JPH09160439A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09160439A
JPH09160439A JP7337934A JP33793495A JPH09160439A JP H09160439 A JPH09160439 A JP H09160439A JP 7337934 A JP7337934 A JP 7337934A JP 33793495 A JP33793495 A JP 33793495A JP H09160439 A JPH09160439 A JP H09160439A
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剛 遠藤
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Tomoshi Harada
知史 原田
Michio Doke
教夫 道家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方からの操作が可能な画像形成装置に於
て、任意に操作方向を切り換えることができるようにし
て、操作者が操作可能な方向にわざわざ回る必要をなく
する。 【解決手段】 対向し合う側面に夫々操作位置A、Bを
備え各操作位置から操作できる画像形成装置において、
操作方向を変換する旨の指示を入力するための方向変換
手段120と、該方向変換手段から入力された変換指示
に基づいて操作方向の変換を実現する制御部52とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に複
数の操作方向から操作可能な画像形成装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスにおいては、事務処理の
効率化などの目的から、各種のOA機器が積極的に導入
され、オフィス内の各場所に設置されている。これら各
OA機器は、ラップトップ型パソコンなどのように小型
化されているものもあるが、デスクトップ型パソコンや
複写機などのように多くのものは、その設置面積や、嵩
がかなり大きい。このため、オフィス内にこれらOA機
器を設置すると、各OA機器によって広い空間が占有さ
れてしまい、面積が広いオフィスでも、実際に使用する
ことができるスペースが狭くなる。複写機などの画像形
成装置も、例にもれずスペースを有効活用する目的か
ら、壁際に設置されている場合がほとんどである。しか
しながら、オフィス内の什器類のレイアウトを勘案した
場合、OA機器も2方向以上からの利用が可能となる
と、設置の自由度も増え、省スペース化を図ることがで
きるともに、操作性を改善することができる。このよう
な画像形成装置として、以下に示す技術が開示されてい
る。
【0003】<装置の両側に操作部を備える複写機>実
開平1−169244号公報に開示されている複写機
は、原稿載置部を介して対向した位置に複数の操作部を
独立して配置するとともに、前記原稿載置部の端部で、
圧板を支持し、横方向に開閉する。 <回転する複写機>実開昭63−21946号公報に開
示されている複写機は、複写機本体の底部に回転機構を
設け、この回転機構により、装置全体を回動自在にし
て、複数の方向からの操作を可能にする。 <各部をユニット化し、双方向からのアクセス可能な複
写機>実開昭64−32548号公報に開示されている
複写機は、装置内のユニットを独立させ、装置の前後双
方向からのアクセスを可能にし、さらに操作部も前面後
面、いずれにも取付け可能にする。 <4方向から操作可能な複写機>特開平5−20405
7号、特開平5−207209号、特開平5−2072
10号、特開平5−216314号、特開平5−219
308号、特開平5−227372号の各公報に開示さ
れている複写機は4方向からの開閉操作を可能にした原
稿圧板と、開閉方向を検知する手段とを備え、この手段
の検知結果に応じて原稿スケールに設けられた点灯手段
を点灯させる。また、隣接する2辺間で移動可能な操作
パネルを備え、さらに操作パネルの位置を検出する手段
を備えている。また、スキャナ部と作像エンジン部との
間に空間を設けて、この空間に作像した用紙を排紙する
ように構成し、さらにスキャナ部が作像エンジン部に対
して4方向に移動して、排紙した用紙を取出し易くす
る。また、各操作パネルから画像形成の指示があったと
き、この指示を順次記憶して作像を行ない、また作像指
示を行なった操作パネルからのみ中断指示の受け付けを
可能し、さらに中断指示を優先的に行なえる操作パネル
を設ける。また、操作方向の検出結果により、原稿読取
範囲または排紙トレイの上下移動を決定する。また、作
像エンジン部に対してスキャナを移動自在にし、移動方
向の検出結果により原稿読取範囲、有効な操作パネルま
たは排紙トレイの上下移動を制御する。また、圧板の開
閉方向の検知結果により、原稿読取範囲、有効な操作パ
ネルまたは排紙トレイの上下を決定する。
【0004】<プリントキーを2つ持つ操作部を備えた
複写機>実開昭62−76343号公報に開示されてい
る複写機は、操作板の左右位置にそれぞれプリントキー
を設けた構成を備えている。 <操作方向に対して起立する操作部を備えた装置>実開
昭62−76343号公報に開示されている装置は、操
作パネルを起立可能にして操作パネルの表示面を見易く
することを主旨とする。 <回動する操作部を備えた装置>実開昭63−6685
0号、実開昭63−66851号公報に開示されている
装置は、装置本体に対して回転自在に液晶表示部を設
け、視線に対しての角度を変化させ得るようにする。 <回転自在な操作部を備えた装置>特開昭62−153
963号、特開昭62−153966号公報に開示され
ている装置は、液晶パネルが設けられた表示部を、操作
パネルに対して回転自在に設け、表示を見易くする。ま
た、モータで駆動し、所要の角度に設定可能にする。 <操作部の配置位置が可変な装置>特開昭60−209
745号、特開昭61−43308号公報に開示されて
いる装置は、操作ユニットを着脱自在にし、さらにユニ
ット受け部を複数設け、操作装置の配置位置を変更可能
にするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】双方向コピ−機は、操
作方向を2つ持ち操作可能な方向を切り換えて使用する
ことが可能であるか、もしくはいずれの位置からでもス
タ−トキ−の押下が可能であるので、コピ−機本体を壁
際ではなく、オフィスのパ−テ−ションとして部署間に
設置することができる。また必要な時に操作方向を切り
換えることができるので、それぞれの部署から同一のコ
ピ−機を利用することができる。ところで、上記従来の
各画像形成装置では、複数の方向からの操作を可能とし
た結果として、次のごとき不具合が発生する。まず、
(1)従来の双方向からの操作が可能な画像形成装置に
あっては、画像形成時のモード設定方向や画像形成動作
の開始許可方向を切り替えることができなかったので、
操作者は操作可能な方向にわざわざ移動した上で操作を
行う必要があった。 (2)画像形成動作中に操作方向の切換えが行われた場
合、画像形成動作の終了前に操作方向が切り替わって、
操作者が混乱することがあった。 (3)操作方向を格別の手段により切り替える場合に
は、操作者が操作方向の切り換えを意識する必要がある
ので操作が煩雑となり、操作者が逆の操作方向の画像形
成動作やコピーモ−ドの指定を気にする必要があり、操
作性が低下していた。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、請求項1の発明は、双方からの操作が可能な画像形
成装置に於て、任意に操作方向を切り換えることができ
るようにして、操作者が操作可能な方向にわざわざ回る
必要をなくすることを目的としている。請求項2の発明
では、コピ−動作中に操作方向がかわってしまうことを
防ぐことを目的としている。請求項3の発明では、コピ
−動作中に操作方向が変わってしまうことを防ぐととも
に、方向変換の予約を可能ならしめることを目的として
いる。請求項4及び5の発明では、特別な方向変換手段
を用意する必要がなく、操作者が方向変換について意識
せずに操作することを可能にすることを目的としてい
る。請求項6の発明では、特別な方向変換手段を設ける
必要がなく、独立した操作モ−ドを持ち、スタ−トキ−
を押下した方向の操作モ−ドでコピ−が行われるように
することにより、逆方向の動作や操作についての考慮を
不要とすることを目的としている。請求項7の発明で
は、電源を入れた操作方向を有効とすることにより、電
源投入時に操作者が方向変換について意識せずに操作で
きるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1の発明は、対向し合う側面に夫々操作位置
を備え各操作位置から操作できる画像形成装置におい
て、操作方向を変換する旨の指示を入力するための方向
変換手段と、該方向変換手段から入力された変換指示に
基づいて操作方向の変換を実現する制御部と、を有する
ことを特徴とする。請求項2の発明は、対向し合う側面
に夫々操作位置を備え各操作位置から操作できる画像形
成装置において、操作方向を変換する旨の指示を入力す
るための方向変換手段と、現在いずれの操作位置が有効
になっているかの判断と、コピ−動作中であるか否かの
判断と、コピー動作が行われているか否かの判断と、コ
ピ−動作中でない場合に方向変換が指示されたことの検
知を行う制御部と、を備え、上記方向変換手段は、無効
な操作方向からの操作が可能なものであり、上記制御部
は、コピー動作中における操作方向の変換を禁止するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、対向し合う側面に夫々
操作位置を備え各操作位置から操作できる画像形成装置
において、操作方向を変換するための方向変換手段と、
現在いずれの操作位置が有効になっているかの判断と、
方向変換が指示されたか否かの検知と、コピ−動作中で
あるか否かの判断を夫々行う制御部と、を備え、上記制
御部は、コピー動作中に上記方向変換手段から操作方向
変換指令を受けた時に、コピ−動作終了後に該指令に基
づいた方向変換を行うことを特徴とする。請求項4の発
明は、対向し合う側面に夫々操作位置を備え各操作位置
から操作できる画像形成装置において、コピ−待機状態
であるか否かの判断と、コピ−待機状態である場合の双
方向からの操作入力許可と、操作入力された方向の検知
を、夫々行う制御部と、を備え、上記制御部は、コピー
待機状態中にコピー時のモード設定が入力された操作方
向だけを有効にし、逆方向からの操作入力を禁止するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、対向し合う側面に夫々
操作位置を備え各操作位置から操作できる画像形成装置
において、コピ−待機状態であるか否かの判断と、コピ
−待機状態である場合の双方向からの操作入力許可と、
操作入力された方向の検知を、夫々行う制御部と、を備
え、上記制御部は、コピー待機状態中にコピ−動作の開
始を指示した操作方向を有効にし、逆方向のコピー開始
指示の操作入力、コピ−動作を禁止することを特徴とす
る。請求項6の発明は、対向し合う側面に夫々操作位置
を備え各操作位置から操作できる画像形成装置におい
て、コピ−待機状態であるかの判断と、コピ−待機状態
である場合における双方向へのコピ−動作の許可と、双
方向に対する操作モ−ド入力の許可を、夫々行う制御部
を備え、上記制御部は、コピー動作前、コピー動作中、
及びコピー待機中に、双方向からのコピー動作開始の操
作を許容し、コピ−動作の開始を指示した方向の操作モ
−ドでコピ−動作を行うことを特徴とする。請求項7の
発明は、対向し合う側面に夫々操作位置を備え各操作位
置から操作できる画像形成装置において、各操作方向側
に画像形成装置の電源投入をON、OFFする電源スイ
ッチをそれぞれ設け、電源のONを行った操作方向を有
効とする制御部を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による画像
形成装置の一形態例を前面側から見たときの斜視図、図
2は上記画像形成装置を後面側から見たときの斜視図で
ある。これらの図に示す画像形成装置1は、縦長の矩形
状に形成される装置匡体2と、この装置匡体2の上側に
設けられる画像読取装置3と、装置匡体2の下側に設け
られる画像作成装置4と、装置匡体2の右側板中央(図
1において、右側の板)に設けられるメイン電源スイッ
チ5と、装置匡体2の上面の一側部に設けられる操作装
置6と、装置匡体2の前板上部および後板上部に各々、
設けられる人体検知センサ7、8と、装置匡体2の左側
板上部に設けられる操作方向A側(手前側)の電源スイ
ッチ9と、装置匡体2の右側板上部に設けられる操作方
向B側(奥側)の電源スイッチ10と、装置匡体2の上
部手前側に設けられる操作方向A側のスタートキー11
と、装置匡体2の上部後側に設けられる操作方向B側の
スタートキー12とを備えている。つまり、この画像形
成装置は、手前側面と奥側面に夫々操作位置を有してお
り、操作者は、いずれか一方の操作位置に立って操作を
行うことができる。なお、「操作方向」と、「操作位
置」は同義である。メイン電源スイッチ5がオン状態に
された状態で、各電源スイッチ9、10の操作内容、各
人体検知センサ7、8の検知内容などに基づき、操作装
置6を構成するLCDパネル26上に操作方向A用の操
作画面、または操作方向B用の操作画面などを表示し
て、操作方向A、Bいずれかの方向の操作を有効にし、
この方向で操作が行われたとき画像読取装置3を動作さ
せて、原稿の画像を読み取り、画像作成装置4によって
指定されたサイズの転写紙上に上記画像読取装置3で得
られた画像データに対応するトナー画像を形成して機外
に排紙する。
【0011】以下、上記画像形成装置1を構成する画像
読取装置3、操作装置6、画像作成装置4について詳細
に説明する。まず、画像読取装置3は、図3に示す如
く、装置匡体2の上部に形成された開口部に填込まれる
コンタクトガラス15と、装置匡体2の上部に上記コン
タクトガラス15に隣接して配置される原稿スケール1
6と、装置匡体2の上部に前後方向、どちらの方向から
でも開閉自在に構成される圧板17と、装置匡体2内に
配置されたガイドレール(図示は省略する)により、副
走査方向に対し、移動自在に構成され、変倍率に応じた
第1速度で走行駆動される第1キャリッジ18と、この
第1キャリッジ18上に配置され、上記コンタクトガラ
ス15上に載置されている原稿を照明する光源19と、
上記第1キャリッジ18上に配置され、上記原稿から光
(光学画像)を反射する第1ミラー20とを備えてい
る。さらに、上記画像読取装置3は、装置匡体2内に配
置されたガイドレール(図示は省略する)により副走査
方向に対し移動自在に構成され、第1キャリッジ18が
移動しても、原稿を読み取る際の光路長が一定となるよ
うに第1速度の半分の速度(第2速度)で走行駆動され
る第2キャリッジ21と、この第2キャリッジ21上に
配置され、第1ミラー20から反射された光学像を反射
する第2、第3ミラー22、23と、装置匡体2内に移
動自在に配置され、ピント、倍率などに応じた位置に位
置調整されて、第3ミラー23から出射された光学像を
集光するレンズ24と、装置匡体2内に移動自在に配置
され、ピント、倍率などに応じた位置に位置調整され
て、上記レンズ24で集光された光学像を受光して電気
信号(画像信号)に変換するCCDイメージセンサ25
とを備えている。
【0012】画像作成装置4側から画像読取指令が出力
されたとき、読取倍率、読取範囲などに応じて、レンズ
24と、CCDイメージセンサ25の位置を左右方向に
移動させて、その位置を調整した後、第1キャリッジ1
8の光源19を点灯させた状態で、第1キャリッジ18
と、第2キャリッジ21とを各々、第1、第2速度で副
走査方向に走行させながらコンタクトガラス15上に載
置された原稿の画像を読み取り、レンズ24によってC
CDイメージセンサ25上に集光して、画像信号を生成
し、これを上記画像作成装置4に供給する。操作装置6
は、装置匡体2の上部側方位置に、前後方向(図1にお
いて、手前側から奥側の方向)に長くなるように配置さ
れるLCDディスプレィ(液晶ディスプレィ)26と、
このLCDディスプレィ26の上部側に配置され、オペ
レータによってLCDディスプレィ26がタッチされた
とき、これを検出してタッチ位置情報を生成するタッチ
パネル27と、マイクロプロセッサを持ち装置匡体2内
の上部側に配置され、図4に示す如くI/Oポートを介
して画像作成装置4側のメインコントローラ52と通信
を行ないながら、メインコントローラ52から出力され
る表示指示指令、状態情報などを取り込んで、これを操
作装置6を構成するLCDディスプレィ26に表示させ
る処理、操作装置6を構成するタッチパネル27のタッ
チ位置情報を処理して操作されたキーを検知する処理、
これをメインコントローラ52に送信する処理などを行
なう操作部28とを備えている。
【0013】メインコントローラ52から分割表示画面
指示が出力されたとき、操作部28によってこれを取り
込んで、LCDディスプレィ26上に、図5に示すごと
く画面の各半面(前後半面づつ)が各々、各操作方向の
操作のために使用される分割表示画面を表示する。ま
た、メインコントローラ52から全表示画面指示が出力
されたとき、操作部28によってこれを取り込んで、L
CDディスプレィ26上に、図6に示す如く画面の全面
を1つの操作方向の操作のために使用させる全表示画面
を表示する。この状態でオペレータによりLCDディス
プレィ26の表示面がタッチされれば、タッチパネル2
7によってこれを検知してタッチ位置情報を生成すると
ともに、操作部28によって、これを処理してタッチ位
置に対応するキー信号(操作情報)を生成し、これをメ
インコントローラ52に供給する。
【0014】また、画像作成装置4は、図3に示す如く
画像読取装置3から出力される画像信号に基づき、光画
像の書込みを行なう書込み光学ユニット45と、この書
込み光学ユニット45で生成された光画像をトナー画像
として顕像化させる顕像化ユニット46と、転写紙を供
給する給紙ユニット47と、この給紙ユニット47によ
り取り出された転写紙に対し、上記顕像化ユニット46
で顕像化されたトナー画像を転写させる紙転写ユニット
48と、この紙転写ユニット48で画像が転写された転
写紙上のトナーを溶融定着させる定着ユニット49と、
この定着ユニット49でトナー画像が定着された転写紙
を装置匡体2の左側板に取り付けられた排紙トレイ50
上に排紙させる排紙ユニット51と、この画像形成装置
1全体の動作を制御するメインコントローラ52と、こ
のメインコントローラ52からの指示に基づき、画像読
取装置3から出力される画像信号を処理する画像信号処
理部(IPU)53とを備えており、画像読取装置3か
ら出力される画像信号で示される画像をトナー画像とし
て顕像化して、指定されたサイズの転写紙上に、上記ト
ナー画像を転写させた後、上記トナー画像を定着させ、
機外の排紙トレイ50上に排紙する。
【0015】この場合、書込み光学ユニット45は、画
像信号処理部53から出力される画像データに基づき、
レーザー光を発生するレーザーダイオード、このレーザ
ーダイオードから出射されるレーザー光をスキャンさせ
るポリゴンミラー、このポリゴンミラーを回転させる駆
動モータなどによって構成されるレーザー出力ユニット
60と、このレーザー出力ユニット60から出力される
レーザー光をfθ変換するf−θレンズなどのレンズ群
61と、このレンズ群61からのレーザー光を反射して
顕像化ユニット46に供給するミラー62とを備えてお
り、画像信号処理部53から出力される画像データを光
信号に変換して、顕像化ユニット46を構成する感光体
63上に画像データに対応した光画像を書込んで、静電
潜像を形成する。
【0016】顕像化ユニット46は、メインモータ85
(図4参照)によって回転駆動されながら、書込み光学
ユニット45から出射されるレーザー光により潜像が形
成される感光体63と、この感光体63の一端近傍に配
置され、書込み光学ユニット45から出射されるレーザ
ー光を検出したとき、主走査同期信号(LSYNC)を
生成してメインコントローラ52に供給するビームセン
サ64と、上記感光体63の周りに配置されて上記感光
体63をクリーニングする感光体クリーニングユニット
65と、感光体63の周りに配置されて感光体63を均
一に帯電させる帯電ユニット66と、感光体63の周り
に配置されて感光体63上に形成されている静電潜像を
現像する現像ユニット67とを備えている。 プリント
動作を行なうとき、メインモータ85の駆動力によって
感光体63を回転駆動しながら、クリーニングユニット
65によってクリーニングした後、帯電ユニット66に
よって均一に帯電し、さらに書込み光学ユニット45か
ら出射されるレーザー光によって感光体63上に画像デ
ータに対応する光画像が書込まれたとき、感光体63上
に静電潜像を形成する。この後、現像ユニット67によ
って感光体63上に形成されている静電潜像を現像して
トナー画像を形成する。
【0017】また、給紙ユニット47は、装置匡体2内
に出没自在に収納され、各々、指定されたサイズの転写
紙が収納される第1〜第3給紙トレイ70〜72と、こ
れら第1〜第3給紙トレイ70〜72に収納されている
各転写紙を取り出す第1〜第3給紙ユニット73〜75
と、これら第1〜第3給紙ユニット73〜75によって
取り出された転写紙を上方に搬送する縦搬送ユニット7
6と、この縦搬送ユニット76によって搬送された転写
紙を取込み、タイミングをとって上記紙転写ユニット4
8に供給するレジストローラ77とを備えており、プリ
ント動作を行なうとき第1〜第3給紙トレイ70〜72
に格納されている各サイズの転写紙のうち指定されたサ
イズの転写紙を取り出し、これを上方に搬送するととも
に感光体63上に形成されているトナー画像の先端部が
紙転写位置に到達するタイミングに合わせて、転写紙を
紙転写ユニット48に供給する。
【0018】紙転写ユニット48は、感光体63と対向
するように配置され、感光体63上に形成されたトナー
画像を上記レジストローラ77から供給された転写紙に
転写させるとき、バイアス電圧が印加される紙転写バイ
アスローラ78と、メインモータ85によって回転駆動
される駆動ローラ79と、これら駆動ローラ79、上記
紙転写バイアスローラ78に張設され、上記紙転写バイ
アスローラ78によって感光体63上のトナー画像が転
写された転写紙を搬送する搬送ベルト80とを備えてお
り、プリント動作を行なうとき、レジストローラ77か
ら供給された転写紙を介在させた状態で搬送ベルト80
を感光体63に押圧しながら、紙転写バイアスローラ7
8に所定のバイアス電圧を印加して、感光体63上に形
成されているトナー画像を転写紙に転写させた後、これ
を定着ユニット49に搬送する。定着ユニット49は、
所定温度となるようにコントロールされた定着ローラ8
1と、上記紙転写ユニット48によって搬送されてきた
転写紙を定着ローラ81に押し付ける加圧ローラ82と
を備えており、上記紙転写ユニット48から搬送されて
きた転写紙を加圧しながら加熱して、この転写紙上に形
成されているトナー画像を溶融定着させ、排紙ユニット
51に搬出する。排紙ユニット51は、転写紙を搬送す
る複数の搬送ローラ対69を備えており、上記定着ユニ
ット49から搬送されてきた上記転写紙を取り込むとと
もに、各搬送ローラ対69によってこれを搬送して、機
外の排紙トレイ50上に排紙する。
【0019】また、メインコントローラ(制御部)52
は、図4に示す如くマイクロプロセッサを有し、I/O
ポートを介して、操作装置6や画像信号処理部53と通
信を行ないながら、この画像形成装置1全体の動作を制
御する処理、各センサ83から出力される信号を受ける
処理、ソレノイド84を制御する処理、メインモータ8
5を駆動する処理、中間クラッチ86、第1〜第3給紙
クラッチ87〜89を制御する処理などを行なう回路で
あり、予め設定されているプログラムの内容、操作装置
6から送信される操作情報などに基づき、各センサ85
から出力される信号を処理して、ソレノイド84、メイ
ンモータ85、中間クラッチ86、第1〜第3給紙クラ
ッチ87〜89などを制御する処理、画像読取指令を生
成して、これを画像読取装置3に送信する処理、表示指
示指令、状態情報、表示情報などを生成して、操作装置
6に送信する処理、画像処理指令を生成して、これを画
像信号処理部53に送信する処理などを行なう。
【0020】次に、図7、図8に示す模式図、図9〜図
15に示す各フローチャートを参照しながら、この形態
例の操作方向の指定動作について説明する。まず、図
1、図2に示す画像形成装置1が、図7に示す如くオフ
ィスのパーティション部分、例えば2つの壁110、1
11で囲まれた営業1課のスペース112と、営業2課
のスペース113とを分けるパーティション114、棚
115などの間にある設置場所116に設置され、図8
に示す如く営業1課側のオペレータ117が操作方向A
で使用し、営業2課のオペレータ118が操作方向Bで
使用するものと仮定する。 <請求項1に対応する形態例>通常の画像形成装置の操
作位置(操作方向)は一方に固定されているが、双方向
画像形成装置は2つの操作位置を持つので、操作装置6
(少なくとも1つの共通操作装置、又は個別に設けた複
数の操作装置)からの入力や、スタ−トキ−11、12
がどちらの操作位置について有効状態(操作可能状態)
になっているか、または、両操作位置A、Bともに有効
状態になっているかを判断したり、有効操作方向を指定
しなくてはならない。 請求項1では、有効状態にある
操作位置(操作方向)を指定入力する方向変換手段12
0(図5、図6)を操作装置6上に設け、該方向変換手
段120(方向変換キー)による操作位置の変換指定に
より、どちらか片方の操作位置からの操作入力(画像形
成時のモ−ド設定操作)、スタ−トキ−の操作(コピ−
動作許可)だけを有効状態とした。この状態にあるとき
に逆方向の操作位置から行われる操作入力、スタ−トキ
−の操作は常に無効となる。また、方向変換手段120
からの方向変換の要求が発生してはじめて、逆方向の操
作位置からの操作入力、スタートキー操作が有効状態と
なり、先に有効状態となっていた操作位置からの操作入
力、スタ−トキ−の操作は無効となる。
【0021】次に、図9のフローチャートに基づいてこ
の形態例を説明すると、ステップ1において、メインコ
ントローラ52が現在の有効状態にある操作方向(操作
位置)がAであるか否かを判断する。有効な操作方向が
Aであるならば、方向変換手段120による方向変換の
要求が発生しているか否かを判断する(ST2)。ステ
ップ2においてYESの場合には、操作方向Bへの方向
変換の要求が発生していることになるので、ステップ3
に進んで操作方向BのためのLCD再描画を行う。次に
ステップ4において、操作位置A側に配置したスタ−ト
キ−11を赤点灯(禁止色の点灯)にして禁止状態にな
ったことを表示すると共に、操作方向Aからのコピ−動
作を禁止する。続いて、ステップ5では、メインコント
ローラ(制御部)52が操作位置Aからの操作により開
始されたコピー動作がコピ−待機状態になったか否かの
判断を行い、待機状態になるまで先の処理に進まない。
待機状態になれば、操作方向Bのスタ−トキ−を緑点灯
(コピー可能を意味する色の点灯)にし、操作方向Bか
らのコピ−動作を許可する。ステップ2において、方向
変換の要求が発生していなければ、このフローを終了す
る。ステップ1においてNOの場合、即ち、操作方向が
Bの場合についても、ステップ7〜11に示すように上
記と同様な操作が行われる。この場合には、方向変換の
要求が発生している場合に赤点灯されるのは現在のコピ
ー動作が操作された操作位置Bのスタートキー12であ
り、コピー待機状態に移行した時に緑点灯されるのは操
作位置Aのスタートキー11である。
【0022】<請求項2に対応する形態例>次に、請求
項2では、無効となっている操作位置に近い操作装置6
上の適所に、有効な操作方向を切り替えるための方向変
換手段120を設ける(タッチパネル27中に設ける)
ことにより、有効な操作方向を変換できるようにすると
ともに、画像形成動作中の操作方向の切換えを禁止して
いる。この形態例では、現在の有効な操作位置がいずれ
であるかを判断する手段と、コピー動作中であるか否か
を判断する手段と、コピー動作中でない場合には方向変
換が指示されたか否かを判断する手段が必要であるが、
これらの手段が実現する各機能は例えばメインコントロ
ーラ(制御部)52が実現するように構成する。この形
態例に対応する構成としては、例えば図6に示すような
全表示画面上のタッチパネル27上に無効な操作方向か
ら指示できる方向変換手段120を設ける。無効な操作
方向から方向変換の要求ができるのは、このキ−120
のみとする。
【0023】この形態例の動作を図10のフロ−チャ−
トに基づいて説明する。まず、ステップ20において現
在の有効状態にある操作方向がAであるか否かを判断す
る。有効な操作方向がAであるならば、ステップ21に
おいてコピ−動作中でないか否かの判断を行う。ステッ
プ21がNO、即ちコピ−動作中であれば、このフロー
を終了する。ステップ21がYES、即ちコピ−動作中
でない場合には、ステップ22において方向変換手段1
20が押下されているかの判断を行う。方向変換手段が
押下されていなければ、このフローを終了する。方向変
換手段120が押下されていれば、操作方向をBに切り
換え、このフローを終了する。ステップ20がNOの場
合、即ち操作方向がBの場合についても、上記と同様な
処理を行う(ST24〜26)。この形態例では、画像
形成動作中に操作方向の切換えを行うことを禁止してい
るので、画像形成動作が終了する前に操作方向が不意に
切り替わるという事態の発生を防止できる。
【0024】<請求項3に対応する形態例>次に、請求
項3の形態例は、ある操作方向からの複写操作により実
行されているコピー動作中に、方向変換手段120の操
作等により方向変換の要求があった場合に、操作方向が
変わってしまうことを防止すると共に、方向変換の予約
を行うことを可能とするものである。その為にこの形態
例では、コピー動作中に方向変換が指示された場合に
は、コピー動作終了後に、方向変換を指示された操作方
向からの操作装置6の操作を有効にするものである。こ
の形態例では、方向変換手段120の他に、現在の有効
操作方向がいずれの方向であるかを判断する手段と、方
向変換が指示されたか否かを判断する手段と、コピー動
作中であるか否かを判断する手段が必要であるが、これ
らの各手段の機能はメインコントローラ(制御部)52
が実現するように構成すれば良い。
【0025】この形態例の動作を図11に示したフロ−
チャ−トに基づいて説明する。なお、このフロ−チャ−
ト中のResvd_Opフラグは、コピ−動作中に方向
変換の要求が生じた際に立てるフラグであり、Resv
d_OpAフラグは操作方向Bが有効状態のときに方向
変換の要求が発生したことを示し、Resvd_OpB
フラグは操作方向Aが有効状態のときに方向変換の要求
が発生したことを示すものである。まず、ステップ30
において現在の有効状態にある操作方向がAであるか否
かを判断し、有効な操作方向がAであるならば、ステッ
プ31においてコピ−動作中であるか否かの判断を行
う。ステップ31がNOの場合、即ちコピ−動作中でな
ければ、ステップ35においてResvd_OpBフラ
グが立っていないか否かの判断を行う。Resvd_O
pBフラグが立っていれば(ST35、NO)、方向変
換の要求が発生しているものとして、Resvd_Op
Bフラグをリセットした後、操作方向をBに切り換え、
このフローを終了する。ステップ35がYESの場合、
即ち、Resvd_OpBフラグが立っていない場合に
は、ステップ36において方向変換手段120が押下さ
れているかの判断を行う。方向変換手段が押下されてい
なければ、このフローを終了するが、方向変換手段が押
下されていれば、操作方向をBに切り替え、このフロー
を終了する(ステップ37)。ステップ30がNOの場
合、即ち、操作方向がBの場合についても、ステップ3
9〜46に示すように上記と同様な処理を行う。このよ
うに第3の形態例では、画像形成動作中の操作方向の切
換え要求を受付ける一方で、受け付けた切換え要求につ
いては画像形成動作終了後に操作方向の切り換えを行う
ので、画像形成動作が終了する前に操作方向が切り換わ
り、操作者が混乱するという事態の発生を防ぐととも
に、次の操作者の要求をも考慮することができる。
【0026】<請求項4に対応する形態例>請求項4に
対応する形態例では、特別な方向変換手段を不要とし、
操作者が方向変換について意識せずに、画像形成時のモ
ード設定の為の操作(タッチパネルの押下げ)を行うこ
とを可能とする為に、コピー待機状態にある時に双方向
からのモード設定のための操作入力を可能とし、この状
態でいずれか一方から操作入力があった場合に、当該入
力があった方の操作方向からの操作装置6のモード設定
の為の操作を有効とし、逆方向の操作方向からの操作入
力を禁止するようにしている。これらの制御は、上記各
形態例の場合と同様にメインコントローラ52が中心と
なって実行される。この形態例では、上記各形態例とは
異なり、LCD、タッチパネル上に方向変換のための特
別な入力手段120を設けずに、メインコントローラ5
2等によってコピー待機状態であるか否かの判断、操作
入力された方向の判断、入力された方向からの操作装置
の操作を有効とし、他方からの操作入力を禁止する制御
を行う。なお、この形態例における操作は、モード設定
のための操作であり、モード設定の為の操作とは、コピ
ースタートのための操作以外の全ての設定の為の操作を
いう。
【0027】図12はこの形態例のフロ−チャ−トであ
り、ステップ50においてコピ−待機状態であるかの判
断を行い、コピ−待機状態でなければ、このフローを終
了するが、コピ−待機状態であれば、操作方向Aのモ−
ド設定入力を許可し(ST51)、操作方向Bのモ−ド
設定入力の許可も行う(ST52)。つまり、両操作方
向からの操作を有効とする。次に、いずれかのタッチパ
ネルが押下されているかの判断を行い(ST53)、い
ずれかのタッチパネルが押下されていなければ、このフ
ローを終了し、いずれかのタッチパネルが押下されてい
れば、操作方向Aのモ−ド設定入力がされているか否か
の判断を行う(ST54)。操作方向Aのモ−ド設定入
力がされていれば、操作方向Bのモ−ド設定入力を禁止
し、モ−ド設定入力及びスタ−トキ−の押下許可は操作
方向Aのみとし、このフローを終了する。ステップ54
において、操作方向Bのモ−ド設定入力がされていれ
ば、操作方向Aのモ−ド設定入力を禁止し、モ−ド設定
入力及びスタ−トキ−の押下許可は操作方向Bのみと
し、このフローを終了する。このようにこの形態例で
は、操作方向の切り換え手段を特別用意する必要がな
く、コピー待機中に画像形成時のモ−ド設定が指示され
た方向だけからの画像形成動作が許可されるので、操作
者は操作方向の切り換えを意識しなくて操作することが
できる。
【0028】<請求項5に対応する形態例>この形態例
では、コピー待機状態である場合に両操作方向からの複
写操作を許可するとともに、コピー動作の開始を指示し
た側の操作方向からの操作入力を有効とし、逆方向から
の操作入力と、コピー動作指示を禁止するようにした。
この形態例に於てもLCD、タッチパネル上に方向変換
手段は不要であり、メインコントローラ(制御部)52
等によってコピー待機状態であるか否かの判断、操作入
力された方向の判断、入力された方向からの操作装置の
操作を有効とし、他方からの操作入力を禁止する制御を
行う。図13はこの形態例の動作のフロ−チャ−トであ
り、ステップ60においてコピ−待機状態であるかの判
断を行い、コピ−待機状態でなければこのフローを終了
し、コピ−待機状態であれば、操作方向Aのスタ−トキ
−押下を許可する(緑点灯)。また、操作方向Bのスタ
−トキ−押下の許可も行う(緑点灯)。つまり、待機中
には両方向からの操作を可能とする。次にステップ63
において、スタ−トキ−11、12が押下されているか
否かの判断を行い、いずれのスタ−トキ−も押下されて
いなければ、このフローを終了し、いずれかのスタ−ト
キ−が押下されていれば、まず操作方向Aのスタ−トキ
−11が押下されているか否かの判断を行う(ST6
4)。操作方向Aのスタ−トキ−11が押下されていれ
ば、操作方向Bのスタ−トキ−12の押下を禁止し、モ
−ド設定入力及びスタ−トキ−の押下許可は操作方向A
のみとし、このフローを終了する。ステップ64におい
て、操作方向Bのスタ−トキ−12が押下されている場
合には、操作方向Aのスタ−トキ−の押下を禁止し、モ
−ド設定入力及びスタ−トキ−の押下許可は操作方向B
のみとし、このフローを終了する。この形態例において
も、操作者が方向変換について意識し、変換手段の操作
について考慮することなくコピースタートのための操作
を行うことが可能となり、操作性が向上する。
【0029】<請求項6に対応する形態例>この形態例
は、操作方向の切り換え手段を特別用意せずに、画像形
成動作前(コピー待機中)であるならば、双方向からの
操作入力を可能とし、また画像形成中であっても逆の操
作方向からの操作入力を可能とし、待機中に双方向に画
像形成動作の開始を許可しているので、操作者が逆の操
作方向の画像形成動作やモ−ドの指定を気にすることな
く使用でき、操作性の向上が期待できる。つまり、この
形態例では、操作方向ごとに独立したモ−ドを持ち、タ
ッチキ−によるモ−ド設定入力については、いずれの方
向からでも入力を許可している。この形態例では、両操
作方向について独立した操作モードを付与する手段と、
コピー待機状態であるか否かを判断する手段と、コピー
待機状態である場合に双方向からの操作を許可する手段
と、双方向に操作モード入力を許可する手段を備える
が、これら各手段の機能はメインコントローラ(制御
部)52により実行可能である。
【0030】図14はこの形態例の動作のフロ−チャ−
トであり、ステップ70においてコピ−動作中でないか
の判断を行い、NOの場合、即ちコピ−動作中であれ
ば、操作方向Aが有効状態であるか否かの判断を行い
(ST80)、操作方向Aが有効状態であれば(ST8
0、YES)、操作方向Bのコピ−モ−ドの入力を許可
し(ST81)、操作方向Aが有効状態になければ(S
T80、NO)、操作方向Aのコピ−モ−ドの入力を許
可し、このフローを終了する(ST82)。ステップ7
0がYES、即ちコピ−動作中でない場合には、ステッ
プ71において操作方向Aのモ−ド設定入力を許可する
と同時に、操作方向Bのモ−ド設定入力の許可も行う
(ST72)。次にコピ−待機状態であるか否かの判断
を行うが、ステップ73においてコピ−待機状態でなけ
れば、このフローを終了し、コピ−待機状態であれば、
操作方向Aのスタ−トキ−押下を許可する(ST74)
と同時に、操作方向Bのスタ−トキ−押下の許可も行う
(ST75)。
【0031】次にステップ76でいずれかのスタ−トキ
−が押下されているかの判断を行い、スタ−トキ−が押
下されていなければ、このフローを終了するが、いずれ
かのスタ−トキ−が押下されていれば、ステップ77で
操作方向Aのスタ−トキ−が押下されているか否かの判
断を行う。ステップ77で、操作方向Aのスタ−トキ−
が押下されていれば、操作方向Bのスタ−トキ−の押下
を禁止して操作方向Aの操作モ−ドを設定し、このフロ
ーを終了する。逆に、操作方向Bのスタ−トキ−が押下
されていれば、操作方向Aのスタ−トキ−の押下を禁止
し、操作方向Bの操作モ−ドを設定し、このフローを終
了する。この形態例では、特別な方向変換手段を設ける
ことなく、各操作位置が独立した操作モードを持ち、ス
タートキーを押下した操作方向での操作モードによりコ
ピー動作が行われるので、逆方向からの操作や、該操作
によるコピー動作について考慮する必要がなくなり、操
作性を高めることができる。
【0032】<請求項7に対応する形態例>この形態例
は、各操作方向に夫々専用の電源を装備した双方向から
の操作が可能な画像形成装置において、電源を投入した
特定の操作方向からの操作を有効としたので、電源投入
時に操作者が方向変換のための操作について一切考慮せ
ずに、操作を行うことが可能となる。また、いずれの電
源が投入されたかを判断する機能はメインコントローラ
52等により実現される。図15はこの形態例の動作に
関するフローチャートであり、ステップ90において電
源がOFFか否かの判断を行い、NOの場合、即ち電源
がONしていれば、このフローを終了するが、電源がO
FFしていれば、操作方向Aの電源がONされていない
かの判断を行う(ST91)。ステップ91がNOの場
合、即ち操作方向Aの電源がONされている場合には、
Warming Up動作を行ってから、コピ−待機状
態であるかの判断を行い、コピ−待機状態になっていな
ければ、再度、Warming Up動作を行う(ST
96、97)。コピ−待機状態になっていれば、操作方
向をAに切り換え、このフローを終了する。ステップ9
1がYESの場合、即ち操作方向Aの電源がONされて
いなければ、ステップ92で操作方向Bの電源がONさ
れているかの判断を行い、操作方向Bの電源がONされ
ていなければ、このフローを終了する。操作方向Bの電
源がONされていれば、Warming Up動作を行
ってから、コピ−待機状態であるかの判断を行い、コピ
−待機状態になっていなければ、再度、Warming
Up動作を行う(ST93、94)。ステップ94に
おいて、コピ−待機状態になれば、操作方向をBに切り
換え、このフローを終了する。この形態例によれば、電
源投入時に操作者が方向変換のための操作について一切
考慮せずに、自らの位置する操作位置で操作を行うこと
が可能となる。なお、この形態例は電源投入時における
操作方向を決定するものであり、電源が投入された後で
行われる各方向からの複写操作における操作の有効、無
効の決定基準は、上記他の形態例に従うものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
双方向から操作できる画像形成装置において、方向変換
手段によって、画像形成時のモ−ド設定を行う操作位置
や画像形成動作の開始許可位置を切り換えることができ
るので、操作者が操作可能な位置に移動することなく使
用することができる。また、操作可能な位置を切り換え
て使用することができることから、画像形成装置をオフ
ィスのパ−テ−ション代わりに部署間に設置し、必要な
時に操作方向を切り換え、それぞれの部署から同一の画
像形成装置を利用することが可能になる。請求項2の発
明によれば、双方向から操作できる画像形成装置におい
て、方向切換え手段を用いた画像形成動作中の操作方向
の切り換えを禁止しているので、画像形成動作が終了す
る前に操作方向が切り替わることによる操作者の混乱を
防ぐことができる。
【0034】請求項3の発明によれば、双方向から操作
できる画像形成装置において、方向切換え手段を用いた
画像形成動作中の操作方向の切り換え要求を一旦受付け
ておいた上で、画像形成動作終了後に操作方向の切り換
えを行うので、画像形成動作が終了する前に操作方向が
切り替わることによる操作者の混乱を防ぐとともに、次
の操作者の要求をも考慮することができる。請求項4の
発明によれば、双方向から操作できる画像形成装置にお
いて、操作方向の切り換え手段を特別用意する必要がな
く、待機中に画像形成時のモ−ド設定を指示する操作が
行われた方向の画像形成動作が許可されるので、操作者
は操作方向の切り換えを意識しなくて操作することがで
きる。
【0035】請求項5の発明によれば、双方向から操作
できる画像形成装置において、操作方向の切り換え手段
を特別用意する必要がなく、待機中に双方向に画像形成
動作の開始(コピースタートスイッチのON)を許可し
ているので、操作者は操作方向の切り換えを意識しなく
て操作することができる。請求項6の発明によれば、双
方向から操作できる画像形成装置において、操作方向の
切り換え手段を特別用意する必要がなく、画像形成動作
前ならば双方向からのモ−ドの指定が可能であり、画像
形成中でも逆の操作方向からのモ−ドの指定が可能であ
り、また待機中に双方向に画像形成動作の開始を許可し
ているので、操作者が逆の操作方向の画像形成動作やモ
−ドの指定を気にすることなく使用でき、操作性の向上
が期待できる。請求項7の発明によれば、双方向から操
作できる画像形成装置において、機器の電源を投入する
為の電源スイッチを入れた側の操作方向が有効状態とな
るので、電源投入時の操作者の混乱を防ぎ、特別に意識
しなくても画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一形態例を前面側
から見たときの斜視図。
【図2】図1に示す画像形成装置を後面側から見たとき
の斜視図。
【図3】図1に示す画像形成装置の詳細な構成例を示す
概略構成図。
【図4】図3に示す操作装置、メインコントローラ、画
像信号処理部の詳細な構成例を示すブロック図。
【図5】図3に示すLCDディスプレィ上に表示される
分割表示画面の一例を示す模式図。
【図6】図3に示すLCDディスプレィ上に表示される
全表示画面の一例を示す模式図。
【図7】図1に示す画像形成装置の配置例を示す平面
図。
【図8】図1に示す画像形成装置の使用例を示す模式
図。
【図9】本発明の第1の形態例の動作を示すフローチャ
ート。
【図10】本発明の第2の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【図11】本発明の第3の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【図12】本発明の第4の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【図13】本発明の第5の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【図14】本発明の第6の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【図15】本発明の第7の形態例の動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置、2 装置匡体、3 画像読取装置、
4 画像作成装置、5メイン電源スイッチ、6 操作装
置、7 操作方向A側の人体検知センサ、8操作方向B
側の人体検知センサ、9 操作方向A側の電源スイッ
チ、10 操作方向B側の電源スイッチ、11 操作方
向A側のスタートキー、12 操作方向B側のスタート
キー、15 コンタクトガラス、16 原稿スケール、
17圧板、18 第1キャリッジ、19 光源、20
第1ミラー、21 第2キャリッジ、22 第2ミラ
ー、23 第3ミラー、24 レンズ、25 CCDイ
メージセンサ、26 LCDディスプレィ、27 タッ
チパネル、28 操作部、29 分割表示画面、30
全表示画面、35 CPU回路、36 ROM回路、3
7 RAM回路、38 UART回路、39 VRAM
回路、40 キャラクタジェネレータ、41 LCDコ
ントローラ、42 タッチパネルコントローラ、45
書込み光学ユニット、46 顕像化ユニット、47 給
紙ユニット、48 紙転写ユニット、49 定着ユニッ
ト、50 排紙トレイ、51 排紙ユニット、52 メ
インコントローラ(有効方向判断手段、コピー動作中判
断手段、方向変換の有無判断手段、、操作入力方向判断
手段)、53 画像信号処理部、60 レーザー出力ユ
ニット、61 レンズ群、62 ミラー、63 感光
体、64 ビームセンサ、65 感光体クリーニングユ
ニット、66 帯電ユニット、67 現像ユニット、6
9 搬送ローラ対、70〜72 第1〜第3給紙トレ
イ、73〜75 第1〜第3給紙ユニット、76 縦搬
送ユニット、77レジストローラ、78 紙転写バイア
スローラ、79 駆動ローラ、80 搬送ベルト、81
定着ローラ、82 加圧ローラ、83 センサ、84
ソレノイド、85 メインモータ、86 中間クラッ
チ、87〜89 第1〜第3給紙クラッチ、110、1
11 壁、112、113 スペース、120 方向変
換手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 操作方向を変換する旨の指示を入力するための方向変換
    手段と、該方向変換手段から入力された変換指示に基づ
    いて操作方向の変換を実現する制御部と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 操作方向を変換する旨の指示を入力するための方向変換
    手段と、 現在いずれの操作方向が有効になっているかの判断と、
    コピ−動作中であるか否かの判断と、コピー動作が行わ
    れているか否かの判断と、コピ−動作中でない場合に方
    向変換が指示されたことの検知と、を行う制御部と、を
    備え、 上記方向変換手段は、無効な操作方向からの操作が可能
    なものであり、 上記制御部は、コピー動作中における操作方向の変換を
    禁止することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 操作方向を変換するための方向変換手段と、 現在いずれの操作方向が有効になっているかの判断と、
    方向変換が指示されたか否かの検知と、コピ−動作中で
    あるか否かの判断と、を夫々行う制御部と、を備え、 上記制御部は、コピー動作中に上記方向変換手段から操
    作方向変換指令を受けた時に、コピ−動作終了後に該指
    令に基づいた方向変換のための制御を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 コピ−待機状態であるか否かの判断と、コピ−待機状態
    である場合の各操作方向からの操作入力許可と、操作入
    力された方向の検知と、を夫々行う制御部を備え、 上記制御部は、コピー待機状態中にコピー時のモード設
    定が入力された操作方向だけを有効にし、逆方向からの
    操作入力を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 コピ−待機状態であるか否かの判断と、コピ−待機状態
    である場合の各操作方向からの操作入力許可と、操作入
    力された方向の検知と、を夫々行う制御部を備え、 上記制御部は、コピー待機状態中にコピ−動作の開始を
    指示した操作方向を有効にし、逆方向のコピー開始指示
    の操作入力、コピ−動作を禁止するための制御を行うこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 コピ−待機状態であるかの判断と、コピ−待機状態であ
    る場合における各操作方向へのコピ−動作の許可と、各
    操作方向に対する操作モ−ド入力の許可を夫々行う制御
    部を備え、 上記制御部は、コピー動作前、コピー動作中、及びコピ
    ー待機中に、各操作方向からのコピー動作開始の操作を
    許容し、コピ−動作の開始を指示した方向の操作モ−ド
    でコピ−動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも対向し合う2つの側部に夫々
    操作位置を備え、各操作位置から操作できる画像形成装
    置において、 各操作位置に画像形成装置の電源投入をON、OFFす
    る電源スイッチをそれぞれ設け、電源のONを行った操
    作方向を有効とする制御部を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059538A1 (ja) * 2004-12-03 2006-06-08 Pioneer Corporation 設置状態検出装置等
US7764406B2 (en) 2004-03-19 2010-07-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP4630502B2 (ja) * 2001-08-30 2011-02-09 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法

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