JPH09155830A - 石膏ボードの製造方法 - Google Patents
石膏ボードの製造方法Info
- Publication number
- JPH09155830A JPH09155830A JP32277495A JP32277495A JPH09155830A JP H09155830 A JPH09155830 A JP H09155830A JP 32277495 A JP32277495 A JP 32277495A JP 32277495 A JP32277495 A JP 32277495A JP H09155830 A JPH09155830 A JP H09155830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge angle
- roller
- measuring device
- board
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成型体のエッジ角度を連続的に測定
し、調製することにより、効率良く生産する。 【解決手段】 ベルトコンベアー上に下側原紙、石膏
スラリー及び上側原紙を順次に供給し、下側原紙と上側
原紙の原紙間に石膏スラリーを挟んだ成型体を製造し、
連続的にベルトコンベアー等で搬送している工程を有す
る石膏ボードの製造方法において、該成型体のエッジ角
度をローラー式接触装置により連続的に測定し、調製す
る石膏ボードの製造方法。
し、調製することにより、効率良く生産する。 【解決手段】 ベルトコンベアー上に下側原紙、石膏
スラリー及び上側原紙を順次に供給し、下側原紙と上側
原紙の原紙間に石膏スラリーを挟んだ成型体を製造し、
連続的にベルトコンベアー等で搬送している工程を有す
る石膏ボードの製造方法において、該成型体のエッジ角
度をローラー式接触装置により連続的に測定し、調製す
る石膏ボードの製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は石膏ボードの製造方
法に関する。
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の石膏ボードの製造方法において
は、水、焼石膏（半水石膏）、発砲剤、及び澱粉などの
接着助剤をミキサーにより混練して得られる焼石膏スラ
リーを、上下に配した石膏ボード用原紙の間に流し込み
成型する工程を通して板状に成型し、連続的にベルトコ
ンベアー等で搬送している。そして、ベルトコンベアー
等による搬送中に所定の長さに切断し、焼石膏を水和さ
せ二水石膏にして硬化させ、乾燥工程に送り余剰水分を
乾燥している。
は、水、焼石膏（半水石膏）、発砲剤、及び澱粉などの
接着助剤をミキサーにより混練して得られる焼石膏スラ
リーを、上下に配した石膏ボード用原紙の間に流し込み
成型する工程を通して板状に成型し、連続的にベルトコ
ンベアー等で搬送している。そして、ベルトコンベアー
等による搬送中に所定の長さに切断し、焼石膏を水和さ
せ二水石膏にして硬化させ、乾燥工程に送り余剰水分を
乾燥している。
【０００３】ところが、ベルトコンベアー等による搬送
中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる工程
で、成型体のエッジ角度が不適になると不良品が発生す
る。そこで従来の工程では、人が定時（１回程度／時
間）に分度器を用いて成型体のエッジ角度を測定し、そ
の結果、角度が不適の場合は成型工程で原紙のスコーリ
ングを調整していた。しかし、この方法では連続して成
型体のエッジ角度を測定できないので、エッジ角度の不
適の発見が遅れた場合、大量の不良品が発生し、効率よ
く所定の石膏ボードが製造できない。
中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる工程
で、成型体のエッジ角度が不適になると不良品が発生す
る。そこで従来の工程では、人が定時（１回程度／時
間）に分度器を用いて成型体のエッジ角度を測定し、そ
の結果、角度が不適の場合は成型工程で原紙のスコーリ
ングを調整していた。しかし、この方法では連続して成
型体のエッジ角度を測定できないので、エッジ角度の不
適の発見が遅れた場合、大量の不良品が発生し、効率よ
く所定の石膏ボードが製造できない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はベルトコンベ
アー等による搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして
硬化させる工程において、成型体のエッジ角度を連続的
に測定し、調製することにより、効率良く生産すること
にある。
アー等による搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして
硬化させる工程において、成型体のエッジ角度を連続的
に測定し、調製することにより、効率良く生産すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため石膏ボードの成型体のエッジ面に角度測定装
置のローラーを接触させる方法として、角度測定装置を
傾斜した軸に乗った可動の台座に取り付けて角度測定装
置の重量の水平分力を利用し、成型体のエッジ面に接触
する力を得ている。又、ローラーを持つ角度測定装置本
体は台座に対して可動軸に取り付けることで成型体のエ
ッジ面の角度変化に応じて接触・追従する。そして、ロ
ーラー軸と同軸に取り付けたクリノメーターの電気出力
信号をモニターすることで石膏ボードの成型体のエッジ
角度を連続的に測定し、調製することを見出した。
決するため石膏ボードの成型体のエッジ面に角度測定装
置のローラーを接触させる方法として、角度測定装置を
傾斜した軸に乗った可動の台座に取り付けて角度測定装
置の重量の水平分力を利用し、成型体のエッジ面に接触
する力を得ている。又、ローラーを持つ角度測定装置本
体は台座に対して可動軸に取り付けることで成型体のエ
ッジ面の角度変化に応じて接触・追従する。そして、ロ
ーラー軸と同軸に取り付けたクリノメーターの電気出力
信号をモニターすることで石膏ボードの成型体のエッジ
角度を連続的に測定し、調製することを見出した。
【０００６】すなわち、本発明はベルトコンベアー上に
下側原紙、石膏スラリー及び上側原紙を順次に供給し、
下側原紙と上側原紙の原紙間に石膏スラリーを挟んだ成
型体を製造し、連続的にベルトコンベアー等で搬送して
いる工程を有する石膏ボードの製造方法において、該成
型体のエッジ角度をローラー式接触装置により連続的に
測定し、調製することを特徴とする石膏ボードの製造方
法に関する。
下側原紙、石膏スラリー及び上側原紙を順次に供給し、
下側原紙と上側原紙の原紙間に石膏スラリーを挟んだ成
型体を製造し、連続的にベルトコンベアー等で搬送して
いる工程を有する石膏ボードの製造方法において、該成
型体のエッジ角度をローラー式接触装置により連続的に
測定し、調製することを特徴とする石膏ボードの製造方
法に関する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の石膏スラリーは焼石膏（半水石膏）に水、発砲
剤、澱粉などの接着助剤及びセルロース繊維や無機繊維
などの他の混和剤をミキサーにより混練して得られるも
のをいう。成型体とは、この石膏スラリーを上下に配し
た石膏ボード用原紙の間に流し込み成型する工程を通し
て、板状に成型し、連続的にベルトコンベアー等で搬送
している部分を言う。
本発明の石膏スラリーは焼石膏（半水石膏）に水、発砲
剤、澱粉などの接着助剤及びセルロース繊維や無機繊維
などの他の混和剤をミキサーにより混練して得られるも
のをいう。成型体とは、この石膏スラリーを上下に配し
た石膏ボード用原紙の間に流し込み成型する工程を通し
て、板状に成型し、連続的にベルトコンベアー等で搬送
している部分を言う。
【０００８】また、エッジ角度とは、この石膏ボード成
型体で、厚み部分の紙の表紙の幅方向に対する折れ角度
を言う。ところが、この成型体をベルトコンベアー等に
よる搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させ
る工程で、成型体のエッジ角度が幅方向に対して９０度
を超えると、不良品になる。又、逆に成型体のエッジ角
度が幅方向に対して８０度を下回るものも不良品とな
る。したがって、この工程でエッジ角度を測定し、不良
品の判別をしている。不良品が発生した場合、成型工程
で原紙の切り込み量を調整して、不良品の発生を止め
る。
型体で、厚み部分の紙の表紙の幅方向に対する折れ角度
を言う。ところが、この成型体をベルトコンベアー等に
よる搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させ
る工程で、成型体のエッジ角度が幅方向に対して９０度
を超えると、不良品になる。又、逆に成型体のエッジ角
度が幅方向に対して８０度を下回るものも不良品とな
る。したがって、この工程でエッジ角度を測定し、不良
品の判別をしている。不良品が発生した場合、成型工程
で原紙の切り込み量を調整して、不良品の発生を止め
る。
【０００９】しかしながら、成型体のエッジ角度測定が
非連続的の場合は、不良品の発生した時刻から不良品の
発見の時刻までの時間に比例した不良品の数量となる。
よって、この成型体をベルトコンベアー等による搬送
中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる工程
で、成型体のエッジ角度測定を連続的に行い、調製する
ことが重要である。
非連続的の場合は、不良品の発生した時刻から不良品の
発見の時刻までの時間に比例した不良品の数量となる。
よって、この成型体をベルトコンベアー等による搬送
中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる工程
で、成型体のエッジ角度測定を連続的に行い、調製する
ことが重要である。
【００１０】そこで、成型体をベルトコンベアー等によ
る搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる
工程で、連続的に成型体のエッジ角度測定を次のような
方法で行う。すなわち、石膏ボードを製造するに当た
り、ベルトコンベアー等による搬送中、焼石膏を水和さ
せ二水石膏にして硬化させる工程で、成型体のエッジ角
度を測定する為、角度測定装置を傾斜した軸に乗った可
動の台座に取り付け、角度測定装置本体の重量の水平分
力で成型体のエッジ面に接触する方向に動作する。そし
て、ベルトコンベアー等による搬送中のボード成型体の
エッジ面にローラーが接触すると、ローラーは回転しな
がら、装置本体の重量の水平分力によりボード成型体の
エッジ面へ接触するように動作する。ボード成型体のエ
ッジ角度が不適の場合に、エッジ角度測定装置のローラ
ーをボード成型体のエッジ面に接触・追従させる為、予
めエッジ角度測定装置本体を適当な角度だけアンバラン
スさせておく。クリノメーターは測定装置本体に取り付
けており、ローラーが垂直の時、９０度に相当する電気
信号を出力する。これによりボード成型体をベルトコン
ベアー等による搬送中、そのエッジ角度を連続的に測定
し、調製する。
る搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させる
工程で、連続的に成型体のエッジ角度測定を次のような
方法で行う。すなわち、石膏ボードを製造するに当た
り、ベルトコンベアー等による搬送中、焼石膏を水和さ
せ二水石膏にして硬化させる工程で、成型体のエッジ角
度を測定する為、角度測定装置を傾斜した軸に乗った可
動の台座に取り付け、角度測定装置本体の重量の水平分
力で成型体のエッジ面に接触する方向に動作する。そし
て、ベルトコンベアー等による搬送中のボード成型体の
エッジ面にローラーが接触すると、ローラーは回転しな
がら、装置本体の重量の水平分力によりボード成型体の
エッジ面へ接触するように動作する。ボード成型体のエ
ッジ角度が不適の場合に、エッジ角度測定装置のローラ
ーをボード成型体のエッジ面に接触・追従させる為、予
めエッジ角度測定装置本体を適当な角度だけアンバラン
スさせておく。クリノメーターは測定装置本体に取り付
けており、ローラーが垂直の時、９０度に相当する電気
信号を出力する。これによりボード成型体をベルトコン
ベアー等による搬送中、そのエッジ角度を連続的に測定
し、調製する。
【００１１】ここで用いるローラーの材質はポリプロピ
レン、ポリエチレン、テフロン等が用いられるが、テフ
ロンが好んで使われる。ここで、クリノメーターとは、
小型・軽量で出力信号は左右の傾きを検出するもので、
前後の傾き・上下方向の振動に影響されないものが良
い。又、検出角度の分解能は、０．１度以上が必要であ
る。エッジ角度測定装置本体の材質は軽量化を図る為、
アルミ製が好適である。
レン、ポリエチレン、テフロン等が用いられるが、テフ
ロンが好んで使われる。ここで、クリノメーターとは、
小型・軽量で出力信号は左右の傾きを検出するもので、
前後の傾き・上下方向の振動に影響されないものが良
い。又、検出角度の分解能は、０．１度以上が必要であ
る。エッジ角度測定装置本体の材質は軽量化を図る為、
アルミ製が好適である。
【００１２】本発明では成型体をベルトコンベアー等に
よる搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させ
る工程で、エッジ角度測定装置をベルトコンベアー間の
キャリアーローラーの間に取り付ける。その構成は下記
の通りである。
よる搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にして硬化させ
る工程で、エッジ角度測定装置をベルトコンベアー間の
キャリアーローラーの間に取り付ける。その構成は下記
の通りである。
【００１３】エッジ角度測定装置を取り付ける台座付き
の可動軸はキャリアーローラーの外端部から、中央部に
向けて約７度程度の傾きをもって、ベルトコンベアーと
直角の方向に設置する。台座に取り付けられたエッジ角
度測定装置本体は、台座治具に対して搬送方向と同じ方
向の軸芯に取り付けられおり、ボード成型体のエッジ面
に対して自由に動く構造となっている。そして、エッジ
角度測定装置は自重の水平分力により、可動軸をキャリ
アーローラー上のボード成型体に向かって移動する。こ
の時、予めエッジ角度測定装置の重心がボード成型体の
厚み部分の中央に位置するように、台座付きの可動軸及
びエッジ角度測定装置全体を上下調整しておく必要があ
る。
の可動軸はキャリアーローラーの外端部から、中央部に
向けて約７度程度の傾きをもって、ベルトコンベアーと
直角の方向に設置する。台座に取り付けられたエッジ角
度測定装置本体は、台座治具に対して搬送方向と同じ方
向の軸芯に取り付けられおり、ボード成型体のエッジ面
に対して自由に動く構造となっている。そして、エッジ
角度測定装置は自重の水平分力により、可動軸をキャリ
アーローラー上のボード成型体に向かって移動する。こ
の時、予めエッジ角度測定装置の重心がボード成型体の
厚み部分の中央に位置するように、台座付きの可動軸及
びエッジ角度測定装置全体を上下調整しておく必要があ
る。
【００１４】エッジ角度測定装置のローラーが、ボード
成型体の下のエッジと接触した時、エッジ角度測定装置
本体の重量の水平分力は、ボード成型体の下のエッジを
支点として、ローラーをボード成型体のエッジ面に接触
させるトルクとして働く。エッジ角度測定装置のローラ
ーが、ボード成型体の上のエッジと接触した時、エッジ
角度測定装置本体の重量の水平分力は、ボード成型体の
上のエッジを支点として、ローラーをボード成型体のエ
ッジ面に接触させるトルクとして働く。
成型体の下のエッジと接触した時、エッジ角度測定装置
本体の重量の水平分力は、ボード成型体の下のエッジを
支点として、ローラーをボード成型体のエッジ面に接触
させるトルクとして働く。エッジ角度測定装置のローラ
ーが、ボード成型体の上のエッジと接触した時、エッジ
角度測定装置本体の重量の水平分力は、ボード成型体の
上のエッジを支点として、ローラーをボード成型体のエ
ッジ面に接触させるトルクとして働く。
【００１５】クリノメーターはエッジ角度測定装置本体
に取り付けており、ローラーが垂直の時、９０度に相当
する電気信号を出力する。このように、ボード成型体を
ベルトコンベアー等による搬送中にそのエッジ角度を連
続的に測定し、調製する。
に取り付けており、ローラーが垂直の時、９０度に相当
する電気信号を出力する。このように、ボード成型体を
ベルトコンベアー等による搬送中にそのエッジ角度を連
続的に測定し、調製する。
【００１６】以下、本発明の実施例に係る図１及び図２
に基づいて説明する。石膏ボード１はローラーコンベア
ー２の上を図の垂直方向に移動する。石膏ボード１のエ
ッジ角度１１を測る為、エッジ角度測定装置本体５に付
属する検知ローラー７がエッジ角面に接触する。この
時、エッジ角度測定装置本体５はスライドベース３の可
動台にアーム４で取り付けられている。
に基づいて説明する。石膏ボード１はローラーコンベア
ー２の上を図の垂直方向に移動する。石膏ボード１のエ
ッジ角度１１を測る為、エッジ角度測定装置本体５に付
属する検知ローラー７がエッジ角面に接触する。この
時、エッジ角度測定装置本体５はスライドベース３の可
動台にアーム４で取り付けられている。
【００１７】スライドベース３は傾斜角度θ１０で傾斜
しているので、本体５はスライドベース３を石膏ボード
１側へ力が掛かり、石膏ボード１の蛇行に追従する。
又、エッジ角度１１の変化に対してはエッジ角度測定装
置本体５の主軸６を中心に検知ローラー７がエッジ角面
に追従する。これはエッジ角度測定装置本体５のスライ
ドベース３の傾斜角度θ１０による力Ａと、エッジ角度
測定装置本体５の重心が主軸６の鉛直下から変位して出
る力Ｂがエッジ角面上でバランスしている時、エッジ角
度１１の測定ができる。さらにエッジ角度１１が９０度
を超える範囲を測定する為、クリノメーター８で予めエ
ッジ角度測定装置本体５を主軸６を中心に傾斜させる。
検知ローラー７の角度はクリノメーター８で電気信号と
して外部へ取り出す。
しているので、本体５はスライドベース３を石膏ボード
１側へ力が掛かり、石膏ボード１の蛇行に追従する。
又、エッジ角度１１の変化に対してはエッジ角度測定装
置本体５の主軸６を中心に検知ローラー７がエッジ角面
に追従する。これはエッジ角度測定装置本体５のスライ
ドベース３の傾斜角度θ１０による力Ａと、エッジ角度
測定装置本体５の重心が主軸６の鉛直下から変位して出
る力Ｂがエッジ角面上でバランスしている時、エッジ角
度１１の測定ができる。さらにエッジ角度１１が９０度
を超える範囲を測定する為、クリノメーター８で予めエ
ッジ角度測定装置本体５を主軸６を中心に傾斜させる。
検知ローラー７の角度はクリノメーター８で電気信号と
して外部へ取り出す。
【００１８】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、部は重量部を表す。 実施例１ 焼石膏１００部に対して水８０部、澱粉１部及び発泡剤
０．３部の比率になるようにミキサー１２で攪拌しなが
ら連続的に加え、石膏スラリー１３を得た。得られた石
膏スラリー１３をベルトコンベアー１４上の原紙１５の
上に流し込み、ベルトコンベアー１４を稼働させながら
原紙１６で挟み込み成型器１７で板状に成型した。そし
て、この石膏ボード１がベルトコンベア１４からローラ
ーコンベアー２の上に来た時、このラインと直角に取り
付けたスライドベース３の可動台に乗ったエッジ角度測
定装置本体５の検知ローラー７が自重により石膏ボード
１に接触し、さらにエッジ角度測定装置本体５がある程
度傾斜した所でバランスしてエッジ角度１１を測定でき
た。その結果、エッジ角度１１を連続して測定できエッ
ジ角度の不良品がなくなり効率よく生産できた。
る。なお、部は重量部を表す。 実施例１ 焼石膏１００部に対して水８０部、澱粉１部及び発泡剤
０．３部の比率になるようにミキサー１２で攪拌しなが
ら連続的に加え、石膏スラリー１３を得た。得られた石
膏スラリー１３をベルトコンベアー１４上の原紙１５の
上に流し込み、ベルトコンベアー１４を稼働させながら
原紙１６で挟み込み成型器１７で板状に成型した。そし
て、この石膏ボード１がベルトコンベア１４からローラ
ーコンベアー２の上に来た時、このラインと直角に取り
付けたスライドベース３の可動台に乗ったエッジ角度測
定装置本体５の検知ローラー７が自重により石膏ボード
１に接触し、さらにエッジ角度測定装置本体５がある程
度傾斜した所でバランスしてエッジ角度１１を測定でき
た。その結果、エッジ角度１１を連続して測定できエッ
ジ角度の不良品がなくなり効率よく生産できた。
【００１９】比較例１ 実施例１のエッジ角度測定装置本体５で連続的にエッジ
角度１１を測定しないで、１時間に１回程度石膏ボード
１のエッジ角度１１を手感又は分度器で測定しながら、
石膏ボードの製造を行った。この場合、エッジ角度不良
の発生を防げなかった。
角度１１を測定しないで、１時間に１回程度石膏ボード
１のエッジ角度１１を手感又は分度器で測定しながら、
石膏ボードの製造を行った。この場合、エッジ角度不良
の発生を防げなかった。
【００２０】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ば従来技術では達成されなかった、成型体をベルトコン
ベアー等による搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にし
て硬化させる工程に於ける成型体のエッジ角度測定を、
ローラーの線接触方式でそのローラー軸の角度をクリノ
メーターを使用し、連続して検出できる。又、基本的に
現状の分度器を使用した測定方法と同様に線接触である
為、不定形な成型体のエッジ面の影響を受けにくく、平
均的なエッジ角度の測定ができる。従って、成型体のエ
ッジ角度を安定的に検出ができ、不良品の発見が早く行
え、その対応も従来の方法と比較して最短で可能となっ
た。よって、効率的な生産ができるようになった。
ば従来技術では達成されなかった、成型体をベルトコン
ベアー等による搬送中、焼石膏を水和させ二水石膏にし
て硬化させる工程に於ける成型体のエッジ角度測定を、
ローラーの線接触方式でそのローラー軸の角度をクリノ
メーターを使用し、連続して検出できる。又、基本的に
現状の分度器を使用した測定方法と同様に線接触である
為、不定形な成型体のエッジ面の影響を受けにくく、平
均的なエッジ角度の測定ができる。従って、成型体のエ
ッジ角度を安定的に検出ができ、不良品の発見が早く行
え、その対応も従来の方法と比較して最短で可能となっ
た。よって、効率的な生産ができるようになった。
【００２１】
【図１】石膏ボードのエッジ角度測定の斜視図
【図２】石膏ボードのエッジ角度測定装置の側面図
１：石膏ボード ２：ローラーコンベアー ３：スライドベース ４：アーム ５：エッジ角度測定装置本体 ６：主軸 ７：検知ローラー ８：クリノメーター ９：バランウエイト １０：傾斜角度 １１：エッジ角度 １２：ミキサー １３：石膏スラリー １４：ベルトコンベア １５：原紙 １６：原紙 １７：成型器
Claims (1)
- 【請求項１】 ベルトコンベアー上に下側原紙、石膏
スラリー及び上側原紙を順次に供給し、下側原紙と上側
原紙の原紙間に石膏スラリーを挟んだ成型体を製造し、
連続的にベルトコンベアー等で搬送している工程を有す
る石膏ボードの製造方法において、該成型体のエッジ角
度をローラー式接触装置により連続的に測定し、調製す
ることを特徴とする石膏ボードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32277495A JPH09155830A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 石膏ボードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32277495A JPH09155830A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 石膏ボードの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155830A true JPH09155830A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18147499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32277495A Pending JPH09155830A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 石膏ボードの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09155830A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1132710A1 (en) * | 1998-08-28 | 2001-09-12 | Yoshino Gypsum Co., Ltd. | Method and apparatus for detecting edge angle |
| JP2006524143A (ja) * | 2002-10-15 | 2006-10-26 | ビーピービー ピーエルシー | 多層セメント系生成品を生成するための方法および装置 |
-
1995
- 1995-12-12 JP JP32277495A patent/JPH09155830A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1132710A1 (en) * | 1998-08-28 | 2001-09-12 | Yoshino Gypsum Co., Ltd. | Method and apparatus for detecting edge angle |
| EP1132710A4 (en) * | 1998-08-28 | 2002-03-20 | Yoshino Gypsum Co | METHOD AND DEVICE FOR MEASURING THE ANGLE OF AN EDGE |
| JP2006524143A (ja) * | 2002-10-15 | 2006-10-26 | ビーピービー ピーエルシー | 多層セメント系生成品を生成するための方法および装置 |
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