JPH09155610A - 分岐用穿孔治具 - Google Patents
分岐用穿孔治具Info
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- JPH09155610A JPH09155610A JP32022195A JP32022195A JPH09155610A JP H09155610 A JPH09155610 A JP H09155610A JP 32022195 A JP32022195 A JP 32022195A JP 32022195 A JP32022195 A JP 32022195A JP H09155610 A JPH09155610 A JP H09155610A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
- F16L41/04—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁
に固着し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ル
ソ−を操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に
既に接続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する場
合、枝管への低抵抗通水性や施工作業の容易性を保証で
きる穿孔治具を提供する。 【解決手段】一端が本管Bの管壁に固着される胴部11
内に、一端に刃部141を有するホ−ルソ−14が螺挿
されてなる分岐継手Aの胴部11の一端に脱着可能に結
着されるキャップ部材21に、上記ホ−ルソ−14に対
する嵌合用頭部を有する回転操作シャフト22が貫挿さ
れた穿孔治具において、キャップ部材21に排水孔21
1が設けられている。
に固着し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ル
ソ−を操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に
既に接続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する場
合、枝管への低抵抗通水性や施工作業の容易性を保証で
きる穿孔治具を提供する。 【解決手段】一端が本管Bの管壁に固着される胴部11
内に、一端に刃部141を有するホ−ルソ−14が螺挿
されてなる分岐継手Aの胴部11の一端に脱着可能に結
着されるキャップ部材21に、上記ホ−ルソ−14に対
する嵌合用頭部を有する回転操作シャフト22が貫挿さ
れた穿孔治具において、キャップ部材21に排水孔21
1が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体輸送中の本管
に、その流体輸送を継続しつつ枝管路を配設施工できる
流体分岐継手、特に不断水分岐継手に装着して使用され
る穿孔治具に関するものである。
に、その流体輸送を継続しつつ枝管路を配設施工できる
流体分岐継手、特に不断水分岐継手に装着して使用され
る穿孔治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス管、水道管等の流体輸送管路におい
て、本管による流体輸送を継続しつつ枝管路の配設施工
を可能とするために、不断水分岐継手(所謂、サ−ビス
チ−)を使用することが知られている。この不断水分岐
継手の一つとして、枝管接続口を有する胴部内に、一端
に環壁状の刃部を有するホ−ルソ−を螺挿したものが公
知であり、図4の(イ)乃至図4の(ヘ)はこの不断水
分岐継手を用いて枝管を配設施工する場合の作業手順を
示している。枝管を配設施工するには、図4の(イ)に
示すように、ホ−ルソ−14’を螺挿した不断水分岐継
手A’のサドル部12’を本管B’の管壁に、例えば融
着等によって固着する(サドル部には、この融着のため
に電熱線が埋め込まれている)。次いで、図4の(ロ)
に示すように、不断水分岐継手A’の枝管接続口13’
に枝管D’を接続して枝管の配設施工を行う。更に、図
4の(ハ)に示すように、キャップ部材21’にシャフ
ト22’を挿通した穿孔治具C’のシャフト頭部22
1’を上記ホ−ルソ−他端の角孔142’に嵌合すると
共にキャップ部材C’を不断水分岐継手A’の胴部他端
に結着し、シャフト22’をラジエットレンチで回転・
前進させて、図4の(ニ)に示すように、ホ−ルソ−1
4’の刃部141’で本管B’の管壁を穿孔し、その穿
孔切断片b’を刃部141’の環壁内に保持させる。更
に、図4の(ホ)に示すように、この切断片b’保持ホ
−ルソ−14’をシャフト22’の逆回転により不断水
分岐継手A’の胴部内他端側に戻して枝管D’内を本管
B’に連通し、而るのち、穿孔治具を取外したうえで、
図4の(ヘ)に示すように、不断水分岐継手A’の胴部
他端に保護キャップE’を被冠し、これにて、枝管の配
設・通水施工を終了する。
て、本管による流体輸送を継続しつつ枝管路の配設施工
を可能とするために、不断水分岐継手(所謂、サ−ビス
チ−)を使用することが知られている。この不断水分岐
継手の一つとして、枝管接続口を有する胴部内に、一端
に環壁状の刃部を有するホ−ルソ−を螺挿したものが公
知であり、図4の(イ)乃至図4の(ヘ)はこの不断水
分岐継手を用いて枝管を配設施工する場合の作業手順を
示している。枝管を配設施工するには、図4の(イ)に
示すように、ホ−ルソ−14’を螺挿した不断水分岐継
手A’のサドル部12’を本管B’の管壁に、例えば融
着等によって固着する(サドル部には、この融着のため
に電熱線が埋め込まれている)。次いで、図4の(ロ)
に示すように、不断水分岐継手A’の枝管接続口13’
に枝管D’を接続して枝管の配設施工を行う。更に、図
4の(ハ)に示すように、キャップ部材21’にシャフ
ト22’を挿通した穿孔治具C’のシャフト頭部22
1’を上記ホ−ルソ−他端の角孔142’に嵌合すると
共にキャップ部材C’を不断水分岐継手A’の胴部他端
に結着し、シャフト22’をラジエットレンチで回転・
前進させて、図4の(ニ)に示すように、ホ−ルソ−1
4’の刃部141’で本管B’の管壁を穿孔し、その穿
孔切断片b’を刃部141’の環壁内に保持させる。更
に、図4の(ホ)に示すように、この切断片b’保持ホ
−ルソ−14’をシャフト22’の逆回転により不断水
分岐継手A’の胴部内他端側に戻して枝管D’内を本管
B’に連通し、而るのち、穿孔治具を取外したうえで、
図4の(ヘ)に示すように、不断水分岐継手A’の胴部
他端に保護キャップE’を被冠し、これにて、枝管の配
設・通水施工を終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホ−ル
ソ−14’による本管管壁の穿孔後、ホ−ルソ−14’
が引き上げられて図5に示すように、ホ−ルソ−14’
の他端140’(刃部が設けられている一端とは反対側
の端)が分岐継手A’の枝管接続口13’を越えると、
分岐継手胴部11’とホ−ルソ−14’との螺合界面か
らの漏れ水a’が枝管D’に逃げずにキャップ部材2
1’内に溜り、このキャップ部材21’内がやがて加圧
水で充満され、この充満加圧水がシャフト頭部とホ−ル
ソ−との嵌合間隙に入り、シャフト頭部面に水圧が作用
して、シャフトにスラスト力が作用するに至る。
ソ−14’による本管管壁の穿孔後、ホ−ルソ−14’
が引き上げられて図5に示すように、ホ−ルソ−14’
の他端140’(刃部が設けられている一端とは反対側
の端)が分岐継手A’の枝管接続口13’を越えると、
分岐継手胴部11’とホ−ルソ−14’との螺合界面か
らの漏れ水a’が枝管D’に逃げずにキャップ部材2
1’内に溜り、このキャップ部材21’内がやがて加圧
水で充満され、この充満加圧水がシャフト頭部とホ−ル
ソ−との嵌合間隙に入り、シャフト頭部面に水圧が作用
して、シャフトにスラスト力が作用するに至る。
【0004】上記ホ−ルソ−においては、刃部を切断片
を保持させ得るように環壁状に加工し、またシャフト頭
部挿入孔はシャフトの回転を空回りなくホ−ルソ−に伝
達し得るように角孔(通常、六角孔)に加工する必要が
あり、これらの加工には、貫通孔を荒加工しこの孔に中
ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で孔内面を最終加工してい
く方法、貫通孔に電極を挿入し孔内面を放電切削すると
共に貫通孔から切削屑を加工液のスム−ズな循環により
除去して最終形状に放電加工する方法等が使用され、ホ
−ルソ−は貫通の中空体とされることが多い。而るに、
かかる中空ホ−ルソ−では、図5に示すように、ホ−ル
ソ−14の環壁状刃部141’と切断片b’との接触界
面から漏れる水道水圧a0’によってもシャフトにスラ
スト力が作用し、スラスト力が相当に大となる。
を保持させ得るように環壁状に加工し、またシャフト頭
部挿入孔はシャフトの回転を空回りなくホ−ルソ−に伝
達し得るように角孔(通常、六角孔)に加工する必要が
あり、これらの加工には、貫通孔を荒加工しこの孔に中
ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で孔内面を最終加工してい
く方法、貫通孔に電極を挿入し孔内面を放電切削すると
共に貫通孔から切削屑を加工液のスム−ズな循環により
除去して最終形状に放電加工する方法等が使用され、ホ
−ルソ−は貫通の中空体とされることが多い。而るに、
かかる中空ホ−ルソ−では、図5に示すように、ホ−ル
ソ−14の環壁状刃部141’と切断片b’との接触界
面から漏れる水道水圧a0’によってもシャフトにスラ
スト力が作用し、スラスト力が相当に大となる。
【0005】従って、シャフトがホ−ルソ−から離脱
し、シャフトの回転がホ−ルソ−に伝達されずにホ−ル
ソ−14’が図5に示すように枝管接続口13’に臨ん
だ位置に留められる畏れがあり、かかるホ−ルソ−1
4’の位置状態では、本管B’から枝管D’への通水抵
抗が大となり枝管への円滑な給水が困難となる。上記に
おいて、ホ−ルソ−からのシャフトの脱離はシャフトの
回転負荷が軽くなるので注意すれば感知可能であるが、
シャフトを押してシャフトの多角頭部をホ−ルソ−の多
角孔に嵌合することは、シャフト回転方向の位置合わせ
が必要であり容易ではなく、例え、位置合わせできて
も、ホ−ルソ−内が比較的高水圧の水で充満されている
ので、多角頭部をホ−ルソ−の多角孔に嵌合するには、
ホ−ルソ−内の水の圧縮による一層に高圧化に抗してシ
ャフトを押さなければならず、作業は容易ではない。特
に、貫通中空のホ−ルソ−では、切断片がその圧力に直
接曝されるので、切断片がホ−ルソ−から脱離される畏
れもあり、切断片がホ−ルソ−から脱離されれば、図4
の(ホ)において、穿孔治具C’の取外し時、水道水が
噴出して図4の(ヘ)におけるキャップE’の被冠が至
難になる。
し、シャフトの回転がホ−ルソ−に伝達されずにホ−ル
ソ−14’が図5に示すように枝管接続口13’に臨ん
だ位置に留められる畏れがあり、かかるホ−ルソ−1
4’の位置状態では、本管B’から枝管D’への通水抵
抗が大となり枝管への円滑な給水が困難となる。上記に
おいて、ホ−ルソ−からのシャフトの脱離はシャフトの
回転負荷が軽くなるので注意すれば感知可能であるが、
シャフトを押してシャフトの多角頭部をホ−ルソ−の多
角孔に嵌合することは、シャフト回転方向の位置合わせ
が必要であり容易ではなく、例え、位置合わせできて
も、ホ−ルソ−内が比較的高水圧の水で充満されている
ので、多角頭部をホ−ルソ−の多角孔に嵌合するには、
ホ−ルソ−内の水の圧縮による一層に高圧化に抗してシ
ャフトを押さなければならず、作業は容易ではない。特
に、貫通中空のホ−ルソ−では、切断片がその圧力に直
接曝されるので、切断片がホ−ルソ−から脱離される畏
れもあり、切断片がホ−ルソ−から脱離されれば、図4
の(ホ)において、穿孔治具C’の取外し時、水道水が
噴出して図4の(ヘ)におけるキャップE’の被冠が至
難になる。
【0006】尤も、胴部の側面に仕切り弁を設けた分岐
継手を本管壁に固着し、仕切り弁を閉鎖して胴部の先端
に穿孔器を取付け、次いで、仕切り弁を開口し、穿孔器
内のホ−ルソ−を本管壁に向け前進させて管壁を穿孔
し、穿孔後はホ−ルソ−を元の位置に戻し、而るのち、
仕切り弁を閉鎖して穿孔器を外し、外したあとの分岐継
手の胴部に枝管を接続・配設し、最後に仕切り弁を開口
して本管と枝管内とを連通する方式(例えば、実公昭5
9−17528号公報参照)では、上記不具合はない
が、分岐継手の構造、施工作業が煩雑である。
継手を本管壁に固着し、仕切り弁を閉鎖して胴部の先端
に穿孔器を取付け、次いで、仕切り弁を開口し、穿孔器
内のホ−ルソ−を本管壁に向け前進させて管壁を穿孔
し、穿孔後はホ−ルソ−を元の位置に戻し、而るのち、
仕切り弁を閉鎖して穿孔器を外し、外したあとの分岐継
手の胴部に枝管を接続・配設し、最後に仕切り弁を開口
して本管と枝管内とを連通する方式(例えば、実公昭5
9−17528号公報参照)では、上記不具合はない
が、分岐継手の構造、施工作業が煩雑である。
【0007】本発明の目的は、ホ−ルソ−内蔵の不断水
分岐継手を本管の管壁に固着し、該継手に穿孔治具を装
着し、該治具でホ−ルソ−を操作して本管の管壁を穿孔
し、不断水分岐継手に既に接続した枝管と本管とを本管
の通水下で連通する場合、枝管への低抵抗通水性や施工
作業の容易性を保証できる穿孔治具を提供することにあ
る。
分岐継手を本管の管壁に固着し、該継手に穿孔治具を装
着し、該治具でホ−ルソ−を操作して本管の管壁を穿孔
し、不断水分岐継手に既に接続した枝管と本管とを本管
の通水下で連通する場合、枝管への低抵抗通水性や施工
作業の容易性を保証できる穿孔治具を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る分岐用穿孔
治具は、一端が本管の管壁に固着される胴部内に、一端
に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継手の
胴部の一端に脱着可能に結着されるキャップ部材に、上
記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操作シャ
フトが貫挿された穿孔治具において、キャップ部材に排
水孔が設けられていることを特徴とする構成である。
治具は、一端が本管の管壁に固着される胴部内に、一端
に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継手の
胴部の一端に脱着可能に結着されるキャップ部材に、上
記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操作シャ
フトが貫挿された穿孔治具において、キャップ部材に排
水孔が設けられていることを特徴とする構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る穿孔治具を不断水分岐継手に装着した状態を示す側
面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
図である。図1の(イ)及び図1の(ロ)において、A
はプラスチック製の不断水分岐継手(通常、射出成形
製)を示し、胴部11及びサドル部12を有し、胴部1
1には枝管接続口13が一体に設けられ、胴部11には
ホ−ルソ−14(材質は、例えばSUS304)が螺挿されて
いる。このホ−ルソ−14は、環壁状の刃部141(刃
先はノコ歯式とすることも可)を一端に有し、多角孔1
42(通常、六角孔)を他端に有し、これらの間は通し
孔部143で連通されている。144はホ−ルソ−14
の外周に設けられた雄ねじ溝、114は不断水分岐継手
の胴部11内周に設けられた雌ねじ溝であり、ホ−ルソ
−14はこれらねじ溝の螺合によるねじ送りで移動され
る。
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る穿孔治具を不断水分岐継手に装着した状態を示す側
面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
図である。図1の(イ)及び図1の(ロ)において、A
はプラスチック製の不断水分岐継手(通常、射出成形
製)を示し、胴部11及びサドル部12を有し、胴部1
1には枝管接続口13が一体に設けられ、胴部11には
ホ−ルソ−14(材質は、例えばSUS304)が螺挿されて
いる。このホ−ルソ−14は、環壁状の刃部141(刃
先はノコ歯式とすることも可)を一端に有し、多角孔1
42(通常、六角孔)を他端に有し、これらの間は通し
孔部143で連通されている。144はホ−ルソ−14
の外周に設けられた雄ねじ溝、114は不断水分岐継手
の胴部11内周に設けられた雌ねじ溝であり、ホ−ルソ
−14はこれらねじ溝の螺合によるねじ送りで移動され
る。
【0010】上記サドル部12には電熱線が埋設され、
図1の(イ)において、121,121は電熱線の端子
を示している。上記不断水分岐継手Aのサドル部12は
端子121,121を使用しての通電加熱で本管Bの管
壁に融着固定されている。上記のホ−ルソ−は、貫通孔
を荒加工しこの孔に中ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で多
角孔や環壁状刃部の内面を最終加工することにより、ま
たは、加工液内において貫通孔に電極を挿入し多角孔や
環壁状刃部の内面を放電加工することにより製作でき、
ホ−ルソ−内は貫通の中空とされている。
図1の(イ)において、121,121は電熱線の端子
を示している。上記不断水分岐継手Aのサドル部12は
端子121,121を使用しての通電加熱で本管Bの管
壁に融着固定されている。上記のホ−ルソ−は、貫通孔
を荒加工しこの孔に中ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で多
角孔や環壁状刃部の内面を最終加工することにより、ま
たは、加工液内において貫通孔に電極を挿入し多角孔や
環壁状刃部の内面を放電加工することにより製作でき、
ホ−ルソ−内は貫通の中空とされている。
【0011】勿論、ホ−ルソ−には、環壁状の刃部内と
多角孔との間に隔壁部が残され、それらの間が非連通と
されたものも使用できる。図1の(イ)及び図1の
(ロ)において、Cは本発明に係る穿孔治具の一例を示
し、排水孔211を有するキャップ部材21(例えば、
アルミニウム製)に先端に多角頭部221(通常、六角
頭部)を有するシャフト22(例えば、ホ−ルソ−と同
材質のSUS304を使用できる)がOリング222を介して
回転自在に水密に挿通されている。この穿孔治具Cのキ
ャップ部材21が不断水分岐継手Aの胴部11他端にO
リングと螺合とにより結着され、図1の(ロ)に示す状
態では、シャフト22の多角頭部221が胴部11他端
内に位置している穿孔前のホ−ルソ−14の他端の多角
孔142に嵌合されている。223はバルブ、224は
排水ホ−スである。
多角孔との間に隔壁部が残され、それらの間が非連通と
されたものも使用できる。図1の(イ)及び図1の
(ロ)において、Cは本発明に係る穿孔治具の一例を示
し、排水孔211を有するキャップ部材21(例えば、
アルミニウム製)に先端に多角頭部221(通常、六角
頭部)を有するシャフト22(例えば、ホ−ルソ−と同
材質のSUS304を使用できる)がOリング222を介して
回転自在に水密に挿通されている。この穿孔治具Cのキ
ャップ部材21が不断水分岐継手Aの胴部11他端にO
リングと螺合とにより結着され、図1の(ロ)に示す状
態では、シャフト22の多角頭部221が胴部11他端
内に位置している穿孔前のホ−ルソ−14の他端の多角
孔142に嵌合されている。223はバルブ、224は
排水ホ−スである。
【0012】なお、キャップ部材21の排水孔211は
図2に示すように、横孔とすることもできる。上記不断
水分岐継手使用のもとで本発明に係る穿孔治具を用いて
分岐枝管を配設・通水施工するには、まず、不断水分岐
継手Aのサドル部12を本管Bの管壁に上記電熱線の通
電発熱で溶着し、更に本発明に係る穿孔治具Cを分岐継
手Aの胴11部に水密に結着し、キャップ部材21の排
水孔211にバルブ223を介して排水ホ−ス224を
接続し、更に、分岐継手Aの枝管接続口13に枝管を接
続して枝管の配設を行い、バルブ223を閉鎖して配設
枝管の水密試験または気密試験を行う。
図2に示すように、横孔とすることもできる。上記不断
水分岐継手使用のもとで本発明に係る穿孔治具を用いて
分岐枝管を配設・通水施工するには、まず、不断水分岐
継手Aのサドル部12を本管Bの管壁に上記電熱線の通
電発熱で溶着し、更に本発明に係る穿孔治具Cを分岐継
手Aの胴11部に水密に結着し、キャップ部材21の排
水孔211にバルブ223を介して排水ホ−ス224を
接続し、更に、分岐継手Aの枝管接続口13に枝管を接
続して枝管の配設を行い、バルブ223を閉鎖して配設
枝管の水密試験または気密試験を行う。
【0013】次いで、上記バルブ223を開き、ラジエ
ットレンチでシャフト22を回転させ、この回転をホ−
ルソ−14に伝達してホ−ルソ−14を分岐継手胴部1
1内面との螺合によるねじ送りで前進させていく。この
回転・前進ホ−ルソ−の刃部が本管Bの管壁に接触して
孔が切断され、刃先が本管内面に現れたときに切断が終
了し、切断片はホ−ルソ−の刃部内に水圧で押し込めら
れてホ−ルソ−に保持される。
ットレンチでシャフト22を回転させ、この回転をホ−
ルソ−14に伝達してホ−ルソ−14を分岐継手胴部1
1内面との螺合によるねじ送りで前進させていく。この
回転・前進ホ−ルソ−の刃部が本管Bの管壁に接触して
孔が切断され、刃先が本管内面に現れたときに切断が終
了し、切断片はホ−ルソ−の刃部内に水圧で押し込めら
れてホ−ルソ−に保持される。
【0014】而るのちは、シャフト22の逆回転により
ホ−ルソ−14を元の位置へと移動させていく。この
間、ホ−ルソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面か
ら水漏れが生じる。而るに、図3に示すように、ホ−ル
ソ−14が分岐継手Aの枝管接続口13を越えた段階で
は、ホ−ルソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面か
らの漏れ水aは枝管Dへは流出されないが、この水が直
ちに穿孔治具Cのキャツプ部材21の排水孔211⇒バ
ルブ223⇒排水ホ−ス224を経てキャップ部材21
外に流出される。
ホ−ルソ−14を元の位置へと移動させていく。この
間、ホ−ルソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面か
ら水漏れが生じる。而るに、図3に示すように、ホ−ル
ソ−14が分岐継手Aの枝管接続口13を越えた段階で
は、ホ−ルソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面か
らの漏れ水aは枝管Dへは流出されないが、この水が直
ちに穿孔治具Cのキャツプ部材21の排水孔211⇒バ
ルブ223⇒排水ホ−ス224を経てキャップ部材21
外に流出される。
【0015】図3のように、ホ−ルソ−14が貫通中空
体の場合、本管の切断片bとホ−ルソ−刃部141との
間の界面からも水が漏れるが(a0で示されている)、
この水も穿孔治具Cのキャツプ部材21の排水孔211
⇒バルブ223⇒排水ホ−ス224を経てキャップ部材
21外に流出される。而して、キヤップ部材内が水で充
満されることが無く、従って、充満水が高圧となること
によるシャフトへのスラスト力の作用の余地が無く、シ
ャフトとホ−ルソ−との嵌合状態を安定に保持しつつシ
ャフトの逆回転をホ−ルソ−に伝えてホ−ルソ−を分岐
継手の胴部内他端の常時位置、すなわち胴部端面とホ−
ルソ−端面とが一致する位置に戻すことができる。
体の場合、本管の切断片bとホ−ルソ−刃部141との
間の界面からも水が漏れるが(a0で示されている)、
この水も穿孔治具Cのキャツプ部材21の排水孔211
⇒バルブ223⇒排水ホ−ス224を経てキャップ部材
21外に流出される。而して、キヤップ部材内が水で充
満されることが無く、従って、充満水が高圧となること
によるシャフトへのスラスト力の作用の余地が無く、シ
ャフトとホ−ルソ−との嵌合状態を安定に保持しつつシ
ャフトの逆回転をホ−ルソ−に伝えてホ−ルソ−を分岐
継手の胴部内他端の常時位置、すなわち胴部端面とホ−
ルソ−端面とが一致する位置に戻すことができる。
【0016】このようにホ−ルソ−を常時位置に戻した
後は、穿孔治具を取外し、保護キャップを被冠するが、
貫通中空ホ−ルソ−の場合でも、その中空孔が切断片で
閉塞されているので、水道水の噴出を防止でき、保護キ
ャップの被冠は容易である。上記の実施例では、キャツ
プ部材の排水孔にバルブを介してホ−スを接続している
が、ホ−ス先端のブラグを差し込むと排水孔が開口さ
れ、プラグを抜くと排水孔が閉鎖されるカップラ−を排
水孔に組み込んでおくことも可能である。
後は、穿孔治具を取外し、保護キャップを被冠するが、
貫通中空ホ−ルソ−の場合でも、その中空孔が切断片で
閉塞されているので、水道水の噴出を防止でき、保護キ
ャップの被冠は容易である。上記の実施例では、キャツ
プ部材の排水孔にバルブを介してホ−スを接続している
が、ホ−ス先端のブラグを差し込むと排水孔が開口さ
れ、プラグを抜くと排水孔が閉鎖されるカップラ−を排
水孔に組み込んでおくことも可能である。
【0017】上記において、本管、枝管及び分岐継手の
プラスチックには、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン等が使用される。また、分岐継手の
本管への固着には、接着剤を使用することもできる。な
お、上記の説明は、通水管についてなされているが、本
発明に係る穿孔治具はガス管の枝管施工にも使用でき
る。
プラスチックには、例えばポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン等が使用される。また、分岐継手の
本管への固着には、接着剤を使用することもできる。な
お、上記の説明は、通水管についてなされているが、本
発明に係る穿孔治具はガス管の枝管施工にも使用でき
る。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るに分岐用穿孔治具よれば、
ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁に固着
し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ルソ−を
操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に既に接
続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する施工にお
いて、穿孔治具のキャップ部材に排水孔を設けるだけ
で、穿孔後でのシャフトへのスラスト力の作用を排除で
き、シャフトとホ−ルソ−との嵌合状態を安定に保持さ
せつつホ−ルソ−を所定の位置に戻して本管と枝管とを
確実に低抵抗で連通でき、しかも、シャフトにはシャフ
ト方向押し付け力を加える必要がなく回転モ−メントの
みを加えるだけでよく、ラジエットレンチでシャフトを
容易に操作できるから、本管と枝管との間を確実に低抵
抗で、しかも容易な作業で連通できる。
ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁に固着
し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ルソ−を
操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に既に接
続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する施工にお
いて、穿孔治具のキャップ部材に排水孔を設けるだけ
で、穿孔後でのシャフトへのスラスト力の作用を排除で
き、シャフトとホ−ルソ−との嵌合状態を安定に保持さ
せつつホ−ルソ−を所定の位置に戻して本管と枝管とを
確実に低抵抗で連通でき、しかも、シャフトにはシャフ
ト方向押し付け力を加える必要がなく回転モ−メントの
みを加えるだけでよく、ラジエットレンチでシャフトを
容易に操作できるから、本管と枝管との間を確実に低抵
抗で、しかも容易な作業で連通できる。
【図1】図1の(イ)は本発明に係る穿孔治具を分岐継
手に装着した状態を示す側面図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
手に装着した状態を示す側面図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
【図2】本発明に係る穿孔治具の別例を示す説明図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る穿孔治具の使用状態を示す説明図
である。
である。
【図4】従来例の穿孔治具を使用した枝管の配設・通水
施工の作業手順を示す説明図である。
施工の作業手順を示す説明図である。
【図5】従来例の穿孔治具を使用して枝管の配設・通水
施工を行う場合の枝管通水時の状態を示す説明図であ
る。
施工を行う場合の枝管通水時の状態を示す説明図であ
る。
A 不断水分岐継手 11 胴部 12 サドル部 13 枝管接続口 14 ホ−ルソ− 141 刃部 142 多角孔 B 本管 C 穿孔治具 21 キャップ部材 211 排水孔 223 バルブ 224 排水ホ−ス 22 シャフト 221 多角頭部
Claims (1)
- 【請求項1】一端が本管の管壁に固着される胴部内に、
一端に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継
手の胴部の他端に脱着可能に結着されるキャップ部材
に、上記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操
作シャフトが貫挿された穿孔治具において、キャップ部
材に排水孔が設けられていることを特徴とする分岐用穿
孔治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32022195A JPH09155610A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32022195A JPH09155610A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155610A true JPH09155610A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18119082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32022195A Pending JPH09155610A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09155610A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035076A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Cosmo Koki Co Ltd | 流体管切断方法 |
CN107350521A (zh) * | 2017-08-29 | 2017-11-17 | 李海亮 | 一种管道开孔器 |
CN109611632A (zh) * | 2019-01-22 | 2019-04-12 | 济南市公明新技术开发有限公司 | 一种带压管道开孔连接装置及施工工艺 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP32022195A patent/JPH09155610A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013035076A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Cosmo Koki Co Ltd | 流体管切断方法 |
CN107350521A (zh) * | 2017-08-29 | 2017-11-17 | 李海亮 | 一种管道开孔器 |
CN107350521B (zh) * | 2017-08-29 | 2019-02-26 | 湖北华信建设工程有限公司 | 一种管道开孔器 |
CN109611632A (zh) * | 2019-01-22 | 2019-04-12 | 济南市公明新技术开发有限公司 | 一种带压管道开孔连接装置及施工工艺 |
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