JPH09159087A - 分岐用穿孔治具 - Google Patents
分岐用穿孔治具Info
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- JPH09159087A JPH09159087A JP7320218A JP32021895A JPH09159087A JP H09159087 A JPH09159087 A JP H09159087A JP 7320218 A JP7320218 A JP 7320218A JP 32021895 A JP32021895 A JP 32021895A JP H09159087 A JPH09159087 A JP H09159087A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L41/00—Branching pipes; Joining pipes to walls
- F16L41/04—Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁
に固着し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ル
ソ−を操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に
既に接続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する場
合、本管の枝管への低抵抗通水性や施工作業の容易性を
保証できる穿孔治具を提供する。 【解決手段】一端が本管Bの管壁に固着される胴部11
内に、一端に刃部141を有するホ−ルソ−14が螺挿
されてなる分岐継手Aの胴部11の一端に脱着可能に結
着されるキャップ部材21に、上記ホ−ルソ−14に対
する嵌合用頭部221を有する回転操作シャフト22が
貫挿された穿孔治具において、上記回転操作シャフト2
2の一部222がキャップ部材21の管部211に螺合
されている。
に固着し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ル
ソ−を操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に
既に接続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する場
合、本管の枝管への低抵抗通水性や施工作業の容易性を
保証できる穿孔治具を提供する。 【解決手段】一端が本管Bの管壁に固着される胴部11
内に、一端に刃部141を有するホ−ルソ−14が螺挿
されてなる分岐継手Aの胴部11の一端に脱着可能に結
着されるキャップ部材21に、上記ホ−ルソ−14に対
する嵌合用頭部221を有する回転操作シャフト22が
貫挿された穿孔治具において、上記回転操作シャフト2
2の一部222がキャップ部材21の管部211に螺合
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体輸送中の本管
に、その流体輸送を継続しつつ枝管を配設施工できる流
体分岐継手、特に不断水分岐継手に装着して使用される
穿孔治具に関するものである。
に、その流体輸送を継続しつつ枝管を配設施工できる流
体分岐継手、特に不断水分岐継手に装着して使用される
穿孔治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス管、水道管等の流体輸送管路におい
て、本管による流体輸送を継続しつつ枝管の配設施工を
可能とするために、不断水分岐継手(所謂、サ−ビスチ
−)を使用することが知られている。この不断水分岐継
手の一つとして、枝管接続口を有する胴部内に、一端に
環壁状の刃部を有するホ−ルソ−を螺挿したものが公知
であり、図4の(イ)乃至図4の(チ)はこの不断水分
岐継手を用いて枝管を配設施工する場合の作業手順を示
している。
て、本管による流体輸送を継続しつつ枝管の配設施工を
可能とするために、不断水分岐継手(所謂、サ−ビスチ
−)を使用することが知られている。この不断水分岐継
手の一つとして、枝管接続口を有する胴部内に、一端に
環壁状の刃部を有するホ−ルソ−を螺挿したものが公知
であり、図4の(イ)乃至図4の(チ)はこの不断水分
岐継手を用いて枝管を配設施工する場合の作業手順を示
している。
【0003】枝管を配設施工するには、図4の(イ)に
示すように、ホ−ルソ−14’を螺挿した不断水分岐継
手A’のサドル部12’を本管B’の管壁に、例えば融
着等によって固着する(サドル部には、この融着のため
に電熱線が埋め込まれている)。次いで、図4の(ロ)
に示すように、不断水分岐継手A’の枝管接続口13’
に枝管D’を接続して枝管の配設施工を行う。更に、図
4の(ハ)に示すように、キャップ部材21’にシャフ
ト22’を挿通した穿孔治具C’のシャフト頭部22
1’を上記ホ−ルソ−他端の角孔142’に嵌合すると
共にキャップ部材C’を不断水分岐継手A’の胴部他端
に結着し、シャフト22’をラジエットレンチで回転・
前進させて、図4の(ニ)に示すように、ホ−ルソ−1
4’の刃部141’で本管B’の管壁を穿孔し、その穿
孔切断片b’を刃部141’の環壁内に保持させる。更
に、図4の(ホ)に示すように、この切断片b’保持ホ
−ルソ−14’をシャフト22’の逆回転により不断水
分岐継手A’の胴部内他端側に戻して枝管D’内を本管
B’に連通し、而るのち、穿孔治具を取外したうえで、
図4の(ヘ)に示すように、不断水分岐継手A’の胴部
他端に保護キャップE’を被冠し、これにて、枝管の配
設・通水施工を終了する。
示すように、ホ−ルソ−14’を螺挿した不断水分岐継
手A’のサドル部12’を本管B’の管壁に、例えば融
着等によって固着する(サドル部には、この融着のため
に電熱線が埋め込まれている)。次いで、図4の(ロ)
に示すように、不断水分岐継手A’の枝管接続口13’
に枝管D’を接続して枝管の配設施工を行う。更に、図
4の(ハ)に示すように、キャップ部材21’にシャフ
ト22’を挿通した穿孔治具C’のシャフト頭部22
1’を上記ホ−ルソ−他端の角孔142’に嵌合すると
共にキャップ部材C’を不断水分岐継手A’の胴部他端
に結着し、シャフト22’をラジエットレンチで回転・
前進させて、図4の(ニ)に示すように、ホ−ルソ−1
4’の刃部141’で本管B’の管壁を穿孔し、その穿
孔切断片b’を刃部141’の環壁内に保持させる。更
に、図4の(ホ)に示すように、この切断片b’保持ホ
−ルソ−14’をシャフト22’の逆回転により不断水
分岐継手A’の胴部内他端側に戻して枝管D’内を本管
B’に連通し、而るのち、穿孔治具を取外したうえで、
図4の(ヘ)に示すように、不断水分岐継手A’の胴部
他端に保護キャップE’を被冠し、これにて、枝管の配
設・通水施工を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホ−ル
ソ−14’による本管管壁の穿孔後、ホ−ルソ−14’
が引き上げられて図5に示すように、ホ−ルソ−14’
の他端140’(刃部が設けられている一端とは反対側
の端)が分岐継手A’の枝管接続口13’を越えると、
分岐継手胴部11’とホ−ルソ−14’との螺合界面か
らの漏れ水a’が枝管D’に逃げずにキャップ部材2
1’内に溜り、このキャップ部材21’内がやがて加圧
水で充満され、この充満加圧水がシャフト頭部とホ−ル
ソ−との嵌合間隙に入り、シャフト頭部面に水圧が作用
して、シャフトにスラスト力が作用するに至る。
ソ−14’による本管管壁の穿孔後、ホ−ルソ−14’
が引き上げられて図5に示すように、ホ−ルソ−14’
の他端140’(刃部が設けられている一端とは反対側
の端)が分岐継手A’の枝管接続口13’を越えると、
分岐継手胴部11’とホ−ルソ−14’との螺合界面か
らの漏れ水a’が枝管D’に逃げずにキャップ部材2
1’内に溜り、このキャップ部材21’内がやがて加圧
水で充満され、この充満加圧水がシャフト頭部とホ−ル
ソ−との嵌合間隙に入り、シャフト頭部面に水圧が作用
して、シャフトにスラスト力が作用するに至る。
【0005】上記ホ−ルソ−においては、刃部を切断片
を保持させ得るように環壁状に加工し、またシャフト頭
部挿入孔はシャフトの回転を空回りなくホ−ルソ−に伝
達し得るように角孔(通常、六角孔)に加工する必要が
あり、これらの加工には、貫通孔を荒加工しこの孔に中
ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で孔内面を最終加工してい
く方法、貫通孔に電極を挿入し孔内面を放電切削すると
共に貫通孔から切削屑を加工液のスム−ズな循環により
除去して最終形状に放電加工する方法等が使用され、ホ
−ルソ−は貫通の中空体とされることが多い。而るに、
かかる中空ホ−ルソ−では、図5に示すように、ホ−ル
ソ−14の環壁状刃部141’と切断片b’との接触界
面から漏れる水道水圧a0’によってもシャフトにスラ
スト力が作用し、スラスト力が相当に大となる。
を保持させ得るように環壁状に加工し、またシャフト頭
部挿入孔はシャフトの回転を空回りなくホ−ルソ−に伝
達し得るように角孔(通常、六角孔)に加工する必要が
あり、これらの加工には、貫通孔を荒加工しこの孔に中
ぐり棒を通し中ぐり盤の操作で孔内面を最終加工してい
く方法、貫通孔に電極を挿入し孔内面を放電切削すると
共に貫通孔から切削屑を加工液のスム−ズな循環により
除去して最終形状に放電加工する方法等が使用され、ホ
−ルソ−は貫通の中空体とされることが多い。而るに、
かかる中空ホ−ルソ−では、図5に示すように、ホ−ル
ソ−14の環壁状刃部141’と切断片b’との接触界
面から漏れる水道水圧a0’によってもシャフトにスラ
スト力が作用し、スラスト力が相当に大となる。
【0006】従って、シャフトがホ−ルソ−から離脱
し、シャフトの回転がホ−ルソ−に伝達されずにホ−ル
ソ−14’が図5に示すように枝管接続口13’に臨ん
だ位置に留められる畏れがあり、かかるホ−ルソ−1
4’の位置状態では、本管B’から枝管D’への通水抵
抗が大となり枝管への円滑な給水が困難となる。上記に
おいて、ホ−ルソ−からのシャフトの脱離はシャフトの
回転負荷が軽くなるので注意すれば感知可能であるが、
シャフトを押してシャフトの多角頭部をホ−ルソ−の多
角孔に嵌合することは、シャフト回転方向の位置合わせ
が必要であり容易ではなく、例え、位置合わせできて
も、ホ−ルソ−内が比較的高水圧の水で充満されている
ので、多角頭部をホ−ルソ−の多角孔に嵌合するには、
ホ−ルソ−内の水の圧縮による一層に高圧化に抗してシ
ャフトを押さなければならず、作業は容易ではない。特
に、貫通中空のホ−ルソ−では、切断片がその圧力に直
接曝されるので、切断片がホ−ルソ−から脱離される畏
れもあり、切断片がホ−ルソ−から脱離されれば、図4
の(ホ)において穿孔治具の取外し時、水道水が噴出し
て図4の(ヘ)におけるキャップE’の被冠が至難にな
る。
し、シャフトの回転がホ−ルソ−に伝達されずにホ−ル
ソ−14’が図5に示すように枝管接続口13’に臨ん
だ位置に留められる畏れがあり、かかるホ−ルソ−1
4’の位置状態では、本管B’から枝管D’への通水抵
抗が大となり枝管への円滑な給水が困難となる。上記に
おいて、ホ−ルソ−からのシャフトの脱離はシャフトの
回転負荷が軽くなるので注意すれば感知可能であるが、
シャフトを押してシャフトの多角頭部をホ−ルソ−の多
角孔に嵌合することは、シャフト回転方向の位置合わせ
が必要であり容易ではなく、例え、位置合わせできて
も、ホ−ルソ−内が比較的高水圧の水で充満されている
ので、多角頭部をホ−ルソ−の多角孔に嵌合するには、
ホ−ルソ−内の水の圧縮による一層に高圧化に抗してシ
ャフトを押さなければならず、作業は容易ではない。特
に、貫通中空のホ−ルソ−では、切断片がその圧力に直
接曝されるので、切断片がホ−ルソ−から脱離される畏
れもあり、切断片がホ−ルソ−から脱離されれば、図4
の(ホ)において穿孔治具の取外し時、水道水が噴出し
て図4の(ヘ)におけるキャップE’の被冠が至難にな
る。
【0007】尤も、胴部の側面に仕切り弁を設けた分岐
継手を本管壁に固着し、仕切り弁を閉鎖して胴部の先端
に穿孔器を取付け、次いで、仕切り弁を開口し、穿孔器
内のホ−ルソ−を本管壁に向け前進させて本管管壁を穿
孔し、穿孔後はホ−ルソ−を元の位置に戻し、而るの
ち、仕切り弁を閉鎖して穿孔器を外し、外したあとの分
岐継手の胴部に枝管を接続・配設し、最後に仕切り弁を
開口して本管と枝管内とを連通する方式(例えば、実公
昭59−17528号公報参照)では、上記不具合はな
いが、分岐継手の構造、施工作業が煩雑である。
継手を本管壁に固着し、仕切り弁を閉鎖して胴部の先端
に穿孔器を取付け、次いで、仕切り弁を開口し、穿孔器
内のホ−ルソ−を本管壁に向け前進させて本管管壁を穿
孔し、穿孔後はホ−ルソ−を元の位置に戻し、而るの
ち、仕切り弁を閉鎖して穿孔器を外し、外したあとの分
岐継手の胴部に枝管を接続・配設し、最後に仕切り弁を
開口して本管と枝管内とを連通する方式(例えば、実公
昭59−17528号公報参照)では、上記不具合はな
いが、分岐継手の構造、施工作業が煩雑である。
【0008】本発明の目的は、ホ−ルソ−内蔵の不断水
分岐継手を本管の管壁に固着し、該継手に穿孔治具を装
着し、該治具でホ−ルソ−を操作して本管の管壁を穿孔
し、不断水分岐継手に既に接続した枝管と本管とを本管
の通水下で連通する場合、本管の枝管への低抵抗通水性
や施工作業の容易性を保証できる穿孔治具を提供するこ
とにある。
分岐継手を本管の管壁に固着し、該継手に穿孔治具を装
着し、該治具でホ−ルソ−を操作して本管の管壁を穿孔
し、不断水分岐継手に既に接続した枝管と本管とを本管
の通水下で連通する場合、本管の枝管への低抵抗通水性
や施工作業の容易性を保証できる穿孔治具を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る分岐用穿孔
治具は、一端が本管の管壁に固着される胴部内に、一端
に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継手の
胴部の一端に脱着可能に結着されるキャップ部材に、上
記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操作シャ
フトが貫挿された穿孔治具において、上記回転操作シャ
フトの一部がキャップ部材に螺合されていることを特徴
とする構成である。
治具は、一端が本管の管壁に固着される胴部内に、一端
に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継手の
胴部の一端に脱着可能に結着されるキャップ部材に、上
記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操作シャ
フトが貫挿された穿孔治具において、上記回転操作シャ
フトの一部がキャップ部材に螺合されていることを特徴
とする構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る穿孔治具を不断水分岐継手に装着した状態を示す側
面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
図である。図1の(イ)及び図1の(ロ)において、A
はプラスチック製の不断水分岐継手(通常、射出成形に
より成形)を示し、胴部11及びサドル部12を有し、
胴部12には枝管接続口13が一体に設けられ、またホ
−ルソ−14(材質は、例えばSUS304)が螺挿されてい
る。このホ−ルソ−14は、環壁状の刃部141(刃先
はノコ歯式とすることもできる)を一端に有し、多角孔
(通常、六角孔)142を他端に有し、これらの間は通
し孔部143で連通されている。144はホ−ルソ−1
4の外周に設けられた雄ねじ溝、114は不断水分岐継
手の胴部111内周に設けられた雌ねじ溝であり、ホ−
ルソ−14はこれらねじ溝の螺合によるねじ送りで移動
される。
実施の形態について説明する。図1の(イ)は本発明に
係る穿孔治具を不断水分岐継手に装着した状態を示す側
面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面
図である。図1の(イ)及び図1の(ロ)において、A
はプラスチック製の不断水分岐継手(通常、射出成形に
より成形)を示し、胴部11及びサドル部12を有し、
胴部12には枝管接続口13が一体に設けられ、またホ
−ルソ−14(材質は、例えばSUS304)が螺挿されてい
る。このホ−ルソ−14は、環壁状の刃部141(刃先
はノコ歯式とすることもできる)を一端に有し、多角孔
(通常、六角孔)142を他端に有し、これらの間は通
し孔部143で連通されている。144はホ−ルソ−1
4の外周に設けられた雄ねじ溝、114は不断水分岐継
手の胴部111内周に設けられた雌ねじ溝であり、ホ−
ルソ−14はこれらねじ溝の螺合によるねじ送りで移動
される。
【0011】上記サドル部12には電熱線が埋設され、
図1の(イ)において、121は電熱線の端子を示して
いる。上記不断水分岐継手Aのサドル部12は端子を使
用しての通電加熱で本管Bの管壁に融着されている。上
記のホ−ルソ−14は、貫通孔を荒加工しこの孔に中ぐ
り棒を通し中ぐり盤の操作で多角孔142や環壁状刃部
141の内面を最終加工することにより、または、加工
液内において貫通孔に電極を挿入し多角孔142や環壁
状刃部141の内面を放電加工することにより製作され
る。
図1の(イ)において、121は電熱線の端子を示して
いる。上記不断水分岐継手Aのサドル部12は端子を使
用しての通電加熱で本管Bの管壁に融着されている。上
記のホ−ルソ−14は、貫通孔を荒加工しこの孔に中ぐ
り棒を通し中ぐり盤の操作で多角孔142や環壁状刃部
141の内面を最終加工することにより、または、加工
液内において貫通孔に電極を挿入し多角孔142や環壁
状刃部141の内面を放電加工することにより製作され
る。
【0012】図1の(イ)及び図1の(ロ)において、
Cは本発明に係る穿孔治具の一例を示し、穿孔挿通管部
211を有するキャップ部材21(例えば、アルミニウ
ム製)と先端に多角頭部221(通常、六角頭部)を有
するシャフト22(例えば、ホ−ルソ−と同材質のSUS3
04を使用できる)とから構成され、穿孔挿通管部211
の内面に雌ねじ溝212が刻設され、シャフト22の一
部に雄ねじ溝222が刻設され、穿孔挿通管部211に
シャフト22が螺挿され、キャップ部材21の一端側に
Oリング2120が装着されている。
Cは本発明に係る穿孔治具の一例を示し、穿孔挿通管部
211を有するキャップ部材21(例えば、アルミニウ
ム製)と先端に多角頭部221(通常、六角頭部)を有
するシャフト22(例えば、ホ−ルソ−と同材質のSUS3
04を使用できる)とから構成され、穿孔挿通管部211
の内面に雌ねじ溝212が刻設され、シャフト22の一
部に雄ねじ溝222が刻設され、穿孔挿通管部211に
シャフト22が螺挿され、キャップ部材21の一端側に
Oリング2120が装着されている。
【0013】この穿孔治具Cのキャップ部材21が不断
水分岐継手Aの胴部11の他端にOリング213と螺合
214とにより結着され、図1の(ロ)に示す状態で
は、シャフト22の多角頭部221が穿孔前の位置のホ
−ルソ−14の多角孔142に嵌合されている。上記不
断水分岐継手使用のもとで本発明に係る穿孔治具を用い
て分岐枝管を配設・通水施工するには、まず、不断水分
岐継手Aのサドル部12を本管Bの管壁に上記電熱線の
通電発熱で溶着し、この固着した分岐継手の枝管接続口
13に枝管を接続して枝管の配設を行い、また、分岐継
手Aに本発明に係る穿孔治具Cを分岐継手Aの胴部他端
にに結着し、枝管内の気密試験を行う一連の前段作業を
行う。
水分岐継手Aの胴部11の他端にOリング213と螺合
214とにより結着され、図1の(ロ)に示す状態で
は、シャフト22の多角頭部221が穿孔前の位置のホ
−ルソ−14の多角孔142に嵌合されている。上記不
断水分岐継手使用のもとで本発明に係る穿孔治具を用い
て分岐枝管を配設・通水施工するには、まず、不断水分
岐継手Aのサドル部12を本管Bの管壁に上記電熱線の
通電発熱で溶着し、この固着した分岐継手の枝管接続口
13に枝管を接続して枝管の配設を行い、また、分岐継
手Aに本発明に係る穿孔治具Cを分岐継手Aの胴部他端
にに結着し、枝管内の気密試験を行う一連の前段作業を
行う。
【0014】次いで、レンチでシャフト22を回転さ
せ、この回転をホ−ルソ−14に伝達してホ−ルソ−1
4をねじ送りにより前進させていく。この場合、キャッ
プ部材Cのシャフト挿通管211とシャフト22との螺
合部でのねじピッチと分岐継手胴部11とホ−ルソ−1
4との螺合部でのねじピッチとは等しくしてあり、シャ
フト一回転当たりのシャフトのねじ送り量とホ−ルソ−
のねじ送り量との平衡のもとで、ホ−ルソ−をスム−ズ
に回転させつつ前進させ得る。
せ、この回転をホ−ルソ−14に伝達してホ−ルソ−1
4をねじ送りにより前進させていく。この場合、キャッ
プ部材Cのシャフト挿通管211とシャフト22との螺
合部でのねじピッチと分岐継手胴部11とホ−ルソ−1
4との螺合部でのねじピッチとは等しくしてあり、シャ
フト一回転当たりのシャフトのねじ送り量とホ−ルソ−
のねじ送り量との平衡のもとで、ホ−ルソ−をスム−ズ
に回転させつつ前進させ得る。
【0015】やがて、この回転前進ホ−ルソ−の刃部1
41が本管Bの管壁に接触して孔が切断され、刃先が本
管内面に現れたときに切断が終了し、それまでのホ−ル
ソ−の移動距離がホ−ルソ−の最大ストロ−ク(S)と
なる。切断片はホ−ルソ−の刃部内に水圧で押し込めら
れてホ−ルソ−に保持される。ホ−ルソ−14を前記最
大ストロ−クで移動させ、本管Bの管壁を穿孔し切断片
を刃部内に保持させたのちは、シャフト22の逆回転に
よりホ−ルソ−14を元の位置へと移動させていく。而
るに、図2に示すように、ホ−ルソ−14の他端140
が分岐継手の枝管接続口13を越えた段階では、ホ−ル
ソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面からの漏れ水
aでキャップ部材21内が充満されて昇圧され、この充
満水がシャフト頭部221とホ−ルソ−14との嵌合界
面に入り、また切断片bとホ−ルソ−刃部141との間
の界面からも水が漏れるので(a 0で示されている)、
ホ−ルソ−14内が相当に高圧とされシャフト22にか
なり大きなスラスト力が作用する。しかし、このスラス
ト力はシャフト22とキャップ部材Cとの螺合部分eで
支持されるから、スラスト力によるシャフト22の移動
を排除でき、シャフト22とホ−ルソ−14との嵌合状
態を安定に保持しつつシャフト22の逆回転をホ−ルソ
−14に伝えてホ−ルソ−を分岐継手の胴部内他端の常
時位置、すなわち胴部端面とホ−ルソ−端面とが一致す
る位置に戻すことができる。
41が本管Bの管壁に接触して孔が切断され、刃先が本
管内面に現れたときに切断が終了し、それまでのホ−ル
ソ−の移動距離がホ−ルソ−の最大ストロ−ク(S)と
なる。切断片はホ−ルソ−の刃部内に水圧で押し込めら
れてホ−ルソ−に保持される。ホ−ルソ−14を前記最
大ストロ−クで移動させ、本管Bの管壁を穿孔し切断片
を刃部内に保持させたのちは、シャフト22の逆回転に
よりホ−ルソ−14を元の位置へと移動させていく。而
るに、図2に示すように、ホ−ルソ−14の他端140
が分岐継手の枝管接続口13を越えた段階では、ホ−ル
ソ−14と分岐継手胴部11との螺合界面からの漏れ水
aでキャップ部材21内が充満されて昇圧され、この充
満水がシャフト頭部221とホ−ルソ−14との嵌合界
面に入り、また切断片bとホ−ルソ−刃部141との間
の界面からも水が漏れるので(a 0で示されている)、
ホ−ルソ−14内が相当に高圧とされシャフト22にか
なり大きなスラスト力が作用する。しかし、このスラス
ト力はシャフト22とキャップ部材Cとの螺合部分eで
支持されるから、スラスト力によるシャフト22の移動
を排除でき、シャフト22とホ−ルソ−14との嵌合状
態を安定に保持しつつシャフト22の逆回転をホ−ルソ
−14に伝えてホ−ルソ−を分岐継手の胴部内他端の常
時位置、すなわち胴部端面とホ−ルソ−端面とが一致す
る位置に戻すことができる。
【0016】このようにホ−ルソ−を常時位置に戻した
後は、穿孔治具を取外し、保護キャップを被冠するが、
貫通中空ホ−ルソ−の場合でも、その中空孔が切断片で
閉塞されているので、水道水の噴出を防止でき、保護キ
ャップの被冠は容易である。上記において、ホ−ルソ−
14の常時位置は図3に示すように、分岐継手の枝管接
続口13の手前からホ−ルソ−14を完全に分岐継手胴
部11の他端110内に完全に逃がす位置とされ、ホ−
ルソ−14の長さをL2、分岐継手Aの高さをL1、本管
Bの管壁厚みをt1とすると、ホ−ルソ−14の前記最
大ストロ−クSは、S=(L1−L2+t1)で与えられ
る。この最大ストロ−クSでのシャフトの前進に対し
て、シャフト22の螺子部222をキャップ部材CのO
リング2120に通過させないことが、Oリング212
0の保護上適切であり、図3において、シャフト頭部2
21からシャフト螺子部222までの距離をx、キャッ
プ部材Cの端板部の厚みをt2とすると、(x−t2)が
最大ストロ−クS以上とされている、従って、 x≧L1−L2+t1+t2 とされている。
後は、穿孔治具を取外し、保護キャップを被冠するが、
貫通中空ホ−ルソ−の場合でも、その中空孔が切断片で
閉塞されているので、水道水の噴出を防止でき、保護キ
ャップの被冠は容易である。上記において、ホ−ルソ−
14の常時位置は図3に示すように、分岐継手の枝管接
続口13の手前からホ−ルソ−14を完全に分岐継手胴
部11の他端110内に完全に逃がす位置とされ、ホ−
ルソ−14の長さをL2、分岐継手Aの高さをL1、本管
Bの管壁厚みをt1とすると、ホ−ルソ−14の前記最
大ストロ−クSは、S=(L1−L2+t1)で与えられ
る。この最大ストロ−クSでのシャフトの前進に対し
て、シャフト22の螺子部222をキャップ部材CのO
リング2120に通過させないことが、Oリング212
0の保護上適切であり、図3において、シャフト頭部2
21からシャフト螺子部222までの距離をx、キャッ
プ部材Cの端板部の厚みをt2とすると、(x−t2)が
最大ストロ−クS以上とされている、従って、 x≧L1−L2+t1+t2 とされている。
【0017】上記において、ホ−ルソ−14における一
端の環壁状刃部141内と他端の多角嵌合用孔142と
の間が中実である場合も、図2において、ホ−ルソ−と
分岐継手胴部との螺合界面からの漏れ水がキャップ部材
内に充満しこの充満水がシャフト頭部とホ−ルソ−との
嵌合面からホ−ルソ−内に入ってシャフトにスラスト力
が作用する可能性があるから、この場合も、本発明に係
る穿孔治具を有効に使用できることは勿論である。
端の環壁状刃部141内と他端の多角嵌合用孔142と
の間が中実である場合も、図2において、ホ−ルソ−と
分岐継手胴部との螺合界面からの漏れ水がキャップ部材
内に充満しこの充満水がシャフト頭部とホ−ルソ−との
嵌合面からホ−ルソ−内に入ってシャフトにスラスト力
が作用する可能性があるから、この場合も、本発明に係
る穿孔治具を有効に使用できることは勿論である。
【0018】上記において、本管、枝管及び分岐継手の
樹脂には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン等が使用される。また、分岐継手の本管への固着に
は、融着以外に、接着剤による接着も使用できる。な
お、上記の説明は、通水管についてなされているが、本
発明に係る穿孔治具はガス管の枝管施工にも使用でき
る。
樹脂には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン等が使用される。また、分岐継手の本管への固着に
は、融着以外に、接着剤による接着も使用できる。な
お、上記の説明は、通水管についてなされているが、本
発明に係る穿孔治具はガス管の枝管施工にも使用でき
る。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るに分岐用穿孔治具よれば、
ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁に固着
し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ルソ−を
操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に既に接
続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する施工にお
いて、穿孔治具のシャフトとキャップ部材とを部分的に
螺合するだけで、穿孔後、シャフトをスラスト力の作用
にもかかわらずホ−ルソ−から脱離させることなく、ホ
−ルソ−を所定の位置に戻して本管と枝管とを確実に低
抵抗で連通できる。しかも、シャフトにはシャフト方向
押し付け力を加える必要がなく回転モ−メントのみを加
えるだけでよいから、ラジエットレンチでシャフトを容
易に操作できる。従って、本管と枝管との間を確実に低
抵抗で、しかも容易な作業で連通できる。
ホ−ルソ−内蔵の不断水分岐継手を本管の管壁に固着
し、該継手に穿孔治具を装着し、該治具でホ−ルソ−を
操作して本管の管壁を穿孔し、不断水分岐継手に既に接
続した枝管と本管とを本管の通水下で連通する施工にお
いて、穿孔治具のシャフトとキャップ部材とを部分的に
螺合するだけで、穿孔後、シャフトをスラスト力の作用
にもかかわらずホ−ルソ−から脱離させることなく、ホ
−ルソ−を所定の位置に戻して本管と枝管とを確実に低
抵抗で連通できる。しかも、シャフトにはシャフト方向
押し付け力を加える必要がなく回転モ−メントのみを加
えるだけでよいから、ラジエットレンチでシャフトを容
易に操作できる。従って、本管と枝管との間を確実に低
抵抗で、しかも容易な作業で連通できる。
【図1】図1の(イ)は本発明に係る穿孔治具を分岐継
手に装着した状態を示す側面図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
手に装着した状態を示す側面図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面図である。
【図2】本発明に係る穿孔治具の使用状態を示す説明図
である。
である。
【図3】本発明に係る穿孔治具におけるシャフトのねじ
部の位置を示すための説明図である。
部の位置を示すための説明図である。
【図4】従来例の穿孔治具を使用した枝管の配設・通水
施工の作業手順を示す説明図である。
施工の作業手順を示す説明図である。
【図5】従来例の穿孔治具を使用して枝管の配設・通水
施工を行う場合の枝管通水時の状態を示す説明図であ
る。
施工を行う場合の枝管通水時の状態を示す説明図であ
る。
A 不断水分岐継手 11 胴部 12 サドル部 13 枝管接続口 14 ホ−ルソ− 141 刃部 142 多角孔 B 本管 C 穿孔治具 21 キャップ部材 211 シャフト挿通管部 212 雌ねじ溝 22 シャフト 221 シャフト頭部 222 雄ねじ溝
Claims (1)
- 【請求項1】一端が本管の管壁に固着される胴部内に、
一端に刃部を有するホ−ルソ−が螺挿されてなる分岐継
手の胴部の他端に脱着可能に結着されるキャップ部材
に、上記ホ−ルソ−に対する嵌合用頭部を有する回転操
作シャフトが貫挿された穿孔治具において、上記回転操
作シャフトの一部がキャップ部材に螺合されていること
を特徴とする分岐用穿孔治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320218A JPH09159087A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320218A JPH09159087A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159087A true JPH09159087A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18119046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320218A Pending JPH09159087A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 分岐用穿孔治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159087A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012112505A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Cosmo Koki Co Ltd | 制流弁 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320218A patent/JPH09159087A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012112505A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Cosmo Koki Co Ltd | 制流弁 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040818 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041215 |