JPH09155314A - 石炭灰の処理方法 - Google Patents

石炭灰の処理方法

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JPH09155314A
JPH09155314A JP7325617A JP32561795A JPH09155314A JP H09155314 A JPH09155314 A JP H09155314A JP 7325617 A JP7325617 A JP 7325617A JP 32561795 A JP32561795 A JP 32561795A JP H09155314 A JPH09155314 A JP H09155314A
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JP
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molded product
coal ash
coal
ash
slurry
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JP7325617A
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Toshio Kai
敏雄 貝
Toshikuni Sera
俊邦 世良
Atsushi Tatani
淳 多谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭焚ボイラから排出される石炭灰及び加圧
流動床ボイラから排出される酸化カルシウム含有石炭灰
の減容埋立処理方法に関する。 【解決手段】 (1)石炭焚ボイラから排出される石炭
灰を加圧成形機で粒径を10〜60mmに圧密成形し、
該成形物をそのまゝあるいは該成形物と該成形物を破砕
して粒径を石炭灰の数十〜数百倍に調整したものとの混
合物を石炭灰及び水と混合したスラリーを埋立てる石炭
灰の処理方法及び(2)加圧流動床ボイラから排出され
るCaOを7重量%以上含有する石炭灰を加圧成形機で
粒径を10〜60mmに圧密成形し、該成形物をそのま
ゝあるいは該成形物と該成形物を破砕して粒径を石炭灰
の数十〜数百倍に調整したものとの混合物を石炭焚ボイ
ラから排出される石炭灰及び水と混合したスラリーを埋
立てる石炭灰の処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石炭焚火力発電設備
の石炭焚ボイラから排出される石炭灰及び加圧流動床複
合発電設備の加圧流動床ボイラから排出される酸化カル
シウム含有石炭灰の減容埋立処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭焚火力発電設備の石炭焚ボイラから
排出される灰分としては、火炉の底に溜まる炉底灰(ク
リンカアッシュ)、燃焼経路に溜まるシンダーアッシ
ュ、電気集塵機に捕集されるフライアッシュの3種類が
あり、粒径はこの順に小さくなる。この内、クリンカア
ッシュ、シンダーアッシュは比較的発生量が少なく、路
盤材としての有効利用が図られているが、最も発生量の
多いフライアッシュについては、その特性を活かしてフ
ライアッシュセメント、セメント原料、道路路盤材、地
盤改良材、土木工事用、人工軽量骨材、建材ボード用等
に有効利用されているものの、全排出量の半分以上は埋
立て処分されている。
【0003】埋立てに際しては管理型処分場に投棄する
ことが義務付けられており、輸送費用の削減を図るため
に、通常発生場所の近くに設置され、陸上部あるいは海
面投棄されている。埋立処分場の確保は年々困難になっ
ており、管理型処分場の建設コストもかなりの高額とな
る上に、陸上部の埋立では埋立て作業時の灰飛散防止対
策として、土砂と交互に盛土しながら転圧により締固め
る方式が採用されて、作業環境は改善されているが、土
砂投棄分だけ可処分量が削減されるので、埋立処分場の
使用期間がそれだけ短縮されることになる。
【0004】そこで最近では臨海部に立地する石炭火力
発電所の大部分では、水中埋立て方式が採用されるよう
になってきた。水中埋立て方式としては、水流式、乾灰
式、打設式がある。しかし、灰の比重が土砂に比べて小
さいため、無計画に埋立てると密度が0.6〜1.0程
度の低密度地盤となり、地震時の液状化現象の危険性が
大きくなる。いずれにしても埋立て処分が可能な場所は
漸減しつつあり、新設火力発電所の設置計画の支障を来
す場合が多くなりつつあり、埋立て処分効率化のニーズ
は潜在的に高い状況にある。さらに石炭灰の減容処理法
としては、1500℃以上の高温で溶融させて、冷却し
てスラグ化して埋立てる方法もあるが、高温で溶融させ
る処理コストが膨大になり、実用に供するには経済性に
難がある。
【0005】一方、廃棄物の減量、廃棄コスト削減及び
環境保護の観点から、種々の有効再利用・資源化技術が
検討されているが、前述の種々の有効利用法も、その実
態は輸送・処理コストの負担と利用価値を対比すると、
輸送・処理コストの負担が上回る事例が殆どであり、必
ずしも有効利用されているとは言い難い状況にある。
【0006】また、加圧流動床複合発電設備は加圧流動
床ボイラで石炭と石灰石を混合した燃料を加圧下で燃焼
させ、発生した蒸気で蒸気タービンを回して発電すると
共に、ボイラから出る排ガスでガスタービンを回して電
力を発生する複合発電設備である。ボイラ内の燃焼温度
が850℃前後と低いため、既存の火力発電に比べ、S
Ox、NOxの排出量を少なくできることと、熱効率が
40〜42%と高いのが特徴である。このため、各電力
会社においては電源の多様化、環境対策などに着目し
て、本発電設備の実用化へと推進中である。
【0007】加圧流動床ボイラから排出される石炭灰に
はCaO(生石灰)が7〜30重量%含有されているた
めに、水に接触すると硬化する性質(自硬性)があり、
この自硬性を利用して路盤材などへの有効利用の研究が
実施され始めた段階である。しかし、排出された石炭灰
の全排出量が有効利用されることはなく、一部は必ず埋
立処分されるにもかかわらず、石炭灰の埋立処分技術は
前述したように未だ確立されていない。
【0008】このような状況から、本発明者らは石炭焚
火力発電設備の石炭焚ボイラから排出される石炭灰及び
加圧流動床複合発電設備の加圧流動床ボイラから排出さ
れる酸化カルシウム含有石炭灰の処理に当たり、これら
の石炭灰を圧密成形し、この成形物あるいはこの成形物
を破砕したものを石炭灰と混合して埋立てることによ
り、埋立密度を向上させることができる陸上部への埋立
処理方法を開発し、先に出願した(特願平7−2311
46号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】石炭焚ボイラから発生
する廃棄物の内、最も発生量が多い石炭灰の処分につい
ては、その大半が埋立てられており、処分コストの低減
化技術は依然として潜在化している。埋立で現在採用さ
れている方式は高濃度スラリ方式(打設式)の埋立密度
は1.0t/m3 以下であり、陸上部の転圧埋立方式で
は1.3t/m3以下である。しかも陸上部の転圧埋立
方式では、石炭灰の飛散防止対策として土砂を交互に盛
土するため、埋立可能量が半減し処分場の使用期間が短
くなる弊害がある。そのため、現状では埋立効率のよい
水中埋立法の高濃度スラリー方式(打設式)へと移行す
る傾向が強く、特にこの方式による埋立密度の高密度化
が強く望まれている。
【0010】また、加圧流動床ボイラから排出されるC
aO含有石炭灰の埋立ても管理型処分場に投棄すること
が義務付けられている。この石炭灰をスラリー状にして
埋立処分をしようとしても、この石炭灰スラリーは灰中
に多量に含有されるCaOが水と反応し直ちに固化物と
なるため、スラリーポンプでの埋立処分場への圧送が困
難となり、埋立処分できないという問題がある。
【0011】本発明は上記技術水準に鑑み、石炭焚火力
発電設備の石炭焚ボイラから排出される石炭灰(フライ
アッシュ)及び加圧流動床複合発電設備の加圧流動床ボ
イラから排出されるCaO混入石炭灰を使用して高密度
の水中埋立が可能な石炭灰の処理方法を提供しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために下記の構成を採るものである。
【0013】(1)石炭焚ボイラから排出される石炭灰
を加圧成形機で粒径を10〜60mmに圧密成形し、該
成形物をそのまゝあるいは該成形物と該成形物を破砕し
て粒径を石炭灰の数十〜数百倍に調整したものとの混合
物を石炭灰及び水と混合したスラリーを埋立てることを
特徴とする石炭灰の処理方法。
【0014】(2)石炭焚ボイラから排出される石炭灰
に消石灰、石膏、粘土またはセメントのうちの少なくと
も1種を2〜10重量%添加混合して加圧成形機で圧密
成形することを特徴とする前記(1)の石炭灰の処理方
法。
【0015】(3)前記スラリーが前記成形物あるいは
該成形物と該成形物の破砕物との混合物を50〜80重
量%になるように石炭灰と混合した混合物に水を40〜
60重量%配合したスラリーであることを特徴とする前
記(1)又は(2)の石炭灰の処理方法。
【0016】(4)加圧流動床ボイラから排出されるC
aOを7重量%以上含有する石炭灰を加圧成形機で粒径
を10〜60mmに圧密成形し、該成形物をそのまゝあ
るいは該成形物と該成形物を破砕して粒径を該石炭灰の
数十〜数百倍に調整したものとの混合物を、石炭焚ボイ
ラから排出される石炭灰及び水と混合したスラリーを埋
立てることを特徴とするCaO含有石炭灰の処理方法。
【0017】(5)前記スラリーが前記成形物あるいは
該成形物と該成形物の破砕物との混合物を50〜80重
量%になるように、石炭焚ボイラから排出される石炭灰
と混合した混合物に水を40〜60重量%配合したスラ
リーであることを特徴とする前記(4)のCaO含有石
炭灰の処理方法。
【0018】(作用)上記(1)〜(3)の手段によ
り、石炭灰自体が圧密された成形物になり、成形物ある
いは該成形物と該成形物の破砕物との混合物を、石炭灰
及び水と混合したスラリーを埋立てることにより、埋立
地の地盤密度は石炭灰だけを埋立てる場合より大きくな
り、有効埋立量の増加効果が期待される。
【0019】また、上記(4)及び(5)の手段によ
り、従来はCaOを多量に含有する石炭灰をスラリー原
料とした埋立処理は不可能であったものを、該石炭灰を
成形した圧密成形物あるいは該成形物と該成形物の破砕
物との混合物を石炭灰及び水と混合したスラリーを用い
ることにより、埋立処分を可能にしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例をあげ、本発
明の効果を明らかにする。
【0021】(実施例1)本発明の石炭焚ボイラから排
出される石炭灰の処理法において、石炭灰から石炭灰
(フライアッシュ)成形物あるいはその破砕物を製造す
る工程の実施態様の一例を図1に示す。電気集塵機で捕
集された石炭焚ボイラから排出される石炭灰(フライア
ッシュ)サイロ1、添加剤サイロ2及び水タンク3か
ら、それぞれ所定量の原料が計量して受入れられ、原料
供給ライン4により混練機5に供給され十分攪拌混練さ
れる。添加剤としては、強度発現効果のある消石灰、石
膏、粘土、セメントなどの他、粘性を有する物質が適用
でき、添加量は2〜10重量%が好ましい。添加水は成
形後の乾燥品の嵩密度を高めるためには少なくすべきで
あり、通常2〜8重量%添加される。
【0022】次に、この混練物6は加圧成形機7に供給
され、2つのロール8が内回りで回転する間隙を、圧力
をかけながら通過させることにより任意の形状に成形さ
れる。スムースロールを使用するコンパクティングマシ
ンでは板状の成形物が得られ、アーモンド型、ピロー
型、レンズ型等のロールを使用するブリケッティングマ
シンではブリケット状の成形物が得られる。ロールの間
隙は数mmに設定され、その隙間が狭くなるにつれて成
形性が困難になるが、ここではできるだけ圧密の成形物
とするために1.0mmに設定し、ロール支持圧力は1
70kg/cm2とした。このようにして得られた加圧
成形物9は養生設備10にて強度を出すために風乾した
り、適切な湿分雰囲気下で任意の時間養生する。そして
板状の成形物の場合には一体成形品としての形状保持が
困難なため、解砕機11にて、0.1mmオーダーから
数mmオーダーのサイズに破砕する。このサイズは原料
のフライアッシュの平均粒径の数十〜数百倍に相当して
おり、解砕機11としては、ハンマークラッシャー、グ
ラニュレータ、ジョークラッシャー、ロールクラッシャ
ー等の各種型式の破砕機が適用できるが、ここではグラ
ニュレータを使用した。これに対して、ブリケット状の
成形物は10〜60mmの任意のサイズに圧密成形でき
るので、そのままフライアッシュ成形物16として利用
できる。この場合には解砕機11を省略して、直接篩1
3に供給して、ブリケット状のフライアッシュ成形物1
6とそれ以外(10mm以下)に篩い分ける。そして1
0mm以下の破砕物(A)15は原料供給ライン4に戻
されて、混合・再利用する。
【0023】解砕機11を通過した破砕物(B)12は
篩13で篩い分けられる。ここでは振動スクリーンを使
用して、スクリーン13′の目開きを6.7mm、篩1
3は0.5mmとし、所定サイズ(0.5〜6.7m
m)のフライアッシュ破砕物(C)16を回収する。ス
クリーン13′上に残った所定サイズより大きい破砕物
(D)14は解砕機11の前に戻されて再度破砕され
る。一方、篩13を通過した所定サイズより小さい破砕
物(A)15は前述したように原料供給ライン4に戻さ
れて、混練機5で原料と一緒に混合、再利用される。以
上のようにして、フライアッシュを圧密成形した成形物
9あるいは破砕物(C)16が取得できる。
【0024】以下に消石灰を添加剤とした場合の実施態
様例について説明する。フライアッシュ原料は石炭焚火
力発電所の電気集塵機で捕集された平均粒径:14μ
m、ブレーン値:3,950cm2 /gの性状を有する
もので、消石灰は市販品を用いた。成形物の成形条件は
フライアッシュへの消石灰添加量を変化させると共に、
水分を5重量%添加して、図1の試験設備にて各ロール
サイズのフライアッシュ成形物9及びその破砕物(C)
16を取得した。なお、無添加剤の成形物9は極めて脆
く、添加剤が必要であった。
【0025】次に、フライアッシュにフライアッシュ成
形物9あるいは、フライアッシュ成形物9とその破砕物
(C)16との混合比率を変えてよく混合した混合物
に、所定量の水を加えて十分撹拌したスラリーを充填密
度測定用試料とした。なお、フライアッシュ単味のもの
を比較試料とした。充填密度の測定はこれらのスラリー
を1リットル用ポリエチレン製メスシリンダ(寸法:直
径63mm、高さ400mm)に装填後、沈降物が安定
する60分後の充填容積から充填密度を求めることによ
って行った。
【0026】消石灰の添加量を変化させてスムース型
(成形寸法:厚さ約1mmの破片)、アーモンド型(長
さ:24mm、巾:16mm)及びピロー型(長さ:3
2mm、巾:28mm)にて圧密成型後、破砕して試作
した破砕物を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】また、表1の破砕物とフライアッシュとの
混合比率を変えた混合物に、水分量が50重量%となる
ように水を加えたスラリーの充填密度を測定した。測定
結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】フライアッシュ単独での充填密度(水分5
0重量%を加えたもの)は0.97g/cm3 である
が、破砕物添加率の増加と共に増加して、添加率が60
〜80重量%で極大値1.15g/cm3 を示すことか
ら、圧密成形した破砕物の充填は充填密度の増加に効果
があることが分かる。なお、添加量、ロールの種類及び
破砕物寸法の差は殆どなく、いずれも添加率60〜80
重量%で極大値を示した。しかしながら、破砕物のみの
混合は充填密度の向上幅は小さく、埋立地盤の大幅な高
密度化は困難であることが分かる。
【0031】次に、消石灰の添加量を変化させると共
に、アーモンド型の成形寸法(長さ:10mm×巾:7
mm、24mm×16mm、60mm×40mm)を変
化させてフライアッシュ成形物を試作した成形物を表3
に示す。なお、表2の結果から成形物の嵩密度はロール
の種類に殆んど影響されないため、本試験ではピロー型
は割愛した。
【0032】
【表3】
【0033】表3の成形物とフライアッシュとの混合比
率を変えた混合物に、水分量が50重量%となるように
水を加えたスラリーの充填密度を測定した。測定結果を
表4に示し、消石灰5重量%添加品(No.18)を代
表例として充填密度と成形物含有率との関係を図2に示
す。
【0034】
【表4】
【0035】破砕物を添加した場合の充填密度測定結果
と同様に、成形物を添加した場合の充填密度は成形物添
加率の増加と共に増加して、添加率が60重量%で極大
値約1.3g/cm3 と著しく増大した。なお、成形物
添加率70重量%では成形物が表面に露出し、測定不能
であった。これらの結果、圧密成形した成形物の充填は
破砕物に比べて充填密度の増加に著しい効果があり、埋
立密度の大幅な高密度化が可能であることが分かる。な
お、成形物寸法の差は充填密度にほとんど影響しなかっ
た。
【0036】更に、消石灰5重量%を添加して圧密成形
した表3の成形物(No.18)と、同成形物を解砕機
で破砕した表1の破砕物(No.6)及びフライアッシ
ュとを混合比率を変えて混合した3種混合物に、水分量
が50重量%となるように水を加えたスラリーの充填密
度を測定した。測定結果を表5に示す。
【0037】
【表5】
【0038】表5より、成形物を70重量%添加する
と、測定時に成形物が表面に露出して測定不能となるの
で、成形物は60重量%までとし、フライアッシュと破
砕物の混合比率を変えてみたが、いずれも2種混合の場
合の充填密度とほゞ同等となった。この結果から、フラ
イアッシュ成形物の一部を破砕しないでも、スラリーに
して混合埋立てできるようになるので、破砕作業を軽減
する観点から有効になる。
【0039】また、表5のNo.34の混合物を用いて
スラリー原料に対する適正水分添加量の影響を調べた結
果、水分40重量%での充填密度は1.36g/cm3
と水分50重量%の場合をやや上回るが、水分40重量
%未満になると、スラリー原料の粘性が高くなるととも
に、スラリーポンプでの圧送が困難になる。一方、水分
60重量%では1.20g/cm3 と水分増加に伴い、
その充填密度も低下してくる。したがって、適正水分量
は40〜60重量%の範囲であることがわかる。
【0040】以上のように加圧成形機にて圧密成形した
成形物は、成形物あるいは成形物とその破砕物との混合
物の形で、フライアッシュに対して50〜80重量%添
加することにより充填密度を大きくする効果があるが、
成形物が多くなると充填物が表面に浮き出るので、成形
物のみあるいは成形物の割合が多い場合の添加量の好ま
しい範囲としては50〜70重量%である。また、フラ
イアッシュ成形物の強度を上げるためには添加剤の添加
が必要であり、添加量を増やすと成形物は強くなるが、
有価物の増量はその購入コスト増と埋立て対象品である
フライアッシュ量の実質減となることなどから考える
と、消石灰の添加量は2〜10重量%とするのがよい
が、特に好ましくは4〜6重量%である。なお、後述す
る添加剤の石膏、粘土、セメントも消石灰と同等の添加
量が好ましい。
【0041】(実施例2)以下に石膏を添加剤とした場
合の実施例について説明する。フライアッシュへの石膏
添加量を変化させると共に、水分5重量%を添加した混
練物を実施例1と同様にアーモンド型のフライアッシュ
成形物(成形寸法:長さ:24mm、巾:16mm)を
圧密成形した。石膏は湿式排煙脱硫装置からの副生石膏
を使用したが、成形物9の強度をより発現させるため
に、60℃の飽和蒸気圧雰囲気の養生設備10で3日間
養生させた。
【0042】本試験では養生した成形物9及びその破砕
物(C)16(寸法:0.5〜6.7mm)を用い、フ
ライアッシュとの混合比率を変えた混合物に、水分量が
50重量%となるように水を加えたスラリーの充填密度
を測定した。2種及び3種混合の充填密度測定結果を表
6に示す。フライアッシュ単独での充填密度は0.97
g/cm3 であるが、フライアッシュに成形物あるいは
成形物とその破砕物を添加した2種混合及び3種混合の
充填密度は実施例1と同様に極大値が約1.3g/cm
3 であった。このことから、圧密成形物の充填は充填密
度の増加に効果があることが分かる。なお、石膏添加量
を2〜10重量%に変化させても充填密度には顕著な差
が見られない。
【0043】
【表6】
【0044】(実施例3)以下に粘土を添加剤とした場
合の実施例について説明する。フライアッシュへの粘土
添加量を変化させると共に、水分5重量%を添加した混
練物を実施例1と同様に、アーモンド型のフライアッシ
ュ成形物(成形寸法:長さ:24mm、巾:16mm)
を圧密成形した。本試験では成形物9及びその破砕物
(C)16(寸法:0.5〜6.7mm)を用い、フラ
イアッシュとの混合比率を変えた混合物に、水分量が5
0重量%となるように水を加えたスラリーの充填密度を
測定した。2種及び3種混合の充填密度測定結果を表7
に示す。実施例2と同様な傾向にあり、圧密成形物の充
填は充填密度の増加に効果があることが分かる。
【0045】
【表7】
【0046】(実施例4)以下にセメントを添加剤した
場合の実施例について説明する。フライアッシュへのセ
メント添加量を変化させて、実施例3と同様に圧密成形
物を成形した。成形物9及びその破砕物(C)16を用
い、フライアッシュとの混合比率を変えた混合物に、水
分量が50重量%となるように水を加えたスラリーの充
填密度を測定した。2種及び3種混合の充填密度測定結
果を表7に示す。実施例2と同様な傾向にあり、圧密成
形物の充填は充填密度の増加に効果があることが分か
る。
【0047】
【表8】
【0048】(実施例5)加圧流動床ボイラから排出さ
れた代表的なCaO含有石炭灰(以下、PFBC灰と呼
ぶ)2種類及び石炭焚ボイラの電気集塵機で捕集された
代表的な石炭灰(以下、フライアッシュと呼ぶ)の性状
分析結果を対比して表9に示す。
【0049】
【表9】
【0050】本発明の加圧流動床ボイラから排出される
PFBC灰の処理方法において、PFBC灰からPFB
C灰成形物あるいはその破砕物を製造する工程の実施態
様の1例を図3に示す。PFBC灰サイロ1及び水タン
ク2からそれぞれ所定量の原料が計量して受入れられ、
原料供給ライン3から混練機4に供給され、十分攪拌混
練される。PFBC灰にはCaO化合物(CaSO4
CaCO3 など)が多量に含有されているため、成形物
の強度発現用物質の添加は不要である。また、添加水は
成形後の成形物の嵩密度を高めるためには少なくすべき
であり、5重量%とした。
【0051】次に混練物5は加圧成形機6に供給され、
2つのロール7が内回りで回転する間隙を、圧力をかけ
ながら通過させることにより、任意の形状に成形され
る。スムース型ロールを使用するコンパクティングマシ
ンでは板状の成形物が得られ、アーモンド型、ピロー型
などのロールを使用するブリケッティングマシンではブ
リケット状の成形物が得られる。ロールの間隙は数mm
に設定され、その隙間が狭くなるにつれて成形性が困難
になるが、ここでもできるだけ隙間を小さくするために
1.0mmに設定し、ロール支持圧力は170kg/c
2 とした。このようにして得られた加圧成形物8は必
要に応じてベルトコンベヤ9にて次の解砕機10に送ら
れる。板状の成形物の場合には一体成形品としての形状
保持が困難なため、解砕機10にて、石炭灰の数十から
数百倍のサイズに破砕する。解砕機10としては、ハン
マークラッシャー、グラニュレータ、ジョークラッシャ
ー、ロールクラッシャー等の各種型式の破砕機が適用で
きるが、ここではグラニュレータを使用した。これに対
して、ブリケット状の成形物は10〜60mmの任意の
サイズに圧密成形できるので、そのまゝPFBC灰成形
物8として利用できる。この場合には解砕機を省略し
て、直接篩12に供給して、ブリケット状のPFBC灰
成形物8とそれ以外(10mm以下)に篩分ける。そし
て10mm以下の破砕物(A)14は原料供給ライン3
に戻されて、混合・再利用する。
【0052】また、解砕機10を通過した破砕物(B)
11は篩12で分けられる。ここでは振動スクリーンを
使用して、スクリーン12′の目開きを6.7mm、篩
12は0.5mmとし、所定サイズ(0.5〜6.7m
m)のPFBC灰破砕物(C)15を回収する。スクリ
ーン12′上に残った所定サイズより大きい破砕物
(D)13は解砕機10の前に戻されて再度破砕され
る。一方、篩12を通過した所定サイズより小さい破砕
物(A)14は原料供給ライン3に戻されて混練機4で
原料と一緒に混合、再利用される。以上のようにして、
PFBC灰を圧密成形した成形物8あるいは破砕物
(C)15が取得できる。
【0053】次に、上記方法にて圧密成形したPFBC
灰A,Bの成形物8及びその破砕物(C)15を用い
て、フライアッシュにPFBC灰成形物8あるいは破砕
物(C)15の混合比率を変えて混合した混合物に、水
分量が50重量%となるように水を加えたスラリーにつ
いて、実施例1において説明した方法によって充填密度
を測定した。
【0054】PFBC灰A及びBにそれぞれ水5重量%
添加した混練物をアーモンド型(長さ:24mm、巾:
16mm)にて圧密成形後、破砕して試作した破砕物の
寸法はそれぞれ0.5〜6.7mmであった。なお、表
2の充填密度測定結果から、フライアッシュ成形物の破
砕物を混合しても充填密度への効果が小さいことが分か
ったので、PFBC灰についてはスムース型、ピロー型
での成形物の破砕物については試験を省略した。アーモ
ンド型成形物の破砕物とフライアッシュとの混合比率を
変えたスラリーの充填密度を測定した。測定結果を表1
0に示す。
【0055】
【表10】
【0056】フライアッシュ単独での充填密度(水分量
50重量%に調整したもの)は0.97g/cm3 であ
るが、破砕物添加率の増加と共に増加して、添加率が6
0〜80重量%で極大値約1.18g/cm3 を示すこ
とから、圧密成形した成形物の破砕物の充填は充填密度
の増加に効果があることが分かる。なお、CaO含有量
の差は殆んどない。しかしなが、破砕物のみの混合では
充填密度の向上幅は小さく、埋立地盤の大幅な高密度化
は困難であることが分かる。
【0057】次に、PFBC灰Bを用いてアーモンド型
の成型寸法(長さ:10mm×巾:7mm、24mm×
16mm、60mm×40mm)を変化させて試作した
PFBC灰成形物及びその成形物とフライアッシュとの
混合比率を変えてスラリーを調製し、スラリーの充填密
度を測定した。測定結果を表11に示し、No.63を
代表例として成形物添加率(成形物含有率)と充填密度
との関係を図4に示す。なお、表2、10の結果から充
填密度はロール及びPFBC灰の種類に殆んど影響され
ないことが分かっているため、本試験ではピロー型及び
PFBC灰Aは割愛した。
【0058】
【表11】
【0059】破砕物の充填密度測定結果(表10)と同
様に成形物添加率の増加と共に増加して、添加率が60
重量%で極大値約1.30g/cm3 を示す。なお、成
形物添加率70重量%では成形物が表面に露出し、測定
不能であった。これらの結果、圧密成形した成形物の充
填は破砕物に比べて、充填密度の増加に著しい効果があ
ることが分かる。成形物寸法の差は充填密度に大きくは
影響しない。
【0060】更に、PFBC灰Bを用いて圧密成形した
表11の成形物(No.63)と同成形物を解砕機で破
砕した表10の破砕物(No.61)及びフライアッシ
ュとを混合した3種混合物について、混合比率を変えて
スラリーを調製し充填密度を測定した。測定結果を表1
2に示す。
【0061】
【表12】
【0062】成形物を70重量%添加すると、測定時に
成形物が表面に露出して測定不能となるので、成形物は
60重量%までとし、フライアッシュと破砕物の混合比
率を変えてみたが、No.71、74のものは2種混合
の場合の充填密度よりやや高密度となった。この結果、
PFBC灰成形物の一部を破砕しないでも、混合埋立て
できるようになるので、破砕作業を軽減する観点から有
効であることがわかる。
【0063】以上のように加圧成形機にて圧密成形した
PFBC灰成形物あるいは該成形物と該成形物の破砕物
との混合物をフライアッシュに対して、50〜80重量
%添加することにより、スラリーの充填密度を大きくす
る効果があるが、成形物が多くなると、充填物が表面に
浮き出るので、成形物のみあるいは成形物の割合が多い
場合には50〜70重量%の添加が望ましい。また、成
形物寸法は10〜60mmと変化させても、充填密度に
は顕著な影響を及ぼさないことも把握した。
【0064】(実施例6)水中埋立法の高濃度スラリー
方式に準じた簡易埋立実験を以下の要領で実施した。フ
ライアッシュ及びPFBC灰Bを埋立原料とし、図1及
び図3に示した加圧成形法によりアーモンド型の成形物
(寸法:長さ24mm、巾16mm)を多量に成形する
とともに、それらの破砕物(0.5〜6.7mm)を作
製し、これらを配合して供試原料とした。原料配合比は
いずれも成形物/破砕物/フライアッシュ=60/10
/30)とし、フライアッシュ及びPFBC灰単味は比
較材とした。
【0065】次に、所定配合原料を計量し、水分量は原
料と同量としてスラリー化装置に装入してスラリー原料
とした。調製したスラリー原料をスラリーピストンポン
プを用いて、水を上部まで張った容器(寸法:巾200
0mm、長さ2000mm、高さ2000mm)の底部
から打設し、埋立実験を行った。その結果、フライアッ
シュ単味の場合の充填密度は0.85〜1.1g/cm
3 であるのに対して、フライアッシュ成形物及びその破
砕物を添加したものでは1.28〜1.35g/c
3 、PFBC灰成形物及びその破砕物を添加したもの
では1.30〜1.38g/cm3 となり、充填密度の
増加に著しい効果があることが分かる。なお、PFBC
灰単味ではスラリー化装置ないで固化し、埋立実験はで
きなかった。
【0066】以上のように、加圧成形機で圧密成形した
フライアッシュ及びPFBC灰成形物あるいは該成形物
と該成形物の破砕物との混合物をフライアッシュ及び水
と混合したスラリーは、高濃度スラリー埋立用の原料と
して利用できることを確認した。しかしながら、PFB
C灰単味では埋立用スラリー原料として利用できないこ
とも確認した。
【0067】
【発明の効果】
(1)本発明の石炭灰の処理方法は、既存の水中埋立方
法を経済正の面から改善したものである。本発明の採用
により、圧密成形品の埋立に伴う埋立密度の増加、可処
分量の増加による処分場の延命化及び埋立地盤強度の向
上などの効果がある。 (2)本発明の石炭灰の処理方法は、加圧流動床ボイラ
から排出されたCaOを多量に含有する石炭灰の埋立処
分を可能にしたものである。本発明の圧密成形品とフラ
イアッシュとの混合埋立てにより、埋立密度の増加によ
る処分場の延命化及び埋立地盤強度の向上などの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフライアッシュ圧密
成形物とその破砕物の製造フロー図。
【図2】フライアッシュに消石灰を加えて圧密成形した
成形物とフライアッシュとの混合スラリーの成形物含有
率と充填密度との関係を示すグラフ。
【図3】本発明の一実施例におけるCaO含有フライア
ッシュ圧密成形物とその破砕物の製造フロー図。
【図4】CaO含有フライアッシュを圧密成形した成形
物とフライアッシュとの混合スラリーの成形物含有率と
充填密度との関係を示すグラフ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭焚ボイラから排出される石炭灰を加
    圧成形機で粒径を10〜60mmに圧密成形し、該成形
    物をそのまゝあるいは該成形物と該成形物を破砕して粒
    径を石炭灰の数十〜数百倍に調整したものとの混合物を
    石炭灰及び水と混合したスラリーを埋立てることを特徴
    とする石炭灰の処理方法。
  2. 【請求項2】 石炭焚ボイラから排出される石炭灰に消
    石灰、石膏、粘土またはセメントのうちの少なくとも1
    種を2〜10重量%添加混合して加圧成形機で圧密成形
    することを特徴とする請求項1記載の石炭灰の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記スラリーが前記成形物あるいは該成
    形物と該成形物の破砕物との混合物を50〜80重量%
    になるように石炭灰と混合した混合物に水を40〜60
    重量%配合したスラリーであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の石炭灰の処理方法。
  4. 【請求項4】 加圧流動床ボイラから排出されるCaO
    を7重量%以上含有する石炭灰を加圧成形機で粒径を1
    0〜60mmに圧密成形し、該成形物をそのまゝあるい
    は該成形物と該成形物を破砕して粒径を該石炭灰の数十
    〜数百倍に調整したものとの混合物を、石炭焚ボイラか
    ら排出される石炭灰及び水と混合したスラリーを埋立て
    ることを特徴とするCaO含有石炭灰の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記スラリーが前記成形物あるいは該成
    形物と該成形物の破砕物との混合物を50〜80重量%
    になるように、石炭焚ボイラから排出される石炭灰と混
    合した混合物に水を40〜60重量%配合したスラリー
    であることを特徴とする請求項4記載のCaO含有石炭
    灰の処理方法。
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