JPH09159138A - 煙突内清掃装置 - Google Patents

煙突内清掃装置

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JPH09159138A
JPH09159138A JP32036695A JP32036695A JPH09159138A JP H09159138 A JPH09159138 A JP H09159138A JP 32036695 A JP32036695 A JP 32036695A JP 32036695 A JP32036695 A JP 32036695A JP H09159138 A JPH09159138 A JP H09159138A
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arm
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雄一 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の大きさをコンパクトに折り畳め、
煙突外部にウィンチ等を設置する必要のない煙突内清掃
装置を提供する。 【解決手段】 煙突1内にその頂部から垂らされたワイ
ヤ6と、該ワイヤ6を把持しワイヤ6に沿って昇降移動
する本体12と、該本体12に開閉脚自在に設けられた
一対のアーム15a,15bと、各アーム15a,15
bの先端に設けられた駆動車輪33および回転ブラシ3
4と、これら駆動車輪33および回転ブラシ34を煙突
内壁1aに押し付けるべく、上記アーム15a,15b
を開脚方向に付勢する付勢手段30a,30bとからな
る煙突内清掃装置5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙突内清掃装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煙突内の清掃は、煙突の頂部開口
部から煙突内部にゴンドラ等を下ろしてそのゴンドラ上
の作業員が手作業により行ったり、煙突の頂部開口部か
らウィンチ等を利用して煙突内部に清掃機構を有する機
械を下ろして行っていた(実開平4-25938 号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業員により
清掃を行う場合は、粉塵環境かつ閉暗所環境での作業と
なる。また、作業員(人間)が乗るためゴンドラ部分が
大型となり、大型のウィンチを煙突頂部に設置する必要
があった。また、小径の煙突には対応できなかった。
【0004】他方、機械により清掃を行う場合は、従来
の機械は煙突の全内周面を清掃するための機構が大型で
あったため、当該機械を煙突の基端部に形成された小径
のマンホールから煙突内に搬入することができず、機械
を煙突の頂部まで運びその頂部開口部から煙突内に搬入
しなければならなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の事情を考慮して創
案された本発明は、煙突内にその頂部から垂らされたワ
イヤと、該ワイヤに沿って昇降移動する本体と、該本体
に開閉脚自在に設けられた一対のアームと、各アームの
先端に設けられた駆動車輪および回転ブラシと、これら
駆動車輪および回転ブラシを煙突内壁に押し付けるべ
く、上記アームを開脚方向に付勢する付勢手段とを備え
て構成されている。
【0006】煙突内壁の清掃は次のようにして行う。ま
ず、煙突内に垂らされたワイヤに本体を係合させる。そ
して、本体に設けられた一対のアームを開脚させ、その
先端に設けられた駆動車輪および回転ブラシを付勢手段
によって煙突内壁に押し付ける。ここで、アームの開閉
脚角度を調節することによって様々な内径の煙突に対応
できる。また、アームを閉脚すると装置全体の大きさが
コンパクトとなるため、これを煙突の基端部に煙突径に
比べて小径に形成されたマンホールから煙突内に搬入で
き、従来のように煙突頂部への装置の搬送は不要とな
る。
【0007】このように、付勢手段によって駆動車輪及
び回転ブラシを煙突内壁に押し付けた後、駆動輪を駆動
させる。すると、押し付けられた駆動輪が十分なトラク
ションを発揮して煙突内壁を周方向に転動し、回転ブラ
シが煙突内壁を周方向に沿って清掃する。また、本体を
ワイヤに沿って昇降させると、回転ブラシが煙突内壁を
軸方向に沿って清掃する。これにより煙突内壁の全面が
清掃されるのである。
【0008】ここで、アームが付勢手段によって開脚方
向に付勢されているため、煙突内壁に多少の段差等があ
っても吸収できる。また、本体に、本体をワイヤに沿っ
て昇降移動させる機構(セルフクライミング機構)を組
み込んでいるため、従来ように煙突の外部にウィンチ等
の巻上設備を設置する必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面を
用いて説明する。
【0010】図10に示すように、煙突1は外筒70の
内部に複数本収容されている。これら煙突1の高さは数
百メートル(〜 200メートル程度)であり、その内壁は
以下のようにして清掃される。
【0011】図1に示すように、煙突1の頂部開口部2
に、粉塵の飛散を防止する蓋部材3が設置される。蓋部
材3は通常外筒70の頂面4に設けられた収容部(図示
せず)に収容されている。蓋部材3の裏面には、煙突内
清掃装置5を吊り下げるためのワイヤ6が、撚戻機構7
を介して取り付けられる。ワイヤ6の先端6aは、煙突
基端部に開口されたマンホール9から外部に導かれ、錘
8が取り付けられてマンホールフロア10に固定され
る。このワイヤ6は、通常、外筒頂面4に設けられたド
ラム11に巻き付けられている。なお、当初からワイヤ
先端6aに錘8を取り付けておいてもよい。
【0012】ワイヤ6には、煙突内清掃装置5の本体1
2が吊り下げられる。本体12は、ワイヤ6を把持しワ
イヤ6に沿って昇降移動する上下移動部12aと、上下
移動部12aに接続索13を介して吊下された清掃旋回
部12bとからなっている。上下移動部12aには、所
謂エンドレスウィンチ14が収容されている。エンドレ
スウィンチ14は、そのドラムに上記ワイヤ6を上方か
ら何回か巻き付けて下方に垂らすようになっており、ド
ラムを図示しないモータにより正逆回転させて上下移動
部12aをワイヤ6に沿って昇降させ、ドラムを停止さ
せて上下移動部12aをワイヤ6の任意の位置に停止さ
せるセルフクライミング機構を有するものである。
【0013】清掃旋回部12bには、一対のアーム15
a,15bが開閉脚自在に設けられている。アーム15
a,15bは、図2および図3に示すように、清掃旋回
部12bに軸支された回転軸16に支持されており、図
4から図6に示す開閉脚機構17によって開閉脚され
る。開閉脚機構17を図4を用いて説明する。図示する
ように、清掃旋回部12bに軸支された回転軸16に
は、その一端側にギヤ18と段付プーリ19aと補助ア
ーム20aとが固定されると共にアーム15aが回転自
在に取り付けられ、他端側に段付プーリ19bと補助ア
ーム20bとアーム15bとが回転自在に取り付けられ
ている。他端側の段付プーリ19bと補助アーム20b
とは、一体的に形成されており一体となって回転軸16
廻りを回動する。また、補助アーム20a,20bは、
図5に示すようにアーム15a,15bよりも短く形成
されている。
【0014】段付プーリ19aは、清掃旋回部12bに
設けられたモータ21の駆動軸22の段付プーリ23
に、段付ベルト24で巻き掛けられている。モータ21
にはブレーキ25が設けられている。また、清掃旋回部
12bには、回転軸16と平行に補助回転軸26が軸支
されている。補助回転軸26の一端側には、ギヤ27が
固定されている。このギヤ27は、回転軸16の一端側
に設けられたギヤ18と噛合する。補助回転軸26の他
端側には、段付プーリ28が固定されている。この段付
プーリ28は、回転軸16の他端側に設けられた段付プ
ーリ19bに、段付ベルト29で巻き掛けられている。
この構成によれば、モータ21を回転させると、回転軸
16の一端側の補助アーム20aと他端側の補助アーム
20bとが相互に逆方向に回転する。なお、段付プーリ
19a,19b,23,28と段付ベルト24,29と
は、スプロケットとチェーンでもよい。
【0015】各補助アーム20a,20bとアーム15
a,15bとの間には、それぞれ捩りコイルバネ30
a,30bが介設されている。捩りコイルバネ30a
は、図5に示すようにその両端に直線部31a,32a
を有し、その一端31aが補助アーム20aに取り付け
られ、他端32aがアーム15aに取り付けられてい
る。捩りコイルバネ30bについても同様である。な
お、これら捩りコイルバネ30a,30bに代えて引張
バネでもよい。
【0016】この構成によれば、一端側の補助アーム2
0aと他端側の補助アーム20bとが相互に逆方向に回
転すると、図6に示すように捩りコイルバネ30a,3
0bを介してアーム15a,15bが開脚回動し、図3
に示すように各アーム15a,15bの先端に設けられ
た駆動車輪33および回転ブラシ34が捩りコイルバネ
30a,30bによって煙突内壁1aに押し付けられ
る。すなわち、本実施形態にあっては上記捩りコイルバ
ネ30a,30bが特許請求の範囲の付勢手段に相当す
る。なお、各補助アーム20a,20bの回動角度は、
図示しないストッパ又はモータ24に内蔵されたロータ
リエンコーダ等により規制又は制御され、各補助アーム
20a,20bの回動角度の保持は、ブレーキ25を効
かせることでなされる。
【0017】駆動車輪33は、図2及び図3に示すよう
に、各アーム15a,15bの先端にピン35を介して
支持された支持枠36に、回転自在に取り付けられてい
る。すなわち、駆動車輪33に固定された回転軸37
が、支持枠36に回転自在に支持されている。回転軸3
7には段付プーリ38が取り付けられ、段付プーリ38
が支持枠36に取り付けられたモータ39の回転軸40
の段付プーリ41に段付ベルト42で巻き掛けられてい
る。この構成によれば、図2に示すようにモータ39を
駆動することにより、捩りコイルバネ30a,30bに
よって煙突内壁1aに押し付けられた駆動車輪33が煙
突内壁1aを周方向に転動し、これに伴ってワイヤ6に
吊下された本体(上下移動部12a、接続索13および
清掃旋回部12b)が旋回する。このとき生じるワイヤ
6の撚りは、図1に示すワイヤ6上部の撚戻機構7によ
って解放される。
【0018】駆動車輪33は、図8に示すように、煙突
内壁1aの周方向には駆動力を伝達し、軸方向には回転
自在な全方向車輪43が用いられている。全方向車輪4
3は、回転軸37に固定されたベース部44と、ベース
部44に 120度間隔で回転自在に取り付けられたローラ
部45とからなるユニット46を、軸方向に2ユニット
並べて構成されている。各ユニット46,46のベース
部44,44は、 120度ずらされている。いずれかのユ
ニット46,46のローラ部45を煙突内壁1aに接地
させるためである。
【0019】この全方向車輪43によれば、図3に示す
モータ39により回転軸37を回転させると、ベース部
44に取り付けられた樽状のローラ部45が、それ自身
自転することなく回転軸37の周方向に回転駆動され、
煙突内壁1aを周方向に走行する。また、図1に示すエ
ンドレスウィンチ14により本体12を上昇させると
(回転軸37の軸方向に移動させると)、煙突内壁1a
に押し付けられているローラ部45がその支持軸45a
廻りに自由回転(自転)し、煙突内壁1aを軸方向に従
動回転する。なお、ローラ部45の表面には、滑りを防
止するためのウレタン等が設けられている。
【0020】かかる全方向車輪43は、回転軸37に所
定間隔を隔てて2個設けられ、双方のアームで合計4個
設けられている。これは、図3に示すように煙突内壁1
aに凹凸部47があって、仮に1の車輪が浮き上がった
場合であっても、残りの3個の車輪によって3点支持を
確保するためである。
【0021】駆動車輪33(全方向車輪43)の支持枠
36には、図9に示すように回転ブラシ34の回転軸4
8を軸支する支持枠49が、連結ブラケット50を介し
て取り付けられている(図2参照)。詳しくは、回転ブ
ラシ34は、駆動車輪33の走行方向前方に配置されて
いる。回転ブラシ34により清掃された面を駆動車輪3
3が走行するためである。但し、これに限られず逆のレ
イアウトや別のレイアウトとしてもよい。
【0022】回転ブラシ34の回転軸48には段付プー
リ51が取り付けられ、この段付プーリ51が支持枠4
9に取り付けられたモータの回転軸の段付プーリ52に
段付ベルト53で巻き掛けられている。この構成によれ
ば、モータを駆動することにより、回転ブラシ34が回
転する。回転ブラシ34の回転方向は駆動車輪33の回
転方向と逆方向が好ましい。回転ブラシ34の煙突内壁
1aに対する相対速度を高めて、清掃効率を高めるため
である。
【0023】なお、図7に示すように、回転ブラシ34
の支持枠49と連結ブラケット50とを一体とし、その
連結ブラケット50を駆動車輪33の支持枠36にピン
54を介して回動自在に取り付け、支持枠36と連結ブ
ラケット50との間に取り付けられた捩りコイルバネ5
5により、回転ブラシ34を煙突内壁1aに押し付ける
ようにしてもよい。こうすれば、回転ブラシ34は、図
7に示す捩りコイルバネ55の付勢力により煙突内壁1
aに押し付けられ、清掃効率が一層高まることとなる。
【0024】駆動車輪33の支持枠36または回転ブラ
シ34の支持枠49には、図1に示すように煙突内壁1
aを監視するTVカメラ56およびライトが取り付けら
れている。TVカメラ56は、回転ブラシ34による煙
突内壁1aの清掃状態および煙突内壁1aの損傷等をモ
ニタするものである。
【0025】また、清掃旋回部12bには、給電ケーブ
ル57が下げられている。給電ケーブル57は、前記各
モータやTVカメラ56に接続されており、その先端側
が煙突1の基端部に開口されたマンホール9から引き出
され、マンホールフロア10に設けられた電気ケーブル
用ドラム58に巻き付けられ、制御装置59を介してモ
ニタ60に接続されている。モニタ60にはTVカメラ
56の画像が映される。制御装置59には、清掃装置5
の昇降旋回等を制御するスイッチパネル61が接続され
ている。作業者62は、マンホールフロア10にてこの
スイッチパネル61を操作する。
【0026】また、マンホール9には、図1に示すよう
に集塵機63の吸引ホース64が挿入される。集塵機6
3は、マンホールフロア10より下方のグランドレベル
65に配置されており、煙突内壁1aの清掃中に飛散落
下する塵埃を吸引除去するものである。なお、煙突1の
底部に堆積した堆積物66(塵埃等)は、図示しない取
出口を開いて取り出されるようになっている。
【0027】本実施形態の作用を述べる。
【0028】煙突内壁1aの清掃は次のようにして行
う。まず、図1に示すように、煙突1の頂部開口部2を
覆う蓋部材3に撚戻機構7を介してワイヤ6を取り付
け、ワイヤ先端6aを下方に垂らし、煙突基端部に開口
されたマンホール9から外に取り出す。
【0029】そして、取り出されたワイヤ6を、当該清
掃装置5の上下移動部12aに設けられたエンドレスウ
ィンチ14のワイヤ挿入口へ挿入する。エンドレスウィ
ンチ14のワイヤ排出口から排出されたワイヤ先端6a
に錘8を取り付け、これをマンホールフロア10に設置
・固定する。なお、当初からワイヤ先端6aに錘8を取
り付け、これを煙突1の頂部開口部2から垂らし下げる
ようにしてもよい。
【0030】そして、清掃装置5の清掃旋回部12bに
取り付けられたアーム15a,15bを閉脚した状態
で、これをマンホール9から煙突1内に搬入する。アー
ム15a,15bを閉脚することにより装置5全体の大
きさが軸方向に沿ってコンパクトとなるため、これを煙
突1の基端部に煙突径に比べて小径に形成されたマンホ
ール9から煙突1内に搬入できるのである。よって、従
来のように煙突1頂部への装置5の搬送は不要となり、
そのための手間やコストが大幅に削減できる。
【0031】そして、煙突1内にて清掃旋回部12bに
取り付けられた一対のアーム15a,15bを開脚さ
せ、その先端に設けられた駆動車輪33および回転ブラ
シ34を、図4に示す捩りコイルバネ30a,30bに
よって煙突内壁1aに弾性的に押し付ける。かかる操作
は、マンホールフロア10上の作業員62がスイッチパ
ネル61を操作して行う。この際、アーム15a,15
bの開閉脚角度を調節することによって様々な内径の煙
突1に対応できる。
【0032】そして、このように駆動車輪33及び回転
ブラシ34を煙突内壁1aに押し付けた後、上記作業員
62により駆動車輪33を駆動させると共に回転ブラシ
34を回転させる。すると、捩りコイルバネ30a,3
0bにより押し付けられた駆動車輪33が十分なトラク
ションを発揮して煙突内壁1aを周方向に転動し、回転
ブラシ34が煙突内壁1aを周方向に沿って清掃する。
また、上下移動部12aに設けられたエンドレスウィン
チ14を作動させて本体12をワイヤ6に沿って上昇さ
せると、回転ブラシ34が煙突内壁1aを軸方向に沿っ
て清掃する。これにより煙突内壁1aの全面が清掃され
るのである。たとえば、本体12を上昇させながら駆動
車輪33を回転させることにより、煙突内壁1aが回転
ブラシ34により螺旋状に清掃されることとなる。
【0033】ここで、アーム15a,15bが捩りコイ
ルバネ30a,30bによって開脚方向に弾性的に付勢
されているため、煙突内壁1aに多少の段差や径の拡縮
等があっても吸収できる。また、本体12の上下移動部
12a内に、本体12をワイヤ6に沿って昇降移動させ
るエンドレスウィンチ14(セルフクライミング機構)
を組み込んでいるため、従来煙突1の外部に設置してい
たウィンチ等の巻上設備が不要となり、コストが大幅に
削減できる。すなわち、本実施形態によれば、従来煙突
頂面4に設置する必要があった装置引上用の大型ウィン
チが不要となるため、大幅なコストダウンとなるのであ
る。
【0034】また、この清掃の状態は、アーム15a,
15b先端の支持枠に設けられたTVカメラ56および
ライトによって監視され、その映像がマンホールフロア
10のモニタ60に映し出される。このようにして煙突
内壁1aをその基端部から頂部までの清掃し終わった
ら、上下移動部12aのエンドレスウィンチ14を逆回
転させて装置を下ろし、マンホールから外に取り出して
清掃終了となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る煙突内
清掃装置によれば、次のような優れた効果を発揮でき
る。
【0036】(1)アームを閉脚することにより装置全体
の大きさをコンパクトとできるので、これを煙突の基端
部に煙突径に比べて小径に形成されたマンホールから煙
突内に搬入でき、従来のように煙突頂部への装置の搬送
は不要となる。また、アームの開閉脚角度を調節するこ
とによって様々な内径の煙突に対応できる。
【0037】(2)本体に、ワイヤを把持し本体をワイヤ
に沿って昇降移動させる機構(セルフクライミング機
構)を組み込んでいるため、従来のように煙突の外部に
ウィンチ等の巻上設備を設置する必要がなくなる。
【0038】(3)煙突内に作業員が入ることなく煙突内
壁をその周方向および軸方向に自在に清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に示す煙突内清掃装置の概
要図である。
【図2】図1の II-II線断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図4の V-V線矢視図である。
【図6】アームおよび補助アームの開脚状態を示す図で
ある。
【図7】駆動輪および回転ブラシの部分の変形例を示す
図である。
【図8】駆動輪としての全方向車輪を示す斜視図であ
る。
【図9】回転ブラシを示す斜視図である。
【図10】煙突の側断面図である。
【符号の説明】
1 煙突 1a 煙突内壁 5 煙突内清掃装置 6 ワイヤ 12 本体 15a アーム 15b アーム 30a 付勢手段としての捩りコイルバネ 30b 付勢手段としての捩りコイルバネ 33 駆動車輪 34 回転ブラシ 43 全方向車輪 56 カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 雄一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 伊藤 三治 東京都江東区牡丹三丁目14番15号 石川島 環境サービス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突内にその頂部から垂らされたワイヤ
    と、該ワイヤに沿って昇降移動する本体と、該本体に開
    閉脚自在に設けられた一対のアームと、各アームの先端
    に設けられた駆動車輪および回転ブラシと、これら駆動
    車輪および回転ブラシを煙突内壁に押し付けるべく、上
    記アームを開脚方向に付勢する付勢手段とを備えたこと
    を特徴とする煙突内清掃装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動車輪が、煙突内壁の周方向には
    駆動力を伝達し、軸方向には回転自在な全方向車輪であ
    る請求項1記載の煙突内清掃装置。
  3. 【請求項3】 上記アームの先端に、煙突内壁を監視す
    るためのカメラを設けた請求項1記載の煙突内清掃装
    置。
JP32036695A 1995-12-08 1995-12-08 煙突内清掃装置 Expired - Lifetime JP3526359B2 (ja)

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