JP2000234786A - 空気調和装置の運転制御方法と空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御方法と空気調和装置

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JP2000234786A
JP2000234786A JP11036572A JP3657299A JP2000234786A JP 2000234786 A JP2000234786 A JP 2000234786A JP 11036572 A JP11036572 A JP 11036572A JP 3657299 A JP3657299 A JP 3657299A JP 2000234786 A JP2000234786 A JP 2000234786A
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delay time
power failure
power
circuit
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JP11036572A
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English (en)
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Toshiharu Nishizuka
俊治 西塚
Daisuke Tabata
大輔 田畑
Yuji Takeda
雄次 武田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復電後の自動復帰の際に複数台の空気調和装
置が同時に再起動して電圧降下によって空気調和装置が
再度停止することを防止する空気調和装置の運転制御方
法と空気調和装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の空気調和装置は、自己の空気調
和装置の運転動作を決定する設定データを検知すると、
乱数を発生させて取り出した乱数データに応じて復電か
ら再起動までの遅延時間を決定し、前記の決定した遅延
時間で自己の空気調和装置を再起動させるランダム自動
復帰制御回路21を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気調和を
行う空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置には、室内機と室外
機とが一体化した空気調和装置や室内機と室外機とが分
離した分離型空気調和装置などがある。ここでは、この
分離型空気調和装置を具体的な一例として以下に説明す
る。従来の冷暖房運転可能な分離型空気調和装置は、図
8に示すように、室内機1と、室外機2と、それらを互
いに電気的に接続する内外接続電線3とで構成されてい
る。この室内機1は、本体スイッチ4と、室内側電子制
御装置5と、トランジスタモータなどの室内ファンモー
タ6と、室内上下羽根駆動用のルーバーモータ7とで構
成されている。また、室外機2は、室外側電子制御装置
8と、冷凍サイクルと加熱サイクルとに応じて冷媒の経
路を切り換える四方弁9と、インダクションモータなど
の室外ファンモータ10と、冷媒を圧縮する圧縮機11
とで構成されている。
【0003】この分離型空気調和装置の運転動作につい
て以下に説明する。室内機1は商用電源12に接続され
ており、室内機1の本体スイッチ4が投入されると、室
内側電子制御装置5に電力が供給されて制御動作を開始
し、室内ファンモータ6とルーバーモータ7とを回転さ
せ、室内熱交換器(図示せず)を通して室内空気の循環
を開始する。ここで、使用者が動作開始を入力指示する
と、室内側電子制御装置5はメインリレー(図示せず)
を制御して接続状態とし、商用電源12を室外機2に供
給する。この時、室外側電子制御装置8には商用電源1
2からの電力が供給されてこの室外側電子制御装置8は
制御動作を開始し、圧縮機11に指示電圧を印加し回転
を開始させるとともに、室外ファンモータ10にも商用
電源12を接続し、結果、室外熱交換器(図示せず)に
外気を送り込みを開始する。冷媒の流れる経路を切り換
える四方弁9は、室外側電子制御装置8の指示により、
商用電源12が接続されない時は冷媒を冷凍サイクルの
経路に流す位置にある。この状態では空気調和装置は冷
房動作を開始する。
【0004】つぎに、使用者が暖房動作を指定入力する
と、室外側電子制御装置8は、四方弁9に商用電源12
を接続する。この動作により冷媒の経路が加熱サイクル
側に切り換えられて暖房動作が開始する。このとき、室
外ファンモータ10により、外気が室外側熱交換器に送
り込まれ、外気の熱が室外熱交換器により冷媒に取り入
れられるので、冷媒は蒸発して気化し、圧縮機11によ
り冷媒が圧縮されて室内熱交換器に送られる。
【0005】例えば、前述のように冷房または暖房運転
動作していた室内機1と室外機2とが停電によって停止
し、この停電が解消して復電した際には、室内側電子装
置5によって、圧縮機11の圧力バランスをとるための
規定時間後に停電前の運転モードで自動復帰するよう再
起動している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の空
気調和装置では、圧縮機の圧力バランスをとるための規
定時間は一律に設定されているため、前述の自動復帰制
御を有する空気調和装置が複数台設置されている家庭や
工場やオフィスなどにおいて、これらの空気調和装置が
停電により停止し、この停電が解消され自動復帰制御に
より再起動する際には、前記規定時間の経過を検出した
時に同時に複数台の空気調和装置が再起動し、商用電源
の瞬間の電圧降下によって空気調和装置が再度停止する
という問題がある。
【0007】本発明は、復電後の自動復帰の際に複数台
の空気調和装置が同時に再起動して電圧降下によって空
気調和装置が再度停止することを防止する空気調和装置
の運転制御方法と空気調和装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置の
運転制御方法は、復電時に複数台の空気調和装置をラン
ダムな遅延時間で分散して再起動させるものである。本
発明によると、復電後の自動復帰の際に複数台の空気調
和装置が同時に再起動して電圧降下によって空気調和装
置が再度停止することを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、停電により停止した複数台の空気調和装置を、復電
後に停電前の運転モードで自動復帰させるに際し、復電
時に複数台の空気調和装置を別々の遅延時間または幾つ
かのグループで異なる遅延時間で分散して再起動させる
空気調和装置の運転制御方法であって、各空気調和装置
の再起動までの遅延時間をランダムに発生させて決定
し、復電時に、前記の決定した遅延時間でそれぞれの空
気調和装置を再起動させる空気調和装置の運転制御方法
としたものであり、複数台の空気調和装置を分散して再
起動させる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が
同時に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって空
気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避でき
る可能性が極めて高い。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、停電に
より停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前
の運転モードで自動復帰させるに際し、復電時に、各空
気調和装置を停電前の自己の空調負荷または停電前の動
作状態に応じて再起動までの時間を演算し、ランダムに
発生させた時間を前記の演算した時間に加えて遅延時間
を決定し、前記の決定した遅延時間でそれぞれの空気調
和装置を再起動させる空気調和装置の運転制御方法とし
たものであり、複数台の空気調和装置を分散して再起動
させる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が同時
に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって空気調
和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避できる可
能性が極めて高い。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、停電期
間の長さに応じて遅延時間を変更する請求項1記載の空
気調和装置の運転制御方法としたものであり、停電期間
を有効活用することができ、分離型空気調和装置の復電
から再起動までの時間を短縮することができる。本発明
の請求項4に記載の発明は、復電後に停電前の運転モー
ドで自動復帰させる空気調和装置であって、空気調和装
置の運転動作を決定する設定データを検出する検出手段
と、前記検出手段からの指示を受けると乱数データを発
生する演算回路と、前記検出手段からの設定データと前
記演算回路からの乱数データとを記憶する記憶回路と、
前記乱数データに応じて再起動までの遅延時間を決定す
る判定回路とを設けた空気調和装置としたものであり、
復電時に分離型空気調和装置の再起動までの遅延時間
を、乱数データに応じて決定することができる。停電に
より停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前
の運転モードで自動復帰させる運転形態を考えると、各
空気調和装置では自己の乱数データに応じて再起動まで
の遅延時間がそれぞれ決定され、復電時に複数台の空気
調和装置を分散して再起動できる可能性が極めて高く、
全ての空気調和装置が同時に再起動して商用電源の瞬間
の電圧降下によって空気調和装置が再度停止してしまう
事態の発生を回避できる可能性が極めて高い。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、停電期
間を測定するタイマを設け、判定回路を、前記タイマか
らの停電測定期間に応じて遅延時間を変更するよう構成
した請求項4記載の空気調和装置としたものであり、停
電期間の測定によって圧縮機の圧力バランス状態を把握
することができ、停止期間を有効活用することができ、
分離型空気調和装置の復電から再起動までの時間を短縮
することができ、室温の設定温度からの変化を低減する
ことができる。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、演算回
路を、室内温度を検出する室内温度検出手段と外気温度
を検出する外気温度検出手段とからの出力に基づいて空
調負荷を演算するよう構成し、判定回路を、前記空調負
荷に基づいて遅延時間を補正するよう構成した請求項4
記載の空気調和装置としたものであり、室内温度と外気
温度とを計測することで分離型空気調和装置の空調負荷
を明確にすることができ、分離型空気調和装置の復電か
ら再起動までの遅延時間を空調負荷に基づいて補正して
最適化することができ、室温の設定温度からの変化を低
減することができる。停電により停止した複数台の空気
調和装置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰さ
せる運転形態を考えると、各空気調和装置では復電から
再起動までの遅延時間を空調負荷に基づいて補正してそ
れぞれ決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散
して再起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和
装置が同時に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によ
って空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回
避できる可能性が極めて高い。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、演算回
路を、記憶回路に記憶した設定データに基づいて本体負
荷を演算するよう構成し、判定回路を、前記本体負荷に
基づいて遅延時間を補正するよう構成した請求項4記載
の空気調和装置としたものであり、運転モードや風量や
風向データ等の設定データを使用することで分離型空気
調和装置の本体負荷を明確にすることができ、分離型空
気調和装置の復電から再起動までの遅延時間を本体負荷
に基づいて補正して最適化することができ、圧縮機の圧
力バランス状態を最適にすることで分離型空気調和装置
の起動電流を減らし、商用電源の電圧降下の低減が可能
である。停電により停止した複数台の空気調和装置を、
復電後に停電前の運転モードで自動復帰させる運転形態
を考えると、各空気調和装置では復電から再起動までの
遅延時間を本体負荷に基づいて補正してそれぞれ決定さ
れ、復電時に複数台の空気調和装置を分散して再起動で
きる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が同時に
再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって空気調和
装置が再度停止してしまう事態の発生を回避できる可能
性が極めて高い。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、演算回
路を、室内温度検出手段で検出した室内温度と記憶回路
に記憶している設定温度とに基づいて本体負荷を演算す
るよう構成し、判定回路を、前記本体負荷に基づいて遅
延時間を補正するよう構成した請求項4記載の空気調和
装置としたものであり、室温と設定温度を把握すること
で分離型空気調和装置のサーモOFFあるいは運転周波
数変化等の運転状態を考慮することができ、本体負荷を
より明確にすることができ、分離型空気調和装置の復電
から再起動までの遅延時間を本体負荷に基づいて補正し
て最適で最小限にすることができ、圧縮機の圧力バラン
ス状態を最適にすることで分離型空気調和装置の起動電
流を減らし、商用電源の電圧降下の低減が可能であり、
室温の設定温度からの変化を低減することができる。停
電により停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停
電前の運転モードで自動復帰させる運転形態を考える
と、各空気調和装置では復電から再起動までの遅延時間
を本体負荷に基づいて補正してそれぞれ決定され、復電
時に複数台の空気調和装置を分散して再起動できる可能
性が極めて高く、全ての空気調和装置が同時に再起動し
て商用電源の瞬間の電圧降下によって空気調和装置が再
度停止してしまう事態の発生を回避できる可能性が極め
て高い。
【0016】以下、本発明の空気調和装置の運転制御方
法と空気調和装置を具体的な実施の形態に基づいて説明
する。 (実施の形態1)図1に示す実施の形態1の空気調和装
置は、図8に示した従来例と同様に室外機1と室内機2
とこれらを接続する内外接続電線3とで構成された分離
型空気調和装置であって、自動復帰制御回路としてのラ
ンダム自動復帰制御回路21が追加されている点だけが
従来例とは異なっている。
【0017】ランダム自動復帰制御回路21は、復電後
に停電前の運転モードで自動復帰させるように作用する
もので、具体的には図2に示すように構成されており、
このランダム自動復帰制御回路21の動作に必要な電力
は通常動作中に充電されるコンデンサなどでバックアッ
プされている。このランダム自動復帰制御回路21は、
空気調和装置の運転動作を決定する設定データを検出す
る検出手段22と、検出手段22からの指示を受けると
乱数データを発生する演算回路23と、検出手段22か
らの設定データと演算回路23からの乱数データとを記
憶する記憶回路24と、前記乱数データに応じて再起動
までの遅延時間を決定する判定回路25と、停電期間を
測定するタイマ28とで構成されている。検出手段22
は、検知回路26と受信回路27とで構成されている。
【0018】ここで、この分離型空気調和装置の運転動
作について以下に説明する。通常の運転の際にリモート
コントローラ(図示せず)から送信されて分離型空気調
和装置が運転動作に使用していた前記設定データを検知
回路26が検知し、設定データ信号として受信回路27
に受信される。検出手段22からの指示としての検知回
路26で設定データを検知することで出力される乱数発
生指示を受けると、演算回路23は、乱数(例えば、0
〜9とする。)を発生させて取り出した乱数データ(例
えば、5であったとする。)を出力する。記憶回路24
は、検知回路26で検知した設定データと、演算回路2
3からの乱数データ「5」とを記憶する。
【0019】運転中に前記設定データが変更された場合
には、設定変更データを検知回路26が検知し、設定変
更データ信号として受信回路27に受信される。検知回
路26で設定変更データを検知すると乱数発生指示が出
力され、演算回路23は、この乱数発生指示を受ける
と、乱数(例えば、0〜9とする。)を発生させて取り
出した乱数データ(例えば、7であったとする。)を出
力する。記憶回路24は、検知回路26で検知した設定
変更データで変更される部分の設定データを更新して記
憶するとともに、記憶していた乱数データ「5」に替え
て乱数データ「7」を更新記憶する。
【0020】停電の発生によって分離型空気調和装置が
停止すると、検知手段22では停電の発生を示す情報を
検知し、タイマ28が作動する。その後、復電した際に
は、検知手段22では復電したことを示す情報を検知
し、記憶回路24と判定回路25とによって、停電前に
自己の分離型空気調和装置が運転動作していたかどうか
を判定する。停電前に分離型空気調和装置が運転動作し
ていない場合には、自動復帰を命令しない。一方、停電
前に分離型空気調和装置が運転動作していた場合には、
記憶回路24に記憶されている乱数データなどに基づい
て決定された遅延時間の経過を検出した時に、記憶回路
24に記憶されている設定データで再起動されて、自己
の分離型空気調和装置は停電前と同一条件の運転動作が
再開されるように自動復帰する。
【0021】ここで、この自動復帰する動作について説
明する。復電の際には、判定回路25は、タイマ28か
ら停電期間を読み出して、この停電期間が圧縮機11の
圧力バランスに必要な時間である規定時間未満であるか
どうかを判定する。判定回路25が停電期間が規定時間
未満であると判定した場合には、記憶回路24に記憶さ
れている乱数データを使用し、この乱数データを例えば
10倍にした時間T1を圧縮機11の圧力バランスに必
要な規定時間T0に加えた時間(T0+T1)を再起動
までの遅延時間として決定し、復電からこの遅延時間
(T0+T1)の経過を検出した時に自己の分離型空気
調和装置を再起動して自動復帰を行う。具体的には、乱
数データが「7」であった場合には、T0+(70秒)
後に再起動する。
【0022】判定回路25が停電期間が規定時間以上で
あると判定した場合には、記憶回路24に記憶されてい
る乱数データを使用し、この乱数データを例えば10倍
にした時間T1のみを再起動までの遅延時間として決定
し、復電からこの遅延時間T1の経過を検出した時に自
己の分離型空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。
具体的には、乱数データが「7」であった場合には、7
0秒後に再起動する。
【0023】このように構成したため、復電時に分離型
空気調和装置の再起動までの遅延時間を、乱数データに
応じて決定することができる。従って、停電により停止
した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モ
ードで自動復帰させる運転形態を考えると、各空気調和
装置では乱数データに応じて再起動までの遅延時間がそ
れぞれ決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散
して再起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和
装置が同時に再起動して商用電源12の瞬間の電圧降下
によって空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生
を回避できる可能性が極めて高い。
【0024】さらに、判定回路25をタイマ28からの
停電測定期間に応じて再起動までの遅延時間を変更する
よう構成したため、停電期間の測定によって圧縮機11
の圧力バランス状態を把握することができ、停止期間に
応じて遅延時間をT0+T1またはT1のみに変更する
ことができるので、分離型空気調和装置の復電から再起
動までの時間を短縮することができて、室温の設定温度
からの変化を低減することができる。
【0025】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
空気調和装置は、図3に示すように、前述の実施の形態
1の分離型空気調和装置に、室内温度を検出する吸い込
み温度センサ等の室内温度検出手段29と、外気温度を
検出する外気温センサ等の外気温度検出手段30とを設
け、図4に示すように、演算回路23aを、室内温度検
出手段29と外気温度検出手段30とからの出力に基づ
いて空調負荷を演算する機能を前述の実施の形態1の演
算回路23に追加して構成し、判定回路25aを、前記
空調負荷に基づいて遅延時間を補正する機能を前述の実
施の形態1の判定回路25に追加して構成している点が
異なっている。
【0026】室内温度検出手段29は、室内機1の室内
側電子制御装置5を介してランダム自動復帰制御回路2
1の受信回路27に接続しており、外気温度検出手段3
0は、室外機2の室外側電子制御装置8を介してランダ
ム自動復帰制御回路21の受信回路27に接続してい
る。ここで、この分離型空気調和装置の自動復帰動作に
ついて以下に説明する。
【0027】受信回路27は、室内温度検出手段29で
室内温度を検出した室内温度検出信号と外気温度検出手
段30で外気温度を検出した外気温度検出信号とを受信
する。演算回路23aは、室内温度検出手段29からの
室内温度検出信号と外気温度検出手段30からの外気検
出信号出力とに基づいて、自己の分離型空気調和装置の
空調負荷を演算する。
【0028】記憶回路24は、演算回路23aで演算し
た空調負荷を記憶する。この記憶回路24は、空調負荷
の大きさに対応する補正時間をテーブル化したデータテ
ーブルも記憶している。復電の際には、判定回路25a
は、記憶回路24から読み出した空調負荷に対応する補
正時間を前記データテーブルから検索して求め、圧縮機
11の圧力バランスに必要な時間である規定時間T0を
前記補正時間で補正し、補正後の規定時間T2を算出す
る。
【0029】次に、判定回路25aは、タイマ28から
停電期間を読み出して、この停止期間が前記の補正後の
規定時間(T2)未満であるかどうかを判定する。判定
回路25aが停電期間が補正後の規定時間(T2)未満
であると判定した場合には、補正後の規定時間T2に前
記の乱数データに応じた時間T1を加えた時間(T2+
T1)を再起動までの遅延時間として決定し、復電から
この遅延時間(T2+T1)の経過を検出した時に自己
の分離型空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。
【0030】判定回路25aが停電期間が補正後の規定
時間(T2)以上であると判定した場合には、前記時間
T1のみを再起動までの遅延時間として決定し、復電か
らこの遅延時間T1の経過を検出した時に自己の分離型
空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。このように
構成したため、停電により停止した複数台の空気調和装
置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させる運
転形態を考えると、各空気調和装置では復電から再起動
までの遅延時間を空調負荷に基づいて補正してそれぞれ
決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散して再
起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が
同時に再起動して商用電源12の瞬間の電圧降下によっ
て空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避
できる可能性が極めて高い。
【0031】室内温度と外気温度とを計測することで分
離型空気調和装置の空調負荷を明確にすることができ、
分離型空気調和装置の復電から再起動までの遅延時間を
空調負荷に基づいて補正して最適化することができて、
室温の設定温度からの変化を低減をすることができる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3の空気調和装置
は、図5に示すように、演算回路23bを、記憶回路2
4に記憶した設定データに基づいて本体負荷を演算する
機能を前述の実施の形態1の演算回路23に追加して構
成し、判定回路25bを、前記本体負荷に基づいて遅延
時間を補正する機能を前述の実施の形態1の判定回路2
5に追加して構成している点が異なっている。
【0032】ここで、この分離型空気調和装置の自動復
帰動作について以下に説明する。演算回路23bでは、
記憶回路24に記憶されている運転モードや風量や風向
データ等の設定データに基づいて分離型空気調和装置の
本体負荷を演算する。この分離型空気調和装置の本体負
荷とは、空調負荷のみならず本分離型空気調和装置の各
構成である室内ファンモータ6やルーバーモータ7や室
外ファンモータ10などの運転負荷などを含むものであ
る。
【0033】記憶回路24は、演算回路23bで演算し
た本体負荷を記憶する。この記憶回路24は、本体負荷
の大きさに対応する補正時間をテーブル化したデータテ
ーブルも記憶している。復電の際には、判定回路25b
は、記憶回路24から読み出した本体負荷に対応する補
正時間を前記データテーブルから検索して求め、圧縮機
11の圧力バランスに必要な時間である規定時間T0を
前記補正時間で補正し、補正後の規定時間T3を算出す
る。
【0034】次に、判定回路25bは、タイマ28から
停電期間を読み出して、この停止期間が前記の補正後の
規定時間(T3)未満であるかどうかを判定する。判定
回路25bが停電期間が補正後の規定時間(T3)未満
であると判定した場合には、補正後の規定時間T3に前
記の乱数データに応じた時間T1を加えた時間(T3+
T1)を再起動までの遅延時間として決定し、復電から
この遅延時間(T3+T1)の経過を検出した時に自己
の分離型空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。
【0035】判定回路25bが停電期間が補正後の規定
時間(T3)以上であると判定した場合には、前記時間
T1のみを再起動までの遅延時間として決定し、復電か
らこの遅延時間T1の経過を検出した時に自己の分離型
空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。このように
構成したため、停電により停止した複数台の空気調和装
置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させる運
転形態を考えると、各空気調和装置では復電から再起動
までの遅延時間を本体負荷に基づいて補正してそれぞれ
決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散して再
起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が
同時に再起動して商用電源12の瞬間の電圧降下によっ
て空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避
できる可能性が極めて高い。
【0036】運転モードや風量や風向データ等の設定デ
ータを使用することで分離型空気調和装置の本体負荷を
明確にすることができ、分離型空気調和装置の復電から
再起動までの遅延時間を本体負荷に基づいて補正して最
適化することができ、圧縮機11の圧力バランス状態を
最適にすることで分離型空気調和装置の起動電流を減ら
し、商用電源12の電圧降下の低減が可能である。
【0037】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
空気調和装置は、前述の実施の形態2に示した室内温度
検出手段29を同様に設け、図6に示すように、演算回
路23cを、室内温度検出手段29で検出した室内温度
と記憶回路24に記憶している設定温度とに基づいて本
体負荷を演算する機能を前述の実施の形態1の演算回路
23に追加して構成し、判定回路25cを、前記本体負
荷に基づいて遅延時間を補正する機能を前述の実施の形
態1の判定回路25に追加して構成している点が異なっ
ている。
【0038】ここで、この分離型空気調和装置の自動復
帰動作について以下に説明する。演算回路23cは、室
内温度検出手段29で検出した室内温度検出信号と、記
憶回路24に記憶している設定室温データとに基づいて
分離型空気調和装置の運転状態(サーモOFF、運転周
波数変化等)を割り出して本体負荷を演算する。記憶回
路24は、演算回路23cで演算した本体負荷を記憶す
る。この記憶回路24は、本体負荷の大きさに対応する
補正時間をテーブル化したデータテーブルも記憶してい
る。
【0039】復電の際には、判定回路25cは、記憶回
路24から読み出した本体負荷に対応する補正時間を前
記データテーブルから検索して求め、圧縮機11の圧力
バランスに必要な時間である規定時間T0を前記補正時
間で補正し、補正後の規定時間T4を算出する。次に、
判定回路25cは、タイマ28から停電期間を読み出し
て、この停止期間が前記の補正後の規定時間(T4)未
満であるかどうかを判定する。
【0040】判定回路25cが停電期間が補正後の規定
時間(T4)未満であると判定した場合には、補正後の
規定時間T4に前記の乱数データに応じた時間T1を加
えた時間(T4+T1)を再起動までの遅延時間として
決定し、復電からこの遅延時間(T4+T1)の経過を
検出した時に自己の分離型空気調和装置を再起動して自
動復帰を行う。
【0041】判定回路25cが停電期間が補正後の規定
時間(T4)以上であると判定した場合には、前記時間
T1のみを再起動までの遅延時間として決定し、復電か
らこの遅延時間T1の経過を検出した時に自己の分離型
空気調和装置を再起動して自動復帰を行う。このように
構成したため、停電により停止した複数台の空気調和装
置を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させる運
転形態を考えると、各空気調和装置では復電から再起動
までの遅延時間を本体負荷に基づいて補正してそれぞれ
決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散して再
起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が
同時に再起動して商用電源12の瞬間の電圧降下によっ
て空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避
できる可能性が極めて高い。
【0042】室温と設定温度を把握することで分離型空
気調和装置のサーモOFFあるいは運転周波数変化等の
運転状態を考慮することができ、本体負荷をより明確に
することができ、分離型空気調和装置の復電から再起動
までの遅延時間を本体負荷に基づいて補正して最適で最
小限にすることができ、圧縮機11の圧力バランス状態
を最適にすることで分離型空気調和装置の起動電流を減
らし、商用電源の電圧降下の低減が可能であり、室温の
設定温度からの変化を低減することができる。
【0043】(実施の形態5)本発明の実施の形態5の
空気調和装置は、図7に示すように、複数台の分離型空
気調和装置を幾つかのグループで異なる遅延時間t1〜
tnとなるように指示する統合管理制御装置31を設け
た点が異なっている。遅延時間t1〜tnの長さは、乱
数に基づいて決定され、遅延時間t1〜tnを別々の時
間に自動設定することが期待できる。
【0044】統合管理制御装置31は、複数台の分離型
空気調和装置をグループ分けし、乱数に基づいて決定さ
れた遅延時間をグループごとに指示する。具体的には、
第1のグループの2台の分離型空気調和装置には、乱数
に基づいて決定された遅延時間t1を指示し、第2のグ
ループの1台の分離型空気調和装置には、乱数に基づい
て決定された遅延時間t2を指示し、第nのグループの
m台の分離型空気調和装置には、乱数に基づいて決定さ
れた遅延時間tnを指示する。
【0045】各分離型空気調和装置は、統合管理制御装
置31から指示された遅延時間を記憶する。停電の発生
によって各分離型空気調和装置が停止すると、各分離型
空気調和装置は、統合管理制御装置31から指示され記
憶している自己の遅延時間の経過を検出した時に、それ
ぞれ再起動して自動復帰を行う。
【0046】具体的には、第1のグループの2台の分離
型空気調和装置は、復電から再起動までの遅延時間t1
の経過を検出した時に再起動して自動復帰を行い、第2
のグループの1台の分離型空気調和装置は、遅延時間t
2の経過を検出した時に再起動して自動復帰を行い、第
nのグループのm台の分離型空気調和装置は、遅延時間
tnの経過を検出した時に再起動して自動復帰を行う。
【0047】このように構成したため、複数台の分離型
空気調和装置を幾つかのグループで異なる遅延時間で分
散して再起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調
和装置が同時に再起動して商用電源12の瞬間の電圧降
下によって空気調和装置が再度停止してしまう事態の発
生を回避できる可能性が極めて高い。この実施の形態5
では、複数台の分離型空気調和装置を幾つかのグループ
で異なる遅延時間t1〜tnとなるように指示する統合
管理制御装置31を設けているが、統合管理制御装置3
1を、複数台の分離型空気調和装置を別々の遅延時間で
分散して再起動させるよう構成した場合では、グループ
分けではなくて統合管理制御装置31で各分離型空気調
和装置を各別に管理して分散して再起動させることもで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
空気調和装置の運転制御方法によれば、停電により停止
した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モ
ードで自動復帰させるに際し、各空気調和装置の再起動
までの遅延時間をランダムに発生させて決定し、復電時
に、前記の決定した遅延時間でそれぞれの空気調和装置
を再起動させることにより、複数台の空気調和装置を分
散して再起動させる可能性が極めて高く、全ての空気調
和装置が同時に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下に
よって空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を
回避できる可能性が極めて高い。
【0049】また、本発明の請求項2に記載の空気調和
装置の運転制御方法によれば、停電により停止した複数
台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モードで自
動復帰させるに際し、復電時に、各空気調和装置を停電
前の自己の空調負荷または停電前の動作状態に応じて再
起動までの時間を演算し、ランダムに発生させた時間を
前記の演算した時間に加えて遅延時間を決定し、前記の
決定した遅延時間でそれぞれの空気調和装置を再起動さ
せることにより、複数台の空気調和装置を分散して再起
動させる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が同
時に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって空気
調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避できる
可能性が極めて高い。
【0050】また、本発明の請求項3に記載の空気調和
装置の運転制御方法によれば、停電期間の長さに応じて
遅延時間を変更することにより、停電期間を有効活用す
ることができ、分離型空気調和装置の復電から再起動ま
での時間を短縮することができる。また、本発明の請求
項4に記載の空気調和装置によれば、復電後に停電前の
運転モードで自動復帰させる空気調和装置であって、空
気調和装置の運転動作を決定する設定データを検出する
検出手段と、前記検出手段からの指示を受けると乱数デ
ータを発生する演算回路と、前記検出手段からの設定デ
ータと前記演算回路からの乱数データとを記憶する記憶
回路と、前記乱数データに応じて再起動までの遅延時間
を決定する判定回路とを設けたことにより、復電時に分
離型空気調和装置の再起動までの遅延時間を、乱数デー
タに応じて決定することができる。停電により停止した
複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モード
で自動復帰させる運転形態を考えると、各空気調和装置
では乱数データに応じて再起動までの遅延時間がそれぞ
れ決定され、復電時に複数台の空気調和装置を分散して
再起動できる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置
が同時に再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって
空気調和装置が再度停止してしまう事態の発生を回避で
きる可能性が極めて高い。
【0051】また、本発明の請求項5に記載の空気調和
装置によれば、停電期間を測定するタイマを設け、判定
回路を、前記タイマからの停電測定期間に応じて遅延時
間を変更するよう構成したことにより、停電期間の測定
によって圧縮機の圧力バランス状態を把握することがで
き、停止期間を有効活用することができ、分離型空気調
和装置の復電から再起動までの時間を短縮することがで
き、室温の設定温度からの変化を低減することができ
る。
【0052】また、本発明の請求項6に記載の空気調和
装置によれば、演算回路を、室内温度を検出する室内温
度検出手段と外気温度を検出する外気温度検出手段とか
らの出力に基づいて空調負荷を演算するよう構成し、判
定回路を、前記空調負荷に基づいて遅延時間を補正する
よう構成したことにより、室内温度と外気温度とを計測
することで分離型空気調和装置の空調負荷を明確にする
ことができ、分離型空気調和装置の復電から再起動まで
の遅延時間を空調負荷に基づいて補正して最適化するこ
とができ、室温の設定温度からの変化を低減することが
できる。停電により停止した複数台の空気調和装置を、
復電後に停電前の運転モードで自動復帰させる運転形態
を考えると、各空気調和装置では復電から再起動までの
遅延時間を空調負荷に基づいて補正してそれぞれ決定さ
れ、復電時に複数台の空気調和装置を分散して再起動で
きる可能性が極めて高く、全ての空気調和装置が同時に
再起動して商用電源の瞬間の電圧降下によって空気調和
装置が再度停止してしまう事態の発生を回避できる可能
性が極めて高い。
【0053】また、本発明の請求項7に記載の空気調和
装置によれば、演算回路を、記憶回路に記憶した設定デ
ータに基づいて本体負荷を演算するよう構成し、判定回
路を、前記本体負荷に基づいて遅延時間を補正するよう
構成したことにより、運転モードや風量や風向データ等
の設定データを使用することで分離型空気調和装置の本
体負荷を明確にすることができ、分離型空気調和装置の
復電から再起動までの遅延時間を本体負荷に基づいて補
正して最適化することができ、圧縮機の圧力バランス状
態を最適にすることで分離型空気調和装置の起動電流を
減らし、商用電源の電圧降下の低減が可能である。停電
により停止した複数台の空気調和装置を、復電後に停電
前の運転モードで自動復帰させる運転形態を考えると、
各空気調和装置では復電から再起動までの遅延時間を本
体負荷に基づいて補正してそれぞれ決定され、復電時に
複数台の空気調和装置を分散して再起動できる可能性が
極めて高く、全ての空気調和装置が同時に再起動して商
用電源の瞬間の電圧降下によって空気調和装置が再度停
止してしまう事態の発生を回避できる可能性が極めて高
い。
【0054】また、本発明の請求項8に記載の空気調和
装置によれば、演算回路を、室内温度検出手段で検出し
た室内温度と記憶回路に記憶している設定温度とに基づ
いて本体負荷を演算するよう構成し、判定回路を、前記
本体負荷に基づいて遅延時間を補正するよう構成したこ
とにより、室温と設定温度を把握することで分離型空気
調和装置のサーモOFFあるいは運転周波数変化等の運
転状態を考慮することができ、本体負荷をより明確にす
ることができ、分離型空気調和装置の復電から再起動ま
での遅延時間を本体負荷に基づいて補正して最適で最小
限にすることができ、圧縮機の圧力バランス状態を最適
にすることで分離型空気調和装置の起動電流を減らし、
商用電源の電圧降下の低減が可能であり、室温の設定温
度からの変化を低減することができる。停電により停止
した複数台の空気調和装置を、復電後に停電前の運転モ
ードで自動復帰させる運転形態を考えると、各空気調和
装置では復電から再起動までの遅延時間を本体負荷に基
づいて補正してそれぞれ決定され、復電時に複数台の空
気調和装置を分散して再起動できる可能性が極めて高
く、全ての空気調和装置が同時に再起動して商用電源の
瞬間の電圧降下によって空気調和装置が再度停止してし
まう事態の発生を回避できる可能性が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の分離型空気調和装置の
構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1のランダム自動復帰制御回路の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2の分離型空気調和装置の
構成を示すブロック図
【図4】同実施の形態2のランダム自動復帰制御回路の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3のランダム自動復帰制御
回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4のランダム自動復帰制御
回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5の統合管理制御回路の使
用例を示すブロック図
【図8】従来の分離型空気調和装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
21 ランダム自動復帰制御回路 22 検出手段 23 演算回路 24 記憶回路 25 判定回路 26 検知回路 27 受信回路 28 タイマ 29 室内温度検出手段 30 外気温度検出手段 31 統合管理制御回路 23a 演算回路 25a 判定回路 23b 演算回路 25b 判定回路 23c 演算回路 25c 判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 雄次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA02 CC02 CC03 CC08 EE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停電により停止した複数台の空気調和装置
    を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させるに際
    し、 復電時に複数台の空気調和装置を別々の遅延時間または
    幾つかのグループで異なる遅延時間で分散して再起動さ
    せる空気調和装置の運転制御方法であって、 各空気調和装置の再起動までの遅延時間をランダムに発
    生させて決定し、 復電時に、前記の決定した遅延時間でそれぞれの空気調
    和装置を再起動させる空気調和装置の運転制御方法。
  2. 【請求項2】停電により停止した複数台の空気調和装置
    を、復電後に停電前の運転モードで自動復帰させるに際
    し、 復電時に、各空気調和装置を停電前の自己の空調負荷ま
    たは停電前の動作状態に応じて再起動までの時間を演算
    し、 ランダムに発生させた時間を前記の演算した時間に加え
    て遅延時間を決定し、 前記の決定した遅延時間でそれぞれの空気調和装置を再
    起動させる空気調和装置の運転制御方法。
  3. 【請求項3】停電期間の長さに応じて遅延時間を変更す
    る請求項1記載の空気調和装置の運転制御方法。
  4. 【請求項4】復電後に停電前の運転モードで自動復帰さ
    せる空気調和装置であって、 空気調和装置の運転動作を決定する設定データを検出す
    る検出手段と、 前記検出手段からの指示を受けると乱数データを発生す
    る演算回路と、 前記検出手段からの設定データと前記演算回路からの乱
    数データとを記憶する記憶回路と、 前記乱数データに応じて再起動までの遅延時間を決定す
    る判定回路とを設けた空気調和装置。
  5. 【請求項5】停電期間を測定するタイマを設け、 判定回路を、前記タイマからの停電測定期間に応じて遅
    延時間を変更するよう構成した請求項4記載の空気調和
    装置。
  6. 【請求項6】演算回路を、室内温度を検出する室内温度
    検出手段と外気温度を検出する外気温度検出手段とから
    の出力に基づいて空調負荷を演算するよう構成し、 判定回路を、前記空調負荷に基づいて遅延時間を補正す
    るよう構成した請求項4記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】演算回路を、記憶回路に記憶した設定デー
    タに基づいて本体負荷を演算するよう構成し、 判定回路を、前記本体負荷に基づいて遅延時間を補正す
    るよう構成した請求項4記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】演算回路を、室内温度検出手段で検出した
    室内温度と記憶回路に記憶している設定温度とに基づい
    て本体負荷を演算するよう構成し、 判定回路を、前記本体負荷に基づいて遅延時間を補正す
    るよう構成した請求項4記載の空気調和装置。
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