JPH09161487A - 電気信号供給回路および半導体メモリ装置 - Google Patents

電気信号供給回路および半導体メモリ装置

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JPH09161487A
JPH09161487A JP8258135A JP25813596A JPH09161487A JP H09161487 A JPH09161487 A JP H09161487A JP 8258135 A JP8258135 A JP 8258135A JP 25813596 A JP25813596 A JP 25813596A JP H09161487 A JPH09161487 A JP H09161487A
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electric signal
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博茂 平野
Tetsuji Nakakuma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回路セルの端に配置された電気信号発
生源から各回路セルへの信号の遅延時間差を少なくし、
安定した回路動作とする。 【解決手段】 電気信号供給回路において、回路セルC
21〜C26が各ノードN211〜N216にそれぞれ
接続され、ノードN211−N212間,ノードN21
2−N213間、ノードN214−N215間、ノード
N215−N216間がそれぞれ抵抗R211,R21
2,R213,R214を介してそれぞれ接続されてい
る。信号発生源SDには抵抗R221を介してノードN
217が接続され、ノードN217に対しノードN21
2,N215がそれぞれ抵抗R221,抵抗R222を
介して接続されている。信号発生源SDから各回路セル
C21〜C26への信号配線をピラミッド型にすること
によって、各回路セルC21〜C26への遅延時間差を
低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号供給回路
及び半導体メモリ装置に係り、特に信号の遅延時間の調
整対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の大規模化にともない
回路セルへの信号伝達の遅延時間の調整が課題となって
いる。特に大規模な半導体メモリ装置では、メモリセル
の配置位置による信号伝達の遅延時間差により誤動作を
生じたり、これを回避しようとすると高速動作が難しく
なる等の問題が生じている。例えば、米国特許4,87
3,664号などに示されているように、メモリセルの
キャパシタを強誘電体材料で構成した不揮発性メモリで
は、メモリセルのキャパシタのセルプレート電極に電圧
を印加して、本体メモリセルとリファレンスメモリセル
(ダミーメモリセル)からの電荷量差を増幅器で増幅し
出力データとする。このとき、本体メモリセルとリファ
レンスメモリセルのそれぞれのプレート電極への信号伝
達の遅延時間差が生じると、両者の電荷量差が正しく出
力されず、誤動作の原因となることがある。
【0003】以上のような、電気信号発生源から各回路
セルへの信号の伝達遅延時間の差が課題となる従来例を
図15のブロック回路図および図16の時間と信号レベ
ル電圧の関係図を参照しながら説明する。
【0004】図15において、符号と部材名との関係は
下記のようになっている。SDは信号発生源、C1〜C
5は回路セル、R11〜R14は抵抗体、N11〜N1
5はノードをそれぞれ示す。同図に示す回路において、
信号発生源SDにノードN11が接続され、さらにノー
ドN11に対して4つのノードN12〜N15が順次抵
抗体R11〜R14を介して直列に接続されている。そ
して、各ノードN11〜N15には、それぞれ回路セル
C1〜C5が接続されている。すなわち、信号発生源S
Dから出力された信号が、回路セルC1には抵抗体を介
することなく、回路セルC2には抵抗体R11を介し、
回路セルC3には抵抗体R11及びR12を介し、回路
セルC4には抵抗体R11,R12及びR13を介し、
回路セルC5には抵抗体R11,R12,R13及びR
14を介して、それぞれ供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成を有する信号供給回路においては、以下のよ
うな問題があった。
【0006】このような構成の電気信号供給回路では、
信号発生源SDの信号を論理電圧“L”から論理電圧
“H”にしたときのノードN11の信号レベル電圧は図
16の信号レベル電圧曲線21のように、ノードN15
の信号レベル電圧は信号レベル電圧曲線22のようにな
る。つまり、ノードN15がレベル“1”に達するまで
に要する時間は、ノードN11がレベル“1”に達する
までの時間に比べて長い。これは、各回路セルC1〜C
5が有する寄生容量を含む容量と、抵抗体R11〜R1
4とに起因するものであり、ノードN15における信号
の遅延時間はノードN11における信号の遅延時間に比
べて大きいことが分かる。そして、このような各回路セ
ルごとの遅延時間差は回路動作上で問題となる。
【0007】図15に示す信号発生源SDがメモリセル
のプレート電極への電圧供給回路で、各回路セルC1〜
C5が本体メモリセルとリファレンスメモリセルであ
り、メモリセルキャパシタとして強誘電体を用いた不揮
発性メモリを例にとって考える。上述のごとく、電圧供
給回路から電圧が供給されたときに本体メモリセルのプ
レート電極とリファレンスメモリセルとのプレート電極
とでは、信号の伝達遅延時間の差によって所定のレベル
に達する時間が異なるので、各メモリセルから読み出さ
れる電位は、各メモリセルのプレート電極への信号の遅
延時間に差がないとしたときに読み出される電位に対し
てずれを生じる。そして、このような誤検知を防止する
ためには、読み出される電位が確定するまで充分時間が
経過した後にセンスアンプを起動する必要が生じ、高速
動作が難しくなる。また、センスアンプを起動するタイ
ミングによっては誤動作を起こすことが考えられる。
【0008】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、多数の回路セルが配置されている場
合に各回路セルへの信号の遅延時間差を可及的に低減す
る手段を講ずることにより、動作速度の高いかつ安定し
た動作を行い得る電気信号供給回路及び半導体メモリ装
置の提供を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、請求項1〜12に記載される電気信号
発生回路に関する手段と、請求項13〜18に記載され
る強誘電体メモリ装置に関する手段とを講じている。
【0010】請求項1が講じた手段は、電気信号供給回
路として、少なくとも第1及び第2の回路セルを含む複
数の回路セルと、上記各回路セルに供給するための信号
を発生する電気信号発生源と、上記電気信号発生源から
導出され先端部で上記各回路セルに接続される配線とを
設け、上記電気信号発生源と第1の回路セルとの間の上
記配線中の抵抗値と、上記電気信号発生源と上記第2の
回路セルとの間の上記配線中の抵抗値とを同程度に設定
する構成としたものである。
【0011】以上の構成により、信号発生源から第1,
第2の回路セルに供給される信号の遅延時間がほぼ等し
くなる。したがって、高速動作が可能となるとともに、
誤動作の少ない安定した回路動作が得られる。
【0012】請求項2が講じた手段は、電気信号供給回
路として、複数の回路セルと、上記各回路セルに供給す
るための電気信号を発生する電気信号発生源と、上記電
気信号発生源から導出された後階層的に分岐して先端部
で上記各回路セルに接続される配線とを設ける構成とし
たものである。
【0013】請求項2の構成により、電気信号供給回路
において、電気信号発生源からピラミッド型に構成され
た配線を通して複数の回路セルへ電気信号が伝達される
ので、電気信号発生源と各回路セルとの間のインピーダ
ンスの差が減少し、電気信号発生源から各回路セルへの
信号の遅延時間差が少なくなる。したがって、請求項1
と同様の作用が得られることになる。
【0014】請求項3が講じた手段は、請求項2におい
て、上記配線に、上記電気信号発生源から導出される第
1の階層と、該第1の階層から1つの分岐点で分岐して
先端で上記各回路セルに接続される第2の階層とを設
け、上記第1の階層における電気信号発生源から上記分
岐点までの配線中の抵抗値が、上記第2の階層における
各回路セル間の配線中の抵抗値よりも大きいように構成
したものである。
【0015】請求項3の構成により、各回路セルに伝達
される信号の経路において各回路セルに対して共通の抵
抗を与える第1の階層における抵抗値が大きいので、第
2の階層における抵抗値が各回路セルにおける遅延時間
に与える影響が小さくなる。したがって、各回路セル間
の遅延時間差が低減されることになる。
【0016】請求項4が講じた手段は、請求項2におい
て、上記配線に、上記電気信号発生源から導出される第
1の階層と、該第1の階層から1つの分岐点で分岐して
先端で各回路セルに接続される第2の階層とを設け、上
記第2の階層の各先端部を各々抵抗体を介して上記各回
路セルに接続する構成としたものである。
【0017】請求項5が講じた手段は、請求項4におい
て、上記抵抗体の抵抗値が、上記第1の階層における上
記電気信号発生源から上記第2の階層への分岐点までの
配線中の抵抗値及び上記第2の階層における各回路セル
間の配線中の抵抗値よりも大きいように構成したもので
ある。
【0018】請求項4又は5の構成により、第2の階層
の先端部と各回路セルとの間に抵抗体が介設されている
ので、各回路セルが有する寄生容量を含む容量の影響が
第2の階層先端のノードには現れにくくなり、各回路セ
ル間の遅延時間差が低減される。
【0019】請求項6が講じた手段は、電気信号発生回
路として、複数の回路セルと、上記回路セルに供給する
ための電気信号を発生する電気信号発生源と、上記電気
信号発生源に接続される第1層目の配線と、上記各回路
セルに接続される第2層目の配線とを設け、上記第1層
目の配線と上記第2層目の配線とは、少なくとも第1の
コンタクト及び第2のコンタクトを含む複数のコンタク
トで接続されていて、上記複数の回路セルのうち少なく
とも両端の回路セルを除く回路セルには、上記少なくと
も2つのコンタクトを介して上記電気信号発生源からの
電気信号が供給されるように構成したものである。
【0020】請求項6の構成により、各回路セル間の遅
延時間差が可及的に低減されることになる。
【0021】請求項7が講じた手段は、請求項6におい
て、上記第2層目の配線の一方の端部と上記第1のコン
タクトとの間の経路中の抵抗値が、上記第2層目の配線
における第1のコンタクトと第2のコンタクトとの間の
経路中の抵抗値のほぼ半分であるように構成したもので
ある。
【0022】請求項7の構成により、各回路セル間の遅
延時間の差が可及的に低減されるとともに、同じ線幅の
配線を使用する場合には、各回路セルを等間隔に配置す
ればよいので、レイアウトが簡素化される。
【0023】請求項8が講じた手段は、請求項6におい
て、上記複数のコンタクトのうちいずれのコンタクトも
上記第2層目の配線中の端部には存在しないように構成
したものである。
【0024】請求項9が講じた手段は、請求項6におい
て、上記第2層目の配線の一方の端部と第1のコンタク
トとの間の配線長が、上記第2層目の配線における第1
のコンタクトと第2のコンタクトとの間の配線長のほぼ
半分であるように構成したものである。
【0025】請求項8又は9の構成により、各回路セル
間の遅延時間差が低減されるとともに、信号発生源から
各回路セルに至る回路のうち信号が迂回して最も遠い回
路セルに到達する経路の長さが短縮されるので、遅延時
間の値そのものが低減されることになる。また、請求項
7と同様に、レイアウトが簡素化される。
【0026】請求項10が講じた手段は、請求項6にお
いて、上記回路セルは、少なくとも第1,第2及び第3
の回路セルを含み、上記第1層目の配線には一方の端か
ら順に第1及び第2の抵抗体が配置されていて、該各抵
抗体によって第1層目の配線が上記一方の端から順に第
1〜第3のノードに区画されており、上記第2層目の配
線には上記第1層目の配線の上記一方の端部に対応する
一方の端から順に第1〜第4の抵抗体が配置されてい
て、該各抵抗体によって上記第2層目の配線が上記一方
の端から順に第1〜第5のノードに区画されており、か
つ上記第1、第3,第5のノードは、それぞれ上記第
1,第2,第3の回路セルに接続されており、上記第1
のコンタクトは、上記第1層目の配線中の第1のノード
と第2層目の配線中の第2のノードとの間に形成されて
おり、上記第2のコンタクトは、上記第1層目の配線中
の第3のノードと第2層目の配線中の第4のノードとの
間に形成されており、上記電気信号発生源は、上記第1
層目の配線中の第2のノードに接続されており、上記第
2層目の配線において、上記第2の抵抗体の抵抗値は上
記第1の抵抗体の抵抗値よりも大きいように構成したも
のである。
【0027】請求項10の構成により、2つの経路を介
して電気信号が供給される回路セルと、1つの経路から
電気信号が供給される回路セルとにおける遅延時間の差
を可及的に低減することができる。
【0028】請求項11が講じた手段は、請求項10に
おいて、上記第1の層目の配線中の第1の抵抗体の抵抗
値と第2の抵抗体の抵抗値とはほぼ等しく、上記第2の
抵抗体の抵抗値は、上記第1の抵抗体の抵抗値の√2倍
であるように構成したものである。
【0029】請求項11の構成により、2つの経路を介
して電気信号が供給される回路セルと、1つの経路から
電気信号が供給される回路セルとにおける遅延時間の差
をほぼなくすことができる。
【0030】請求項12が講じた手段は、請求項6にお
いて、上記回路セルは、少なくとも第1,第2及び第3
の回路セルを含み、上記第1層目の配線には一方の端か
ら順に第1〜第4の抵抗体が配置されていて、該各抵抗
体によって第1層目の配線が上記一方の端から順に第1
〜第5のノードに区画されており、上記第2層目の配線
には上記第1層目の配線の上記一方の端部に対応する一
方の端から順に第1〜第4の抵抗体が配置されていて、
該各抵抗体によって上記第2層目の配線が上記一方の端
から順に第1〜第5のノードに区画されており、かつ上
記第1、第3,第5のノードは、それぞれ上記第1,第
2,第3の回路セルに接続されており、上記第1層目の
配線と第2層目の配線との間において、上記各第1,第
2,第4,及び第5のノード同士は、第1〜第4のコン
タクトによりそれぞれ接続されており、上記電気信号発
生源は、上記第1層目の配線中の第2のノードに接続さ
れており、上記第1の層目の配線中の第1の抵抗体の抵
抗値と第2の抵抗体の抵抗値とはほぼ等しく、上記第1
層目の配線中の第1の抵抗体の抵抗値と上記第2層目の
配線中の上記第3の抵抗体の抵抗値とはほぼ等しく、上
記第2層目の配線において、上記第2の抵抗体の抵抗値
は上記第1の抵抗体の抵抗値にほぼ等しいように構成し
たものである。
【0031】請求項12の構成により、端部に配置され
る回路セルと、中央部に配置される回路セルとにおける
遅延時間の差をほぼなくすことができる。
【0032】請求項13が講じた手段は、半導体メモリ
装置として、本体メモリセルとして機能する第1及び第
2の回路セルとリファレンスメモリセルとして機能する
第3の回路セルとを少なくとも含む複数の回路セルと、
上記各回路セルに配線を介して接続され、上記各回路セ
ルに供給するための信号を発生する電気信号発生源とを
設け、上記電気信号発生源−各回路セル間の配線中の抵
抗値のうち最大値を上記電気信号発生源−第1の回路セ
ル間の配線中の抵抗値とし、上記電気信号発生源−各回
路セル間の配線中の抵抗値のうち最小値を上記電気信号
発生源−第2の回路セル間の配線中の抵抗値とし、上記
電気信号発生源−第3の回路セル間の配線中の抵抗値を
上記最大値と上記最小値との間の値となるように設定し
たものである。
【0033】請求項13の構成により、半導体メモリ装
置において、リファレンスメモリセルと最大,最小の遅
延時間で信号が伝達される本体メモリセルとの間の遅延
時間差が均一化されることで、半導体メモリ装置内にお
ける本体メモリセル−各リファレンスメモリセル間の遅
延時間差のうちの最大の遅延時間差が低減される。した
がって、例えば信号発生源がメモリセルのプレート電極
の駆動回路で、各回路セルが本体メモリセルとリファレ
ンスメモリセルでメモリセルキャパシタとして強誘電体
を用いた不揮発性メモリにおいても、高速動作が可能と
なり、強誘電体キャパシタの劣化およびばらつきに対し
ても誤動作しにくくなり信頼性の高い半導体メモリ装置
となる。
【0034】請求項14が講じた手段は、半導体メモリ
装置として、本体メモリセルとして機能する第1及び第
2の回路セルとリファレンスメモリセルとして機能する
第3の回路セルとを少なくとも含む複数の回路セルと、
上記各回路セルに配線を介して接続され、上記各回路セ
ルに供給するための信号を発生する電気信号発生源とを
設け、上記第3の回路セルを、上記第1の回路セルと上
記第2の回路セルとの間に配置したものである。
【0035】請求項14の構成により、本体メモリセル
である第1の回路セルとリファレンスメモリセルである
第3の回路セルとの間の遅延時間差と、本体メモリセル
である第2の回路セルと第3の回路セルとの間の遅延時
間差を可及的に小さくできる構成となる。したがって、
請求項13と同様の作用が得られることになる。
【0036】請求項15が講じた手段は、半導体メモリ
装置として、複数の回路セルと、上記各回路セルに配線
を介して接続され、上記各回路セルに供給するための信
号を発生する電気信号発生源とを設け、上記複数の回路
セルを、複数の本体メモリセルと複数のリファレンスメ
モリセルとにより構成したものである。
【0037】請求項15の構成により、半導体メモリ装
置内の配置配線関係に基づき、各本体メモリと最も小さ
い遅延時間差でもって同時動作するリファレンスメモリ
を選択できる構成となり、特にメモリ容量が大きい場合
にも、上記請求項139と同様の作用が確保できること
になる。
【0038】請求項16が講じた手段は、請求項15に
おいて、上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして
機能する第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレ
ンスメモリセルとして機能する第3の回路セル及び第4
の回路セルとを含み、上記電気信号発生源−第1の回路
セル間の配線中の抵抗値と上記電気信号発生源−第3の
回路セル間の配線中の抵抗値がほぼ同じであり、上記電
気信号発生源−第2の回路セル間の配線中の抵抗値と上
記電気信号発生源−第4の回路セル間の配線中の抵抗値
がほぼ同じであるように構成したものである。
【0039】請求項17が講じた手段は、請求項15に
おいて、上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして
機能する第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレ
ンスメモリセルとして機能する第3の回路セル及び第4
の回路セルとを含み、上記第1の回路セルと上記第3の
回路セルとが同時に選択され、上記第2の回路セルと上
記第4の回路セルとが同時に選択されるように構成した
ものである。
【0040】請求項18が講じた手段は、請求項15に
おいて、上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして
機能する第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレ
ンスメモリセルとして機能する第3の回路セル及び第4
の回路セルとを含み、上記電気信号発生源−第1の回路
セル間の配線中の抵抗値と上記電気信号発生源−第3の
回路セル間の配線中の抵抗値がほぼ同じであり、上記電
気信号発生源−第2の回路セル間の配線中の抵抗値と上
記電気信号発生源−第4の回路セル間の配線中の抵抗値
がほぼ同じであり、上記第1の回路セルと上記第3の回
路セルとが同時に選択され、上記第2の回路セルと上記
第4の回路セルとが同時に選択されるように構成したも
のである。
【0041】請求項16,17又は18の構成により、
各本体メモリセル−各リファレンスメモリセル間におい
て、遅延時間差がほとんどなくなるので、極めて信頼性
の高いかつ高速動作が可能な強誘電体メモリ等の半導体
メモリ装置が構成されることになる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る電
気信号供給回路および半導体メモリ装置について、図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0043】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について、図1及び図2を参照しながら説明す
る。
【0044】図1において、符号と部材名との関係は下
記の通りである。SDは信号発生源、C11〜C15は
回路セル、R111〜R121は抵抗体、N111〜N
115はノードをそれぞれ示す。ただし、本実施形態及
び各実施形態において、抵抗体とは、一般的には信号配
線の抵抗を表すための部材であり、現実には配線以外に
抵抗性部材を介設していない。ただし、信号配線の抵抗
が無視できるほどに小さく、別途抵抗性部材を介設した
場合も含むものとする。
【0045】同図に示す回路において、信号発生源SD
に抵抗体R121を介してノードN113が接続され、
各ノードN111〜N115には、それぞれ回路セルC
11〜C15が接続されている。そして、ノードN11
1とノードN112との間には抵抗体R111が、ノー
ドN112とノードN113との間には抵抗体R112
が、ノードN113とノードN114との間には抵抗体
R113が、ノードN114とノードN115との間に
は抵抗体R114が、それぞれ介設されている。すなわ
ち、信号発生源SDから出力された信号が、回路セルC
11には抵抗体R121,R112及びR111を介
し、回路セルC12には抵抗体R121及びR112を
介し、回路セルC13には抵抗体R121を介し、回路
セルC14には抵抗体R121及びR113を介し、回
路セルC15には抵抗体R121,R113及びR11
4を介して、それぞれ供給される。すなわち、本実施形
態では、回路セルC11〜C15の端部に配置された信
号発生源SDが、各回路セルC11〜C15に接続され
るノード列の中央部となるノードN113に抵抗体R1
21を介して接続されている点が、上記従来例の構成と
は異なる。
【0046】図2は、本実施形態に係る電気信号供給回
路における信号の伝達特性を示す。同図に示すように、
信号発生源SDの信号を論理電圧“L”から論理電圧
“H”にしたときのノードN113の信号レベル電圧は
信号レベル電圧曲線11のようになり、ノードN111
あるいはN115の信号レベル電圧は信号レベル電圧曲
線12のようになる。これは、各回路セルC11〜C1
5が有する寄生容量を含む容量と抵抗体R111〜R1
14による信号遅延によるものである。
【0047】この回路構成では、ノードN113におけ
る信号遅延時間が最も小さく、ノードN111あるいは
ノードN115の信号遅延時間が最も大きくなるが、こ
の最小信号遅延時間と最大信号遅延時間の差は従来例
(図16参照)に比べて小さくなる。例えば、各回路セ
ル間の抵抗値および各回路セルが有する寄生容量を含む
容量が同じであるとすると、遅延時間差は従来例の1/
4程度となる。
【0048】特に、本実施形態において、抵抗体R11
1〜R114の抵抗値を抵抗体R121の抵抗値よりも
小さくすることにより、各ノードN111〜N115
(回路セルC11〜C15)間における遅延時間差をよ
り小さくし得る利点がある。抵抗体R121の抵抗値を
大きくするためには例えば配線幅を狭くすればよい。
【0049】また、抵抗体R121を含む配線と抵抗体
R111〜R114を含む配線とは、平面的に配置され
ていてもよく、立体的に配置されていてもよいものとす
る。平面的に配置された場合には1層の配線層で済むと
いう利点があり、立体的に配置された場合には、占有面
積が小さくて済むという利点がある。
【0050】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について、図3を参照しながら説明する。
【0051】本実施形態では、6つの回路セルC21〜
C26が6つのノードN211〜N216にそれぞれ接
続されており、ノードN211とノードN212とは抵
抗体R211を介し、ノードN212とノードN213
とは抵抗体R212を介し、ノードN214とノードN
215とは抵抗体R213を介し、ノードN215とノ
ードN216とは抵抗体R214を介して、それぞれ接
続されている。ただし、本実施形態では、ノードN21
3とノードN214とは直接には接続されていない。そ
して、信号発生源SDには抵抗体R231を介してノー
ドN217が接続されており、さらに、ノードN217
に対し、抵抗体R221,R222を介してノードN2
12,N215がそれぞれ接続されている。
【0052】本実施形態に係る電気信号供給回路では、
信号発生源SDから各回路セルC21〜C26への信号
配線をピラミッド型にすることによって、第1の実施形
態よりさらに各回路セルC21〜C26への遅延時間差
を低減し得る利点がある。
【0053】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について、図4を参照しながら説明する。
【0054】本実施形態に係る各回路セルC21〜C2
6と各ノードN211〜N216と各抵抗体R211〜
R214との接続関係は、上記図3に示す第2の実施形
態における接続関係と同様である。ただし、本実施形態
では、信号発生源SDが抵抗体R221を介してノード
N212に、抵抗体R222を介してノードN215に
それぞれ接続されている。言い換えると、図3のノード
N217の位置に信号発生源SDが配置されており、抵
抗体R231が存在しない構造となっている。
【0055】本実施形態に係る電気信号供給回路では、
第2の実施形態と同様に信号発生源SDから各回路セル
への信号配線をピラミッド型にすることによって第1の
実施形態よりさらに遅延時間差を低減し得るという効果
を発揮することができる。
【0056】さらに、回路セルを信号発生源SDから配
線を直接2方向に分岐させて配置しているため、上記第
2の実施形態に係る回路と比較して、抵抗体R231を
不要とできる分だけ信号発生源SDから回路セルに至る
経路中の抵抗値を低減できる。したがって、信号発生源
SDから最も離れた回路セルへの遅延時間の最大値が小
さくなり、回路全体の動作の高速化を図ることができ
る。
【0057】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について、図5を参照しながら説明する。
【0058】同図に示すように、本実施形態に係る電気
信号供給回路は、上記第2の実施形態に係る電気信号供
給回路の構成(図3参照)に加え、各ノードN211〜
N216と各回路セルC21〜C26間に抵抗体R01
〜R06を介設したものである。すなわち、回路セルC
21に接続されるノードN201とノードN211との
間に抵抗体R01を介設し、回路セルC22に接続され
るノードN202とノードN212との間に抵抗体R0
2を介設し、回路セルC23に接続されるノードN20
3とノードN213との間に抵抗体R03を介設し、回
路セルC24に接続されるノードN204とノードN2
14との間に抵抗体R04を介設し、回路セルC25に
接続されるノードN205とノードN215との間に抵
抗体R05を介設し、回路セルC26に接続されるノー
ドN206とノードN216との間に抵抗体R06を介
設している。各ノードN211〜N216と信号発生源
SDとの接続関係及び抵抗体R211〜R231の配置
状態は、上記第2実施形態において図3に示す回路につ
いて説明した通りである。
【0059】本実施形態に係る電気信号供給回路では、
第1および第2の実施形態と同様に信号発生源SDから
各回路セルへの信号配線をピラミッド型にすることによ
って遅延時間差を低減し得るという効果を発揮すること
ができる。
【0060】さらに、この第4の実施形態では、ピラミ
ッド型に形成された配線端である各ノードN211〜N
216からそれぞれ抵抗体R01〜R06を介して回路
セルC21〜C26が接続されているために、各回路セ
ルC21〜C26が有する寄生容量を含む容量の影響が
ノードN211〜N216には現れにくくなる。その結
果、遅延時間をさらに低減し得るという効果を発揮する
ことができる。
【0061】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
について、図6〜図8を参照しながら説明する。
【0062】図6は、本実施形態に係る強誘電体メモリ
装置の回路構成を概略的に示すブロック回路図である。
同図に示すように、本実施形態に係る回路は、上記第1
の実施形態に係る図1に示す半導体集積回路における回
路セルC11〜C15のうち中央に配置された回路セル
C13をリファレンス回路セルRC1で置き換えたもの
に等しい構成を有する。そして、回路セルC11,C1
2,C14,C15が本体回路セルである。
【0063】図7は、上記図6に示す半導体集積回路の
具体的な例である強誘電体メモリ装置の構成を示す電気
回路図である。ただし、図7は、強誘電体メモリ装置内
のメモリセルアレイの1つの列のさらにその一部のみを
示している。同図において、符号と部材名との関係は下
記の通りである。WL0〜WL7はワード線、RWL
0,RWL1はリファレンスワード線、BL,XBLは
非反転ビット線信号及び反転ビット線信号をそれぞれ供
給するための1対のビット線、CP0〜CP3,RCP
0はセルプレート電極、CPDはセルプレート信号供給
源、SAはセンスアンプ、CC0〜CC7は強誘電体で
形成された本体メモリセルキャパシタ、CR0,CR1
は強誘電体で形成されたリファレンスメモリセルキャパ
シタ、Qn0〜Qn7,QnR0,QnR1はNチャネ
ル型トランジスタをそれぞれ示す。ただし、図7におい
て、他の列にも2つのメモリキャパシタと2つのNチャ
ネル型トランジスタの組からなるメモリセルが配置され
ており、各セルプレート電極CP,RCPは図中行に沿
って延び、メモリセルアレイの行に配置された各メモリ
セルを接続している。
【0064】同図に示すように、本実施形態に係る強誘
電体メモリ装置は、下記のように構成されている。セン
スアンプSAに各ビット線BL,XBLが接続されてい
る。本体メモリセルキャパシタCC0〜CC7の一方の
電極は、それぞれNチャネル型MOSトランジスタQn
0〜Qn7を介してビット線BL又はXBLに接続され
ており、各Nチャネル型MOSトランジスタQn0〜Q
n7のゲートは、ワード線WL0〜WL7にそれぞれ接
続されている。また、本体メモリセルキャパシタCC0
及びCC1の他方の電極は共通のセルプレート電極CP
0となり、本体メモリセルキャパシタCC2及びCC3
の他方の電極は共通のセルプレート電極CP1となり、
本体メモリセルキャパシタCC4及びCC5の他方の電
極は共通のセルプレート電極CP2となり、本体メモリ
セルキャパシタCC6及びCC7の他方の電極は共通の
セルプレート電極CP3となっている。同様に、リファ
レンスメモリセルキャパシタCR0,CR1の一方の電
極は、それぞれNチャネル型MOSトランジスタQnR
0,QnR1を介してビット線BL又はXBLに接続さ
れており、Nチャネル型MOSトランジスタQnR0,
QnR1のゲートは、ワード線RWL0,RWL1に接
続されている。また、リファレンスメモリセルキャパシ
タCR0及びCR1の他方の電極は共通のセルプレート
電極RCP0となっている。また、セルプレート電極C
P0とCP1とは抵抗体R14を介して、セルプレート
電極CP1とRCP0とは抵抗体R13を介して、セル
プレート電極RCP0とCP2とは抵抗体R12を介し
て、セルプレート電極CP2とCP3とは抵抗体R11
を介してそれぞれ接続され、さらに、セルプレート電極
CP3はセルプレート信号供給源CPDに接続されてい
る。すなわち、リファレンスメモリセルキャパシタCR
0及びCR1用のセルプレート電極RCPOが他のセル
プレート電極CP0〜CP3の中央に配置された構成と
なっている。
【0065】図7に示す強誘電体メモリ装置に配置され
る各部材は、図6に示す半導体集積回路内の各要素と以
下のように対応している。各セルプレート電極CP3,
CP2,RCP1,CP1,CP0が図6中のノードN
111,N112,N113,N114,N115にそ
れぞれ対応する。セルプレート電極CP0に接続される
本体メモリセルキャパシタCC0,CC1及びNチャネ
ル型トランジスタQn0,Qn1からなるメモリセル
と、図示されていないがこの行に配置された各メモリセ
ルが図6中の本体回路セルC15に対応する。同様に、
セルプレートCP1に接続される各メモリセルが図6中
の本体回路セルC14に対応する。また、セルプレート
電極RCP0に接続される各リファレンスメモリセルが
図6中のリファレンス回路セルRC1に対応する。同様
に、セルプレートCP2,CP3に接続される各メモリ
セルがそれぞれ図6中の本体回路セルC12,C11に
対応する。
【0066】本実施形態では、図7に示すように、リフ
ァレンスメモリセルキャパシタCR0,CR1を本体メ
モリセルキャパシタCCO〜CC7の中央に配置する構
成としたので、本体メモリセルキャパシタとリファレン
スメモリセルキャパシタとの間で両者のセルプレート電
極にセルプレート信号供給源CPDから供給される信号
の同士の遅延時間の差が小さくなる。したがって、本体
メモリセルキャパシタ及びリファレンスメモリセルキャ
パシタからビット線BL又はXBLに読み出される電荷
量のメモリセルの配置依存性がなくなる。その結果、安
定動作,高速動作が可能となり、強誘電体キャパシタの
劣化及びばらつきに対しても誤動作しにくい信頼性の高
い強誘電体メモリ装置とすることができる。
【0067】図8は、図6に示す回路の各ノードにおけ
る信号レベルの時間変化を示す図である。同図中の信号
レベル曲線13はノードN111の信号レベルを、信号
レベル曲線14はノードN115の信号レベルを、信号
レベル曲線15はノードN113の信号レベルをそれぞ
れ示す。すなわち、リファレンス回路セルRC1の信号
レベル曲線15は、本体回路セルの最大遅延の信号レベ
ル曲線13、14間を通る曲線となり、リファレンス回
路セルと本体回路セルの遅延時間の差は従来の構成に比
べて小さくなる。
【0068】(第6の実施形態)次に、第6の実施形態
について、図9を参照しながら説明する。
【0069】図9に示すように、本実施形態に係る強誘
電体メモリ装置の回路構成は、図1に示す第1の実施形
態に係る電気信号供給回路における6つの回路セルC1
1〜C16のうちの1つの回路セルC12の代わりに、
リファレンスメモリセルを構成するリファレンス回路セ
ルRC1を配置したものである。そして、信号発生回路
SD,各ノードN111〜N115及び各抵抗体R11
1〜R114及びR121の接続関係は、上記第1の実
施形態において図1について説明したとおりである。
【0070】本実施形態においては、信号発生源SDは
例えばセルプレート信号供給源である。この構成の電気
信号供給回路では、ノードN111あるいはN115が
信号発生源SDの信号からの遅延時間が最大で、ノード
N113が信号発生源SDの信号からの遅延時間が最小
である。ノードN112あるいはN114はその中間の
遅延時間となる。そして、信号発生源SDからリファレ
ンスメモリセルを構成するリファレンス回路セルRC1
までの信号の遅延時間が、信号発生源SDから本体メモ
リセルを構成する各本体回路セルC11,C13,C1
4,C15までの信号の最大遅延時間と最小遅延時間と
の中間値になるように、各抵抗体R111〜R121の
値等が設定されている。
【0071】本実施形態では、このようなメモリセルア
レイの構造を有する強誘電体メモリ装置とすることによ
って、本体メモリセルを構成する各本体回路セルの信号
発生源SDからの遅延時間差は第5の実施形態よりに小
さくなるとともに、信号発生源SDからリファレンスメ
モリセルを構成する回路セルRC1までの信号の遅延時
間が、信号発生源SDから本体メモリセルを構成する回
路セルC11,C13,C14,C15までの信号の最
大遅延時間と最小遅延時間の中間値に設定されているの
で、さらに、安定動作、高速動作の強誘電体メモリ装置
とすることができる。
【0072】(第7の実施形態)次に、第7の実施形態
について、図10を参照しながら説明する。
【0073】図10に示すように、本実施形態に係る強
誘電体メモリ装置の回路構成は、図3に示す第2の実施
形態に係る回路における6つの回路セルC21〜C26
のうちの2つ回路セルC25,C26の代わりに、リフ
ァレンスメモリセルを構成するリファレンス回路セルR
C1,RC2を配置したものである。信号発生源SD,
各ノードN211〜N217及び各抵抗体R211〜R
214,R221,R222間の接続関係は、上記第2
の実施形態において図3について説明したとおりであ
る。
【0074】そして、信号発生源SDから各リファレン
ス回路セルRC1,RC2までの遅延時間は互いに異な
るように設定されており、本体メモリセルを構成する回
路セルC21〜C24のうちの1つが動作する場合、信
号発生源SDから当該回路セルまでの信号の遅延時間に
最も近い遅延時間を有するリファレンス回路セルを選択
し得るように構成されている。
【0075】本実施形態では、図10に示すような構成
の強誘電体メモリ装置とすることによって、上記第1の
実施形態に対する第2の実施形態の利点と同様に、信号
発生源SDから各回路セルへの遅延時間差が第6の実施
形態より低減し得る利点が得られる。
【0076】加えて、リファレンス回路セルRC1,R
C2を複数箇所に設け、本体メモリセルを構成する回路
セルの選択動作する場所つまり遅延時間に応じて、複数
のリファレンス回路セルのうちのいずれかを選択し得る
構成とすることによって、本体メモリセルを構成する回
路セルとリファレンスメモリセルを構成するリファレン
ス回路セルとで、信号発生源SDから供給される信号の
遅延時間差を小さくすることができ、特にメモリ容量が
大きく信号発生源SDからの信号配線長さが長い強誘電
体メモリ装置において、安定動作、高速動作が可能とな
る。
【0077】(第8の実施形態)次に、第8の実施形態
について、図11及び図12を参照しながら説明する。
【0078】本実施形態に係る電気信号供給回路は、同
図に示すように、信号発生源SDと、この信号発生源S
Dから抵抗体R310を介して導出される配線W310
と、この配線W310に接続される第1層目の配線と、
7つの回路セルC31〜C37と、各回路セルに接続さ
れる第2層目の配線とを備えている。そして、第1層目
の配線には2つの抵抗体R311,R312が介設さ
れ、第2層目の配線には6つの抵抗体R321〜R32
6が介設されている。なお、本実施形態では、第1層目
の配線と第2層目の配線とでノードを分けて表示してい
る。第1層目の配線においては、各抵抗体R311,R
312により、3つのノードN311〜N313に区画
されている。また、第2層目の配線においては、各抵抗
体R321〜R326により、各回路セルC31〜C3
7に直接つながる7つのノードN321〜N327に区
画されている。ここで、本実施形態における特徴は、第
1層目の配線と第2層目の配線との間に第1〜第3のコ
ンタクトCT311〜CT313が設けられている点で
ある。すなわち、第1層目の配線中のノードN311と
第2層目の配線中のノードN322とが第1のコンタク
トCT311により、第1層目の配線中のノードN31
2と第2層目の配線中のノードN324とが第2のコン
タクトCT312により、第1層目の配線中のノード3
13と第2層目の配線中のノードN326とが第3のコ
ンタクトCT313によりそれぞれ互いに接続されてい
る。言い換えると、第1層目の配線に抵抗体R311,
R312を直列に配置し、第2層目の配線に抵抗体R3
21〜R326を直列に配置して、第1層目の配線の各
抵抗体R311,R312で区画される複数のノードか
ら第2層目の配線の複数のノードに複数のコンタクトを
介して信号を供給するように構成されている。
【0079】本実施形態に係る電気信号供給回路では、
抵抗体R311,R312を配置した第1層目の配線と
抵抗体R321〜R326を配置した第2層目の配線と
を複数の点で接続することによって、両端の回路セルを
除く各回路セルに複数のコンタクトを介してつまり複数
の経路を介して信号が供給されるので、各回路セルC3
1〜C37間の信号遅延時間差を低減し得るとともに、
信号発生源SDから最も離れた回路セルまでの距離が短
縮されるので、最大の遅延時間つまり系が有する遅延時
間をも大幅に低減することができる。
【0080】そして、本実施形態では、第1層目の配線
と第2層目の配線との間に複数のコンタクトCT311
〜CT313が形成されており、第2層目の配線の端と
その部分に最も近い第1のコンタクトCT311との間
の配線長が、第1のコンタクトCT311と第2のコン
タクトCT312との間の配線長の約半分となるように
構成されている。言い換えると、第2層目の配線に配置
されるすべてのノードN321,N322,N323,
N324,N325,N326,N327のうち偶数番
目のノードN322,N324,N326が第1層目の
配線に接続するように接続されている。つまり、第2層
目の配線のノード数が奇数(2m+1)(mは自然数,
本実施形態ではm=3)の場合、第1層目の配線とのコ
ンタクトの数がm個となっている。また、本実施形態で
は、配線幅を均一としているので、第2層目の配線の端
とその部分に最も近い第1のコンタクトCT311との
間の抵抗体R321の抵抗値が、第1のコンタクトCT
311と第2のコンタクトCT312との間に配置され
る各抵抗体R322,R323(互いに抵抗値は等し
い)のそれぞれの抵抗値の約半分となるように構成され
ている。つまり、各抵抗体321,322,323,3
24,325,326の抵抗値は等しい。言い換える
と、信号配線の幅つまり断面積が同じ場合には、各回路
セル間の間隔が等しいことになる。したがって、レイア
ウトが簡素化され、製造工程を進める上では実用的に有
利な構造となる。
【0081】次に、図12は、図11の回路構成を適用
した強誘電体メモリ装置のメモリセルアレイの回路図で
ある。本実施形態では、図7に示す例とは異なり、本体
メモリセルのみを表示し、リファレンスメモリセルは表
示していないが、リファレンスメモリセルはこの列中の
他の部位に配置されている。また、同図中には、1つの
列しか表示されていないが、他にも多数の列があること
はいうまでもない。
【0082】同図において、符号と部材名との関係は下
記の通りである。WL0〜WL13はワード線、BL,
XBLは非反転ビット線信号及び反転ビット線信号をそ
れぞれ供給するための1対のビット線、CP0〜CP6
はセルプレート電極、CPDは信号発生源としてのセル
プレート信号供給源、SAはセンスアンプ、CC0〜C
C13は強誘電体で形成された本体メモリセルキャパシ
タ、Qn0〜Qn13はNチャネル型トランジスタをそ
れぞれ示す。ただし、図12において、他の列にも2つ
のメモリキャパシタと2つのNチャネル型トランジスタ
の組からなるメモリセルが配置されており、各セルプレ
ート電極CPは図中行に沿って延び、メモリセルアレイ
の行に配置された各メモリセルを接続している。
【0083】同図に示すように、本実施形態に係る強誘
電体メモリ装置は、下記のように構成されている。セン
スアンプSAに各ビット線BL,XBLが接続されてい
る。本体メモリセルキャパシタCC0〜CC13の一方
の電極は、それぞれNチャネル型トランジスタQn0〜
Qn13を介してビット線BL又はXBLに接続されて
おり、各Nチャネル型トランジスタQn0〜Qn13の
ゲートは、ワード線WL0〜WL13にそれぞれ接続さ
れている。また、各々1対の本体メモリセルキャパシタ
CC0及びCC1、CC2及びCC3等の他方の電極は
共通のセルプレート電極CP0,CP1,…となってい
る。また、セルプレート電極CP0とCP1とは抵抗体
R326を介して、セルプレート電極CP1とCP2と
は抵抗体R325を介して、セルプレート電極CP2と
CP3とは抵抗体R324を介して、セルプレート電極
CP3とCP4とは抵抗体R323を介して、セルプレ
ート電極CP4とCP5とは抵抗体R322を介して、
セルプレート電極CP5とCP6とは抵抗体R321を
介してそれぞれ互いに接続されている。そして、第1層
目の配線から1つおきのセルプレート電極CP5,CP
3,CP1にコンタクトCT311〜CT313が形成
されている。
【0084】図12に示す強誘電体メモリ装置におい
て、各セルプレート電極CP0〜CP6に接続される各
行に配置された各メモリセルが図11中の回路セルC3
1〜C37に対応する。
【0085】本実施形態に係る強誘電体メモリ装置にお
いては、図11及び図12に示すような構成により、で
きるだけメモリセルアレイ中の各本体メモリセル間の遅
延時間差を低減することができる。
【0086】(第9の実施形態)次に、第9の実施形態
について、図13を参照しながら説明する。
【0087】本実施形態に係る電気信号供給回路は、同
図に示すように、信号発生源SDと、この信号発生源S
Dから抵抗体R410を介して導出される配線W410
と、この配線W410に接続される第1層目の配線と、
3つの回路セルC41〜C43を含む多数の回路セル
と、各回路セル間に接続される第2層目の配線とを備え
ている。そして、第1層目の配線には2つの抵抗体R4
11,R412が介設され、第2層目の配線には4つの
抵抗体R421〜R424が介設されている。第1層目
の配線においては、各抵抗体R411,R412によ
り、3つのノードN411〜N413に区画されてい
る。また、第2層目の配線においては、各抵抗体R42
1〜R424により、5つのノードN421〜N425
に区画されている。ここで、本実施形態における特徴
は、第1層目の配線中のノードN411と第2層目の配
線中のノードN422とが第1のコンタクトCT411
により、第1層目の配線中のノードN413と第2層目
の配線中のノードN424とが第2のコンタクトCT4
12によりそれぞれ互いに接続されている点である。た
だし、第1層目の配線中の中央のノードN412と第2
層目の配線中のノードN423との間にはコンタクトは
形成されていない。
【0088】さらに、本実施形態では、2方向から電荷
(信号)の供給を受ける回路セルC42に接続される経
路に配置される2つの抵抗体R422及びR423の抵
抗値r22,r23と、1方向からのみ電荷の供給を受
ける回路セルC41に接続される経路に配置される抵抗
体R421の抵抗値r21と関係を、下記式(1) r21:r22(=r23)=1:√2 (1) のように設定している。なお、もう一方の端部に配置さ
れた回路セルC43に接続される経路に配置された抵抗
体R424の抵抗値と、中央の回路セルC42に接続さ
れる経路に配置された抵抗体R422,R423の抵抗
値との間にも同様の関係が成立している。ただし、抵抗
体R411と抵抗体R412との抵抗値は等しい。この
ように設定することにより、各回路セルC41,C42
への遅延時間を等しくすることができる。その点につい
て説明する。各回路セルC41,C42の容量を 同じ
CA1とすると、下記式(2)で表される第1層目の配
線から両回路セルへの信号の遅延時間が等しいという条
件、つまり、 r21×α・r21・CA=(r22/2)・r22・CA (2) という条件から、上記式(1)が導かれる。
【0089】本実施形態では、以上のように設定するこ
とにより、全体として遅延時間差の少ない構成とするこ
とができる。 また、上記第8の実施形態と同様に、信
号発生源SDから最も離れた回路セルまでの距離が短縮
されるので、最大の遅延時間つまり系が有する遅延間を
も大幅に低減することができる。ただし、抵抗体R42
2の抵抗値が抵抗体R421の抵抗値よりも大きけれ
ば、各回路セルC41,C42における遅延時間差を可
及的に低減する効果が得られる。
【0090】なお、図示は省略するが、本実施形態の構
成を上記図12に示すような強誘電体メモリ装置のメモ
リセルアレイの構造に適用することも可能であることは
いうまでもない。
【0091】なお、第1層目の配線と第2層目の配線と
の間に複数個のコンタクトを設ける場合、コンタクトの
配置方法は本実施形態のような配置方法に限定されるも
のではない。
【0092】(第10の実施形態)次に、第10の実施
形態について、図14を参照しながら説明する。
【0093】本実施形態に係る電気信号供給回路は、同
図に示すように、信号発生源SDと、この信号発生源S
Dから抵抗体R510を介して導出される配線W510
と、この配線W510に接続される第1層目の配線と、
3つの回路セルC51〜C53を含む多数の回路セル
と、各回路セル間に接続される第2層目の配線とを備え
ている。そして、第1層目の配線には4つの抵抗体R5
11〜R514が介設され、第2層目の配線には4つの
抵抗体R521〜R524が介設されている。なお、本
実施形態では、第1層目の配線と第2層目の配線とでノ
ードを分けて表示している。第1層目の配線において
は、各抵抗体R511〜R514により、5つのノード
N511〜N515に区画されている。また、第2層目
の配線においては、各抵抗体R521〜R524によ
り、5つのノードN521〜N525に区画されてい
る。ここで、本実施形態における特徴は、第1層目の配
線と第2層目の配線との間に第1〜第4のコンタクトC
T511〜CT514が設けられている点である。すな
わち、第1層目の配線中のノードN511と第2層目の
配線中のノードN521とが第1のコンタクトCT51
1により、第1層目の配線中のノードN512と第2層
目の配線中のノードN522とが第2のコンタクトCT
512により、第1層目の配線中のノードN514と第
2層目の配線中のノードN524とが第3のコンタクト
CT513により、第1層目の配線中のノードN515
と第2層目の配線中のノードN525とが第4のコンタ
クトCT514によりそれぞれ互いに接続されている。
ただし、第1層目の配線中の中央のノードN513と第
2層目の配線中のノードN523との間にはコンタクト
は形成されていない。すなわち、本実施形態に係る電気
信号供給回路の構造は、上記第9の実施形態における構
造に加えて、第2層目の配線中の両端部のノードにも抵
抗体を介してコンタクトを形成したものである。
【0094】本実施形態では、端部に配置された回路セ
ルC51(及びC53)も、中央に配置された回路セル
C52も、2方向から電荷の供給を受けるので、抵抗体
R511,R521の合成抵抗値と、抵抗体R512,
R522の合成抵抗値とを同じ値に設定することによ
り、両回路セルへの遅延時間が等しくなるように設定さ
れている。ただし、抵抗体R512と抵抗体R513と
の抵抗値は等しい。
【0095】したがって、本実施形態によっても、全体
として遅延時間差の少ない構成とすることができる。
特に、本実施形態の構成では、上記第9の実施形態に比
べ、各抵抗体の抵抗値の調整が容易であるという利点が
得られる。また、上記第8の実施形態と同様に、信号発
生源SDから最も離れた回路セルまでの距離が短縮され
るので、最大の遅延時間つまり系が有する遅延間をも大
幅に低減することができる。
【0096】なお、図示は省略するが、本実施形態の構
成を上記図12に示すような強誘電体メモリ装置のメモ
リセルアレイの構造に適用することも可能であることは
いうまでもない。
【0097】なお、第1層目の配線と第2層目の配線と
の間に複数個のコンタクトを設ける場合、コンタクトの
配置方法は本実施形態のような配置方法に限定されるも
のではない。
【0098】
【発明の効果】請求項1〜5によれば、第1及び第2の
回路セルを含む複数の回路セルと電気信号発生源とを有
する電気信号供給回路において、電気信号発生源と各回
路セルとの間の配線中の抵抗値を同程度にしたので、信
号発生源から第1,第2の回路セルに供給される信号の
遅延時間をほぼ等しくでき、よって、回路動作の高速化
と安定化とを図ることができる。
【0099】請求項6〜12によれば、電気信号発生源
に接続される第1層目の配線と、複数の回路セルに接続
される第2層目の配線との間を複数のコンタクトで接続
し、各回路セルには複数のコンタクトを介して電気信号
が供給されるようにしたので、、各回路セル間の遅延時
間差を可及的に低減することができる。
【0100】請求項13〜18によれば、半導体メモリ
装置として、電気信号発生源−リファレンスメモリセル
間の配線中の抵抗値を電気信号発生源−各本体メモリセ
ル間の配線中の抵抗値の最大値と最小値との間の値とな
るようにしたので、半導体メモリ装置内における本体メ
モリセル−各リファレンスメモリセル間の遅延時間差の
最大値を低減することができ、よって、半導体メモリ装
置の動作の高速化と信頼性の向上とを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電気信号供給回路の概略
的な構成を示すブロック回路図である。
【図2】第1の実施形態に係る電気信号供給回路の時間
と信号レベル電圧との関係を示す特性図である。
【図3】第2の実施形態に係る電気信号供給回路の概略
的な構成を示すブロック回路図である。
【図4】第3の実施形態に係る電気信号供給回路の概略
的な構成を示すブロック回路図である。
【図5】第4の実施形態に係る電気信号供給回路の概略
的な構成を示すブロック回路図である。
【図6】第5の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の概
略的な構成を示すブロック回路図である。
【図7】第5の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の電
気回路図である。
【図8】第5の実施形態に係る電気信号供給回路の時間
と信号レベル電圧との関係を示す特性図である。
【図9】第6の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の概
略的な構成を示すブロック回路図である。
【図10】第7の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の
概略的な構成を示すブロック回路図である。
【図11】第8の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の
概略的な構成を示すブロック回路図である。
【図12】第8の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の
電気回路図である。
【図13】第9の実施形態に係る強誘電体メモリ装置の
概略的な構成を示すブロック回路図である。
【図14】第10の実施形態に係る強誘電体メモリ装置
の概略的な構成を示すブロック回路図である。
【図15】従来の電気信号供給回路の概略的な構成を示
すブロック回路図である。
【図16】従来の電気信号供給回路の時間と信号レベル
電圧との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
SD 信号発生源 C 回路セル RC リファレンス回路セル R 抵抗 N ノード WL ワード曲線 RWL リファレンスワード線 BL ビット線 XBL ビット線 CP セルプレート電極 RCP セルプレート電極 CPD セルプレート信号供給源 SA センスアンプ C 本体メモリセルキャパシタ CR リファレンスメモリセルキャパシタ Qn Nチャネル型MOSトランジスタ QnR Nチャネル型MOSトランジスタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1及び第2の回路セルを含
    む複数の回路セルと、 上記各回路セルに供給するための信号を発生する電気信
    号発生源と、 上記電気信号発生源から導出され先端部で上記各回路セ
    ルに接続される配線とを備え、 上記電気信号発生源と第1の回路セルとの間の上記配線
    中の抵抗値と、上記電気信号発生源と上記第2の回路セ
    ルとの間の上記配線中の抵抗値とが同程度に設定されて
    いることを特徴とする電気信号供給回路。
  2. 【請求項2】 複数の回路セルと、 上記各回路セルに供給するための電気信号を発生する電
    気信号発生源と、 上記電気信号発生源から導出された後階層的に分岐して
    先端部で上記各回路セルに接続される配線とを備えてい
    ることを特徴とする電気信号供給回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気信号供給回路におい
    て、 上記配線は、上記電気信号発生源から導出される第1の
    階層と、該第1の階層から1つの分岐点で分岐して先端
    で上記各回路セルに接続される第2の階層とを備えてお
    り、 上記第1の階層における電気信号発生源から上記分岐点
    までの配線中の抵抗値が、上記第2の階層における各回
    路セル間の配線中の抵抗値よりも大きいことを特徴とす
    る電気信号供給回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電気信号供給回路におい
    て、 上記配線は、上記電気信号発生源から導出される第1の
    階層と、該第1の階層から1つの分岐点で分岐して先端
    で各回路セルに接続される第2の階層とを備えており、 上記第2の階層の各先端部は、各々抵抗体を介して上記
    各回路セルに接続されていることを特徴とする電気信号
    供給回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電気信号供給回路におい
    て、 上記抵抗体の抵抗値が、上記第1の階層における上記電
    気信号発生源から上記第2の階層への分岐点までの配線
    中の抵抗値及び上記第2の階層における各回路セル間の
    配線中の抵抗値よりも大きいことを特徴とする電気信号
    供給回路。
  6. 【請求項6】 複数の回路セルと、 上記回路セルに供給するための電気信号を発生する電気
    信号発生源と、 上記電気信号発生源に接続される第1層目の配線と、 上記各回路セルに接続される第2層目の配線とを備え、 上記第1層目の配線と上記第2層目の配線とは、少なく
    とも第1のコンタクト及び第2のコンタクトを含む複数
    のコンタクトで接続されていて、 上記複数の回路セルのうち、少なくとも両端の回路セル
    を除く回路セルには、上記少なくとも2つのコンタクト
    を介して上記電気信号発生源からの電気信号が供給され
    るように構成されていることを特徴とする電気信号発生
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電気信号発生回路におい
    て、 上記第2層目の配線の一方の端部と上記第1のコンタク
    トとの間の経路中の抵抗値が、上記第2層目の配線にお
    ける第1のコンタクトと第2のコンタクトとの間の経路
    中の抵抗値のほぼ半分であることを特徴とする電気信号
    供給回路。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の電気信号発生回路におい
    て、 上記複数のコンタクトのうちいずれのコンタクトも上記
    第2層目の配線中の端部には存在しないことを特徴とす
    る電気信号供給回路。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の電気信号発生回路におい
    て、 上記第2層目の配線の一方の端部と第1のコンタクトと
    の間の配線長が、上記第2層目の配線における第1のコ
    ンタクトと第2のコンタクトとの間の配線長のほぼ半分
    であることを特徴とする電気信号供給回路。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の電気信号発生回路にお
    いて、 上記回路セルは、少なくとも第1,第2及び第3の回路
    セルを含み、 上記第1層目の配線には一方の端から順に第1及び第2
    の抵抗体が配置されていて、該各抵抗体によって第1層
    目の配線が上記一方の端から順に第1〜第3のノードに
    区画されており、 上記第2層目の配線には上記第1層目の配線の上記一方
    の端部に対応する一方の端から順に第1〜第4の抵抗体
    が配置されていて、該各抵抗体によって上記第2層目の
    配線が上記一方の端から順に第1〜第5のノードに区画
    されており、かつ上記第1、第3,第5のノードは、そ
    れぞれ上記第1,第2,第3の回路セルに接続されてお
    り、 上記第1のコンタクトは、上記第1層目の配線中の第1
    のノードと第2層目の配線中の第2のノードとの間に形
    成されており、 上記第2のコンタクトは、上記第1層目の配線中の第3
    のノードと第2層目の配線中の第4のノードとの間に形
    成されており、 上記電気信号発生源は、上記第1層目の配線中の第2の
    ノードに接続されており、 上記第2層目の配線において、上記第2の抵抗体の抵抗
    値は上記第1の抵抗体の抵抗値よりも大きいことを特徴
    とする電気信号発生回路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電気信号発生回路に
    おいて、 上記第1の層目の配線中の第1の抵抗体の抵抗値と第2
    の抵抗体の抵抗値とはほぼ等しく、 上記第2の抵抗体の抵抗値は、上記第1の抵抗体の抵抗
    値の√2倍であることを特徴とする電気信号発生回路。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の電気信号発生回路にお
    いて、 上記回路セルは、少なくとも第1,第2及び第3の回路
    セルを含み、 上記第1層目の配線には一方の端から順に第1〜第4の
    抵抗体が配置されていて、該各抵抗体によって第1層目
    の配線が上記一方の端から順に第1〜第5のノードに区
    画されており、 上記第2層目の配線には上記第1層目の配線の上記一方
    の端部に対応する一方の端から順に第1〜第4の抵抗体
    が配置されていて、該各抵抗体によって上記第2層目の
    配線が上記一方の端から順に第1〜第5のノードに区画
    されており、かつ上記第1、第3,第5のノードは、そ
    れぞれ上記第1,第2,第3の回路セルに接続されてお
    り、 上記第1層目の配線と第2層目の配線との間において、
    上記各第1,第2,第4,及び第5のノード同士は、第
    1〜第4のコンタクトによりそれぞれ接続されており、 上記電気信号発生源は、上記第1層目の配線中の第2の
    ノードに接続されており、 上記第1の層目の配線中の第1の抵抗体の抵抗値と第2
    の抵抗体の抵抗値とはほぼ等しく、 上記第1層目の配線中の第1の抵抗体の抵抗値と上記第
    2層目の配線中の上記第3の抵抗体の抵抗値とはほぼ等
    しく、 上記第2層目の配線において、上記第2の抵抗体の抵抗
    値は上記第1の抵抗体の抵抗値にほぼ等しいことを特徴
    とする電気信号発生回路。
  13. 【請求項13】 本体メモリセルとして機能する第1及
    び第2の回路セルとリファレンスメモリセルとして機能
    する第3の回路セルとを少なくとも含む複数の回路セル
    と、 上記各回路セルに配線を介して接続され、上記各回路セ
    ルに供給するための信号を発生する電気信号発生源とを
    備え、 上記電気信号発生源−各回路セル間の配線中の抵抗値の
    うち最大値が上記電気信号発生源−第1の回路セル間の
    配線中の抵抗値であり、 上記電気信号発生源−各回路セル間の配線中の抵抗値の
    うち最小値が上記電気信号発生源−第2の回路セル間の
    配線中の抵抗値であって、 上記電気信号発生源−第3の回路セル間の配線中の抵抗
    値が上記最大値と上記最小値との間の値となるように設
    定されていることを特徴とする半導体メモリ装置。
  14. 【請求項14】 本体メモリセルとして機能する第1及
    び第2の回路セルとリファレンスメモリセルとして機能
    する第3の回路セルとを少なくとも含む複数の回路セル
    と、 上記各回路セルに配線を介して接続され、上記各回路セ
    ルに供給するための信号を発生する電気信号発生源とを
    備え、 上記第3の回路セルは、上記第1の回路セルと上記第2
    の回路セルとの間に配置されていることを特徴とする半
    導体メモリ装置。
  15. 【請求項15】 複数の回路セルと、 上記各回路セルに配線を介して接続され、上記各回路セ
    ルに供給するための信号を発生する電気信号発生源とを
    備え、 上記複数の回路セルは、複数の本体メモリセルと複数の
    リファレンスメモリセルとにより構成されていることを
    特徴とする半導体メモリ装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の半導体メモリ装置に
    おいて、 上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして機能する
    第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレンスメモ
    リセルとして機能する第3の回路セル及び第4の回路セ
    ルとを含み、 上記電気信号発生源−第1の回路セル間の配線中の抵抗
    値と上記電気信号発生源−第3の回路セル間の配線中の
    抵抗値がほぼ同じであり、 上記電気信号発生源−第2の回路セル間の配線中の抵抗
    値と上記電気信号発生源−第4の回路セル間の配線中の
    抵抗値がほぼ同じであることを特徴とする半導体メモリ
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の半導体メモリ装置に
    おいて、 上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして機能する
    第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレンスメモ
    リセルとして機能する第3の回路セル及び第4の回路セ
    ルとを含み、 上記第1の回路セルと上記第3の回路セルとが同時に選
    択され、上記第2の回路セルと上記第4の回路セルとが
    同時に選択されるように構成されていることを特徴とす
    る半導体メモリ装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の半導体メモリ装置に
    おいて、 上記複数の回路セルは、本体メモリセルとして機能する
    第1の回路セル及び第2の回路セルとリファレンスメモ
    リセルとして機能する第3の回路セル及び第4の回路セ
    ルとを含み、 上記電気信号発生源−第1の回路セル間の配線中の抵抗
    値と上記電気信号発生源−第3の回路セル間の配線中の
    抵抗値がほぼ同じであり、 上記電気信号発生源−第2の回路セル間の配線中の抵抗
    値と上記電気信号発生源−第4の回路セル間の配線中の
    抵抗値がほぼ同じであり、 上記第1の回路セルと上記第3の回路セルとが同時に選
    択され、上記第2の回路セルと上記第4の回路セルとが
    同時に選択されるように構成されていることを特徴とす
    る半導体メモリ装置。
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WO2007052426A1 (ja) * 2005-11-02 2007-05-10 Sharp Kabushiki Kaisha クロスポイント構造の半導体記憶装置

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