JP2004239537A - 多室形空気調和機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができる多室形空気調和機の制御方法を提供する。
【解決手段】複数の圧縮機3a,3b,3cを備えた室外ユニットと、複数の室内ユニットとからなり、各圧縮機の起動・停止を行う第一開閉器9と、同第一開閉器9を開閉制御する第二開閉器11とを設け、同第二開閉器11の接点両端電圧を検出する接点電圧検出手段13と、各圧縮機の駆動制御する駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段8dとを備えてなり、室外ユニットが瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、接点電圧検出手段13が検出した第二開閉器11の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ圧縮機駆動信号が出力されていた場合、各圧縮機を一旦強制停止させ、その後リセット回路8eを作動させた後、圧縮機を順次再起動するよう制御する。
【選択図】 図3
【解決手段】複数の圧縮機3a,3b,3cを備えた室外ユニットと、複数の室内ユニットとからなり、各圧縮機の起動・停止を行う第一開閉器9と、同第一開閉器9を開閉制御する第二開閉器11とを設け、同第二開閉器11の接点両端電圧を検出する接点電圧検出手段13と、各圧縮機の駆動制御する駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段8dとを備えてなり、室外ユニットが瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、接点電圧検出手段13が検出した第二開閉器11の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ圧縮機駆動信号が出力されていた場合、各圧縮機を一旦強制停止させ、その後リセット回路8eを作動させた後、圧縮機を順次再起動するよう制御する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の圧縮機を備えた室外ユニットと複数台の室内ユニットからなる多室形空気調和機の制御方法に係わり、より詳しくは、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができる制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数台の一定速型の圧縮機を備えた室外ユニット、もしくは複数台の室外ユニットを用いた多室形空気調和機(マルチ型空気調和機)は、圧縮機の起動時に大きな負荷(トルク等)が生じるため、停止状態から同時に複数台の圧縮機が起動した場合、各圧縮機起動による起動(突入)電流が重畳するため大きな起動電流が流れ、商用電源の電源遮断器が作動してしまい、なおかつ圧縮機にも負担がかかる。
そこで、一般には予め圧縮機の起動優先順位を決め、順次起動するよう制御している。また、複数の圧縮機が運転中に停電した場合、復電する前にリセット回路を作動させ、初期化した後、再度順次起動するよう制御されている。
【0003】
しかし、停電によるリセット回路が作動する前に、停電が復帰するような瞬時停電に見舞われた場合、停電の前後で制御部の状態は変わらないため、運転中の全ての圧縮機は停止後直ちに、かつ同時に起動してしまい、大きな起動電流が流れる恐れがある。
【0004】
そこで、停電により停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させるに際し、復電時に複数台の空気調和装置を別々の遅延時間または幾つかのグループで異なる遅延時間で分散して再起動させる制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような制御装置は空気調和装置の運転動作を決定する設定データを検出する多数の検出手段、演算回路、記憶回路などを備えた統合管理制御装置などを設けているため、制御が複雑になり、かつコスト高になってしまうという欠点を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−234787号公報(第1、11頁、第7図)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、並列に接続された複数台の一定速型の圧縮機を備えた少なくとも1台の室外ユニットと、同室外ユニットに接続される複数台の室内ユニットとから構成され、少なくとも前記室外ユニットが同一電源に接続され、停電により前記複数台の圧縮機が停止し、復電後にリセット回路を作動させた後、前記複数台の圧縮機を順次再起動させてなる多室形空気調和機の制御方法において、
前記各圧縮機に、同圧縮機の起動・停止を行う第一開閉器と、同第一開閉器を開閉制御する第二開閉器とを設けるとともに、同第二開閉器の接点両端電圧を検出する電圧検出手段と、前記各圧縮機を駆動制御するための駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段とを備えてなり、
前記室外ユニットが瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段が検出した前記第二開閉器の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号が出力されていた場合、運転中の前記圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路を作動させた後、前記圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成となっている。
【0008】
また、前記各圧縮機の起動電流が異なる場合、起動電流の大きい前記圧縮機から順次起動してなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として説明する。
図1は本発明による多室形空気調和機の冷媒回路の構成図である。図において、1は室外に設置された室外ユニット、2a,2b,2cは夫々並列に接続された3台の室内ユニットである。
【0010】
前記室外ユニット1は、並列に接続された一定速型の3台の圧縮機3a、3b、3cと、四方弁4と、室外熱交換器5と、電子膨張弁6とをそれぞれ接続して構成され、また前記室内ユニット2a,2b,2cは、主に室内熱交換器7a,7b,7cとで構成され、これら前記室外ユニット1と前記室内ユニット2a,2b,2cとが接続部A1、A2を介して冷媒配管により接続され多室形空気調和機が構成されている。
そして、前記各圧縮機3a,3b,3cの運転/停止などの制御は、制御部8により制御するようになっている。上記において、冷媒は冷房運転時に実線矢印の方向に流れ、暖房運転時には破線矢印の方向に夫々流れる。
【0011】
図2は、図1の圧縮機3aを例にとった運転制御回路図で、圧縮機3b,3c も同様の回路で構成されている。
前記圧縮機3aには、同圧縮機3aの起動・停止を行う電磁式の第一開閉器9が商用電源10に直列に接続されている。前記第一開閉器9はコイル9bに誘起される電圧のにより、接点9aをON/OFFし圧縮機3aの起動・停止を行う。
また、前記コイル9bには、前記第一開閉器9のON/OFFを制御する第二開閉器11が設けられ、前記コイル9bと前記第二開閉器11の接点11a が電源12に直列に接続されている。そして、前記圧縮機3aが前記第一開閉器9と前記第二開閉器11の二段構成の開閉器動作により、起動・停止が行われる。
【0012】
前記第二開閉器11の接点11a には、同接点11a の両端電圧を検出する電圧検出手段が接続され、また、前記第二開閉器11はコイル11b に誘起される制御部8の制御電源部8a( バックアップ電源)からの電圧のにより、接点11a をON/OFFする。
【0013】
図3は本発明における制御ブロック図である。図3において、前記制御部9は、前記第二開閉器11の接点11a をOFFするための接点両端電圧を、予め設定しておく電圧設定部8bと、この設定された所定電圧と、前記電圧検出手段13で検出された前記第二開閉器11の接点11a の接点両端電圧とを比較する電圧比較部8cと、外部からの運転操作手段14(例えば、室内機のリモコン操作による運転指示)により、前記各圧縮機3a,3b,3cの駆動を指示制御するための、駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段8dと、停電などにより運転中の圧縮機が停止し、復電後に圧縮機を順次再起動させるため、一旦リセットするリセット回路8eと、同リセット回路8eを作動させた後、前記各圧縮機3a,3b,3cを駆動制御し、順次再起動させる駆動制御部8fと、制御部8(マイコン)を動作させる制御電源部8a( バックアップ電源)とから構成されている。
【0014】
上記構成において、前記室外ユニット1が瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段13が検出した前記第二開閉器11の接点11a の両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号手段8dから信号が出力されていた場合、運転中の前記圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路8eを作動させた後、前記圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成となっている。
【0015】
図4は上記動作を概念的に説明するため、運転開始後の時間対圧縮機の駆動電流又はトルク(負荷)を表わしたもので、例えば、時間T0で停電し、微小時間経過後(例えば、50ms)のT1で復電した場合は、まだ圧縮機は充分回転しているので、少ない再起動電流C1しか流れない。しかし、例えば、100ms 以上後のT2時間経過後に復電した場合は、圧縮機は停止状態に近いため、大きな再起動電流C2が流れ、複数台の圧縮機が同時に再起動すると電源遮断器が作動する恐れがある。そこで、この様な場合、前記第二開閉器11を遮断し、同時に前記第一開閉器9を遮断して圧縮機を停止させ前記リセット回路8eを作動させた後、前記圧縮機を順次再起動する。
【0016】
次に本発明の制御動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。多室形空気調和機の運転がスタートすると、まず、ステップST1で停電したかどうか判定される。もし停電したらステップST2で微小時間経過後に復電したかどうか判断される。もし、復電していれば、ステップST3で第二開閉器11の接点電圧が検出され、ステップST4で、予め設定された所定値以下かどうか判定される。もし以下であれば、ステップST5で圧縮機駆動信号が出力されているかどうか判定され、出力されていれば、ステップST6で運転されていた圧縮機を停止し、ステップST7でリセット回路8eを作動させた後、予め決められた運転優先順位に従い再起動される。また、前記各圧縮機の起動電流が異なる場合は、起動電流の大きい圧縮機から順次起動して行く。
【0017】
以上に説明したように、前記室外ユニット1が瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段13が検出した前記第二開閉器11の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号が出力されていた場合、運転中の圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路8eを作動させた後、圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成とすることにより、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における多室形空気調和機の制御方法の実施例を示す冷媒回路図である。
【図2】本発明における圧縮機周辺の運転制御回路図である。
【図3】本発明における制御ブロック図である。
【図4】本発明における瞬時停電時前後の圧縮機の駆動電流変化(又は駆動トルク変化)の状態を説明する概念図である。
【図5】本発明におけるフローチャートである。
【符号の説明】
1 室外ユニット
2a、2b、2c 室内ユニット
3a、3b、3c 圧縮機
4 四方弁
5 室外熱交換器
6 電子膨張弁
7a、7b、7c 室内熱交換器
8 制御部
8a
8b
8c
8d
8e
8f
9 第一開閉器
9a 接点
9b コイル
10 商用電源
11 第二開閉器
11a 接点
11b コイル
12 電源
13 電圧検出手段
14 運転操作手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の圧縮機を備えた室外ユニットと複数台の室内ユニットからなる多室形空気調和機の制御方法に係わり、より詳しくは、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができる制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より複数台の一定速型の圧縮機を備えた室外ユニット、もしくは複数台の室外ユニットを用いた多室形空気調和機(マルチ型空気調和機)は、圧縮機の起動時に大きな負荷(トルク等)が生じるため、停止状態から同時に複数台の圧縮機が起動した場合、各圧縮機起動による起動(突入)電流が重畳するため大きな起動電流が流れ、商用電源の電源遮断器が作動してしまい、なおかつ圧縮機にも負担がかかる。
そこで、一般には予め圧縮機の起動優先順位を決め、順次起動するよう制御している。また、複数の圧縮機が運転中に停電した場合、復電する前にリセット回路を作動させ、初期化した後、再度順次起動するよう制御されている。
【0003】
しかし、停電によるリセット回路が作動する前に、停電が復帰するような瞬時停電に見舞われた場合、停電の前後で制御部の状態は変わらないため、運転中の全ての圧縮機は停止後直ちに、かつ同時に起動してしまい、大きな起動電流が流れる恐れがある。
【0004】
そこで、停電により停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させるに際し、復電時に複数台の空気調和装置を別々の遅延時間または幾つかのグループで異なる遅延時間で分散して再起動させる制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような制御装置は空気調和装置の運転動作を決定する設定データを検出する多数の検出手段、演算回路、記憶回路などを備えた統合管理制御装置などを設けているため、制御が複雑になり、かつコスト高になってしまうという欠点を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−234787号公報(第1、11頁、第7図)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、並列に接続された複数台の一定速型の圧縮機を備えた少なくとも1台の室外ユニットと、同室外ユニットに接続される複数台の室内ユニットとから構成され、少なくとも前記室外ユニットが同一電源に接続され、停電により前記複数台の圧縮機が停止し、復電後にリセット回路を作動させた後、前記複数台の圧縮機を順次再起動させてなる多室形空気調和機の制御方法において、
前記各圧縮機に、同圧縮機の起動・停止を行う第一開閉器と、同第一開閉器を開閉制御する第二開閉器とを設けるとともに、同第二開閉器の接点両端電圧を検出する電圧検出手段と、前記各圧縮機を駆動制御するための駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段とを備えてなり、
前記室外ユニットが瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段が検出した前記第二開閉器の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号が出力されていた場合、運転中の前記圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路を作動させた後、前記圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成となっている。
【0008】
また、前記各圧縮機の起動電流が異なる場合、起動電流の大きい前記圧縮機から順次起動してなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として説明する。
図1は本発明による多室形空気調和機の冷媒回路の構成図である。図において、1は室外に設置された室外ユニット、2a,2b,2cは夫々並列に接続された3台の室内ユニットである。
【0010】
前記室外ユニット1は、並列に接続された一定速型の3台の圧縮機3a、3b、3cと、四方弁4と、室外熱交換器5と、電子膨張弁6とをそれぞれ接続して構成され、また前記室内ユニット2a,2b,2cは、主に室内熱交換器7a,7b,7cとで構成され、これら前記室外ユニット1と前記室内ユニット2a,2b,2cとが接続部A1、A2を介して冷媒配管により接続され多室形空気調和機が構成されている。
そして、前記各圧縮機3a,3b,3cの運転/停止などの制御は、制御部8により制御するようになっている。上記において、冷媒は冷房運転時に実線矢印の方向に流れ、暖房運転時には破線矢印の方向に夫々流れる。
【0011】
図2は、図1の圧縮機3aを例にとった運転制御回路図で、圧縮機3b,3c も同様の回路で構成されている。
前記圧縮機3aには、同圧縮機3aの起動・停止を行う電磁式の第一開閉器9が商用電源10に直列に接続されている。前記第一開閉器9はコイル9bに誘起される電圧のにより、接点9aをON/OFFし圧縮機3aの起動・停止を行う。
また、前記コイル9bには、前記第一開閉器9のON/OFFを制御する第二開閉器11が設けられ、前記コイル9bと前記第二開閉器11の接点11a が電源12に直列に接続されている。そして、前記圧縮機3aが前記第一開閉器9と前記第二開閉器11の二段構成の開閉器動作により、起動・停止が行われる。
【0012】
前記第二開閉器11の接点11a には、同接点11a の両端電圧を検出する電圧検出手段が接続され、また、前記第二開閉器11はコイル11b に誘起される制御部8の制御電源部8a( バックアップ電源)からの電圧のにより、接点11a をON/OFFする。
【0013】
図3は本発明における制御ブロック図である。図3において、前記制御部9は、前記第二開閉器11の接点11a をOFFするための接点両端電圧を、予め設定しておく電圧設定部8bと、この設定された所定電圧と、前記電圧検出手段13で検出された前記第二開閉器11の接点11a の接点両端電圧とを比較する電圧比較部8cと、外部からの運転操作手段14(例えば、室内機のリモコン操作による運転指示)により、前記各圧縮機3a,3b,3cの駆動を指示制御するための、駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段8dと、停電などにより運転中の圧縮機が停止し、復電後に圧縮機を順次再起動させるため、一旦リセットするリセット回路8eと、同リセット回路8eを作動させた後、前記各圧縮機3a,3b,3cを駆動制御し、順次再起動させる駆動制御部8fと、制御部8(マイコン)を動作させる制御電源部8a( バックアップ電源)とから構成されている。
【0014】
上記構成において、前記室外ユニット1が瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段13が検出した前記第二開閉器11の接点11a の両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号手段8dから信号が出力されていた場合、運転中の前記圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路8eを作動させた後、前記圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成となっている。
【0015】
図4は上記動作を概念的に説明するため、運転開始後の時間対圧縮機の駆動電流又はトルク(負荷)を表わしたもので、例えば、時間T0で停電し、微小時間経過後(例えば、50ms)のT1で復電した場合は、まだ圧縮機は充分回転しているので、少ない再起動電流C1しか流れない。しかし、例えば、100ms 以上後のT2時間経過後に復電した場合は、圧縮機は停止状態に近いため、大きな再起動電流C2が流れ、複数台の圧縮機が同時に再起動すると電源遮断器が作動する恐れがある。そこで、この様な場合、前記第二開閉器11を遮断し、同時に前記第一開閉器9を遮断して圧縮機を停止させ前記リセット回路8eを作動させた後、前記圧縮機を順次再起動する。
【0016】
次に本発明の制御動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。多室形空気調和機の運転がスタートすると、まず、ステップST1で停電したかどうか判定される。もし停電したらステップST2で微小時間経過後に復電したかどうか判断される。もし、復電していれば、ステップST3で第二開閉器11の接点電圧が検出され、ステップST4で、予め設定された所定値以下かどうか判定される。もし以下であれば、ステップST5で圧縮機駆動信号が出力されているかどうか判定され、出力されていれば、ステップST6で運転されていた圧縮機を停止し、ステップST7でリセット回路8eを作動させた後、予め決められた運転優先順位に従い再起動される。また、前記各圧縮機の起動電流が異なる場合は、起動電流の大きい圧縮機から順次起動して行く。
【0017】
以上に説明したように、前記室外ユニット1が瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段13が検出した前記第二開閉器11の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号が出力されていた場合、運転中の圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路8eを作動させた後、圧縮機を順次再起動するよう制御してなる構成とすることにより、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、瞬時停電によりリセット回路を作動する前に復電したとき、復電後に複数の圧縮機が同時に起動するのを防ぐことができ、電源遮断器の作動を無くし、なおかつ圧縮機の負担を軽減できる多室形空気調和機の制御方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における多室形空気調和機の制御方法の実施例を示す冷媒回路図である。
【図2】本発明における圧縮機周辺の運転制御回路図である。
【図3】本発明における制御ブロック図である。
【図4】本発明における瞬時停電時前後の圧縮機の駆動電流変化(又は駆動トルク変化)の状態を説明する概念図である。
【図5】本発明におけるフローチャートである。
【符号の説明】
1 室外ユニット
2a、2b、2c 室内ユニット
3a、3b、3c 圧縮機
4 四方弁
5 室外熱交換器
6 電子膨張弁
7a、7b、7c 室内熱交換器
8 制御部
8a
8b
8c
8d
8e
8f
9 第一開閉器
9a 接点
9b コイル
10 商用電源
11 第二開閉器
11a 接点
11b コイル
12 電源
13 電圧検出手段
14 運転操作手段
Claims (2)
- 並列に接続された複数台の一定速型の圧縮機を備えた少なくとも1台の室外ユニットと、同室外ユニットに接続される複数台の室内ユニットとから構成され、少なくとも前記室外ユニットが同一電源に接続され、停電により前記複数台の圧縮機が停止し、復電後にリセット回路を作動させた後、前記複数台の圧縮機を順次再起動させてなる多室形空気調和機の制御方法において、
前記各圧縮機に、同圧縮機の起動・停止を行う第一開閉器と、同第一開閉器を開閉制御する第二開閉器とを設けるとともに、同第二開閉器の接点両端電圧を検出する電圧検出手段と、前記各圧縮機を駆動制御するための駆動信号を検出する圧縮機駆動信号検出手段とを備えてなり、
前記室外ユニットが瞬時停電により停止し、微小時間経過後に復電したとき、前記電圧検出手段が検出した前記第二開閉器の接点両端電圧が所定電圧以下で、且つ前記圧縮機駆動信号が出力されていた場合、運転中の前記圧縮機を一旦強制停止させ、その後前記リセット回路を作動させた後、前記圧縮機を順次再起動するよう制御してなることを特徴とする多室形空気調和機の制御方法。 - 前記各圧縮機の起動電流が異なる場合、起動電流の大きい前記圧縮機から順次起動してなることを特徴とする請求項1記載の多室形空気調和機の制御方法。
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