JPH09162138A - レーザーアニール方法およびレーザーアニール装置 - Google Patents

レーザーアニール方法およびレーザーアニール装置

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JPH09162138A
JPH09162138A JP34449495A JP34449495A JPH09162138A JP H09162138 A JPH09162138 A JP H09162138A JP 34449495 A JP34449495 A JP 34449495A JP 34449495 A JP34449495 A JP 34449495A JP H09162138 A JPH09162138 A JP H09162138A
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laser
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film
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直人 楠本
Toru Takayama
徹 高山
Masahito Yonezawa
雅人 米澤
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非単結晶半導体膜にレーザー光を照射してレ
ーザーアニールを行うに際し、非単結晶半導体膜上面の
上面の有機物を除去しつつ、良好な結晶化を行う。 【構成】 オゾン雰囲気中にて、レーザーアニールを行
う。特に、オゾン雰囲気中でのレーザーアニールを、非
単結晶珪素膜に対して行うことで、該膜の結晶性、均質
性が向上する。また、オゾンによって、珪素膜の表面に
存在する有機物を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書で開示する発明は、
被処理基体をアニールするためのレーザー照射を行なう
方法および装置に関する。また、レーザー照射による半
導体膜の結晶化または結晶化の助長を行う方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、珪素膜等の半導体膜にレーザ
光を照射して、結晶化や結晶化を助長する技術が知られ
ている。
【0003】例えば、ガラス基板等の絶縁基板上にプラ
ズマCVD法等で非晶質や結晶性の珪素膜を成膜し、そ
れに対してレーザー光を照射することにより、結晶性珪
素膜に変成する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体膜表面に、何ら
かの理由で有機物が付着した状態でレーザーアニールが
行われると、有機物またはそれを構成する成分が膜中に
混入してしまい、膜質が低下してしまう。
【0005】半導体膜は、極微量な不純物の混入で、そ
の特性が大きく変化する。従って、有機物が付着した状
態でレーザーアニールを行うと、有機物が付着していた
領域の結晶性が低下したり、所望の膜特性が得られなか
ったり、膜面内において特性が不均一となるなどの問題
が生じる。
【0006】この問題に対し、レーザーアニール前に種
々の洗浄工程を行うことが実施されている。しかし、洗
浄によっては充分な効果を得ることができないのが現状
である。
【0007】本明細書で開示する発明は、非単結晶半導
体膜に対するレーザー光の照射による結晶化やアニール
の工程において、非単結晶半導体膜の表面に付着してい
る有機物の影響を排除することを課題とする。
【0008】具体的には、レーザー光の照射により非単
結晶半導体膜を結晶化する工程において、非単結晶半導
体膜の表面に付着している有機物の影響によって、得ら
れる膜の結晶性が阻害されたり、効果の再現性が阻害さ
れたりすることを防ぐことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
は、非単結晶半導体膜の表面をオゾンによって処理させ
ながらレーザー光の照射によりアニールを行うことを特
徴とする。
【0010】レーザー光の照射によるアニール効果を高
めるには、100〜500℃程度の加熱を被照射面に対
して行う必要がある。この際、加熱を均一なものとする
ために雰囲気の50%以上をヘリウムとすることが好ま
しい。
【0011】またアニール対象が珪素膜の場合は、上記
オゾンとヘリウムとの混合雰囲気中に水素を添加するこ
とが有効となる。これは、レーザー光の照射と同時に水
素が添加された雰囲気中での加熱処理を同時に行うこと
ができ、珪素膜の表面やその内部に存在する不対結合手
を中和させることができるからである。
【0012】珪素膜に対するレーザー光の照射をオゾン
雰囲気中で行った場合、珪素膜の表面に酸化膜を形成し
ながらのアニールが行われる。この酸化膜は、珪素膜の
表面を覆い保護する機能を有するもので、レーザー光の
照射に従って、珪素膜の表面から飛翔物が飛んだり、ま
たそれに伴う表面の荒れを抑制する役割がある。
【0013】また、オゾンを選択的にレーザー光の被照
射領域に供給できるようにすることで、その効果をさら
に高めることができる。
【0014】本明細書に開示する発明におけるレーザー
光としては、連続発振レーザー、パルスレーザー等を用
いることができる。特にパルス発振レーザーを用いるこ
とは好ましい。また、エキシマレーザー等のパルス発振
レーザーを用いることは極めて好ましい。
【0015】オゾン含有雰囲気としては、オゾン100
%の他に、酸素やアルゴンを含有させてもよい。オゾン
/酸素の混合気体と不活性ガスとの混合雰囲気であって
もよい。
【0016】オゾン含有雰囲気を形成する手段として
は、一般的なオゾン生成装置を用いることができる。ま
たレーザー処理がなされる室内またはその一部を酸素雰
囲気とし、この雰囲気を構成する酸素に対して紫外光を
照射することでオゾンを生成させてもよい。
【0017】即ち、レーザー光の照射手段とは別に、オ
ゾンを発生させるのに最適な波長を有する紫外光を発生
するUVランプを配置し、レーザー光の照射と同時進行
でオゾンを発生させる構成とするのである。
【0018】このような構成とすることによって、オゾ
ンの発生効率や供給効率を高めることができる。
【0019】また、レーザー光の被照射面に上記紫外光
が照射されるようにすることで、被照射面を活性化させ
ることができ、オゾンによる有機物の除去効果をさらに
助長することができる。
【0020】特に上記紫外線の照射を併用する方法にお
いては、レーザー光の波長や種類をレーザーアニールに
最適な波長で選択し、紫外光をオゾンの発生に最適な波
長に選択することができる。このような構成とすること
で作業効率や効果を高めることはできる。
【0021】レーザー光の照射による非単結晶半導体膜
の表面に対するアニールの際に雰囲気をオゾン含有雰囲
気とすることにより、 ・半導体膜表面における有機物の除去 ・半導体膜表面に酸化膜が形成されることによる結晶性
の向上 ・半導体膜表面の荒れの防止 といった効果を得、良質な結晶性半導体膜を得ることが
できる。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例では、レーザー光の照射をオゾン
雰囲気中で照射することができるレーザー照射装置につ
いて示す。
【0023】図1に本実施例で示すレーザー照射装置の
断面の概要を示す。またその上面図を図2に示す。図1
において、101はレーザー照射室である。レーザー照
射室101は外部から遮蔽され、減圧状態に保つことも
できる構成となっている。
【0024】レーザー光はレーザー照射装置102で発
振され、光学系112により断面形状が線状に加工され
る。そしてミラー103で反射され、石英で構成された
窓104を介して被処理基板301に照射される。
【0025】レーザー発振装置102としては、XeC
lエキシマレーザー(波長308nm)を発振するもの
を用いる。他に、KrFエキシマレーザー(波長248
nm)を用いることができる。
【0026】被処理基板301は、台106上に設けら
れたステージ111上に配置され、台106内に設置さ
れたヒーターによって、所定の温度(室温〜700℃、
好ましくは100〜500℃)に保たれる。
【0027】台106は、移動機構107によって、線
状レーザー光の線方向に対して直角の方向に移動され、
被処理基板301上面に対しレーザービームを走査しな
がら照射することを可能としている。
【0028】レーザー照射室101は、真空排気ポンプ
108を備えており、必要に応じて内部を減圧状態また
は真空状態にすることができる。
【0029】レーザー照射室101は、オゾン生成装置
109と酸素供給部110を有している。オゾン生成装
置109は、酸素供給部110より供給される酸素から
オゾンを生成する。そして、オゾンと酸素が混合された
オゾン含有気体がレーザー照射室101内に導入され、
オゾン含有雰囲気を形成する。
【0030】必要に応じて、酸素や他の不活性気体を導
入するための別の気体供給部を設けてもよい。
【0031】特に加熱を併用する場合には、ヘリウムを
雰囲気の50%以上の割合で混合させることが有効にな
る。
【0032】実験によると、ヘリウム100%雰囲気に
おける加熱では、試料を加熱し始めてから所定の温度に
安定するまでの時間が、酸素(オゾン)雰囲気である場
合に比較して6割程度に短縮することが確かめられてい
る。
【0033】加熱温度を所定の温度に安定させるのは、
レーザー照射工程全体の20%〜50%を閉めるもので
あり、その所要時間を短縮することは、レーザーアニー
ル工程の短縮化に大きな寄与をする。
【0034】レーザー照射室101は、ゲイトバルブ4
01を有し、他の処理室との接続を可能なものとしてい
る。また必要に応じて、ゲイトバルブ401を介して基
板(試料)の出し入れを行うことができる構成となって
いる。
【0035】図1及び図2に示す装置は、雰囲気をオゾ
ンを含有した雰囲気またはその減圧雰囲気とした状態
で、基板301上の非単結晶半導体膜に対してレーザー
光の照射を行うことができる。
【0036】このような構成においては、オゾンの作用
によって非単結晶半導体膜上の有機物が酸化除去され、
膜中に有機物が混入することを防ぎ、かつ良好な結晶化
を行うことができる。
【0037】〔実施例2〕本実施例は、実施例1に示し
たレーザー照射装置を用いてガラス基板上に薄膜トラン
ジスタを作製する場合の例を示す。
【0038】図3に、実施例の作製工程を示す。まず、
被処理基板301として127mm角のコーニング17
37ガラス基板を用意する。
【0039】そして基板301上に下地膜としての酸化
珪素膜302を2000Åの厚さに成膜する。成膜方法
は、プラズマCVD法を用いる。次に図示しない非晶質
珪素膜を500Åの厚さにプラズマCVD法により成膜
する。
【0040】次に10ppm程度の酢酸ニッケル水溶液
をスピンコート法により、非晶質珪素膜上に塗布し、ニ
ッケル元素が非晶質珪素膜の表面に接して保持された状
態とする。このニッケルを用いた結晶化技術の詳細につ
いては、特開平6−244104号に記載されている。
【0041】この状態において、600℃、4時間の加
熱処理を水素含有雰囲気(即ち還元雰囲気)中で行う。
この加熱処理により、非晶質珪素膜は結晶化し結晶性珪
素膜303(図3(A))へと変成される。
【0042】なお、最終的に膜中に残留するニッケル元
素の濃度は、1×1015〜5×1019原子/cm3 の範
囲内に収まることが望ましい。
【0043】このようにして結晶性珪素膜303が得ら
れる。次に得られた結晶性珪素膜303の結晶性をさら
に高めるために、エキシマレーザーを用いてレーザーア
ニールを行う。
【0044】レーザーアニールは図1に示す装置を用い
て行う。レーザーアニールを行うに当たっては、オゾン
雰囲気とし、大気圧下で処理を行う。大気圧以下、例え
ば0.02〜0.5Torrとしてもよい。
【0045】オゾン雰囲気は、オゾン/酸素(極力純度
の高いものが望ましい)、またはオゾンとヘリウムやア
ルゴン等の不活性ガスとの混合気体、あるいはオゾン/
酸素/不活性気体の混合気体等を用いることができる。
ここでは、オゾンを0.1〜20%、例えば1%(1気
圧)含有する酸素によりオゾン含有雰囲気を構成する。
【0046】また被処理基板301は、100℃〜60
0℃、例えば450℃の温度に加熱される。この状態に
おいて、非晶質珪素膜303の表面は、オゾン含有雰囲
気320に曝される。そして有機物が酸化除去される。
またオゾンの作用によって、その表面には極薄い酸化珪
素膜304が、数秒〜数10秒で形成される。この酸化
珪素膜304の膜厚は10〜100Å程度である。この
酸化珪素膜304は、不純物がほとんど混入されない、
極めて良質な膜である。
【0047】この状態でレーザー光の照射を行う。照射
される線状レーザー光は、照射面上で幅0.34mm×
長さ135mmの大きさを有する。エネルギー密度は1
00mJ/cm2 〜500mJ/cm2 、例えば260
mJ/cm2 とする。
【0048】このレーザー光の照射は、図1の台106
を2.5mm/sで一方向に移動させながら行う。こう
することで、線状レーザー光を走査させながら被照射面
に照射することができる。
【0049】レーザーの発振周波数は200Hzとす
る。上記の条件でレーザー光の照射を行うと、照射面の
一点において10〜50ショットのレーザー光が照射さ
れることになる。
【0050】上記の工程においては、オゾンの作用によ
って、結晶性珪素膜の表面に付着していた有機物を除去
した状態でレーザー光の照射を行うことができる。
【0051】即ち、結晶性珪素膜に付着していた有機物
はオゾンにより分離され、揮発性酸化物となって除去さ
れた状態でレーザー光の照射を行うことができる。
【0052】実施例1では、図1に示すレーザー照射室
101内部全体にオゾン含有雰囲気が充満する。従っ
て、レーザー光の照射によって被処理基板から飛翔した
有機物がレーザー照射室101の内壁や窓104の内側
に付着しても、この付着物はオゾンによってレーザーア
ニール工程中に除去される。すなわちレーザーアニール
と同時にレーザー照射室101内のクリーニングが同時
に行われる。
【0053】また酸化珪素膜304は極めて薄いため、
複数回のパルスレーザー照射によりほとんどが飛散して
しまう。飛散した後に、オゾンにより新たに極薄い酸化
珪素膜が形成されることもある。
【0054】この酸化珪素膜304の形成に際しては、
その膜中に珪素膜の表面に残存している有機物が取り込
まれた状態となる。従って、レーザー光の照射によって
酸化珪素膜が飛散してしまうことにより、有機物が珪素
膜中に取り込まれることを抑制することができる。
【0055】また、レーザー光照射後にオゾンの作用に
よって形成される極薄い酸化膜は、レーザー光の照射時
に膜の内部から水素等が噴出して、膜の表面に凹凸が形
成されてしまうことを防ぐ役割も有している。
【0056】レーザーアニールの終了後は、結晶性珪素
膜303上面に酸化珪素膜が残ったり形成されたりし易
い。そこで次の工程に移る前に、HF水溶液やHFとH
22 の混合水溶液で、結晶性珪素膜303の上面を還
元させ、酸化珪素膜を除去することは好ましい。
【0057】このようにして結晶性珪素膜303に対
し、レーザーアニールが施され、その結晶性が向上され
る。(図3(B))
【0058】作製された結晶性珪素膜303は、結晶
性、膜質の均質性、また移動度等の電気的特性いずれも
優れたものとすることができる。
【0059】次に、レーザーアニールによってその結晶
性が助長された結晶性珪素膜303を用いて薄膜トラン
ジスタ(TFT)を作製する。まず結晶性珪素膜303
をエッチングして、島状領域305を形成する。この島
状領域305は後に薄膜トランジスタの活性層を構成す
ることとなる。
【0060】次に、ゲイト絶縁膜306となる酸化珪素
膜をプラズマCVD法によって厚さ1200Åの厚さに
成膜する。ここではこの酸化珪素膜を成膜するための原
料ガスとして、TEOSおよび酸素を用いる。(図3
(C))
【0061】次に、ゲイト電極を作製する。ここではま
ず図示しないアルミニウム膜をスパッタ法により、60
00Åの厚さに成膜する。なおアルミニウム膜中にスカ
ンジウムまたは珪素を0.1〜2重量%含有させる。そ
してこのアルミニウム膜をエッチングして、ゲイト電極
307を形成する。(図3(C))
【0062】次にソース/ドレイン領域を形成するため
の不純物イオンの注入を行う。ここではNチャネル型の
TFTを作製するためにP(リン)イオンの注入をイオ
ンドーピング法によって行う。
【0063】このリンイオンの注入は、ゲイト電極30
7をマスクとして行われる。ドーピング条件は、ドーピ
ングガスとして、フォスフィン(PH3 )を用い、加速
電圧を80kV、ドーズ量を1×1015原子/cm2
して行う。また基板温度は室温とする。
【0064】このドーピング工程においては、自己整合
的にチャネル形成領域310と、N型の不純物領域であ
るソース領域308、さらにドレイン領域309が形成
される。
【0065】次に、ドーピングされた不純物を活性化す
るために、再び図1に示すレーザーアニール装置を用い
て、線状レーザー光によりレーザーアニールを行う。こ
こで前記した条件のオゾン雰囲気中でレーザーアニール
を行う。(図3(E))
【0066】照射面におけるレーザー光のエネルギー密
度は、100mJ/cm2 〜350mJ/cm2 の範囲
で行う。ここでは160mJ/cm2 とする。
【0067】前述したように線状レーザービームを走査
させながら照射を行う。このようにして被照射物の一点
において20〜40ショットのレーザービームが照射さ
れるようにする。
【0068】このレーザーアニールにより、不純物が活
性化されると共に、先の不純物イオンの注入時における
損傷がアニールされる。このレーザーアニールの終了
後、窒素雰囲気中にて2時間、450℃の熱アニールを
行う。(図3(E))
【0069】次に層間絶縁膜311として酸化珪素膜を
プラズマCVD法で6000Åの厚さに成膜する。
【0070】さらに層間絶縁膜311にコンタクトホー
ルを形成し、金属材料、例えば、チタンとアルミニウム
の多層膜でもってソース電極312とドレイン電極31
3を形成する。
【0071】最後に、1気圧の水素雰囲気で、200〜
350℃の熱アニール処理を行い図3(F)に示す薄膜
トランジスタを完成させる。
【0072】このようにして、複数のNおよび/または
Pチャネル型の結晶性TFTが形成される。これらのT
FTは、Nチャネル型で70〜120cm2 /Vs、P
チャネル型で60〜90cm2 /Vsの移動度を有する
優れたものとすることができる。(図3(F))
【0073】〔比較例〕ここでは、実施例1に示すよう
なオゾン含有雰囲気中でのレーザーアニールによってそ
の結晶性が助長された結晶性珪素膜と、他の条件により
得られた結晶性珪素膜との膜質の比較を示す。
【0074】まず、オゾン含有雰囲気中ではなく、他の
雰囲気中でレーザー光の照射を行った場合の例を示す。
ここでは、 (A)空気 (B)酸素:窒素=20%:80% (C)窒素100% の3種類の雰囲気中でレーザー光の照射を行った場合の
例を示す。なお雰囲気は大気圧とし、雰囲気以外の条件
は実施例1と同じものとする。
【0075】空気雰囲気中で作製された結晶性珪素膜
は、オゾン雰囲気中で形成されたものに比べてやや低い
結晶性を有する。また、結晶性が不均一なものとなる傾
向が見られる。また移動度が低く、しかも膜面内におい
て移動度のバラツキが大きい。さらに複数毎の基板を処
理した場合、基板毎の膜特性のバラツキが大きい。
【0076】これらの原因は、基板表面の有機物が十分
に除去されず、また空気中の不純物が膜中に混入するた
めと思われる。
【0077】酸素:窒素=20%:80%雰囲気では、
空気雰囲気中に比較して、移動度は向上するものの、結
晶性の低い領域が点在するものとなってしまう。被処理
基板がレーザー照射室内に搬入されてから、結晶性珪素
膜上面の酸化珪素膜304が形成されるまでに数分程度
の時間を要する。
【0078】また窒素100%雰囲気では、膜全体の結
晶性が低い。また移動度や膜質の面内均質性も低いもの
となってしまう。
【0079】またオゾン含有雰囲気中および酸素/窒素
雰囲気で形成された結晶性珪素膜は、他の雰囲気で作製
されたものに比較して、同一エネルギー密度では高い結
晶性が得られる。
【0080】特にオゾン雰囲気を利用したものは、他の
比較例に比べて膜質が高く、また工程の再現性も高いも
のとすることができる。
【0081】〔実施例3〕本実施例は、実施例1に示す
レーザー照射装置をマルチチャンバー方式の装置へと発
展させた構成を示す。
【0082】図4に、本実施例におけるレーザーアニー
ル装置の上面図を示す。ここでは、図4に示すマルチチ
ャンバー型のレーザーアニール装置を用いる。図4にお
けるA−A’断面を示す図が図1に相当する。
【0083】図4に示す装置は、ロード/アンロード室
406とレーザー照射室101と予備加熱室408と徐
冷室410とが、基板搬送室402を介して接続された
構成となっている。
【0084】各室は気密性を有しており、必要とする雰
囲気や圧力にすることができる。また各室は、ゲイトバ
ルブ401、411、409、401によって基板搬送
室402と連結されている。
【0085】図4に示す装置において、406はロード
/アンロード室であり、処理せんとする基板(試料)の
出し入れが行われる室である。処理せんとする基板は、
ロード/アンロード室406に多数枚(例えば20枚)
が収納されたカセット毎搬入される。
【0086】カセット毎搬入された基板は、基板搬送室
402内に配置されたロボットアーム405により、一
枚づつアライメント室403に移送される。
【0087】アライメント室403には、被処理基板4
04とロボットアーム405との位置関係を修正するた
めの、アライメント機構が配置されている。アライメン
ト室403は、ロード/アンロード室406とゲイトバ
ルブ407を介して接続されている。
【0088】アライメント室403において位置調整が
なされた基板404は、ロボットアーム405によって
予備加熱室408に移送される。移送後はゲイトバルブ
409を閉鎖し気密性を維持させる。なお、装置の動作
中は全ての室を同じ圧力とし、各室間における基板の移
送に際して圧力調整をしないで済むようにすることが望
ましい。
【0089】予備加熱室408においては、レーザーア
ニールされる基板を所定の温度まで予備的に加熱する。
これはレーザー照射室101において基板加熱に要する
時間を短縮させ、スループットの向上を図るためであ
る。
【0090】また、予備的に加熱させることで膜中の水
素を離脱させ、レーザー光の照射による効果を高めるた
めでもある。この水素を離脱させる効果はアニールする
膜として非晶質珪素膜を用いる場合に顕著なものとな
る。
【0091】予備加熱室408は、その内部が円筒状の
石英で構成されている。円筒状の石英はヒーターで囲ま
れていて、その内部を加熱できる構成となっている。
【0092】また予備加熱室408は、石英で構成され
た基板ホルダーを備えている。基板ホルダーには、基板
が多数枚収容可能なサセプターが備えられている。基板
ホルダーは、エレベーターにより上下される。また予備
加熱室408と、基板搬送室402とは、ゲイトバルブ
409によって連結されている。
【0093】予備加熱室408において、所定の時間予
熱された基板は、ロボットアーム405によって基板搬
送室402に引き戻され、アライメント室403にて再
度アライメント調整がなされる。そしてロボットアーム
405によって、レーザー照射室101に移送される。
【0094】レーザー照射終了後、被処理基板404は
ロボットアーム405によって基板搬送室402に引き
出され、徐冷室410に移送される。
【0095】徐冷室410は、ゲイトバルブ411を介
して、基板搬送室402と接続されており、石英製のス
テージ上に配置された被処理基板が、ランプ、反射板か
らの赤外光を浴びながら、徐々に冷却される。
【0096】徐冷室410で徐冷された被処理基板は、
ロボットアーム405によって、ロード/アンロード室
406に移送され、カセット412に収納される。
【0097】こうして、1枚の基板に対するレーザーア
ニール工程が実施される。このようにして、上記工程を
繰り返すことにより、多数の基板に対して、連続的に一
枚づつ処理が行われる。
【0098】〔実施例4〕本実施例は、非晶質珪素膜に
対してレーザーアニールを施し、結晶性珪素膜を得る構
成に関する。本実施例においても実施例1と同様に、図
1に示すレーザー照射装置を用いる。
【0099】まず、基板として127mm角、1.1m
m厚のコーニング1737基板を用意する。この基板上
にプラズマCVD法により酸化珪素膜を2000Åの厚
さに形成し、下地膜とする。
【0100】さらに公知のプラズマCVD法で非晶質珪
素膜を500Åの厚さに形成する。その後、この基板を
レーザー照射室101(図1)内に配置する。
【0101】酸素供給部110から酸素をオゾン生成装
置109に供給し、基板が置かれたレーザー照射室10
1に対して、オゾン生成装置109からオゾン/酸素の
混合気体を導入する。レーザー照射室101内の圧力を
大気圧、または減圧下例えば0.02〜0.5Torr
に保つ。なお基板に加熱温度は100〜600℃例えば
450℃とする。
【0102】すると、基板上の非晶質珪素膜は、その表
面が酸化され、10〜100Åの酸化珪素膜が形成され
る。
【0103】同時に、非晶質珪素膜表面に付着した有機
物はオゾンにより揮発性酸化物となって除去される。
【0104】レーザー照射室101内をオゾン含有雰囲
気とした状態で、台106を移動させながら、線状レー
ザー光を非晶質珪素膜に照射する。
【0105】線状レーザー光は、照射面上で、幅0.3
4mm×長さ135mmの大きさを有する。エネルギー
密度は、100mJ/cm2 〜400mJ/cm2 、例
えば200mJ/cm2 とする。台106を2.5mm
/sで一方向に移動させながら行うことで、線状レーザ
ー光を走査させる。レーザーの発振周波数は200Hz
とする。
【0106】この場合、照射面の一点に注目すると、1
0〜50ショットのレーザー光が照射される。
【0107】このようにして、オゾン含有雰囲気中で線
状レーザー光を走査して照射することにより、非晶質珪
素膜は結晶化され、結晶性珪素膜となる。
【0108】作製された結晶性珪素膜は、清浄な膜質を
有し、かつ、結晶性、膜の均質性に優れたものとするこ
とができる。
【0109】〔実施例5〕本実施例は、実施例1に示す
装置とはオゾン雰囲気の形成領域が異なる構成に関す
る。
【0110】図5に本実施例で示すレーザー照射装置の
横断面図を示す。図6には図5の上面図を示す。図5、
図6において、図1および図2と同一部分を表示する場
合には同符号を用いている。
【0111】図5、6に示すように、本実施例において
はオゾン含有雰囲気が、被処理基板上方にのみ形成され
る。即ち、被処理基板301の移動領域上方に、フード
501が設けられている。オゾン含有気体としてオゾン
/酸素の混合気体はオゾン生成装置109からフード5
01の内部に供給され、被処理基板上面にのみオゾン含
有雰囲気を形成する。
【0112】図6に示すように、ミラー103で反射さ
れたレーザー光は、フード501の内側の領域であるレ
ーザー光照射位置502に照射される。なお、動作の方
法については、実施例1に示したものと同じである。
【0113】このような構成とした場合、レーザー処理
の最中において、同時に照射室内の洗浄を行うという効
果は低いものとなる。しかし、被処理基板上面に効果的
にオゾンを供給することができるので、図1の構成に比
較して、被照射面の有機物を除去するという効果は増大
する。
【0114】また実施例5では、フードにより被処理基
板上面にオゾンが確実に供給されるので、レーザーアニ
ールを大気圧下で行うならば、レーザー照射室は設けな
くてもよい。
【0115】図5、図6に示すレーザー照射室の構成に
おいて、特にオゾン含有気体を、フード501の上方か
ら下方に向けて流れるように供給することで、レーザー
照射により被処理基板から飛翔する有機物や無機物がレ
ーザー照射窓104に付着することも防ぐことができ
る。
【0116】また、フード501の下端部を、被処理基
板上面まで数mmと極めて近くすると、レーザー照射に
より飛翔する有機物や無機物の、フードの外部への飛翔
を防ぐことができる。結果として、これら飛翔物のレー
ザー照射室内壁への付着を防ぎ、レーザー照射室内の洗
浄を不要にすることができる。
【0117】〔実施例6〕本実施例は、実施例5に示す
構成をさらに改良し、レーザーアニールが施される被照
射面に対して効果的にオゾンを供給する構成に関する。
【0118】図7に本実施例で示すレーザー照射装置の
横断面図を示す。図8には図7の上面図を示す。図7、
図8において、図1および図2と同一部分を表示する場
合には同符号を用いている。
【0119】本実施例は、フード701は、線状レーザ
ー光照射位置702の周囲近傍を囲んで設けられてい
る。オゾン含有気体としてオゾン/酸素混合気体は、こ
のフード701内に供給される。この構成によりオゾン
は、被処理基板上のレーザー光照射位置702の近傍に
のみ供給される。
【0120】この場合、基板移動方向に対するフード7
01内部の大きさと台106の移動速度で、被処理基板
がオゾンに曝される時間を制御できる。
【0121】このような構成とした場合、レーザー光が
照射される領域およびその近傍において効果的にオゾン
を供給することができるので、被照射面の有機物を除去
するという効果は最大限得ることができる。
【0122】また、フード701内にオゾンを含まない
酸素のみを供給して、紫外光であるレーザー光を照射す
ることで、フード内の酸素をオゾン化し、被処理基板上
面にオゾンを供給することも可能である。フード701
の内部は、線幅が数mmの線状レーザー光の周囲を囲む
程度の小さい面積であるので、レーザー照射によりフー
ド内部の酸素は十分にオゾン化される。したがって、オ
ゾン生成装置109を不要とすることもできる。
【0123】また実施例6では、フードにより被処理基
板上面にオゾンが確実に供給されるので、レーザーアニ
ールを大気圧下で行うならば、レーザー照射室は設けな
くてもよい。
【0124】図7、図8に示すレーザー照射室の構成に
おいて、オゾン含有気体をフード701の上方から下方
に向けて流れるように供給することで、レーザー照射に
より被処理基板から飛翔する有機物や無機物がレーザー
照射窓104に付着することも防ぐことができる。加え
て、フードの下端が被処理基板上面から数mm程度と近
接していれば、有機物や無機物のフード外部への飛翔が
妨げられる。したがって、レーザー照射室内の洗浄工程
も不要となる。
【0125】〔実施例7〕これまでの実施例において
は、レーザー光の照射を、被処理基板がオゾン含有雰囲
気に曝されている状態で行った例を示した。他方、被処
理基板をオゾンに曝す工程を実施したあとにレーザー光
の照射を行ってもよい。
【0126】例えば、レーザー照射室において、まず被
処理基板をオゾン含有雰囲気に十分に曝す。その後、オ
ゾンの供給を停止後オゾンを排気し、レーザーアニール
を行う。
【0127】この場合、被処理面に有機物が付着しない
ような清浄な雰囲気または高真空な雰囲気を維持する必
要がある。
【0128】また、オゾン処理室を設けて、この中で被
処理基板を所定の時間オゾン含有雰囲気に曝し、その
後、清浄な雰囲気を維持したまま被処理基板をレーザー
照射室に搬送してレーザー照射を行ってもよい。
【0129】オゾン含有雰囲気に曝す工程を、レーザー
照射とは別の容器内で行う場合、被処理基板を外気に曝
さないようにし、清浄な浄囲気を維持する機能が必要と
なる。
【0130】例えば、オゾン処理室とレーザー照射室と
を、ゲイトバルブを介して接続する、いわゆるマルチチ
ャンバー構成とする必要がある。
【0131】この場合、レーザー照射時の雰囲気を水素
または水素を含有した雰囲気とすると、水素熱処理も同
時に行うことができる。またこの場合は、基板を300
〜600℃程度に加熱することが重要となる。
【0132】〔実施例8〕本実施例では、被処理基板の
被照射部をオゾンに曝し、その後にレーザー光の照射を
行う構成を示す。
【0133】図9に本実施例で示す装置の断面図を示
す。また図10に上面図を示す。図9、図10におい
て、図1および図2と同一部分を表示する場合には同符
号を用いている。
【0134】図9、図10に示すように、フード901
は、レーザー光が走査されて照射される位置の手前側に
配置されている。即ち、フード901下部を通過した領
域にレーザー光照射位置902がある構成となってい
る。
【0135】このような構成とすると、まずフード90
1下でオゾンに曝された領域に対して、その後にレーザ
ー光が照射されるものとすることができる。
【0136】この場合、基板移動方向に対するフード9
01内部の大きさと台106の移動速度で、被処理基板
がオゾンに曝される時間を制御することができる。
【0137】また実施例8では、フードにより被処理基
板上面にオゾンが確実に供給されるので、レーザーアニ
ールを大気圧下で行うならば、レーザー照射室は設けな
くてもよい。
【0138】〔実施例9〕実施例9では、レーザーアニ
ール時の試料加熱方法の他の構成を示す。図11に本実
施例で示す装置の断面図を示す。また図12に図11の
上面図を示す。図11、図12において、図7および図
8と同一部分を表示する場合には同符号を用いている。
【0139】実施例9では、図11、図12に示すよう
に、試料である基板301をステージ111上のピン1
101で支えることにより、基板301をステージ11
1上面から浮かせて配置する。すると、台106内に設
けられたヒーターで基板とステージとの間の気体が加熱
される。そして、加熱された気体により基板301が加
熱される。
【0140】このように、基板をヒータに対して所定の
間隙を有して配置し、基板の加熱を気体を介して行う。
このようにすることで、基板における熱の拡散を均一化
することができ、より面内均質性の高いレーザーアニー
ルを行うことができる。
【0141】基板301とステージ111との間隙は、
0.1〜5.0mm程度、好ましくは0.5〜2.0m
m程度とする。この間隔により、加熱効率が向上する。
この間隔が広くなりすぎると、加熱効率が低下するので
注意が必要である。
【0142】また、基板とステージとの間の気体とし
て、空気、酸素、窒素などの種々のものを用いることが
できる。特に、ヘリウムまたはヘリウムを含有する気体
は、比熱が高く、好ましい結果が得られる。
【0143】図13に本実施例で示す装置の断面図の他
の例を示す。また、図14に図13の上面図を示す。図
13、図14において、図9、図10と同一部分を表示
する場合には同符号を用いている。
【0144】図13、図14も、図11、図12と同様
に基板301をピン1301で支えて間隙を設け、ステ
ージ111上面から浮いた構成とする。すると、台10
6内に設けられたヒーターで基板とステージとの間の気
体が加熱される。そして、加熱された気体により基板3
01が面内において均質に加熱される。
【0145】ここでは、基板301をピンで支える構成
を図7、図8、および、図9、図10に対応する例で示
したが、図1、図2、あるいは図5、図6で示す構成に
おいても同様に実施できることは明らかである。
【0146】
【発明の効果】レーザー光の照射による半導体膜に対す
るアニール工程を、オゾン雰囲気で行うことにより、レ
ーザー光の照射による効果を高めることができる。
【0147】具体的には、有機物を除去し、不純物が膜
中に混入することを防ぐことができ、得られる膜質の向
上、工程の再現性の向上、といった効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例におけるレーザー照射室を示す図。
【図2】 図1の上面図。
【図3】 実施例の作製工程を示す図。
【図4】 実施例におけるレーザーアニール装置の上面
図。
【図5】 レーザー照射装置の例の横断面図。
【図6】 図5の上面図。
【図7】 レーザー照射装置の例の横断面図。
【図8】 図7の上面図。
【図9】 レーザー照射装置の例の横断面図。
【図10】図9の上面図。
【図11】レーザー照射装置の例の横断面図。
【図12】図11の上面図。
【図13】レーザー照射装置の例の横断面図。
【図14】図13の上面図。
【符号の説明】
101 レーザー照射室 102 レーザー発振装置 103 ミラー 104 窓 106 台 107 移動機構 108 真空排気ポンプ 109 オゾン生成装置 110 酸素供給部 111 ステージ 112 光学系 113 高周波発振器 301 基板 302 酸化珪素膜(下地膜) 303 結晶化珪素膜 304 酸化珪素膜 305 島状領域 306 ゲイト絶縁膜 307 ゲイト電極 308 ソース 309 ドレイン 310 チャネル形成領域 311 層間絶縁膜 312 ソース電極・配線 313 ドレイン電極・配線 320 オゾン含有雰囲気 401 ゲイトバルブ 402 基板搬送室 403 アライメント室 404 基板 405 ロボットアーム 406 ロード/アンロード室 407 ゲイトバルブ 408 予備加熱室 409 ゲイトバルブ 410 徐冷室 411 ゲイトバルブ 412 カセット 501 フード 502 レーザー照射位置 701 フード 702 レーザー光照射位置 901 フード 902 レーザー光照射位置 1101、1301 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 舜平 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非単結晶半導体膜の表面をオゾンによって
    処理させながらレーザー光の照射によりアニールを行う
    ことを特徴とするレーザーアニール方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、オゾンによって非単結
    晶半導体膜表面の有機物が除去され、同時に酸化膜が形
    成されることを特徴とするレーザーアニール方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 レーザー光の照射時において試料は加熱され、 雰囲気中にヘリウムを含有させることを特徴とするレー
    ザーアニール方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 レーザー光の照射時において試料は加熱され、 雰囲気中にヘリウムを含有させ、かつ水素を添加し、 レーザー光の照射と同時に水素加熱処理が行われること
    を特徴とするレーザーアニール方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4において、加熱手段に対し
    て所定の間隙を有して試料を配置し、気体を介して前記
    試料を加熱することを特徴とするレーザーアニール方
    法。
  6. 【請求項6】請求項5において、間隙は0.1mm〜
    5.0mmであることを特徴とするレーザーアニール方
    法。
  7. 【請求項7】請求項1において、 オゾンはオゾン発生器によって発生させることを特徴と
    するレーザーアニール方法。
  8. 【請求項8】請求項1において、オゾンはレーザー光の
    被照射面の近傍に選択的に供給されることを特徴とする
    レーザーアニール方法。
  9. 【請求項9】被照射面にレーザー光を照射する手段と、 前記被照射面に選択的にオゾンを供給する手段と、 を有することを特徴とするレーザーアニール装置。
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