JPH09159250A - 空気調和機の応急運転制御方法 - Google Patents
空気調和機の応急運転制御方法Info
- Publication number
- JPH09159250A JPH09159250A JP7318816A JP31881695A JPH09159250A JP H09159250 A JPH09159250 A JP H09159250A JP 7318816 A JP7318816 A JP 7318816A JP 31881695 A JP31881695 A JP 31881695A JP H09159250 A JPH09159250 A JP H09159250A
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- JP
- Japan
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- electronic expansion
- expansion valve
- emergency
- circuit board
- printed circuit
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷媒制御に電子膨張弁を採用した空気調和機
の、プリント基板故障時に電子膨張弁を所定開度に設定
維持させることで応急運転を可能とさせる。 【解決手段】プリント基板のディップスイッチの切換え
によりマイコンでの自己診断を実施し電子膨張弁駆動回
路異常を判断させ正常であれば電子膨張弁を所定開度に
維持させる。異常であれば別に電子膨張弁駆動回路を備
えたマイコンから電子膨張弁へ指令を出し所定開度に維
持させる。更に室内外どちらからプリント基板故障であ
れば正常なプリント基板から指令を出して電子膨張弁を
所定開度に維持させる。
の、プリント基板故障時に電子膨張弁を所定開度に設定
維持させることで応急運転を可能とさせる。 【解決手段】プリント基板のディップスイッチの切換え
によりマイコンでの自己診断を実施し電子膨張弁駆動回
路異常を判断させ正常であれば電子膨張弁を所定開度に
維持させる。異常であれば別に電子膨張弁駆動回路を備
えたマイコンから電子膨張弁へ指令を出し所定開度に維
持させる。更に室内外どちらからプリント基板故障であ
れば正常なプリント基板から指令を出して電子膨張弁を
所定開度に維持させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の冷媒制
御用電子膨張弁の制御方法に係り、特に、制御用プリン
ト基板故障時の応急運転制御方法に関する。
御用電子膨張弁の制御方法に係り、特に、制御用プリン
ト基板故障時の応急運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術をセパレート形空気調和機の
応急運転制御について図4及び図5を参照して説明す
る。
応急運転制御について図4及び図5を参照して説明す
る。
【0003】図4は空気調和機の主要部品を示すサイク
ル系統図である。
ル系統図である。
【0004】図5は空気調和機の模式的な回路図であ
る。
る。
【0005】1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱交換
器、21は冷媒制御用キャピラリチューブ、5は室内熱
交換器、6はアキュームレータ、7は室内プリント基
板、8はトランス、9はディップスイッチ、10はマイ
コン、11は室内モータ、13はモータ応急コネクタ、
14は室外プリント基板、15は圧縮機用モータ、16
は室外モータ、17は冷房用切換コネクタ、18は暖房
用切換コネクタ、19は通常コネクタである。
器、21は冷媒制御用キャピラリチューブ、5は室内熱
交換器、6はアキュームレータ、7は室内プリント基
板、8はトランス、9はディップスイッチ、10はマイ
コン、11は室内モータ、13はモータ応急コネクタ、
14は室外プリント基板、15は圧縮機用モータ、16
は室外モータ、17は冷房用切換コネクタ、18は暖房
用切換コネクタ、19は通常コネクタである。
【0006】この構成において、室内プリント基板又は
室外プリント基板が故障した場合の応急運転方法は、室
内外モータの接続コネクタを応急コネクタにつなぎかえ
更に冷房か暖房かの運転モードにより、通常コネクタへ
の短絡ピンを切換コネクタにつなぎかえることにより、
応急運転の準備ができ、冷凍サイクルには冷媒制御用に
キャピラリチューブを採用しているため流量制御をする
必要がなく電源を投入するだけで運転が可能であった。
また以上説明した操作を室内又は室外のプリント基板の
ディップスイッチの切換操作で可能になる技術もあっ
た。
室外プリント基板が故障した場合の応急運転方法は、室
内外モータの接続コネクタを応急コネクタにつなぎかえ
更に冷房か暖房かの運転モードにより、通常コネクタへ
の短絡ピンを切換コネクタにつなぎかえることにより、
応急運転の準備ができ、冷凍サイクルには冷媒制御用に
キャピラリチューブを採用しているため流量制御をする
必要がなく電源を投入するだけで運転が可能であった。
また以上説明した操作を室内又は室外のプリント基板の
ディップスイッチの切換操作で可能になる技術もあっ
た。
【0007】応急運転方法については、特開平5−18768
3 号,特開平5−322390 号公報では冷媒制御用に電子膨
張弁を採用した製品での具体的な手法について触れられ
ていない。
3 号,特開平5−322390 号公報では冷媒制御用に電子膨
張弁を採用した製品での具体的な手法について触れられ
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】冷媒制御用に電子膨張
弁を採用した空気調和機では、制御プリント基板が故障
してしまえば、その開度を制御できなくなるばかりでな
く、現状の開度自体がどの程度のものかの認識もできな
くなってしまう。この状態で応急運転をこころみても保
護装置の作動により停止してしまったり更には部品損傷
してしまう可能性があった。そこでこれらの欠点を解決
する方法として、プリント基板が故障してもその損傷度
合により、プリント基板上のディップスイッチの切換え
により、電子膨張弁の開度を所定位置にできるような機
能を付加することを考えた。
弁を採用した空気調和機では、制御プリント基板が故障
してしまえば、その開度を制御できなくなるばかりでな
く、現状の開度自体がどの程度のものかの認識もできな
くなってしまう。この状態で応急運転をこころみても保
護装置の作動により停止してしまったり更には部品損傷
してしまう可能性があった。そこでこれらの欠点を解決
する方法として、プリント基板が故障してもその損傷度
合により、プリント基板上のディップスイッチの切換え
により、電子膨張弁の開度を所定位置にできるような機
能を付加することを考えた。
【0009】本発明の目的は、プリント基板が故障して
も、電子膨張弁の開度を所定開度にせしめ、応急運転を
可能にすることを提供することにある。
も、電子膨張弁の開度を所定開度にせしめ、応急運転を
可能にすることを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、応急運転が可能とな
ることで、プリント基板交換等の復旧までの運転ができ
顧客に対する迷惑を最少限にとどめることを提供するこ
とにある。
ることで、プリント基板交換等の復旧までの運転ができ
顧客に対する迷惑を最少限にとどめることを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリント基板
の損傷度合を己から診断し、電子膨張弁の駆動回路が損
傷していなければその回路のみを利用し開度を所定に維
持できることで応急運転が可能となる。
の損傷度合を己から診断し、電子膨張弁の駆動回路が損
傷していなければその回路のみを利用し開度を所定に維
持できることで応急運転が可能となる。
【0012】また、本発明は、プリント基板の損傷がひ
どい場合でも、電子膨張弁制御用プリント基板を別に備
えておくことで応急運転が可能となる。
どい場合でも、電子膨張弁制御用プリント基板を別に備
えておくことで応急運転が可能となる。
【0013】また本発明は、室内又は室外どちらかのプ
リント基板が故障した場合は故障していない側から開度
を指令し所定開度にすることで応急運転が可能となる。
リント基板が故障した場合は故障していない側から開度
を指令し所定開度にすることで応急運転が可能となる。
【0014】本発明は、冷媒制御に電子膨張弁を採用し
た空気調和機でも、プリント基板故障時に開度を所定に
維持することができ、応急運転が可能となる。
た空気調和機でも、プリント基板故障時に開度を所定に
維持することができ、応急運転が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【0016】図1は本発明での冷媒制御に電子膨張弁を
採用している冷凍サイクル系統図を示し1は圧縮機、2
は四方弁、3は室外熱交換器、4は電子膨張弁、5は室
内熱交換器、6はアキュームレータである。
採用している冷凍サイクル系統図を示し1は圧縮機、2
は四方弁、3は室外熱交換器、4は電子膨張弁、5は室
内熱交換器、6はアキュームレータである。
【0017】図2及び図3は本発明での応急運転方法を
模式的にした回路図を示し、7は室内プリント基板、8
はトランス、9はディップスイッチ、10はマイコン、
11は室内モータ、12は電子膨張弁用モータ、13は
モータ用応急コネクタ、14は室外プリント基板、15
は圧縮機用モータ、16は室外モータ、17は冷房用切
換コネクタ、18は暖房用切換コネクタ、19は通常運
転コネクタ、20は電子膨張弁制御用プリント基板、2
1は電子膨張弁応急コネクタである。
模式的にした回路図を示し、7は室内プリント基板、8
はトランス、9はディップスイッチ、10はマイコン、
11は室内モータ、12は電子膨張弁用モータ、13は
モータ用応急コネクタ、14は室外プリント基板、15
は圧縮機用モータ、16は室外モータ、17は冷房用切
換コネクタ、18は暖房用切換コネクタ、19は通常運
転コネクタ、20は電子膨張弁制御用プリント基板、2
1は電子膨張弁応急コネクタである。
【0018】この構成で、室内プリント基板7が故障す
ると、運転は停止すると共に電子膨張弁4は現状開度維
持又は全閉状態となる。ここで室内プリント基板7のデ
ィップスイッチ9を応急運転設定にすることにより、プ
リント基板の自己点検モードに入り、電子膨張弁駆動回
路に異常がないかどうかが確認できるようなソフトウェ
アを備えている。異常がなかった場合は電子膨張弁用モ
ータ12にパルスを出力し電子膨張弁4は一旦全閉操作
をした後、あらかじめソフトウェアに組込んでいる所定
開度を維持することにある。
ると、運転は停止すると共に電子膨張弁4は現状開度維
持又は全閉状態となる。ここで室内プリント基板7のデ
ィップスイッチ9を応急運転設定にすることにより、プ
リント基板の自己点検モードに入り、電子膨張弁駆動回
路に異常がないかどうかが確認できるようなソフトウェ
アを備えている。異常がなかった場合は電子膨張弁用モ
ータ12にパルスを出力し電子膨張弁4は一旦全閉操作
をした後、あらかじめソフトウェアに組込んでいる所定
開度を維持することにある。
【0019】この段階で冷媒制御は可能となりあとは、
室内モータ11の室内プリント基板7へのつなぎ込みを
室内モータ応急コネクタ13へつなぎ換え、更に室外モ
ータ16も同様に室外モータ応急コネクタ13へつなぎ
換え、通常運転コネクタ19のつなぎ込みを冷房暖房モ
ードにより冷房用応急切換コネクタ17か暖房用応急切
換コネクタ18につなぎ換えることによりどちらかで運
転可能な状態となり電源の再投入で応急運転することに
なる。
室内モータ11の室内プリント基板7へのつなぎ込みを
室内モータ応急コネクタ13へつなぎ換え、更に室外モ
ータ16も同様に室外モータ応急コネクタ13へつなぎ
換え、通常運転コネクタ19のつなぎ込みを冷房暖房モ
ードにより冷房用応急切換コネクタ17か暖房用応急切
換コネクタ18につなぎ換えることによりどちらかで運
転可能な状態となり電源の再投入で応急運転することに
なる。
【0020】室内プリント基板7の損傷がひどく使用で
きない場合は、別に設けられた電子膨張弁制御用プリン
ト基板20を使用し、トランス8の2次側電源を電子膨
張弁用制御プリント基板20につなぎ換え、更に電子膨
張弁用モータ12の接続を電子膨張弁応急コネクタにつ
なぎ換えることで前述と同様な制御で所定開度に維持さ
せることができるようになり、応急運転が可能となる。
きない場合は、別に設けられた電子膨張弁制御用プリン
ト基板20を使用し、トランス8の2次側電源を電子膨
張弁用制御プリント基板20につなぎ換え、更に電子膨
張弁用モータ12の接続を電子膨張弁応急コネクタにつ
なぎ換えることで前述と同様な制御で所定開度に維持さ
せることができるようになり、応急運転が可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、冷媒制御に電子膨張弁
を採用した製品でも、プリント基板が故障した時でも、
プリント基板での自己診断を実施し、異常なければ電子
膨張弁のみを駆動させ所定開度に位置せしめ、室内外フ
ァンモータ及び圧縮機用モータを電源投入で運転させる
ことで応急的に運転が可能となる。
を採用した製品でも、プリント基板が故障した時でも、
プリント基板での自己診断を実施し、異常なければ電子
膨張弁のみを駆動させ所定開度に位置せしめ、室内外フ
ァンモータ及び圧縮機用モータを電源投入で運転させる
ことで応急的に運転が可能となる。
【0022】またプリント基板が使用できない場合で
も、電子膨張弁駆動用として別にプリント基板を設けて
おけば、上記と同様に応急的に運転が可能となる。
も、電子膨張弁駆動用として別にプリント基板を設けて
おけば、上記と同様に応急的に運転が可能となる。
【図1】冷媒制御に電子膨張弁を採用したサイクルの系
統図。
統図。
【図2】本発明による冷媒制御に電子膨張弁を採用した
回路図。
回路図。
【図3】本発明による冷媒制御に電子膨張弁を採用した
回路図。
回路図。
【図4】従来技術のサイクルの系統図。
【図5】従来技術の回路図。
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…電子
膨張弁、5…室内熱交換器、6…アキュームレータ。
膨張弁、5…室内熱交換器、6…アキュームレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 敏史 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】冷媒流量制御に電子膨張弁を有する空気調
和機において、制御用プリント基板が故障した場合に、
電子膨張弁を所定の開度に設定維持させ、応急運転する
ことを特徴とする空気調和機の応急運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318816A JPH09159250A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 空気調和機の応急運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318816A JPH09159250A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 空気調和機の応急運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159250A true JPH09159250A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18103273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318816A Pending JPH09159250A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 空気調和機の応急運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159250A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008286464A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Fuji Koki Corp | 弁制御装置 |
WO2023037678A1 (ja) * | 2021-09-08 | 2023-03-16 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP7318816A patent/JPH09159250A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008286464A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Fuji Koki Corp | 弁制御装置 |
WO2023037678A1 (ja) * | 2021-09-08 | 2023-03-16 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
JP2023039061A (ja) * | 2021-09-08 | 2023-03-20 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和システム |
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