JPH0915686A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
- Publication number
- JPH0915686A JPH0915686A JP18651995A JP18651995A JPH0915686A JP H0915686 A JPH0915686 A JP H0915686A JP 18651995 A JP18651995 A JP 18651995A JP 18651995 A JP18651995 A JP 18651995A JP H0915686 A JPH0915686 A JP H0915686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distance measuring
- display
- image
- moving image
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Focusing (AREA)
- Viewfinders (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意の測距領域でオートフォーカスした後の
合焦確認を、その測距領域に対応するファインダ像で行
う。 【構成】 複数の測距領域に対応した位置に複数の表示
部5a〜5cを有し、該表示部に固定像と移動像を表示
し、移動像が固定像に合致する事により合焦状態になっ
た事を知らしめる構造の二重像合致式レンジファインダ
と、選択された測距領域にて得られる測距情報に基づい
て移動像可変用光学系を駆動して該選択された測距領域
の移動像のみを移動させ、前記複数の表示部のうちの対
応する表示部に合致表示させる合焦確認表示指示手段を
設け、レンズ駆動に用いられる測距情報を用いて二重像
合致式レンジファインダ内の移動像可変用光学系を駆動
し、任意に選択された測距領域の移動像のみ移動させ、
対応する表示部に固定像に対して移動像を合致表示させ
るようにしている。
合焦確認を、その測距領域に対応するファインダ像で行
う。 【構成】 複数の測距領域に対応した位置に複数の表示
部5a〜5cを有し、該表示部に固定像と移動像を表示
し、移動像が固定像に合致する事により合焦状態になっ
た事を知らしめる構造の二重像合致式レンジファインダ
と、選択された測距領域にて得られる測距情報に基づい
て移動像可変用光学系を駆動して該選択された測距領域
の移動像のみを移動させ、前記複数の表示部のうちの対
応する表示部に合致表示させる合焦確認表示指示手段を
設け、レンズ駆動に用いられる測距情報を用いて二重像
合致式レンジファインダ内の移動像可変用光学系を駆動
し、任意に選択された測距領域の移動像のみ移動させ、
対応する表示部に固定像に対して移動像を合致表示させ
るようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の測距領域に対応
した位置に移動像を表示する複数の表示部を有した二重
像合致式レンジファインダを備えたカメラの改良に関す
るものである。
した位置に移動像を表示する複数の表示部を有した二重
像合致式レンジファインダを備えたカメラの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影光路とファインダ光路とが異
なるオートフォーカス(AF)カメラにおいては、合焦
の確認はファインダ近傍に設けられたLED等の点灯表
示で行うものが一般的であり、ファインダ像での確認は
出来ない。そのため、例えば測距領域は中央の1点にあ
るが、主被写体はファインダ視野の左右に存在する場合
のように該主被写体が測距領域から外れている場合、誤
測距が発生するという欠点があった。
なるオートフォーカス(AF)カメラにおいては、合焦
の確認はファインダ近傍に設けられたLED等の点灯表
示で行うものが一般的であり、ファインダ像での確認は
出来ない。そのため、例えば測距領域は中央の1点にあ
るが、主被写体はファインダ視野の左右に存在する場合
のように該主被写体が測距領域から外れている場合、誤
測距が発生するという欠点があった。
【0003】そこで、この欠点を補うものとして、撮影
画面内に複数の測距領域を設けた多点AFカメラが知ら
れている。
画面内に複数の測距領域を設けた多点AFカメラが知ら
れている。
【0004】しかしながら、このタイプのカメラも合焦
確認をファインダ像で行うことが出来ないため、測距セ
ンサが主被写体を確実に補えたかどうか不安が残るし、
誤測距を未然に防ぐことが出来ない。
確認をファインダ像で行うことが出来ないため、測距セ
ンサが主被写体を確実に補えたかどうか不安が残るし、
誤測距を未然に防ぐことが出来ない。
【0005】一方、撮影光学系とファインダ光学系とが
異なるカメラで、合焦の確認をファインダ像で行うもの
として、二重像合致式レンジファインダを備えたカメラ
が知られている。これは、ファインダとして見える視野
(固定像)の中央部に移動像を導き入れ、固定像に重ね
合わす方式のファインダをもち、移動像は撮影レンズと
連動しており、移動像を固定像に合致させた時、撮影レ
ンズの焦点合わせが完了するように構成されており、意
図した被写体に確実にピントを合わせることが可能であ
る。
異なるカメラで、合焦の確認をファインダ像で行うもの
として、二重像合致式レンジファインダを備えたカメラ
が知られている。これは、ファインダとして見える視野
(固定像)の中央部に移動像を導き入れ、固定像に重ね
合わす方式のファインダをもち、移動像は撮影レンズと
連動しており、移動像を固定像に合致させた時、撮影レ
ンズの焦点合わせが完了するように構成されており、意
図した被写体に確実にピントを合わせることが可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
二重像合致式のレンジファインダを備えたカメラは手動
で焦点合わせを行うものである為、AFカメラのように
誰もが簡単かつ迅速に焦点合わせを行うことは難しい。
二重像合致式のレンジファインダを備えたカメラは手動
で焦点合わせを行うものである為、AFカメラのように
誰もが簡単かつ迅速に焦点合わせを行うことは難しい。
【0007】また、移動像はファインダ視野中央部にあ
るため、一旦、被写体を中央においてピントを合わせた
後、カメラをずらして構図を決めるという手順が必要と
なり、時間がかかってシャッタチャンスを逃がし易く、
カメラをずらした時に生じるピントの微小変化をファイ
ンダ上で確認出来ないため、これを補正することが出来
ないものであった。
るため、一旦、被写体を中央においてピントを合わせた
後、カメラをずらして構図を決めるという手順が必要と
なり、時間がかかってシャッタチャンスを逃がし易く、
カメラをずらした時に生じるピントの微小変化をファイ
ンダ上で確認出来ないため、これを補正することが出来
ないものであった。
【0008】(発明の目的)本発明の第1の目的は、任
意の測距領域でオートフォーカスした後の合焦確認を、
その測距領域に対応するファインダ像で行うことのでき
るカメラを提供することである。
意の測距領域でオートフォーカスした後の合焦確認を、
その測距領域に対応するファインダ像で行うことのでき
るカメラを提供することである。
【0009】本発明の第2の目的は、自動選択された測
距領域の確認を可能にすると共に、合焦の確認を、その
測距領域に対応するファインダ像で行うことのできるカ
メラを提供することである。
距領域の確認を可能にすると共に、合焦の確認を、その
測距領域に対応するファインダ像で行うことのできるカ
メラを提供することである。
【0010】本発明の第3の目的は、合焦確認表示を見
易いものにすると共に、移動像の表示,非表示の切換え
を、複雑な機械的部品を用いることなく行うことのでき
るカメラを提供することである。
易いものにすると共に、移動像の表示,非表示の切換え
を、複雑な機械的部品を用いることなく行うことのでき
るカメラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、画面内の複数の測
距領域について測距情報を算出する測距手段と、前記複
数の測距領域のうちの何れかを選択する測距領域選択手
段と、選択された測距領域にて得られる測距情報に基づ
いて焦点調節レンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記
複数の測距領域に対応した位置に複数の表示部を有し、
該表示部に固定像と移動像を表示し、移動像が固定像に
合致する事により合焦状態になった事を知らしめる構造
の二重像合致式レンジファインダと、選択された測距領
域にて得られる測距情報に基づいて移動像可変用光学系
を駆動して該選択された測距領域の移動像のみを移動さ
せ、前記二重像合致式レンジファインダに具備された複
数の表示部のうちの対応する表示部に合致表示させる合
焦確認表示指示手段を設け、レンズ駆動に用いられる測
距情報を用いて二重像合致式レンジファインダ内の移動
像可変用光学系を駆動し、任意に選択された測距領域の
移動像のみ移動させ、対応する表示部に固定像に対して
移動像を合致表示させるようにしている。
るために、請求項1記載の本発明は、画面内の複数の測
距領域について測距情報を算出する測距手段と、前記複
数の測距領域のうちの何れかを選択する測距領域選択手
段と、選択された測距領域にて得られる測距情報に基づ
いて焦点調節レンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記
複数の測距領域に対応した位置に複数の表示部を有し、
該表示部に固定像と移動像を表示し、移動像が固定像に
合致する事により合焦状態になった事を知らしめる構造
の二重像合致式レンジファインダと、選択された測距領
域にて得られる測距情報に基づいて移動像可変用光学系
を駆動して該選択された測距領域の移動像のみを移動さ
せ、前記二重像合致式レンジファインダに具備された複
数の表示部のうちの対応する表示部に合致表示させる合
焦確認表示指示手段を設け、レンズ駆動に用いられる測
距情報を用いて二重像合致式レンジファインダ内の移動
像可変用光学系を駆動し、任意に選択された測距領域の
移動像のみ移動させ、対応する表示部に固定像に対して
移動像を合致表示させるようにしている。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、画面内の複数の測距領域それ
ぞれについて測距情報を算出する測距手段と、該測距手
段にて得られる各測距情報より主被写体位置を判別し、
対応する測距領域及び測距情報を自動的に選択する自動
選択手段と、選択された測距情報に基づいて焦点調節レ
ンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記複数の測距領域
に対応した位置に複数の表示部を有し、該表示部に固定
像と移動像を表示し、移動像が固定像に合致する事によ
り合焦状態になった事を知らしめる構造の二重像合致式
レンジファインダと、選択された測距情報に基づいて移
動像可変用光学系を駆動して選択された測距領域の移動
像のみを移動させ、前記二重像合致式レンジファインダ
に具備された複数の表示部のうちの対応する表示部に合
致表示させる合焦確認表示指示手段を設け、レンズ駆動
に用いられる測距情報を用いて二重像合致式レンジファ
インダ内の移動像可変用光学系を駆動し、自動選択され
た測距領域の移動像のみ移動させ、対応する表示部に固
定像に対して移動像を合致表示させるようにしている。
請求項2記載の本発明は、画面内の複数の測距領域それ
ぞれについて測距情報を算出する測距手段と、該測距手
段にて得られる各測距情報より主被写体位置を判別し、
対応する測距領域及び測距情報を自動的に選択する自動
選択手段と、選択された測距情報に基づいて焦点調節レ
ンズを駆動するレンズ駆動手段と、前記複数の測距領域
に対応した位置に複数の表示部を有し、該表示部に固定
像と移動像を表示し、移動像が固定像に合致する事によ
り合焦状態になった事を知らしめる構造の二重像合致式
レンジファインダと、選択された測距情報に基づいて移
動像可変用光学系を駆動して選択された測距領域の移動
像のみを移動させ、前記二重像合致式レンジファインダ
に具備された複数の表示部のうちの対応する表示部に合
致表示させる合焦確認表示指示手段を設け、レンズ駆動
に用いられる測距情報を用いて二重像合致式レンジファ
インダ内の移動像可変用光学系を駆動し、自動選択され
た測距領域の移動像のみ移動させ、対応する表示部に固
定像に対して移動像を合致表示させるようにしている。
【0013】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、二重像合致式レンジファイン
ダ内に具備される表示部を液晶にて構成し、選択された
測距領域以外の測距領域に対応する表示部を遮光状態に
する合焦確認表示指示手段を設け、選択された測距領域
以外の測距領域に対応する移動像の表示は遮光すること
により、不要な表示は行わないようにしている。
請求項3記載の本発明は、二重像合致式レンジファイン
ダ内に具備される表示部を液晶にて構成し、選択された
測距領域以外の測距領域に対応する表示部を遮光状態に
する合焦確認表示指示手段を設け、選択された測距領域
以外の測距領域に対応する移動像の表示は遮光すること
により、不要な表示は行わないようにしている。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例に係る二重像
合致式レンジファインダの光学系の断面図である。
合致式レンジファインダの光学系の断面図である。
【0016】図1において、1は対物レンズ、2はハー
フミラー、3は接眼レンズ、4は採光窓、5は撮影視野
枠と移動像エリアを液晶で構成した液晶表示体、6は液
晶表示体5の表示部分からの光束を通過させるためのマ
スク板、7は反射鏡である。8は移動像を移動させる為
の可動レンズで、移動像の光線のみがここを通過し、撮
影視野枠の光線に影響を与えないよう、高さが低く、横
長のレンズとなっている。9は前記可動レンズ8を保持
して軸9aを中心に回動可能な可動レンズホルダーであ
る。10はコリメータレンズであり、撮影視野枠の光が
通過する周辺部10aは凸レンズとなっており、移動像
の光が通過する中央部10bはパワーをもたない形状と
なっている。
フミラー、3は接眼レンズ、4は採光窓、5は撮影視野
枠と移動像エリアを液晶で構成した液晶表示体、6は液
晶表示体5の表示部分からの光束を通過させるためのマ
スク板、7は反射鏡である。8は移動像を移動させる為
の可動レンズで、移動像の光線のみがここを通過し、撮
影視野枠の光線に影響を与えないよう、高さが低く、横
長のレンズとなっている。9は前記可動レンズ8を保持
して軸9aを中心に回動可能な可動レンズホルダーであ
る。10はコリメータレンズであり、撮影視野枠の光が
通過する周辺部10aは凸レンズとなっており、移動像
の光が通過する中央部10bはパワーをもたない形状と
なっている。
【0017】前記対物レンズ1と接眼レンズ3により逆
ガリレオファインダが構成され、その光路中にハーフミ
ラー2を設け、液晶表示体5の撮影視野枠部のスリット
像を反射鏡7とコリメータレンズ10及び接眼レンズ3
により、逆ガリレオファインダによる被写体像のできる
位置に、撮影視野枠としてその虚像を浮かばせて見せる
とともに、液晶表示体5の移動像エリア部を通過する像
を反射鏡7と可動レンズ8及び接眼レンズ3により、逆
ガリレオファインダによる被写体像(固定像)の一部に
移動像として導き入れ、固定像に重ね合わす様に構成さ
れている。
ガリレオファインダが構成され、その光路中にハーフミ
ラー2を設け、液晶表示体5の撮影視野枠部のスリット
像を反射鏡7とコリメータレンズ10及び接眼レンズ3
により、逆ガリレオファインダによる被写体像のできる
位置に、撮影視野枠としてその虚像を浮かばせて見せる
とともに、液晶表示体5の移動像エリア部を通過する像
を反射鏡7と可動レンズ8及び接眼レンズ3により、逆
ガリレオファインダによる被写体像(固定像)の一部に
移動像として導き入れ、固定像に重ね合わす様に構成さ
れている。
【0018】図1は移動像が∞方向を向いている初期状
態であり、可動レンズホルダー9は図示の様に∞位置に
待機しており、軸9aを中心に時計方向に回転するほ
ど、移動像は近距離方向を向く。
態であり、可動レンズホルダー9は図示の様に∞位置に
待機しており、軸9aを中心に時計方向に回転するほ
ど、移動像は近距離方向を向く。
【0019】図2は上記図1の採光窓4の説明図であ
る。
る。
【0020】図2において、4aは移動像を採り入れる
ための透明部、4bは撮影視野枠の形成する為の光を採
り入れる拡散板となっている。
ための透明部、4bは撮影視野枠の形成する為の光を採
り入れる拡散板となっている。
【0021】図3は上記図1の液晶表示体5の説明図で
ある。
ある。
【0022】図3において、5a〜5jは各々液晶表示
部であり、該液晶表示部5a〜5j毎に独立して設けら
れている透明電極に電圧を印加することによって、該液
晶表示部5a〜5jは透明化され、これを通過する光に
よってファインダ視野内に表示がなされるようになって
いる。液晶表示部5a〜5cは複数の測距領域に対応し
た移動像表示エリア、液晶表示部5d〜5jは撮影視野
枠表示部を示すものであり、このうち5h〜5jは近距
離補正枠表示部である。
部であり、該液晶表示部5a〜5j毎に独立して設けら
れている透明電極に電圧を印加することによって、該液
晶表示部5a〜5jは透明化され、これを通過する光に
よってファインダ視野内に表示がなされるようになって
いる。液晶表示部5a〜5cは複数の測距領域に対応し
た移動像表示エリア、液晶表示部5d〜5jは撮影視野
枠表示部を示すものであり、このうち5h〜5jは近距
離補正枠表示部である。
【0023】図4は図1のマスク板6の概略図である。
【0024】マスク板6は、前記液晶表示体5の液晶表
示部(以下、移動像表示エリアと記す)5a〜5cの部
分から通過する光束のみを通過させる為の開口部6a〜
6c、及び、液晶表示部(以下、撮影視野枠表示部と記
す)5d〜5jの部分から通過する光束のみを通過させ
る為の開口部6d〜6gを持っている。
示部(以下、移動像表示エリアと記す)5a〜5cの部
分から通過する光束のみを通過させる為の開口部6a〜
6c、及び、液晶表示部(以下、撮影視野枠表示部と記
す)5d〜5jの部分から通過する光束のみを通過させ
る為の開口部6d〜6gを持っている。
【0025】このマスク板6は前記液晶表示体5を通過
した光束による移動像と撮影視野枠のコントラストの減
少を最小限にする為のものである。
した光束による移動像と撮影視野枠のコントラストの減
少を最小限にする為のものである。
【0026】図5は上記二重像合致式レンジファインダ
の光学系を具備した本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの概略構成を示す図である。
の光学系を具備した本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの概略構成を示す図である。
【0027】可動レンズ8を保持している可動レンズホ
ルダー9は、不図示のバネにより図中反時計方向に付勢
されており、その当接部9bがカムレバー13のカム部
13bに当接して位置決めされる。11はカムレバー1
3を駆動させるファインダモータであり、軸にピニオン
12が圧入されている。このピニオン12はカムレバー
13のラックギヤ部13aと噛み合って該カムレバー1
3を図中左右方向に平行移動させ、前記可動レンズホル
ダー9を回動させる。14はオートフォーカス用の投光
用レンズ、15は前記投光用レンズ14の焦点近傍に配
置された発光ダイオード、16はオートフォーカス用の
受光用レンズ、17は受光用レンズ16の焦点近傍に配
置された受光素子である。前記発光ダイオード15は複
数の測距領域に対応する何れかの光軸に対して光束を投
光し、受光素子17は各光軸における投光光束の測定対
象からの反射光をそれぞれ受光可能となっている。
ルダー9は、不図示のバネにより図中反時計方向に付勢
されており、その当接部9bがカムレバー13のカム部
13bに当接して位置決めされる。11はカムレバー1
3を駆動させるファインダモータであり、軸にピニオン
12が圧入されている。このピニオン12はカムレバー
13のラックギヤ部13aと噛み合って該カムレバー1
3を図中左右方向に平行移動させ、前記可動レンズホル
ダー9を回動させる。14はオートフォーカス用の投光
用レンズ、15は前記投光用レンズ14の焦点近傍に配
置された発光ダイオード、16はオートフォーカス用の
受光用レンズ、17は受光用レンズ16の焦点近傍に配
置された受光素子である。前記発光ダイオード15は複
数の測距領域に対応する何れかの光軸に対して光束を投
光し、受光素子17は各光軸における投光光束の測定対
象からの反射光をそれぞれ受光可能となっている。
【0028】18はオートフォーカス用のモータであ
り、軸にピニオン19が圧入されている。このピニオン
ギヤ19は減速ギア20と噛み合っており、減速ギア2
0は回転筒21のギア部21aと噛み合っている。22
はレンズ鏡筒であり、焦点調節レンズ23を保持してい
る。また、レンズ鏡筒22は外側にオスヘリコイド部が
設けられ、回転筒21の内側に設けられたメスヘリコイ
ド部と噛み合っており、不図示の直進ガイドにより、回
転筒21の回転に従って光軸方向に直進移動する。24
は制御手段であり、本実施例の多点AF連動二重合致式
レンジファインダを有するカメラを制御する他えばCP
Uであり、前記発光ダイオード15及び受光素子17の
信号に基づいて、ファインダモータ12,フォーカスモ
ータ18の作動等を制御する手段である。
り、軸にピニオン19が圧入されている。このピニオン
ギヤ19は減速ギア20と噛み合っており、減速ギア2
0は回転筒21のギア部21aと噛み合っている。22
はレンズ鏡筒であり、焦点調節レンズ23を保持してい
る。また、レンズ鏡筒22は外側にオスヘリコイド部が
設けられ、回転筒21の内側に設けられたメスヘリコイ
ド部と噛み合っており、不図示の直進ガイドにより、回
転筒21の回転に従って光軸方向に直進移動する。24
は制御手段であり、本実施例の多点AF連動二重合致式
レンジファインダを有するカメラを制御する他えばCP
Uであり、前記発光ダイオード15及び受光素子17の
信号に基づいて、ファインダモータ12,フォーカスモ
ータ18の作動等を制御する手段である。
【0029】図6は図5のカメラの上面図である。
【0030】図6において、25はレリーズスイッチで
あり、該レリーズスイッチ25の半押し時にSW1の信
号(測距開始用)が、全押し時にSW2の信号(レリー
ズ動作開始用)が図5の制御手段24に送られる。26
は図中左右方向に移動可能な測距領域選択スイッチであ
り、図6において該測距領域選択スイッチ26が“L”
の位置にある時は、「左の測距領域」が選択され、
“C”の位置にある時は「中央の測距領域」が選択さ
れ、“R”の位置にある時は「右の測距領域」が選択さ
れる。そして、この測距領域選択スイッチ26により選
択された測距領域信号は図5の制御手段24に送られ
る。
あり、該レリーズスイッチ25の半押し時にSW1の信
号(測距開始用)が、全押し時にSW2の信号(レリー
ズ動作開始用)が図5の制御手段24に送られる。26
は図中左右方向に移動可能な測距領域選択スイッチであ
り、図6において該測距領域選択スイッチ26が“L”
の位置にある時は、「左の測距領域」が選択され、
“C”の位置にある時は「中央の測距領域」が選択さ
れ、“R”の位置にある時は「右の測距領域」が選択さ
れる。そして、この測距領域選択スイッチ26により選
択された測距領域信号は図5の制御手段24に送られ
る。
【0031】図7(a)〜(c)は図5のカメラのファ
インダ視野を示す図である。
インダ視野を示す図である。
【0032】図7(a−1)は前記測距領域選択スイッ
チ26が“L”の位置にある時の、レリーズスイッチ2
5が押される前の初期状態を示した図であり、図7(a
−2)は前記図7(a−1)の状態からレリーズスイッ
チ25が半押しされて二重像合致が終了した後の状態を
示した図である。
チ26が“L”の位置にある時の、レリーズスイッチ2
5が押される前の初期状態を示した図であり、図7(a
−2)は前記図7(a−1)の状態からレリーズスイッ
チ25が半押しされて二重像合致が終了した後の状態を
示した図である。
【0033】また、図7(b−1)は前記測距領域選択
スイッチ26が“C”の位置にある時の、レリーズスイ
ッチ25が押される前の初期状態を示した図であり、図
7(b−2)は前記図7(b−1)の状態からレリーズ
スイッチ25が半押しされて二重像合致が終了した後の
状態を示した図である。
スイッチ26が“C”の位置にある時の、レリーズスイ
ッチ25が押される前の初期状態を示した図であり、図
7(b−2)は前記図7(b−1)の状態からレリーズ
スイッチ25が半押しされて二重像合致が終了した後の
状態を示した図である。
【0034】図7(c−1)は前記測距領域選択スイッ
チ26が“R”の位置にある時の、レリーズスイッチ2
5が押される前の初期状態を示した図であり、図7(c
−2)は前記図7(c−1)の状態からレリーズスイッ
チ25が半押しされて二重像合致が終了した後の状態を
示した図である。
チ26が“R”の位置にある時の、レリーズスイッチ2
5が押される前の初期状態を示した図であり、図7(c
−2)は前記図7(c−1)の状態からレリーズスイッ
チ25が半押しされて二重像合致が終了した後の状態を
示した図である。
【0035】次に、以上説明した図をもとに本実施例の
カメラの動作を、図8のフローチャートによって説明す
る。 [ステップ#101] 不図示のメインスイッチがオン
されると、制御手段24は先ず測距領域選択スイッチ2
6の位置検出を行う。この結果、“L”の位置にある時
はステップ#102へ移行し、“C”の位置にある時は
ステップ#103へ移行し、“R”の位置にある時はス
テップ#104へ移行する。 [ステップ#102] ここでは測距領域選択スイッチ
26が“L”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
カメラの動作を、図8のフローチャートによって説明す
る。 [ステップ#101] 不図示のメインスイッチがオン
されると、制御手段24は先ず測距領域選択スイッチ2
6の位置検出を行う。この結果、“L”の位置にある時
はステップ#102へ移行し、“C”の位置にある時は
ステップ#103へ移行し、“R”の位置にある時はス
テップ#104へ移行する。 [ステップ#102] ここでは測距領域選択スイッチ
26が“L”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
【0036】この時、ファインダ視野は図7(a−1)
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、左の測距領域
に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)で
表示される。 [ステップ#103] ここでは測距領域選択スイッチ
26が“C”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5b及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、左の測距領域
に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)で
表示される。 [ステップ#103] ここでは測距領域選択スイッチ
26が“C”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5b及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
【0037】この時、ファインダ視野は図7(b−1)
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、中央の測距領
域に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)
で表示される。 [ステップ#104] ここでは測距領域選択スイッチ
2bが“R”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5c及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、中央の測距領
域に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)
で表示される。 [ステップ#104] ここでは測距領域選択スイッチ
2bが“R”の位置にあるので、液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5c及び撮影視野枠表示部5d〜
5gに電圧を印加して透明化する。
【0038】この時、ファインダ視野は図7(c−1)
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、右の測距領域
に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)で
表示される。
のように撮影視野枠表示部の表示、及び、右の測距領域
に二重像がずれた状態(被写体が∞位置以外の場合)で
表示される。
【0039】以上のステップ#102,#103又はス
テップ#104での動作が終了した後は、何れもステッ
プ#105へ進む。 [ステップ#105] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が半押し
されてSW1信号が発生していればステップ#106へ
進み、発生していなければ再びステップ#101へと戻
る。 [ステップ#106] ここでは発光ダイオード15の
複数の発光部のうち、上記ステップ#101で選択され
た測距領域に対応した発光部を発光させる。これによ
り、この投光光束は投光用レンズ14を通して被写体に
当たり、その反射光束が受光用レンズ16を通って受光
素子17に結像し、この出力信号より制御手段24は選
択された測距領域における被写体距離を測定する。 [ステップ#107] 上記ステップ#106での測距
結果を判別する。この結果、得られた測距情報が所定値
以下、つまり近距離であればステップ#108へ進み、
所定値を越えていればステップ#109へ進む。 [ステップ#108] ここでは近距離時であるので再
び液晶表示体5を作動させ、近距離補正枠表示部5h〜
5jに電圧を印加して透明化する。 [ステップ#109] 上記ステップ#106の測距結
果に基づいてファインダモータ11を作動させる。
テップ#104での動作が終了した後は、何れもステッ
プ#105へ進む。 [ステップ#105] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が半押し
されてSW1信号が発生していればステップ#106へ
進み、発生していなければ再びステップ#101へと戻
る。 [ステップ#106] ここでは発光ダイオード15の
複数の発光部のうち、上記ステップ#101で選択され
た測距領域に対応した発光部を発光させる。これによ
り、この投光光束は投光用レンズ14を通して被写体に
当たり、その反射光束が受光用レンズ16を通って受光
素子17に結像し、この出力信号より制御手段24は選
択された測距領域における被写体距離を測定する。 [ステップ#107] 上記ステップ#106での測距
結果を判別する。この結果、得られた測距情報が所定値
以下、つまり近距離であればステップ#108へ進み、
所定値を越えていればステップ#109へ進む。 [ステップ#108] ここでは近距離時であるので再
び液晶表示体5を作動させ、近距離補正枠表示部5h〜
5jに電圧を印加して透明化する。 [ステップ#109] 上記ステップ#106の測距結
果に基づいてファインダモータ11を作動させる。
【0040】これにより、カムレバー13が平行移動し
て可動レンズホルダー9に保持される可動レンズ8が回
転して、移動像が所定量移動する。この時、上記ステッ
プ#101で左右何れかの測距領域が選択されている場
合、ファインダモータ11の回転量は斜測誤差の補正を
加味して制御される。 [ステップ#110] 上記ステップ#106の測距結
果に基づいてフォーカスモータ18を作動させ、焦点調
節レンズ23を光軸方向へ繰り出して焦点調節を行う。
て可動レンズホルダー9に保持される可動レンズ8が回
転して、移動像が所定量移動する。この時、上記ステッ
プ#101で左右何れかの測距領域が選択されている場
合、ファインダモータ11の回転量は斜測誤差の補正を
加味して制御される。 [ステップ#110] 上記ステップ#106の測距結
果に基づいてフォーカスモータ18を作動させ、焦点調
節レンズ23を光軸方向へ繰り出して焦点調節を行う。
【0041】この時、ファインダ視野は、図7(a−
2),(b−2),(c−2)のように、上記ステップ
#101で選択された測距領域に対応した二重像が合致
表示される。 [ステップ#111] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が全押し
されてSW2信号が発生していればステップ#112へ
進み、発生していなければ再びステップ#101へと戻
る。
2),(b−2),(c−2)のように、上記ステップ
#101で選択された測距領域に対応した二重像が合致
表示される。 [ステップ#111] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が全押し
されてSW2信号が発生していればステップ#112へ
進み、発生していなければ再びステップ#101へと戻
る。
【0042】従って、測距点を変更する場合や、再測距
を行う場合は再び上記の操作を繰り返せばよい。 [ステップ#112] 絞りの駆動,シャッタの開閉、
フィルムの巻き上げ等、撮影に関する一連の動作を実行
する。
を行う場合は再び上記の操作を繰り返せばよい。 [ステップ#112] 絞りの駆動,シャッタの開閉、
フィルムの巻き上げ等、撮影に関する一連の動作を実行
する。
【0043】(第2の実施例)図9は本発明の第2の実
施例におけるカメラのファインダ視野を示す図であり、
各部の構成は第1の実施例と同様であるので、ここでは
省略する。
施例におけるカメラのファインダ視野を示す図であり、
各部の構成は第1の実施例と同様であるので、ここでは
省略する。
【0044】図9(a)はレリーズスイッチ25が半押
しされる前の初期状態であり、図9(b)は図9(a)
の状態からレリーズスイッチ25が半押しされて、主被
写体が判別され、その測距領域のみ、二重像合致が終了
表示された状態である。また、図9は主被写体が近距離
の場合の例である。
しされる前の初期状態であり、図9(b)は図9(a)
の状態からレリーズスイッチ25が半押しされて、主被
写体が判別され、その測距領域のみ、二重像合致が終了
表示された状態である。また、図9は主被写体が近距離
の場合の例である。
【0045】次に、本実施例におけるカメラの動作につ
いて、図10のフローチャートによって説明する。 [ステップ#201] 不図示のメインスイッチがオン
されると、制御手段24は先ず液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a〜5c及び撮影視野枠表示部
5d〜5gに電圧を印加して透明化する。
いて、図10のフローチャートによって説明する。 [ステップ#201] 不図示のメインスイッチがオン
されると、制御手段24は先ず液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a〜5c及び撮影視野枠表示部
5d〜5gに電圧を印加して透明化する。
【0046】この時、ファインダ視野は図9(a)のよ
うに撮影視野枠表示部の表示、及び、左,中央,右の3
つの測距領域に二重像が表示され、それぞれの測距領域
における被写体が∞位置以外の場合、二重像はずれた状
態で表示される。 [ステップ#202] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が半押し
されてSW1信号が発生していればステップ#203へ
進み、発生していなければ再びステップ#201へと戻
る。 [ステップ#203] 発光ダイオード15のそれぞれ
の発光部より三つの測距領域に対応する光軸に対して順
次光束を投光する。これにより、この投光光束は投光用
レンズ14を通してそれぞれの被写体に当たり、その反
射光束が受光用レンズ16を通って受光素子17にそれ
ぞれ結像し、制御手段24はこの出力信号より三つの測
距領域において、被写体距離をそれぞれ測定する。 [ステップ#204] 上記ステップ#203での測距
結果より、三つの測距領域のうちどれが主被写体である
確率が高いかを判別する。
うに撮影視野枠表示部の表示、及び、左,中央,右の3
つの測距領域に二重像が表示され、それぞれの測距領域
における被写体が∞位置以外の場合、二重像はずれた状
態で表示される。 [ステップ#202] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が半押し
されてSW1信号が発生していればステップ#203へ
進み、発生していなければ再びステップ#201へと戻
る。 [ステップ#203] 発光ダイオード15のそれぞれ
の発光部より三つの測距領域に対応する光軸に対して順
次光束を投光する。これにより、この投光光束は投光用
レンズ14を通してそれぞれの被写体に当たり、その反
射光束が受光用レンズ16を通って受光素子17にそれ
ぞれ結像し、制御手段24はこの出力信号より三つの測
距領域において、被写体距離をそれぞれ測定する。 [ステップ#204] 上記ステップ#203での測距
結果より、三つの測距領域のうちどれが主被写体である
確率が高いかを判別する。
【0047】判別手段としては、中央の測距領域以外の
近距離障害物をファジィ理論に基づく演算により判別し
て、測距情報の重み付けを行う等が考えられる。
近距離障害物をファジィ理論に基づく演算により判別し
て、測距情報の重み付けを行う等が考えられる。
【0048】上記の結果、主被写体は左の測距領域にあ
ると判別した場合はステップ#205へ移行し、主被写
体は中央の測距領域にあると判別した場合はステップ#
206へ移行し、主被写体は右の測距領域にあると判別
した場合はステップ#207へと移行する。 [ステップ#205] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5b及び5cの電圧印加をやめ
て、非透明化する。 [ステップ#206] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及5cの電圧印加をやめて、
非透明化する。 [ステップ#207] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及び5bの電圧印加をやめ
て、非透明化する。
ると判別した場合はステップ#205へ移行し、主被写
体は中央の測距領域にあると判別した場合はステップ#
206へ移行し、主被写体は右の測距領域にあると判別
した場合はステップ#207へと移行する。 [ステップ#205] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5b及び5cの電圧印加をやめ
て、非透明化する。 [ステップ#206] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及5cの電圧印加をやめて、
非透明化する。 [ステップ#207] ここでは液晶表示体5を作動さ
せ、移動像表示エリア5a及び5bの電圧印加をやめ
て、非透明化する。
【0049】以上のステップ#205,#206又はス
テップ#207での動作が終了した後は、何れもステッ
プ#208へ進む。 [ステップ#208] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果を判別する。
この結果、得られた測距情報が所定値以下、つまり近距
離であればステップ#209へ進み、所定値を越えてい
ればステップ#210へ進む。 [ステップ#209] ここでは近距離時であるので液
晶表示体5を作動させ、近距離補正枠表示部5h〜5j
に電圧を印加して透明化する。 [ステップ#210] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果に基づいてフ
ァインダモータ11を作動させる。
テップ#207での動作が終了した後は、何れもステッ
プ#208へ進む。 [ステップ#208] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果を判別する。
この結果、得られた測距情報が所定値以下、つまり近距
離であればステップ#209へ進み、所定値を越えてい
ればステップ#210へ進む。 [ステップ#209] ここでは近距離時であるので液
晶表示体5を作動させ、近距離補正枠表示部5h〜5j
に電圧を印加して透明化する。 [ステップ#210] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果に基づいてフ
ァインダモータ11を作動させる。
【0050】これにより、カムレバー13が平行移動し
て可動レンズホルダ9に保持される可動レンズ8が回転
して、移動像が所定量移動する。この時、上記ステップ
#204で主被写体が左右いずれかの測距領域にあると
判別された場合、ファインダモータ11の回転量は斜測
誤差の補正を加味して制御される。 [ステップ#211] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果に基づいてフ
ォーカスモータ18を作動させ、焦点調節レンズ23を
光軸方向へ繰り出して焦点調節を行う。
て可動レンズホルダ9に保持される可動レンズ8が回転
して、移動像が所定量移動する。この時、上記ステップ
#204で主被写体が左右いずれかの測距領域にあると
判別された場合、ファインダモータ11の回転量は斜測
誤差の補正を加味して制御される。 [ステップ#211] 上記ステップ#204で判別さ
れた主被写体の測距領域における測距結果に基づいてフ
ォーカスモータ18を作動させ、焦点調節レンズ23を
光軸方向へ繰り出して焦点調節を行う。
【0051】この時、ファインダ視野は、図9(b)の
ように上記ステップ#204で判別された主被写体の測
距領域における二重像のみが合致表示され、その他の測
距領域における像は移動像が消えて、固定像のみの状態
となる。また、図9(b)は測距結果が近距離の場合を
示し、撮影視野枠表示部に合わせて近距離補正枠表示部
も表示している。 [ステップ#212] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が全押し
されてSW2信号が発生していればステップ#213へ
進み、発生していなければ再びステップ#201へと戻
る。
ように上記ステップ#204で判別された主被写体の測
距領域における二重像のみが合致表示され、その他の測
距領域における像は移動像が消えて、固定像のみの状態
となる。また、図9(b)は測距結果が近距離の場合を
示し、撮影視野枠表示部に合わせて近距離補正枠表示部
も表示している。 [ステップ#212] レリーズスイッチ25の状態を
判別する。この結果、該レリーズスイッチ25が全押し
されてSW2信号が発生していればステップ#213へ
進み、発生していなければ再びステップ#201へと戻
る。
【0052】従って、再測距を行う場合は再び上記の操
作を繰り返せばよい。 [ステップ#213] 絞りの駆動、シャッタの開閉、
フィルムの巻き上げ等、撮影に関する一連の動作を実行
する。
作を繰り返せばよい。 [ステップ#213] 絞りの駆動、シャッタの開閉、
フィルムの巻き上げ等、撮影に関する一連の動作を実行
する。
【0053】上記の第1及び第2の実施例では、測距領
域が三つの場合を述べたが、測距領域がもっと多くても
成り立つものである。
域が三つの場合を述べたが、測距領域がもっと多くても
成り立つものである。
【0054】ここで、上記の各実施例における効果につ
いて、以下のまとめて述べる。
いて、以下のまとめて述べる。
【0055】1)複数の測距領域を任意に選択可能な多
点AFカメラにおいて、AFに連動してファインダ視野
内の選択測距領域に対応した二重像が合致するため、任
意の測距領域でAF後の合焦確認を、その測距領域のフ
ァインダ像で行うことが可能となり、意図した被写体に
確実かつ迅速に焦点合わせを行うことができるととも
に、合焦ミスの不安感を無くすことができる。
点AFカメラにおいて、AFに連動してファインダ視野
内の選択測距領域に対応した二重像が合致するため、任
意の測距領域でAF後の合焦確認を、その測距領域のフ
ァインダ像で行うことが可能となり、意図した被写体に
確実かつ迅速に焦点合わせを行うことができるととも
に、合焦ミスの不安感を無くすことができる。
【0056】2)複数の測距領域から主被写体を自動判
別する多点AFカメラにおいて、AFに連動してファイ
ンダ視野内の自動選択された測距領域に対応した二重像
のみが合致表示するため、自動選択された測距領域を確
認できるとともに、合焦の確認をその測距領域のファイ
ンダ像で行うことが可能となり、誰もが簡単かつ迅速に
焦点合わせを行うことができるとともに、誤測距を未然
に防ぐことができるため、合焦ミスの不安感を無くすこ
とができる。
別する多点AFカメラにおいて、AFに連動してファイ
ンダ視野内の自動選択された測距領域に対応した二重像
のみが合致表示するため、自動選択された測距領域を確
認できるとともに、合焦の確認をその測距領域のファイ
ンダ像で行うことが可能となり、誰もが簡単かつ迅速に
焦点合わせを行うことができるとともに、誤測距を未然
に防ぐことができるため、合焦ミスの不安感を無くすこ
とができる。
【0057】3)測距領域に対応した移動像の表示・非
表示を液晶で制御するため、移動像の表示・非表示の切
り換えに複雑なメカ部品を必要とせず、極めて容易に、
又、短時間で切り換え可能となる。又、不要な移動像表
示エリアの表示は行わないようにしている為、見易いも
のとなる。
表示を液晶で制御するため、移動像の表示・非表示の切
り換えに複雑なメカ部品を必要とせず、極めて容易に、
又、短時間で切り換え可能となる。又、不要な移動像表
示エリアの表示は行わないようにしている為、見易いも
のとなる。
【0058】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、発光ダイオード15,受光素子17,制御手段24
が本発明の測距手段に相当し、測距領域選択スイッチ2
6が本発明の測距領域選択手段に相当し、フォーカスモ
ータ18,ピニオン19,減速ギア20,回転筒21,
制御手段24が本発明のレンズ駆動手段に相当する。
て、発光ダイオード15,受光素子17,制御手段24
が本発明の測距手段に相当し、測距領域選択スイッチ2
6が本発明の測距領域選択手段に相当し、フォーカスモ
ータ18,ピニオン19,減速ギア20,回転筒21,
制御手段24が本発明のレンズ駆動手段に相当する。
【0059】また、移動像表示エリア5a〜5cが本発
明の表示部に相当し、可動レンズ8が本発明の移動像可
変用光学系に相当し、可動レンズホルダー9,ファイン
ダモータ11,カムレバー13,制御手段24が本発明
の合焦確認表示指示手段に相当し、制御手段24が本発
明の自動選択手段に相当する。
明の表示部に相当し、可動レンズ8が本発明の移動像可
変用光学系に相当し、可動レンズホルダー9,ファイン
ダモータ11,カムレバー13,制御手段24が本発明
の合焦確認表示指示手段に相当し、制御手段24が本発
明の自動選択手段に相当する。
【0060】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ駆動に用いられる測距情報を用いて二重像合致式
レンジファインダ内の移動像可変用光学系を駆動し、任
意に選択された測距領域の移動像のみ移動させ、対応す
る表示部に固定像に対して移動像を合致表示させるよう
にしている。
レンズ駆動に用いられる測距情報を用いて二重像合致式
レンジファインダ内の移動像可変用光学系を駆動し、任
意に選択された測距領域の移動像のみ移動させ、対応す
る表示部に固定像に対して移動像を合致表示させるよう
にしている。
【0062】よって、任意の測距領域でオートフォーカ
スした後の合焦確認を、その測距領域に対応するファイ
ンダ像で行うことができる。
スした後の合焦確認を、その測距領域に対応するファイ
ンダ像で行うことができる。
【0063】また、本発明によれば、レンズ駆動に用い
られる測距情報を用いて二重像合致式レンジファインダ
内の移動像可変用光学系を駆動し、自動選択された測距
領域の移動像のみ移動させ、対応する表示部に固定像に
対して移動像を合致表示させるようにしている。
られる測距情報を用いて二重像合致式レンジファインダ
内の移動像可変用光学系を駆動し、自動選択された測距
領域の移動像のみ移動させ、対応する表示部に固定像に
対して移動像を合致表示させるようにしている。
【0064】よって、自動選択された測距領域の確認を
可能にすると共に、合焦の確認を、その測距領域に対応
するファインダ像で行うことができる。
可能にすると共に、合焦の確認を、その測距領域に対応
するファインダ像で行うことができる。
【0065】また、本発明によれば、二重像合致式レン
ジファインダ内に具備される表示部を液晶にて構成し、
選択された測距領域以外の測距領域に対応する移動像の
表示は遮光し、不要な表示は行わないようにしている。
ジファインダ内に具備される表示部を液晶にて構成し、
選択された測距領域以外の測距領域に対応する移動像の
表示は遮光し、不要な表示は行わないようにしている。
【0066】よって、移動像の表示,非表示の切換え
を、複雑な機械的部品を用いることなく行うことが可能
となる。
を、複雑な機械的部品を用いることなく行うことが可能
となる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る二重像合致式レン
ジファインダの光学系の断面図である。
ジファインダの光学系の断面図である。
【図2】図1の採光窓の説明図である。
【図3】図1の液晶表示体の説明図である。
【図4】図1のマスク板の概略図である。
【図5】図1の二重像合致式レンジファインダの光学系
を具備した本発明の第1の実施例におけるカメラの概略
構成を示す図である。
を具備した本発明の第1の実施例におけるカメラの概略
構成を示す図である。
【図6】図5のカメラの上面図である。
【図7】図5のカメラのファインダ視野を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明の第1の実施例におけるカメラの動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図9】二重像合致式レンジファインダの光学系を具備
した本発明の第2の実施例におけるカメラの概略構成を
示す図である。
した本発明の第2の実施例におけるカメラの概略構成を
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるカメラの動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1 対物レンズ 5 液晶表示体 5a〜5c 移動像表示エリア 8 可動レンズ 9 可動レンズホルダー 11 ファインダモータ 13 カムレバー 15 発光ダイオード 17 受光素子 18 フォーカスモータ 19 ピニオン 20 減速ギア 21 回転筒 23 焦点調節レンズ 24 制御手段 26 測距領域選択スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 画面内の複数の測距領域について測距情
報を算出する測距手段と、前記複数の測距領域のうちの
何れかを選択する測距領域選択手段と、選択された測距
領域にて得られる測距情報に基づいて焦点調節レンズを
駆動するレンズ駆動手段と、前記複数の測距領域に対応
した位置に複数の表示部を有し、該表示部に固定像と移
動像を表示し、移動像が固定像に合致する事により合焦
状態になった事を知らしめる構造の二重像合致式レンジ
ファインダと、選択された測距領域にて得られる測距情
報に基づいて移動像可変用光学系を駆動して該選択され
た測距領域の移動像のみを移動させ、前記二重像合致式
レンジファインダに具備された複数の表示部のうちの対
応する表示部に合致表示させる合焦確認表示指示手段を
設けたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 画面内の複数の測距領域それぞれについ
て測距情報を算出する測距手段と、該測距手段にて得ら
れる各測距情報より主被写体位置を判別し、対応する測
距領域及び測距情報を自動的に選択する自動選択手段
と、選択された測距情報に基づいて焦点調節レンズを駆
動するレンズ駆動手段と、前記複数の測距領域に対応し
た位置に複数の表示部を有し、該表示部に固定像と移動
像を表示し、移動像が固定像に合致する事により合焦状
態になった事を知らしめる構造の二重像合致式レンジフ
ァインダと、選択された測距情報に基づいて移動像可変
用光学系を駆動して選択された測距領域の移動像のみを
移動させ、前記二重像合致式レンジファインダに具備さ
れた複数の表示部のうちの対応する表示部に合致表示さ
せる合焦確認表示指示手段を設けたことを特徴とするカ
メラ。 - 【請求項3】 前記二重像合致式レンジファインダに具
備される複数の表示部は液晶表示部であり、前記合焦確
認表示指示手段は、前記選択された測距領域以外の測距
領域に対応する表示部は遮光状態にすることを特徴とす
る請求項1又は2記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18651995A JPH0915686A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18651995A JPH0915686A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915686A true JPH0915686A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16189925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18651995A Pending JPH0915686A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0915686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6035140A (en) * | 1997-03-11 | 2000-03-07 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Finder system for camera |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18651995A patent/JPH0915686A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6035140A (en) * | 1997-03-11 | 2000-03-07 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Finder system for camera |
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