JPH09161394A - ディスクの回転バランス調整方法及びその装置 - Google Patents

ディスクの回転バランス調整方法及びその装置

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JPH09161394A
JPH09161394A JP7318807A JP31880795A JPH09161394A JP H09161394 A JPH09161394 A JP H09161394A JP 7318807 A JP7318807 A JP 7318807A JP 31880795 A JP31880795 A JP 31880795A JP H09161394 A JPH09161394 A JP H09161394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスクドライブ装置の内部に固定的
に装着されたディスクの回転バランスを、装置の組立工
程において、高い精度でかつ容易に調整することであ
る。 【解決手段】 ハードディスクドライブ装置20中の回
転軸24に固定されるディスク12の回転バランスを調
整する回転バランス調整方法において、回転軸24にデ
ィスク12の中心孔を挿入して回転軸24に仮固定され
たディスク12が、回転軸24と共に回転する際に、デ
ィスク12のある半径方向Bに生じる力の時間変化を圧
電素子16により測定する。この測定された力の時間変
化に基づいて、回転軸24に所定の半径方向の加速度を
同じ圧電素子16により付与し、測定された力の絶対値
を一定の閾値以下に低減する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクの回転バ
ランスの調整方法及びその装置に係り、特にディスクド
ライブ装置組立時において、ディスクの回転中心を回転
軸の中心と一致するようにディスクの位置を調整するた
めの調整方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクドライブ装置は、データを
記録するための円板状の磁気ディスクを予め有してい
る。このディスクは、回転軸を介して伝えられた駆動モ
ータからの駆動力により回転させられる。そして、磁気
ヘッドがディスク表面上の所望の領域にアクセスするこ
とにより、ディスクに記録されたデータを読み出し、ま
たはデータをディスクに書き込むことができる。このよ
うなディスクの機構上、ディスク回転時においてディス
クが回転ぶれを起こさないように、回転軸にディスクの
中心が正確に位置づけられて固定されていることが非常
に重要である。そのため、磁気ディスクドライブ装置の
製造過程において、回転軸の軸心とディスクの中心とが
一致するように、すなわちディスクの偏心が許容される
誤差より少なくなるようにディスクを位置決めして、回
転軸にディスクに固定するという工程が必要となる。
【0003】このように、ディスク回転時のディスクの
偏心が許容される誤差より少なくなるように調整するこ
とは、一般に、回転バランスの調整と呼ばれている。こ
の回転バランスは、より具体的には、静バランスと動バ
ランスとに分類することができる。静バランスとは、回
転軸が回転している際に、並進力によって発生する振動
成分が小さくなるようにバランスさせることをいう。動
バランスとは、回転軸が回転している際に、トルクによ
って発生する振動成分が小さくなるようにバランスさせ
ることをいう。一般に、回転軸に固定されている複数の
質量間の回転軸の軸方向の間隔が短い場合には、動バラ
ンスの影響は静バランスのそれに対して、無視すること
ができる程度に小さい。しかしながら、この間隔が長く
なるにつれて、動バランスの影響が大きくなってくるの
でこれを無視することができなくなる。
【0004】ハードディスクについて述べると、回転軸
に固定されたディスクの枚数が少ない場合には、回転軸
の軸方向の長さが短いため、動バランスは無視すること
も可能である。しかしながら、ディスクの枚数が多くな
るに従って、静バランスと同様に、動バランスをも調整
する必要が生じてくる。理想的には、この2つのバラン
ス量が共に0になることが望ましいが、実際には、これ
らの量を完全に0にすることは非常に困難である。そこ
で、これらが、ディスクドライブ装置の使用において問
題が生じない程度の所定の規定値より小さくなるように
バランス調整する工程が、磁気ディスクドライブ装置の
製造過程において設けられている。以下、静バランスの
調整及び動バランスの調整についてさらに詳述する。
【0005】まず、静バランスの調整について、図を用
いてさらに詳細に説明する。図9は、ディスクの偏心に
より生じる力を説明するための図である。また、図10
は、ディスク回転位置とディスクの偏心により生じる力
の向きとの関係を示す図である。磁気ディスクドライブ
装置200には、回転軸202に固定された磁気ディス
ク等のディスク204が装備されている。この回転軸2
02の外径は、ディスクの穴の内径よりも大きいため、
これらの間には、実際には数百ミクロン程度の隙間が存
在している。従って、ディスク204を回転軸202に
固定する場合に、しばしば回転中心とディスクの重心と
の不一致、すなわちディスクのアンバランスが生じる。
このようなディスクのアンバランスが存在すると、ディ
スク204が回転軸202と共に回転する際に、並進力
が発生する。ディスク204と回転軸202との間に
は、図10の(A)乃至(C)に示されるように、時々
刻々に方向が変化する力Pが作用する。このような並進
力により生じる振動が大きくなると、データの読み出し
時または書き込み時においてエラーを生じる可能性が高
くなる。
【0006】例えば、図9に示される如く、固定磁気デ
ィスクドライブ装置200に設けられた回転軸202の
軸心に対して質量mのディスク204が寸法eだけ偏心
した状態で角速度ωで回転しているものとする。この場
合、太線矢印で示す偏心力Pの鉛直方向分力,即ち、回
転軸202を介して固定磁気ディスクドライブ装置20
0を鉛直方向下向きに付勢する力Fは、次式で表され
る。
【0007】
【数1】F=meω2 sin(ωt)
【0008】上式によれば、例えば2.5インチのアル
ミニウム製ディスクが0.1mm偏心した状態で毎分3
600回転すると、力Fの最大値は約10gと計算され
る。
【0009】上式から明らかなように、アンバランスに
よって生じる力Fは、回転数が増える程、また、ディス
クの枚数が増える程大きくなる。例えば、上記と同一の
ディスクが毎分4800回転すると、力Fは約1.8倍
となる。このような、回転軸が回転している際に、並進
力によって発生する振動が小さくなるように調整するこ
とが静バランスの調整である。
【0010】次に、動バランスの調整について、図を用
いてさらに詳細に説明する。図12は、回転軸202に
固定された複数のディスク204の力学的モデルを示す
図である。剛体の運動学によると、図12(a)のよう
な分布質量系の回転アンバランスは、図12(b)に示
すように、軸上に任意にとった2つの面上における2つ
の集中加重として等価的に表現できる。この系の2つの
面上の等価的なアンバランス量m1・r1、m2・r2(但
し、r1、r2はベクトル)により、回転軸が回転してい
る際に、トルクによって振動成分が発生する。この振動
成分を小さくすることが動バランスの調整である。
【0011】最近のように、高速処理の要望に応えるた
めディスクの回転数がますます高速になり、また、一つ
の回転軸に取り付けられるディスク枚数を増やすことに
より、ディスクドライブ装置自体が記憶できるデータ量
が増大するにつれて、ディスクのアンバランスをどのよ
うにして効率的に小さくするかという問題がますます重
要な課題となってきている。従って、静バランスまたは
動バランスの調整は、ディスクドライブ装置の組立にお
いて、ますます重要な工程となってきている。
【0012】従来のこのディスクの回転バランスを調整
する方法としては、ディスクを回転させて、ディスクの
アンバランスの位置と大きさを測定し、回転を止めた後
に、その反対側にアンバランスを調整するために、一定
質量を有する「調整おもり」(Counter weight)を取り
付ける方法が主として採用されていた。
【0013】しかしながら、従来用いられていた回転バ
ランスの調整のために一定質量のおもりを使用する方法
において、回転バランスをとるために調整おもりを取り
付ける工程は、ディスクを停止させた状態で行わなけれ
ばならず、しかも正確にバランスを調整するためには、
何度も繰り返しバランスの調整作業を行わなければなら
ない。従って、ディスクの回転とその停止という動作を
繰り返し実行する必要があったため、バランス調整に時
間がかかるという問題があった。また、おもりとしてね
じを使用する方法も提案されているが、この方法におい
ても同様の問題が存在する他、ねじ穴の位置が予め決ま
っているために微妙なバランス調整が困難であった。
【0014】この他、特開昭60−187966号公報
参照に開示される如く、偏心状態で危険速度よりも高い
回転数で回転を行い、触れ回り量を0に近づけた状態で
固定することによってバランスをとる方法も知られてい
る。しかしながら、危険速度よりも高い回転数で回転を
行うことは、駆動モータに非常に大きな負担をかけるこ
とになるので、ディスクドライブ装置自体の寿命を縮め
ることともなりかねず、現実的な方法であるとは必ずし
もいえない。
【0015】最近になって、上記のような不都合を改善
し得るであろうものとして、特開平3−69060号公
報記載のディスクドライブの偏心補正装置が提案されて
いる。
【0016】この偏心補正装置は、ディスクの半径方向
への移動を可能にしたマグネット等のクランプと、この
クランプを備えたスピンドルモータを半径方向に移動で
きるように構成されたスピンドルモータ部案内装置と、
ディスクの同心円トラック或いはスパイラルトラックが
形成する円中心とスピンドルモータ部の回転中心間の偏
心量を光学ピックアップから得られるプッシュプル信号
とトラッククロス信号に基づいて測定する装置と、この
スピンドルモータ部に加速度を与える駆動装置とで構成
され、スピンドルモータ部に加速度を与え、ディスクの
慣性力を利用してディスクのクランプ位置をずらし、デ
ィスクの同心円トラック或いはスパイラルトラックが形
成する円中心とスピンドルモータ部の回転中心とを一致
させるものである。
【0017】すなわち、上記特開平3−69060号公
報記載のディスクドライブの偏心補正装置は、ディスク
の同心円トラックまたはスパイラルトラックが形成する
円の中心とモータの回転中心とを光学ピックアップの動
作に基づいて一致させるという手法が採用されている。
換言すれば、ディスクの重心が、トラックが形成する円
の中心と一致するものと推定して、この円の中心を回転
軸に一致させるものである。一般に、固定的に装着され
たディスクの記録密度の方が、ユーザ自身が装置から取
り出すことができるディスクの記録密度よりもはるかに
高密度である。従って、固定的に装着されたディスクの
中心合わせの方が、上記公報に記載されているようなデ
ィスクのそれと比べてはるかに高い精度の位置合わせが
要求される。ディスク表面上に形成された同心円トラッ
クによる円の中心は、ディスクの重心と厳密に一致して
いるとは限らないため、上記公報掲載の手法では、記録
密度の高い固定的に装着されたディスクの中心合わせに
おいては、十分な精度が得られない可能性もある。実際
に、上記公報は、装置内部にユーザがディスクを挿入し
た際に、ディスク中心をいかにして回転中心と一致させ
るかということを述べており、予めディスクが内部に固
定的に装着されているような装置の中心合わせの方法に
ついては言及していない。また、この手法は、上述の静
バランスの調整について言及しているもので、複数のデ
ィスクが回転軸に固定されている場合において必要とな
ってくる動バランスの調整については何ら言及していな
い。さらに、上記公報掲載の手法では、予めトラックが
描かれているディスクに対してしか偏心補正を行うこと
ができないという問題もある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術が有する数々の不都合に鑑みてなされたもので、そ
の第1の目的は、装置の内部に固定的に装着されたディ
スクの回転バランスを、装置の組立工程において、高い
精度でかつ容易に調整することができる回転バランスの
調整方法及び回転バランスの調整装置を提供することに
ある。
【0019】本発明の第2の目的は、ディスクを回転さ
せた状態で、ディスクの回転バランスを迅速に調整する
ことができる回転バランス調整方法及び回転バランスの
調整装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、回転軸に固定されるディスクの回
転バランスを調整する回転バランス調整方法において、
回転軸にディスクの中心孔を挿入して回転軸に仮固定さ
れたディスクが、回転軸と共に回転する際に、ディスク
の第1の半径方向に生じる力の時間変化を測定して、測
定された力の時間変化に基づいて、ディスクを回転させ
た状態で、回転軸に第2の半径方向に加速度を付与し、
力の絶対値を一定の閾値以下に低減する方法を提供す
る。
【0021】ここで力の絶対値を低減するために、測定
された力の時間変化の周期の整数倍の時間間隔で回転軸
に第2の半径方向に加速度を繰り返し付与するようにし
てもよい。
【0022】また、第2の発明は、ディスクが回転軸に
固定的に装着されているディスクドライブ装置の組立方
法において、回転軸にディスクの中心孔を挿入するステ
ップと、回転軸に前記ディスクを仮固定するステップ
と、ディスクを回転軸と共に回転させて、ディスクの半
径方向に生じる力を測定して、回転軸の軸心に対するデ
ィスクの中心の偏心の大きさを求めるステップと、偏心
の大きさに応じて、回転軸に対して、ディスクの所定の
半径方向に加速度を付与するステップと、ディスクを回
転軸に固定するステップとを有する方法を提供する。
【0023】ここで、固定的に装着されているディスク
ドライブ装置とは、ディスクドライブ装置の組立におい
て、すでにディスクが装置の内部に組み込まれているド
ライブ装置をいう。
【0024】第3の発明は、ディスクが回転軸に固定的
に装着されているディスクドライブ装置の組立方法であ
って、接着剤をディスク又は回転軸に塗布するステップ
と、回転軸にディスクの中心孔を挿入することにより、
ディスクを前記回転軸に仮固定するステップと、ディス
クを回転軸と共に回転させて、ディスクの半径方向に生
じる力を測定して、回転軸の軸心に対するディスクの中
心の偏心の大きさを求めるステップと、回転軸に対し
て、ディスクの所定の半径方向に加速度を付与するステ
ップと、回転軸の軸心に対するディスクの中心の偏心の
大きさを所定の閾値以下にするステップとを有する方法
を提供する。
【0025】ここで、接着剤によりディスクが回転軸に
固定される前に、回転軸の軸心に対するディスクの中心
の偏心の大きさを所定の閾値以下にすることが重要であ
る。
【0026】第4の発明は、固定手段によりディスクが
回転軸に固定的に装着されているディスクドライブ装置
の組立方法であって、回転軸にディスクの中心孔を挿入
するステップと、ディスクを回転軸に仮固定するため
に、固定手段を締め付けるステップと、ディスクの半径
方向に生じる力を測定して、回転軸の軸心に対するディ
スクの中心の偏心の大きさを所定の閾値以下にするため
に、ディスクを回転軸と共に回転させつつ、回転軸に対
して、ディスクの所定の半径方向に加速度を付与するス
テップと、ディスクを回転軸に固定するために、固定手
段をさらに締め付けるステップとを有する方法を提供す
る。
【0027】第5の発明は、回転軸へ固定されるディス
クの回転バランスを調整する回転バランス調整装置であ
って、回転軸に挿入されて仮固定されたディスクが、回
転軸と共に回転する際にディスクの第1の半径方向に生
じる力を測定する測定手段と、回転軸に対して第2の半
径方向に所定の加速度を与える加速度付与手段と、測定
手段の出力に基づいて、測定手段の出力の周期の整数倍
の時間間隔で回転軸に加速度が繰り返し与えられるよう
に加速度付与手段を制御する制御手段とを有する回転バ
ランス調整装置を提供する。
【0028】第6の発明は、回転軸の軸方向に固定され
る複数のディスクを有するディスクドライブ装置の組立
方法において、それぞれのディスクの中心孔を回転軸に
挿入して、複数のディスクを回転軸に仮固定するステッ
プと、複数のディスクが回転軸と共に回転する際に、回
転軸の軸方向の複数の異なる測定位置における第1の半
径方向に生じる力の時間変化をそれぞれ測定するステッ
プと、それぞれの測定位置において測定される力の時間
変化に基づいて、回転軸の所望の測定位置に第2のの半
径方向の加速度を付与して、それぞれの力の絶対値を一
定の閾値以下に低減するステップと、複数のディスクを
回転軸に固定するステップとを有するディスクドライブ
装置の組立方法を提供する。
【0029】第7の発明は、回転軸の軸方向に固定され
る複数のディスクの回転バランスを調整するための回転
バランス調整装置であって、回転軸に挿入されて仮固定
された複数のディスクが回転軸と共に回転する際に、回
転軸の軸方向の複数の測定位置における第1の半径方向
に生じる力をそれぞれ測定する測定手段と、回転軸方向
における複数の位置において、第2の半径方向に所定の
加速度を与える加速度付与手段と、測定手段の出力に基
づいて、複数の位置のうちの任意の位置に加速度が与え
られるように加速度付与手段を制御する制御手段とを有
する回転バランス調整装置を提供する。
【0030】
【発明の実施の形態】
《第1の実施例》以下、本発明の第1の実施例を図1乃
至図4に基づいて説明する。
【0031】図1は、第1の実施例のディスク回転バラ
ンス調整装置の側面図である。また、図2は、図1に示
された第1の実施例のディスク回転バランス調整装置を
矢印A方向から見た正面図である。
【0032】このディスク回転バランス調整装置10
は、磁気ディスク等を予め内部に固定的に組み込んでい
る固定磁気ディスクドライブ装置の組立工程において使
用されるものある。より具体的には、本装置は、磁気デ
ィスク12を回転軸24に完全に固定するという組立工
程において、ディスク回転時の振動を所定の規定値以内
に収まるように、ディスク12の回転バランスを調整す
る際に使用されるものである。なお、以下の実施例で
は、磁気ディスクを典型的な例として挙げているが、本
発明はこれに限定されず、装置内部に予め固定的に組み
込まれるようなすべてのディスクの回転バランスの調整
に利用できることは当然である。
【0033】このディスク回転バランス調整装置10
は、図1に示されるように所定角度傾斜した状態で固定
部100上に配置された所定の厚さを有する支持部材1
4と、この支持部材14の図2における紙面手前側(図
1における左側)の長手方向中央部やや右寄りの位置に
支持部材14に沿って配置された力測定・加速度発生素
子としてのピエゾ素子等の圧電素子16と、支持部材1
4の図2における紙面手前側(図1における左側)の長
手方向中央部やや左寄りの位置に配置された圧縮コイル
ばね18とを備えている。
【0034】そして、支持部材14の上で、圧電素子1
6と圧縮コイルばね18とでハードディスク本体20が
支えられている。このハードディスク本体20は、支持
部材14の両端に長手直交方向に沿って設けられた2対
のガイド22に沿って矢印B方向及びこれと反対方向に
往復動可能となっている。なお、ガイド22、支持部材
14とハードディスク本体20との間の摩擦力は非常に
小さいものとする。また、圧電素子16に電圧が印加さ
れず、且つディスク12の回転が停止している場合に
は、ハードディスク本体20は固定部100の面と平行
な状態で保持されている。
【0035】ハードディスク本体20の内部には、図示
しないスピンドルモータが収納されており、このスピン
ドルモータによって回転駆動される回転軸24がハード
ディスク本体20の面に対して直交して設けられてい
る。この回転軸24は、円板状のディスク12の中央部
の穴に挿入され、ディスク12は回転軸24に仮固定さ
れている。回転軸24の径は中央部の穴の径よりも若干
小さいため、実際には、これら両者間には数百ミクロン
程度の隙間、すなわち、クリアランスが存在する。な
お、この仮固定された状態では、ディスク12の中心
(重心)は回転軸24の軸心に対して偏心した状態とな
っている。なお、ここで仮固定とは、後述するような加
速度がディスク装置自身に加わった場合に、回転軸が移
動しうる程度の強さで固定された状態をいう。
【0036】図3は、このディスク回転バランス調整装
置10の制御系41の構成図である。本実施例ではこの
制御系41が制御手段を構成する。
【0037】この制御系41は、圧電素子16からの出
力電圧を増幅するアンプ26と、このアンプ26の出力
信号中のノイズを除去しディスク回転速度に同期した成
分のみを取り出すフィルター回路28と、基準値0Vと
フィルター回路28の出力電圧とを比較するコンパレー
タ30と、コンパレータ30の出力がオン(ON)にな
った瞬間からΔt時間後に短い幅のパルスを発生するパ
ルス発生回路32と、表示手段としての操作表示装置3
5からの選択信号に応じてパルス発生回路32から出力
された複数パルスの内の一つを選択する、即ち、所定回
数に1回の割合でパルスを選択すると共にこの選択した
パルスを出力するパルス選択回路34と、このパルス選
択回路34からパルスがリレーコイル36Aに入力され
たときのみリレースイッチ36Bがオンとなるノーマリ
オープンタイプのリレー36と、リレースイッチ36B
の一端に直列抵抗40を介して接続された電源38とを
有している。また、前記リレースイッチ36Bの他端は
圧電素子16に接続されている。
【0038】前記圧電素子16は、一端が接地されると
共に、他端がアンプ26及びリレースイッチ36Bに共
通に接続されている。また、圧電素子16とアンプ26
及びリレースイッチ36Bとの接続点は、抵抗42を介
して接地されている。このため、この抵抗42の両端に
加わる電圧がアンプ26への入力電圧となる。
【0039】操作表示装置35は、フィルター回路28
からの出力信号に基づいて波形を表示する図示しないオ
シロスコープと、オペレータにより操作される各種の指
示キーが設けられた図示しない操作パネルとから構成さ
れている。即ち、この操作表示装置35によれば、オペ
レータはオシロスコープの画面上に表示されるフィルタ
ー回路28の出力波形の極大値(以下、適宜「不釣合量
U」という)を観察することができ、この不釣合量が所
定の閾値以下になったときに、停止キーを操作してパル
ス選択回路34の動作を停止させることができるように
構成されている。なお、このパルス選択回路34の動作
の停止と共に、スピンドルモータの回転も停止させるこ
とが望ましい。
【0040】次に、上述のようにして構成されたディス
ク回転バランス調整装置10の作用について説明する。
図4は、本実施例のディスク回転バランス調整装置のタ
イミングチャートである。
【0041】図1乃至図2に示されるように、回転軸2
4がディスクの中心孔に挿入されて仮固定されたハード
ディスク本体20が支持部材14上にセットされる。オ
ペレータがスタートボタンが押すことにより、スピンド
ルモータの回転が開始される。これによりディスク12
が回転してディスク12のアンバランスにより前述した
如く、時々刻々と向きが変化する力が生じる。この力の
矢印B方向成分が図1に示される力Fとして圧電素子1
6に作用する。
【0042】このため、圧電素子が矢印B方向及びこれ
と反対方向に伸縮して前記力Fに比例した電圧が抵抗4
2の両端に発生する。この抵抗42の両端に発生する電
圧値の変化が図4の波形1で示されている。即ち、ディ
スク12の半径方向(矢印B方向)に作用する力を測定
する測定手段として圧電素子16が機能する。
【0043】この圧電素子16の出力電圧がアンプ26
で増幅され(図4の波形2参照)、更にフィルター回路
28でディスク12の回転速度に同期した成分だけが取
り出される(図4の波形3参照)。このフィルター回路
28の出力がコンパレータ30で基準電圧Vと比較され
る。本実施例では、この基準電圧は0Vとしている。こ
のとき、フィルター回路28の出力は操作表示装置35
に入力し当該操作表示装置34を構成する図示しないオ
シロスコープの画面上に図4の波形3に示されるような
信号の波形が表示される。なお、この図4の波形3に力
Fの極大値、即ち不釣合量Uが示されている。
【0044】フィルター回路28の出力信号を基準電圧
と比較した結果、コンパレータ30から図4の波形4に
示されるようなパルス信号が出力される。このパルス信
号の入力によりパルス発生回路32では、各パルスの立
ち上がり毎に、その立ち上がりからΔt時間後に幅の短
いパルスを出力する(図4の波形5参照)。なお、この
Δt時間は、例えば、コンパレータ30から入力される
パルスの略中央の位置で幅の短いパルスが立ち上がるよ
うに、図示しないスピンドルモータの回転数に応じて予
め設定されているものとする。
【0045】このパルス発生回路32で断続的に発生す
る幅の短いパルスがパルス選択回路34に入力される。
この時、オペレータにより、操作表示装置35における
パネル上のキーがオペレータにより操作され、所定の選
択信号がパルス選択回路34に入力される。パルス選択
回路34ではこの選択信号に応じて断続的に発生する幅
の短いパルスを所定回数に1回の割合で選択する。例え
ば、図4の波形5で示される中央のパルスが選択される
と、リレー36のリレーコイル36Aに図4の波形6に
示されるようなパルスが印加される。このパルスの立ち
上がりから立ち下がりの間の時間だけリレースイッチ3
6Bがオンとなって、電源38から直列抵抗40を介し
て図4の波形7に示されるような電圧信号が圧電素子1
6に印加される。
【0046】このため、圧電素子16が図1及び図2に
記載された矢印B方向とは反対の方向に、電圧信号に応
じた所定量だけ急速に伸びることにより、ハードディス
ク本体20に対して、矢印B方向とは反対の方向に力、
すなわち加速度を与える。この加速度は、圧電素子16
に印加された電圧に比例する大きさを有している。この
ように、本実施例において圧電素子16は、振動を検出
する手段であるのみならず、加速度付与手段としても機
能している。
【0047】圧電素子により加速度が与えられた時、回
転中のディスク12はその慣性力によりその位置に停ま
ろうとするので、回転軸のみが移動する。そして、結果
的にディスク12と回転軸24との間の偏心量が小さく
なる方向にディスク12の位置が変化する。
【0048】なお、圧電素子16から回転軸24に付与
される加速度の大きさが所定値よりも大きくなってディ
スク12の位置が必要以上に変化させないように、電源
38の電圧又は直列抵抗40の抵抗値が決められてお
り、圧電素子16への印加電圧すなわち、加速度の大き
さが設定されているものとする。
【0049】上記のような各構成部の動作が繰り返し行
なうことにより、ディスク12の回転バランスが徐々に
調整される。オペレータは、前記オシロスコープ上に表
示される力Fの極大値、即ち不釣合量Uが小さくなって
ゆくことを観察することにより、この状態を把握するこ
とができる。オペレータがこれを観察しながら、不釣合
量Uが所定の閾値以下になった時点で操作表示装置を構
成するパネル上の停止キーを押せば、パルス選択回路3
4のパルス選択動作が停止される。そして、これと同時
に図示しないスピンドルモータの停止ボタンを押すこと
により、ディスク12の回転を停止させる。
【0050】このようにして、ディスク12の回転バラ
ンスの調整が完了した後、適切な方法によりディスク1
2を回転軸24に確実に固定して、ディスクの回転バラ
ンスの調整及び固定という工程が完了する。このよう
に、回転バランスを調整することにより、ディスク回転
バランスの不良に起因した読み出しまたは書き込みエラ
ーの発生を有効に低減することができる。
【0051】実際のハードディスクの組立工程におい
て、回転バランスの調整後の固定を行う場合には、例え
ば以下のような方法で行うことが現実的である。
【0052】その一つの方法は、一定時間で固まる接着
剤や紫外線の照射により硬化する接着剤等をハードディ
スクの組立時にディスク12または回転軸24の周囲に
塗布する。次に、図示していない固定手段としてのトッ
プ・クランプを軽く締めつけて、ディスク12を回転軸
24に仮固定する。この状態で上記の回転バランス調整
を行い、バランス調整が終了したら接着剤を硬化させ、
最終的にディスク12を回転軸24に固定する。
【0053】他の方法は、まず最初にディスク12を回
転軸24に組み付け、軽くトップ・クランプを締めつけ
る。この仮固定された状態で上記の回転バランス調整を
行い、バランス調整が終了したら、図示していないトッ
プ・クランプを完全に締め付けてディスク12を回転軸
24に固定する。
【0054】以上説明したように、第1の実施例による
と、ハードディスクの組立時にディスク12の回転バラ
ンス調整を効果的にかつ高い精度で行うことができる。
また、ディスク12の偏心により発生する力を圧電素子
16を用いて測定するという手法が採用されているの
で、ディスクの回転バランスを正確に把握することがで
きる。さらに、予めトラックが描かれていないディスク
であっても容易に回転バランスを調整することが可能に
なる。
【0055】なお、第1の実施例では、同一の圧電素子
によって、振動を測定する機能及び加速度を加える機能
の両方を達成している。しかしながら、振動を測定する
手段と加速度を加える手段とを別々にも受けてもよい。
これは、以下に説明する実施例についてもいえることで
ある。
【0056】また、本実施例では、測定される力の半径
方向と、加速度を付与する半径方向とは同一方向を例に
して説明したが、異なる方向であってもよい。例えば、
振動測定手段と加速度付与手段とを別々に設けるように
構成した場合などにおいては、測定方向と加速度付与方
向が異なっていても、加速度を加えるタイミングを適切
に決定することにより、回転バランスの調整を行うこと
ができる。
【0057】また、第1の実施例では、発生する力の極
大値が所定の閾値以下になったことをオペレータがオシ
ロスコープの波形を見て確認した段階で回転バランス調
整を終了する場合を例示したが、パルス選択回路34に
よりパルスが選択された段階で当該パルス選択回路34
から何らかの信号を発生させ、この信号に基づいてその
時の力Fの極大値、即ち不釣合量Uをディジタル表示さ
せるようにしても良い。このようにすれば、オペレータ
はその表示されたディジタル値が所定の閾値以下である
か否かを簡単に判断できるので、オペレータの操作性が
向上する。
【0058】《第2の実施例》次に、本発明の第2の実
施例を図5乃至図6に基づいて説明する。ここで、前述
した第1の実施例と同一又は同等の構成部分については
同一の符号を用いるものとする。
【0059】図5は、第2の実施例のディスク回転バラ
ンス調整装置の側面図である。また、図6は、図5に示
された第2の実施例のディスク回転バランス調整装置の
正面図である。このディスク回転バランス調整装置50
は、支持部材100上に相互に所定間隔を隔てて配置さ
れた一対のリニア・ベアリング42と、これらのリニア
・ベアリング42上に図5における矢印C方向及びこれ
と反対方向に往復動可能に設けられた直方体の支持部材
から成るスライダ44と、このスライダ44の一端部に
設けられたストッパ部材46と、を備えている。また、
このスライダ44の幅方向の両側には、当該スライダ4
4を挟む恰好で所定間隔を隔てて、一対の直方体状のブ
ロック48,52が配置されている。当該ブロック4
8,52は、支持部材100上にねじ止めされている。
【0060】前記スライダ44の上には、一端がストッ
パ部材46より当接されたハードディスク本体20があ
る。
【0061】一方(図5における左側)のブロック48
とハードディスク本体20との間には、圧電素子16が
設けられており、この圧電素子16のブロック48側の
端面はブロック48に固着されている。
【0062】他方のブロック52とストッパ部材46と
の間には、ストッパ部材46を介してスライダ44を圧
電素子16方向へ付勢する圧縮コイルばね54が設けら
れている。その他の制御系等の構成は第1の実施例と同
一である。
【0063】この第2の実施例によっても前述した第1
の実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0064】《第3の実施例》次に、本発明の第3の実
施例を説明する。図7は、第3の実施例のディスク回転
バランス調整装置の斜視図である。ここで、前述した第
1,第2の実施例と同一又は同等の構成部分について
は、同一の符号を用いるものとする。
【0065】ディスク回転バランス調整装置70は、図
7に示されるように、支持部材100上にそれぞれの下
側取り付け部62A,64Aが相互に所定間隔を隔てて
且つ平行に配置された状態でねじ止めされた断面略Z字
状の一対の板ばね62,64と、これらの板ばね62,
64の上面に配置され支持部材100の面に対し平行に
保持されたスライダ44と、このスライダ44の一端部
近傍(図7における右斜め下側端部近傍)にねじ止めさ
れた断面L字状のストッパ部材46と、を備えている。
このスライダ44は、図7における矢印D方向及びこれ
と反対方向に往復動可能であると共に板ばね62,64
の弾性力によって常時矢印D方向に付勢されている。
【0066】スライダ44の矢印D方向前方には、所定
間隔を隔てて板ばね62の下側取り付け部62A及びス
ライダ44の端面と平行にブロック66が配置されてお
り、このブロック66は支持部材100上で固定されて
いる。
【0067】前記スライダ44の上面には、ハードディ
スク本体20がその一端を前記ストッパ部材46に当接
させた状態で載置さている。
【0068】ブロック66とハードディスク本体20と
の間には、圧電素子16が介装されており、この圧電素
子16のブロック66側の端面はブロック66に形成さ
れた凹溝68の内壁面に固着されている。その他の制御
系等の構成は第1の実施例と同一である。
【0069】この第3の実施例によっても前述した第
1,第2の実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0070】《第4の実施例》次に、本発明の第4の実
施例を説明する。図8は、本実施例のディスク回転バラ
ンス調整装置の制御系の構成図である。ここで、前述し
た第1の実施例と同一又は同等の構成部分については、
同一の符号を用いるものとする。
【0071】この実施例では第1の実施例における制御
系に代えて図示のようなコンピュータ80を中心として
構成された制御系90が設けられている。
【0072】この制御系90では、抵抗値の異なる複数
の抵抗821 ,822 ,……のそれぞれの一端が電源3
8に対し並列に接続され、これらの抵抗82821 ,8
2,……の他端がリレースイッチ36Bの一端に各別
に接続されている。また、各リレースイッチ36Bの他
端は圧電素子16に共通に接続されている。
【0073】前記各リレースイッチ36Bの接点を開閉
する各リレーコイル36Aへの通電がコンピュータ80
によって制御される構成となっている。また、このコン
ピュータ80は電源38の電圧をも制御可能に構成され
ている。更に、このコンピュータ80には、前述した抵
抗42の両端に掛かる電圧が入力されるようになってい
る。
【0074】その他の機構部等の構成は第1の実施例と
同一である。第4の実施例では第1の実施例の制御系に
おけるフィルター回路、コンパレータ、パルス発生回
路、パルス選択回路と同様の機能をコンピュータ80内
CPUの制御プログラムにより実現している。また、コ
ンピュータ80は電源電圧調整機能及び直列抵抗調整機
能をも有している。ここで、直列抵抗の調整は、複数の
リレー361 ,362 ,……を択一的にオンさせること
によって実現される。なお、単一の可変抵抗器を抵抗8
1 ,822 ,……に代えて設け、この可変抵抗器をコ
ンピュータ80により制御するようにしても良い。
【0075】このようにして構成された第4の実施例に
よると、前述した第1の実施例と同一の作用・効果を奏
する他、第1の実施例と同様にしてディスク回転バラン
スの調整を行なう際に、前記力Fの極大値、即ち不釣合
量Uが所定の閾値以下となったことをコンピュータ80
内のCPUが検知して自動的に装置を停止することも可
能となる。このようなことは、ソフトウェアの変更によ
り容易に実現できる。
【0076】なお、上記第1乃至第4の実施例では、デ
ィスクとして磁気ディスク12を用いる場合を例示した
が、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではな
く、ディスクとして光ディスクや光磁気ディスク等を用
いてもよい。光ディスクを用いる場合には、予めトラッ
クが形成されていないものを用いることも可能である。
その他、回転軸に仮固定され、回転バランスの調整が必
要な他のディスクの回転バランス調整用として本発明の
回転バランス調整方法及びその装置を適用することは可
能である。従って、本発明は、ディスクドライブ装置内
部に予め固定的に装着されているようなディスクに対し
て、広く適用することができる。
【0077】また、上記第1乃至第4の実施例では、測
定手段と加速度付与手段とを単一の力測定・加速度発生
素子としての圧電素子16を用いて構成する場合につい
て例示したが、本発明はこれに限定されないことは勿論
であり、測定手段を適宜な力センサを用いて構成し、電
流値に比例した加速度を回転軸24に作用させることが
できる電磁アクチュエータ、例えば、電磁石、ソレノイ
ド、ボイスコイルモータ等によって加速度付与手段を構
成してもよい。
【0078】このような変形においても、測定手段で測
定する力の向きと、加速度付与手段により回転軸24に
加える加速度の向きも上記実施例のように必ずしも一致
させる必要はなく、これら両者の向きが異なっていても
よい。
【0079】また、単一の力測定・加速度発生素子を用
いて測定手段と加速度付与手段とを構成する場合であっ
ても、他の力測定・加速度発生素子、例えば電歪素子や
磁歪素子を圧電素子16の代わりに用いても良い。電歪
素子を用いる場合には、当該電歪素子は、測定手段とし
て機能する際には、不釣合量の平方根に比例した電圧を
時々刻々発生し、加速度付与手段として機能する際に
は、印加電圧の自乗に比例した加速度を回転軸に作用さ
せる。一方、磁歪素子を用いる場合には、当該磁歪素子
は、測定手段として機能する際には、不釣合量に比例し
た磁界を時々刻々発生し、加速度付与手段として機能す
る際には、加えられた磁界強度に比例した加速度を回転
軸に作用させる。
【0080】さて、上述の第1乃至第4の実施例では、
回転軸に固定されているディスクの枚数が少ないディス
クドライブ装置における静バランスの調整について主と
して説明した。第5の実施例は、ディスクの枚数が多く
なるにつれて問題となってくる動バランスの調整をも考
慮したものである。本実施例においては、静バランスと
動バランスの両方を調整することが可能である。
【0081】《第5の実施例》図11は、第5の実施例
のディスク回転バランス調整装置の概略的な側面図であ
る。本実施例では、上記の第1乃至第4の実施例を改良
して、アクチュエータ及び力センサを2つに増やしたも
のである。その他の構成部分については、上記の実施例
と同一であるため、同一の記号を付して説明を省略す
る。
【0082】固定部材100上に固定された一対のブロ
ック48、52が配置されている。ブロック48には圧
縮コイルばねが取り付けられており、これによりハード
ディスクドライブ装置本体10を右方向に押しつけてい
る。このハードディスクドライブ装置は複数のディスク
を有している。ハードディスクドライブ装置におけるデ
ィスクは、バランス調整中は回転しており、その回転体
のアンバランスにより並進振動力及びトルク振動が発生
している。このとき、ハードディスクの回転軸に完全に
は固定されておらず、外部からの衝撃等の加速度によっ
てスリップを起こすことができるようになっている。
【0083】ディスクの右側には、プレート110を介
して少なくとも2つの圧電素子112が取り付けられて
いる。この2つの圧電素子112は、回転軸方向に所定
距離離れて配置されており、ディスクに回転方向の加速
度を与えることができるように配置されている。この点
は、上述の実施例と同様である。なお、この配置位置
は、回転軸の重心に対して、軸方向に互いに相対する位
置であってもよい。さらに、右側にはおもり(mass)があ
り、それと右側のブロック52の間に少なくとも2つの
力センサが挟まれている。この複数のセンサにより、静
バランスによる並進力及び動バランスによるトルク振動
力を測定する。
【0084】本実施例におけるディスクドライブ装置本
体10中の回転軸に仮固定された複数のディスクは、上
述の図12(b)のモデルのように等価的に表現できる
ものであるが、本実施例によって、アンバランス量m1
・r1、m2・r2(但し、r1、r2はベクトル)の2つ
の値の両方を所定の値以下にすることができる。従っ
て、本実施例では、回転軸が回転している際のトルクに
よって発生する振動成分を小さくすることのみならず、
回転軸が回転している際に、並進力によって発生する振
動成分をもまた小さくすることができるため、動バラン
ス及び静バランスの両方を同時に調整することができ
る。
【0085】動バランスを調整するためには、回転軸に
固定された複数のディスクのうち、上側のディスクのス
リップ量を下側のディスクのそれより選択的に大きくし
たり、逆に下側のディスクのスリップ量を上側のディス
クのそれより選択的に大きくする必要がある。図13
は、ディスクのスリップ量を選択的に制御する方法を示
す概念図である。
【0086】図13(a)は、図11のアクチュエータ
部分のみを抽出した図である。この系の力学的モデル
は、図13(b)のようになる。このドライブ全体の重
心をGとし、ここを原点として回転軸方向にx軸をと
る。また重心Gから回転軸の上端までの距離をhとす
る。このドライブの右側に取り付けられた平板を介し
て、ドライブの重心の延長線上から距離lだけ離れたと
ころに、上側のアクチュエータにより力Fがかかった場
合について説明する。この時、ドライブの軸上には、分
布した加速度a(x)が観測される。このa(x)は次
のようにして求められる。まず、力Fによるドライブ全
体の並進加速度aGは、
【0087】
【数2】aG=F/M(M=ドライブ全体の質量)
【0088】また、重心Gの回りの回転角加速度αは、
以下の式のように表現される。
【0089】
【数3】α=(lF)/I(I=ドライブ全体の重心G
に関する回転モーメント)
【0090】この分布を図で表すと図13(c)のよう
になる。この図から明らかなように、上側のアクチュエ
ータを動作させると、上側のディスクにより大きな加速
度が加わる。そのため、上側のディスクのスリップ量を
下側のディスクのそれより大きくなるように制御するこ
とが可能となる。さらに、図13(d)に示すように、
下側のディスクに加わる加速度を0にすることもでき
る。そのためには、以下の式を満たすようなlを決定す
ればよい。
【0091】
【数4】(l/m−lx/I)=0
【0092】選択的にスリップ量を制御する方法は、理
論的な説明は以上に説明したとおりであるが、実際のバ
ランス調整動作は次のようにして行われる。まず、ディ
スクを回転させ、2つのセンサによって発生する振動を
測定する。そして、振動振幅の大きい方を選び、その部
分に取り付けられているアクチュエータのみを動作させ
る。例えば、上側のセンサの方が出力が大きい場合に
は、上側のアクチュエータを動作させる。適当なタイミ
ングでアクチュエータを動作させれば、上側のディスク
のみがスリップし、このセンサの振動の振幅は小さくな
る。そして、2つのセンサの出力が、共にある規定値よ
りも小さくなるまでこの動作を繰り返し実行することに
より、ディスクのバランスを調整することができる。
【0093】なお、本実施例は、第1の実施例乃至第4
の実施例を参酌して数々の変形例が考えられる。そし
て、これらの実施例で説明した応用または変形も本実施
例においても適用できる。
【0094】以上説明したように本実施例においては、
複数のディスクを回転軸方向に固定する場合において問
題となる動バランスによるトルク振動を静バランスと同
様に有効に低減することができる。その際、ディスクの
回転を停止することなく回転バランスを調整することも
可能であるので、調整を効率的に行うことができる。
【0095】《第6の実施例》上記の第1の実施例乃至
第5の実施例は、いずれもディスクを回転軸に仮止めし
て衝撃等の加速度をディスクに与えることによりディス
クの回転バランスを調整した後に、ディスクを回転軸に
完全に固定するものである。これに対して本実施例は、
ディスクに塑性変形する材料で形成された調整おもりを
回転軸に取り付けて、加速度を与えることによりディス
クが完全に固定された状態においてもバランス調整を行
うことが可能な方法を提供するものである。
【0096】図14は本実施例における調整おもりの構
造を示す図である。固定部材としてのインナーリング1
44の内径は、ディスクドライブ装置の回転軸の外径よ
りも大きく形成されている。 支持部材142は、その
一端がインナーリング144の外径領域において固着さ
れ、他端がおもり140の内径領域において固着されて
いて、可塑変形可能な材料で形成されている。このおも
り140は回転体自身に装着されるものであるから、円
形であることが好ましいが、必ずしも円形に限定される
ものではない。
【0097】図15は、この調整おもりを回転軸に装着
したディスクドライブ装置中のディスク組立体を示す図
である。この図のように、ディスク組立体150におい
て、複数のディスク152が回転軸154の軸方向にス
ペーサ158を介して固定されており、この回転軸15
4の上端及び下端の両方に調整おもり156、158が
装着されている。
【0098】図16は、調整おもりが装着されたディス
クのバランス調整を行うバランス調整装置の概略図であ
る。ディスク組立体150のバランス量を測定する力セ
ンサ162、164が回転軸の上端側及び下端側に設け
られている。この力センサ162、164により測定さ
れた振動力に関する信号が、測定手段166に入力され
て、ディスクの不釣り合い量の大きさ及び位置を計算す
る。そして計算された不釣り合い量の大きさ及び一に関
するデータは、タイミング発生手段167に入力され
て、どちらのソレノイド168、169をどのすタイミ
ングで動作させるかをディスクの回転周期を考慮に入れ
て計算する。そして、ソレノイドの動作による磁気的な
作用に従って、調整おもりを瞬間的に移動させる。調整
おもりの支持部材は塑性変形する材料で形成されている
ため、調整おもりは、この瞬間的な移動により変形す
る。その結果、ディスクのアンバランス量は減少する。
この動作をアンバランスがスペック値以下になるまで繰
り返し実行する。
【0099】図17は、調整おもりがソレノイドにより
移動する状態を示した図である。この図から理解できる
ように、ソレノイドの磁気的な作用により可塑変形する
材料が変形し、ディスクのアンバランス量が減少する。
例えば、ディスクパック自体の不釣り合い量は通常0.
2g・cm程度であり、バランス調整機構のおもりの重量を
5gと仮定すると、変位量は約0.4mm程度となる。
【0100】また、支持部材を構成する塑性変形する材
料は、ソレノイドの力で変形するが、その他の外部から
の加速度では変形しないような強度に設計することが重
要である。若しくは、時間または紫外線により固化する
接着剤を予め塗布しておき確実に固定することも可能で
ある。
【0101】図18は、他の調整おもりの構造を示す図
である。回転軸の外径よりも大きな内径を有する円形の
インナーリング184と、一端がインナーリング184
の外径領域に固着され、他端がおもり180に固着され
た複数の支持部材182より構成される。この支持部材
182は、熱によって変形または切断可能な材料で形成
されている。この場合、図16に示されたバランス調整
装置は、ソレノイド168、169の代わりにパルス・
レーザー発生装置を用いる。
【0102】図19は、調整おもりを変形又は切断され
た状態を示す図である。図19(a)は、支持部材に熱
によって縮む材料を使った場合における調整後の状態を
示している。レーザを支持部材に照射すると、熱により
この部分が収縮する。そのためその先端に取り付けられ
たおもりが中心方向に移動する。レーザの強度またはレ
ーザの照射回数によって、この収縮の度合いを制御する
ことができる。従って、ディスクを回転させ、測定を行
いながら連続的にレーザを照射し、不釣り合い量が規定
値以下に収まるまで続ければよい。
【0103】図19(b)は、熱によって切断される材
料を支持部材に用いた場合の例である。レーザによって
支持部材が切断され、この支持部材によりインナーリン
グに支持されていたおもりが取り除かれる。この場合に
おいても、ディスクを回転させ、測定を行いながらおも
りの切断を順々に行ってき、不釣り合い量が規定値以下
に収まるまで続ければよい。
【0104】このように、本実施例によればディスクが
回転軸に固定された状態においても、修正おもりを変形
させることにより、ディスクのバランス調整を行うこと
ができる。
【0105】なお、本実施例では、調整おもりを回転軸
の両端に取り付けて動バランスの調整に用いているが、
短い回転軸においては、静バランスのみを考慮すれば足
りるので、実施例1乃至実施例4における静バランスの
調整においても用いることも当然に可能である。この場
合、回転軸の一端に設ければ足りるであろう。
【0106】上述の実施例において、回転軸に付与され
る加速度の大きさは一定の場合について説明したが、こ
の大きさを徐々に小さくしながら、繰り返し付与するよ
うに制御してもよい。加速度をどのように繰り返すかに
ついては、数々の方法が考えられる。
【0107】
【発明の効果】このように、本発明においては、ディス
ク回転時に生じる力を測定して回転バランスを調整して
いるため、容易かつ精度の高い調整が可能となる。ま
た、ディスクの回転を停止することなく、回転バランス
の調整が可能であるため、効率的に調整を行うことが可
能となる。さらに、本発明は、予めトラックが形成され
ていないディスク等の回転バランスをも調整することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のディスク回転バランス調整装置
の側面図である。
【図2】第1の実施例のディスク回転バランス調整装置
の正面図である。
【図3】第1の実施例のディスク回転バランス調整装置
の制御系の構成図である。
【図4】第1の実施例のディスク回転バランス調整装置
のタイミングチャートである。
【図5】第2の実施例のディスク回転バランス調整装置
の側面図である。
【図6】第2の実施例のディスク回転バランス調整装置
の正面図である。。
【図7】第3の実施例のディスク回転バランス調整装置
の斜視図である。
【図8】第4の実施例のディスク回転バランス調整装置
の制御系の構成図である。
【図9】ディスクの偏心により生じる力を説明するため
の図である。
【図10】ディスク回転位置とディスクの偏心により生
じる力の向きとの関係を示す図でである。
【図11】第5の実施例のディスク回転バランス調整装
置の側面図である。
【図12】複数のディスクの力学的モデルを示す図であ
る。
【図13】ディスクのスリップ量を選択的に制御する方
法を示す概念図である。
【図14】第6の実施例における調整おもりの構造を示
す図である。
【図15】調整おもりをディスクが固定された回転軸に
装着したディスク組立体を示す図である。
【図16】調整おもりが装着されたディスクのバランス
調整を行うバランス調整装置の概略図である。
【図17】調整おもりがソレノイドにより移動する状態
を示した図である。
【図18】他の調整おもりの構造を示す図である。
【図19】調整おもりを変形又は切断された状態を示す
図である。
【符号の説明】
10 回転バランス調整装置 12 ディスク(回転体) 16 圧電素子(力測定・加速度発生素子、測定手段、
加速度付与手段) 24 回転軸 41 制御系(制御手段) 35 操作表示装置(表示手段) 50 回転バランス調整装置 70 回転バランス調整装置 80 コンピュータ(制御手段、自動停止手段)

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定されるディスクの回転バラン
    スを調整する回転バランス調整方法において、 回転軸にディスクの中心孔を挿入して前記回転軸に仮固
    定されたディスクが、前記回転軸と共に回転する際に、
    前記ディスクの第1の半径方向に生じる力の時間変化を
    測定して、前記測定された力の時間変化に基づいて、前
    記回転軸に第2の半径方向の加速度を付与し、前記力の
    絶対値を一定の閾値以下に低減することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】回転軸に固定されるディスクの回転バラン
    スを調整する回転バランス調整方法において、 回転軸にディスクの中心孔を挿入して前記回転軸に仮固
    定されたディスクが、前記回転軸と共に回転する際に、
    前記ディスクの第1の半径方向に生じる力の時間変化を
    測定して、前記測定された力の時間変化の周期の整数倍
    の時間間隔で前記回転軸に第2の半径方向の加速度を繰
    り返し付与し、前記力の絶対値を一定の閾値以下に低減
    することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】前記第1の半径方向と前記第2の半径方向
    とを一致させたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の回転バランス調整方法。
  4. 【請求項4】前記第1の半径方向に生じる力が極大に達
    した瞬間から前記力の時間変化の周期の整数倍の時間間
    隔で前記回転軸に繰り返し前記加速度を与えることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の回転バランス調
    整方法。
  5. 【請求項5】前記第1の半径方向に生じる力の極大値が
    所定の閾値以下になったときにこれを検出し、前記加速
    度の付与を停止することを特徴とする請求項1または2
    に記載の回転バランス調整方法。
  6. 【請求項6】前記加速度は、前記ディスクを回転させた
    状態で付与されることを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載の回転バランス調整方法。
  7. 【請求項7】ディスクが回転軸に固定的に装着されてい
    るディスクドライブ装置の組立方法において、 回転軸にディスクの中心孔を挿入するステップと、 前記回転軸に前記ディスクを仮固定するステップと、 前記ディスクを前記回転軸と共に回転させて、前記回転
    軸の軸心に対する前記ディスクの中心の偏心の大きさを
    求めるステップと、 前記偏心の大きさに応じて、前記回転軸に対して、前記
    ディスクの所定の半径方向に加速度を付与するステップ
    と、 前記ディスクを前記回転軸に固定するステップとを有す
    ることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】ディスクが回転軸に固定的に装着されてい
    るディスクドライブ装置の組立方法であって、 接着剤をディスク又は回転軸に塗布するステップと、 回転軸にディスクの中心孔を挿入することにより、前記
    ディスクを前記回転軸に仮固定するステップと、 前記ディスクを前記回転軸と共に回転させて、前記回転
    軸の軸心に対する前記ディスクの中心の偏心の大きさを
    求めるステップと、 前記回転軸に対して、前記ディスクの所定の半径方向に
    加速度を付与するステップと、 前記回転軸の軸心に対する前記ディスクの中心の偏心の
    大きさを所定の閾値以下にするステップとを有すること
    を特徴とする方法。
  9. 【請求項9】固定手段によりディスクが回転軸に固定的
    に装着されているドライブ装置の組立方法であって、 回転軸にディスクの中心孔を挿入するステップと、 前記ディスクを前記回転軸に仮固定するために、前記固
    定手段を締め付けるステップと、 前記回転軸の軸心に対する前記ディスクの中心の偏心の
    大きさを所定の閾値以下にするために、前記ディスクを
    前記回転軸と共に回転させつつ、前記回転軸に対して、
    前記ディスクの所定の半径方向に加速度を付与するステ
    ップと、 前記ディスクを前記回転軸に固定するために、前記固定
    手段をさらに締め付けるステップとを有することを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】前記ディスクの中心の偏心の大きさは、
    前記ディスクの半径方向に生じる力を測定して求められ
    ることを特徴とする請求項7、8または9に記載のディ
    スクドライブ装置の組立方法。
  11. 【請求項11】前記半径方向に生じる力が極大に達した
    瞬間から前記力の時間変化の周期の整数倍の時間間隔で
    前記回転軸に繰り返し前記加速度を与えることを特徴と
    する請求項10に記載のディスクドライブ装置の組立方
    法。
  12. 【請求項12】前記半径方向に生じる力の極大値が所定
    の閾値以下になったときにこれを検出し、前記加速度の
    付与を停止することを特徴とする請求項10または11
    に記載のディスクドライブ装置の組立方法。
  13. 【請求項13】前記加速度は、前記ディスクを回転させ
    た状態で付与されることを特徴とする請求項7または8
    に記載のディスクドライブ装置の組立方法。
  14. 【請求項14】前記接着剤により、前記ディスクが前記
    回転軸に固定される前に、前記回転軸の軸心に対する前
    記ディスクの中心の偏心の大きさを所定の閾値以下にす
    ることを特徴とする請求項8に記載のディスクドライブ
    装置の組立方法。
  15. 【請求項15】前記固定手段はトップクランプであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のディスクドライブ装置
    の組立方法。
  16. 【請求項16】回転軸へ固定されるディスクの回転バラ
    ンスを調整する回転バランス調整装置であって、 回転軸に挿入されて仮固定されたディスクが、前記回転
    軸と共に回転する際に前記ディスクの第1の半径方向に
    生じる力を測定する測定手段と、 前記回転軸に対して第2の半径方向に所定の加速度を与
    える加速度付与手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、前記第2の半径方向に
    前記加速度を与えるように前記加速度付与手段を制御す
    る制御手段と、を有する回転バランス調整装置。
  17. 【請求項17】回転軸へ固定されるディスクの回転バラ
    ンスを調整するための回転バランス調整装置であって、 回転軸に嵌入され仮固定されたディスクが前記回転軸と
    共に回転する際に当該ディスクの第1の半径方向に生じ
    る力を測定する測定手段と、 前記回転軸に対して第2の半径方向に所定の加速度を与
    える加速度付与手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、前記測定手段の出力の
    周期の整数倍の時間間隔で前記回転軸に前記加速度が繰
    り返し与えられるように前記加速度付与手段を制御する
    制御手段と、 を有する回転バランス調整装置。
  18. 【請求項18】前記第1の半径方向と前記第2の半径方
    向とを一致させたことを特徴とする請求項16または1
    7に記載の回転バランス調整装置。
  19. 【請求項19】前記制御手段が、前記測定手段の出力を
    監視すると共に、前記測定手段の出力が極大に達した瞬
    間から当該出力の周期の整数倍の時間間隔で前記回転軸
    に繰り返し前記加速度が与えられるように前記加速度付
    与手段を制御する請求項18に記載の回転バランス調整
    装置。
  20. 【請求項20】前記測定手段の出力の極大値の時間変化
    を表示する表示手段を更に有する請求項16または17
    に記載の回転バランス調整装置。
  21. 【請求項21】前記測定手段の出力の極大値が所定の閾
    値以下になったときにこれを検出して検出信号を発生す
    る検出手段を更に有する請求項16または17に記載の
    回転バランス調整装置。
  22. 【請求項22】前記測定手段の出力の極大値が所定の閾
    値以下になったときにこれを検出して装置の動作を停止
    する自動停止手段を更に有する請求項16または17に
    記載の回転バランス調整装置。
  23. 【請求項23】前記測定手段と前記加速度付与手段とが
    同一の力測定・加速度発生素子により構成された請求項
    16または17に記載の回転バランス調整装置。
  24. 【請求項24】前記力測定・加速度発生素子が、圧電素
    子、電歪素子または磁歪素子のいずれかで構成されてい
    る請求項23に記載の回転バランス調整装置。
  25. 【請求項25】前記加速度付与手段は、電磁アクチュエ
    ータであることを特徴とする請求項16または17に記
    載の回転バランス調整装置。
  26. 【請求項26】回転軸の軸方向に固定される複数のディ
    スクを有するディスクドライブ装置の組立方法におい
    て、 それぞれのディスクの中心孔を回転軸に挿入して、複数
    の前記ディスクを前記回転軸に仮固定するステップと、 複数の前記ディスクが前記回転軸と共に回転する際に、
    前記回転軸の軸方向の複数の異なる測定位置における第
    1の半径方向に生じる力の時間変化をそれぞれ測定する
    ステップと、 それぞれの測定位置において測定される力の時間変化に
    基づいて、前記回転軸の所望の測定位置に第2のの半径
    方向の加速度を付与して、それぞれの前記力の絶対値を
    一定の閾値以下に低減するステップと、 複数の前記ディスクを前記回転軸に固定するステップと
    を有することを特徴とするディスクドライブ装置の組立
    方法。
  27. 【請求項27】前記力を測定する複数の位置は、前記回
    転軸の重心に対して、軸方向に互いに相対する位置であ
    ることを特徴とする請求項26に記載のディスクドライ
    ブ装置の組立方法。
  28. 【請求項28】前記第1の半径方向と前記第2の半径方
    向とを一致させたことを特徴とする請求項26に記載の
    ディスクドライブ装置の組立方法。
  29. 【請求項29】前記第1の半径方向に生じる力が極大に
    達した瞬間から前記力の時間変化の周期の整数倍の時間
    間隔で前記回転軸に繰り返し前記加速度を与えることを
    特徴とする請求項26、27または28に記載のディス
    クドライブ装置の組立方法。
  30. 【請求項30】前記第1の半径方向に生じる力の極大値
    が所定の閾値以下になったときにこれを検出し、前記加
    速度の付与を停止することを特徴とする請求項26に記
    載のディスクドライブ装置の組立方法。
  31. 【請求項31】前記加速度は、前記ディスクを回転させ
    た状態で付与されることを特徴とする請求項26に記載
    のディスクドライブ装置の組立方法。
  32. 【請求項32】回転軸の軸方向に固定される複数のディ
    スクの回転バランスを調整するための回転バランス調整
    装置であって、 回転軸に挿入されて仮固定された複数のディスクが前記
    回転軸と共に回転する際に、前記回転軸の軸方向の複数
    の測定位置における第1の半径方向に生じる力をそれぞ
    れ測定する測定手段と、 前記回転軸方向における複数の位置において、第2の半
    径方向に所定の加速度を与える加速度付与手段と、 前記測定手段の出力に基づいて、複数の前記位置のうち
    の任意の位置に前記加速度が与えられるように前記加速
    度付与手段を制御する制御手段とを有する回転バランス
    調整装置。
  33. 【請求項33】前記第1の半径方向と前記第2の半径方
    向とを一致させたことを特徴とする請求項32に記載の
    回転バランス調整装置。
  34. 【請求項34】前記制御手段が、前記測定手段の出力を
    監視すると共に、前記測定手段の出力が極大に達した瞬
    間から当該出力の周期の整数倍の時間間隔で前記回転軸
    に繰り返し前記加速度が与えられるように前記加速度付
    与手段を制御する請求項32または33に記載の回転バ
    ランス調整装置。
  35. 【請求項35】前記測定手段の出力の極大値の時間変化
    を表示する表示手段を更に有する請求項32または33
    に記載の回転バランス調整装置。
  36. 【請求項36】前記測定手段の出力の極大値が所定の閾
    値以下になったときにこれを検出して検出信号を発生す
    る検出手段を更に有する請求項34に記載の回転バラン
    ス調整装置。
  37. 【請求項37】前記測定手段の出力の極大値が所定の閾
    値以下になったときにこれを検出して装置の動作を停止
    する自動停止手段を更に有する請求項36に記載の回転
    バランス調整装置。
  38. 【請求項38】前記測定手段と前記加速度付与手段とが
    同一の力測定・加速度発生素子により構成された請求項
    32に記載の回転バランス調整装置。
  39. 【請求項39】前記力測定・加速度発生素子が、圧電素
    子、電歪素子または磁歪素子のいずれかで構成されてい
    る請求項38に記載の回転バランス調整装置。
  40. 【請求項40】前記加速度付与手段は、電磁アクチュエ
    ータであることを特徴とする請求項32に記載の回転バ
    ランス調整装置。
  41. 【請求項41】ディスクの回転バランスを調整するため
    に回転軸に装着される修正おもりにおいて、 回転軸の外径よりも大きな内径を有する固定部材と、 前記固定部材の外径よりも大きな内径を有するおもり
    と、 一端が前記固定部材の外径領域で固着し、他端が前記お
    もりの内径領域で固着されていて、可塑変形可能な材料
    で形成された支持部材とを有することを特徴とする修正
    おもり。
  42. 【請求項42】ディスクの回転バランスを調整するため
    に回転軸に装着される修正おもりにおいて、 回転軸の外径よりも大きな内径を有する円形の固定部材
    と、 一端が前記固定部材の外径領域に固着され、熱によって
    変形または切断可能な材料で形成された複数の支持部材
    と、 それぞれの支持部材の他端にそれぞれが固着された複数
    のおもりとを有することを特徴とする修正おもり。
  43. 【請求項43】請求項41又は42に記載の修正おもり
    が回転軸に装着されているディスクドライブ装置。
  44. 【請求項44】繰り返し付与される前記加速度の大きさ
    を徐々に小さくすることを特徴とする請求項2、11ま
    たは29に記載の方法。
  45. 【請求項45】繰り返し付与される前記加速度の大きさ
    を徐々に小さくすることを特徴とする請求項17、20
    または34に記載の装置。
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