JPH09159246A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH09159246A
JPH09159246A JP7319961A JP31996195A JPH09159246A JP H09159246 A JPH09159246 A JP H09159246A JP 7319961 A JP7319961 A JP 7319961A JP 31996195 A JP31996195 A JP 31996195A JP H09159246 A JPH09159246 A JP H09159246A
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temperature
cooling
outside air
control
ventilation
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Mitsuyoshi Shimogama
三嘉 下釜
Kazuhiko Shiraishi
和彦 白石
Hiroshi Abiko
博 神孫子
Yoshiyuki Azuma
義行 東
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East Japan Railway Co
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Mitsubishi Electric Corp
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 概ね室内温度Taを許容温度範囲内に収める
ことができるが、正確に室内温度Taを設定温度Tsに
一致させることができない課題があった。 【解決手段】 制御条件検索部13により検索された制
御条件と制御条件検索部14により検索された制御条件
を所定の制御ルールと照合して冷暖房装置5における冷
暖房能力の変化量Pwを決定するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内温度を設定
温度に維持することができる空気調和装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の空気調和装置を示す概略
構成図であり、また、図16は例えば特開平6−288
596号公報に示された従来の空気調和装置を示す詳細
構成図であり、図において、1は鉄道用の車両、2は乗
務員が冷暖房装置5のオン・オフ,空調モード(暖房モ
ードまたは冷房モード)及び設定温度Ts等を設定する
操作スイッチ、3は室内温度Taを検出する室内温度検
出器、4は操作スイッチ2の設定内容及び室内温度Ta
に基づいて冷暖房装置5を制御する演算制御装置、5は
冷風または温風等を送出する冷暖房装置、6は図示せぬ
制御装置によって制御される外気を取り込む吸気ファ
ン、7は図示せぬ制御装置によって制御される排気ファ
ンである。
【0003】また、8は室内温度検出器3により検出さ
れた室内温度Taを一定時間記憶する記憶部、9は記憶
部8に記憶されている一定時間前の室内温度Taと室内
温度検出器3に検出された現在の室内温度Taに基づい
て温度変化率ΔTrを演算する変化率演算部、10は室
内温度検出器3に検出された現在の室内温度Taと設定
温度Tsを比較して温度偏差量ΔTsを演算する偏差量
演算部、11は温度変化率メンバシップ関数を記憶する
記憶部、12は温度偏差量メンバシップ関数を記憶する
記憶部、13は変化率演算部9により演算された温度変
化率ΔTrを温度変化率メンバシップ関数の入力変数に
して最も適合度の高い制御条件を検索する制御条件検索
部、14は偏差量演算部10により演算された温度偏差
量ΔTsを温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にし
て最も適合度の高い制御条件を検索する制御条件検索部
である。
【0004】また、15は制御ルールを記憶する記憶
部、16は制御条件検索部13により検索された制御条
件と制御条件検索部14により検索された制御条件を制
御ルールと照合して冷暖房装置5における急速運転の継
続時間Tcを決定する継続時間決定部、17は継続時間
決定部16により決定された急速運転の継続時間Tcに
したがって冷暖房装置5における急速運転の継続時間を
制御する制御出力部である。
【0005】次に動作について説明する。まず、冷暖房
装置5は室内温度Taが設定温度Tsに近い場合には
(例えば、設定温度Tsに対して±0.5℃以内にある
場合)、現在の冷暖房能力を維持する通常運転を行う
(因に、通常運転は、現在の室内温度Taを維持する必
要から通常冷暖房能力を抑えて運転する)。一方、室内
温度Taが設定温度Tsから遠い場合には(例えば、設
定温度Tsに対して±0.5℃以内にない場合)、室内
温度Taを速やかに設定温度Tsに近づける必要がある
ため、冷暖房能力をフルに発揮する急速運転を行う。以
下、急速運転時における冷暖房装置5の制御について説
明する。
【0006】まず、Δt時間ごとに(測定タイミングと
してΔt時間が設定されている場合)、変化率演算部9
が記憶部8に記憶されているΔt時間前の室内温度Ta
(前回の測定タイミングで検出された室内温度Ta)と
室内温度検出器3に検出された現在の室内温度Taに基
づいて温度変化率ΔTrを演算する。 ΔTr=(現時点のTa−Δt時間前のTa)/Δt ・・・(1) また、Δt時間ごとに、偏差量演算部10が室内温度検
出器3に検出された現在の室内温度Taと設定温度Ts
を比較して温度偏差量ΔTsを演算する。 ΔTs=現時点のTa−設定温度Ts ・・・(2)
【0007】そして、変化率演算部9が温度変化率ΔT
rを演算すると、制御条件検索部13が温度変化率ΔT
rを温度変化率メンバシップ関数の入力変数にして最も
適合度の高い制御条件を検索する。具体的には、図17
に示すように温度変化率メンバシップ関数が設定されて
いる場合において、温度変化率ΔTrが+0.7である
場合には、制御条件PSと制御条件PBが適合するが、
制御条件PSの適合度が制御条件PBの適合度より高い
ので(制御条件PSの適合度が0.6,制御条件PBの
適合度が0.4)、制御条件PSを制御条件とする。因
に、NBは負側に変化が極めて大きい、NSは負側に変
化が大きい、ZOは変化が少ない、PSは正側に変化が
大きい、PBは正側に変化が極めて大きいことを示して
いる。
【0008】また、偏差量演算部10が温度偏差量ΔT
sを演算すると、制御条件検索部14が温度偏差量ΔT
sを温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にして最も
適合度の高い制御条件を検索する。具体的には、図18
に示すように温度偏差量メンバシップ関数が設定されて
いる場合において、温度偏差量ΔTsが+0.8である
場合には、制御条件PSと制御条件PBが適合するが、
制御条件PBの適合度が制御条件PSの適合度より高い
ので(制御条件PSの適合度が0.4,制御条件PBの
適合度が0.6)、制御条件PBを制御条件とする。因
に、NBは負側に変化が極めて大きい、NSは負側に変
化が大きい、ZOは変化が少ない、PSは正側に変化が
大きい、PBは正側に変化が極めて大きいことを示して
いる。
【0009】そして、制御条件検索部13,14が最も
適合度の高い制御条件を検索すると、継続時間決定部1
6が当該制御条件を制御ルール(図19は空調モードが
暖房モードの場合の制御ルール、図20は空調モードが
冷房モードの場合の制御ルール)と照合して急速運転の
継続時間Tcを決定する。上記のように、制御条件検索
部13が制御条件PSを制御条件とし、制御条件検索部
14が制御条件PBを制御条件としている場合には、暖
房モードのとき継続時間TcはNBとして決定され、冷
房モードのとき継続時間TcはPBとして決定される。
因に、NB=1分、NS=30秒、ZO=0秒、PS=
30秒、PB=1分のように設定されている。
【0010】このようにして、継続時間決定部16が急
速運転の継続時間Tcを決定すると、制御出力部17が
冷暖房装置5の急速運転を開始し、急速運転開始後Tc
時間経過すると、急速運転を停止して通常運転に戻るよ
うに制御する。なお、各エリアA,B,Cの室内温度を
一様にする必要から、通常、各エリアA,B,Cの冷暖
房能力は同一でなく、中央のエリアBが両端のエリア
A,Cより冷暖房能力が大きめに割り当てられている。
例えば、図15のように3つのエリアに分割されている
場合には、通常、エリアA,B,Cの冷暖房能力がそれ
ぞれ3対4対3の比率で割り当てられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置は
以上のように構成されているので、室内温度Taが設定
温度Tsから遠い場合には、ファジー演算を行って急速
運転の継続時間Tcを制御するが、室内温度Taが設定
温度Tsに近い場合には、単に現在の冷暖房能力を維持
するに過ぎないので、室内温度Taを許容温度範囲内に
収めることができても、正確に室内温度Taを設定温度
Tsに一致させることができない課題があった。また、
図示せぬ制御装置を操作すれば、吸気ファン6及び排気
ファン7を用いて外気との換気運転を行うことができる
が、換気運転の制御が室内温度Taの制御と無関係に行
われるため、室内の設定温度Tsと外気温度Tgの差が
大きい場合に換気運転が行われると、冷暖房装置5が冷
暖房能力の不足を招き、急速運転を行っても室内温度T
aを設定温度Tsに近づけることができなくなる課題も
あった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、設定温度に対する室内温度の一致
度を高めることができる空気調和装置を得ることを目的
とする。また、この発明は、冷暖房能力の不足を招く可
能性がある場合には換気運転を停止することができる空
気調和装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る空気調和装置は、第1及び第2の検索手段により検索
された制御条件を所定の制御ルールと照合して暖房装置
における暖房能力の変化量を決定するようにしたもので
ある。
【0014】請求項2記載の発明に係る空気調和装置
は、第1及び第2の検索手段により検索された制御条件
を所定の制御ルールと照合して冷房装置における冷房能
力の変化量を決定するようにしたものである。
【0015】請求項3記載の発明に係る空気調和装置
は、第1及び第2の検索手段により検索された制御条件
を所定の制御ルールと照合して冷暖房装置における冷暖
房能力の変化量を決定するようにしたものである。
【0016】請求項4記載の発明に係る空気調和装置
は、第1の検索手段により検索された各制御条件と第2
の検索手段により検索された各制御条件を適宜組み合わ
せて所定の制御ルールと照合し、その照合結果に当該制
御条件の適合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い
加算して暖房装置における暖房能力の変化量を決定する
ようにしたものである。
【0017】請求項5記載の発明に係る空気調和装置
は、第1の検索手段により検索された各制御条件と第2
の検索手段により検索された各制御条件を適宜組み合わ
せて所定の制御ルールと照合し、その照合結果に当該制
御条件の適合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い
加算して冷房装置における冷房能力の変化量を決定する
ようにしたものである。
【0018】請求項6記載の発明に係る空気調和装置
は、第1の検索手段により検索された各制御条件と第2
の検索手段により検索された各制御条件を適宜組み合わ
せて所定の制御ルールと照合し、その照合結果に当該制
御条件の適合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い
加算して冷暖房装置における冷暖房能力の変化量を決定
するようにしたものである。
【0019】請求項7記載の発明に係る空気調和装置
は、室内温度が設定温度より低い場合、暖房装置の最大
の暖房能力に対する現在の暖房能力の割合が所定値以上
であるか否かを判定し、所定値以上である場合には外気
との換気運転を停止し、所定値以下である場合には外気
との換気運転を行うようにしたものである。
【0020】請求項8記載の発明に係る空気調和装置
は、室内温度が設定温度より高い場合、冷房装置の最大
の冷房能力に対する現在の冷房能力の割合が所定値以上
であるか否かを判定し、所定値以上である場合には外気
との換気運転を停止し、所定値以下である場合には外気
との換気運転を行うようにしたものである。
【0021】請求項9記載の発明に係る空気調和装置
は、現在の空調モードが暖房モードであって室内温度が
設定温度より低い場合、及び現在の空調モードが冷房モ
ードであって室内温度が設定温度より高い場合、冷暖房
装置の最大の冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割
合が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上であ
る場合には外気との換気運転を停止し、所定値以下であ
る場合には外気との換気運転を行うようにしたものであ
る。
【0022】請求項10記載の発明に係る空気調和装置
は、外気温度が換気下限温度より低い場合、暖房装置の
最大の暖房能力に対する現在の暖房能力の割合が所定値
以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合には
外気との換気運転を停止し、所定値以下である場合には
外気との換気運転を行うようにしたものである。
【0023】請求項11記載の発明に係る空気調和装置
は、外気温度が換気上限温度より高い場合、冷房装置の
最大の冷房能力に対する現在の冷房能力の割合が所定値
以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合には
外気との換気運転を停止し、所定値以下である場合には
外気との換気運転を行うようにしたものである。
【0024】請求項12記載の発明に係る空気調和装置
は、現在の空調モードが暖房モードであって外気温度が
換気下限温度より低い場合、及び現在の空調モードが冷
房モードであって外気温度が換気上限温度より高い場
合、冷暖房装置の最大の冷暖房能力に対する現在の冷暖
房能力の割合が所定値以上であるか否かを判定し、所定
値以上である場合には外気との換気運転を停止し、所定
値以下である場合には外気との換気運転を行うようにし
たものである。
【0025】請求項13記載の発明に係る空気調和装置
は、外気温度が換気下限温度より低く、かつ、室内温度
が設定温度より低い場合、暖房装置の最大の暖房能力に
対する現在の暖房能力の割合が所定値以上であるか否か
を判定し、所定値以上である場合には外気との換気運転
を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運転
を行うようにしたものである。
【0026】請求項14記載の発明に係る空気調和装置
は、外気温度が換気上限温度より高く、かつ、室内温度
が設定温度より高い場合、冷房装置の最大の冷房能力に
対する現在の冷房能力の割合が所定値以上であるか否か
を判定し、所定値以上である場合には外気との換気運転
を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運転
を行うようにしたものである。
【0027】請求項15記載の発明に係る空気調和装置
は、現在の空調モードが暖房モードであって外気温度が
換気下限温度より低く、かつ、室内温度が設定温度より
低い場合、及び現在の空調モードが冷房モードであって
外気温度が換気上限温度より高く、かつ、室内温度が設
定温度より高い場合、冷暖房装置の最大の冷暖房能力に
対する現在の冷暖房能力の割合が所定値以上であるか否
かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気運
転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運
転を行うようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による空
気調和装置を示す概略構成図であり、また、図2はこの
発明の実施の形態1による空気調和装置を示す詳細構成
図であり、図において、1は鉄道用の車両、2は乗務員
が冷暖房装置5のオン・オフ,空調モード(暖房モード
または冷房モード)及び設定温度Ts等を設定する操作
スイッチ、3は室内温度Taを検出する室内温度検出器
(室内温度検出手段)、4は操作スイッチ2の設定内容
及び室内温度Taに基づいて冷暖房装置5を制御する演
算制御装置、5は冷風または温風等を送出する冷暖房装
置、6は図示せぬ制御装置によって制御される外気を取
り込む吸気ファン、7は図示せぬ制御装置によって制御
される排気ファンである。
【0029】また、8は室内温度検出器3により検出さ
れた室内温度Taを一定時間記憶する記憶部(演算手
段)、9は記憶部8に記憶されている一定時間前の室内
温度Taと室内温度検出器3に検出された現在の室内温
度Taに基づいて温度変化率ΔTrを演算する変化率演
算部(演算手段)、10は室内温度検出器3に検出され
た現在の室内温度Taと設定温度Tsを比較して温度偏
差量ΔTsを演算する偏差量演算部(演算手段)、11
は温度変化率メンバシップ関数を記憶する記憶部(記憶
手段)、12は温度偏差量メンバシップ関数を記憶する
記憶部(記憶手段)、13は変化率演算部9により演算
された温度変化率ΔTrを温度変化率メンバシップ関数
の入力変数にして最も適合度の高い制御条件を検索する
制御条件検索部(第1の検索手段)、14は偏差量演算
部10により演算された温度偏差量ΔTsを温度偏差量
メンバシップ関数の入力変数にして最も適合度の高い制
御条件を検索する制御条件検索部(第2の検索手段)で
ある。
【0030】また、15は制御ルールを記憶する記憶
部、21は制御条件検索部13により検索された制御条
件と制御条件検索部14により検索された制御条件を制
御ルールと照合して冷暖房装置5における冷暖房能力の
変化量Pwを決定する変化量決定部(変化量決定手
段)、22は変化量決定部21により決定された冷暖房
能力の変化量Pwにしたがって冷暖房装置5における冷
暖房能力を制御する制御出力部(制御手段)である。因
に、図3はこの発明の実施の形態1による空気調和装置
の動作を示すフローチャートである。
【0031】次に動作について説明する。まず、乗務員
が操作スイッチ2によって冷暖房装置5を起動して(ス
テップST1)、設定温度Tsを設定すると(ステップ
ST2)、Δt時間ごとに(測定タイミングをΔt時間
に設定した場合)、変化率演算部9が記憶部8に記憶さ
れているΔt時間前の室内温度Ta(前回の測定タイミ
ングで検出された室内温度Ta)と室内温度検出器3に
検出された現在の室内温度Taに基づいて温度変化率Δ
Trを演算する(ステップST3,4)。 ΔTr=(現時点のTa−Δt時間前のTa)/Δt ・・・(3) また、Δt時間ごとに、偏差量演算部10が室内温度検
出器3に検出された現在の室内温度Taと設定温度Ts
を比較して温度偏差量ΔTsを演算する(ステップST
5)。 ΔTs=現時点のTa−設定温度Ts ・・・(4)
【0032】そして、変化率演算部9が温度変化率ΔT
rを演算すると、制御条件検索部13が温度変化率ΔT
rを温度変化率メンバシップ関数の入力変数にして最も
適合度の高い制御条件を検索する(ステップST6)。
具体的には、図4に示すように温度変化率メンバシップ
関数が設定されている場合において、温度変化率ΔTr
が+0.3である場合には、制御条件ZOと制御条件P
Sが適合するが、制御条件PSの適合度が制御条件ZO
の適合度より高いので(制御条件PSの適合度が0.
6,制御条件ZOの適合度が0.4)、制御条件PSを
制御条件とする。因に、NBは負側に変化が極めて大き
い、NSは負側に変化が大きい、ZOは変化が少ない、
PSは正側に変化が大きい、PBは正側に変化が極めて
大きいことを示している。
【0033】また、偏差量演算部10が温度偏差量ΔT
sを演算すると、制御条件検索部14が温度偏差量ΔT
sを温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にして最も
適合度の高い制御条件を検索する(ステップST7)。
具体的には、図5に示すように温度偏差量メンバシップ
関数が設定されている場合において、温度偏差量ΔTs
が+0.6である場合には、制御条件PSと制御条件P
Bが適合するが、制御条件PSの適合度が制御条件PB
の適合度より高いので(制御条件PSの適合度が0.
8,制御条件PBの適合度が0.2)、制御条件PSを
制御条件とする。因に、NBは負側に変化が極めて大き
い、NSは負側に変化が大きい、ZOは変化が少ない、
PSは正側に変化が大きい、PBは正側に変化が極めて
大きいことを示している。
【0034】そして、制御条件検索部13,14が最も
適合度の高い制御条件を検索すると、変化量決定部21
が当該制御条件を制御ルール(図6は空調モードが暖房
モードの場合の制御ルール、図7は空調モードが冷房モ
ードの場合の制御ルール)と照合して冷暖房装置5にお
ける冷暖房能力の変化量Pwを決定する(ステップST
8)。上記のように、制御条件検索部13が制御条件P
Sを制御条件とし、制御条件検索部14が制御条件PS
を制御条件としている場合には、冷暖房能力の変化量P
wは、暖房モードのときNS、冷房モードのときPSと
して決定される。因に、NB=−10%(暖房モー
ド),+10%(冷房モード)、NS=−5%(暖房モ
ード),+5%(冷房モード)、ZO=0%、PS=+
5%(暖房モード),−5%(冷房モード)、PB=+
10%(暖房モード),−10%(冷房モード)のよう
に設定されている。
【0035】このようにして、変化量決定部21が冷暖
房能力の変化量Pwを決定すると、制御出力部22が冷
暖房装置5の冷暖房能力を変化量Pwだけ変更するよう
に制御する(ステップST9)。上記の例では、暖房モ
ードのときはNSで、冷房モードのときはPSとして、
冷暖房能力の変化量Pwを決定しているので、冷暖房装
置5の冷暖房能力を−5%だけ減少させるように変更す
る。
【0036】なお、各エリアA,B,Cの室内温度を一
様にする必要から、通常、各エリアA,B,Cの冷暖房
能力は同一でなく、中央のエリアBが両端のエリアA,
Cより冷暖房能力が大きめに割り当てられている。例え
ば、図1のように3つのエリアに分割されている場合に
は、通常、エリアA,B,Cの冷暖房能力がそれぞれ3
対4対3の比率で割り当てられている。従って、この場
合には、変更後の冷暖房能力が例えば“100”である
とすれば、エリアAには冷暖房能力“30”、エリアB
には冷暖房能力“40”、エリアCには冷暖房能力“3
0”が割り当てられる。
【0037】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、制御条件検索部13,14により検索された制御条
件を所定の制御ルールと照合して冷暖房装置5における
冷暖房能力の変化量Pwを決定するように構成したの
で、室内温度Taが設定温度Tsと近い場合において
も、室内温度Taの温度変化率ΔTr等を考慮したきめ
細かな制御がなされる結果、設定温度Tsに対する室内
温度Taの一致度が極めて高くなる効果を奏する。
【0038】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2による空気調和装置を示す詳細構成図であり、図に
おいて、図2のものと同一符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。23は変化率演算部9により
演算された温度変化率ΔTrを温度変化率メンバシップ
関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検索す
るとともに、各制御条件の適合度を判別する制御条件検
索部(第1の検索手段)、24は偏差量演算部10によ
り演算された温度偏差量ΔTsを温度偏差量メンバシッ
プ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検索
するとともに、各制御条件の適合度を判別する制御条件
検索部(第2の検索手段)、25は制御条件検索部23
により検索された各制御条件と制御条件検索部24によ
り検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の制御
ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適合度
を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して冷暖房
装置5における冷暖房能力の変化量Pwを決定する変化
量決定部(変化量決定手段)である。
【0039】次に動作について説明する。制御条件検索
部23,24及び変化量決定部25以外は、上記実施の
形態1と同様であるので、制御条件検索部23,24及
び変化量決定部25についてのみ説明する。
【0040】まず、上記実施の形態1と同様にして、変
化率演算部9が温度変化率ΔTrを演算すると、制御条
件検索部23が温度変化率ΔTrを温度変化率メンバシ
ップ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検
索するとともに、検索した全ての制御条件の適合度を判
別する。具体的には、図4に示すように温度変化率メン
バシップ関数が設定されている場合において、温度変化
率ΔTrが+0.3である場合には、制御条件ZOの適
合度が0.4、制御条件PSの適合度が0.6、その他
の制御条件NB等の適合度が0であるので、制御条件Z
Oと制御条件PSを適合する制御条件として検索する。
【0041】また、上記実施の形態1と同様にして、偏
差量演算部10が温度偏差量ΔTsを演算すると、制御
条件検索部24が温度偏差量ΔTsを温度偏差量メンバ
シップ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを
検索するとともに、検索した全ての制御条件の適合度を
判別する。具体的には、図5に示すように温度偏差量メ
ンバシップ関数が設定されている場合において、温度偏
差量ΔTsが+0.6である場合には、制御条件PSの
適合度が0.8、制御条件PBの適合度が0.2、その
他の制御条件NB等の適合度が0であるので、制御条件
PSと制御条件PBを適合する制御条件として検索す
る。
【0042】そして、制御条件検索部23,24が適合
する制御条件の全てを検索すると、変化量決定部25
が、制御条件検索部23が検索した制御条件ZO,PS
と、制御条件検索部24が検索した制御条件PS,PB
とを適宜組み合わせて制御ルール(図9は空調モードが
暖房モードの場合の制御ルール、図10は空調モードが
冷房モードの場合の制御ルール)と照合する。この場合
には、図9及び図10からも明らかなように、上記制御
条件を適宜組み合わせて制御ルールと適合すると、4つ
の照合結果(図9及び図10において丸が付されている
もの)が得られる。即ち、冷暖房能力変化量メンバシッ
プ関数のメンバとして、暖房モードではZOとNSとN
B、冷房モードではZOとPSとPBが得られる。因
に、冷暖房能力変化量メンバシップ関数のメンバに係る
冷暖房能力変化量ΔPは図11に示すように設定されて
いる。
【0043】そして、冷暖房能力変化量メンバシップ関
数のメンバが得られると、変化量決定部25は下記に示
すように冷暖房能力変化量メンバシップ関数のメンバN
B等に係る変化量ΔPに、ΔTrに係る制御条件の適合
度とΔTsに係る制御条件の適合度を乗算するととも
に、各乗算結果を互い加算して、冷暖房能力の変化量P
wを決定する。
【0044】・運転モードが暖房モードである場合 Pw=ΔP×ΔTrの制御条件ZOの適合度×ΔTsの制御条件PSの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件PSの適合度×ΔTsの制御条件PSの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件ZOの適合度×ΔTsの制御条件PBの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件PSの適合度×ΔTsの制御条件PBの適合度 =(±0)×0.4×0.8 +(−5)×0.6×0.8 +(−5)×0.4×0.2 +(−10)×0.6×0.2 =−4.0
【0045】・運転モードが冷房モードである場合 Pw=ΔP×ΔTrの制御条件ZOの適合度×ΔTsの制御条件PSの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件PSの適合度×ΔTsの制御条件PSの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件ZOの適合度×ΔTsの制御条件PBの適合度 +ΔP×ΔTrの制御条件PSの適合度×ΔTsの制御条件PBの適合度 =(±0)×0.4×0.8 +(+5)×0.6×0.8 +(+5)×0.4×0.2 +(+10)×0.6×0.2 =4.0
【0046】このようにして、変化量決定部25が冷暖
房能力の変化量Pwを決定すると、制御出力部22が上
記実施の形態1と同様にして冷暖房装置5の冷暖房能力
を変化量Pwだけ変更するように制御し、一連の処理を
終了する。
【0047】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、制御条件の適合度を考慮して冷暖房能力の変化量P
wを決定するようにしたので、上記実施の形態1よりも
更にきめ細かく室内温度Taが制御される結果、設定温
度Tsに対する室内温度Taの一致度が更に向上する効
果が得られる。
【0048】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、冷暖房装置5における冷暖房能力の最大変化可能量
が全冷暖房能力に一致することを前提にし、最大変化可
能量については特に言及しなかったが、冷暖房能力の最
大変化可能量が全冷暖房能力のX%である場合には、冷
暖房能力の変更量Pwに対して、(X%)/100を乗
算するようにすればよく、上記実施の形態1,2と同様
の効果を奏することができる。
【0049】実施の形態4.図12はこの発明の実施の
形態4による空気調和装置を示す概略構成図であり、ま
た、図13はこの発明の実施の形態4による空気調和装
置を示す詳細構成図であり、図において、図1及び図8
のものと同一符号は同一または相当部分を示すので説明
を省略する。26は外気温度Tgを検出する外気温度検
出器(外気温度検出手段)、27は現在の空調モードが
暖房モードであって外気温度Tgが換気下限温度Tgl
より低く、かつ、室内温度Taが設定温度Tsより低い
場合、及び現在の空調モードが冷房モードであって外気
温度Tgが換気上限温度Tghより高く、かつ、室内温
度Taが設定温度Tsより高い場合、冷暖房装置5の最
大の冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合Nが所
定値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合
には吸気ファン28及び排気ファン29を停止し、所定
値以下である場合には吸気ファン28及び排気ファン2
9を運転する換気制御部(換気手段)、28は換気制御
部27によって制御される吸気ファン(換気手段)、2
9は換気制御部27によって制御される排気ファン(換
気手段)である。因に、図14はこの発明の実施の形態
4による空気調和装置の換気制御を示すフローチャート
である。
【0050】次に動作について説明する。冷暖房装置5
の制御については上記実施の形態1〜3の何れかと同様
であるので説明を省略し、吸気ファン28及び排気ファ
ン29の制御について説明する。
【0051】・現在の空調モードが暖房モードである場
合 まず、換気制御部27は操作スイッチ2の設定内容から
現在の空調モードが暖房モードであると判別すると(ス
テップST11)、外気温度Tgと換気下限温度Tgl
を比較し(ステップST12)、外気温度Tgが換気下
限温度Tglより高い場合には、冷暖房装置5の冷暖房
能力で十分室内温度Taを設定温度Tsに一致させるこ
とができると判断し、吸気ファン28及び排気ファン2
9を運転する(ステップST18)。
【0052】一方、外気温度Tgが換気下限温度Tgl
より低い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力では室内
温度Taを設定温度Tsに一致させることができない場
合があるので、室内温度Taと設定温度Tsを比較し
(ステップST13)、室内温度Taが設定温度Tsよ
り高い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力で十分室内
温度Taを設定温度Tsに一致させることができると判
断し、吸気ファン28及び排気ファン29を運転する
(ステップST18)。
【0053】一方、室内温度Taが設定温度Tsより低
い場合には、冷暖房装置5の最大の冷暖房能力に対する
現在の冷暖房能力の割合次第では、室内温度Taを設定
温度Tsに一致させることができない場合があるので
(現在の冷暖房能力の割合が最大の冷暖房能力に近い場
合には、冷暖房能力をこれ以上大きくする余地がほとん
どないので、室内温度Taを設定温度Tsに一致させる
ことができない場合がある)、制御出力部22から現在
の冷暖房能力の情報を取得して、冷暖房装置5の最大の
冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合Nを演算す
る。
【0054】そして、現在の冷暖房能力の割合Nが予め
設定された割合M以上であるか否かを判定し(ステップ
ST14)、現在の冷暖房能力の割合Nが割合Mより低
い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力にまだ余裕があ
るので、吸気ファン28及び排気ファン29を運転する
(ステップST18)。一方、現在の冷暖房能力の割合
Nが割合Mより高い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能
力に余裕がないので、吸気ファン28及び排気ファン2
9を停止する(ステップST19)。
【0055】・現在の空調モードが冷房モードである場
合 まず、換気制御部27は操作スイッチ2の設定内容から
現在の空調モードが冷房モードであると判別すると(ス
テップST11)、外気温度Tgと換気上限温度Tgh
を比較し(ステップST15)、外気温度Tgが換気上
限温度Tghより低い場合には、冷暖房装置5の冷暖房
能力で十分室内温度Taを設定温度Tsに一致させるこ
とができると判断し、吸気ファン28及び排気ファン2
9を運転する(ステップST18)。
【0056】一方、外気温度Tgが換気上限温度Tgh
より高い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力では室内
温度Taを設定温度Tsに一致させることができない場
合があるので、室内温度Taと設定温度Tsを比較し
(ステップST16)、室内温度Taが設定温度Tsよ
り低い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力で十分室内
温度Taを設定温度Tsに一致させることができると判
断し、吸気ファン28及び排気ファン29を運転する
(ステップST18)。
【0057】一方、室内温度Taが設定温度Tsより高
い場合には、冷暖房装置5の最大の冷暖房能力に対する
現在の冷暖房能力の割合次第では、室内温度Taを設定
温度Tsに一致させることができない場合があるので
(現在の冷暖房能力の割合が最大の冷暖房能力に近い場
合には、冷暖房能力をこれ以上大きくする余地がほとん
どないので、室内温度Taを設定温度Tsに一致させる
ことができない場合がある)、制御出力部22から現在
の冷暖房能力の情報を取得して、冷暖房装置5の最大の
冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合Nを演算す
る。
【0058】そして、現在の冷暖房能力の割合Nが予め
設定された割合M以上であるか否かを判定し(ステップ
ST17)、現在の冷暖房能力の割合Nが割合Mより低
い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能力にまだ余裕があ
るので、吸気ファン28及び排気ファン29を運転する
(ステップST18)。一方、現在の冷暖房能力の割合
Nが割合Mより高い場合には、冷暖房装置5の冷暖房能
力に余裕がないので、吸気ファン28及び排気ファン2
9を停止する(ステップST19)。
【0059】以上で明らかなように、この実施の形態4
によれば、最大の冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力
の割合Nを考慮して吸気ファン28及び排気ファン29
を制御するようにしたので、冷暖房能力の不足を招く可
能性がある場合には換気運転を停止することができるよ
うになり、その結果、設定温度Tsに対する室内温度T
aの一致度を高めることができる効果を奏する。
【0060】実施の形態5.上記実施の形態4では、外
気温度Tgと室内温度Taの双方を制御条件に取り入れ
たものについて示したが、何れか一方だけを制御条件に
取り入れるようにしてもよく、上記実施の形態4とほぼ
同様の効果を奏することができる。
【0061】実施の形態6.上記実施の形態1〜5で
は、冷暖房装置5を制御対象にしたものについて示し
が、暖房装置または冷房装置でもよく、上記実施の形態
1〜5と同様の効果を奏することができる。
【0062】実施の形態7.上記実施の形態1〜6で
は、鉄道用の車両1に設けられる冷暖房装置5等を制御
するものについて示したが、自動車や家屋に設けられる
冷暖房装置5等を制御するようにしてもよく、上記実施
の形態1〜6と同様の効果を奏することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1及び第2の検索手段により検索された制御条
件を所定の制御ルールと照合して暖房装置における暖房
能力の変化量を決定するように構成したので、室内温度
が設定温度と近い場合においても、室内温度の温度変化
率等を考慮したきめ細かな制御がなされる結果、設定温
度に対する室内温度の一致度が極めて高くなる効果があ
る。
【0064】請求項2記載の発明によれば、第1及び第
2の検索手段により検索された制御条件を所定の制御ル
ールと照合して冷房装置における冷房能力の変化量を決
定するように構成したので、室内温度が設定温度と近い
場合においても、室内温度の温度変化率等を考慮したき
め細かな制御がなされる結果、設定温度に対する室内温
度の一致度が極めて高くなる効果がある。
【0065】請求項3記載の発明によれば、第1及び第
2の検索手段により検索された制御条件を所定の制御ル
ールと照合して冷暖房装置における冷暖房能力の変化量
を決定するように構成したので、室内温度が設定温度と
近い場合においても、室内温度の温度変化率等を考慮し
たきめ細かな制御がなされる結果、設定温度に対する室
内温度の一致度が極めて高くなる効果がある。
【0066】請求項4記載の発明によれば、第1の検索
手段により検索された各制御条件と第2の検索手段によ
り検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の制御
ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適合度
を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して暖房装
置における暖房能力の変化量を決定するように構成した
ので、請求項1記載の発明よりも更にきめ細かく室内温
度が制御される結果、設定温度に対する室内温度の一致
度が更に向上する効果がある。
【0067】請求項5記載の発明によれば、第1の検索
手段により検索された各制御条件と第2の検索手段によ
り検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の制御
ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適合度
を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して冷房装
置における冷房能力の変化量を決定するように構成した
ので、請求項2記載の発明よりも更にきめ細かく室内温
度が制御される結果、設定温度に対する室内温度の一致
度が更に向上する効果がある。
【0068】請求項6記載の発明によれば、第1の検索
手段により検索された各制御条件と第2の検索手段によ
り検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の制御
ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適合度
を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して冷暖房
装置における冷暖房能力の変化量を決定するように構成
したので、請求項3記載の発明よりも更にきめ細かく室
内温度が制御される結果、設定温度に対する室内温度の
一致度が更に向上する効果がある。
【0069】請求項7記載の発明によれば、室内温度が
設定温度より低い場合、暖房装置の最大の暖房能力に対
する現在の暖房能力の割合が所定値以上であるか否かを
判定し、所定値以上である場合には外気との換気運転を
停止し、所定値以下である場合には外気との換気運転を
行うように構成したので、暖房能力の不足を招く可能性
がある場合には換気運転を停止することができるように
なり、その結果、設定温度に対する室内温度の一致度を
高めることができる効果がある。
【0070】請求項8記載の発明によれば、室内温度が
設定温度より高い場合、冷房装置の最大の冷房能力に対
する現在の冷房能力の割合が所定値以上であるか否かを
判定し、所定値以上である場合には外気との換気運転を
停止し、所定値以下である場合には外気との換気運転を
行うように構成したので、冷房能力の不足を招く可能性
がある場合には換気運転を停止することができるように
なり、その結果、設定温度に対する室内温度の一致度を
高めることができる効果がある。
【0071】請求項9記載の発明によれば、現在の空調
モードが暖房モードであって室内温度が設定温度より低
い場合、及び現在の空調モードが冷房モードであって室
内温度が設定温度より高い場合、冷暖房装置の最大の冷
暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合が所定値以上
であるか否かを判定し、所定値以上である場合には外気
との換気運転を停止し、所定値以下である場合には外気
との換気運転を行うように構成したので、冷暖房能力の
不足を招く可能性がある場合には換気運転を停止するこ
とができるようになり、その結果、設定温度に対する室
内温度の一致度を高めることができる効果がある。
【0072】請求項10記載の発明によれば、外気温度
が換気下限温度より低い場合、暖房装置の最大の暖房能
力に対する現在の暖房能力の割合が所定値以上であるか
否かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気
運転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気
運転を行うように構成したので、暖房能力の不足を招く
可能性がある場合には換気運転を停止することができる
ようになり、その結果、設定温度に対する室内温度の一
致度を高めることができる効果がある。
【0073】請求項11記載の発明によれば、外気温度
が換気上限温度より高い場合、冷房装置の最大の冷房能
力に対する現在の冷房能力の割合が所定値以上であるか
否かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気
運転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気
運転を行うように構成したので、冷房能力の不足を招く
可能性がある場合には換気運転を停止することができる
ようになり、その結果、設定温度に対する室内温度の一
致度を高めることができる効果がある。
【0074】請求項12記載の発明によれば、現在の空
調モードが暖房モードであって外気温度が換気下限温度
より低い場合、及び現在の空調モードが冷房モードであ
って外気温度が換気上限温度より高い場合、冷暖房装置
の最大の冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合が
所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場
合には外気との換気運転を停止し、所定値以下である場
合には外気との換気運転を行うように構成したので、冷
暖房能力の不足を招く可能性がある場合には換気運転を
停止することができるようになり、その結果、設定温度
に対する室内温度の一致度を高めることができる効果が
ある。
【0075】請求項13記載の発明によれば、外気温度
が換気下限温度より低く、かつ、室内温度が設定温度よ
り低い場合、暖房装置の最大の暖房能力に対する現在の
暖房能力の割合が所定値以上であるか否かを判定し、所
定値以上である場合には外気との換気運転を停止し、所
定値以下である場合には外気との換気運転を行うように
構成したので、暖房能力の不足を招く可能性がある場合
には換気運転を停止することができるようになり、その
結果、設定温度に対する室内温度の一致度を高めること
ができる効果がある。
【0076】請求項14記載の発明によれば、外気温度
が換気上限温度より高く、かつ、室内温度が設定温度よ
り高い場合、冷房装置の最大の冷房能力に対する現在の
冷房能力の割合が所定値以上であるか否かを判定し、所
定値以上である場合には外気との換気運転を停止し、所
定値以下である場合には外気との換気運転を行うように
構成したので、冷房能力の不足を招く可能性がある場合
には換気運転を停止することができるようになり、その
結果、設定温度に対する室内温度の一致度を高めること
ができる効果がある。
【0077】請求項15記載の発明によれば、現在の空
調モードが暖房モードであって外気温度が換気下限温度
より低く、かつ、室内温度が設定温度より低い場合、及
び現在の空調モードが冷房モードであって外気温度が換
気上限温度より高く、かつ、室内温度が設定温度より高
い場合、冷暖房装置の最大の冷暖房能力に対する現在の
冷暖房能力の割合が所定値以上であるか否かを判定し、
所定値以上である場合には外気との換気運転を停止し、
所定値以下である場合には外気との換気運転を行うよう
に構成したので、冷暖房能力の不足を招く可能性がある
場合には換気運転を停止することができるようになり、
その結果、設定温度に対する室内温度の一致度を高める
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空気調和装置
を示す概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による空気調和装置
を示す詳細構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による空気調和装置
の動作を示すフローチャートである。
【図4】 温度変化率メンバシップ関数を示すグラフ図
である。
【図5】 温度偏差量メンバシップ関数を示すグラフ図
である。
【図6】 暖房時の制御ルールを示す表図である。
【図7】 冷房時の制御ルールを示す表図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による空気調和装置
を示す詳細構成図である。
【図9】 暖房時の制御ルールを示す表図である。
【図10】 冷房時の制御ルールを示す表図である。
【図11】 冷暖房能力変化量メンバシップ関数を示す
グラフ図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による空気調和装
置を示す概略構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による空気調和装
置を示す詳細構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態4による空気調和装
置の換気制御を示すフローチャートである。
【図15】 従来の空気調和装置を示す概略構成図であ
る。
【図16】 従来の空気調和装置を示す詳細構成図であ
る。
【図17】 温度変化率メンバシップ関数を示すグラフ
図である。
【図18】 温度偏差量メンバシップ関数を示すグラフ
図である。
【図19】 暖房時の制御ルールを示す表図である。
【図20】 冷房時の制御ルールを示す表図である。
【符号の説明】
3 室内温度検出器(室内温度検出手段)、5 冷暖房
装置、8 記憶部(演算手段)、9 変化率演算部(演
算手段)、10 偏差量演算部(演算手段)、11,1
2 記憶部(記憶手段)、13,23 制御条件検索部
(第1の検索手段)、14,24 制御条件検索部(第
2の検索手段)、21,25 変化量決定部(変化量決
定手段)、22 制御出力部(制御手段)、26 外気
温度検出器(外気温度検出手段)、27 換気制御部
(換気手段)、28 吸気ファン(換気手段)、29
排気ファン(換気手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神孫子 博 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 東 義行 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして最も適合度の高い制御条件を
    検索する第1の検索手段と、上記演算手段により演算さ
    れた温度偏差量を上記温度偏差量メンバシップ関数の入
    力変数にして最も適合度の高い制御条件を検索する第2
    の検索手段と、上記第1及び第2の検索手段により検索
    された制御条件を所定の制御ルールと照合して暖房装置
    における暖房能力の変化量を決定する変化量決定手段
    と、上記変化量決定手段により決定された変化量にした
    がって暖房装置の暖房能力を制御する制御手段とを備え
    た空気調和装置。
  2. 【請求項2】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして最も適合度の高い制御条件を
    検索する第1の検索手段と、上記演算手段により演算さ
    れた温度偏差量を上記温度偏差量メンバシップ関数の入
    力変数にして最も適合度の高い制御条件を検索する第2
    の検索手段と、上記第1及び第2の検索手段により検索
    された制御条件を所定の制御ルールと照合して冷房装置
    における冷房能力の変化量を決定する変化量決定手段
    と、上記変化量決定手段により決定された変化量にした
    がって冷房装置の冷房能力を制御する制御手段とを備え
    た空気調和装置。
  3. 【請求項3】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして最も適合度の高い制御条件を
    検索する第1の検索手段と、上記演算手段により演算さ
    れた温度偏差量を上記温度偏差量メンバシップ関数の入
    力変数にして最も適合度の高い制御条件を検索する第2
    の検索手段と、上記第1及び第2の検索手段により検索
    された制御条件を所定の制御ルールと照合して冷暖房装
    置における冷暖房能力の変化量を決定する変化量決定手
    段と、上記変化量決定手段により決定された変化量にし
    たがって冷暖房装置の冷暖房能力を制御する制御手段と
    を備えた空気調和装置。
  4. 【請求項4】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検
    索するとともに、各制御条件の適合度を判別する第1の
    検索手段と、上記演算手段により演算された温度偏差量
    を上記温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にして適
    合する制御条件の全てを検索するとともに、各制御条件
    の適合度を判別する第2の検索手段と、上記第1の検索
    手段により検索された各制御条件と上記第2の検索手段
    により検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の
    制御ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適
    合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して暖
    房装置における暖房能力の変化量を決定する変化量決定
    手段と、上記変化量決定手段により決定された変化量に
    したがって暖房装置の暖房能力を制御する制御手段とを
    備えた空気調和装置。
  5. 【請求項5】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検
    索するとともに、各制御条件の適合度を判別する第1の
    検索手段と、上記演算手段により演算された温度偏差量
    を上記温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にして適
    合する制御条件の全てを検索するとともに、各制御条件
    の適合度を判別する第2の検索手段と、上記第1の検索
    手段により検索された各制御条件と上記第2の検索手段
    により検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の
    制御ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適
    合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して冷
    房装置における冷房能力の変化量を決定する変化量決定
    手段と、上記変化量決定手段により決定された変化量に
    したがって冷房装置の冷房能力を制御する制御手段とを
    備えた空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内温度を検出する室内温度検出手段
    と、上記室内温度の温度変化率を演算するとともに、設
    定温度に対する当該室内温度の温度偏差量を演算する演
    算手段と、温度変化率メンバシップ関数及び温度偏差量
    メンバシップ関数を記憶する記憶手段と、上記演算手段
    により演算された温度変化率を上記温度変化率メンバシ
    ップ関数の入力変数にして適合する制御条件の全てを検
    索するとともに、各制御条件の適合度を判別する第1の
    検索手段と、上記演算手段により演算された温度偏差量
    を上記温度偏差量メンバシップ関数の入力変数にして適
    合する制御条件の全てを検索するとともに、各制御条件
    の適合度を判別する第2の検索手段と、上記第1の検索
    手段により検索された各制御条件と上記第2の検索手段
    により検索された各制御条件を適宜組み合わせて所定の
    制御ルールと照合し、その照合結果に当該制御条件の適
    合度を乗算するとともに、各乗算結果を互い加算して冷
    暖房装置における冷暖房能力の変化量を決定する変化量
    決定手段と、上記変化量決定手段により決定された変化
    量にしたがって冷暖房装置の冷暖房能力を制御する制御
    手段とを備えた空気調和装置。
  7. 【請求項7】 室内温度検出手段により検出された室内
    温度が設定温度より低い場合、暖房装置の最大の暖房能
    力に対する現在の暖房能力の割合が所定値以上であるか
    否かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気
    運転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気
    運転を行う換気手段を設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項4記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 室内温度検出手段により検出された室内
    温度が設定温度より高い場合、冷房装置の最大の冷房能
    力に対する現在の冷房能力の割合が所定値以上であるか
    否かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気
    運転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気
    運転を行う換気手段を設けたことを特徴とする請求項2
    または請求項5記載の空気調和装置。
  9. 【請求項9】 現在の空調モードが暖房モードであって
    室内温度検出手段により検出された室内温度が設定温度
    より低い場合、及び現在の空調モードが冷房モードであ
    って室内温度検出手段により検出された室内温度が設定
    温度より高い場合、冷暖房装置の最大の冷暖房能力に対
    する現在の冷暖房能力の割合が所定値以上であるか否か
    を判定し、所定値以上である場合には外気との換気運転
    を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運転
    を行う換気手段を設けたことを特徴とする請求項3また
    は請求項6記載の空気調和装置。
  10. 【請求項10】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、上記外気温度検出手段により検出された外気温度が
    換気下限温度より低い場合、暖房装置の最大の暖房能力
    に対する現在の暖房能力の割合が所定値以上であるか否
    かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気運
    転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運
    転を行う換気手段とを設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項4記載の空気調和装置。
  11. 【請求項11】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、上記外気温度検出手段により検出された外気温度が
    換気上限温度より高い場合、冷房装置の最大の冷房能力
    に対する現在の冷房能力の割合が所定値以上であるか否
    かを判定し、所定値以上である場合には外気との換気運
    転を停止し、所定値以下である場合には外気との換気運
    転を行う換気手段とを設けたことを特徴とする請求項2
    または請求項5記載の空気調和装置。
  12. 【請求項12】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、現在の空調モードが暖房モードであって上記外気温
    度が換気下限温度より低い場合、及び現在の空調モード
    が冷房モードであって上記外気温度が換気上限温度より
    高い場合、冷暖房装置の最大の冷暖房能力に対する現在
    の冷暖房能力の割合が所定値以上であるか否かを判定
    し、所定値以上である場合には外気との換気運転を停止
    し、所定値以下である場合には外気との換気運転を行う
    換気手段とを設けたことを特徴とする請求項3または請
    求項6記載の空気調和装置。
  13. 【請求項13】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、上記外気温度検出手段により検出された外気温度が
    換気下限温度より低く、かつ、室内温度検出手段により
    検出された室内温度が設定温度より低い場合、暖房装置
    の最大の暖房能力に対する現在の暖房能力の割合が所定
    値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合に
    は外気との換気運転を停止し、所定値以下である場合に
    は外気との換気運転を行う換気手段とを設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項4記載の空気調和装置。
  14. 【請求項14】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、上記外気温度検出手段により検出された外気温度が
    換気上限温度より高く、かつ、室内温度検出手段により
    検出された室内温度が設定温度より高い場合、冷房装置
    の最大の冷房能力に対する現在の冷房能力の割合が所定
    値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合に
    は外気との換気運転を停止し、所定値以下である場合に
    は外気との換気運転を行う換気手段とを設けたことを特
    徴とする請求項2または請求項5記載の空気調和装置。
  15. 【請求項15】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、現在の空調モードが暖房モードであって上記外気温
    度が換気下限温度より低く、かつ、室内温度検出手段に
    より検出された室内温度が設定温度より低い場合、及び
    現在の空調モードが冷房モードであって上記外気温度が
    換気上限温度より高く、かつ、室内温度検出手段により
    検出された室内温度が設定温度より高い場合、冷暖房装
    置の最大の冷暖房能力に対する現在の冷暖房能力の割合
    が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上である
    場合には外気との換気運転を停止し、所定値以下である
    場合には外気との換気運転を行う換気手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項3または請求項6記載の空気調和
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113375311A (zh) * 2021-06-16 2021-09-10 北京上格云智能技术有限公司 一种fcu末端的控制方法、装置、介质及电子设备

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