JPH09162210A - ベアチップの封止方法および封止装置 - Google Patents

ベアチップの封止方法および封止装置

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JPH09162210A
JPH09162210A JP32029395A JP32029395A JPH09162210A JP H09162210 A JPH09162210 A JP H09162210A JP 32029395 A JP32029395 A JP 32029395A JP 32029395 A JP32029395 A JP 32029395A JP H09162210 A JPH09162210 A JP H09162210A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価かつ簡便でありながら、ベアチッ
プを封止している樹脂の頂面を略平面に形成できるベア
チップの封止方法と、同方法に使用する封止装置を提供
すること。 【解決手段】 基板1上に接合されている半導体ベア
チップ2をモールド樹脂4で封止する方法で、底面51
が略平面である凹部50が形成されている雌型5をベア
チップ2に被せてキャビティー6を形成する雌型装着工
程と、注入孔7から流動性の樹脂4’をキャビティー6
に注入して充填する樹脂注入工程と、キャビティー6で
樹脂4’を固化させてモールド樹脂4を形成する樹脂固
化工程とを有する。雌型5がテフロンなどで安価に製作
でき、樹脂注入も低圧でできるので設備費や生産コスト
が低く、頂面が略平面のモールド樹脂4によりベアチッ
プ2が基板1上に封止されている製品が安価に生産でき
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に接合され
ているBGA(ボール・グリッド・アレイ)等の半導体
ベアチップを同基板上にモールド樹脂で封止する半導体
実装技術の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】半導体ベアチップを基板上に封止する技
術には、大きく分けてモールディングとポッティングと
の二つの技術が従来からある。モールディング(トラン
スファー・モールディング)は、通常金属製の一対の鋳
型でベアチップを載せた基板を表裏両面から包み、高温
の熱硬化性樹脂を高圧で注入して固める封止技術であ
る。この封止技術によれば、出来上がり形状が型の形状
によって定まるので、比較的精密な外形の形成が可能で
ある。しかしながら、同技術は精度の高い金属製の鋳型
を必要とするので、鋳型の製造に費用や時間がかかり、
コスト面で少量生産には向かない。
【0003】一方、ポッティングは、基板上に固定され
ているベアチップの上から熱硬化性樹脂をディスペンサ
ーなどで注ぎ、ベアチップを覆う樹脂の固まりを形成す
る封止技術である。この封止技術によれば、型等を使用
することなく極めて安価に樹脂によるベアチップ封止が
できるという利点がある。しかしながら、同技術では樹
脂が覆う基板上の範囲を精密に制御することが難しいと
いう難点があり、また、ベアチップを覆う樹脂の表面が
平面で形成されないので封止後の取扱いに不都合を生じ
ていた。
【0004】前者の難点を解消する目的で、ベアチップ
を保形部材で覆い、その中央部の注入孔から低粘度の封
止材を注入して固化させたのち、上記保形部材を取り去
るベアチップ封止方法が、特開平3−257938号公
報に開示されている。しかしながら、同公報の実施例で
は気泡が排出されやすいように上記保形部材の内面が略
漏斗状に形成されているので、同公報にも樹脂の表面が
平面で形成される技術は開示されていない。それゆえ、
後者の不都合は依然として未解消のまま残っている。
【0005】すなわち、ベアチップを覆う樹脂の表面が
平面で形成されないので、次のような不都合が生じる。
第1に、封止後のベアチップをマウンタ等の真空チャッ
クで取扱うことが難しい。第2に、製品の識別用等の印
字が容易ではなく、鮮明な印字が得られ難い。第3に、
超音波探傷(SAT)による製品検査が精密でなくな
り、製品の信頼性が低下する可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の持つ不都合に鑑み、比較的安価かつ簡便でありなが
ら、ベアチップを封止している樹脂の表面(頂面)を略
平面に形成することができるベアチップの封止方法を提
供することを解決すべき課題としている。併せて、上記
封止方法を実施するためのベアチップの封止装置を提供
することをも課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために、発明者らは以下の手段を発明
した。 (本発明のベアチップの封止方法)本発明の第1手段
は、請求項1記載のベアチップの封止方法である。本手
段では、ベアチップを接合している基板の表面に当接す
る雌型を使用して樹脂によるベアチップ封止を行うの
で、表裏両面から複数の雌型を互いに接合する必要はな
い。それゆえ、雌型が精密な金型である必要はないか
ら、次のようにして安価かつ簡便に封止作業を行うこと
ができる。
【0008】すなわち、先ず雌型装着工程で、雌型の凹
部とベアチップが接合されている基板の表面との間に、
同ベアチップを覆うキャビティーが形成され、次の樹脂
注入工程で同キャビティー内に樹脂が注入される。雌型
の凹部の底面は略平面であるから、キャビティー内で樹
脂は略平面の頂面を形成した状態のまま、続く樹脂固化
工程で樹脂は硬化してモールド樹脂によるベアチップの
封止構造を形成する。樹脂の硬化後、雌型は基板から外
されて、次の基板の封止加工に繰り返し利用される(使
い捨てにしても良い)。こうして、ベアチップを基板上
に封止するモールド樹脂の頂部には、雌型凹部の底面に
対応する略平面の頂面が形成されるに至る。
【0009】したがって、本手段によれば、比較的安価
かつ簡便な封止方法でありながら、基板上にベアチップ
を封止するモールド樹脂の表面(頂面)を略平面に形成
することができるという効果がある。その結果、本方法
による封止後の製品は、略平面の頂面を生かして、真空
チャックによる取扱い・印字・超音波探傷のいずれにお
いても好都合であるから、本手段によれば安価で信頼性
の高い製品を製造することができるようになる。
【0010】本発明の第2手段は、請求項2記載のベア
チップの封止方法である。本手段では、樹脂注入工程に
おいて、キャビティーに連通している空気抜き孔を上に
して傾いているので、キャビティーの頂面に空気抜き孔
が開口している必要がない。すなわち、たとえばキャビ
ティーの側面に開口して空気抜き孔を設けておいて、同
開口が上になるようにキャビティーを傾け(すなわち基
板および雌型を傾け)、樹脂の注入を行うことができ
る。すると、樹脂注入孔に相当する樹脂の不成形部分だ
けではなく、空気抜き孔に相当する樹脂の不成形部分を
も、モールド樹脂の頂面を避けて形成することが可能に
なる。
【0011】したがって、本手段によればさらに、モー
ルド樹脂の頂面の全てを滑らかな略平面に形成すること
が可能になり、その結果、真空チャックによる取扱い・
印字・超音波探傷をいっそう容易に行うことができると
いう効果がある。特に、製造装置に要する費用が僅少な
ので、少量生産では効果が大きい。 (本発明のベアチップの封止装置)本発明の第3手段
は、請求項3記載のベアチップの封止装置である。
【0012】本手段では、対向面および内壁面により凹
部が形成されている雌型が、ベアチップが固定されてい
る基板の表面に当接面で当接し、基板表面との間にキャ
ビティーを形成する。同キャビティーには樹脂注入孔か
ら樹脂が注入され、同キャビティーが同樹脂で充填され
る。その際、同キャビティーに残っている空気は、上端
部付近の空気抜き孔から排気されるので、ボイドなどが
残ることなく同キャビティー全体が上記樹脂で充填され
る。この状態で上記樹脂を固めてモールド樹脂とし、ベ
アチップを封止させれば、同モールド樹脂の頂面には上
記対向面に対応する略平面が形成されている。
【0013】本装置の主要部である雌型は、上記基板の
表面に対向する片側分だけあれば良く、表裏両側から複
数の型で上記基板を挟む必要はない。それゆえ、上記雌
型を精密に金型で製作する必要はなく、比較的安価に雌
型の製造ができ、しかも片側分だけでモールド樹脂によ
るベアチップの封止加工の用に足りる。したがって、本
手段によれば、比較的安価かつ簡便な装置でありなが
ら、基板上にベアチップを封止するモールド樹脂の表面
(頂面)を略平面に形成することができるという効果が
ある。その結果、本装置によって基板上に封止されたベ
アチップは、略平面の頂面を生かして、真空チャックに
よる取扱い・印字・超音波探傷のいずれにおいても好都
合であるから、本手段によれば安価で信頼性の高い製品
を製造することができるようになる。特に、製造装置に
要する費用が僅少なので、少量生産では効果が大きい。
【0014】本発明の第4手段は、請求項4記載のベア
チップの封止装置である。本手段では、雌型がテフロン
(ポリテトラフルオロエチレン)から形成されているの
で、雌型の製造が容易で雌型を安価に製造することがで
きる。さらに、テフロンの各種樹脂に対する離型性が良
好であるから、ベアチップ封止後に雌型を基板から剥が
す際に、モールド樹脂と基板との間に剥離が起こりにく
い。
【0015】したがって、本手段によればさらに、より
安価に封止装置を製造できるとともに、いっそう安価で
信頼性の高い(剥離不具合が少ない)製品を生産できる
ようになるという効果がある。本発明の第5手段は、請
求項5記載のベアチップの封止装置である。本手段で
は、ベアチップ周囲の基板表面に当接する雌型の当接面
に、シール材が接合されているので、雌型と基板との間
の密閉度が向上し、キャビティーに注入された樹脂がバ
リ状にはみ出すことが防止される。
【0016】したがって、本手段によればさらに、モー
ルド樹脂のはみ出しによる不良品が減り、製品の歩留り
率が上がってコストダウンになるという効果がある。本
発明の第6手段は、請求項6記載のベアチップの封止装
置である。本手段では、注入孔と空気抜き孔とが略平面
の対向面を挟んで互いに離れて配置されているので、対
向面に対応するモールド樹脂の頂面のほぼ全体が略平面
で形成される。そればかりではなく、注入孔からキャビ
ティーに注入される樹脂がキャビティー全体に充満した
のちに空気抜き孔に達するので、ボイドを形成すること
なくモールド樹脂の形成が行われる。
【0017】したがって、本手段によればさらに、より
広い略平面がモールド樹脂の頂面に形成されて好都合で
あるばかりでなく、モールド樹脂中のボイドの発生が減
って製品の歩留り率が向上し、信頼性が増すという効果
がある。なお、上記各手段の樹脂注入孔および空気抜き
孔については、一つの貫通孔が両者を兼用していても良
い。
【0018】また、必要に応じて空気抜き孔に真空排気
手段が接続されていて、キャビティー内の圧力をあまり
高めることなく樹脂の注入ができるようにしてもよい。
こうすれば、粘性のやや高めの樹脂の注入が容易にな
る。
【0019】
〔実施例1〕
(実施例1の封止装置の構成)本発明の実施例1として
のベアチップの封止装置は、図1に示すように、基板1
上に接合されている半導体ベアチップ2をモールド樹脂
4(図3参照)で封止する装置である。本装置は、ベア
チップ2周辺の基板1の表面11に当接して一時的に固
定され基板1との間にキャビティー6を形成する雌型5
と、キャビティー6に樹脂を注入する樹脂注入手段(図
示せず)とを備えており、雌型5に特徴がある。
【0020】すなわち、雌型5は、テフロンからなる成
形体またはブロックからの削出し成形品であり、基板1
の表面11に対向してキャビティー6を形成する凹部5
0をもつ一体部材である。雌型5には、ベアチップ2の
周囲の基板1の表面11に当接する平面である当接面
(端面)53と、基板1の表面11に対し平行に対向す
る平面である対向面(凹部50の底面)51と、対向面
51の外周と当接面53とを連接する内壁面52とが形
成されている。対向面51は略正方形であり、対向面5
1に四方で接する内壁面52は、型抜きが楽であるよう
に斜面で形成されている(必ずしも平面であるを要さな
い)。凹部50は、対向面51および四方の内壁面52
から形成されている。また、四方の内壁面52と当接面
53とが互いに接する開口縁は、正方形をしている。
【0021】さらに、雌型5には、対向面51を挟んで
互いに対角に離間(図3参照)し、対向面51に隣接す
る内壁面52に開口する注入孔7および空気抜き孔8が
形成されており、それぞれキャビティー6に連通してい
る。注入孔7および空気抜き孔8は、それぞれ内周面が
円筒面である貫通孔で、当接面53(または水平線)に
対して垂直に設けられており、両者ともキャビティー6
の上端部付近に隣接して開口している。注入孔7は、流
動性のある樹脂4’(図2参照)を樹脂注入手段(図示
せず)からキャビティー6に注入する際の流路であり、
空気抜き孔8は、その際にキャビティー6中の空気を逃
がすための排気孔である。注入孔7の内径は、空気抜き
孔8の内径よりも太い。
【0022】一方、前述の雌型5に当接する基板1は、
ガラス・クロスにエポキシ樹脂を含浸させて固めた合成
樹脂(通称ガラエポ)製の板材である。基板1の表面1
1には、ベアチップ2が接合されているとともに、ベア
チップ2からその周囲の配線(図示せず)に接続する多
数のボンディング・ワイヤ(金線)3が配設されている
(BGA等でもよい)。ベアチップ2およびワイヤ3
は、雌型5の凹部50と基板1の表面11との間に形成
されるキャビティー6に収容されて、モールド樹脂4に
よる封止を待つ。ワイヤ3の外周端部と当接面53に形
成されている上記開口縁との間には、所定の距離が確保
されており、同様にベアチップ2およびワイヤ3と対向
面51および内壁面52との間にも、所定の距離が確保
されている。
【0023】なお、図1は、図3に示すモールド樹脂4
(キャビティー6に対応)の対偶の突起47,48を垂
直面に沿って切断する斜め方向の断面図である。したが
って、キャビティー6の両側には内側面52ではなく、
二つの内側面52が交差して形成する縁(または辺)が
描かれ、キャビティー6の中心部には上下に二つの内側
面52が交差して形成する他の縁が描かれるのが正確で
ある。しかし、図1は理解を容易にする目的で模式的に
表現しており、内側壁52については、対向面51の四
辺のうち二辺に平行に断面を取ったかのように描かれて
いる。図2、図5〜図9についても同様である。
【0024】(実施例1の封止方法)本発明の実施例1
としてのベアチップの封止方法は、前述のベアチップの
封止装置を使用して、基板1上に接合されている半導体
ベアチップ2をモールド樹脂4で封止する封止構造の製
造方法である。本方法は、図2(a)〜(d)に示すよ
うに、順に雌型装着工程と樹脂注入工程と樹脂硬化工程
とを有し、基板1およびモールド樹脂4から雌型5を剥
離させて終了する。
【0025】すなわち、第1に雌型装着工程では、図2
(a)に示すように、前述のように底面51が平面であ
る凹部50が形成されている雌型5がベアチップ2に被
せられ、雌型5の端面53が基板1の表面11に当接し
て密着する。すると、凹部50と基板1の表面11との
間にキャビティー6が形成される。この際、テフロン製
の雌型5は適度な弾性を有し、その端面(当接面)53
と基板表面11との間は水密に密着するので、注入孔7
および空気抜き孔8を除いてキャビティー6は密封され
る。この状態でクリップ(図示せず)により四方を止め
られ、雌型5および基板1は互いに固定される。
【0026】第2に樹脂注入工程では、図2(b)に示
すように、樹脂注入手段(図示せず)から凹部50に開
口している注入孔7を通じて、流動性の樹脂4’がキャ
ビティー6に注入され、徐々にキャビティー6を充填し
ていく。この際、樹脂4’は通常のエポキシ樹脂を主成
分とする硬化前の樹脂であり、適当な温度に加熱されて
流動性が増しているので、キャビティー6の中央部に位
置するベアチップ2およびワイヤ3の細部にも回り込ん
でこれらを基板表面11上に封止する。また、トランス
ファー・モールド法と異なり、本方法では樹脂4’の注
入に高い圧力を要さず、比較的低圧で樹脂4’の注入が
行われる。
【0027】ここで、雌型5に設けられた注入孔7と空
気抜き孔8とは、前述のように、対向面(底面)51の
対偶に位置しており、かつ、空気抜き孔8はキャビティ
ー6の最上部に開口している。それゆえ、注入された樹
脂4’が空気抜き孔8に達する頃には、樹脂4’はキャ
ビティー6の全体に行き渡っており、キャビティー6は
ボイドを残すことなく充填されている。
【0028】第3に樹脂硬化工程では、図2(c)に示
すように、キャビティー6が前述の樹脂4’で充填され
ている状態で温度管理し、適正な時間をかけて流動性の
樹脂4’を固化させる。固化したモールド樹脂4は、基
板表面11に接着して自らを固定しており、樹脂4内部
にベアチップ2およびワイヤ3を気密に封止している。
すなわち、本工程では、キャビティー6で樹脂4’を固
化させることにより、基板1上にベアチップ2を封止す
るモールド樹脂4が形成される。
【0029】最後に、前述の樹脂硬化工程終了後に、基
板1と雌型5とを互いに止めていたクリップ(図示せ
ず)を外し、図2(d)に示すように、基板1およびモ
ールド樹脂4から雌型5を剥がして、本実施例の封止方
法は終了する。雌型5を剥がす際、テフロンからなる凹
部50の各面51,52は、容易にエポキシ樹脂である
モールド樹脂4から剥離する。このように離型性は良好
であるから、モールド樹脂4と基板表面11との間に剥
離不具合が生じることは、まずあり得ない。
【0030】(実施例1の効果)以上の本実施例のベア
チップの封止装置および封止方法によって製造された製
品(ベアチップ封止構造をもつ基板)においては、図3
に示すように、モールド樹脂4の頂面41のほとんど全
てが平面である。すなわち、注入孔7および空気抜き孔
8の中で形成された突起部47,48が対偶にある他
は、略正方形の頂面41の全てが、雌型5の対向面51
に対応して平面で形成されている。頂面41の四辺から
は、斜面である側面42が基板表面11まで続いてお
り、方形の陵状の立体がモールド樹脂4によって形成さ
れている。
【0031】前述のように、基板表面11に平行な広い
平面で頂面41が形成されているので、本発明によって
封止された後の製品は、スタンプによる印字・真空チャ
ックによる取扱い・超音波探傷のいずれにおいても好都
合である。すなわち、図4(a)に示すように、モール
ド樹脂4の頂面41が広い平面であれば、スタンプSに
よる品番等の印字が容易であり、印字された文字等が鮮
明になる。また、図4(b)に示すように、真空チャッ
クCによって頂面41を吸着して基板1を含む製品を取
り扱うのに好都合で、ベアチップの封止以降の下流工程
の自動化が容易になる。さらに、超音波探傷(SAT)
によるモールド樹脂4内部のボイドや剥離などの不具合
の発見が容易になり、製品の信頼性の向上にもつながる
という効果がある。
【0032】以上の利点をもつモールド樹脂4を、安価
な雌型5を使用して製造できることと、製造コストも低
減できることとに、本発明の最も大きな効果がある。す
なわち、雌型5は、形状精度があまり要求されないうえ
に、加工の容易なテフロン製であるから、安価かつ容易
に製造できる。また、流動性の樹脂4’の注入に高圧を
要しないから、樹脂注入手段(図示せず)は簡便で安価
な装置で済む。さらに、空気抜き孔8がキャビティー6
の上端部付近にあるからボイドの発生が少ないうえに、
離型性がよく剥離不具合が発生しにくいので、製品の歩
留り率も良い。以上の効果が相まって、本実施例のベア
チップの封止装置および封止方法によれば、基板1上に
ベアチップ2をモールド樹脂4で封止した製品を、より
安価に製造することができるという効果がある。
【0033】(実施例1の変形態様1)本変形態様のベ
アチップの封止装置は、図5に示すように、雌型5の端
面(当接面)53にシール材54が接合されている点
が、実施例1と異なる。シール材54は、シリコーンゴ
ムの薄板からなり、当接面53と基板表面11との間の
水密性を改善し、樹脂注入工程で、基板表面11に多少
の凹凸があっても樹脂4’が漏れないようにする作用が
ある。
【0034】また、雌型5の注入孔7および空気抜き孔
8が、対向面(凹部50の底面)51に垂直に開口する
位置に形成されていて、雌型5の製造がなお容易になっ
ており、雌型5の製造コストはいっそう安価になってい
る。もちろん、注入孔7および空気抜き孔8は、モール
ド樹脂4の頂面41の一部に形成される突起部がその後
の工程で邪魔にならない位置に設けられている。
【0035】(実施例1の変形態様2)前述の樹脂注入
工程において、空気抜き孔8から強制排気しながら樹脂
注入を行うこともできる。すなわち、空気抜き孔8に真
空タンクなどの真空排気手段(図示せず)が接続されて
いて、キャビティー9の圧力をあまり高めることなく樹
脂注入ができるようにしてもよい。こうすれば、粘性の
やや高めの樹脂4’の注入が容易になり、キャビティー
6の圧力が高まりすぎてバリを生じることが防止され
る。
【0036】あるいは、空気抜き孔8のない(または注
入孔7が空気抜き孔8を兼ねている)雌型5を使用する
手段もある。本手段では、樹脂注入と空気抜きとを同時
にする方法と、予め真空引きした上で樹脂注入を行う方
法とがある。前者では、やや太めの内径をもつ注入孔7
が、キャビティー6の上端部付近の凹部50に開口して
いる雌型5を使用し、キャビティー6に注入孔7からパ
イプを挿入して樹脂4’を注入する。キャビティー6の
空気は、同パイプの外周面と注入孔7の内周面との間の
隙間から自然に排気されて、実施例1と同様にキャビテ
ィー6には樹脂4’が充填される。本方法では、製品の
モールド樹脂4の表面に空気抜き孔8による突起48が
無いという利点がある。
【0037】後者では、樹脂注入工程の最初に予め真空
引きが行われる。すなわち、注入孔7から真空引きし、
予めキャビティー6を略真空状態にしたのち、樹脂4’
を加圧注入する。その際、樹脂4’に含まれる揮発成分
が沸騰してボイドを形成しないうちに、速やかに樹脂注
入を終えることが肝要である。本方法では、製品のモー
ルド樹脂4の表面に空気抜き孔8による突起48が無い
上に、注入孔7も細くて済むので注入孔7による突起4
7も小さいという利点がある。
【0038】(実施例1の変形態様3)盤状の固定手段
に、前述の実施例1およびその変形態様1,2のうちい
ずれかの雌型5,5Aを複数個、配設固定し、実施例1
の基板1より広い一つの基板上の複数個のベアチップ2
を封止する変形態様も可能である。本変形態様では、各
ベアチップ2を一度に樹脂4で封止してしまう方法と、
順次封止していく方法とを選ぶことができる。
【0039】(実施例1の変形態様4)本実施例の変形
態様として、図6に示すように、前述の実施例1の雌型
5が平面上に複数個一体に形成され、端面53に凹部5
0が複数個開口している雌型500を使用することも可
能である。ここで、基板1と雌型5とは、治具(図示せ
ず)で互いに押さえつけられて当接固定されている。
【0040】本変形態様によれば、複数個の基板1上の
ベアチップ2のモールド樹脂4による封止を一度にして
しまうことが可能になり、生産性が向上する。また、本
変形態様は、製品の大量生産に好適である。 (実施例1のその他の変形態様)前述の各変形態様の他
にも、基板1の材料をセラミック等に変更した変形態様
や、雌型5の材料をシリコーン樹脂に変えた変形態様な
ど、その他の材料に変えた変形態様がある。あるいは、
モールド樹脂4の材料をシリコーンゴムに変えた変形態
様も可能であり、この場合、シール材54なしに極めて
高い水密性が得られる。このように、基板1や雌型5ま
たはモールド樹脂4などの材料を適宜変更し、最良の組
み合わせで本実施例の変形態様を作ることができる。
【0041】なお、実施例1およびその全ての変形態様
のうちいずれかにおいて、対向面51および頂面41
は、略正方形である必要はなく、設計上の必要等に応じ
て長方形や円、長円、楕円、多角形などの種々の形を取
ることができる。このことは、以下の実施例2、実施例
3およびその変形態様に対しても同様である。 〔実施例2〕実施例2としてのベアチップの封止方法お
よび封止装置においては、図7に示すように、雌型5B
の凹部50’の底面(対向面)51’が、端面(当接
面)53に対して平行ではなく、傾いている。底面5
1’は略正方形の平面であり、底面51’の上端部に空
気抜き孔8が開口しており、その対偶の下端部に注入孔
7が開口している。
【0042】本実施例では、樹脂注入工程は、基板1が
水平に置かれた状態で行われる。すると、キャビティー
6に樹脂4’が充填されるに連れて樹脂4’の表面(水
面に相当)は上昇し、空気を残すことなくキャビティー
6の上端部に追い詰めて、空気抜き孔8から排気する。
したがって、底面51’によって形成されるモールド樹
脂4の頂面41’(図示せず)に気泡(ボイド)が残る
可能性がいっそう少なくなり歩留りが改善されるという
効果がある。
【0043】本実施例についても、実施例1に対する前
述の各実施例に相当する変形態様が可能である。 〔実施例3〕実施例3としてのベアチップの封止装置お
よび封止方法では、図8に示すように、樹脂注入工程に
おいて、基板1および雌型5Cが水平面Lに対して傾い
て設置されている。
【0044】空気抜き孔8は、水平面Lに対して垂直な
貫通孔で、雌型5Cの凹部50のその状態での上端部
(底面51と二つの内側面52とが交差する角部)に開
口している。逆に言えば、傾ける方向は、凹部50の中
で空気抜き孔8が開口している角部がキャビティー6の
頂上になる方向である。したがって、対向面51と当接
面53の開口部とは略正方形であるが、側面図を描くと
菱形に投影される。なお、本実施例において、傾斜角i
の適正な範囲は、十分な傾斜が対向面51に得られ、か
つ、二つの内側面52の交差する縁のうち上側に位置す
る縁の傾きが不都合に小さくならない程度である。
【0045】一方、注入孔7’は、当接面53の一部が
切り欠かれて溝状に形成されており、キャビティー6の
下端部に開口している。したがって、注入孔7’は、キ
ャビティー6空間のうち、空気抜き孔8から最も遠い角
部に開口している。以上の構成の雌型5Cを使用して樹
脂注入工程が行われると、キャビティー6下端部の注入
孔7’から注入された樹脂4’は、気泡(ボイド)を残
すことなくキャビティー6に充満し、キャビティー6上
端部の空気抜き孔8の開口にまで達する。それゆえ、形
成されるモールド樹脂4(図示せず)の頂面には、一角
に空気抜き孔8に起因する小さな突起を残すのみであ
り、頂面のほとんど全てがボイドのない平面で形成され
る。
【0046】(実施例3の変形態様1)本実施例におい
て、図9に示すように、空気抜き孔8”の開口を対向面
51に隣接する角部から当接面53に隣接する角部に移
し、傾斜角iを直角程度に設定した変形態様が可能であ
る。本変形態様では、雌型5Dの注入孔7”および空気
抜き孔8”は、ともに内周面が円筒状の貫通孔であり、
当接面53に隣接する二つの内側面52の交差する縁の
端に開口している。したがって、雌型5Dの傾斜角iが
直角の状態で樹脂注入工程が行われると、形成されるモ
ールド樹脂4(図示せず)の頂面には、注入孔7”や空
気抜き孔8”に起因する突起が全くなく、同頂面は全て
平面で形成されるという効果がある。また、モールド樹
脂4の周辺の基板表面11に、注入孔7”に起因するバ
リが付着することがないのも好都合である。
【0047】(実施例3のその他の変形態様)本実施例
やその変形態様1についても、実施例1に対する前述の
各実施例に相当する変形態様が可能である。なお、傾斜
角iを180度程度とし、基板1および雌型5が転覆し
た状態で樹脂注入工程を行う変形態様も可能であるが、
基板表面11に接するモールド樹脂4の界面に剥離やボ
イド等の不具合が発生しやすいので注意が必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のベアチップの封止装置の構成と作
用を示す側断面図
【図2】 実施例1のベアチップの封止方法を示す組図 (a)雌型装着工程を示す側断面図 (b)樹脂注入工程を示す側断面図 (c)樹脂硬化工程を示す側断面図 (d)雌型を離す工程を示す側断面図
【図3】 実施例1により形成されるモールド樹脂の形
状を示す斜視図
【図4】 実施例1の効果を説明するための組図 (a)印字の工程を示す斜視図 (b)真空チャックによる取扱いを示す側面図
【図5】 実施例1の変形態様1のベアチップの封止装
置を示す側断面図
【図6】 実施例1の変形態様4のベアチップの封止装
置を示す側断面図
【図7】 実施例2のベアチップの封止装置の構成を示
す側断面図
【図8】 実施例3のベアチップの封止装置及び封止方
法を示す側断面図
【図9】 実施例3の変形態様1のベアチップの封止方
法を示す側断面図
【符号の説明】
1:基板 11:表面 2:半導体ベアチップ 3:ボンディング・ワイヤ 4:モールド樹脂 4’:流動性のある樹脂 41:頂面 42:側面 47,48:突起部 5,5A,5B,5C,5D,500:雌型 50,
50’:凹部 51,51’:対向面(凹部50,50’の底面) 52:内壁面 53:当接面(端面) 6:キャビティー 7,7’,7”:注入孔 8,8’,8”:空気抜き
孔 i:傾斜角 C:真空チャック S:スタンプ
L:水平面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に接合されている半導体ベアチップ
    をモールド樹脂で封止する方法であって、 底面が略平面である凹部が形成されている雌型を前記ベ
    アチップに被せ、該雌型の端面を前記基板の表面に密着
    させて、該凹部と該基板の表面との間にキャビティーを
    形成する雌型装着工程と、 該凹部に開口している注入孔から流動性の樹脂を該キャ
    ビティー内に注入し、該キャビティーを該樹脂で充填す
    る樹脂注入工程と、 該キャビティー内で該樹脂を固化させ、該基板上に該ベ
    アチップを封止するモールド樹脂を形成する樹脂固化工
    程と、を有することを特徴とするベアチップの封止方
    法。
  2. 【請求項2】前記樹脂注入工程において、前記基板およ
    び前記雌型が水平面に対して傾いており、該雌型の該凹
    部に開口し前記キャビティーに連通している空気抜き孔
    を上にして、前記樹脂の注入および充填が行われる請求
    項1記載のベアチップの封止方法。
  3. 【請求項3】基板上に接合されている半導体ベアチップ
    をモールド樹脂で封止する装置であって、 前記ベアチップ周辺の前記基板の表面に当接して一時的
    に固定され該基板との間にキャビティーを形成する雌型
    と、該キャビティー内に樹脂を注入する樹脂注入手段と
    を備えており、 該雌型には、 該ベアチップの周囲の該基板の表面に当接し該樹脂をシ
    ールする当接面と、 該基板の該表面に対し略平行に対向する略平面である対
    向面と、 該対向面の外周と該当接面とを連接する内壁面と、 該対向面および該内壁面のうちいずれかに開口し該キャ
    ビティーに連通する樹脂注入孔と、 該対向面および該内壁面のうちいずれかの上端部付近に
    開口し該キャビティーに連通する空気抜き孔と、が形成
    されていることを特徴とするベアチップの封止装置。
  4. 【請求項4】前記雌型は、テフロン製である請求項3記
    載のベアチップの封止装置。
  5. 【請求項5】前記雌型は、前記当接面に接合されている
    シール材を有する請求項3記載のベアチップの封止装
    置。
  6. 【請求項6】前記注入孔と前記空気抜き孔とは、前記対
    向面を挟んで互いに離間した位置の該対向面または前記
    内壁面にそれぞれ開口している請求項3記載のベアチッ
    プの封止装置。
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