JPH0577120A - 遠心成形を行う型枠のボルト・ナツトの締緩装置 - Google Patents

遠心成形を行う型枠のボルト・ナツトの締緩装置

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JPH0577120A
JPH0577120A JP26710191A JP26710191A JPH0577120A JP H0577120 A JPH0577120 A JP H0577120A JP 26710191 A JP26710191 A JP 26710191A JP 26710191 A JP26710191 A JP 26710191A JP H0577120 A JPH0577120 A JP H0577120A
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JP
Japan
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mold
bolt
tightening
tire
fastening
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JP26710191A
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English (en)
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Shozo Mori
昇三 森
Suehiro Hayashi
末広 林
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率良く、簡単に型枠のボルトを締めたり、
緩めたりできる手段を得ること。 【構成】 二列に配設され、型枠のボルト・ナットを締
緩する複数の締緩ヘッドと、型枠のタイヤに係合して全
体の位置を規定する型枠タイヤ係合ユニットと、型枠の
種類の指示により、型枠タイヤ係合ユニットの幅方向の
位置及び高さ位置と締緩ヘッドの幅方向の位置、長手方
向の位置及び高さ位置を調整する位置調節手段と、型枠
に対する長手方向位置を検出するセンサーと、型枠の長
手方向に全体を移動させる走行手段とを有することを特
徴とする遠心成形を行う型枠のボルト・ナットの締緩装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠心成形方式に用いられ
る型枠の締結用のボルトやナットを締めたり、緩めたり
する締緩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上下に分割された二つ割の型をボルトと
ナットで締めて円筒形状の型枠を構成し、その中にコン
クリートなどを充填して回しながら養生させる、いわゆ
る遠心成形方式により、コンクリート製の杭、ポール、
パイプ等が製造されている。従来、以上のような遠心成
形方式に用いられる型枠の締結用のボルトを締めたり、
緩めたりする手段として、実開昭49−23541号
の「型枠合わせボルトの締め付け及び取り外し装置」、
実開昭57−88510号の「インパクトレンチ保持
装置」、実開昭61−85408号の「コンクリート
パイル型枠の締結具自動締緩装置」などが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置は
ボルトを一つ乃至は二つづつのみ順次締めたり緩めたり
する構成であるため、効率が良くなく、また、ボルトの
位置にレンチを合わせるために、型枠やレンチを移動さ
せて位置決めするのが大変である。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、効率
良く、簡単に型枠のボルトを締めたり、緩めたりできる
手段を得ることを目的とする。かかる目的達成のため、
二列に配設され、型枠のボルト・ナットを締緩する複数
の締緩ヘッドと、型枠のタイヤに係合して全体の位置を
規定する型枠タイヤ係合ユニットと、型枠の種類の指示
により、型枠タイヤ係合ユニットの幅方向の位置及び高
さ位置と締緩ヘッドの幅方向の位置、長手方向の位置及
び高さ位置を調整する位置調節手段と、型枠に対する長
手方向位置を検出するセンサーと、型枠の長手方向に全
体を移動させる走行手段とを有することを特徴とする遠
心成形を行う型枠のボルト・ナットの締緩装置を発明し
た。
【0005】
【作用】先ず、位置調節手段において、予め入力された
型枠の種類に応じて、型枠タイヤ係合ユニットの幅方向
の位置及び高さ位置と締緩ヘッドの幅方向の位置、長手
方向の位置及び高さ位置を調整する。次いで、走行手段
により装置全体を型枠の長手方向に移動させ、センサー
で型枠に対する長手方向位置を検出して、停止させる。
次いで、型枠タイヤ係合ユニットを型枠のタイヤに係合
させて全体の位置を規定する。次いで、締緩ヘッドで型
枠のボルト・ナットを締めたり、緩めたりする。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図6、図7
に示すように、型枠1は、上型2と下型3を重ね、その
両端部4、5をボルト6で固定した円筒形状のものであ
る。以上のような型枠1の中にコンクリートなどを充填
して回しながら養生させて、遠心成形方式によりコンク
リート製の杭、ポール、パイプ等を製造する。図8は、
両端部4、5の断面を拡大して示している。図示のよう
に、上下の端部4、5を貫通する孔7、8が穿設してあ
り、ここに通したボルト6とナット10で上型2と下型
3を固定する。上の端部4にはボルト6を保持するため
のケース11が固着してあり、このケース11の内側に
突設したバネ12がボルト6の輪状突起13に係合し、
ボルト6は抜けないように保持されている。ケース11
の外側には、ボルト6を引き抜く方向に作用する圧縮バ
ネ14が装着してある。また、ナット10は下の端部5
の下面に、ケース15と止め輪16によって回転できな
い状態で保持されている。しかして、ボルト6を上から
押し下げながら時計回転方向に回転させるとボルト6と
ナット10が螺合して圧縮バネ14が押し縮められ、こ
れにより上下の端部4、5が押さえられて上型2と下型
3が一体的に固定される。その他、図6、図7に示すよ
うに、型枠1の外周には一定の間隔で、タイヤと称され
る輪状の膨らみ17が数カ所に形成してあり、これらタ
イヤ17同士の間に、通常は片側六本のボルト6が取り
付けてある。また、型枠1は台車18上に載置されて移
動できるようになっている。しかして、図9のようにエ
ンドレスに形成したレール20と牽引チェーン21に台
車18を取り付けて搬送装置を構成し、ステーション
(イ)において図示しないクレーンで型枠1を台車18
に載せる。次いで、牽引チェーン21の駆動によって型
枠1をステーション(ロ)に搬送し、ここでボルト6を
緩める。その後、コンクリートの充填等の工程を経た
後、ステーション(ハ)においてボルト6を締めて上型
2と下型3を一体的に固定し、型枠1を形成する。次い
で、型枠1をステーション(ニ)に搬送し、図示しない
クレーンで型枠1を加熱炉等に供給して遠心成形方式に
より、杭、ポール、パイプ等を製造する。
【0007】しかして、本発明は以上のような型枠1の
ボルト6を締めたり、緩めたりする締緩装置に関するも
のである。図1は締緩装置の正面図、図2は側面図であ
る。台車18に載置された型枠1の上方に前後(型枠1
の長手方向)に延びるレール30があり、その上に走行
フレーム31が載っている。図2に示すように走行フレ
ーム31にはレール30上を前後に走行するための車輪
32と、サーボモーター33の稼働で回転するピニオン
34が設けてあり、ピニオン34はレール30の下面に
形成したラック24に噛合している。なお、車輪32は
騒音防止のため、樹脂車輪を用いている。以上が走行手
段であり、モーター33が稼働すると、走行フレーム3
1がレール30の上を前後(型枠1の長手方向)に走行
する構成になっている。また、走行フレーム31の左右
(型枠1と直交する方向)の両端に垂設したアーム25
の下端には型枠1の存在を検知するための投光センサー
26、27と受光センサー28、29が前後に間隔をお
いて配設してある。
【0008】走行フレーム31のほぼ中央にシリンダー
35があり、そのピストンロッド36下端に取り付けた
プレート37に垂設した軸38に、回動自在に回転フレ
ーム39が装着してある。また、プレート37の両端に
立設されたロッド40が走行フレーム31に設けたガイ
ド41内を貫通しており、これによりシリンダー35の
稼働でプレート37がガイド41に沿って昇降する。な
お、ロッド40の上端にはストッパー42が取り付けて
あり、このストッパー42がジャッキ43に当接するこ
とにより、プレート37の下降高さが調整される。ジャ
ッキ43の高さはモーター44の稼働によってゆっくり
と調節される。また、プレート37に支持されたシリン
ダー45のロッド23が回転フレーム39に突設したブ
ラケット46に接続してある。回転フレーム39の下面
にはLM(リニヤモーション)ガイド47を介して、前
後移動自在にプレート48が設けてあり、このプレート
48の下面には、LMガイド47と直交する方向に設け
られたLMガイド49を介して、左右に移動自在にフレ
ーム50が設けてある。その他、図2に示すようにフレ
ーム50には、回転フレーム39に対してフレーム50
を左右動させるシリンダー51と、フレーム50を前後
動させるシリンダー52が装着してある。以上の構成に
より、フレーム50はモーター33の稼働によって走行
フレーム31の走行に伴って前後(型枠1の長手方向)
に移動し、シリンダー35の稼働で昇降する。また、フ
レーム50はシリンダー45の稼働で水平面内で回動
し、更に、シリンダー51の稼働で左右に移動し、シリ
ンダー52の稼働で前後に移動する。
【0009】以上のように前後左右に移動し、水平面内
で回転するように支持されたフレーム50の下面にレー
ル53が敷設してあり、このレール53の左右にLMガ
イド54を介して開閉フレーム55、56がそれぞれ前
後に二つづつ装着してある。図3、図4に示すように、
左側の開閉フレーム55の上面に設けたホルダー57に
対してフレーム50下面のスクリュー58が螺合し、同
様に、右側の開閉フレーム56の上面に設けたホルダー
59にスクリュー60が螺合しており、これらスクリュ
ー58、60にはタイミングベルト61を介してモータ
ー62の回転が伝達され、スクリュー58、60はそれ
ぞれ反対方向に回転するように構成されている。従っ
て、モーター62の稼働により、左右の開閉フレーム5
5、56はレール53に沿って互いに近付いたり、離れ
たりするように移動し、これにより、互いの間隔が調節
される。なお、スクリュー58の端部には以上のような
開閉フレーム55、56の移動距離を検出するためのロ
ータリーエンコーダー63が設けてあり、また、左側の
開閉フレーム55の角部に突設したドッグ64をセンサ
ー65で検出することにより、開閉フレーム55、56
の原点位置を検出するように構成してある。開閉フレー
ム55、56のそれぞれの下端にはローラー66、67
がそれぞれ装着してあり、モーター62の稼働によって
開閉フレーム55、56が互いに近付いたときに、これ
ら左右のローラー66、67同士の間に型枠1のタイヤ
17を丁度保持するようになっている。なお、先に図2
で説明した投光センサー27及び受光センサー29から
このローラー66及び67までの前後方向の間隔Lは、
図6に示す型枠1の端部から一つめのタイヤ17までの
距離Lと同じ間隔になっている。図3に示すように、ロ
ーラー66、67の中央部はタイヤ17を保持しやすい
ようにへこんだ形状になっており、後述するようにこの
ローラー66、67とタイヤ17とを係合させることに
よりフレーム50の位置を調整し、全体の位置を規定す
るようになっている。以上が型枠タイヤ係合ユニットで
ある。
【0010】また、図2に示すように、前後の開閉フレ
ーム55(56)の間にはそれぞれ六機づつの締緩ヘッ
ド71〜76が装着してある。各締緩ヘッド71〜76
は開閉フレーム55(56)の上部下面に設けたレール
に77に沿ってLMガイド78で移動自在になってお
り、開閉フレーム55(56)に支持されたシリンダー
79が稼働すると、これら各締緩ヘッド71〜76の位
置が開閉フレーム55(56)を基準にして、それぞれ
別個に調節されるように構成されている。しかして、こ
のシリンダー79や上記モーター62、及びモーター4
4の稼働は予め入力された型枠の種類に応じて行われ、
これにより、左右の開閉フレーム55、56の間隔や下
降高さ、各締緩ヘッド71〜76の位置等が型枠の大き
さに対応するように、適宜調節されるのである。以上が
位置調節手段である。
【0011】次に、図5は締緩ヘッド71〜76の断面
を拡大して示したものである。締緩ヘッド71〜76の
上部にACホットランナー80があり、その駆動軸81
の下端に形成したスプライン82と回転軸83が係合
し、駆動軸81と回転軸83の間にスプリング84が介
在している。回転軸83の下端には、ジョイント受けス
プリング85及びユニバーサルジョイント86を介して
ソケットレンチ87が装着してあり、このソケット87
の下面には型枠1の固定用のボルト6に丁度嵌合する凹
部88が形成してある。従って、ソケットレンチ87を
型枠1のボルト6に嵌合せしめてACホットランナー8
0を稼働させることにより、回転軸83、ユニバーサル
ジョイント86を介してソケットレンチ87が回転し、
これにより、ボルト6を締めたり、緩めたりさせること
ができるように構成されている。なお、スプライン82
により、駆動軸81と回転軸83がスプリング84に抗
して押し縮められても、ACホットランナー80の回転
が回転軸83に伝達され、また、ユニバーサルジョイン
ト86によって、ボルト6とソケットレンチ87の多少
のずれが許容されるようになっている。ここで、実施例
の締緩ヘッドにおいて、ボルト6を回すための駆動源と
してACホットランナー80を用いたのは、以下の理由
によるものである。即ち、上記従来技術として揚げた
乃至の手段は、何れもボルトを締めたり、緩めたりす
る駆動装置として空気式のインパクトレンチを利用した
構成であるが、インパクトレンチは打撃で発生する騒音
が大きく、しかも、排気に混ざって潤滑油が大気中に飛
散して、作業環境を悪くする恐れがある。また、空気圧
の変動により締付けトルクが一定せず、締めたり、緩め
たりするのにかかる時間にばらつきが発生する。また、
締緩の際に異常トルクが発生したのを検知できない、な
どといった問題もある。しかるに、本実施例のように、
ACサーボホットランナー80等の電動力で駆動してボ
ルト6を締めたり、緩めたりするようにすれば、打撃に
よる騒音や衝撃が極めて少なくなり、また、潤滑油も飛
散しないので、作業環境を向上させることができるので
ある。また、ACサーボホットランナー80などのよう
な電動力による駆動源を用いると、締め付けトルクや、
回転数が一定するので、締めたり、緩めたりするのにか
かる時間が一定し、工程を管理し易く、更に、締緩ヘッ
ドに付加された電圧値等により異常トルクを検出できる
といった利点もある。
【0012】次に、締緩装置の作用を説明する。以上の
ように構成された締緩装置を図9で説明した搬送装置の
ステーション(ロ)とステーション(ハ)に設置し、ス
テーション(ロ)においては型枠1のボルト6を緩め、
ステーション(ハ)においてはボルト6を締める作業が
行われる。ここで、型枠1には種類があり、タイヤ17
の径やボルト6の間隔には種々のものがある。そこで、
位置調節手段において、予め入力された型枠1の太さ、
ボルト6のピッチ等のデータに応じて、ローラー66、
67同士の間隔をタイヤ17の直径に合わせると共に、
各締緩ヘッド71〜76の位置をボルト6の真上に来る
ように設置する。なお、図3、図4で説明したようにロ
ーラー66、67の間隔合わせは、モーター62の稼働
により開閉フレーム55、56同士の距離を調整するこ
とによって行われ、その間隔はセンサー65で検知され
る原点位置とロータリーエンコーダー63で検出された
距離によって測定される。また、図2で説明したように
各締緩ヘッド71〜76の位置合わせは、シリンダー7
9の稼働のよって、開閉フレーム55(56)を基準に
して行われる。
【0013】最初に、ステーション(ロ)においてボル
ト6を締める工程から説明する。先ず、牽引チェーン2
1の駆動により搬入した型枠1をステーション(ロ)に
停止させる。次いで、図2で説明した走行手段におい
て、モーター33を稼働させて走行フレーム31を型枠
1の上方に移動させる。なお、この状態においてはボル
ト6は固定された状態になっている。走行フレーム31
が型枠1の上方に達し、後方に設けたセンサー27、2
9が型枠1の端部を検知することにより、モーター33
の稼働が停止し、走行フレーム31は停止する。上記し
たようにセンサー27、29とローラー66、67の距
離が型枠1の端部から一つめのタイヤ17までと同じ間
隔Lになっていることにより、停止したときに前方のロ
ーラー66、67が丁度、一つめのタイヤ17の真上位
置に停止するようになる。次いで、シリンダー35の伸
張稼働によりストッパー42がジャッキ43に当接する
までフレーム50が下降し、これに伴って、ローラー6
6、67がタイヤ17の近くまで素早く下降する。次い
で、モーター44の稼働によりジャッキ43がゆっくり
と下げ、これにより、ローラー66、67を型枠1のタ
イヤ17にゆっくりと係合させる。なお、ローラー6
6、67の下降位置は、ジャッキ43の短縮量を予め入
力しておくことにより調整する。また、以上のようにロ
ーラー66、67を下降させる際には、シリンダー45
をOFFにしておき、回転フレーム39を自由に回転で
きる状態にしておくことにより、ローラー66、67が
型枠1の横ずれや捻れなどに対応できるようにしてお
く。こうしてローラー66、67を型枠1のタイヤ17
に係合させて全体の位置を規定する。一方、ローラー6
6、67を型枠1のタイヤ17に係合させると同時に各
締緩ヘッド71〜76のACホットランナー80を稼働
せしめ、ローラー66、67の下降に伴ってそれぞれの
ソケットレンチ87をボルト6に嵌合させて、その回転
により各ボルト6を緩める。こうして各ボルト6を所定
量回転させてナット10から外した状態にしたら、AC
ホットランナー80の稼働を停止し、シリンダー35を
短縮させてローラー66、67及び締緩ヘッド71〜7
6を上昇させる。また、モーター44を稼働させてジャ
ッキ43を伸ばす。再び、モーター33を稼働させて走
行フレーム31をタイヤ17の間隔に等しい距離だけ走
行させる。これにより、ローラー66、67を次のタイ
ヤ17の真上位置に停止させると共に、各締緩ヘッド7
1〜76をタイヤ17の間に取り付けられているボルト
6に対応する位置に移動させる。次いで、シリンダー3
5の伸張稼働とジャッキ43の下降によってローラー6
6、67を型枠1のタイヤ17に係合させると共に、A
Cホットランナー80の稼働によってタイヤ17の間に
あるボルト6をいっせいに緩める。以下、同様の工程を
繰り返すことにより、型枠1のボルト6を全て緩め終え
たら、搬送装置の牽引チェーン21を駆動して次の型枠
1を図9に示したステーション(ロ)に停止させ、再び
同様の工程を行う。
【0014】次に、ステーション(ハ)においてボルト
6を締める工程も、以上のステーション(ロ)における
工程と全く同様に行われる。即ち、先ず牽引チェーン2
1の駆動によりボルト6が緩んだ状態の型枠1が搬入さ
れ、ステーション(ハ)に停止する。次いで、モーター
33の稼働で走行フレーム31が移動し、センサー2
7、29が型枠1の端部を検知することにより、走行フ
レーム31が停止する。これにより、前方のローラー6
6、67が丁度、一つめのタイヤ17の真上位置に停止
する。次いで、シリンダー35の伸張稼働とジャッキ4
3の下降によってローラー66、67を型枠1のタイヤ
17にゆっくりと係合させ、ACホットランナー80の
稼働によってボルト6を締める。こうして各ボルト6を
締めた状態にしたら、ACホットランナー80の稼働を
停止し、シリンダー35を短縮させてローラー66、6
7及び締緩ヘッド71〜76を上昇させる。再び、モー
ター33を稼働させて走行フレーム31をタイヤ17の
間隔に等しい距離だけ走行させ、ローラー66、67を
次のタイヤ17の真上位置に停止させると共に、各締緩
ヘッド71〜76をタイヤ17の間に取り付けられてい
るボルト6に対応する位置に移動させる。次いで、シリ
ンダー35の伸張稼働とジャッキ43の下降によってロ
ーラー66、67を型枠1のタイヤ17に係合させると
共に、ACホットランナー80の稼働によってタイヤ1
7の間にあるボルト6をいっせいに締める。以下、同様
の工程を繰り返すことにより、型枠1のボルト6を全て
締め終えたら、搬送装置の牽引チェーン21を駆動して
次の型枠1をステーション(ハ)に停止させ、再び同様
の工程を行う。
【0015】かくして、以上の締緩装置により、型枠1
に取り付けられたボルト6を締めたり、緩めたりする作
業が極めて簡単に、かつ効率よくできるようになる。な
お、以上ボルトを締めたり緩めたりする場合についての
み説明したが、本装置はナットを締めたり緩めたりする
場合についても全く同様に利用できるものである。
【0016】
【発明の効果】以上何れにしても本発明の締緩装置によ
れば、型枠タイヤ係合ユニットを型枠のタイヤに係合さ
せるだけで、簡単に全体の位置を規定でき、操作が極め
て容易になる。また、複数装着した締緩ヘッドにより、
同時に複数のボルトやナットを締めたり緩めたりするこ
とができ、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】締緩装置の正面図
【図2】締緩装置の側面図
【図3】開閉フレームの側面図
【図4】開閉フレームの正面図
【図5】締緩ヘッドの縦断面図
【図6】型枠の正面図
【図7】図4A−A断面矢視図
【図8】両端部の拡大断面図
【図9】型枠の搬送装置の平面図
【符号の説明】
1 型枠 6 ボルト 17 タイヤ 26〜29 センサー 66、67 ローラー 71〜76 締緩ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二列に配設され、型枠のボルト・ナット
    を締緩する複数の締緩ヘッドと、型枠のタイヤに係合し
    て全体の位置を規定する型枠タイヤ係合ユニットと、型
    枠の種類の指示により、型枠タイヤ係合ユニットの幅方
    向の位置及び高さ位置と締緩ヘッドの幅方向の位置、長
    手方向の位置及び高さ位置を調整する位置調節手段と、
    型枠に対する長手方向位置を検出するセンサーと、型枠
    の長手方向に全体を移動させる走行手段とを有すること
    を特徴とする遠心成形を行う型枠のボルト・ナットの締
    緩装置。
JP26710191A 1991-09-18 1991-09-18 遠心成形を行う型枠のボルト・ナツトの締緩装置 Withdrawn JPH0577120A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010107053A1 (ja) * 2009-03-17 2010-09-23 水戸工業株式会社 自在締結工具、及びこれを用いた締結装置
CN111873169A (zh) * 2020-08-03 2020-11-03 钱昌杰 一种预应力预制混凝土管桩浇筑成型工艺

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