JPH09156468A - 車両用盗難警報装置 - Google Patents

車両用盗難警報装置

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JPH09156468A
JPH09156468A JP31556995A JP31556995A JPH09156468A JP H09156468 A JPH09156468 A JP H09156468A JP 31556995 A JP31556995 A JP 31556995A JP 31556995 A JP31556995 A JP 31556995A JP H09156468 A JPH09156468 A JP H09156468A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難警報を発することによってバッテリに蓄
えられた電力消費しきって、車両の始動が行えなくなる
ことを防止する「車両用盗難警報装置」。 【解決手段】 警報を発している間、バッテリ電圧検知
器60によりバッテリ55の電圧を検知し、バッテリ5
0に蓄えられた電力がセルモータを回転させるのに必要
な電力に達する以前に警報を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難を防止
する盗難警報装置に係り、詳しくは、警報時におけるバ
ッテリの消費電力を監視しつつ、バッテリの能力が所定
の値以下になるまで警報を維持する車両用盗難警報装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の盗難警報装置には様々のものがあ
る。このうち一般的に用いられているものは、送信器と
受信器とを有し、送信器は車両のキーとして車両の所有
者が携帯し、受信器は車両に取り付けられているタイプ
の盗難警報装置である。
【0003】送信器からは、車両の施錠および解錠の指
示を行う送信信号が受信器に送信され、受信器は共に車
両に取り付けられた制御装置に信号を入力して送信信号
の指示を実行させる。また、制御装置には車両のドア等
の開閉状態を検知する検知器群が備えられており、盗難
警報機能の作動後には車両の状態を常に監視している。
【0004】送信信号により車両のすべての開閉可能な
部位が閉じられた状態でドアが施錠されると、車両は自
動的に盗難警報装置の監視下に置かれる。この後、盗難
警報装置は検知器群によって車両のドア等が開けられた
ことが検知された場合に、車両に具備されるランプ類を
点灯すると共に、警笛を鳴して盗難に会う危険性がある
ことを周囲に知らせる。
【0005】ところで、盗難警報に使われるランプ類、
警笛にはストップランプ、方向指示灯、ホーンといった
常に車両が有するものを利用しており、これに係る電力
は車両のバッテリから供給され、しかも盗難警報が発せ
られている間、車両は停止しているためにバッテリへの
充電は行うことができない。よって、警報を長時間発し
た場合には、警報停止後に車両のスターターモータを回
転させる電力がバッテリに残っていないという事態も起
こり得る。
【0006】従来の盗難警報装置では、このような事態
を防ぐために、警報を発する1回当たりの時間を短時間
とし、これを複数回繰り返すことによって、消費電力を
抑えながら周囲に注意を喚起する時間を延ばしていた。
【0007】この方法を図8、図9にフローチャートに
して説明する。
【0008】盗難警報装置本体は、ドアロック信号を受
信すると先ず、ドアロック信号に重畳されたIDコード
が規定のものであるかの判断を行う(S1,S2)、I
DコードがIDコード記憶装置25に記憶されたもので
あることを確認するとドア、トランク、ボンネットの開
閉可能な部位の開閉状態の検知を行う。この結果、その
うちのいずれかが開いている場合には、警告音を鳴らし
てドアロック及び盗難警報モードの設定を行うには車両
の状態が不適切であることをドアロック信号の送信者に
知らせる(S3,S7)。
【0009】一方、ドア、トランク、ボンネットのいず
れもが閉じている場合には、ドアをロックし、この後所
定の時間が経過した後に自動的に盗難警報モードの設定
を行う(S4)。
【0010】盗難警報モードは、規定のIDコードを重
畳するドアアンロック信号を受信すること無くドア、ト
ランク、ボンネットのいずれかが開けられた場合に、車
両に具備される照明装置等によって盗難警報を発するた
めのモードである。したがってドアアンロック信号を受
信するまで繰り返し、ドア、トランク、ボンネットの状
態を検知し続け(S5,S6)、ドアアンロック信号を
受信すること無くドア、トランク、ボンネットのいずれ
かが開けられたことを検知すると、ホーンを鳴らし、ル
ームランプ及びストップライトや方向指示器といったラ
ンプ類をすべて点灯し、盗難警報を発する(S11)。
【0011】先に述べたように、この盗難警報を発する
時間及び回数はセルモータを回転させる電力をバッテリ
に残しておく必要上、予め制限されている。よって、警
報の発生と共に警報タイマーAによって警報時間を計時
し、所定の時間、例えば2分間の警報を行った後、この
回数をカウンタAによってカウントする(S13,S1
4)。
【0012】また、盗難警報は2分間の警報と2分間の
停止とを1セットとしてこれを繰り返し行う事によって
消費電力を抑えている。盗難警報はカウンタAにカウン
トされた警報回数が予め設定された回数nに達するか、
あるいは盗難警報装置が警報停止信号を受信するまで繰
り返して行われる。
【0013】なお、このような警報に係る電流は一般的
に10〜15Aである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の車両用盗難防止装置では、一回の警報時間や回
数は設計時に決定されるもので、警報を発している車両
のバッテリに実際に蓄えられた電力とは無関係に決めら
れたものであるから、バッテリに蓄えられた電力によっ
てはセルモーターの回転に必要な電力を残しておくこと
ができなくなるという問題がある。
【0015】また、バッテリの発電能力は、外気温に作
用される。特に寒冷地ではセルモーターを起動し難くな
ることは周知の事実であり、セルモーターを起動するた
めに残しておく電力は一義的に決定できない。
【0016】本発明は、上記した問題を軽減するために
成されたものであり、警報機能の作動と共にバッテリの
電圧よりバッテリに残存する電力をモニターすることに
よって、より確実に車両の起動に必要な電力を確保する
ことができる車両用盗難警報装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用盗
難警報装置は、車両の異変を検知すべく車両の各部に設
けられた検知器と、検知器によって車両の異変が検知さ
れると警報する警報手段と、警報手段に電力を供給する
バッテリの残存電力を検知するバッテリ残存電力検知手
段と、バッテリ残存電力検知手段によって検知されたバ
ッテリの残存電力が設定値以下となった場合には、前記
警報手段の警報を強制的に停止させる警報制御手段とを
有することを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の車両用盗難警報装置は、車
両の異変を検知すべく車両の各部に設けられた検知器
と、検知器によって車両の異変が検知されると警報する
警報手段と、警報手段に電力を供給するバッテリの残存
電力を検知するバッテリ残存電力検知手段と、バッテリ
残存電力検知手段によって検知されたバッテリの残存電
力が設定値以下となるまでは、前記警報手段の警報を維
持させる警報制御手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0019】請求項3記載の車両用盗難警報装置は、前
記バッテリ残存電力検知手段は、前記バッテリの電圧を
検知するバッテリ電圧検知手段と、前記バッテリの電圧
とバッテリの残存電力との関係を記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶されているバッテリの電圧とバッテリの
残存電力との関係に基づいて、前記バッテリ電圧検知手
段によって検知されたバッテリの電圧からバッテリの残
存電力を算出するバッテリ残存電力算出手段とから構成
されていることを特徴とするものである。
【0020】請求項4記載の車両用盗難警報装置は、前
記バッテリ残存電力検知手段は、前記バッテリの電圧を
検知するバッテリ電圧検知手段と、前記バッテリの温度
を検知するバッテリ温度検知手段と、前記バッテリの電
圧と温度並びに電圧および温度とバッテリの残存電力と
の関係を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されてい
るバッテリの電圧と温度並びに電圧および温度とバッテ
リの残存電力との関係に基づいて、前記バッテリ電圧検
知手段によって検知されたバッテリの電圧および前記バ
ッテリ温度検出手段によって検知されたバッテリの温度
からバッテリの残存電力を算出するバッテリ残存電力算
出手段とから構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項5記載の車両用盗難警報装置は、前
記バッテリ温度検出手段は、前記バッテリの温度を直接
的にあるいは間接的に検出するセンサであることを特徴
とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は、第1の実施の形態の盗難警報装置
の構成を示すブロック図である。
【0024】第1の実施の形態の盗難警報装置は、車両
の所有者が携帯する送信器(図示せず)と受信手段であ
るアンテナ26を有する盗難警報装置本体100とから
成っている。盗難警報装置本体100は、車両の状態を
検知する検知器群と検知器群の検知情報に基づいて盗難
を防止する複数の警報手段とそれらを制御する制御装置
を有するものである。
【0025】検知器群は、フードスイッチ2、トランク
スイッチ4、ドアスイッチ6、ロックセンサー8の各検
知器から成る。フードスイッチ2は車両前面のボンネッ
トの開閉状態を検知するもので、トランクスイッチ4は
車両後部のトランクの開閉状態を検知するものである。
両者とも開閉によって生じるスイッチの接点が開、閉す
ることにより、この状態を検知している。
【0026】ドアスイッチ6は車両全ての各ドアに取り
付けられており、ドアが完全に閉まっているか否かを検
知するもので、一般的には「半ドア状態」を乗員に知ら
せる装置として知られているものである。ロックセンサ
ー8はドアスイッチ6で開閉状態を検知した各ドアが、
更に施錠されていることを検知するものである。以上述
べた検知器群が検知した検知情報は入力インターフェイ
ス24を介して制御装置であるCPU10に入力され
る。
【0027】本実施の形態では、上記した検知器群と併
せてバッテリ電圧検知器60を有し、バッテリ50に蓄
えられた電力を、このバッテリ電圧検知器60が検知す
る検知電圧値より求めている。
【0028】以下に、この手順について述べる。
【0029】バッテリ電圧検知器60の検知した検知電
圧値は、先に述べた検知器群の検知情報同様、入力イン
ターフェィス24を介してCPU10に入力される。C
PU10はメモリ20を内蔵しており、メモリ20には
バッテリ50の検知電圧値とバッテリ50に残存する電
力との関係を示すデータが記憶されており、CPU10
は、このデータに基づいて検知電圧値からバッテリ50
に残存する電力を算出する。
【0030】警報が行われている間、バッテリ電圧検知
器60が逐次バッテリ50の電圧を検知し、この値をC
PU10に入力する。よってCPU10は、警報によっ
て消費され、減少していくバッテリ50に残存する電力
の値を算出して監視することができる。
【0031】一方警報手段は、ルームランプ16、ラン
プ18、ホーン22から成る。
【0032】ルームランプ16は通常は室内灯として機
能するもので、ドアを閉じるのと同時に自動的に消灯す
る。また、ランプ18は車両に設けられた方向指示器や
ストップランプ、照明灯などの総称である。ホーン22
は通常車両同志の合図に用いるものである。
【0033】制御手段であるCPU10は、車両用盗難
警報装置本体100の全体を制御するもので、車両によ
って定められた特定のIDを記憶するID記憶装置25
と後述する所定のバッテリ電圧を記憶する手段であるメ
モリ20を具備しており、先に述べた検知器群およびバ
ッテリ電圧検知器60が検知した情報に基づいて、各警
報手段に警報の発生、あるいは停止を指示している。
【0034】盗難警報装置本体100は、送信器からド
アの施錠およびそれに続く盗難警報処理を指示する送信
信号が送信されると、アンテナ26によりこの送信信号
を受信して、送信信号に重畳されたIDコードとIDコ
ード記憶装置25に記憶されたIDコードとを照合す
る。この照合の結果、送信信号のIDコードが所定のも
のであった場合には、検知器群の検知情報に基づいてド
アロック12によって車両のドアを施錠し、以降は検知
器群によって車両の状態の監視を行う。
【0035】即ち、送信器からIDコードを重畳した送
信信号により車両のドアを開閉するよう指示された場
合、CPU10はIDコードの照合の結果と車両の状態
とによってドアを施錠する処理を行うか否か判断し、ド
アロック12に指示する。また、検知器群からの情報に
よって車両が盗難に遭遇する可能性があると判断した場
合には、ルームランプ16、ランプ18、ホーン22に
より、これを周囲に知らせる。
【0036】この盗難警報時に消費する電流は約10〜
15Aであり、警報は、乗員が送信器1で盗難警報を解
除するか、予め設定された条件が満たされるかするまで
機能する。
【0037】前記したように、バッテリ電圧検知手段6
0はバッテリ50の電圧を検知し、CPU10に入力し
ている。第1の実施の形態では、CPU10が電圧検知
器60が検知する電圧値が例えば11V以下になると警
報機能を停止するように制御する。本実施の形態で11
Vという値を警報を停止する条件としたのは、車両に特
に消費電力の大きな他の電装品がなく、外気の温度が2
0〜30℃程度であると想定した場合セルモーターを起
動するために必要な電力を確保するために必要な電圧値
がおおよそ11Vであると見積もられることによる。
【0038】したがって、第1の実施の形態の車両用盗
難警報装置を車両に組み込む際に、他の電装部品に消費
電力の大きな装置がある、特に寒冷地で用いるといった
条件があれば、この11Vという電圧値を更に高く設定
する必要がある。このように、セルモーターを起動する
ために最低限必要な電力から、電力と電圧との関係に基
づいて算出した電圧値を、以降本明細書中で所定電圧値
と記す。
【0039】本実施の形態では、所定電圧値を車両の条
件に合わせて設定し、予めメモリ20に記憶させておく
ものである。
【0040】次に、図4、図3に本実施の形態の盗難警
報装置が行う処理をフローチャートで示す。
【0041】本実施の形態の盗難警報装置の起動は、ド
アロック信号の受信が成された時点から開始する。
【0042】盗難警報装置本体100がドアロック信号
を受信すると(S21)、CPU10は受信したドアロ
ック信号に重畳されたIDコードを照会して信号が所定
の送信器から送信されたものか否かを判断する(S2
2)。この結果、ドアロック信号のIDコードとメモリ
20に記憶されたIDコードが一致すると、検知器群と
CPU10によりドア、トランク、ボンネットの開閉状
態の検知、判断が行われる(S23)。
【0043】ドア、トランク、ボンネットのうち、いず
れかが開いている場合には盗難警報モードを設定するこ
とができないので、警告音を発してドアロック信号の送
信者に解放箇所があることを知らせる(S27)。ま
た、ドア、トランク、ボンネットがすべて閉じた状態で
あったなら、盗難警報装置はドアをロックして、その後
自動的に盗難警報モードを設定する(S24)。
【0044】盗難警報モードは、ドアアンロック信号を
受信するまでフードスイッチ2,トランクスイッチ4,
ドアスイッチ6,ロックセンサー8といった検知器によ
ってドア、トランク、ボンネットの開閉状態を検知し続
けるモードである。盗難警報モードに入ってドアのアン
ロックが指示される以前に、ドア、トランク、フードス
イッチのいずれかが開いたことが検知されると、ホーン
22が鳴り、ルームランプ16、ランプ18が点灯して
盗難警報を発する(S30)また盗難警報発生と同時に
タイマーAが2分間の計時を開始する(S31)。タイ
マーAは1回の警報でホーン22、ルームランプ16お
よびランプ18が作動し続ける時間を計時するもので、
この2分間が経過するとタイマーAをクリアしてホーン
22をOFFし、ルームランプ16およびランプ18を
消灯して警報を停止する(S32,S33)。
【0045】警報を停止すると同時に、タイマーBが2
分間の計時を開始する。タイマーBは警報を停止する時
間を計時するものである(S34)。警報停止する時間
が経過すると、警報の解除信号が送信されたかを判断す
る(S36)。警報の解除信号が受信されている場合に
は、警報を停止したままで、直ちにスタートに戻る。以
上述べた処理においては、従来例に掲げた盗難警報装置
と本実施の形態で行う処理は略同様であり、従来例の盗
難警報装置が警報を行った回数のカウントを行うのに対
して、本実施の形態の盗難警報装置はこのカウントを行
わない点のみが相違している。
【0046】この相違は、従来の盗難警報装置が警報回
数を制限することによってバッテリ50に蓄えられた電
力の消費を制限しているのに対して、本実施の形態では
バッテリ50の電圧を検知して、バッテリ50に残存す
る電力が車両の起動に必要最小限になるまで警報を行う
よう処理することによって生じるものである。
【0047】すなわち、警報の解除信号が受信されてい
ない場合には、バッテリ電圧検知器60が検知するバッ
テリ50の検知電圧値とメモリ20に記憶した所定電圧
値とを比較する(S37)。
【0048】バッテリ50の検知電圧値が所定電圧以上
であれば、再度2分間の警報と2分間の警報停止を行
い、盗難警報を行う時間を延長する。警報の発生、停止
を1セットとする盗難警報は乗員によって警報の解除が
成されるか、バッテリ50の検知電圧値が所定電圧値に
達するまで繰り返され、バッテリ50の検知電圧値が所
定電圧値か、それ以下になった場合には警報を停止する
処理を行う。
【0049】また、本実施の形態ではS30において、
バッテリ50の電圧を見ること無く第1回目の警報を行
っているが、この理由は、盗難警報モードに入った時点
で、バッテリ50にセルモータを回転させる電力が蓄え
られていないと、1回の警報を行うこともなく盗難によ
る被害を被ることになり、盗難警報装置としての信頼性
が低下する。よって、このような場合には警報停止後に
車両のセルモータが回転できないことよりも警報機能を
全く果たせないことの方が大きな問題であるとして、こ
のような処理を行うものである。
【0050】したがって、このような処理の順序は適宜
に変更可能な事項であって、例えばS30の処理を行う
前にバッテリ電圧を検知して、この値が所定電圧値以下
であったなら警報を行わないよう処理することも可能で
ある。
【0051】さらに、本実施の形態では警報停止の処理
が終了するごとにバッテリ50の電圧値を検知している
が、このような電圧の検知はバッテリ50に電流を流し
ながら行うことによってより精度が高い測定値が得られ
ることから、最初の警報を行うと同時に常時バッテリ5
0の電圧値をアナログ的に検知し続けるようにして、警
報を発している途中であってもバッテリ50の検知電圧
値が所定電圧値に達すると同時に警報を停止するよう処
理することも考えられる。
【0052】以上に述べたように、本発明の第1の実施
の形態は、バッテリに残存する電力が車両を起動するた
めに必要最低限となるまで警報を間欠的に行い、実質的
な警報時間を短縮することによって、警報に係る消費電
力を抑えながら、周囲の注意を喚起を促することが可能
な時間を延ばすことができる。
【0053】また、セルモータを回転させるために必要
最小限の電力を供給し得る電圧値を所定電圧値としてメ
モリに入力し、実測したバッテリ50の電圧値と比較し
て警報を停止する時期を決定していることにより、バッ
テリ50に充分電力を残したままで警報を停止させた
り、バッテリ50の電力を使い尽くして警報停止後に車
両のセルモータの回転が行えなくなるという不合理を抑
止することが可能となり、バッテリの残存電力が充分で
ある場合には警報を優先させ、不充分である時には車両
の起動のための電力確保を優先させることで、警報と電
力確保の両立を図ることができる。
【0054】更に、セルモータを回転させるために残し
ておく電力は、車両に具備される他の電装品を考慮して
変更することが可能であるから、車両の状況に応じた柔
軟な対処が可能である。
【0055】次に本発明の第2の実施の形態について以
下に述べる。
【0056】第2の実施の形態の車両用盗難警報装置
は、第1の実施の形態の車両用盗難警報装置と外観、構
成はおおよそ同様のものである。図2に第2の実施の形
態の盗難警報装置200のブロック図を示す。図2に示
すようにバッテリ電圧検知器60と共にバッテリ温度検
知器61が設けられている点が第2の実施の形態の盗難
警報装置の特有の構成である。
【0057】このように、バッテリ50の電圧と共にバ
ッテリ50の温度をも検知する理由は以下の通りであ
る、バッテリ50は、よく知られているように電解液で
ある稀硫酸中に多数の鉛板を2枚ずつ向かい合わせて挿
入し、充放電を行う湿電池である。したがって周囲の温
度で稀硫酸と鉛の化学反応率が変化し、これに伴って鉛
板間を流れる電流が変化する。この様な変化が生じる
と、検知されたバッテリの電圧値が同じであってもその
電力が変化する事が考えられる。例えば、寒冷地におい
てエンジンが起動し難くなることはよく知られている事
実であるが、このような現象も気温が低いことによって
化学反応が低下することによって起こるものである。
【0058】したがって、バテッテリ50の電力を監視
しながら警報を発する場合に、バッテリ50の温度を考
慮することは、より正確にエンジン始動にかかる電力を
求める上で有効である。
【0059】バッテリ50の温度の測定は、間接的な測
定、あるいは直接的な測定のいずれによっても可能であ
る。図3は間接的にバッテリ50の温度を測定する方法
を示した例である。
【0060】バッテリ50は図示したように、車両のエ
ンジンルーム内に載置されている。本実施の形態ではバ
ッテリ50の側面にバッテリ温度検知器に相当する温度
計61を張り付けて、この温度計61が測定する温度を
バッテリ50の検知温度として採用している。
【0061】CPU10は温度計61が検知したバッテ
リ50の検知温度とバッテリ電圧検知器60が測定した
検知電圧値とをメモリ20に内蔵された、温度による電
力と電圧とを関係づけるデータに基づいて、車両を起動
するために最低限必要な電力を供給するために必要な電
圧値を算出する。本実施の形態でも、この電圧値を所定
電圧値と記す。
【0062】第2の実施の形態では、例えばCPU10
に予め−15℃以下、−14℃以上0℃以下、1℃以上
の3段階の検知温度を設定し、これに応じて温度計61
が検知する検知温度が−15℃以下ならバッテリ50の
検知電圧値が12V以下になったら盗難警報停止後にセ
ルモーターを起動できなくなる可能性があると判断し
て、ホーン22等を停止する。また、バッテリ50の検
知温度が−14℃以上0℃以下である場合には、バッテ
リ50の検知電圧値が11.5V以下になると警報を停
止する、更にバッテリ50の検知温度が1℃以上であっ
たなら、バッテリ検知電圧値が11Vとなったら警報を
停止するというように、バッテリ50の検知温度によっ
て、警報停止を判断するバッテリ50の所定電圧値の設
定を変更する。
【0063】第2の実施の形態の盗難警報装置で行う処
理を、図6および図7にフローチャートで示し、以下に
説明する。
【0064】本実施の形態は、先に述べた第1の実施の
形態と図4に示したフローチャートのS26に至るまで
同一の処理を行う。よって、ここではS26に至る処理
までの説明を略し、図6のS41から本実施の形態の盗
難警報の処理の説明を始める。
【0065】第1の実施の形態と同様に、難警報モード
に入ってから、ドアのアンロックが指示される以前に、
ドア、トランク、フードのいずれかが開いたことが検知
されると、ホーン22、ルームランプ16、ランプ18
によって2分間の盗難警報が発せられる(S41,S4
2)。2分間の警報の後に、2分間の警報停止時間をお
いて警報解除信号の受信を判断する(S44,S45,
S47)、警報解除信号が受信されている場合には、警
報を停止したままで直ちにスタートに戻って次の警報モ
ードに備える。
【0066】警報の解除信号が受信されていない場合に
は、温度計61が検知したバッテリ50の検知温度か
ら、メモリ20に記憶されたデータに基づいて、バッテ
リ50の所定電圧値をCPU10で決定する。
【0067】例えば、検知温度がT1 [℃]以下であっ
たなら、メモリ20に記憶されているデータに従って、
セルモータを回転させるために必要な所定電圧値をV1
[V]と設定する(S48,S52)。同様に、検知温
度がT1 [℃]以上、T2 [℃]以下であるならば、所
定電圧値をV2 [V]、T3 [℃]以上であるならばV
3 [V]と、メモリ20に内蔵されたデータに従って所
定電圧値を決定する(S49,S53,S50,S5
4)。
【0068】本実施の形態では、CPU10が検知温度
を考慮して所定電圧値を決定し、決定した所定電圧値と
検知電圧値とを比較してバッテリ50の検知電圧値が所
定電圧値以上の値を維持できなくなると警報を停止し、
バッテリ50の検知電圧値が所定電圧値以上である間は
2分間の盗難警報と2分間の盗難警報の停止とを1セッ
トとする盗難警報を繰り返し行うものである。
【0069】本実施の形態ではバッテリ側面の検知温度
をバッテリ50の検知温度として採用したが、バッテリ
50中の電解液の温度を直接的に測定するには、プロー
ブタイプの温度計をバッテリ50内に挿入する方法も考
えられる。
【0070】また、第2の実施の形態でも、1回目の警
報はバッテリ50の電圧を見ることなく行い、1回の警
報を行うこともなく盗難による被害を被ることを防いで
いる。
【0071】以上述べたように、本発明の第2の実施の
形態は、警報と停止とを1セットとする盗難警報を繰り
返し行い、実質的な警報時間を短縮することによって、
警報にかかる消費電力を抑えながら、周囲の注意を喚起
することが可能な時間を延ばすことができる。
【0072】また、所定電圧値としてセルモータを回転
させるために最低限必要な電力を供給し得る電圧値をメ
モリに入力し、実測したバッテリ50の検知電圧値と比
較して警報を停止する時期を決定していることにより、
バッテリ50に充分電力を残したままで警報を停止させ
たり、バッテリ50の電力を使い尽くして警報停止後に
車両のセルモータの回転が行えなくなるという不合理を
抑止することが可能である。
【0073】更に、セルモータを回転させるために残し
ておく電力の値は、車両に具備される他の電装品を考慮
して変更することが可能であるから、車両の状況に応じ
た柔軟な対処が可能であるという、第1の実施の形態で
得られる効果と同様の効果に加えて、バッテリの検知温
度を考慮することによって更に状況に即したセルモータ
の回転に係る電力を決定することができる。このような
構成は、特に寒冷地や気温の高い地域で使用される車両
に対しても、車両の再起動に必要な電力を残しつつ極力
長時間に亘って盗難警報を発生させ得るという目的を達
成するのに有効である。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の車両用盗
難警報装置は、バッテリに蓄えられた電力を監視しなが
ら警報を発することによって、車両の起動に係る電力を
消費してしまうという事故を防ぎながら、バッテリの能
力が許すかぎりの時間警報を発することを可能にし、盗
難警報装置の信頼性を高めることができる。
【0075】請求項2記載の車両用盗難警報装置は、車
両の起動に係る電力を求めるのに当たって、バッテリの
温度をも考慮することにより、より正確な車両の起動に
係る電力を設定することを可能にし、特殊な温度状況下
でも車両の起動に係る電力を消費してしまうという事故
を防ぎながら、バッテリの能力が許すかぎりの時間警報
を発することを可能にし、盗難警報装置の信頼性を一層
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の車両用盗難警報
装置本体の構成を表すブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態の車両用盗難警報
装置本体の構成を表すブロック図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のバッテリ温度の
測定を説明する図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の車両用盗難警報
装置の処理を表すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の車両用盗難警報
装置の処理を表すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の車両用盗難警報
装置の処理を表すフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の車両用盗難警報
装置の処理を表すフローチャートである。
【図8】 本発明の従来例の処理を表すフローチャート
である。
【図9】 本発明の従来例の処理を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
2…フードスイッチ, 4…トランクスイッチ,6…ド
アスイッチ, 8…ロックセンサー,10…CPU,
12…ドアロック,14…ドアアンロック, 16…ル
ームランプ,18…ランプ, 20…メモリ, 22…
ホーン,25…ID記憶装置, 26…アンテナ,50
…バッテリ, 60…バッテリ電圧検知器,61…温度
計,100,200…盗難警報装置本体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の異変を検知すべく当該車両の各部
    に設けられた検知器(2,4,6,8)と、 当該検知器(2,4,6,8)によって車両の異変が検
    知されると警報する警報手段(10,16,18,2
    2)と、 当該警報手段(10,16,18,22)に電力を供給
    するバッテリ(50)の残存電力を検知するバッテリ残
    存電力検知手段(10,20)と、 当該バッテリ残存電力検知手段(10,20)によって
    検知されたバッテリ(50)の残存電力が設定値以下と
    なった場合には、前記警報手段(10,16,18,2
    2)の警報を強制的に停止させる警報制御手段(10)
    とを有することを特徴とする車両用盗難警報装置。
  2. 【請求項2】 車両の異変を検知すべく当該車両の各部
    に設けられた検知器(2,4,6,8)と、 当該検知器(2,4,6,8)によって車両の異変が検
    知されると警報する警報手段(10,16,18,2
    2)と、 当該警報手段(10,16,18,22)に電力を供給
    するバッテリ(50)の残存電力を検知するバッテリ残
    存電力検知手段(10,20)と、 当該バッテリ残存電力検知手段(10,20)によって
    検知されたバッテリ(50)の残存電力が設定値以下と
    なるまでは、前記警報手段(10,16,18,22)
    の警報を維持させる警報制御手段(10)とを有するこ
    とを特徴とする車両用盗難警報装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリ残存電力検知手段(10,
    20)は、 前記バッテリ(50)の電圧を検知するバッテリ電圧検
    知手段(60)と、 前記バッテリ(50)の電圧とバッテリ(50)の残存
    電力との関係を記憶する記憶手段(20)と、 当該記憶手段(20)に記憶されているバッテリ(5
    0)の電圧とバッテリ(50)の残存電力との関係に基
    づいて、前記バッテリ電圧検知手段(60)によって検
    知されたバッテリ(50)の電圧からバッテリ(50)
    の残存電力を算出するバッテリ残存電力算出手段(1
    0)とから構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の車両用盗難警報装置。
  4. 【請求項4】 前記バッテリ残存電力検知手段(10,
    20)は、 前記バッテリ(50)の電圧を検知するバッテリ電圧検
    知手段(60)と、 前記バッテリ(50)の温度を検知するバッテリ温度検
    知手段(61)と、 前記バッテリ(50)の電圧と温度並びに電圧および温
    度とバッテリ(50)の残存電力との関係を記憶する記
    憶手段(20)と、 当該記憶手段(20)に記憶されているバッテリ(5
    0)の電圧と温度並びに電圧および温度とバッテリ(5
    0)の残存電力との関係に基づいて、前記バッテリ電圧
    検知手段(60)によって検知されたバッテリ(50)
    の電圧および前記バッテリ温度検出手段(61)によっ
    て検知されたバッテリ(50)の温度からバッテリ(5
    0)の残存電力を算出するバッテリ残存電力算出手段
    (10)とから構成されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の車両用盗難警報装置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリ温度検出手段(10,2
    0)は、前記バッテリ(50)の温度を直接的にあるい
    は間接的に検出するセンサ(61)であることを特徴と
    する請求項4記載の車両用盗難警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001180444A (ja) * 1999-12-28 2001-07-03 Fujitsu Ten Ltd 盗難通報装置
WO2013111184A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 三菱電機株式会社 監視装置およびナビゲーション装置
JP2021024541A (ja) * 2019-08-09 2021-02-22 日本電産モビリティ株式会社 車両ドア制御装置、車両ドア制御システム

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