JP2003028377A - サドル分水栓取替用工具 - Google Patents
サドル分水栓取替用工具Info
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Abstract
取り替えを簡便に実施できる、サドル分水栓取替用工具
の提供を目的とする。 【解決手段】 サドル分水栓1の蓋取付ネジ部2に装着
したガイド筒3に、水漏れしない状態で挿入可能なスピ
ンドル4の下端部に、水道本管5の貫通穴6に応じたタ
ップ7を備え、タップの根元に止水部8を有しており、
さらにスピンドル4の上端部には、ハンドル9を着脱自
在に備えることを特徴とする。
Description
いているサドル分水栓を、水道本管の断水を行うことな
く取り替えるためのサドル分水栓取替用工具に関する。
ものが、跨がった状態で多数取り付いており、そのサド
ル分水栓から、各家庭や事業所等への給水管を分岐して
いる。従来、給水管には鉛管が使用されていたが、近年
になって、鉛管から体に有害な成分が水道水に溶け出す
恐れがあるということで、これを全て樹脂パイプに取り
替えねばならなくなった。これに伴い、古いサドル分水
栓も同時に新しいものに取り替える工事が、各地で大規
模に行われようとしている。
えるには、水道本管の断水が必要であり、それをすれ
ば、広範囲の人に多大な迷惑をかけてしまうことにな
る。本発明はこれを回避するために、水道本管の断水を
行わないでサドル分水栓の取り替えを簡便に実施でき
る、サドル分水栓取替用工具の提供を目的とする。
めに、請求項1記載の発明によるサドル分水栓取替用工
具は、サドル分水栓の蓋取付ネジ部に装着したガイド筒
に、水漏れしない状態で挿入可能なスピンドルの下端部
に、水道本管の貫通穴に応じたタップを備え、タップの
根元に止水部を有しており、さらにスピンドルの上端部
には、ハンドルを着脱自在に備えることを特徴とする。
ここで止水部とは、タップの最大外径よりも径の大きな
ツバ状に形成され、水道本管の貫通穴を表面側から塞ぐ
ものをいう。また、水道本管の貫通穴に応じたタップと
は、貫通穴に雌ネジを切ることのできるタップの意味で
ある。
詳しく述べるが、ここで簡単に述べると、サドル分水栓
を貫通して本工具のスピンドルを水道本管の貫通穴に突
き立て、そのスピンドルをガイドとしてサドル分水栓の
取り外し、及び取り付けを行うものである。本工具によ
れば、スピンドル下端部のタップが水道本管の貫通穴に
雌ネジを切ることによって強く係止し、且つ止水部が貫
通穴の表面側に密着することによって止水が完全になさ
れ、サドル分水栓の交換に際して水道本管の断水を必要
としない。
ら、タップをスピンドルに溶接等で固着した場合には、
呼び径の異なるタップを取り付けたスピンドルを、複数
本用意する必要がある。請求項2記載の発明は、タップ
を、スピンドルに交換可能に取り付けたことを特徴とす
る。この発明によれば、タップを交換することにより、
一本のスピンドルで貫通穴の大きさ違いに対応できる。
に基づいて説明する。図1は、本発明によるサドル分水
栓取替用工具の全体の形態、及び使用状態を示してい
る。本工具は、丸棒状のスピンドル4の下端部にタップ
7を備え、スピンドル4の上端部にはハンドル9を着脱
自在に備えている。
上下に連通した水路10と、そこから横向きに分岐した
給水路11が形成されており、そのT字型となった水路
の交差部に球状の弁体12を有し、弁体12から給水路
11の反対側に突き出して設けた弁操作部13を操作す
ることで弁体12が回転し、給水路11に水を流したり
遮断したりできる。上下に連通する水路10は、通常は
蓋体によって塞がれるが、水道本管5からサドル分水線
1に水を導く貫通穴6を開ける時や、その貫通穴6に防
錆用のコアを設置したりする時には、蓋体を外してドリ
ルやコア挿入棒が挿通される。本発明による工具も、ス
ピンドル4をサドル分水栓1の上下水路10に挿通し、
スピンドル先端のタップ7を水道本管の貫通穴6に捩じ
込んで止水し、その状態でサドル分水栓1の取り替えを
行うものである。
が図2である。スピンドル4は中空状となっていて、市
販されているタップ7のシャンク部15を途中で切断
し、シャンク部15をスピンドル先端の穴に挿入し、溶
接によってスピンドル4とタップ7を一体化している。
タップ7は管用テーパタップや、ストレートタップ(メ
ートル並目ネジ等)を用いることができる。この実施形
態では、溶接の肉16が止水部8を形成するので、その
表面にあまり凹凸がないようにしておく。タップ7には
切屑を排出するための縦溝17を有するが、そこからの
水漏れを防ぐためにその縦溝17を、タップの根元から
5mm程度、溶接で埋めるようにする。水道本管の貫通
穴6の大きさにはばらつきがあるので、呼び径の異なる
タップ7を取り付けたスピンドル4を複数本用意し、そ
のうちの一本を適宜選択して用いる。
に交換可能に取り付ける一つの形態を示している。ここ
ではタップ7のシャンク部15をスピンドル4先端の穴
に挿入し、横向きにピン18を貫通することによって固
定している。呼び径の異なるタップ7を取り付けるに
は、図3(ロ)に示すように、ブッシュ19を使用した
りすればよい。また、止水をより確実にするために、ス
ピンドル4の端面にゴムパッキン20を密着して設けて
も良い。
りすることなく、且つ着脱自在に取り付く状態であれば
よい。図1の例では、スピンドル4の上端面に溝21を
形成し、その溝にハンドル9を嵌合させ、ボルト22に
よって両者を固定している。
分水栓の取り替えを行う手順を、図4に即して述べる。
図4(イ)は、サドル分水栓1の通常の状態を示してい
る。まず図4(ロ)に示すように、弁体12によって内
部の水路を塞ぎ、給水管23と上蓋14を取り外す。上
蓋14が取り付いていたネジ部2には、ガイド筒3を装
着する。ガイド筒3は、貫通穴6に防錆用のコアを挿入
する際に使用していたものを流用できる。
にスピンドル4を挿入し、タップ7が弁体12の真上に
来た状態で一旦保持する。給水路11はフタ24で塞い
でおく。次に図4(ニ)に示すように、弁体12を開い
てスピンドル4をさらに挿入する。タップ7が水道本管
の貫通穴6に到達したら、ハンドル9を持ってスピンド
ル4を回転させ、タップ7で貫通穴6にネジを切りなが
ら、さらに奥まで挿入する。ガイド筒3とスピンドル4
の間には、図1に示すようにパッキン25を有するの
で、この作業中に水が漏れることは一切なく、あわてて
作業する必要はない。タップ7をその末端まで捩じ込む
と、スピンドル下端の止水部8が貫通穴6を塞いで完全
に止水される。これが図1の状態である。その後、スピ
ンドル4からハンドル9を取り外し、図4(ホ)に示す
ように、スピンドルをガイドとして古いサドル分水栓を
抜き取り、新しいものの据え付けを行う。新しいものを
据え付けた後は、挿入した時と逆の手順によりスピンド
ル4を抜き取る。このように、本発明の工具を使用すれ
ば、水道本管を断水することなく、サドル分水栓の取り
替えを簡便に行うことができる。
に示した実施形態に限定されるものではない。タップ7
及びハンドル9のスピンドル4への取付構造は、既存の
他の工具に用いられている構造を用いても良い。タップ
7は、市販のものを追加工して使用することができる
が、水道本管の貫通穴用に専用に設計したものであって
も良い。
使用すれば、水道本管を断水することなく、サドル分水
栓の取り替えを簡便に行うことができる。スピンドル下
端部に設けたタップと止水部によって止水が完全確実に
なされ、着脱自在なハンドルを設けたことによって、作
業を容易に実施できる。
のスピンドルでタップのみを交換することにより、大き
さの違う貫通穴に対応できる。
及び使用状態を示す縦断面図である。
一部断面にして示す正面図である。
別の連結構造を一部断面にして示す正面図である。
ル分水栓取替用工具を使用して、サドル分水栓の取り替
えを行う手順を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 サドル分水栓(1)の蓋取付ネジ部
(2)に装着したガイド筒(3)に、水漏れしない状態
で挿入可能なスピンドル(4)の下端部に、水道本管
(5)の貫通穴(6)に応じたタップ(7)を備え、タ
ップの根元に止水部(8)を有しており、さらにスピン
ドル(4)の上端部には、ハンドル(9)を着脱自在に
備えることを特徴とするサドル分水栓取替用工具。 - 【請求項2】 タップ(7)を、スピンドル(4)に交
換可能に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のサ
ドル分水栓取替用工具。
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- 2001-07-19 JP JP2001219662A patent/JP3686599B2/ja not_active Expired - Fee Related
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