JP2000257256A - 壁面作業装置 - Google Patents

壁面作業装置

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JP2000257256A
JP2000257256A JP11057121A JP5712199A JP2000257256A JP 2000257256 A JP2000257256 A JP 2000257256A JP 11057121 A JP11057121 A JP 11057121A JP 5712199 A JP5712199 A JP 5712199A JP 2000257256 A JP2000257256 A JP 2000257256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
motor
drum
guide
guide shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11057121A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Inoue
康夫 井上
Atsuhiro Doyama
敦弘 堂山
Yosuke Takaba
要輔 高場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP11057121A priority Critical patent/JP2000257256A/ja
Publication of JP2000257256A publication Critical patent/JP2000257256A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取りの際における乱巻きの防止と、準備撤
収時における安全性の向上、さらには作業の省人化を図
ることが出来るようにした。 【解決手段】 本発明の壁面作業装置は、装置下部に回
転可能に配置されて各ワイヤWの巻取り、繰出を行う昇
降用ドラム2と、ドラム2の回転駆動用モータMと、ド
ラム2上部に平行に配置され、モータMに連繋して回転
するガイド軸5と、ワイヤWの供給端を把持するととも
に、ガイド軸の回転に応じて平行移動する左右一対のス
ライドガイド7と、各ガイド7がガイド軸5の端部と中
央に位置した状態をそれぞれ検出してガイド軸の回転方
向を切替える移動切替機構と、装置上部に軸受されて、
前記各ワイヤを懸垂ガイドするガイド手段と、ガイド手
段に近接配置され、各ワイヤWのテンションを検出し、
ワイヤWの緊張状態で、前記モータMをオン、たるみ状
態でオフするスイッチ16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面作業装置に関
し、特にこの作業装置を懸垂するワイヤの巻取り、繰出
し機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁面の状態検査や、タイル補修
工、塗装工などに用いられる壁面作業用ゴンドラ、壁面
作業用ロボットなどの壁面作業装置では、屋上部より垂
下される二本のワイヤによって懸垂支持されている。
【0003】壁面作業装置が、小型、軽量の場合には、
屋上部や、地上部における設備の簡便化のために、繰出
し、巻取り用のドラムを装置内に装備されている。
【0004】しかしながら、以上のドラム内蔵型壁面作
業装置にあっては、次に述べる技術的課題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、第一の問題点と
しては、ワイヤーをドラムに巻取る際に、乱巻きとなり
易く、その結果、左右のワイヤに加わる力が不均衡とな
り、装置の昇降の際に左右にぶれ易くなることである。
【0006】次の問題点は、装置の準備、あるいは撤収
の際には、ワイヤのたるみを取るために、作業員が二人
一組となって一人がモータを操作してワイヤの巻取り、
繰出しのための作業を行い、もう一人がワイヤの介錯を
行っていたが、両者の連繋がうまくいかないと、巻取り
繰出しの際にワイヤが絡まり、準備、撤収に時間がかか
り、さらには介錯者の手が装置に巻込まれる危険性も生
じていた。なお、以上のように必ず二人一組となって作
業を行わなければならないため、作業の省人化の面から
も好ましいものではなかった。
【0007】本発明は、以上の課題を解決するものであ
って、その目的は、巻取りの際における乱巻きの防止
と、準備撤収時における安全性の向上、さらには作業の
省人化を図ることが出来るようにした壁面作業装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、回転可能に配置されて前記各ワイヤの巻
取り、繰出を行う昇降用ドラムと、ドラムの回転駆動用
モータと、ドラムに平行に配置され、前記モータに連繋
して回転するガイド軸と、ワイヤの供給端を把持すると
ともに、ガイド軸の回転に応じて平行移動する左右一対
のスライドガイドと、前記各ワイヤを懸垂ガイドするガ
イド手段と、ガイド手段に近接配置され、各ワイヤのテ
ンションを検出し、ワイヤの緊張状態で、前記モータを
オン、たるみ状態でオフするスイッチとを備えた。
【0009】以上により、本発明装置では、ワイヤの乱
巻き及びこれによる昇降時における装置の左右ブレを防
止できる。また、ワイヤにテンションがかかっていない
状態ではモータは回転しないため、不用意な動作を未然
に防止でき、安全性を向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明に係る壁面作業装置の要部を示す。図におい
て、装置の背面パネル1の下部には一本の昇降用ドラム
2が横架され、その両端をパネル1の左右に設けた軸受
部3及びギアボックス4に回転可能に軸受されている。
【0011】ドラム2は、その両側より装置懸垂支持用
の一対のワイヤWを巻取り及び繰出すことにより、装置
を壁面に沿って昇降させるもので、この巻取りドラム2
の上部にはガイド軸5が平行配置され、その両端をパネ
ル1に設けた軸受部6及び前記ギアボックス4に回転可
能に軸受されている。
【0012】ギアボックス4の上部には回転駆動用のモ
ータMが配置され、このモータMの回転動力によりギア
ボックス4内に配置された図示しないギア列を介して前
記ガイド軸5及び巻取りドラム2を同期回転させる。
【0013】ガイド軸5は一種のねじ送り機構を構成す
るものであり、正面視中央(O)で逆のピッチとなる送
りねじ部5aを形成し、このねじ部5aの外周にガイド
されて左右に移動する一対のスライドガイド7を配置
し、このガイド7により、それぞれのワイヤWの巻取り
端を把持し、ガイド軸5の回転に伴い左右に移動ガイド
することで、ワイヤWの整列巻取りを可能としている。
【0014】そして、図の向って左側のガイド7には、
ガイド軸5の正逆転検出用レバー8が突出して設けられ
ている。
【0015】このレバー8は、ガイド軸5の中央及び端
部側にあって、パネル1にそれぞれ固定された一対の切
替ブロック9に当接することで、逆向きに切替えられ、
ギアボックス4内にあって、このレバー8に連動する図
示しない切替機構を切替えるもので、ガイド軸5は、各
ガイド7が左右端部及び中央に移動する都度逆転し、ド
ラム2の端部から中央まで各ワイヤWを往復移動ガイド
する。
【0016】従って、ドラム2の回転によりワイヤWを
ドラム2の端部から中央に向けて移動させつつ巻取り、
次いで逆向きに移動しながら巻取る動作を繰返し、これ
によってドラム2に対する整列巻取りを可能としてい
る。
【0017】また、繰出し時には、モータMが逆転する
のみで、同一の作用により整列状態での繰出しがなされ
る。
【0018】切替機構としては、前記ギア列に噛合する
ギアの入替えを伴うクラッチ機構などによって達成でき
る。
【0019】各ワイヤWは、パネル1に軸受されたガイ
ドプーリ10の対の間を経てテンションプーリ12に掛
け回され、垂直に懸垂ガイドされる。
【0020】各テンションプーリ12は、パネル1に揺
動可能に軸受されたアーム14の揺動端に回転可能に軸
受されており、このアーム14の基端側とパネル1との
間には引張りコイルバネ15が懸架され、このバネ15
の付勢力により常時テンションプーリ12を下方側に回
動付勢している。またバネ15の取付位置と逆側位置に
は、それぞれアーム14の基端に当接してオンオフされ
るリミットスイッチ16が固定配置されている。
【0021】各リミットスイッチ16は、モータMのオ
ンオフ用スイッチであり、アーム14が図の実線で示す
ごとく、下方側に回動付勢されているときはアーム14
から離れ、スイッチオフとなる。
【0022】この状態は、図示のごとく、装置の準備、
撤収時など、少なくとも一方のワイヤWがたるんでいる
時に生じ、モータMを手動スイッチにより操作しようと
しても、回転不能となり、これにより不用意な駆動を未
然に防止する。
【0023】この状態から、図の想像線で示すごとく双
方のワイヤWにテンションが加わり、緊張すると、テン
ションプーリ12はバネ圧に抗して上方に回動付勢さ
れ、この結果、各リミットスイッチ16はアーム14に
接触してスイッチオンし、モータMが駆動可能な状態と
なる。
【0024】前記バネ15は、作業員がワイヤWを引張
ってテンションを掛けることにより、アーム14を回動
操作出来る程度のバネ圧に設定され、従って、待機状態
で作業員が手で引張ってテンションをかけるなどの介錯
を行えば、ワイヤWの巻取り繰出しが可能となる。ま
た、作業員が手を離せば、モータMは自動停止するた
め、万が一における安全性も確保できる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による壁面作業装置によれば、巻取りの際における乱
巻きが防止出来るとともに、またワイヤにテンションが
加わらないとモータが駆動されないため、準備撤収時に
おける安全性を向上出来、さらには作業の省人化を図る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁面作業装置の要部を示す正面図
である。
【符号の説明】
2 昇降用ドラム 5 ガイド軸 M モータ W ワイヤ 7 スライドガイド 8 正逆転検出用レバー 12 テンションプーリ 14 アーム 15 バネ 16 リミットスイッチ(スイッチ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堂山 敦弘 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 高場 要輔 長野県飯田市大休1879番地 多摩川精機株 式会社内 Fターム(参考) 2E003 EA02 EB03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸垂支持用の左右一対のワイヤにより懸
    垂支持される壁面作業装置において、以下の構成要件を
    備えた。 (1)回転可能に配置されて前記各ワイヤの巻取り、繰
    出を行う昇降用ドラムと、ドラムの回転駆動用モータ
    と、ドラムに平行に配置され、前記モータに連繋して回
    転するガイド軸と、ワイヤの供給端を把持するととも
    に、ガイド軸の回転に応じて平行移動する左右一対のス
    ライドガイド。 (2)前記各ワイヤを懸垂ガイドするガイド手段と、ガ
    イド手段に近接配置され、各ワイヤのテンションを検出
    し、ワイヤの緊張状態で、前記モータをオン、たるみ状
    態でオフするスイッチ。
JP11057121A 1999-03-04 1999-03-04 壁面作業装置 Pending JP2000257256A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11057121A JP2000257256A (ja) 1999-03-04 1999-03-04 壁面作業装置

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ID=13046733

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112279128A (zh) * 2020-09-09 2021-01-29 中国原子能科学研究院 一种卷扬机松绳保护机构
CN112279125A (zh) * 2020-09-09 2021-01-29 中国原子能科学研究院 一种密封箱室卷扬提升机构
CN112593801A (zh) * 2020-10-26 2021-04-02 中国原子能科学研究院 一种密封箱室物项转运装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112279128A (zh) * 2020-09-09 2021-01-29 中国原子能科学研究院 一种卷扬机松绳保护机构
CN112279125A (zh) * 2020-09-09 2021-01-29 中国原子能科学研究院 一种密封箱室卷扬提升机构
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