JP2005276397A - ディスク再生装置及びディスク加速調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクモータにトルクのばらつきがあっても、ディスク加速時間を適切に決定する。
【解決手段】ディスク回転速度が正規の回転数近辺まで達することができずにサーボがロックできない場合には、テーブル値を増やしてディスク加速時間を長くし(S112)、サーボロックに成功した場合にはテーブル値を減らしてディスク加速時間を短くする(S113)。これにより、ディスクモータのトルクのバラツキに応じた最適なディスク加速時間を設定することが可能となり、これによってディスクサーボロックまでの不必要な電流が削減し、消費電力を抑制することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】ディスク回転速度が正規の回転数近辺まで達することができずにサーボがロックできない場合には、テーブル値を増やしてディスク加速時間を長くし(S112)、サーボロックに成功した場合にはテーブル値を減らしてディスク加速時間を短くする(S113)。これにより、ディスクモータのトルクのバラツキに応じた最適なディスク加速時間を設定することが可能となり、これによってディスクサーボロックまでの不必要な電流が削減し、消費電力を抑制することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、CD(Compact Disk)プレーヤ、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、MO(Magneto Optical disk)ドライブなどの各種ディスクに記録されたデータの再生を行う電子機器に用いて好適なディスク再生装置及びディスク加速調整方法に関する。
従来、上述したディスク再生装置においては、ディスクに記録されたデータの読み込みを開始する前にディスク加速調整を行うようにしている。このディスク加速調整においては、ディスク加速終了時に正規の回転数近辺まで到達させる必要がある。
図8は、従来のディスク再生装置のディスク加速調整処理を示すフローチャートである。まずディスク加速時間T0を設定する(S801)。この時のディスク加速時間T0は固定値(例えば1秒)であり、変更されることはない。ディスク加速時間T0を設定した後、ディスクモータの加速を開始する(S802)。そして、ディスク加速開始時からの経過時間Tをカウントし(S803)、1秒を経過したかどうか判定する(S804)。1秒を経過していない場合(S804のNoの場合)はS803に戻り、1秒を経過した場合(S804のYesの場合)は、ディスクモータの加速を停止する(S805)。ディスクモータの加速を停止した後、全てのサーボをオンする(S806)。次いで、全てのサーボがロックしているかどうかを判定し(S807)、ロックがされていない場合はS801に戻り、ロックされている場合はディスクの読み込み処理を開始する(S808)。
このように従来のディスク加速調整方法は、予めディスク加速時間を固定値にしておき、ディスク加速開始時からの経過時間Tが当該固定値を経過したときにディスクモータの加速を停止する。そして、ディスクモータの加速度停止後、サーボがロックされていればディスクの読み込みを開始する。以上が従来のディスク再生装置のディスク加速調整方法である。
なお、ディスクの定常状態における線速度偏差の発生を防ぐ方法として、位相誤差をディスクモータに帰還させるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来のディスク再生装置のディスク加速調整方法においては、次のような問題がある。
近年、ポータブル用途のディスク再生装置の薄型化により、厚さの薄いディスク機構が採用され始めている。この厚さの薄いディスク機構には薄型ディスクモータが搭載されており、以前の厚みのあるモータと比較するとトルクのばらつきが大きく、従来のディスク加速方法ではトルクのばらつきに対応できなくなってきている。
近年、ポータブル用途のディスク再生装置の薄型化により、厚さの薄いディスク機構が採用され始めている。この厚さの薄いディスク機構には薄型ディスクモータが搭載されており、以前の厚みのあるモータと比較するとトルクのばらつきが大きく、従来のディスク加速方法ではトルクのばらつきに対応できなくなってきている。
上述した従来のディスク加速調整方法では、ディスク加速時間を固定値にしているため、ディスクモータのトルクのばらつきによって例えばディスク加速開始時からの経過時間が所定の時間に達したときのディスク回転数が正規の回転数と大幅にずれていた場合には、サーボロックまで加速と減速を繰り返すことになり、その間不必要な電流をディスクモータで消費するため、消費電流が増大してしまう。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、ディスクモータにトルクのばらつきがあっても、ディスク加速時間を適切に決定することができるディスク再生装置及びディスク加速調整方法を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成又は方法により達成される。
(1) 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータを再生するディスク再生装置であって、前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調設定を備える。
(1) 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータを再生するディスク再生装置であって、前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調設定を備える。
(2) 上記(1)に記載のディスク再生装置において、前記ディスク加速時間設定手段は、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込んで正規のディスク回転数との差分を求め、その差分値に基づいて前記ディスク加速時間を微調整する。
(3) 上記(2)に記載のディスク再生装置において、前記ディスク加速時間設定手段は、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる。
(4) 上記(1)から(3)のいずれかに記載のディスク再生装置において、ディスク加速時間を保存する記憶手段と、電源遮断時にその時点で設定しているディスク加速時間を前記記憶手段に格納し、次回の電源投入時に前記記憶手段に格納した前記ディスク加速時間を前記ディスク加速時間設定手段に与えるデータ保存制御手段とを備える。
(5) 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータの読み込みを開始する前にディスク加速調整を行うディスク加速調整方法であって、前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調工程を備える。
(6) 上記(5)に記載のディスク加速調整方法において、前記ディスク加速時間調工程では、さらに、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込み、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる。
(7) 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータの読み込みを開始する前にディスク加速調整を行うディスク加速調整プログラムであって、前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調手順をコンピュータに実行させる。
(8) 上記(7)に記載のディスク加速調整プログラムにおいて、前記ディスク加速時間調手順では、さらに、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込み、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる。
上記(1)に記載のディスク再生装置では、ディスク回転起動からサーボがロックしなかった場合、ディスク加速時間を長くし、その後、サーボロックした場合にディスク加速時間を短くするので、ディスクモータのトルクにばらつきがあっても、ディスク加速時間が適切な値に設定される。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作が最小限に抑えられるので、不必要な電流消費が減少し、消費電力の低減が図れる。
なお、ディスク加速時間の増加する方法としては、例えば、設定されたディスク加速時間を乗算するか、あるいは一定時間を加算する方法が挙げられる。また、ディスク加速時間を減少させる方法としては、例えば、設定されたディスク加速時間を整数で除算するか、あるいは一定時間で減算する方法が挙げられる。
上記(2)又は(3)に記載のディスク再生装置では、ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込んで正規のディスク回転数との差分を求め、その差分値に基づいてディスク加速時間を微調整するので、ディスク加速時間が更に高精度で設定される。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作が更に低く抑えられるので、さらに消費電力の低減が図れる。
上記(4)に記載のディスク再生装置では、電源遮断時にその時点で設定しているディスク加速時間を保存し、次回の電源投入時にディスク加速時間として用いるので、早期の起動が可能となる。すなわち、起動時間の短縮化が図れる。
上記(5)に記載のディスク加速調整方法では、ディスク回転起動からサーボがロックしなかった場合、ディスク加速時間を長くし、その後、サーボロックした場合にディスク加速時間を短くするので、ディスクモータのトルクにばらつきがあっても、ディスク加速時間を適切な値に設定できる。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作を最小限に抑えることができるので、不必要な電流消費が減少し、消費電力の低減が図れる。
上記(6)に記載のディスク加速調整方法では、ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込んで正規のディスク回転数との差分を求め、その差分値に基づいてディスク加速時間を微調整するので、ディスク加速時間を更に高精度で設定することができる。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作を更に低く抑えることができ、更なる消費電力の低減が図れる。
上記(7)に記載のディスク加速調整プログラムでは、ディスク回転起動からサーボがロックしなかった場合、ディスク加速時間を長くし、その後、サーボロックした場合にディスク加速時間を短くするので、ディスクモータのトルクにばらつきがあっても、ディスク加速時間を適切な値に設定できる。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作を最小限に抑えることができるので、不必要な電流消費が減少し、消費電力の低減が図れる。
上記(8)に記載のディスク加速調整プログラムでは、ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込んで正規のディスク回転数との差分を求め、その差分値に基づいてディスク加速時間を微調整するので、ディスク加速時間を更に高精度で設定することができる。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作を更に低く抑えることができ、更なる消費電力の低減が図れる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態のディスク再生装置は、光ピックアップ10と、光ピックアップ10を駆動するドライバ11と、光ピックアップ10からの信号を増幅するRFアンプ12と、ドライバ11を制御するとともにRFアンプ12からの信号を処理するサーボ&信号処理LSI13と、サーボ&信号処理LSI13で使用されるバッファメモリ14と、サーボ&信号処理LSI13を制御するマイコン15と、マイコン15で使用される書き換え可能なフラッシュメモリ等の不揮発性外部メモリ16とを備えている。なお、マイコン15は、ディスク加速時間調設定手段とデータ保存制御手段に対応する。また、不揮発性メモリ16は、記憶手段に対応する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態のディスク再生装置は、光ピックアップ10と、光ピックアップ10を駆動するドライバ11と、光ピックアップ10からの信号を増幅するRFアンプ12と、ドライバ11を制御するとともにRFアンプ12からの信号を処理するサーボ&信号処理LSI13と、サーボ&信号処理LSI13で使用されるバッファメモリ14と、サーボ&信号処理LSI13を制御するマイコン15と、マイコン15で使用される書き換え可能なフラッシュメモリ等の不揮発性外部メモリ16とを備えている。なお、マイコン15は、ディスク加速時間調設定手段とデータ保存制御手段に対応する。また、不揮発性メモリ16は、記憶手段に対応する。
このような構成のディスク再生装置において、まずドライバ11による駆動によりピックアップ10からディスク20にレーザが照射される。ディスク20に照射されたレーザ光はディスク20で反射され、その反射光がピックアップ10に入射する。光ピックアップ10は、入射された反射光を電気信号に変換してRFアンプ12に入力する。RFアンプ12は、入力された電気信号を元にフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号を生成し、これらの信号をサーボ&信号処理LSI13に入力する。
サーボ&信号処理LSI13は、RFアンプ12から入力されたフォーカスエラー信号よりフォーカスサーボ処理を行い、ドライバ11を通じて制御信号を増幅し、光ピックアップ10内の図示せぬフォーカスアクチュエータを制御してフォーカス制御を行う。また、RFアンプ12から入力されたトラッキングエラー信号よりトラッキングサーボ処理を行い、ドライバ11を通じて制御信号を増幅し、光ピックアップ10内の図示せぬトラッキングアクチュエータを制御してトラッキング制御を行う。また、サーボ&信号処理LSI13は、PLLにより生成した同期信号によりCLV(Constant Linear Velocity;線速度一定)サーボ処理を行い、ドライバ11を通じて図示せぬディスクモータを駆動してディスクサーボ処理を行う。
また、サーボ&信号処理LSI13は、RFアンプ12から入力されたRF信号をサンプリングしてオーディオ信号を復調しバッファメモリ14に格納する。また同時にバッファメモリ14に格納されているオーディオ信号データを読み出し、DAC(Digital to Analog Converter)にてアナログ音声に変換して出力する。なお、バッファメモリ14に格納するオーディオ信号を一旦ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code;適応的差分PCM)等で符号化し、読出し時に復調する場合もある。
次に、図2に示すフローチャートを参照して、この実施の形態のディスク再生装置によるディスク加速調整処理について説明する。
スタート後、ディスク加速時間を設定する(S101)。このときのディスク加速時間を「S0」とする。このディスク加速時間S0はテーブル値により設定され、電源起動後の初回は固定値となり、2回目以降は以下の手順により設定される。ここで、初回時のディスク加速時間の設定値を1秒とする。なお、テーブル値は例えばマイコン15内のRAM領域に格納される。
スタート後、ディスク加速時間を設定する(S101)。このときのディスク加速時間を「S0」とする。このディスク加速時間S0はテーブル値により設定され、電源起動後の初回は固定値となり、2回目以降は以下の手順により設定される。ここで、初回時のディスク加速時間の設定値を1秒とする。なお、テーブル値は例えばマイコン15内のRAM領域に格納される。
ディスク加速時間を設定した後、ディスク加速を開始し(S102)、さらにフォーカス制御をオンする(S103)。そして、ディスク加速開始からの経過時間S1及びフォーカス制御をオンしてからの経過時間F0をカウントする(S104)。次いで、フォーカスロックしたかどうか判定し(S105)、フォーカスロックしている場合(S105のYesの場合)は、フォーカスロック経過時間F0のカウントを停止する(S106)。フォーカスロックしていない場合(S105のNoの場合)又はフォーカスロックしてフォーカスロック経過時間F0のカウントを停止した場合(S106)、ディスク加速時間の経過を判定する(S107)。
S107では、計測されたディスク加速時間S1が、設定されたディスク加速時間S0を超えていればディスクの加速を停止し(S108)、ディスク加速時間S1がディスク加速時間S0を超えていなければS104に戻る。
ディスク加速時間S1がディスク加速時間S0を超えてディスク加速を停止すると、全てのサーボ制御をオンする(S109)。そして、全サーボがロックしているかどうかを判定し(S110)、全サーボがロックしていない場合(S110のNoの場合)は、ディスク加速時間S0に一定値(本実施の形態では「2」)を乗算して、再度ディスク加速を行う(S102)。これに対して、全サーボがロックしている場合(S110のYesの場合)はディスク20の読み込みを開始する(S111)。ディスク20の読み込みを開始した後、ディスク加速時間S0を一定値(本実施の形態では「1.5」)で除算する(S113)。
2回目以降のディスク加速においては、上記の一定値を乗算あるいは除算することで最適化したテーブル値(例えば「2」又は「1.5」)によってディスク加速時間を設定する。このテーブル値は、上述したようにマイコン15内のRAM領域に格納される。このときフォーカスロック時間に対応させて格納される。したがって、次回は、マイコン15内のRAM領域から、該フォーカスロック時間に対応するテーブル値が読み出され、初期値のディスク加速時間の調整に用いられる。
このように、本実施の形態のディスク再生装置によれば、ディスク回転速度が正規の回転数近辺まで達することができずにサーボがロックできない場合には、テーブル値を増やしてディスク加速時間を長くし、サーボロックに成功した場合にはテーブル値を減らしてディスク加速時間を短くする。
したがって、ディスクモータのトルクのバラツキに応じた最適なディスク加速時間を設定することが可能となり、これによってディスクサーボロックまでの不必要な電流が削減し、消費電力を抑制することができる。延いてはディスク再生装置を電池で駆動する場合の再生時間を長くすることができる。
なお、本実施の形態においては、サーボがロックしない場合はディスク加速時間に一定値を乗算し、サーボがロックしている場合は一定値を除算しているが、図3のフローチャートに示すように、サーボがロックしない場合(S210のNoの場合)はディスク加速時間に一定値(i1)を加算し(S212)、サーボがロックしている場合は一定値(i2)を減算するようにしても良い(S213)。
図3に示す処理はディスク加速時間を変更する方法が異なる以外は、図2に示す処理と同様であるので、ディスク加速時間変更処理以外の処理については説明を省略する。
図3に示す処理はディスク加速時間を変更する方法が異なる以外は、図2に示す処理と同様であるので、ディスク加速時間変更処理以外の処理については説明を省略する。
(実施の形態2)
次に、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら、本発明の実施の形態2に係るディスク再生装置のディスク加速調整処理について説明する。なお、本実施の形態に係るディスク再生装置の構成は上述した実施の形態1に係るディスク再生装置と同様であるので、図は省略する。
次に、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら、本発明の実施の形態2に係るディスク再生装置のディスク加速調整処理について説明する。なお、本実施の形態に係るディスク再生装置の構成は上述した実施の形態1に係るディスク再生装置と同様であるので、図は省略する。
スタート後、ディスク加速時間S0を設定する(S301)。このディスク加速時間S0はテーブル値によって設定され、電源起動後の初回は固定値(本実施の形態において1秒)となり、2回目以降は以下の手順により設定される。
ディスク加速時間S0を設定した後、ディスク加速を開始し(S302)、フォーカス制御をオンする(S303)。そして、ディスク加速開始からの経過時間S1及びフォーカス制御をオンしてからの経過時間F0をカウントする(S304)。次いで、フォーカスロックしたかどうか判定し(S305)、フォーカスロックしている場合(S305のYesの場合)は、フォーカスロック経過時間F0のカウントを停止し(S306)、ディスク加速時間の経過を判定する(S307)。これに対して、S305の判定において、フォーカスがロックしていない場合(S305のNoの場合)はそのままS307に移行する。
S307ではディスク加速時間S1がディスク加速時間S0(1秒)を超えていればディスク加速を停止し(S308)、ディスク加速時間S1がディスク加速時間S0を超えていなければS304に戻る。S308でディスク加速を停止した後、全てのサーボ制御をオンする(S309)。その後、全てのサーボがロックしているかどうかを判定し(S310)、全サーボのロックが未だである場合(S310のNoの場合)は、ディスク加速時間S0に一定値(i1)を加算して(S312)、再度ディスク加速を行う(S302)。これに対して、全サーボがロックしている場合(S310のYesの場合)はディスクの読み込みを開始する(S311)。ディスクの読み込み開始後、ディスク加速時間S0から一定値(i2)を減算する(S313)。
ディスク加速時間S0から一定値(i2)を減算した後、現在のディスク回転数K0を読み込む(S314)。そして、現在のディスク回転数K0が正規回転数K1以下であるかどうか判定する(S315)。現在のディスク回転数K0が正規回転数K1以下である場合即ち正規回転数K1≧K0の場合は、正規回転数K1から現在のディスク回転数K0を減算した誤差G0を求める(S316)。そして、誤差G0よりテーブル値(i3)を決定し、その値(i3)をディスク加速時間S0に加算する(S318)。これに対して、S315の判定において、現在のディスク回転数K0が正規回転数K1を超える場合即ち正規回転数K1<K0の場合は、現在のディスク回転数K0から正規回転数K1を減算した誤差G0を求める(S317)。そして、誤差G0よりテーブル値(i4)を決定し、ディスク加速時間S0からテーブル値(i4)を減算する(S319)。
このように、本実施の形態のディスク再生装置によれば、現在のディスク回転速度が正規の回転数近辺まで達することができずにサーボがロックできない場合には、テーブル値を増やしてディスク加速時間を長くし、サーボがロックできた場合には、テーブル設定値を減らしてディスク加速時間を短くする
したがって、サーボがロックされない場合であっても、ディスクモータのトルクのバラツキに応じた最適なディスク加速時間を設定することができるので、ディスクサーボロックまでの不必要な電流が削減し、消費電力を抑制することができる。
また、サーボロックに成功した場合であっても、正規に設定した回転時間を超えていたり、超えていなかったりする場合があり得るが、本実施の形態ではこのような場合であってもディスク加速時間を微調整するので、さらに最適ディスク加速時間を設定することができる。
なお、本実施の形態において、サーボがロックしない場合はディスク加速時間に一定値を乗算し、サーボがロックしている場合は一定値を除算しても良いことは言うまでもない。
(実施の形態3)
次に、図6及び図7に示すフローチャートを参照しながら、本発明の実施の形態3に係るディスク再生装置のディスク加速調整処理について説明する。なお、本実施の形態に係るディスク再生装置の構成は上述した実施の形態1に係るディスク再生装置と同様であるので、図は省略する。
次に、図6及び図7に示すフローチャートを参照しながら、本発明の実施の形態3に係るディスク再生装置のディスク加速調整処理について説明する。なお、本実施の形態に係るディスク再生装置の構成は上述した実施の形態1に係るディスク再生装置と同様であるので、図は省略する。
本実施の形態のディスク再生装置は、電源投入による起動時に不揮発性外部メモリ16からディスク加速時間S0を読み込み(S401)、電源遮断時にはその時点で設定されているディスク加速時間を不揮発性外部メモリ16に格納するようにしたものであり、その他の処理は上述した実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態のディスク再生装置は、上述した実施の形態2のディスク再生装置と同様の効果を得ることができる他、前回の動作時に学習したディスク加速時間を電源遮断時に不揮発性外部メモリ16に保存しておくので、2回目以降の起動時に、短時間で最適なディスク加速時間を設定することができる。
なお、本実施の形態において、サーボがロックしない場合はディスク加速時間に一定値を乗算し、サーボがロックしている場合は一定値を除算しても良いことは言うまでもない。
本発明のディスク再生装置及びディスク加速調整方法は、ディスク回転起動からサーボがロックしなかった場合、ディスク加速時間を長くし、その後、サーボロックした場合にディスク加速時間を短くするので、ディスクモータのトルクにばらつきがあっても、ディスク加速時間が適切な値に設定される。これにより、サーボロックするまで加速と減速の繰り返す動作が最小限に抑えられるので、不必要な電流消費が減少し、消費電力の低減が図れるという効果を有し、CD(Compact Disk)プレーヤ、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、MO(Magneto Optical disk)ドライブなどの各種ディスクに記録されたデータの再生を行う電子機器に用いて好適なディスク再生装置及びディスク加速調整方法等として有用である。
1 ディスク再生装置
10 光ピックアップ
11 ドライバ
12 RFアンプ
13 サーボ&信号処理LSI
14 バッファメモリ
15 マイコン
16 不揮発性外部メモリ
20 ディスク
10 光ピックアップ
11 ドライバ
12 RFアンプ
13 サーボ&信号処理LSI
14 バッファメモリ
15 マイコン
16 不揮発性外部メモリ
20 ディスク
Claims (8)
- 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータを再生するディスク再生装置であって、
前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調設定手段を備えるディスク再生装置。 - 前記ディスク加速時間設定手段は、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込んで正規のディスク回転数との差分を求め、その差分値に基づいて前記ディスク加速時間を微調整する請求項1に記載のディスク再生装置。
- 前記ディスク加速時間設定手段は、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる請求項2に記載のディスク再生装置。
- ディスク加速時間を保存する記憶手段と、
電源遮断時にその時点で設定しているディスク加速時間を前記記憶手段に格納し、次回の電源投入時に前記記憶手段に格納した前記ディスク加速時間を前記ディスク加速時間設定手段に与えるデータ保存制御手段と、
を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のディスク再生装置。 - 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータの読み込みを開始する前にディスク加速調整を行うディスク加速調整方法であって、
前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調工程を備えるディスク加速調整方法。 - 前記ディスク加速時間調工程では、さらに、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込み、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる請求項5に記載のディスク加速調整方法。
- 光ディスク、光磁気ディスクを含む各種ディスクに記録されたデータの読み込みを開始する前にディスク加速調整を行うためのディスク加速調整プログラムであって、
前記ディスクの回転起動時から、現時点で設定されているディスク加速時間の加速でサーボロックしなかった場合、前記ディスク加速時間を長くし、その後にサーボロックした場合に前記ディスク加速時間を短くするディスク加速時間調手順をコンピュータに実行させるディスク加速調整プログラム。 - 前記ディスク加速時間調手順では、さらに、前記ディスク加速時間を短くした後、更にサーボロック時のディスク回転数を読み込み、読み込んだ現在のディスク回転数と正規のディスク回転数とを比較し、前記正規のディスク回転数以下の場合は前記ディスク加速時間を増加させ、前記正規のディスク回転数を超える場合は前記ディスク加速時間を減少させる請求項7に記載のディスク加速調整プログラム。
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