JPH09154786A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JPH09154786A
JPH09154786A JP31543695A JP31543695A JPH09154786A JP H09154786 A JPH09154786 A JP H09154786A JP 31543695 A JP31543695 A JP 31543695A JP 31543695 A JP31543695 A JP 31543695A JP H09154786 A JPH09154786 A JP H09154786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
circuit
brush
electric
electric blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31543695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3290872B2 (ja
Inventor
Satoru Wakuta
悟 涌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP31543695A priority Critical patent/JP3290872B2/ja
Publication of JPH09154786A publication Critical patent/JPH09154786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3290872B2 publication Critical patent/JP3290872B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵量に対する電動送風機の最適入力を運転
開始から短時間で得ることができ、また集塵効率を向上
させた安価な電気掃除機を提供することにある。 【解決手段】 電気掃除機の制御回路部9は、回路全体
を制御する手段であるマイクロコンピューター21と、
電動送風機5の電流を検知する電流検知回路22と、電
動送風機5へ供給する交流電源の位相点弧角を可変する
位相可変回路23と、位相点弧角を記憶する記憶手段2
4と、電源回路27からなる。前回の掃除終了直前の位
相点弧角を記憶手段24に記憶して、再度掃除を行う際
は前回の掃除を行った際の位相点弧角から運転を開始す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機の入力
を一定に保つ制御回路を設けた電気掃除機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】吸い込み力を制御できるようにした従来
例として特開平5−95877号の電気掃除機がある。
この電気掃除機は図12に示すように、電動送風機10
0の電流を検出する電流センサ101、全波整流器10
2及び平滑コンデンサ103よりなる電流検出回路10
4と、該電流検出回路104の出力を増幅するオペアン
プ105で構成した増幅回路106と、電動送風機10
0の回転数を制御する位相制御回路107と、マイクロ
コンピューター109とを設けた構成にしている。マイ
クロコンピューター109は、上記電動送風機100へ
の供給電力が一定になるように上記増幅回路106の出
力に基づき、上記位相制御回路107による交流電源1
08の位相点弧角を制御する。また回転ブラシ駆動用の
電動機への給電を停止させる手段としては、吸込口体内
にマイクロスイッチを備え、吸込口体が床面より離れた
際にスイッチがオフになるという構造のものが一般的に
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、吸込口体をじゅうたんに乗せ掃除を始めたり集塵袋
のごみ量の変化により、吸い込む空気の量が減って、電
動送風機100の負荷が軽くなると、電流値が下がる。
電流検知回路104とその増幅回路106により、この
微妙な電流変化をとらえる。増幅回路106のオペアン
プ105は反転増幅器であるから、出力信号が上がるこ
とになる。そこで電動送風機100の電流値を上げるよ
うにマイクロコンピューター109が位相点弧角を速
め、電動送風機100の電流値を元に戻そうとする。
【0004】集塵袋にごみが入った状態では位相点弧角
が速まるが、掃除が終了し再度掃除を開始する際は、あ
る位相点弧角で再度電動送風機の電流値を電流検知回路
により検知し直さなければならず、入力を一定にする為
に時間がかかるという問題がある。また、電動送風機の
入力を制御するだけでは集塵効率があまり上がらないと
いう問題がある。さらに、吸込口体が床面から離れた
際、回転ブラシを止めるという機能は使用者の安全の
為、必要であるが、マイクロスイッチを必要とする為、
高価なものとなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、集塵量に対する電動送風
機の最適入力を運転開始から短時間で得ることができ、
また集塵効率を向上させた安価な電気掃除機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電気
掃除機本体内に設けられた電動送風機と、該電動送風機
を流れる電流を検知する電流検知回路と、前記電動送風
機に供給する交流電源の位相点弧角を可変する送風機位
相可変回路と、前記電動送風機の運転終了直前の位相点
弧角を記憶する記憶手段と、前記送風機位相可変回路を
介して前記電動送風機を位相制御する制御回路とを備え
る電気掃除機である。前記制御回路は、前記電動送風機
を運転開始する時に、前記記憶手段から位相点弧角を読
み出して、前記送風機位相可変回路の位相点弧角とし、
前記電流検知回路の出力に基づき前記電動送風機への供
給電力が一定になるように前記送風機位相可変回路の位
相点弧角を可変する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の電気掃
除機の構成に前記記憶手段の記憶情報をリセットするス
イッチを追加した電気掃除機である。この制御回路は、
リセットスイッチが押された場合は、前記記憶手段から
位相点弧角を読み出さずに、あらかじめ決められた初期
位相点弧角で前記電動送風機の運転を開始する。
【0008】請求項3の発明は、電気掃除機本体内に設
けられた電動送風機と、該電動送風機を流れる電流を検
知する電流検知回路と、吸込口体内に設けられた回転ブ
ラシと、該回転ブラシを駆動させる為の回転ブラシ用電
動機と、前記回転ブラシ用電動機に供給する交流電源の
位相点弧角を可変するブラシ位相可変回路と、該ブラシ
位相可変回路を介して前記回転ブラシを位相制御する制
御回路とを備える電気掃除機である。前記制御回路は、
前記電流検知回路の出力が設定値より大きい場合、前記
回転ブラシの回転数を下げるように位相点弧角を制御
し、前記電流検知回路の出力が目標値より小さい場合、
前記回転ブラシの回転数を上げるように前記ブラシ位相
可変回路の位相点弧角を可変する。
【0009】請求項4の発明は、電気掃除機本体内に設
けられた電動送風機と、該電動送風機を流れる電流を検
知する電流検知回路と、吸込口体内に設けられた回転ブ
ラシと、該回転ブラシを駆動させる為の回転ブラシ用電
動機と、前記回転ブラシ用電動機に供給する交流電源の
位相点弧角を可変するブラシ位相可変回路と、前記回転
ブラシの回転・停止を制御する制御回路である。前記制
御回路は、前記電流検知回路の電流値の前回測定値と今
回測定値の電流の差分を求めて、該差分の絶対値が設定
値を超えた場合、差分の正負で前記回転ブラシの回転・
停止を切り換え、吸込口体が床面に接しているときは回
転ブラシが回転し、床面より離れたときは回転ブラシが
停止するようにし、前記差分の絶対値が設定値を超えな
い場合、回転ブラシの動作状態を維持する。
【0010】請求項5の発明は、電気掃除機本体内に設
けられた電動送風機と、該電動送風機を流れる電流を検
知する電流検知回路と、前記電動送風機に供給する交流
電源の位相点弧角を可変する送風機位相可変回路と、吸
込口体内に設けられた回転ブラシと、該回転ブラシを駆
動させる為の回転ブラシ用電動機と、前記回転ブラシ用
電動機に供給する交流電源の位相点弧角を可変するブラ
シ位相可変回路と、前記送風機位相可変回路及びブラシ
位相可変回路を介して前記電動送風機及び前記回転ブラ
シを位相制御する制御回路と、を備える電気掃除機であ
る。前記制御回路は、前記電流検知回路の出力に基づき
前記電動送風機への供給電力が設定値になるように前記
送風機位相可変回路の位相点弧角を可変し、前記電流検
知回路の出力が設定値より大きい場合、前記回転ブラシ
の回転数を下げるように位相点弧角を制御し、前記電流
検知回路の出力が目標値より小さい場合、前記回転ブラ
シの回転数を上げるように前記ブラシ位相可変回路の位
相点弧角を可変する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気掃除機の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】<電気掃除機の全体構成>図1は本発明を
適用する電気掃除機の全体構成を示す断面図である。図
2は、この電気掃除機のパイプ構成を示す斜視図であ
る。上本体1と下本体2とから構成された電気掃除機本
体3の前部には吸口4を形成し、掃除機本体3に電動送
風機5を設け、前記電動送風機5と吸口4の間に、台紙
6に貼り付けられた集塵袋7を収納する集塵室8を設
け、集塵袋7を集塵室8に着脱させる為のクランプ12
が設置してある。電動送風機5の上方には電子部品等を
回路基板に取り付けた制御回路部9を設ける。そして上
本体1の前面には、集塵袋7を交換する為にカバー10
が開閉自在に設けられている。なお、下本体2に回転自
在に設けた左右一対の車輪11が取り付けられている。
【0013】上記吸口4には、サクションホース15が
本体パイプ13を介して着脱自在に装着され、サクショ
ンホース15の反対側の端部には手元パイプ14が連結
されている。図2に示すように、この手元パイプ14に
は延長管16を介して吸込口体17が接続されている。
また吸込口体17には回転ブラシ18及び回転ブラシを
駆動する為の電動機19が内装されており、手元パイプ
14には操作部20がある。
【0014】<第1実施形態>図3は、本発明に係る電
気掃除機における制御回路部の第1実施形態を示すブロ
ック図である。この電気掃除機の制御回路部9は、回路
全体を制御する手段であるマイクロコンピューター(以
後、マイコンと略称する)21と、電動送風機5の電流
を検知する電流検知回路22と、電動送風機5へ供給す
る交流電源の位相点弧角を可変する位相可変回路23
と、位相点弧角を記憶する記憶手段24と、電源回路2
7からなる。
【0015】次に、この電気掃除機の制御回路部9の動
作について、図4のフローチャートを参照しながら説明
にする。まず、あらかじめ、位相点弧角の記憶手段24
に前回掃除を行った際の位相点弧角を記憶しておく。マ
イコン21は、コンセントから電源入力を行った時点で
電源回路27を通じて作動する。電動送風機5を作動さ
せるため操作部20の“入”スイッチを使用者がオンす
ると、マイコン21は、“入”スイッチがオンしている
のを確認し(ステップS1)、記憶手段24から前回掃
除を行った際の位相点弧角を読み出す(ステップS
2)。そして、その位相点弧角から運転を開始するよう
に位相可変回路23を通じて電動送風機5を駆動し、運
転を開始する(ステップS3)。
【0016】電流検知回路22は電動送風機5の電流信
号を検出しサンプリングしてマイコン21に送る(ステ
ップS4)。マイコン21は電流信号が設定値かを確認
する(ステップS5)。設定値であれば、位相点弧角は
そのままにし、設定値でなければ、電動送風機5への供
給電力が一定となるように位相点弧角を変更する(ステ
ップS6)。具体的には、電流信号が設定値より小さけ
れば、吸込まれる空気量が少ないので、位相点弧角を進
めて電動送風機5の回転数を上げる。電気信号が設定値
より大きければ、吸込まれる空気量が多いので、位相点
弧角を遅らせて電動送風機5の回転数を下げる。
【0017】マイコン21は、使用者が“入”スイッチ
をオフにしたかを確認し(ステップ7)、“入”スイッ
チがオフになるまでは位相点弧角の制御を続ける(ステ
ップS4〜ステップS7)。“入”スイッチがオフにな
ると、マイコン21は電動送風機5の運転を停止する
(ステップS9)。
【0018】こうして、前回の掃除を行った際の最適な
位相点弧角を記憶手段に記憶しておくことにより、運転
を開始する場合に、その位相点弧角から運転できるの
で、集塵量に対する電動送風機の最適な入力を運転開始
から得ることができる。運転中は、電動送風機5に対し
上記のような位相制御をするので、常に最適な入力が得
られる。
【0019】<第2実施形態>図5は、本発明に係る電
気掃除機における制御回路部の第2実施形態を示すブロ
ック図である。この制御回路部9は、第1実施形態とほ
ぼ同じであり、リセットスイッチ25をマイコンに接続
した点が異なる。このリセットスイッチ25がオンされ
ると、マイコン21は記憶手段24の記憶情報をリセッ
トする。
【0020】集塵量が前回と比較し大きく変化した場
合、例えば前回の掃除後集塵袋7を交換したような場
合、第1実施形態のように、そのまま記憶手段に記憶さ
れた位相点弧角を用いることは、却って集塵量に対する
電動送風機5の最適な入力を求めるために時間がかかっ
てしまうことがある。そこで、集塵量が前回と大きく変
化した場合、使用者がリセットスイッチ25をオンし
て、記憶手段24の記憶情報をリセットする。こうして
位相点弧角を初期状態に一旦戻してから、電動送風機を
作動する。
【0021】この第2実施形態の制御回路部9の動作に
ついて、図6のフローチャートを参照しながら説明す
る。使用者がリセットスイッチ25をオンし、それをマ
イコン21が確認すると(ステップS11)、マイコン
21のROMに記憶してある初期位相点弧角を読み出す
(ステップS12)。リセットスイッチ25がオフであ
れば、記憶手段24から前回の掃除の際の位相点弧角を
読み出す(ステップ13)。使用者が“入”スイッチを
オンすると、マイコン21が“入”スイッチがオンして
いるのを確認し(ステップS14)、読み出した位相点
弧角で電動送風機5の運転を開始する(ステップS1
5)。以下、ステップ16〜ステップ21は、前述のス
テップS4〜ステップS9と同じなので、説明は省略す
る。
【0022】このように、集塵量が前回と比較し大きく
変化した場合、リセットスイッチ25をオンして、あら
かじめ決められた初期位相点弧角から運転を開始するこ
とにより、集塵量に対する電動送風機5の最適な入力を
運転開始から短時間で得ることができる。
【0023】<第3実施形態>図7は、本発明に係る電
気掃除機における制御回路部9の第3実施形態を示すブ
ロック図である。この電気掃除機の制御回路部9は、回
路全体を制御する手段であるマイコン21と、電動送風
機5の電流を検知する電流検知回路22と、吸込口体1
7の回転ブラシ18を駆動する電動機19へ供給する交
流電源の位相点弧角を可変する位相可変回路26と、電
源回路27とからなる。
【0024】この制御回路部9は、電気掃除機の入力負
荷に応じて吸込口体17の回転ブラシ18の制御を行
う。この第3実施形態の制御回路部9の動作について、
図8のフローチャートを参照しながら説明にする。使用
者が操作部20の“入”スイッチを使用者がオンする
と、マイコン21は、“入”スイッチがオンしているの
を確認し(ステップS31)、電動送風機5の運転を開
始する(ステップS32)。電流検知回路22は電動送
風機5の電流信号を検出しサンプリングしてマイコン2
1に送る(ステップS33)。マイコン21は電流信号
が設定値かを確認する(ステップS34)。設定値であ
れば、回転ブラシ用電動機19の位相点弧角はそのまま
にし、設定値を外れていれば、設定値となるように位相
点弧角を変更する(ステップS35)。具体的には、電
流が設定値より少なければ、位相点弧角を進めて回転ブ
ラシ19の回転数をあげる。電流が設定値より多けれ
ば、位相点弧角を遅らせて回転ブラシ19の回転数を下
げる。
【0025】マイコン21は、使用者が“入”スイッチ
をオフにしたかを確認し(ステップ36)、“入”スイ
ッチがオフになるまでは位相点弧角の制御を続ける(ス
テップS33〜ステップS36)。“入”スイッチがオ
フになると、マイコン21は電動送風機5の運転を停止
する(ステップS37)。
【0026】このように、電動送風機5の電流信号が設
定値より外れているとき、回転ブラシ駆動用電動機19
の位相点弧角を変更して、回転ブラシの回転数を制御す
る。例えばじゅうたん等の重負荷の場合は、吸込む空気
の量が減り、電動送風機5の電流値が下がる。この変化
を読みとり、位相点弧角を進め、回転ブラシ18の回転
数を上げる。また持ち上げた時のように軽負荷の場合
は、吸込む空気の量が増え、電動送風機5の電流値が上
がる。この変化を読みとり、位相点弧角を遅らせ、回転
ブラシ18の回転数を下げる。こうして、電動送風機5
の入力負荷に応じて回転数を変えて、集塵効率を上げる
ことができる。
【0027】第3実施形態の制御回路部9の他の動作に
ついて、図9のフローチャートを参照しながら説明にす
る。この動作は、回転ブラシのオン/オフの制御に関す
るものである。マイコン21は、“入”スイッチがオン
しているのを確認し(ステップS41)、電動送風機5
の運転を開始する(ステップS42)。電流検知回路2
2は電動送風機5の電流信号を検出しサンプリングして
マイコン21に送る(ステップS43)。これを第1の
電流信号とする。設定されたタイムラグの後(ステップ
S44)、第2の電流信号をサンプリングする(ステッ
プS45)。マイコン21は、以下のように第1の電流
信号と第2の電流信号の差分を求める(ステップS4
6)。 差分=第1の電流信号−第2の電流信号
【0028】この差分は設定された時間における電流信
号の変化の大きさすなわち電動送風機5の負荷変化の大
きさを表す。マイコン21は、この差分の絶対値が設定
値より大きいかを判断する。小さい場合はステップS4
3に戻って、再び電流信号のサンプリングを始める。大
きい場合は、差分が正か負かを判断し(ステップS4
8)、正であれば、回転ブラシ18を回転させ、負であ
れば、回転ブラシ18を停止させる。“入”スイッチが
オフするのを確認して(ステップ51)運転を停止する
(ステップS52)までは、ステップ43からステップ
S51の動作を繰り返す。
【0029】吸込口体17がじゅうたんから、持ち上げ
られた場合を考えてみる。電動送風機5の電流信号は小
から大に変化し、ステップS48に示すように差分の絶
対値は設定値を越え、前記差分は負となる。従って、ス
テップS49に示すように、マイコン21は、回転ブラ
シを停止する。逆に吸込口体17が持ち上げられた状態
からじゅうたんに降ろした場合、電動送風機5の電流信
号は大から小に変化し、ステップS48に示すように設
定値を越え、前記差分は正となる。従って、ステップS
50のように、マイコン21は、回転ブラシを回転させ
る。こうして吸込口体17内にマイクロスイッチを用い
ずに床面から吸込口体17が離れた時に回転ブラシ18
を停止させ、床面に戻すと、回転ブラシ18を回転させ
る。
【0030】<第4実施形態>図10は、本発明に係る
電気掃除機における制御回路部の第4実施形態を示すブ
ロック図である。この電気掃除機の制御回路部9は、第
1実施形態と第3実施形態を組み合わせた構造であり、
回路全体を制御する手段であるマイコン21と、電動送
風機5の電流を検知する電流検知回路22と、電動送風
機5へ供給する交流電源の位相点弧角を可変する位相可
変回路23と、位相点弧角を記憶する記憶手段24と、
回転ブラシ用電動機19へ供給する交流電源の位相点弧
角を可変する位相可変回路26と電源回路27からな
る。
【0031】この第4実施形態の制御回路部9の動作に
ついて、図11のフローチャートを参照しながら説明に
する。ステップS61〜ステップS64とステップS6
8〜ステップS70は、第1実施形態のステップS1〜
ステップS4とステップS7〜ステップS9の動作と同
じであり、説明を省略する。
【0032】まずステップ65でサンプリングした電流
信号が設定値かを確認して、設定値から外れていれば、
電動送風機5の位相点弧角を電流信号が設定値になるよ
うに変更する(ステップS66)。つまり電動送風機5
への供給電力が一定となるように位相点弧角を制御す
る。電流信号が設定値より小さければ、吸込まれる空気
量が少ないので、位相点弧角を進めて電動送風機5の回
転数を上げる。電気信号が設定値より大きければ、吸込
まれる空気量が多いので、位相点弧角を遅らせて電動送
風機5の回転数を下げる。
【0033】それに伴い回転ブラシ用電動機19の位相
点弧角を変更する(ステップS67)。つまり電流が設
定値より少なければ、入力位相点弧角を進めて回転ブラ
シ19の回転数を上げる。電流が設定値より多ければ、
入力位相点弧角を遅らせて回転ブラシ19の回転数を下
げる。やがて、電動送風機5の電流信号が設定値に近づ
くにしたがって、回転ブラシ19の回転数も所定の値に
近づいていく。各電流値に対する回転ブラシ19の回転
数は、集塵効率が最大となるように、あらかじめ設定さ
れている。
【0034】例えばじゅうたん等の重負荷の場合は吸込
む空気の量が減り、電動送風機5の電流値が下がる。こ
の変化を読み取り、入力が一定になるように電動送風機
5の点弧位相点弧角を進め、電動送風機5の回転数を上
げることになる。同時に回転ブラシ用電動機19の位相
点弧角を進めて回転ブラシ18の回転数を上げる。やが
て、電動送風機5への供給電力が所定の値になると、回
転ブラシ18の回転数も所定の値に戻る。このように、
吸込む空気の量に応じて、回転ブラシ18の回転数を変
化させて、集塵効率を上げることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明において、電流検知手段
の出力に基づき電動送風機への供給電力が一定になるよ
うに制御された位相点弧角を記憶する記憶手段を備え、
前回の掃除終了直前の位相点弧角を記憶しておくので、
再度掃除を行う際は前回の掃除を行った際の位相点弧角
から運転を開始することにより、集塵量に対する電動送
風機の最適な入力を運転開始から得ることができる。
【0036】請求項2の発明において、記憶手段の記憶
情報をリセットさせるリセットスイッチを設け、例えば
前回の掃除後、集塵袋を交換した場合のように、集塵量
が大きく変化した場合、リセットスイッチをオンにす
る。リセットスイッチがオンされた場合はあらかじめ決
められた初期位相点弧角から運転を開始することによ
り、集塵量が大きく変化した場合でも集塵量に対する電
動送風機の最適な入力を運転開始から短時間で得ること
ができる。
【0037】請求項3の発明において、電動送風機を流
れる電流を検知し、その電流に応じて吸込口体内の回転
ブラシ用電動機の位相点弧角を制御し、入力負荷が大き
く吸い込む空気量が減少すれば回転数を上げ、入力負荷
が小さく吸い込む空気量が増加すれば回転数をさげて、
集塵効率を上げることができる。
【0038】請求項4の発明において、電流信号の前回
測定値と今回測定値の差分の絶対値が設定値を超えた場
合、差分の正負で前記回転ブラシの回転・停止を切り換
え、吸込口体が床面に接しているときは回転ブラシが回
転し、床面より離れたときは回転ブラシが停止するよう
にし、該差分の絶対値が設定値を超えない場合、回転ブ
ラシの動作状態を維持する。このことにより、吸込口体
内に高価なマイクロスイッチを用いずに、床面から吸込
口体が離れた時に回転ブラシを停止させ、床面に戻した
時に回転ブラシを回転させることができ、コストを下げ
ることができる。
【0039】請求項5の発明において、電動送風機の位
相点弧角が運転開始時より変化した時に、それに伴い回
転ブラシ駆動用電動機の回転数を変化させて、吸込み空
気量に応じた制御ができ、集塵効率を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する電気掃除機の全体構成を示す
断面図である。
【図2】この電気掃除機のパイプ構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る電気掃除機における制御回路部の
第1実施形態を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態の制御回路部の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明に係る電気掃除機における制御回路部の
第2実施形態を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態の制御回路部の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明に係る電気掃除機における制御回路部の
第3実施形態を示すブロック図である。
【図8】第3実施形態の制御回路部の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】第3実施形態の制御回路部の他の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明に係る電気掃除機における制御回路部
の第4実施形態を示すブロック図である。
【図11】第4実施形態の制御回路部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】従来の電気掃除機における制御回路の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
5 電動送風機 9 制御回路部 17 吸込口体 18 回転ブラシ 19 回転ブラシ用電動機 21 マイクロコンピューター 22 電流検知回路 23,26 位相可変回路 24 記憶手段 25 リセットスイッチ 27 電源回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機本体内に設けられた電動送風
    機と、該電動送風機を流れる電流を検知する電流検知回
    路と、前記電動送風機に供給する交流電源の位相点弧角
    を可変する送風機位相可変回路と、前記電動送風機の運
    転終了直前の位相点弧角を記憶する記憶手段と、前記送
    風機位相可変回路を介して前記電動送風機を位相制御す
    る制御回路と、を備え、 前記制御回路は、前記電動送風機を運転開始する時に、
    前記記憶手段から位相点弧角を読み出して、前記送風機
    位相可変回路の位相点弧角とし、前記電流検知回路の出
    力に基づき前記電動送風機への供給電力が一定になるよ
    うに前記送風機位相可変回路の位相点弧角を可変するこ
    とを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段の記憶情報をリセットする
    スイッチを備え、 前記制御回路は、リセットスイッチが押された場合は、
    前記記憶手段から位相点弧角を読み出さずに、あらかじ
    め決められた初期位相点弧角で前記電動送風機の運転を
    開始することを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 電気掃除機本体内に設けられた電動送風
    機と、該電動送風機を流れる電流を検知する電流検知回
    路と、吸込口体内に設けられた回転ブラシと、該回転ブ
    ラシを駆動させる為の回転ブラシ用電動機と、前記回転
    ブラシ用電動機に供給する交流電源の位相点弧角を可変
    するブラシ位相可変回路と、該ブラシ位相可変回路を介
    して前記回転ブラシを位相制御する制御回路と、を備
    え、 前記制御回路は、前記電流検知回路の出力が設定値より
    大きい場合、前記回転ブラシの回転数を下げるように位
    相点弧角を制御し、前記電流検知回路の出力が目標値よ
    り小さい場合、前記回転ブラシの回転数を上げるように
    前記ブラシ位相可変回路の位相点弧角を可変することを
    特徴とした電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電気掃除機本体内に設けられた電動送風
    機と、該電動送風機を流れる電流を検知する電流検知回
    路と、吸込口体内に設けられた回転ブラシと、該回転ブ
    ラシを駆動させる為の回転ブラシ用電動機と、前記回転
    ブラシ用電動機に供給する交流電源の位相点弧角を可変
    するブラシ位相可変回路と、前記回転ブラシの回転・停
    止を制御する制御回路と、を備え、 前記制御回路は、前記電流検知回路の電流値の前回測定
    値と今回測定値の電流の差分を求めて、該差分の絶対値
    が設定値を超えた場合、差分の正負で前記回転ブラシの
    回転・停止を切り換え、吸込口体が床面に接していると
    きは回転ブラシが回転し、床面より離れたときは回転ブ
    ラシが停止するようにし、前記差分の絶対値が設定値を
    超えない場合、回転ブラシの動作状態を維持することを
    特徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】 電気掃除機本体内に設けられた電動送風
    機と、該電動送風機を流れる電流を検知する電流検知回
    路と、前記電動送風機に供給する交流電源の位相点弧角
    を可変する送風機位相可変回路と、吸込口体内に設けら
    れた回転ブラシと、該回転ブラシを駆動させる為の回転
    ブラシ用電動機と、前記回転ブラシ用電動機に供給する
    交流電源の位相点弧角を可変するブラシ位相可変回路
    と、前記送風機位相可変回路及びブラシ位相可変回路を
    介して前記電動送風機及び前記回転ブラシを位相制御す
    る制御回路と、を備え、 前記制御回路は、前記電流検知回路の出力に基づき前記
    電動送風機への供給電力が設定値になるように前記送風
    機位相可変回路の位相点弧角を可変し、前記電流検知回
    路の出力が設定値より大きい場合、前記回転ブラシの回
    転数を下げるように位相点弧角を制御し、前記電流検知
    回路の出力が目標値より小さい場合、前記回転ブラシの
    回転数を上げるように前記ブラシ位相可変回路の位相点
    弧角を可変することを特徴とする電気掃除機。
JP31543695A 1995-12-04 1995-12-04 電気掃除機 Expired - Fee Related JP3290872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31543695A JP3290872B2 (ja) 1995-12-04 1995-12-04 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31543695A JP3290872B2 (ja) 1995-12-04 1995-12-04 電気掃除機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001175270A Division JP2002017633A (ja) 2001-06-11 2001-06-11 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09154786A true JPH09154786A (ja) 1997-06-17
JP3290872B2 JP3290872B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=18065359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31543695A Expired - Fee Related JP3290872B2 (ja) 1995-12-04 1995-12-04 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3290872B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093297A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP2007068682A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093297A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP4691862B2 (ja) * 2001-09-26 2011-06-01 パナソニック株式会社 電気掃除機
JP2007068682A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP4696793B2 (ja) * 2005-09-06 2011-06-08 パナソニック株式会社 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3290872B2 (ja) 2002-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5243732A (en) Vacuum cleaner with fuzzy logic control
US6768073B1 (en) Pivoting handle and control arrangement for a floor care appliance
EP0320878A2 (en) Method for operating vacuum cleaner
JP7123690B2 (ja) 電気掃除機
JP3448752B2 (ja) 自走式掃除機
JPH09154786A (ja) 電気掃除機
JP2539532B2 (ja) 電気掃除機の制御方法
JP2002017633A (ja) 電気掃除機
JP2003000503A (ja) 電気掃除機
JP3823902B2 (ja) 空気清浄機の制御装置
JP3132673B2 (ja) 吸込口体
JP3453845B2 (ja) 電気掃除機
JP3326126B2 (ja) 電気掃除機
JPH044788A (ja) 電気掃除機
JPH05329083A (ja) 電気掃除機
JPS63294285A (ja) 電気掃除機
JP2006167239A (ja) 電気掃除機
JPH02268718A (ja) 掃除機
JP2912927B2 (ja) 電気掃除機
JPH0458929A (ja) 掃除機
JPH04210034A (ja) 電気掃除機
JPH0685755B2 (ja) 電気掃除機
JPH0938008A (ja) 電気掃除機
JPH07315A (ja) 電気掃除機
JP3874175B2 (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees