出力が最
も大きくなるよう、それぞれの膜厚を単独に設定するこ
とができるので、より高い出力が得られやすい。加え
て、少々膜厚がばらついても出力電流はそれほど変動し
ないことから、出力ばらつきの少ない太陽電池を得るこ
とができる。
【0056】そして、第1の光起電力単位層に非晶質シ
リコンを用いても、光劣化が殆ど無い極めて信頼性の高
いものになるとともに、従来では到底得ることのできな
かったレベルの高い変換効率が達成できた。これより、
本発明は、非晶質シリコン太陽電池の実用化に対して、
大きなブレークスルーとなるものであると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列型集積化太陽電池の積層構造を表
す要部断面説明図
【図2】各種シリコン材料の吸収係数の波長依存性を表
す説明図
【図3】本発明の具体例における各光活性層の分光感度
特性を表す説明図
【図4】本発明の実施例1の断面説明図
【図5】本発明の実施例2の断面説明図
【図6】本発明の他の実施例の断面説明図
【図7】本発明の他の実施例の断面説明図
【図8】集積化薄膜多結晶シリコン太陽電池の形成工程
例を表す説明図
【図9】従来の並列型集積化太陽電池の断面説明図
【図10】従来の並列型太陽電池の断面説明図
【符号の説明】
1 ガラス基板 3 第1の光起電力単位層 5 第2の光起電力単位層 7 単位素子 9p+ ボトムp+ 層,第1のボトムp+ 層 9p ボトムp層 9p´第1のp+ 層 9i ボトムi層,第1のボトムi層 9i´第1のi層 9n ボトムn層,第1のボトムn層 9n´第1のn層 11p ミドルp層,第2のボトムp層 11p´第2のp+ 層 11i ミドルi層,第2のボトムi層 11i´第2のi層 11n ミドルn層,第2のボトムn層 11n´第2のi層 13 絶縁層 15p トップp層 15i トップi層 15n トップn層 17 第1電極 19 接続用電極 21 第2電極 23 並列型集積化太陽電池 25 中間電極層 27 素子分離溝 29 第1の接続用段部 31 第2の接続用段部 33 ガードリング層 35 取り出し電極 36p p層 36i i層 36n n層 37 分割溝 38 金属電極 39 直列接続用電極 40 第1単位発電膜 42 第1の光起電力素子 44 第2単位発電膜 46 第2の光起電力素子 48,50 非晶質太陽電池素子 52 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つのp−i−nまたはp−n
    接合を有する光学的禁制帯幅の異なる複数の光起電力単
    位層が、基板上に電気的に並列に接続された状態で重畳
    形成されるとともに、光の入射側に位置する光起電力単
    位層の光学的禁制帯幅が最も広く、かつそれぞれの光起
    電力単位層の出力電圧がほぼ等しく、さらに光起電力単
    位層が基板面方向においてそれぞれ電気的に直列接続さ
    れた並列型集積化太陽電池。
  2. 【請求項2】複数の光起電力単位層が、非晶質系の光活
    性層を有する第1の光起電力単位層と、結晶系の光活性
    層を有する第2の光起電力単位層であり、第1の光起電
    力単位層が光の入射側に設けられた、請求項1記載の並
    列型集積化太陽電池。
  3. 【請求項3】複数の光起電力単位層が、非晶質シリコン
    系の光活性層を有する第1の光起電力単位層と、結晶シ
    リコン系の光活性層を有する第2の光起電力単位層であ
    り、さらに第2の光起電力単位層が2つのp−i−nま
    たはp−n接合が直列に重畳接続されたタンデム構造で
    あって、第1の光起電力単位層が光の入射側最上部に設
    けられ、基板上でその面方向に配列設置された複数の第
    2の光起電力単位層上のそれぞれに第1の光起電力単位
    層が設けられて、第1および第2の光起電力単位層より
    なる複数の単位素子が構成され、第1および第2の光起
    電力単位層の一導電型側となる第1電極同士を接続した
    接続用電極が、隣設される単位素子の第1および第2の
    光起電力単位層の逆導電型側となる第2電極に接続され
    ることで複数の単位素子が電気的に直列接続された、請
    求項2記載の並列型集積化太陽電池。
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