JPH09161323A - 光テープ媒体 - Google Patents

光テープ媒体

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JPH09161323A
JPH09161323A JP7320291A JP32029195A JPH09161323A JP H09161323 A JPH09161323 A JP H09161323A JP 7320291 A JP7320291 A JP 7320291A JP 32029195 A JP32029195 A JP 32029195A JP H09161323 A JPH09161323 A JP H09161323A
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JP
Japan
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recording
medium
substrate
recording layer
layer
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Pending
Application number
JP7320291A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Uchida
直幸 内田
Hiroshi Machino
洋 町野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】体積記録密度が高く、かつ優れた記録再生特性
を示すテープ状光記録媒体を提供する。 【解決手段】100μm以下の厚みの基体上に少なくと
も有機色素を含む記録層を有し、基体と反対側からレー
ザービームを照射して記録再生を行うテープ状光記録媒
体において、記録層のビームを照射される側の表面の算
術平均粗さ(Ra)が0.010μm以下であることを
特徴とする光テープ媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大容量の情報の記録
を可能とするテープ状光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報量の増大に伴い、膨大な文
書、映像、あるいは音声をコンパクトに記録、収納し、
安定に保存できる情報記録再生システムが求められてい
る。光記録は1μm2程度の回折限界まで絞り込んだ光
を使って、記録及び再生を行うため、単位面積当りの記
録容量、即ち面記録密度が高いという特徴を持つ。
【0003】従来の光記録に用いられている記録媒体は
ディスク状の形状を有するため、記録信号へのランダム
アクセスが可能であるという長所を持つ。また、従来の
光記録では1.2mm程度の厚みの透明基体を介して記
録層に光を照射するため、基体の光入射面上のほこりや
傷がエラーの原因となり難いという長所も持っている。
しかしながら、基体が1.2mmと比較的厚いため、単
位体積当りの記録容量、体積記録密度は高くない。仮
に、体積記録密度を高めるために基体を薄くしたとして
も、ディスク形状を有する限り、取扱いのためのカート
リッジを極端に薄くできないため、体積記録密度の飛躍
的向上は望めない。
【0004】磁気テープは基体が薄く、基体ごと媒体を
巻き取ることによりカートリッジの中に収納できるとい
う構造的特徴から、体積記録密度を高めることが可能で
ある。実際、デジタルビデオ等に応用されている。ただ
し、面記録密度は光ディスクほど高くないため、記憶容
量が十分に高いとは言えない。光ディスクの面記録密度
が高いという特徴と、磁気テープの体積記録密度が高い
という特徴を併せ持つ記録媒体として有機色素を用いた
追記型の光テープが実用化されている。この媒体は記録
密度が非常に高く、保存安定性にも優れる。また、塗布
型媒体であるために蒸着磁気テープ媒体等と比較してコ
スト面でも非常に有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、膨大な情報
のコンパクトな記録、収納と安定な保存が可能であり、
しかも良好な記録再生特性を有する媒体を提供すること
を目的としている。有機色素を用いた媒体の記録再生に
おいては、レーザービームを照射することによりピット
の形成を行い、ピット形成部と非形成部の反射率の差を
検出する。したがって、良好な記録再生特性を得るため
には、記録前と記録後の反射率差が大きいこと、及びビ
ームを集光した条件での未記録部分の反射率変動が少な
い事が重要である。
【0006】レーザー光を照射する方向としては、基体
面側から入射と、基体面と反対側の面から入射の二種類
が考えられるが、反射率の変動が少ないという点から基
体面と反対側から光を入射する方が望ましい。理由の一
つとして、基体として考えられるポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)等の材料は通常ニ軸延伸法等の工程によって製造さ
れるため非常に大きな複屈折を持つ基体であることが挙
げられる。このような複屈折の大きい基体の側から光を
入射する媒体では、基体が面内複屈折を持ち、円偏光の
光線が楕円化して集光され記録ピットの形状に影響を及
ぼし、記録再生特性にも影響を及ぼす。また、テープ媒
体では基体厚みが薄いため、例えばポリカーボネートの
1.2mm厚の光ディスク基体などとは異なり、光入射
側基体表面での光反射や散乱が無視できず、また記録層
で反射した光と基体表面での反射光が干渉を起こすこと
も無視できない。基体表面での光散乱や干渉が起これば
反射率の変動の原因となる。また、屈折率が湿度、温度
等の条件変化で変化したり、フィルムが伸びる等の経時
変化を起こせば、記録再生特性に重大な影響を与える可
能性も懸念される。
【0007】一方、基体と反対側から光を入射する場合
には、上述の基体の影響を考慮する必要はない。しかし
ながら光の入射する側の表面粗度が、すなわちビーム径
程度の1μm2以下の微小凹凸が集光時の反射率変動を
起こす原因となる可能性について検討する必要がある。
このような微小凹凸による反射率の時間的変動は再生時
のキャリアレベル、ノイズレベルに影響を及ぼすと考え
られるからである。
【0008】また微小凹凸による反射率の変動は、分光
光度計などの広い面積に光をあてて反射率を測定する方
法では、広い面積における反射率の平均が媒体反射率と
して測定されるため、評価できない。故に、ドライブ評
価により実際のキャリアレベル及びノイズレベルの測定
を行い評価する必要がある。以上詳述したように、光を
基体と反対側から集光する媒体においては、記録層及び
記録層上の保護層の表面粗度が記録再生特性上、極めて
重要である。したがって、良好な記録再生特性を得るた
めに最適な記録層、及び保護膜の表面粗度に関する条件
を見いだす必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは体積記録密
度が極めて高く、良好な記録再生特性を示すテープ状光
記録媒体を提供すべく鋭意検討した結果、基体上に少な
くとも有機色素を含有する記録層を有するテープにおい
て、記録層の表面粗度を制御すること、保護層を有する
場合にはその保護層の表面粗度も同時に制御することに
より、優れた記録再生特性を示す光記録媒体が提供可能
であることを見いだした。
【0010】本発明は100μm以下の厚みの基体上に
少なくとも有機色素を含む記録層を有し、基体と反対側
からレーザービームを照射して記録再生を行うテープ状
光記録媒体において、記録層のビームを照射される側の
表面の算術平均粗さ(Ra)が0.010μm以下であ
ることを特徴とする光テープ媒体である。また、100
μm以下の厚みの基体上に少なくとも有機色素を含む記
録層及び保護層を有し、基体と反対側からレーザービー
ムを照射して記録再生を行うテープ状光記録媒体におい
て、保護層のビームを照射される側の表面の算術平均粗
さ(Ra)が0.010μm以下であることを特徴とす
る光テープ媒体である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる光記録媒体の
基体は記録膜を保持する役目を担う。基体の厚みは、テ
ープを巻取る際に加わる張力によって媒体が引き伸ばさ
れたりしないように、極端に薄くは出来ないが、体積記
録密度を高めるため100μm以下でなければならず、
50μm以下がより好ましく、特には1μm〜25μm
である。光によって信号を読み出すため基体は平滑であ
ることが要求される。このような基体の候補としてはポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナ
フタレート(PEN)フィルム等が挙げられる。
【0012】このようなフィルムは延伸法によって作製
されるため、複屈折が発生するが、これらの材料を通し
て光を入射した場合、信号の品質が低下する。従って、
本発明において信号の読み出しを行う際は基体を介して
ではなく、基体と反対側から記録層に光を照射するのが
好ましい。
【0013】また、本発明では記録層あるいは保護層表
面の算術平均粗さ(Ra)が小さいことが特徴であるた
め、基体の裏面側の表面粗度をある程度粗くしておくの
が好ましい。これは、テープ状媒体ではその性質上、リ
ールに巻きとって保管し、記録再生時には、ある一定速
度でリールを回転させて媒体を走行させるが、表面、裏
面の両方が平滑である場合にはテープ間や、テープとロ
ーラーの間で表面張力等による張り付きが起こり走行が
困難となるからである。したがって、裏面は走行特性を
考慮した表面粗度を持つことが好ましい。具体的には算
術平均粗さ(Ra)で0.005〜0.5μmであり、
より好ましくは0.005〜0.03μmである。
【0014】なお本発明において算術平均粗さ(Ra)
とは、JIS規格B0601−1994に従っており、
スタイラスの先端形状が0.2×0.2μmの正方形、
荷重が2mg、カットオフ値が0.08mm、評価長さ
が0.4mmで規定される接触式表面粗さ計で測定され
た値である。本発明の光テープ媒体は、基体上に色素を
含有する記録層を有する。記録層は一定パワー以上のレ
ーザー光を照射することにより信号が記録され、記録部
と未記録部の反射率変化により信号を再生する役割を担
う。
【0015】記録が可能であるためには、高温で色素が
分解、あるいは更に昇華することにより記録層を構成す
る物質が変形、欠削、飛散等を起こすこと、あるいは構
造変化、異性化等による光学定数の変化を起こすことな
どが要求される。上記の効果が複合される場合も当然な
がら含まれる。また、反射率変化による再生を行うため
には、記録波長において記録層が大きな吸光係数を持つ
ことが要求される。このような条件を満足する色素とし
ては、シアニン、ナフトキノン、フタロシアニン、含金
属アゾ系色素等が挙げられる。記録層には色素の他に、
熱可塑性樹脂等からなるバインダーを含んでいても良
い。この際、それぞれの色素に適したバインダー種、バ
インダー含有量を選び、適当な溶媒を選んで溶解させ、
塗布すればよい。
【0016】さらに、記録層を環境や機械的衝撃から保
護、あるいは記録時の飛散物を抑制するために保護層を
設けてもよい。保護層としては、フッ素系ポリマー等の
保護膜等が挙げられる。例えば、次式で表される、テト
ラフルオロエチレン(TFE)とジオキソールの共重合
体などが好適である。
【0017】
【化1】
【0018】この共重合体は一般の有機材料が不溶なフ
ッ化炭素系などの溶媒に可溶であるため、ウェットプロ
セスを用いて硬化処理することなく形成することができ
る。また、記録前後の反射率変調度を稼ぐために記録層
の下にAl、Au、Cu、Ag等の高反射率の金属から
なる反射層を設けてもよい。反射層のある場合と無い場
合では記録層の膜厚の最適値が異なる。反射層を設けな
い場合は、記録層からの反射率単独で変調度を稼がなけ
ればならないため、色素あるいはバインダーを含む膜の
光学定数にもよるが、前述の色素群においては、記録層
は0.2〜5μmの膜厚が好ましい。反射層を有する場
合には反射膜からの光反射を利用するため記録層は比較
的薄くてよいが、光の干渉を利用して反射率を制御する
ため、膜厚を厳密に制御する必要がある。具体的には
0.2μm以下が好ましく、さらには0.01μm以上
が好ましい。
【0019】反射膜を設けない構成の媒体は、スパッタ
リングなどのドライプロセスが不要で、ウェットプロセ
スである塗布工程のみにより媒体を作製できることか
ら、反射層を有する媒体よりもプロセス、コスト面にお
いて優れている。本発明においては、光入射側の記録層
表面または保護層表面の算術平均粗さ(Ra)が0.0
10μm以下であることが特徴である。表面粗度は前述
のように微小な反射率変動を引き起こし、キャリアレベ
ル、ノイズレベルに影響を与えるが、特にノイズレベル
に与える影響が著しい。我々は、表面粗度に関して鋭意
検討した結果、記録層または保護層表面の算術平均粗さ
(Ra)を0.010μm以下とした場合に、ノイズレ
ベルが著しく低下することを見い出した。
【0020】記録層または保護層表面の特に好ましい算
術平均粗さ(Ra)の範囲は0.001〜0.010μ
mである。0.001μm以下の表面算術平均粗さを持
つ媒体を作製するには多大な労力が必要とするが、信号
品質向上効果はそれ程顕著でないため、0.001μm
以上であるのが好ましい。本発明においては、光入射側
の記録層表面の算術平均粗さ(Ra)が0.010μm
以下であることが特徴である。表面粗度は前述のように
微小な反射率変動を引き起こし、キャリアレベル、ノイ
ズレベルに影響を与えるが、特にノイズレベルに与える
影響が著しい。我々は、表面粗度に関して鋭意検討した
結果、記録層の算術平均粗さ(Ra)を0.010μm
以下とした場合に、ノイズレベルが著しく低下すること
を見い出した。
【0021】また、記録層と保護層を有する媒体の場
合、両表面粗度が上記範囲内であるのが最も好ましい。
このような、Raが0.010μmの記録層および保護
層を得るためには、溶剤種および、乾燥条件等が重要で
ある。具体的には、塗膜の乾燥速度がある程度遅いこと
が重要である。
【0022】例えば、用いる溶剤の沸点が低すぎたり、
乾燥ゾーン温度が高すぎたり、ゾーンに至るまでの時間
が短すぎたりすれば、層の表面はサブミクロン程度の凹
凸(いわゆる柚肌)ができたり、塗布に用いたバーのラ
インが残ったりするので、大面積にわたって(Ra)
0.010μm以下の表面を得ることは難しい。実際の
条件については、色素、バインダー、溶媒の種類、濃度
により変化するため、条件を変化させ、その系での適切
な条件を決定すればよい。
【0023】基体の記録層側の表面粗度に関しては、必
ずしもRaが0.010μm以下でなくてもよい。なぜ
なら、記録層の塗布直後から乾燥に至るまでの間、記録
層はウエット状態にあるため表面張力により記録層表面
は平滑になり、乾燥後もその状態が維持されるからであ
る。したがって、製造コスト的に有利な、Ra0.01
0μm以上の基体を使用してもよい。しかしながら、平
滑な記録層表面を容易に得るためには0.010μm以
下であることが好ましい。これを超えると、基体表面の
影響を避けるために、塗布層を厚くする、塗液の乾燥条
件を厳しく制限する、等の手段をとる必要が生じること
もある。
【0024】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお表面粗度の測定
は、(株)ランクテーラーボブソン社製表面粗さ測定機
(タリステップ)を用いて測定し、試料フィルム表面か
ら3本の断面曲線を求め、それぞれの曲線の算術平均粗
さの平均値(Ra)であらわした。なおスタイラス先端
形状は0.2×0.2μmの正方形、荷重は2mgと
し、カットオフ値は0.08mm、評価長さ0.4mm
とした。基体として用いたポリエチレンテレフタレート
の算術平均粗さRaを本条件で測ったところ両面とも
0.010μmであった。
【0025】(実施例1)厚さ20μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム上に、Niインドアニリン色素
とケトン樹脂(ハイラック111(日立化成社製):分
子量700〜900)を重量比80:20で混合し、メ
チルエチルケトン(沸点79.5℃)とシクロヘキサノ
ン(沸点156.5℃)を重量比60:40で混合した
溶媒に6重量%で溶解した溶液をバーコーターにより塗
布し乾燥して厚さ0.5μmの記録層を形成した。
【0026】塗布条件は、基体搬送速度5m/min、
バーの番手#8を用いた。また乾燥条件は25℃で60
秒、引き続き90℃、湿度30%で60秒である。分光
光度計による反射率測定によれば、媒体の基体と反対側
から入射させた場合の反射率は28%であった。ビーム
照射側の記録層表面のRaを表1に示す。
【0027】(実施例2)実施例1で作成した記録層上
に、保護層を形成した。保護層はTAF2400(1,
3−ジオキソール−4,5−ジフルオロ−2,2−ビス
(トリフルオロメチル)ポリマ−:デュポン社製)をF
C75(フッ化炭素系溶媒, 3M社製 沸点102℃)
に0.9重量%で溶解させ塗布した。塗布条件は、基体
搬送速度5m/min、バーの番手#8を用いた。また
乾燥条件は25℃で60秒、引き続き90℃、湿度30
%で60秒である。保護層の厚さは0.25μmであっ
た。また、反射率は28%であった。ビーム照射側の保
護層表面のRaを表1に示す。
【0028】(実施例3)保護層の溶媒をFC72(フ
ッ化炭素系溶媒、3M社製 沸点56℃)にした以外は
実施例2と同条件で記録層および保護層を形成した。保
護層の厚さは0.250μmであり、反射率は28%で
あった。ビーム照射側の記録層及び保護層表面のRaを
表1に示す。
【0029】(比較例1)記録層の溶媒を塩化メチレン
(沸点40.2℃)にした以外は実施例1と同条件で記
録層を形成した。記録層の厚さは0.5μmであり、反
射率は28%であった。ビーム照射側の記録層表面のR
aを表1に示す。
【0030】上記各媒体を光ディスク用評価装置を用
い、媒体を線速度5.7m/sで走行させながら、光ヘ
ッドでフォーカスをかけ記録、再生を行った。記録再生
条件は半導体レーザー波長780nm、記録周波数3.
7MHz、デューティー33%であり、リードパワーは
0.5mWとした。
【0031】表1はこのようにして記録した記録周波数
における記録前のノイズレベルであり、表2は最適記録
パワーにおける信号レベルを示したものである。表2
は、最適記録パワーにおけるC(キャリアレベル)、N
(ノイズレベル)、CNRを示している。ここで最適記
録パワーとは、二次高調波歪みが最少となる記録レーザ
ーパワーである。実施例、比較例のいずれにおいても最
適記録パワーは8mWであった。
【0032】
【表1】 表1 媒体構成 記録層表面Ra 保護層表面Ra N(dBm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 0.004μm (なし) −72.7 比較例1 0.020μm (なし) −67.8 実施例2 0.004μm 0.004μm −72.4 実施例3 0.004μm 0.020μm −70.8
【0033】
【表2】 表2 媒体構成 C(dBm) N(dBm) CNR(dB) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 −19.5 −68.6 49.1 比較例1 −19.7 −63.3 43.6 実施例2 −19.3 −68.8 49.5 実施例3 −19.4 −66.8 47.4
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、体積記録密度が高く、
かつ優れた記録再生特性を示すテープ状光記録媒体を提
供することができる。これにより、文書、映像、音声、
数値データ等の膨大な情報をコンパクトに記録収納可能
となる。また製造装置、製造コストを低減させることも
合わせて可能となる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100μm以下の厚みの基体上に少なく
    とも有機色素を含む記録層を有し、基体と反対側からレ
    ーザービームを照射して記録再生を行うテープ状光記録
    媒体において、記録層のビームを照射される側の表面の
    算術平均粗さ(Ra)が0.010μm以下であること
    を特徴とする光テープ媒体。
  2. 【請求項2】 100μm以下の厚みの基体上に少なく
    とも有機色素を含む記録層及び保護層を有し、基体と反
    対側からレーザービームを照射して記録再生を行うテー
    プ状光記録媒体において、保護層のビームを照射される
    側の表面の算術平均粗さ(Ra)が0.010μm以下
    であることを特徴とする光テープ媒体。
  3. 【請求項3】 上記媒体が反射層を有さず、かつ記録層
    の膜厚が0.2μm以上であることを特徴とする請求項
    1または請求項2のいずれかに記載の光テープ媒体。
  4. 【請求項4】 基体の記録層とは反対面の算術平均粗さ
    (Ra)が0.005μm以上0.5μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光テ
    ープ媒体。
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