JPH09155845A - コンクリート製品成形用型枠のボルト自動締緩方法 - Google Patents

コンクリート製品成形用型枠のボルト自動締緩方法

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JPH09155845A
JPH09155845A JP31391295A JP31391295A JPH09155845A JP H09155845 A JPH09155845 A JP H09155845A JP 31391295 A JP31391295 A JP 31391295A JP 31391295 A JP31391295 A JP 31391295A JP H09155845 A JPH09155845 A JP H09155845A
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tightening
loosening
bolt
mold
formwork
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JP31391295A
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Yoshio Kawazu
良雄 河津
Yoshifumi Nagasawa
吉史 長沢
Kunihiko Ayusawa
邦彦 鮎澤
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺のコンクリート製品を成形する分割式型
枠のボルト・ナットを自動締緩する装置において、型枠
を一旦停止しながらボルト締緩を行うことによって装置
の小型化と低コスト化を図る。 【解決手段】 型枠を搬送する型枠搬送台車6の上位に
締緩具19を搭載して型枠1の移動方向に沿って移動自
在とした締緩台車9を配設する。そして搬送される型枠
の回転支持体5を停止信号発信用検出器36によって検
出して型枠を締緩台車9下位の締緩位置に停止させる。
次に、停止した回転支持体5を基準として予め入力され
ているボルトピッチ等の位置情報を参照しながら締緩台
車9を移動させて所定範囲の締緩作業を行う。ボルト締
緩作業が完了すれば型枠の搬送を再開し、続いて次の型
枠の回転支持体5が検出されると前記と同操作を繰り返
し、型枠全体のボルト締緩を行っていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイル等のコンク
リート製品を遠心成形、或は流し込み成形する際に使用
される上下に分割可能な型枠を組み立てるためのボルト
・ナットを締緩するコンクリート製品成形用型枠のボル
ト締緩方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パイル等の長尺物のコンクリート製品
は、円筒状の型枠に生コンクリートを充填し、遠心機に
より回転させてその遠心力によって充填した生コンクリ
ートを円筒状に成形している。
【0003】この円筒状の型枠は上下に分割可能に形成
されると共に、型枠の周囲に周設したフランジに締結具
であるボルト・ナットを適宜間隔で配設し、この締結用
ボルト・ナットの締めつけ、緩めの締緩作業を型枠の組
み立て時、分解時に行っている。
【0004】この締緩作業を自動的に行う装置として
は、特開平1−216806号公報に開示されているも
のがある。この装置は、搬送される型枠の上位にボルト
・ナットを締緩する締緩具を搭載した枠体を型枠に沿っ
て移動自在とし、かつ移動した枠体を原点に引き戻すシ
リンダを備えてボルト締緩機構を構成し、該ボルト締緩
機構に型枠の回転支持体(以下「タイヤ」と呼ぶ)に係
合させる係合部を備え、型枠が前記ボルト締緩機構に臨
む位置に進んでくるとボルト締緩機構に備えた係合部を
タイヤに係合させ、型枠の推進力によってボルト締緩機
構を牽引し、前記引き戻し用のシリンダのピストンロッ
ドを引き出しながらボルト締緩機構を型枠の移動速度に
同期させて前進させ、その間にボルト締緩機構に搭載し
た締緩具により係合したタイヤを基準に点在する所定範
囲のボルト・ナットを締緩し、所定の範囲における締緩
作業が完了すると引き出されたシリンダのピストンロッ
ドを縮小させてボルト締緩機構を元の位置に引き寄せ
る。そして次に来るタイヤに係合部を係合させ、再び型
枠の推進力によってボルト締緩機構を牽引させて移動す
る型枠に合わせてボルト締緩機構を移動させながら後続
のボルト・ナットを締緩するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、移動する型枠のタイヤにボルト締緩機構
の係合部を係合させてボルト締緩機構を牽引しながら締
緩作業を行う方法では、相当重量のあるボルト締緩機構
を係合部により牽引することになり、牽引開始時には、
タイヤの衝撃に加えてボルト締緩機構の重量も係合部に
加わり、係合部はかなりの機械的負担を負うことになっ
て常に係合部の保守管理に気を配る必要がある。また、
締緩時にボルト締緩機構を型枠に牽引させて移動させる
ので、装置が大型化し、取り付けスペースの確保やコス
ト高といった問題を有している。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、搬送される型枠
のタイヤを締緩台車下位の所定の締緩位置に一時停止さ
せるようにして搬送、停止を繰り返し、型枠停止時にタ
イヤ位置を基準として型枠のボルト締緩を行うことによ
って締緩台車の移動距離を少なくして装置の小型化と低
コスト化を図るようにしたコンクリート製品成形用型枠
のボルト自動締緩方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、上下に分割可能としたコンクリ−ト製
品の型枠を搬送する型枠搬送台車と、該型枠搬送台車上
の上下型枠の締結用ボルト・ナットを自動的に締緩する
締緩具を搭載して型枠の移動方向に沿って移動自在とし
た締緩台車とより成るボルト自動締緩装置において、前
記型枠搬送台車により搬送される型枠の回転支持体を検
出して型枠を締緩台車の下位の締緩位置に一時停止さ
せ、該回転支持体を基準として締緩台車を移動させなが
ら所定範囲のボルトの締緩作業を行い、そのボルト締緩
作業が完了すれば型枠の搬送を再開すると共に、次の型
枠の回転支持体が検出されると前記と同操作を繰り返し
て型枠全体のボルト締緩を行うようにしたことを特徴と
している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のボルト自動締緩方法によ
れば、型枠搬送台車によって型枠が締緩台車の下位に送
り込まれると、型枠のタイヤを停止信号発信用検出器に
て検出し、型枠搬送台車に停止命令を発して型枠を所定
の締緩位置に停止させる。次に、停止した型枠のタイヤ
を基準として予め入力されているボルトピッチ等の位置
情報を参照しながら締緩台車を移動させて所定範囲の締
緩作業を行う。そのボルト締緩作業が完了すれば型枠の
搬送を再開する。そして次の型枠の回転支持体が検出さ
れると前記と同様の操作を繰り返し、型枠全体のボルト
締緩を行っていくのである。このように、搬送される型
枠をタイヤピッチ分だけ移動させては停止させ、その停
止状態にてタイヤを基準としてボルトの締緩作業を行う
ようにしたので、締緩具を搭載した締緩台車の移動距離
を従来装置より短くすることができて装置の小型化を図
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図中1はパイル等の長尺のコンクリート製
品を成形する型枠であって、型枠1は上下に分割可能な
ように上部型枠1aと下部型枠1bとから成っており、
各型枠1a、1bの側方にはフランジ2を備えている。
そして、コンクリート製品の成形時には上部型枠1aと
下部型枠1bのフランジ2を互いに重ね合わせ、フラン
ジ2に配設したボルト3に螺着したナット4を締め付け
ることによって上部型枠1aと下部型枠1bとを締結
し、また脱型時にはナット4を緩めて上部型枠1aと下
部型枠1bとを分解する。また、型枠1にはコンクリー
ト製品を成形する時に、型枠1を回転させて遠心成形す
るための環状のタイヤ5を型枠1の長手方向に沿って所
定の間隔を有して配設している。
【0011】6は型枠1を搬送する型枠搬送台車であっ
て、床面に配設した走行レール7上に型枠搬送台車6を
走行自在に配設したものであり、型枠搬送台車6上に型
枠1を搭載して所定の位置まで搬送するようにしてい
る。
【0012】走行レール7の途中には、走行レール7を
跨ぐように架台8を配設し、該架台8の上部には、締緩
作業を行う締緩台車9や型枠1の移動距離を検出する型
枠移動距離検出装置10を配設している。
【0013】締緩台車9は、架台8の上部フレームに走
行レール7と平行に配設した案内レール11上に走行用
枠体12を走行自在に取り付け、走行用枠体12の側方
に配設した減速機13に取り付けたピニオンギヤ14を
走行用枠体12の側部に配設したラックギヤ15に噛合
させ、減速機13に取り付けたモータ16の駆動により
走行用枠体12を前後に走行させるようにしている。
【0014】また、減速機13のピニオンギヤ14の取
り付け位置の反対側には締緩台車移動距離検出装置とし
て減速機13の回転軸の回転から走行用枠体12の移動
距離を検出するエンコーダ17を取り付けている。
【0015】更に、走行用枠体12には、3つの横架材
18a、18b、18cを走行レール7と直交する方向
に配設し、該横架材18a、18b、18cのそれぞれ
には締緩具であるナットランナ19を左右一対装着して
いる。なお、ナットランナ数は実施例では合計6基とな
るが、ナットランナ数は多いほど締緩効率は良いがコス
ト面を考慮しながら適宜決定すると良い。
【0016】ナットランナ19は、内部に収納した回転
体(図示せず)の先端部に締緩しようとするナット等に
嵌合させるソケット20を装着し、回転体の駆動により
ソケット20を回転させるようにしている。また、ナッ
トランナ19はシリンダ21により支持し、シリンダ2
1の伸縮により上下に昇降自在としている。
【0017】横架材18a、18b、18cのそれぞれ
に配設した一対のナットランナ19は、モータ22a、
22b、22cの駆動により各横架材18a、18b、
18cに沿って互いに離反したり接近したりしてボルト
・ナットの取り付け幅の異なる型枠に対しても対応可能
としている。
【0018】また、横架材18a、18b、18cの
内、横架材18aは走行用枠体12に固定しているが、
横架材18b、18cは走行用枠体12の側部に配設し
た一対の案内レール23に走行自在に配設すると共に、
走行用枠体12に回転自在に支持したボールネジ24
b、24cを螺着し、ボールネジ24b、24cをモー
タ25b、25cにより回転させることによって横架材
18b、18cを走行レール7に沿って移動可能とし、
ボルト・ナットの取り付け間隔の異なる型枠にも対応可
能としている。
【0019】型枠移動距離検出装置10は、図3に示す
ように架台8の上部フレームの中央部に走行レール7と
平行に配設した所定長さのスライドガイド26に、図5
に示すようにシリンダ27をスライドシュー28を介し
て摺動自在に取り付けると共に、シリンダ27には型枠
1のタイヤ5に当接させる当接金具29を取り付け、シ
リンダ27の駆動により当接金具29を上下に昇降自在
としている。
【0020】スライドガイド26の側方の両端部付近に
はプーリ30、31を配設し、プーリ30、31間にタ
イミングベルト32を巻回して回転自在とし、前記当接
金具29を図5に示すようにタイミングベルト32に取
り付け具を介して連結し、当接金具29の移動に伴って
タイミングベルト32が正逆回転するようになってい
る。
【0021】前記プーリ30にはプーリ30の回転数を
検出するエンコーダ33を連結し、当接金具29がスラ
イドガイド26に沿って摺動するとき、当接金具29の
摺動に伴ってタイミングベルト32を介してプーリ30
を回転させ、このプーリ30の回転数をエンコーダ33
により検出して型枠の移動距離を検出するようにして型
枠移動距離検出装置10を形成している。
【0022】また、プーリ31にはモータ34を取り付
け、当接金具29が型枠1のタイヤ5に当接するときに
当接金具29がタイヤ5に常に密着するように当接金具
29の摺動方向と反対方向、即ちタイヤ5に密着する方
向にタイミングベルト32を回転させるようにしてい
る。
【0023】35はボルト締緩装置を制御する締緩制御
装置であって、型枠停止位置や各種型枠のタイヤ位置を
基準としたボルトピッチ等の位置情報を予め設定記憶さ
せたり、また停止信号発信用検出器であるリミットスイ
ッチ36より型枠1の通過情報を取り込んで型枠搬送台
車6に対して停止信号を出力したり、また型枠移動距離
計測装置10や締緩台車移動距離検出装置であるエンコ
ーダ17により検出した型枠1や締緩台車9の移動情報
を取り込み、それらの情報より締緩台車9の移動量を演
算して締緩台車9の移動量を制御したりして締緩装置を
コントロ−ルしている。
【0024】前記停止信号発信用検出器であるリミット
スイッチ36は、搬送される型枠1のタイヤ5を検出し
て型枠搬送台車6に対して停止信号を出力し、型枠を締
緩台車9下位の所定の型枠停止位置に停止させるもので
ある。なお、型枠を搭載した型枠搬送台車6は重量物で
あるために型枠停止位置に正確に停止させることは難し
く、大幅なズレが生じるが、本発明は後述するようにそ
のズレを修正するものであるので、リミットスイッチ3
6の取付位置は搬送される型枠を検出して型枠搬送台車
6に停止信号を出力すればほぼ所定の型枠停止位置に停
止するであろう位置に取り付ければ良い。
【0025】しかして、本発明のボルト自動締緩装置に
より型枠の締緩作業を行う場合、図6に示すように予め
タイヤ5を基準として型枠停止位置Aを決定しておき、
その位置情報を締緩制御装置35に入力設定すると共
に、締緩開始時には締緩台車9を設定した停止位置Aに
復帰させるようにする。なお、締緩台車9の位置は締緩
台車位置検出装置であるエンコーダ17により検出して
制御する。また、停止位置Aに復帰したときには次に締
緩作業を行う型枠のボルト位置情報に応じてナットラン
ナ19のXY軸方向の位置調整も行われる。
【0026】また、型枠移動距離検出装置10の当接金
具29を停止位置Aの手前の予め設定した原点位置Bに
移動させておき、シリンダ27を作動させて当接金具2
9を下降させておく。これらの動作は自動的に行われる
ように締緩制御装置35にプログラミングされている。
【0027】そして、締緩制御装置35を介して締緩作
業の開始操作を行うと、型枠搬送台車6が移動し始めて
型枠1が締緩台車9下位の締緩位置に接近する。型枠1
のタイヤ5がB地点に到達すると、タイヤ5が予め下降
させていた当接金具29に当接し、当接金具29を当接
させた状態で更に前進する。この時点から当接金具29
の移動量がタイミングベルト32を介してエンコーダ3
3に伝達されて締緩制御装置35に逐次取り込まれる。
【0028】タイヤ5がC地点の停止信号発信用検出器
であるリミットスイッチ36に当接すると、締緩制御装
置35は型枠搬送台車6に対して停止信号を出力して型
枠1の停止操作を開始する。型枠1はかなりの重量があ
るためその慣性力でしばらく前進した後に停止する。な
お、リミットスイッチ36を配置するC地点について
は、前記したように予め試運転を行うなどして型枠1の
タイヤ5が型枠停止位置であるA地点付近に停止するよ
うにその位置を求めておく。
【0029】図6では型枠1のタイヤ5がA地点を通り
過ぎた地点で停止した例を記載している。この例では、
型枠1のタイヤ5がA地点で正しく停止したとすれば、
タイヤ5に当接して移動した当接金具29は、図中のS
分だけ移動することになるが、実際はA地点を通り過ぎ
ているために△S分だけズレて停止したことになる。そ
こで、締緩制御装置35は、予め設定した当接金具29
の移動開始位置Bと移動距離S及び型枠停止位置Aとか
らズレ△Sを演算する。ズレ△Sが特定されると締緩台
車9をそのズレ分△SだけA地点から移動させてズレ調
整を行う。
【0030】こうして型枠1の締緩部の直上にナットラ
ンナ19が移動されると、それぞれのシリンダ21を作
動させてナットランナ19を下降させ、締緩作業を行
う。この締緩作業はタイヤ5を基準としてその前後に位
置する複数本のボルト・ナットを締緩するもので、締緩
台車9の移動可能範囲内で適宜移動させて締緩作業を行
う。
【0031】例えば、図6に示すように型枠1の最初の
タイヤ5より前方に2対のボルト・ナットを配置し、そ
のタイヤより後方に3対以上のボルト・ナットを配置し
ている場合には、タイヤ5の前方側では3基のナットラ
ンナの内、先ず後ろよりの2基のナットランナを使用し
て2対のボルト・ナットを締緩する。そして締緩作業が
完了すると、ナットランナ19を上昇させ、続いて締緩
台車9のモータ16を逆転させて締緩台車9を2ピッチ
分後退させてタイヤ5後方側に締緩台車9を移動させて
今度は3基のナットランナ19を使用して3対のボルト
・ナットの締緩作業を行う。なお、ボルトの位置はタイ
ヤ5を基準としてそのピッチ等の位置情報が予め入力設
定されており、その位置デ−タを参照しながら締緩台車
9は移動制御される。
【0032】この2ステップ目の締緩作業が完了する
と、再度、型枠搬送台車6を前進させて型枠1を前方に
移動する。このとき、後退している締緩台車9はモータ
16を正転させ、また前進している当接金具29はモー
タ34を逆転させてそれぞれ元の位置に復帰させ、次の
タイヤ5が検出されると前述と同操作を繰り返すのであ
る。
【0033】このように、本発明では型枠を搭載した型
枠搬送台車6を一旦停止させてタイヤ5を基準として締
緩作業を行うようにしたものであり、この型枠停止時、
型枠は重量物であるために正確な位置に停止させること
は難しく、大幅なズレが生じるが、型枠移動距離検出装
置10によって型枠の移動停止までの正確に距離を測定
し、そのズレを修正して正確に締緩作業を行えるように
している。
【0034】なお、前記型枠移動距離検出装置10は、
型枠停止時のタイヤ5の位置を正確に検出するための一
例として採用しているものであり、これに代えて、例え
ば、型枠が停止してからタイヤ5の位置を移動検出手段
によって検出することも可能であり、また画像処理等に
より検出することも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係るボルト自動締
緩方法にあっては、上下に分割可能としたコンクリ−ト
製品の型枠を搬送する型枠搬送台車6と、該型枠搬送台
車6上の上下型枠の締結用ボルト・ナットを自動的に締
緩する締緩具19を搭載して型枠の移動方向に沿って移
動自在とした締緩台車9とより成るボルト自動締緩装置
において、前記型枠搬送台車6により搬送される型枠の
回転支持体5を検出して型枠を締緩台車9下位の締緩位
置にて一時停止させ、該回転支持体5を基準として締緩
台車9を移動させながら所定範囲のボルトの締緩作業を
行い、そのボルト締緩作業が完了すれば型枠の搬送を再
開すると共に、次の型枠の回転支持体5が検出されると
前記と同操作を繰り返して型枠全体のボルト締緩を行う
ようにしたので、従来のように締緩台車9を型枠の回転
支持体5に当接して牽引することもなく、締緩台車9の
移動距離を少なくすることができて装置を小型化し、低
コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボルト自動締緩装置の一実施例を示す
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2の一部を省略したA−A線拡大矢視図であ
る。
【図5】図2の一部を省略したB−B線拡大矢視図であ
る。
【図6】本発明の締緩装置と締緩位置との関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…型枠 2…フランジ 3…ボルト 4…ナット 5…タイヤ(回転支持体) 6…型枠搬送台
車 9…締緩台車 10…型枠移動距
離検出装置 17…エンコーダ(締緩台車移動距離検出装置) 19…ナットランナ(締緩具) 29…当接金具 35…締緩制御装置 36…リミットスイッチ(停止信号発信用検出器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に分割可能としたコンクリ−ト製品の
    型枠を搬送する型枠搬送台車と、該型枠搬送台車上の上
    下型枠の締結用ボルト・ナットを自動的に締緩する締緩
    具を搭載して型枠の移動方向に沿って移動自在とした締
    緩台車とより成るボルト自動締緩装置において、前記型
    枠搬送台車により搬送される型枠の回転支持体を検出し
    て型枠を締緩台車下位の締緩位置にて一時停止させ、該
    回転支持体を基準として締緩台車を移動させながら所定
    範囲のボルトの締緩作業を行い、そのボルト締緩作業が
    完了すれば型枠の搬送を再開すると共に、次の型枠の回
    転支持体が検出されると前記と同操作を繰り返して型枠
    全体のボルト締緩を行うようにしたことを特徴とするコ
    ンクリート製品成形用型枠のボルト自動締緩方法。
JP31391295A 1995-12-01 1995-12-01 コンクリート製品成形用型枠のボルト自動締緩方法 Pending JPH09155845A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109759828A (zh) * 2019-03-08 2019-05-17 浙江亚嘉采棉机配件有限公司 一种用于摘锭总成的多工位伺服扭力机
CN114571208A (zh) * 2022-03-29 2022-06-03 河北广通路桥集团有限公司 一种混凝土浇筑模板的自动拆装方法

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