JPH0915571A - 光書き込み型液晶ライトバルブ - Google Patents

光書き込み型液晶ライトバルブ

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JPH0915571A
JPH0915571A JP16194795A JP16194795A JPH0915571A JP H0915571 A JPH0915571 A JP H0915571A JP 16194795 A JP16194795 A JP 16194795A JP 16194795 A JP16194795 A JP 16194795A JP H0915571 A JPH0915571 A JP H0915571A
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JP
Japan
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liquid crystal
light
layer
light valve
crystal light
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JP16194795A
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Inventor
Takashi Nojima
孝志 野島
Hiroshi Hamada
浩 浜田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロジェクター等で使われる強力な読み出し
光が液晶ライトバルブに入射すると、光導電層の周辺部
に光が回り込んで光導電層が動作するのを防止し、さら
に、シール部の密着性を向上させて、表示品位、歩留ま
りや信頼性を向上できる光書き込み型液晶ライトバルブ
を提供する。 【構成】 読み出し光16を遮蔽する読み出し光遮蔽層
9を、光導電体層5が形成されているガラス基板1の上
に、表示領域である光導電体層5以外の周辺部に形成
し、シール接合部は読み出し光遮蔽層9の周縁とシール
部材12だけで構成されている光書き込み型液晶ライト
バルブ20である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画像や動画像を大
画面に高輝度、高精細度で表示することを可能にする大
画面投射型表示装置や、光演算装置、画像処理装置等に
用いられる光書き込み型液晶ライトバルブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、大画面投射型表示装置、その中で
も、光書き込み型液晶ライトバルブを用いた投射型表示
装置は高輝度、高精細の点から、活発に開発が行われて
いる。その光書き込み型液晶ライトバルブの一般的な構
成を図7に示す。図7を用いて、この光書き込み型液晶
ライトバルブの作製方法を説明する。以下の説明では、
光書き込み型液晶ライトバルブを、「液晶ライトバル
ブ」と表現する。
【0003】まず、ガラス基板101および102の上
に、ITOまたはSnO2 等の透明電極103および1
04をそれぞれ形成する。次に一方の透明電極103の
上に、非晶質水素化ケイ素(a−Si:H)からなる光
導電体層105を形成する。
【0004】次に、光導電体層105の上に遮光層10
6を形成する。さらに遮光層106の上に誘電体ミラー
107を形成する。次に、誘電体ミラー107と、他方
の透明電極104の上に、配向膜110および111を
それぞれ形成し、ガラス基板101および102をシー
ル部材112を介して貼り合わせる。シール部材112
を介して貼り合わせたガラス基板101および102の
間に、液晶を注入して封止することにより、液晶層11
3が形成され、光書き込み型液晶ライトバルブ100が
作製される。
【0005】このような構成の液晶ライトバルブ100
の透明電極103および104の間には、交流電源11
4によって電圧が印加される。ガラス基板101側から
レーザービームやCRT等の書き込み光115が入射
し、画像が書き込まれる。
【0006】すなわち、書き込み光115が入射される
と、光の当たった領域(明状態)では、光導電体層10
5のインピーダンスが減少し、交流電源114によって
印加された電圧は液晶層113に加わる。一方、光の当
たらない領域(暗状態)では、光導電体層105のイン
ピーダンスが減少せず、液晶が駆動するのに充分な電圧
が液晶層113に加わらない。
【0007】従って、この明状態と暗状態とにおける光
導電体層105のインピーダンスの変化により、画像を
形成することができる。
【0008】このようにして画像が形成された液晶ライ
トバルブ100に、読み出し光116がガラス基板10
2側から入射すると、画像に対応した部分の液晶層11
3が、その部分の配向変化により入射光の偏光状態が変
調され、その部分の反射光に基づいて、液晶ライトバル
ブ100に形成された画像を外部に映し出すことができ
る。
【0009】液晶ライトバルブ100を用いた投射型画
像表示装置120の構成を図8に示す。以下、図8を用
いて、投射型画像表示装置120の光学系を説明する。
【0010】書き込み光122がレンズ123を介し
て、液晶ライトバルブ100に入射すると液晶層に画像
が形成される。そして画像が形成された液晶ライトバル
ブ100に、ランプ124からの読み出し光がレンズ1
25および偏光ビームスプリッタ127を介して入射す
る。この入射光は、液晶ライトバルブ100に設けられ
た誘電体ミラーによって反射される。この反射光の内
で、液晶の電気光学効果によって偏光方向が変化した表
示部分は、偏光ビームスプリッタ127を透過すること
ができる。この反射光は、レンズ128によって拡大さ
れ、これによって液晶ライトバルブ100に形成された
画像は、スクリーン126に投影される。この液晶ライ
トバルブ100の動作モードとしては、ツイスティドネ
マティック(TN)モード、ハイブリッド電界効果(H
FE)モード、ゲストホスト(GH)モードおよび相転
移モード等が挙げられる。
【0011】このような構成の液晶ライトバルブ100
において、読み出し光116は誘電体多層膜ミラー10
7で99%以上反射し、残りの透過した光は遮光層10
6で吸収され、原理的には読み出し光116は光導電体
層105には入射しないような構成となっている。しか
し、現実には、読み出し光116の一部がガラス基板内
を伝搬し迷光や漏れ光117となって、遮光層106を
回り込んで光導電体層105に入射するため、表示画像
のコントラストや解像度の低下を招くという問題が生じ
る。
【0012】その対策として、図9に示すように、ガラ
ス基板101に光導電体層105、遮光層106、誘電
体ミラー107が順次積層された構造の上部に直接シー
ル部材112を塗布し、対向するガラス基板102と貼
り合わせた構造にした従来の他の光書き込み型液晶ライ
トバルブ130がある。なお、図7と同一の機能を有す
るものには同一の番号をしるしている。動作方法は光書
き込み型液晶ライトバルブ100と同様である。
【0013】また、別の対策として、特開平6−301
051号公報では、表示画素の光導電体層を微小形状に
パターニングした上に、金属反射膜を画素部分と窪み部
分に形成し、かつ画素部分と窪み部分の金属が電気的に
分離し、さらに、表示画素周辺部にも金属周辺遮光膜を
形成した構造の液晶ライトバルブが開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般に、誘電体ミラー
を構成する誘電体は多孔性の膜構造になっているため、
大気中の水分が膜中に侵入して膜の屈折率に影響を与え
反射波長帯域が変化することが知られている。このた
め、前記の誘電体ミラーの上部に直接シール材を塗布す
る方法は、誘電体ミラーを介して液晶層に外部の不純物
が供給される可能性が高く、液晶層に不純物が混入する
と残像等が発生し、表示品位が低下するという課題があ
る。
【0015】また、ガラス基板とシール接合部の間に光
導電層、遮光層、光反射層、配向膜層の厚膜の多層膜が
存在しているが、各層間の密着性は外力に対してあまり
強くない。通常、シール部分には外部からの応力が加わ
りやすいため、シールのハガレが発生し、歩留りの低下
や信頼性が低下するという課題がある。
【0016】上記で説明したような課題を改善するた
め、シール内部に光導電層、誘電体ミラー層を形成する
方法があるが、プロジェクタで使われる強力な読み出し
光が液晶ライトバルブに入射すると光導電層の周辺部に
光が回り込んで光導電層が動作し、表示画像のコントラ
ストが著しく低下してしまうという課題がある。
【0017】特開平6−301051号公報の技術で
は、強力な読み出し光が入射したとき、金属が存在しな
い隙間の光導電層に光が入射し光導電体層が動作してし
まうという課題がある。
【0018】また、強力な読み出し光が入射した場合、
読み出し側ガラス基板内を伝搬した光がシール部を介し
て書き込み側ガラス基板に伝搬し、光導電層に光が入射
し光導電層が動作するするという課題がある。
【0019】特開平6−301051号公報の技術で
は、金属周辺遮光膜の配置領域について明記されていな
く、構成図にも、シール部に金属周辺遮光膜が図示され
ていなく、金属周辺遮光膜の配置領域が不十分である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向配置され
た2枚の透光性基板のうちの一方に、少なくとも光導電
体層を形成し、該2枚の透光性基板間に液晶を挾持して
なる光書き込み型液晶ライトバルブにおいて、前記2枚
の透光性基板間に、読み出し光が前記光導電体層へ侵入
するのを防止する読み出し光遮蔽層を設けたことを特徴
とする。
【0021】また、本発明は、前記光導電体層が前記透
光性基板のうちの一方の基板上に形成され、前記読み出
し光遮蔽層が、少なくとも前記光導電体層が形成された
透光性基板側の光非遮蔽部を覆うように形成されている
ことを特徴とする。
【0022】また、本発明は、前記光導電体層が前記透
光性基板のうちの一方の基板上に形成され、前記読み出
し光遮蔽層が、前記光導電体層が形成されていない対向
基板側に形成されていることを特徴とする。
【0023】また、本発明は、前記読み出し光遮蔽層
が、書き込み光遮蔽層を兼ねていることを特徴とする。
【0024】また本発明は、前記読み出し光遮蔽層が、
金属膜からなることを特徴とする。
【0025】また、本発明は、前記読み出し光遮蔽層は
非導電性の材料からなることを特徴とする。
【0026】
【作用】以上のように、本発明によれば、プロジェクタ
ー等で使われる強力な読み出し光が液晶ライトバルブに
入射して、光導電体層の周辺部に光が回り込んで光導電
層が動作するのを防ぐことができるので、表示画像のコ
ントラストや解像度を低下せず、良好な表示品位を実現
することができる。
【0027】また、シール接合部には、ガラス基板とシ
ール材との間に緻密で密着性の良い読み出し光遮蔽層の
みが配置される構成となるため、シール部の密着性が向
上し、シールのハガレが防止でき、歩留りの向上や信頼
性の向上が図れる。
【0028】また、読み出し光に対する遮蔽層を、書き
込み光に対する遮蔽層と兼用することで、読み出し光の
遮光性能を向上させることができる。遮蔽層の形成が一
層でよいので、コストの低減でき歩留りの向上や信頼性
の向上が図れる。
【0029】また、読み出し光遮蔽層として、金属膜を
形成することで、読み出し光の遮光性能を向上させるこ
とができる。
【0030】また、読み出し光遮蔽層として、非導電性
の材料からなる膜を形成することで、読み出し光の遮光
性能を向上させることができる。さらに、液晶ライトバ
ルブ作製時に導電性のダストがガラス基板間に入って上
下の電極間で導通が発生することが防止でき駆動不良を
無くすことができるので、良好な表示品位が実現できる
とともに歩留まりを向上させることができる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例である光書き込み型
液晶ライトバルブの構成を図1に示す。以下図面を用い
て詳細な説明を行う。まず、透光性基板であるガラス基
板1および2上に、ITOまたはSnO2 等の透明電極
3および4をスパッタ法で形成し、次に一方の透明電極
3上に成膜マスクを用いて、シール接合部の内側に位置
するように、非晶質水素化ケイ素(a−Si:H)から
なる光導電体層5を形成する。この非晶質水素化ケイ素
(a−Si:H)からなる光導電体層5の形成は、シラ
ン(SiH4 )ガスを原料としてプラズマCVD法で行
う。光導電体層5の領域は文字や図形などを表示させる
表示領域に相当する。
【0032】次に、遮光層6として、非晶質水素化ケイ
素ゲルマニウム(a−SiGe:H)をプラズマCVD
法により作製し、さらにその上部に、SiO2 およびT
iO2 の積層からなる誘電体多層膜ミラー層7を電子ビ
ーム蒸着法により形成する。
【0033】次に、フォトポリマーに顔料(カーボン)
を分散した感光性の顔料分散型有機材料の溶液をスピン
コートにより塗布する。その後、溶液が塗布されていな
い面、すなわち、ガラス面から露光を行い100℃で焼
成する。露光の際、ガラス上の顔料分散型有機材料には
光が当たり、光導電体層5、遮光層6、誘電体多層膜ミ
ラー層7上の顔料分散型有機材料には光が当たらない。
その後、現像を行って光が当たらなかった領域の顔料分
散型有機材料を除去し、200℃で焼成することで、マ
スクを用いずセルフアライメントにより簡単なプロセス
で、読み出し光遮蔽層9が形成できる。
【0034】図2は、ガラス基板の上から見た読み出し
光遮蔽層9の形成領域を示す模式図である。読み出し光
遮蔽層9の配置は、図2(a)に示した斜線の部分のよ
うに、光導電体層5の領域の外側を覆ってガラス基板の
周縁に向かって形成される範囲である。すなわち、読み
出し光遮蔽層9は、光導電体層5の領域外からガラス基
板の周縁までの領域を光非遮蔽部と呼ぶ部分を覆うよう
に形成する。ただし、表示に影響しない範囲であれば、
読み出し光遮蔽層9は実施例2のように光導電体層5の
領域の内側を含んだ部分を覆って、ガラス基板の周縁に
向かって形成しても良い。
【0035】この顔料分散型有機材料からなる読み出し
光遮蔽層9は、性能試験により、透過率は0.1%以
下、比抵抗は1×107 Ω・cm以上の性能があること
が確認できた。
【0036】次に、誘電体多層膜ミラー7と、他方の透
明電極4とに、ポリイミド膜を印刷し焼成することによ
り、配向膜10および11を形成する。配向膜10およ
び11の表面にラビングによる分子配向処理を施した
後、ガラス基板1および2をシール部材12を介して貼
り合わせる。このとき、読み出し光遮蔽層9の上部にシ
ール部材がくるようにする。シール部材12を介して貼
り合わせたガラス基板1および2の間に、ネマチック液
晶を注入し封止することにより、液晶層13が形成さ
れ、光書き込み型液晶ライトバルブ20が形成される。
【0037】次に、動作について説明をする。図1に示
した液晶ライトバルブ20の透明電極3および4の間に
は、交流電源14によって電圧が印加される。ガラス基
板1側からCRT画像やLCD画像等の書き込み光15
が入射し、画像が書き込まれる。
【0038】すなわち、書き込み光15が入射すると、
光の当たった領域(明状態)では、光導電体層5のイン
ピーダンスが減少し、交流電源14によって印加された
電圧は液晶層13に加わる。一方、光の当たらない領域
(暗状態)では、光導電体層5のインピーダンスは減少
せず、液晶が駆動するのに充分な電圧が液晶層13に加
わらない。従って、この明状態と暗状態とにおける光導
電体層5のインピーダンスの変化により、画像を形成す
ることができる。
【0039】こうして画像が形成された液晶ライトバル
ブ20に読み出し光16がガラス基板2側から入射する
と、画像に対応した部分の液晶層13の配向変化により
入射光の有する偏光状態が変調され、その反射光を取り
出すことで液晶ライトバルブに形成された画像を投影す
ることができる。
【0040】この液晶ライトバルブの動作モードとして
は、ツイスティドネマティック(TN)モード、ハイブ
リッド電界効果(HFE)モード、ゲストホスト(G
H)モードおよび相転移モード、電界制御複屈折(EC
B)モード等を用いることができる。
【0041】このようにして作製した光書き込み型液晶
ライトバルブ20では、読み出し光16の漏れ光が、ガ
ラス基板中を伝搬して光導電体層5に入射することはな
くなるため、読み出し光16の遮光性能が向上する。こ
れにより、表示画像のコントラストや解像度が向上し、
良好な表示性能が得られる光書き込み型液晶ライトバル
ブ20を提供することができる。
【0042】また、セルフアライメントにより読み出し
光遮蔽層9が形成できるため、プロセスを簡略化するこ
とができる。
【0043】また、シール接合部には、シール部材と読
み出し光遮光層9が配置されているだけなので、シール
の密着性が向上し、シール接合部のハガレが防止でき、
歩留りの向上や信頼性の向上を実現することができる。
【0044】(実施例2)本発明の第2の実施例である
光書き込み型液晶ライトバルブの構成を図3に示す。以
下図面を用いて詳細な説明を行う。まず、透光性基板で
あるガラス基板21および22上に、ITOまたはSn
2 等の透明電極23および24をスパッタ法で形成
し、次に一方の透明電極23上に非晶質水素化ケイ素
(a−Si:H)からなる光導電体層25を形成する。
この非晶質水素化ケイ素(a−Si:H)からなる光導
電体層25の形成は、シラン(SiH4 )ガスを原料と
してプラズマCVD法で行う。
【0045】次に、遮光層26として非晶質水素化ケイ
素ゲルマニウム(a−SiGe:H)をプラズマCVD
法により作製し、さらにその上部に、Al、Cr、Mo
等の金属膜をスパッタ法で形成し、フォトリソグラフィ
ー技術により、表示エリアのパターニングを行い、表示
領域の光反射層28および読み出し光遮蔽層29を形成
する。
【0046】読み出し光遮蔽層29の配置は、図2
(b)に示した斜線の部分のように、光導電体層25の
周囲の内側の一部を含む領域を覆って、ガラス基板の周
囲に向かって形成される範囲である。
【0047】次に、表示領域の光反射層28と、他方の
透明電極24とに、ポリイミド膜を印刷し焼成すること
により、配向膜30および31をそれぞれ形成する。配
向膜30および31の表面にラビングによる分子配向処
理を施した後、ガラス基板21および22をシール部材
32を介して貼り合わせる。このとき、読み出し光遮蔽
層29の上部にシール部材32がくるようにする。シー
ル部材32を介して貼り合わせられたガラス基板21お
よび22の間に、ネマチック液晶を注入し封止すること
により、液晶層33が形成され、光書き込み型液晶ライ
トバルブ40が形成される。
【0048】実施例2の光書き込み型液晶ライトバルブ
40の動作方法は実施例1の光書き込み型液晶ライトバ
ルブ20と同様である。
【0049】このようにして作製した光書き込み型液晶
ライトバルブ40の場合、読み出し光16の漏れ光は、
読み出し光遮蔽層29で遮光されるため、光導電体層2
5に入射することはなくなるため、表示領域外からの漏
れ光を防ぐことができる。
【0050】このことより、読み出し光の遮光性能が向
上し、表示画像のコントラストや解像度が上がり、良好
な表示性能が得られる光書き込み型液晶ライトバルブを
提供することができる。
【0051】また、読み出し光遮蔽層29に金属膜を用
いると、液晶ライトバルブ作製時に導電性のダストがガ
ラス基板間に入ると上下の電極間で導通が発生し駆動で
きなくなり、歩留まりが低下する場合がある。それを防
止するため、読み出し光遮蔽層29の上に、SiO2
を50nm程度スパッタ法等で形成したり、塗布性の無
機絶縁物溶液を用いて無機絶縁膜を形成しても良いし、
TiO2 、Ta25 、Si34 等の無機絶縁膜や有機
絶縁膜を形成しても良い。これを行うことで歩留まりを
向上することができる。
【0052】また、シール接合部には、シール部材と読
み出し光16を遮蔽する遮光層29が配置されているだ
けなので、シールの密着性が向上し、シール接合部のハ
ガレが防止でき、歩留りの向上や信頼性の向上を実現す
ることができる。
【0053】(実施例3)本発明の第3の実施例である
光書き込み型液晶ライトバルブの構成を図4に示す。以
下図面を用いて詳細な説明を行う。まず、透光性基板で
あるガラス基板41および42上に、ITOまたはSn
2 等の透明電極43および44をスパッタ法で形成
し、次に一方の透明電極43上に成膜マスクを用いて、
シール接合部の内側に位置するように、非晶質水素化ケ
イ素(a−Si:H)からなる光導電体層45を形成す
る。この非晶質水素化ケイ素(a−Si:H)からなる
光導電体層45の形成は、シラン(SiH4 )ガスを原
料としてプラズマCVD法で行う。
【0054】次に、遮光層46として、非晶質水素化ケ
イ素ゲルマニウム(a−SiGe:H)をプラズマCV
D法により作製し、さらにその上部に、SiO2 および
TiO2 の積層からなる誘電体多層膜ミラー層47を電
子ビーム蒸着法により形成する。
【0055】次に、もう一方のガラス基板42の透明電
極44が形成されている上部に、Al、Cr、Mo等の
金属膜をスパッタ法で形成し、フォトリソグラフィー技
術によりレジストパターンを、図2の(b)に示したよ
うに、光導電体層の周囲より内側に5mm程度入った領
域に形成する。ウエットエッチングを施した後、レジス
トを除去し、読み出し光遮蔽層49を形成する。
【0056】次に、誘電体多層膜ミラー47と、他方の
透明電極44とに、ポリイミド膜を印刷し焼成すること
により、配向膜50および51をそれぞれ形成する。配
向膜50および51の表面にラビングによる分子配向処
理を施した後、ガラス基板41および42をシール部材
52を介して貼り合わせる。シール部材52を介して貼
り合わせられたガラス基板41および42の間に、ネマ
チック液晶を注入し封止することにより、液晶層43が
形成され、光書き込み型液晶ライトバルブ60が形成さ
れる。
【0057】実施例3の光書き込み型液晶ライトバルブ
60の動作方法は実施例1の光書き込み型液晶ライトバ
ルブ20と同様である。
【0058】このようにして作製した光書き込み型液晶
ライトバルブ60では、読み出し光16の漏れ光が、読
み出し光遮蔽層49で遮光されるため、光導電体層45
に入射することはなくなるため、読み出し光16の遮光
性能が向上する。これにより、表示画像のコントラスト
や解像度が向上し、良好な表示性能が得られる光書き込
み型液晶ライトバルブ60を提供することができる。
【0059】また、読み出し光遮蔽層49に金属膜を用
いると、液晶ライトバルブ作製時に導電性のダストがガ
ラス基板間に入ると上下の電極間で導通が発生し駆動で
きなくなり歩留まりが低下する場合がある。それを防止
するため、読み出し光遮蔽層49の上に、SiO2 膜を
50nm程度スパッタ法等で形成しても良いし、塗布性
の無機絶縁物溶液を用いて無機絶縁膜を形成しても良
い。これを行うことで歩留まりを向上させることができ
る。
【0060】また、本実施例では読み出し光遮蔽層49
に、Al、Cr、Mo等の金属膜を用いたが、非導電性
の読み出し光遮蔽層でも良い。非導電性の読み出し光遮
蔽層49として、非晶質水素化ケイ素ゲルマニウム(a
−SiGe:H)、a−SiSn:H等の光吸収性の半
導体材料や、遮光性の有機材料、CdTeや金属とSi
2 とを混合したサーメット材料、CdSやCdTe等
の半導体超微粒子をSiO2 中に分散させた半導体超微
粒子分散ガラス薄膜等の絶縁材料を用いてもよく、これ
らを用いることで遮光性能が向上する。
【0061】これにより表示画像のコントラストや解像
度が向上し、良好な表示性能が得られる光書き込み型液
晶ライトバルブ60を提供することができる。
【0062】また、図示していないが、ガラス基板42
の上に読み出し光遮蔽層49を形成後、透明電極44を
形成しても良いし、透明電極43の上に読み出し光遮蔽
層49として、Al、Cr、Mo等の金属膜を表示領域
より外側周囲5mm程度以内に形成してもよい。また、
透明電極43の上とは限らず、光導電体層45の上や、
遮光層46の上、または誘電体多層膜ミラー47の上で
あればどこであってもよい。
【0063】また、シール接合部には、シール部材52
と読み出し光遮光層49が配置されているだけなので、
シールの密着性が向上し、シール接合部のハガレが防止
でき、歩留りの向上や信頼性の向上を実現することがで
きる。
【0064】上記から、表示画像のコントラストや解像
度がさらに向上し、良好な表示性能が得られる光書き込
み型液晶ライトバルブを提供することができる。
【0065】(実施例4)本発明の第4の実施例である
光書き込み型液晶ライトバルブの構成を図5に示す。以
下図面を用いて詳細な説明を行う。まず、透光性基板で
あるガラス基板61および62上に、ITOまたはSn
2 等の透明電極63および64をスパッタ法でそれぞ
れ形成し、次に一方の透明電極63上に非晶質水素化ケ
イ素(a−Si:H)からなる光導電体層65を形成す
る。この非晶質水素化ケイ素(a−Si:H)からなる
光導電体層65の形成はシラン(SiH4 )ガスを原料
としてプラズマCVD(化学的気相成長)装置で行う。
その際、成膜マスクを用いて表示領域部のみ薄膜形成を
行う。
【0066】次に、読み出し光16に対する遮蔽層と書
き込み光15に対する遮光層の両方の働きをする遮光層
66を、光吸収性の半導体物質で非導電性である非晶質
水素化ケイ素ゲルマニウム(a−SiGe:H)をプラ
ズマCVD法により、ガラス基板全面に作製し、さらに
その上部に、SiO2 およびTiO2 の積層からなる誘
電体多層膜ミラー層67を電子ビーム蒸着法により形成
する。
【0067】次に、誘電体多層膜ミラー層67と、他方
の透明電極64とに、ポリイミド膜を印刷し焼成するこ
とにより、配向膜70および71をそれぞれ形成する。
配向膜70および71の表面にラビングによる分子配向
処理を施した後、ガラス基板61および62をシール部
材72を介して貼り合わせる。このとき、遮光層66の
上部にシール部材72が配置されるようにする。シール
部材72を介して貼り合わせたガラス基板61および6
2の間に、カイラル材料を添加した混合ネマチック液晶
を注入し封止することにより、液晶層73が形成され、
光書き込み型液晶ライトバルブ80が形成される。
【0068】実施例4の光書き込み型液晶ライトバルブ
80の動作方法は実施例1の光書き込み型液晶ライトバ
ルブ20と同様である。
【0069】このようにして形成した光書き込み型液晶
ライトバルブ80の場合、書き込み光15に対する遮蔽
層と読み出し光16に対する遮蔽層との両方の働きをす
る遮光層66が配置されているため、読みだし光16の
漏れ光が光導電体層65に入射することがなく、読み出
し光16の遮光性能が向上する。これにより、表示画像
のコントラストや解像度が向上し、良好な表示性能が得
られる光書き込み型液晶ライトバルブ80を提供するこ
とができる。
【0070】また、シール接合部には、シール部材と読
み出し光16を遮蔽する遮光層66が配置されているだ
けなので、シールの密着性が向上し、シール接合部のハ
ガレが防止でき、歩留りの向上や信頼性の向上を実現す
ることができる。
【0071】また、本発明で用いた読み出し光遮蔽層と
しては、Al、Cr、Mo、Ti、Ta等の金属膜や、
非導電性の読み出し光遮蔽層である、a−SiGe:
H、a−SiSn:H,a−SiGeC:H等の光吸収
性の半導体材料や、遮光性の有機材料、CdTeや金属
とSiO2 とを混合したサーメット材料、CdSやCd
Te等の半導体超微粒子をSiO2 中に分散させた半導
体超微粒子分散ガラス薄膜等の絶縁材料を用いてもよ
く、これらを用いることで遮光性能が向上する。
【0072】次に、本発明の実施例1から4のどれかの
実施例で作製される光書き込み型液晶ライトバルブのパ
ネルをフレームに収納する際の構成を図6に示す。以下
図面を用いて詳細な説明を行う。図6に示すように、光
書き込み型液晶ライトバルブのパネル81から電極端子
82を取り出した後、パネル81をフレーム83に収納
する。このとき、あらかじめパネル81のすべての端面
を黒色のシリコン樹脂85等でモールドし、読み出し光
16がガラス中を伝搬し、端面から出た光が光導電体層
に侵入しないようにしている。さらにフレーム83に収
納後は、パネル81の読み出し光16側とフレーム83
の隙間84を、黒色のシリコン樹脂等でモールドする
か、またはゴムパッドを設け、読み出し光16の遮光を
行う。このようにしてフレーム83に収納することによ
り、より一層、漏れ光に対する遮光性能が向上するた
め、コントラストや解像度が向上し、より一層良好な光
書き込み型液晶ライトバルブ90を提供することができ
る。
【0073】なお、本発明のすべての実施例で用いたシ
ール部材は、黒色のシール材料であればより一層、漏れ
光に対する遮光性能が向上するため、コントラストや解
像度が向上し、より一層良好な光書き込み型液晶ライト
バルブを提供することができる。
【0074】また、光導電体層はa−Si:Hの他に、
a−SiC:H、a−SiGe:H、a−SiOX :H
等のシリコン系非晶質半導体やCdS、GaAs等の化
合物半導体や有機半導体を用いてもよい。光導電体層の
構造としては、pin型、pi型、pn型等のダイオー
ド構造や、pinip型やダブルショットキー型のバッ
クツーバック構造を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プロジ
ェクター等で使われる強力な読み出し光が液晶ライトバ
ルブに入射して、光導電体層の周辺部に光が回り込んで
光導電層が動作するのを防ぐことができるので、表示画
像のコントラストや解像度を低下せず、良好な表示品位
を実現することができる。
【0076】また、シール接合部には、ガラス基板とシ
ール材との間に緻密で密着性の良い読み出し光遮蔽層の
みが配置される構成となるため、シール部の密着性が向
上し、シールのハガレが防止でき、歩留りの向上や信頼
性の向上が図れる。
【0077】また、読み出し光に対する遮蔽層を、書き
込み光に対する遮蔽層と兼用することで、読み出し光の
遮光性能を向上させることができる。遮蔽層の形成が一
層でよいので、コストの低減でき歩留りの向上や信頼性
の向上が図れる。
【0078】また、読み出し光遮蔽層として、金属膜を
形成することで、読み出し光の遮光性能を向上させるこ
とができる。
【0079】また、読み出し光遮蔽層として、非導電性
の材料からなる膜を形成することで、読み出し光の遮光
性能を向上させることができる。さらに、液晶ライトバ
ルブ作製時に導電性のダストがガラス基板間に入って上
下の電極間で導通が発生することが防止でき駆動不良を
無くすことができるので、良好な表示品位が実現できる
とともに歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例1の光書き込み型液晶ラ
イトバルブの構成を示す図である。
【図2】 読み出し光遮蔽層の形成領域を示す模式図で
ある。
【図3】 本発明に係る実施例2の光書き込み型液晶ラ
イトバルブの構成を示す図である。
【図4】 本発明に係る実施例3の光書き込み型液晶ラ
イトバルブの構成を示す図である。
【図5】 本発明に係る実施例4の光書き込み型液晶ラ
イトバルブの構成を示す図である。
【図6】 本発明に係る光書き込み型液晶ライトバルブ
のパネルをフレームへ収納を示す図である。
【図7】 従来の光書き込み型液晶ライトバルブの構成
を示す図である。
【図8】 光書き込み型液晶ライトバルブを用いた投影
型画像表示装置の光学系の構成を示す図である。
【図9】 従来の他の光書き込み型液晶ライトバルブの
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 21 41 61 101 ガラス基板 2 22 42 62 102 ガラス基板 3 23 43 63 103 透明電極 4 24 44 64 104 透明電極 5 25 45 65 105 光導電体層 6 26 46 66 106 遮光層 7 47 67 107 誘電体ミラー 28 光反射層 9 29 49 読み出し光遮蔽層 10 30 50 70 110 配向膜 11 31 51 71 111 配向膜 12 32 52 72 112 シール部材 13 33 53 73 113 液晶層 14 114 交流電源 15 115 書き込み光 16 116 読み出し光 20 40 60 80 90 100 光書き込み型
液晶ライトバルブ 81 パネル 82 電極端子 83 フレーム 84 隙間 85 シリコン樹脂 117 迷光や漏れ光 120 投射型画像表示装置 122 書き込み光 123 125 128 レンズ 124 ランプ 126 スクリーン 127 偏光ビームスプリッタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された2枚の透光性基板のうち
    の一方に、少なくとも光導電体層を形成し、該2枚の透
    光性基板間に液晶を挾持してなる光書き込み型液晶ライ
    トバルブにおいて、前記2枚の透光性基板間に、読み出
    し光が前記光導電体層へ侵入するのを防止する読み出し
    光遮蔽層を設けたことを特徴とする光書き込み型液晶ラ
    イトバルブ。
  2. 【請求項2】 前記光導電体層が前記透光性基板のうち
    の一方の基板上に形成され、前記読み出し光遮蔽層が、
    少なくとも前記光導電体層が形成された透光性基板側の
    光非遮蔽部を覆うように形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の光書き込み型液晶ライトバルブ。
  3. 【請求項3】 前記光導電体層が前記透光性基板のうち
    の一方の基板上に形成され、前記読み出し光遮蔽層が、
    前記光導電体層が形成されていない対向基板側に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の光書き込み型
    液晶ライトバルブ。
  4. 【請求項4】 前記読み出し光遮蔽層が、書き込み光遮
    蔽層を兼ねていることを特徴とする請求項1および2記
    載の光書き込み型液晶ライトバルブ。
  5. 【請求項5】 前記読み出し光遮蔽層が、金属膜からな
    ることを特徴とする請求項1から4記載の光書き込み型
    液晶ライトバルブ。
  6. 【請求項6】 前記読み出し光遮蔽層は非導電性の材料
    からなることを特徴とする請求項1から4記載の光書き
    込み型液晶ライトバルブ。
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