JPH09162066A - 積層セラミック電子部品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法及びその製造装置

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JPH09162066A
JPH09162066A JP31505095A JP31505095A JPH09162066A JP H09162066 A JPH09162066 A JP H09162066A JP 31505095 A JP31505095 A JP 31505095A JP 31505095 A JP31505095 A JP 31505095A JP H09162066 A JPH09162066 A JP H09162066A
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green sheet
ceramic
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恵一 中尾
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恭重 清水
Yasuharu Fukui
康晴 福井
Ryo Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層セラミック電子部品の印刷と積層の精度
を高めて製品歩留まり向上と、コストダウンのための積
層セラミック電子部品の製造方法及びその印刷積層装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 セラミック生シート9はプレス7に固定
された状態で、凹版4からインキパターン5を転写され
た後、セラミック生積層体12の上で高精度に位置合わ
せされ、インキパターン5の形成されたセラミック生シ
ート9を転写し、その後、切断、焼成、外部電極を形成
することにより、高精度で低コストの積層セラミック電
子部品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる積層セラミックコンデンサや積層圧電素子等の
積層セラミック電子部品の製造方法及びその製造装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、積層セラミックコンデンサ等の積
層セラミック電子部品は高容量化のために内部電極の積
層数を増やすことが求められている。図10に積層セラ
ミックコンデンサの部分断面図を示す。図10におい
て、1は内部電極、2は外部電極、3は誘電体層であ
る。誘電体層3が複数の内部電極1に挟まれることでコ
ンデンサとして機能する。積層セラミックコンデンサの
製造は、電極の印刷されたセラミックグリーンシートを
所定枚数積層し、これを切断、焼成、外部電極を形成す
ることで行われている。このため積層数の増加に伴い印
刷工数が増加し、製造コストを高くしてる。
【0003】従来より内部電極の印刷コストを低減させ
るために、スクリーン印刷を初め数多くの工法が検討さ
れてきた。最近ではスクリーン印刷に変わる印刷方法と
して、特公平5−25381号公報や特開平3−108
307号公報でグラビア印刷工法が提案されている。こ
の工法はセラミック生シート上にグラビア印刷方法で内
部電極となる電極を印刷し、これをセラミック生積層体
上に熱転写し、所定枚数積層するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの提案では内部
電極がセラミック生シート表面にグラビア印刷されるた
めに、パターン精度は高い。しかし積層セラミックコン
デンサにおいて、これら内部電極の印刷されたセラミッ
ク生シートを複数枚(実際は100枚以上)積層するこ
とになり、このとき各積層における内部電極の積層ズレ
が発生しやすくなる。図11を用いて内部電極の積層ズ
レについて説明する。図11は内部電極1の積層ズレの
生じた積層セラミックコンデンサの断面斜視図である。
図11に示すように内部電極がずれてしまうと、製品の
特性のバラツキが発生し製品の歩留りが低下するため、
製品コストが高くなる。また設計ルールも甘くなり生産
性も落とす。
【0005】また従来の製造方法では、積層前に内部電
極の印刷されたセラミック生シートを多数用意する必要
があるのでその分、在庫費用が発生する。
【0006】このように従来は、印刷時にセラミック生
シートは位置決めされないまま印刷されていたため印刷
精度に限度があった。また積層時には新たに位置合わせ
を行う必要があり、積層精度にも限度があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、印刷精度のみならず積層精度も向上できる積層セラ
ミック電子部品の製造方法を提案するもので、高積層時
の製品の特性のバラツキや規格値からの外れを低減する
ことにより、よりコストダウンが可能な積層セラミック
電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の積層セラミック電子部品の製造方法は、圧胴
上に固定されたセラミック生シートを凹版に対面させた
状態で前記凹版に押しつけてインキパターンを前記セラ
ミック生シートの表面に形成させた後、前記インキパタ
ーンの形成されたセラミック生シートを所定位置に固定
された1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層
体表面に積層することを所定回数繰り返した後、前記セ
ラミック生積層体を所定形状に切断、焼成、外部電極を
形成したものである。
【0009】本発明によれば、印刷は圧胴上にセラミッ
ク生シートが固定された状態で行われるため、印刷精度
が高く、またセラミック生積層体上へセラミック生シー
トの積層もセラミック生積層体がそのままの固定状態で
行えるため、積層精度も高くできる。また印刷や積層時
の位置合わせは圧胴側で行うことが機械的に高精度かつ
高速に行うことができる。こうして本発明においては、
内部電極の積層精度を従来のグラビア印刷方法に比較し
10倍以上に向上できる。
【0010】こうして内部電極の印刷精度、積層位置精
度を向上させられ、製品としての容量値バラツキや規格
値からの外れを少なくし、より安価な積層セラミックコ
ンデンサを提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧胴上に固定されたセラミック生シートを凹版に対
面させた状態で前記凹版に押しつけてインキパターンを
前記セラミック生シートの表面に形成させた後、前記イ
ンキパターンの形成されたセラミック生シートを所定位
置に固定された1層以上の内部電極を内蔵するセラミッ
ク生積層体表面に積層することを所定回数繰り返した
後、前記セラミック生積層体を所定形状に切断、焼成、
外部電極を形成することを特徴とする積層セラミック電
子部品の製造方法であり、印刷は圧胴上にセラミック生
シートが固定された状態で行われるため印刷精度が高
く、またセラミック生積層体上へセラミック生シートの
積層もセラミック生積層体が固定状態で行えるため積層
精度も高くなるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、少なくとも一端
を固定した長尺のベースフィルム上のセラミック生シー
トから積層セラミック電子部品を製造する方法であり、
印刷と積層を連続したベースフィルムで行なうため、印
刷速度および積層速度を速くするという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、円筒圧胴上に固
定されたセラミック生シートから積層セラミック電子部
品を製造する方法であり、セラミック生シートを円筒圧
胴に巻き付けた状態で印刷、積層を行うため、印刷速度
や積層速度も高くなり、積層時の圧力も面圧でなく線圧
に低減できるため設備費も低く抑えられる作用を有す
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、円筒状に固定さ
れたセラミック生シートを円筒グラビア版に押しつけて
インキパターンを形成することができるため、印刷を輪
転式に高速かつ高精度に行うことができ、印刷時の圧力
も線圧に低減できるため設備費も低く抑えられる作用を
有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、インキパターン
の形成された凹版にセラミック生シートを張り付けた後
で前記セラミック生シートをセラミック生積層体表面に
積層することによって、セラミック生シートが圧胴を用
いることなく、印刷及び積層することができるため設備
をシンプルにでき、セラミック生シートがよけいなもの
と接することが無いため製造工程の歩留まりを高められ
る作用を有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、ベースフィルム
上に形成された20μm以下の厚みのセラミック生シー
トのセラミック生シート部分だけを圧胴表面に転写した
後で、凹版よりインキパターンを転写し、積層すること
により、ベースフィルムを印刷や積層工程で用いること
がないため、ベースフィルムが汚れたり延びたりするこ
とが無く、ベースフィルムを再利用でき、ベースフィル
ムの産業廃棄物化率を低減できる作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、圧胴と凹版間
で、圧胴とセラミック生シート間で、同一位置になるよ
うに機械的に位置決めでき、この状態で一定距離機械的
に交互にずらしながら積層することで、従来のインキパ
ターンでの画像認識による位置あわせや強度の弱いベー
スフィルムに形成した位置あわせ用ピン穴による位置あ
わせに比較して、高精度かつ高速な積層を行えるという
作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、機械的に位置決
めした状態のまま、転写の度に90度もしくは180度
もしくは270度回転させながら積層することでシート
当たりの製品の取れ数を増加できるという作用を有す
る。
【0019】請求項9に記載の発明は、1枚のセラミッ
ク生シートに印刷されるインキパターンを異なる製品形
状(チップサイズ等)や製品特性を同時に積層すること
で、たとえば1.6mm×0.8mmのチップサイズの
ものと、3.2mm×1.6mmのチップサイズのもの
を同時に製造することができ、少量多品種での積層セラ
ミック電子部品を製造する際のコストを低減させられ
る。
【0020】請求項10に記載の発明は、圧胴の表面に
ゴム又は樹脂からなる弾性体を0.01mm以上50m
m以下の厚みで形成しておくことで、凹版にセラミック
生シートを押しつけたり、インキパターンの形成された
セラミック生シートをセラミック生積層体に押しつけた
りする際に、脆いセラミック生シートであっても傷やピ
ンホールの発生を防止できるため積層工程の歩留まりを
高められる作用を有する。
【0021】(実施の形態1)以下本発明の第1の実施
の形態について図1(a)〜(f)を参照にしながら説
明する。図1は実施の形態1における積層セラミック電
子部品の製造装置の一例を示すものであり、特に重要な
印刷、積層工程を説明するものであり、図1(a)〜
(d)は位置決めされたセラミック生シート上にインキ
パターンを形成する工程を示す。また図1(e)〜
(f)は位置決めされた状態でインキパターンの形成さ
れたセラミック生シートを、予め所定位置に固定された
1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層体表面
に積層する工程を示す。図1において、4は凹版、5は
凹版4の表面に形成されたインキパターンである。矢印
6は表面にセラミック生シート9及びベースフィルム8
を吸着させたプレス7の運動する方向、あるいはインキ
11を凹版4上でインキパターン5に形成するドクター
10の運動方向を示す。また12はセラミック生積層体
であり、内部に内部電極13が1層以上内蔵されてい
る。なお実施の形態1におけるプレス7を一般に圧胴と
呼んでいる。
【0022】図1(a)に示すようにインキパターン5
の形成された凹版4の上に、セラミック生シート9及び
ベースフィルム8を固定したプレス7を矢印6の方向に
押しつけ、図1(b)に示すようにプレス7を矢印6の
ように引き上げると、セラミック生シート9の表面にイ
ンキパターン5を転写形成できる。次にこのインキパタ
ーン5の形成されたセラミック生シート9を固定したま
ま、図1(e)に示すように、所定位置に固定されたセ
ラミック生積層体表面に押しつける。そしてプレス7を
移動させた後、図1(f)に示すようにベースフィルム
8を矢印6の方向に剥離することでインキパターン5の
形成されたセラミック生シートをセラミック生積層体に
転写することができる。
【0023】本実施の形態1において、セラミック生シ
ート9はベースフィルム8に固定された状態で取り扱え
るため、5μm以下の厚みであっても取り扱える。この
セラミック生シート9はプレス7に固定された状態で凹
版4からインキパターン5を転写される。そして予め位
置決めされたセラミック生積層体上に、このプレス7が
機械的に位置決めされる。このプレス7からインキパタ
ーン5の形成されたセラミック生シート9を、予め位置
決めされたセラミック生積層体上に転写することにな
る。そして図1(a)〜(f)の工程を複数回行うこと
でセラミック生積層体を高い積層精度(つまり複数の内
部電極13の位置ズレを小さく)で積層することができ
る。
【0024】本発明では、プレス7を凹版4上とセラミ
ック生積層体12上の両方で機械的に位置合わせを行う
ことにより、積層数が数十回〜数百回行っても、内部電
極13のズレはほとんど発生することはない。こうして
本製造装置を用いることによって、積層セラミック電子
部品を高精度・高速度で製造することができる。
【0025】更に詳しく説明する。積層セラミック電子
部品としては積層セラミックコンデンサを例にとり、実
施の形態1の製造装置を用いて製造した。まず電極材料
は粒径0.3μmのPd粉末をエチルセルロース樹脂と
溶剤にボールミルを用いて分散させインキ化した。凹版
4は銅板を高精度に研磨し、電極パターンをエッチング
し、この上にCrメッキすることで作製した。このイン
キを凹版4の上に滴下し、ドクター10を用いてインキ
パターン5を形成した。枚葉のセラミック生シート9付
きのベースフィルム8を、プレス7に固定した。そして
セラミック生シート9を図1(a)〜(b)に示すよう
に凹版4に押しつけ、その表面にインキパターン5を形
成した。このインキパターン5をプレス7の上で乾燥さ
せた後、図1(e)〜(f)に示すように所定位置に固
定された1層以上の内部電極13を内蔵するセラミック
生積層体12表面に押しつけ、インキパターン5とセラ
ミック生シート9を積層した。
【0026】図1を用いて説明する。セラミック生積層
体12は、厚み200μmのものを用いた。このセラミ
ック生積層体を所定位置に固定した後、プレス7からイ
ンキパターン5の形成されたセラミック生シート9を転
写した。こうして図1(e)相当の内部に1層以上の内
部電極13の形成されたセラミック生積層体12を作製
した。この工程を複数回繰り返し、内部電極を100層
積層した。この後、このセラミック生積層体を所定形状
に切断し、焼成し、外部電極を形成して積層セラミック
コンデンサを製造した(以下発明品1と呼ぶ)。
【0027】次に比較のために従来方法として、同じ1
0μm厚のセラミック生シート(全長1000m)にグ
ラビア印刷方法を用いて連続輪転的にインキパターンを
印刷した。このインキパターンをCCDカメラで読みと
り画像認識し100層を自動積層した。そして同様に所
定形状に切断、焼成、外部電極を形成して積層セラミッ
クコンデンサとした(以下従来品1と呼ぶ)。
【0028】発明品1と従来品1で各々各1万個の特性
を比較したところ、発明品1の容量バラツキは2%、従
来品1の容量バラツキは14%であった。そこで各製品
の断面を観察したところ、発明品1では100層の内部
電極が2μm以下のズレ量で高精度に積層されていた
(本実施の形態1においては、ベースフィルムを直接プ
レス7に固定できるし、そのままセラミック生積層体上
に転写積層できるためである)が、従来品1では内部電
極は図11に示すようにランダムにずれており(画像認
識での精度の悪さと、薄いセラミック生シートのハンド
リング性の悪さのため)、ズレ量は最大30μmであっ
た。
【0029】この積層ズレを1005サイズ(1.0m
m×0.5mm)の積層セラミックコンデンサを例にと
り、製品バラツキとして分析した。1005サイズの場
合、内部電極13の幅は約300μmになる。ここで従
来品1のように内部電極が±30μmずれた場合、容量
許容差は最大±10%になる。製品規格はHi−k系の
B特性(Kタイプ)で静電容量許容差±10%、TC系
の場合で静電容量許容差±5%以下であり、±30μm
の積層ズレは従来品1ではその製品歩留まりを大きく下
げる。本発明品1の場合の積層ズレは小さく製品歩留ま
りを高くできる。
【0030】従来品1で用いたグラビア印刷は強度的に
弱いセラミック生シートの上に行われるため、ベースフ
ィルムは強度の高い厚いものを用いる必要があり、コス
トも高い。このため一般的にベースフィルムは75μm
厚み以下の樹脂フィルムが用いられ、この上に形成した
セラミック生シートは機械強度の乏しいものとなる。フ
ィルム状のものを高精度に位置合わせするため、より高
精度の画像認識装置を用いた場合でも、CCDカメラの
パターン認識精度の関係から、位置合わせ精度は20μ
m〜30μm以下にすることは難しい。こうして100
層以上積層した場合(特にB特性等の高精度高容量の積
層セラミックコンデンサでは)は、各層が最大±30μ
mずれることになり、製品としての容量値バラツキや規
格値からの外れが発生したものと考えられる。
【0031】一方、発明品1の場合はプレス7に固定し
たセラミック生シートに直接的にインキパターンを形成
できるため25μm程度の薄いベースフィルム8を用い
ても高い積層精度が得られた。このようにベースフィル
ム費や製造設備費を安価に抑えられる。また本実施例に
用いた製造方法や製造装置の場合、位置合わせに要する
時間や設備費も、従来品1の画像認識に比較してトータ
ルコストで1/2以下にできるため、より生産性を向上
できた。
【0032】(実施の形態2)以下本発明の第2の実施
の形態について図2を参照にしながら説明する。図2
(a)〜(d)は実施の形態2の積層セラミック電子部
品の製造方法の一例を示すものである。
【0033】図2(a)は少なくとも一端を固定された
ベースフィルム8及びその表面に形成されたセラミック
生シート9の上に加圧ロール14を用いて、インキパタ
ーン5を転写形成する様子を示す。加圧ロール14はベ
ースフィルム側より凹版4に押しつけられた状態で、矢
印6の方向に回転しながら移動する。こうして図2
(b)に示すようにセラミック生シート9の上にインキ
パターン5が形成される。次にこのままセラミック生シ
ートが一定距離移動し、図2(c)に示すように予め所
定位置に固定されたセラミック生積層体上に機械的に位
置決めされる。矢印6のようにプレス7を運動させるこ
とでインキパターン5の形成されたセラミック生シート
9を、セラミック生積層体12の表面に転写する。図2
(d)は、転写後プレス7が矢印6に移動して一連の工
程を終了した図である。このように図2(a)〜(d)
においてベースフィルム8は毎回機械的に位置決めされ
ているため、予め所定位置に固定されたセラミック生積
層体に対して、毎回の積層工程において位置ズレ無しの
高精度積層を行うことができる。
【0034】図2(a)〜(d)の工程を複数回(例え
ば100回以上)繰り返すことで、いつも同じ位置に内
部電極13を形成することができ、積層ズレは殆ど発生
しない。また実施の形態2において、セラミック生シー
ト9はロール状のもの(100m以上の長尺)を用いる
ことができるため、その印刷に対する印刷性やセラミッ
ク生積層体への積層性を向上させられる。
【0035】更に詳しく説明する。本実施の形態2にお
いて、セラミック生シート(200m以上の長尺巻)と
インキパターン5は実施の形態1と同じ物を用いた。ま
ずこの長尺巻のセラミック生シートの凹版4に対する位
置合わせを行った。この位置合わせはセラミック生シー
トの一端を固定し他の一端は一定の張力で引っ張るよう
にした。固定はセラミック生シートの両端を機械的にチ
ャックで掴んで固定すると同時にパンチャー(Φ5m
m)で複数個のピン穴を形成した。そしてチャックで固
定されたまま図2(a)〜(b)に示すように、加圧ロ
ール14を用いてセラミック生シート9上にインキパタ
ーン5を転写形成した。次に図2(c)〜(d)に示す
ようにセラミック生積層体12上にこのインキパターン
5の形成されたセラミック生シート9を転写した。セラ
ミック生積層体12に対するセラミック生シート9の位
置合わせは、印刷時に形成しておいた複数のピン穴を用
いた。このグリーンシート9のピン穴に市販のピン(Φ
5mm、高さ5mm)をはめ込むことで行った。
【0036】本実施の形態2の場合は、少なくとも一端
を固定した状態で印刷およびピン穴等の位置決め用の加
工を行えるためインキパターン5との相対位置のズレは
生じない。そしてこの位置決め用ピン穴を元にして積層
することができるため、積層精度も非常に高くすること
ができる。
【0037】こうして内部に1層以上の内部電極13の
形成されたセラミック生積層体12を作製した。この工
程を複数回繰り返し、内部電極を100層積層した。こ
の後、このセラミック生積層体を所定形状に切断し、焼
成し、外部電極を形成して積層セラミックコンデンサを
製造した(以下発明品2と呼ぶ)。発明品2の容量バラ
ツキは2%であり、従来品1(容量バラツキは14%)
に比べ小さくできた。発明品2の断面より内部電極のズ
レ量を評価した結果でも、100層の内部電極が2μm
以下のズレ量で高精度に積層されていたが、従来品1で
は内部電極は図11に示すようにランダムにずれてお
り、ズレ量は最大30μmであった。
【0038】実施の形態2では印刷と積層を連続したベ
ースフィルムで行うため、印刷速度を速くでき、積層時
間も短くできる。また図2(d)に示すように積層後の
ベースフィルム8の剥離も簡単にできる。本実施の形態
2においてはベースフィルムの一端を固定することで位
置決めをするため、ベースフィルム無し(セラミック生
シート単体)の状態での印刷・積層を行うことはない。
しかし後述する本発明の実施の形態5においては、ベー
スフィルム無し、すなわち極薄のセラミック生シート単
体での印刷・積層を行う方法も提供している。
【0039】(実施の形態3)以下本発明の第3の実施
の形態について図3〜図6を用いて説明する。図3は装
置全体の構成斜視図であり、15はセラミック生積層体
12を所定位置に固定するピンである。図4〜図6は印
刷・積層工程を詳しく説明するものである。実施の形態
1や実施の形態2との違いはセラミック生シートを円筒
状の圧胴に張り付けている点である。実施の形態3にお
ける凹版4は板状のものであり、ダイヤモンドの針で機
械加工する方法や、実施の形態2で説明したエッチング
方法でも作成できる。本実施の形態3において、セラミ
ック生シートは予め加圧ロール14の表面に印刷時にお
いて仮止めされている。
【0040】この加圧ロール14を一般に円筒状の圧胴
と呼んでいる。更に詳しく説明する。被印刷体としては
図2と同じセラミック生積層体を20cm角にして用い
た。また凹版としては、厚み1mmの銅板に機械加工し
表面にCrメッキした30cm角のものを用いた。また
インキは実施の形態1と同じPdのものを用いた。まず
図4に示すように加圧ロール14の表面にセラミック生
シート9を固定した。そしてインキパターン5の形成さ
れた凹版4に、加圧ロール14の表面に巻き付けたセラ
ミック生シート9を押しつけ、図5に示すようにセラミ
ック生シート9の上にインキパターン5を形成した。そ
してそのまま図6に示すようにこのインキパターン5の
形成されたセラミック生シート9をピン15等で固定さ
れたセラミック生積層体12上に転写した。
【0041】本実施の形態3の製造装置の場合、セラミ
ック生シート9を回転することによって印刷から積層ま
で連続的に行えるため生産コストを下げられる。
【0042】このようにセラミック生積層体をピン等を
用いて固定することで、積層毎に一定距離だけ交互にず
らすことができる。一方、インキパターンの形成された
セラミック生シートは毎回同じ位置に積層させることに
より、交互に内部電極をずらすことができる。こうして
図10に示したように、内部電極1を、従来以上に高精
度にずらすことができる。あるいは積層毎に90度、1
80度、あるいは270度だけセラミック生積層体をず
らすことができる。この場合も、図10に示したよう
に、内部電極1を、従来以上の高精度にずらすことが出
来る。なお積層毎の一定距離のずらしや、90〜270
度の回転は、セラミック生積層体側だけでなく、圧胴側
で行うことができる。この場合も、従来以上の高精度ず
らしを行える。
【0043】なお凹版からインキを剥離することが容易
となるように凹版表面を剥離処理しておくことで乾燥さ
せたインキパターンの転写性を向上させられる。凹版の
剥離処理としては、発明者らが特開平4−246594
号公報で提案した方法を用いることができる。また凹版
の材質は、金属以外に樹脂やガラスを用いることができ
るし、長尺もしくはエンドレスの樹脂フィルムを用いる
こともできる。
【0044】長尺の樹脂フィルムを用いる場合、ベース
フィルムあるいはセラミック生シート9に形成したピン
穴等を用いて、位置合わせしても良い。また連続的な
(長尺の)セラミック生シートに対しても、一時的に加
圧ロール14の周りに巻き付けることで利用することが
できる。
【0045】(実施の形態4)以下本発明の第4の実施
の形態について図7及び図8を参照にしながら説明す
る。図7は円筒状の圧胴、すなわち加圧ロール14に巻
かれた枚葉のセラミック生シート9に、円筒状の凹版1
6よりインキパターンを転写する様子を示すものであ
る。図8は圧胴に固定されたセラミック生シート9に、
円筒状凹版16よりインキパターンが転写される様子を
断面図で示すものである。実施の形態4に示すように、
凹版を円筒状にすることで、凹版の加工精度(円筒度
等)を向上させられ、印刷圧力も面圧から線圧に変えら
れるため加圧力が少なくて済むため機械も安くなる。
【0046】円筒状凹版16は、円筒スリーブ状(両側
テーパーコーン仕様)にすると、市販の(一般印刷用)
のグラビア版を用いることができる。このグラビア版と
しては、コンベンショナルグラビア以外に網グラビアを
用いることができる。この網グラビアの場合は、版への
露光をリスフィルムから行う方法と、レーザーを用いて
直接製版するもの(一般的にレーザー製版と呼ばれるも
の)を用いることができ、より高精度、低コストに版を
用意することができる。特に円筒スリーブ状にすること
で、版を中空にできるため重量を低減でき同時に剛性度
を向上できる。また両側をテーパーコーン仕様にするこ
とで、複数本の版を取り替える際の版のセンター出し
(偏芯していると印刷パターンがだれたり、にじんだり
する)も簡便かつ高精度にできる。
【0047】また長尺のセラミック生シートに対して
も、一時的に加圧ロール14の周りに巻き付けられる機
構を作成することで長尺用としても転用できる。また加
圧ロール14を複数本用いることで、交互に円筒状凹版
16からインキパターン5を転写できるため、生産性を
高められる。
【0048】このように実施の形態4においては、連続
印刷(輪転印刷)に近い速度で生産性を高められる。セ
ラミック生積層体に対するインキパターンの形成された
セラミック生シートの位置合わせに関しても高速かつ高
精度に行える。
【0049】(実施の形態5)以下本発明の第5の実施
の形態について図9を用いて説明する。実施の形態5は
ベースフィルムを用いることなく20μm以下の極薄の
セラミック生シートに印刷し、それらを積層する様子を
説明するものである。この20μm以下(5μm以上1
5μm程度が多い)の極薄のセラミック生シートは、市
場の積層セラミックコンデンサの小型高容量化の要求に
対応して、最近特に生産量が増加しているものである。
このような極薄セラミック生シートは脆いため、従来の
製造方法では印刷・積層工程において30〜100μm
程度のインキパターンの寸法ずれが多発した。本実施の
形態5においては凹版上にセラミック生シートを直接転
写して、位置決めされたセラミック生積層体上に凹版と
セラミック生シートを一体で位置決めして転写すること
で、極薄セラミック生シートでも2μm程度以下の高精
度の印刷・積層を可能にする。
【0050】更に詳しく説明する。まず図9(a)に示
したように凹版4の上にインキパターン5を形成した。
次にセラミック生シート9を凹版4に張り付けることに
よって、ベースフィルム無しにセラミック生積層体への
積層を行うことができる。20μm以下のセラミック生
シートの場合、ベースフィルム上に前記セラミック生シ
ートを形成し、ベースフィルムごと凹版4の上に密着さ
せた後、ベースフィルムのみを剥離することで図9
(b)の状態を得ることができる。この方法はベースフ
ィルムにダメージを与えることがないので実際に50μ
mのベースフィルムを用いて実験したところ、10回以
上の再利用が可能であった。今後の地球環境を考えた積
層セラミック電子部品の製造を行える。
【0051】なお凹版4は、図9のような板状の物であ
っても良いし、市販のグラビア版(円筒状)のものであ
っても、同様な印刷・積層方法を用いて積層セラミック
電子部品を製造することができる。
【0052】また本発明では20μm以下の極薄セラミ
ック生シートに対しても、前述のごとくベースフィルム
の支援を受けてセラミック生シート9をプレス7または
加圧ロール14の表面に直接形成することができるため
に、実施の形態1〜5においてベースフィルムを再利用
することができる。
【0053】なお本発明において、セラミック生シート
は圧胴や加圧ロールに巻き付けた状態で印刷できるた
め、従来のスクリーン版やグラビア連続印刷で問題にな
った大面積時でのベースフィルムやセラミック生シート
の延びを防止できる。こうして本発明においては不可能
であった300mm角以上1000mm角程度までの大
型印刷面積を一度に印刷でき、かつこの大面積であって
も積層ズレ無しに高精度積層を行うことができる。また
この特徴を活かして、一つの版の上に異なる製品形状や
製品特性別のパターンを載せておき、同じセラミック生
シートに一度に印刷することができる。こうして生産性
を向上することも容易である。
【0054】なお圧胴もしくは加圧ロールの表面にはゴ
ムまたは樹脂からなる弾性体を0.01mm以上50m
m以下の厚みで被覆しておくことで、積層時にベースフ
ィルム無しでもセラミック生シートに傷を付けることが
ない。この被覆の厚みは0.01mm未満ではその寿命
が小さく、50mmを越えると、セラミック生積層体へ
の積層時に積層ずれを起こしやすくなる。本発明におい
ては、シリコン樹脂を用いた場合は0.5mmの厚みが
実用的であった。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、積層セラ
ミック電子部品の印刷と積層の工程を、共に高精度に行
えるため、各種積層セラミック電子部品を安価に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における積層セラミック電子部品
の製造装置の一例を示すものであり、特に重要な印刷・
積層工程を説明する説明図
【図2】実施の形態2の積層セラミック電子部品の製造
方法の一例を説明する説明図
【図3】実施の形態3の印刷・積層工程を示した装置全
体の構成斜視図
【図4】実施の形態3の印刷・積層工程を詳しく説明す
る説明図
【図5】実施の形態3の印刷・積層工程を詳しく説明す
る説明図
【図6】実施の形態3の印刷・積層工程を詳しく説明す
る説明図
【図7】実施の形態4の圧胴に巻かれた枚葉のセラミッ
ク生シートに、円筒状の凹版よりインキパターンを転写
する様子を示す装置の動作説明図
【図8】実施の形態4の圧胴に固定されたセラミック生
シートに、円筒状の凹版よりインキパターンが転写され
る様子を示す装置の断面図
【図9】実施の形態5のベースフィルムを用いることな
く20μm以下の極薄セラミック生シートを印刷・積層
する様子を説明する説明図
【図10】積層セラミックコンデンサの部分断面図
【図11】積層セラミックコンデンサの内部電極の積層
ズレを示す断面図
【符号の説明】
4 凹版 5 インキパターン 6 矢印 7 プレス 8 ベースフィルム 9 セラミック生シート 10 ドクター 11 インキ 12 セラミック生積層体 13 内部電極 14 加圧ロール 15 ピン 16 円筒状凹版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 涼 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧胴上に固定されたセラミック生シート
    を凹版に対面させた状態で前記凹版に押しつけてインキ
    パターンを前記セラミック生シートの表面に形成させた
    後、前記インキパターンの形成されたセラミック生シー
    トを所定位置に固定された1層以上の内部電極を内蔵す
    るセラミック生積層体表面に積層することを所定回数繰
    り返した後、前記セラミック生積層体を所定形状に切
    断、焼成、外部電極を形成することを特徴とする積層セ
    ラミック電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一端を固定されたベースフィ
    ルム上のセラミック生シートを凹版に対面させた状態で
    前記凹版に押しつけてインキパターンを前記セラミック
    生シートの表面に形成させた後、前記インキパターンの
    形成されたセラミック生シートを所定位置に固定された
    1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層体表面
    に積層することを所定回数繰り返した後、前記セラミッ
    ク生積層体を所定形状に切断、焼成、外部電極を形成す
    ることを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 円筒圧胴上に固定されたセラミック生シ
    ートを凹版に対面させた状態で前記凹版に押しつけてイ
    ンキパターンを前記セラミック生シートの表面に形成さ
    せた後、前記インキパターンの形成されたセラミック生
    シートを所定位置に固定された1層以上の内部電極を内
    蔵するセラミック生積層体表面に積層することを所定回
    数繰り返した後、前記セラミック生積層体を所定形状に
    切断、焼成、外部電極を形成することを特徴とする積層
    セラミック電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 円筒圧胴上に固定されたセラミック生シ
    ートを円筒グラビア版に押しつけてインキパターンを前
    記セラミック生シートの表面に形成させた後、前記イン
    キパターンの形成されたセラミック生シートを所定位置
    に固定された1層以上の内部電極を内蔵するセラミック
    生積層体表面に積層することを所定回数繰り返した後、
    前記セラミック生積層体を所定形状に切断、焼成、外部
    電極を形成することを特徴とする積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】 インキパターンの形成された凹版にセラ
    ミック生シートを張り付けた後で前記セラミック生シー
    トを所定位置に固定された1層以上の内部電極を内蔵す
    るセラミック生積層体表面に積層することを所定回数繰
    り返した後、前記セラミック生積層体を所定形状に切
    断、焼成、外部電極を形成することを特徴とする積層セ
    ラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 ベースフィルム上に形成された20μm
    以下の厚みのセラミック生シートの前記セラミック生シ
    ートのみを圧胴表面に仮固定した後、前記圧胴上に固定
    された前記セラミック生シートを凹版に対面させた状態
    で前記凹版に押しつけてインキパターンを前記セラミッ
    ク生シートの表面に形成させた後、前記インキパターン
    の形成されたセラミック生シートを所定位置に固定され
    た1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層体表
    面に積層することを所定回数繰り返した後、前記セラミ
    ック生積層体を所定形状に切断、焼成、外部電極を形成
    することを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 圧胴は凹版と所定位置に固定されたセラ
    ミック生積層体の双方に対して毎回同一位置になるよう
    に機械的な位置決めする機構と、圧胴を凹版及びセラミ
    ック生積層体の双方に対して押しつける機構を有してお
    り、1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層体
    はインキパターンの形成されたセラミック生シートが転
    写される度に一定距離機械的に交互にずらす機構を有す
    る積層セラミック電子部品の製造装置。
  8. 【請求項8】 圧胴は凹版と所定位置に固定されたセラ
    ミック生積層体の双方に対して毎回同一位置になるよう
    に機械的な位置決めする機構と、圧胴を凹版及びセラミ
    ック生積層体の双方に対して押しつける機構を有してお
    り、1層以上の内部電極を内蔵するセラミック生積層体
    は、インキパターンの形成されたセラミック生シートが
    転写される度に90度もしくは180度もしくは270
    度回転させる機構を有する積層セラミック電子部品の製
    造装置。
  9. 【請求項9】 インキパターンの印刷されたセラミック
    生シートの大きさは、300mm以上1000mm以下
    である請求項1〜5記載の積層セラミック電子部品の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 1枚のセラミック生シートに印刷され
    るインキパターンは、異なる製品形状もしくは異なる製
    品特性のものからなり、所定積層数が得られた後、製品
    形状別もしくは製品特性別に分断した複数種類のセラミ
    ック生積層体を得た後で、前記セラミック生積層体を所
    定形状に切断、焼成、外部電極を形成することを特徴と
    する請求項1〜6記載の積層セラミック電子部品の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 圧胴は、凹版と所定位置に固定された
    セラミック生積層体の双方に対して、毎回同一位置にな
    るように機械的な位置決めする機構と、圧胴を凹版及び
    セラミック生積層体の双方に対して押しつける機構を有
    しており、前記圧胴の表面には、ゴムまたは樹脂からな
    る弾性体が0.01mm以上50mm以下の厚みで形成
    されている請求項7〜8記載の積層セラミック電子部品
    の製造装置。
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