JPH09154174A - コールバック処理方式 - Google Patents

コールバック処理方式

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JPH09154174A
JPH09154174A JP7312990A JP31299095A JPH09154174A JP H09154174 A JPH09154174 A JP H09154174A JP 7312990 A JP7312990 A JP 7312990A JP 31299095 A JP31299095 A JP 31299095A JP H09154174 A JPH09154174 A JP H09154174A
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caller
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JP7312990A
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Inventor
Kousou Shimada
弘僧 嶋田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコールバック処理方式に関し、移動
機からの着信に対して、効率良いコールバック処理が行
えるコールバック処理方式の提供を課題とする。 【解決手段】 専用線5で接続する複数の構内交換機
4,6が公衆網3を介して移動機1と接続する通信シス
テムのコールバック処理方式において、構内交換機6
は、移動機1から公衆網3を介して自局6の内線電話機
7にダイヤルインで着信があった場合に、内線電話機7
がビジーの場合は、移動機1の加入者番号及びその発信
側基地局2の情報を記憶して該呼を切断すると共に、ビ
ジーの終了後、発信側基地局2に最寄りの構内交換機4
を経由して移動機1宛にコールバックする。又は、構内
交換機6は、移動機1から公衆網3を介して自局6の特
定の内線電話機7にダイヤルインで着信があった場合
に、移動機1の加入者番号及びその発信側基地局2の情
報を記憶して該呼を切断すると共に、発信側基地局2に
最寄りの構内交換機4を経由して移動機1宛にコールバ
ックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコールバック処理方
式に関し、更に詳しくは専用線で接続する複数の構内交
換機が公衆網を介して移動機と接続する通信システムの
コールバック処理方式に関する。近年、自動車電話、携
帯電話、PHS等の移動機の普及に伴い、固定電話機か
らの着信のみでなかく、移動機からの着信に対してもコ
ールバックできることが望ましい。
【0002】
【従来の技術】従来、固定電話機からの着信に対し、コ
ールバックする際に、公専接続(自社の専用線等)を利
用するアイデアはあった。公衆網を使わずに、公専接続
を利用してコールバックすれば、その区間の通話料金を
軽減できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話やP
HSのような移動機からの着信の場合は、移動機の電話
番号からはその発信位置を割り出せないので、効率良い
コールバック処理を行えなかった。本発明の目的は、移
動機からの着信に対して、効率良いコールバック処理が
行えるコールバック処理方式を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のコール
バック処理方式は、専用線5で接続する複数の構内交換
機4,6が公衆網3を介して移動機1と接続する通信シ
ステムのコールバック処理方式において、構内交換機6
は、移動機1から公衆網3を介して自局の内線電話機7
にダイヤルインで着信があった場合に、該内線電話機7
がビジーの場合は、前記移動機1の加入者番号及びその
発信側基地局2の情報を記憶して該呼を切断すると共
に、前記ビジーの終了後、前記発信側基地局2に最寄り
の構内交換機4を経由して前記移動機1宛にコールバッ
クするものである。
【0005】本発明(1)によれば、構内交換機6は、
移動機1からの呼が着信ビジーの場合に、移動機1の発
信側基地局2の情報を記憶するので、内線電話機7の通
話終了後、移動機1にコールバックする場合でも、移動
機1(発信側基地局2)の位置を特定できる。また、内
線電話機7のビジーの終了後は、発信側基地局2に最寄
りの構内交換機4を経由して前記移動機1宛にコールバ
ックするので、該コールバックにより発信者に課せられ
る通信料金を安くできると共に、専用線5の部分の通信
料金を節約でき、もって構内交換機6に課せられる通信
料金も安くできる。
【0006】また本発明(2)のコールバック処理方式
は、専用線5で接続する複数の構内交換機4,6が公衆
網3を介して移動機1と接続する通信システムのコール
バック処理方式において、構内交換機6は、移動機1か
ら公衆網3を介して自局の特定の内線電話機7にダイヤ
ルインで着信があった場合に、前記移動機1の加入者番
号及びその発信側基地局2の情報を記憶して該呼を切断
すると共に、前記発信側基地局2に最寄りの構内交換機
4を経由して前記移動機宛1にコールバックするもので
ある。
【0007】本発明(2)によれば、構内交換機6は、
特定の内線電話機7についてコールバックの処理を行う
ので、このことを知らされた移動機1の発信者は特定の
内線電話機7宛に発信することで自動的にコールバック
され、よって通話料金の負担なしに通話を行えると共
に、構内交換機6の側にに課せられる通話料金も安くで
きる。
【0008】好ましくは、本発明(3)においては、上
記本発明(1)の場合に、構内交換機6は、着信側ビジ
ーの呼に対する処理方法を予めダイヤルイン番号毎に登
録可能とし、着信側ビジーの呼を前記登録内容に従って
処理する。例えば、ある内線電話機については着信側ビ
ジーの呼をそのまま着信側ビジーで処理し、また他の内
線電話機については着信側ビジーの呼をコールバック処
理とする。このように、予め内線電話機毎に着信側ビジ
ーの際の呼処理を設定できるので、各内線電話機の様々
な用途に容易に対処できる。
【0009】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(2)の場合に、構内交換機6は、特定
の内線電話機7への呼に対する処理方法を予めダイヤル
イン番号毎に登録可能とし、特定の内線電話機7への呼
を前記登録内容に従って処理する。例えば、ある特定の
内線電話機については着信呼をそのまま接続し、また他
の特定の内線電話機については着信呼を無条件でコール
バック処理とする。従って、コールバック専用の内線電
話機を任意に設定できる。
【0010】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(1)の場合に、構内交換機6は、着信
側ビジーの呼に対する処理方法を該呼の発信者にガイダ
ンスすると共に、発信者からの指示入力に従って該呼を
処理する。例えば、着信側ビジーの場合に、発信者がコ
ールバックを要求すれば、ビジー終了後に、発信者にコ
ールバックするし、発信者がコールバックを要求しなけ
れば、該着信呼はそのまま着信ビジーで終了する。従っ
て、発信者は呼の緊急度/重要度や距離等によってコー
ルバック有無を選択でき、使い勝手が良い。
【0011】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(2)の場合に、構内交換機6は、特定
の内線電話機への呼に対する処理方法を該呼の発信者に
ガイダンスすると共に、発信者からの指示入力に従って
該呼を処理する。例えば、発信者がコールバックを要求
すれば、構内交換機6の側から直ちにコールバックする
し、また発信者がコールバックを要求しなければ、該着
信呼はそのまま接続される。従って、発信者は呼の緊急
度/重要度や長時間呼/短時間呼等によってコールバッ
ク有無を選択でき、使い勝手が良い。
【0012】また好ましくは、本発明(7)において
は、上記本発明(1)の場合に、構内交換機6は、着信
側ビジーの呼に対し、該呼の発信側基地局2と自局6又
は該基地局2に最寄りの構内交換機4との間の通信料金
に係る距離を評価すると共に、その評価結果に従い前記
呼の処理方法を決定する。例えば発信側基地局2と自局
6とが近い場合は、発信者の負担も少ないので、そのま
まビジーで終了し、再度掛けなおすようにする。また遠
い場合は、発信者の負担を軽減すべく、基地局2に最寄
りの例えば構内交換機4を介してコールバックする。又
は、発信側基地局2と構内交換機4とが近い場合は、発
信者の負担を軽減でるので、コールバックとし、またい
ずれの構内交換機4,6からも遠い場合は、コールバッ
クのメリットが少ないので、そのままビジーで終了す
る。このように、コールバックの有無を構内交換機6側
で判断してくれるので、発信者は、これに従うだけで通
話料金低減のメリットが得られる。
【0013】また好ましくは、本発明(8)において
は、上記本発明(2)の場合に、構内交換機6は、特定
の内線電話機への呼に対し、該呼の発信側基地局と自局
又は該基地局に最寄りの構内交換機との間の通信料金に
係る距離を評価すると共に、その評価結果に従い前記呼
の処理方法を決定する。例えば発信側基地局2と自局6
とが近い場合は、発信者の負担も少ないので、そのまま
呼を接続し、目的を達成する。また遠い場合は、発信者
の負担を軽減すべく、基地局2に最寄りの例えば構内交
換機4を介してコールバックする。又は、発信側基地局
2と構内交換機4とが近い場合は、発信者の負担を軽減
でるので、コールバックとし、またいずれの構内交換機
4,6からも遠い場合は、コールバックのメリットが少
ないので、そのまま呼を接続する。従って、通話サービ
スの効率よい運用が図れる。
【0014】また好ましくは、本発明(9)において
は、上記本発明(1)の場合に、構内交換機6は、着信
側ビジーの呼に対し、発信側移動機1の加入者番号が予
め許容された加入者番号か否かを評価すると共に、その
評価結果に従い前記呼の処理方法を決定する。例えば移
動機1の加入者番号が予め許容された加入者番号でない
場合は、コールバックのメリットを与える必要がないの
で、該呼を着信ビジーで処理し、また予め許容された加
入者番号の場合は、コールバック処理とする。従って、
特定の加入者にのみコールバックサービスを提供でき
る。しかも、加入者番号で検査するので、発信者に課せ
られる操作負担はない。
【0015】また好ましくは、本発明(10)において
は、上記本発明(2)の場合に、構内交換機6は、特定
の内線電話機7への呼に対し、発信側移動機1の加入者
番号が予め許容された加入者番号か否かを評価すると共
に、その評価結果に従い前記呼の処理方法を決定する。
例えば移動機1の加入者番号が予め許容された加入者番
号でない場合は、コールバックのメリットを与える必要
がないので、該呼をそのまま接続し、また予め許容され
た加入者番号の場合は、加入者の通信負担を軽減すべ
く、コールバック処理とする。従って、特定の加入者に
のみコールバックサービスを提供できる。
【0016】また好ましくは、本発明(11)において
は、上記本発明(1)の場合に、構内交換機6は、着信
側ビジーの呼に対し、該呼の発信者にID番号の入力を
要求すると共に、入力されたID番号が予め許容された
ID番号か否かを評価し、その評価結果に従い前記呼の
処理方法を決定する。例えば発信者のIDが予め許容さ
れたID番号でない場合は、コールバックのメリットを
与える必要がないので、該呼を着信ビジーで処理し、ま
た予め許容されたID番号の場合は、コールバック処理
とする。ID番号で管理すれば、登録/抹消等の管理が
容易になる。
【0017】また好ましくは、本発明(12)において
は、上記本発明(2)の場合に、構内交換機6は、特定
の内線電話機7への呼に対し、該呼の発信者にID番号
の入力を要求すると共に、入力されたID番号が予め許
容されたID番号か否かを評価し、その評価結果に従い
前記呼の処理方法を決定する。例えば発信者のIDが予
め許容されたID番号でない場合は、コールバックのメ
リットを与える必要がないので、該呼をそのまま接続
し、また予め許容されたID番号の場合は、コールバッ
ク処理とする。ID番号で管理すれば、登録/抹消等の
管理が容易になる。
【0018】また好ましくは、本発明(13)において
は、上記本発明(1)又は(2)の場合に、構内交換機
6は、移動機1からの着呼の際に、公衆網3側より該移
動機1の加入者番号が提供されない場合は、該呼の発信
者に加入者番号の入力を要求すると共に、入力された加
入者番号を用いてコールバックする。通信システムによ
っては、公衆網3の側より該移動機1の加入者番号が提
供されない場合もあり得る。係る場合でも、本発明(1
3)によれば、簡単な操作により、移動機1に対してコ
ールバックサービスを行える。
【0019】また好ましくは、本発明(14)において
は、上記本発明(1)又は(2)の場合に、構内交換機
6は、移動機1からの着呼の際に該移動機1から提供さ
れる所定の位置情報に基づいて、その発信側基地局2に
最寄りの構内交換機4を割り出す。通信システムによっ
ては、公衆網3の側より発信側基地局2の位置情報が提
供されない場合もあり得る。係る場合でも、例えば発信
者が居る位置の郵便番号、電話局番、又は都道府県等の
地理情報を入力するような簡単な操作により、移動機1
に対してコールバックサービスを行える。
【0020】また好ましくは、本発明(15)において
は、上記本発明(1)又は(2)の場合に、構内交換機
6は、移動機1からの着呼の際に該移動機1から提供さ
れるグローバルポジショニングシステムで測定した位置
情報に基づいて、その発信側基地局2に最寄りの構内交
換機4を割り出す。従って、発信者が自己の居る場所の
地理的情報を知らなくても、現在普及しつつあるGPS
等の測位手段を利用して、移動機1の位置、即ち、発信
側基地局2の位置情報を容易に提供でき、もって移動機
1に対してコールバックサービスを行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。図2は実施の形
態によるコールバック処理方式の構成を示す図で、図に
おいて1は自動車電話、携帯電話、PHS等の移動機、
2は移動機を無線収容する基地局、3は移動網を含む公
衆網、4,6は構内交換機(PBX)、5は構内交換機
4,6間を接続する専用線、7は内線電話機、8は内線
に接続するコードレス電話の親機、9はその子機であ
る。
【0022】構内交換機6において、61は本発明に係
るコールバック処理を行うコールバック処理部、62は
構内交換機6とコールバック処理部61との間の制御
(着信通知、接続要求等)をインタフェースすると共に
以下の各部の制御を行う制御部、63は発信者(移動機
1)からのPB信号(但し、局間ではMF信号の場合も
ある)を受信解読するPB信号解析部、64は発信者の
電話番号を記憶すると共に、必要なら該電話番号の許容
有無の検査を行う電話番号記憶部、65は発信側基地局
2の位置情報と構内交換機4,6等の置局情報とに基づ
き発信側基地局2に最寄りの例えば構内交換機4を割り
出す位置情報解析部、66は予め着信呼に対する処理方
法をダイヤルイン番号対応に登録しておく処理登録部、
67は発信者に音声ガイダンスを発生する音声発生部、
68は発信者のID番号の許容有無を検査するID番号
解析部である。構内交換機4についても同様である。
【0023】なお、図2は本発明に係るコールバック処
理機能をフル実装した場合の構成を示しているが、通話
サービスの目的に応じて必要な機能のみを備えれば良い
ことは言うまでも無い。係る構成において、例えば構内
交換機6は東京地区に、また構内交換機4は大阪地区に
夫々置かれているとする。構内交換機4,6の間は例え
ば自社の専用線で接続されていると共に、各構内交換機
4,6は公衆網3を介して移動機1と接続可能である。
即ち、構内交換機6は、公衆網の移動機1からのダイヤ
ルインにより内線に接続している電話機7、親機8又は
子機9等を呼び出すことが可能である。ここで、ダイヤ
ルインによりとは、人手(交換手等)を介さないと言う
意味であり、番号方式を問わない。
【0024】以下の説明では、移動機1から大阪地区の
ある基地局2を介し、かつ公衆網3経由で、構内交換機
6の電話機7(ワイヤレス電話機でも同様)に着信する
場合のコールバック処理を述べる。なお、この場合の本
発明に係るコールバック処理を行うのは構内交換機6で
あり、コールバックの呼を経由するだけの構内交換機4
としては、通常の構内交換機を使用できる。但し、通信
の対称性からして、図示の如く構内交換機6と同様の機
能を備えることが好ましい。
【0025】図3〜図18は実施の形態によるコールバ
ック処理のシーケンスを説明する図(1)〜(16)で
ある。図3は移動機1から通話中の内線電話機7にダイ
ヤルインで着信があった場合の処理を示している。ステ
ップS1では予め制御部62から構内交換機6に対し
て、内線電話機7のビジー時に着信があった時、及び該
電話機7が通話終了し、空き状態になった時に、夫々制
御部62に通知する旨の通知条件の初期設定を行う。
【0026】この状態で、移動機1より通話中の内線電
話機7に着信があると、構内交換機6は、前記通知条件
を満足することにより、ステップS2で制御部62に着
信通知を送出する。ステップS3では、制御部62は移
動機1からの呼をコールバック処理部61に接続するよ
うに構内交換機6に依頼し、ステップS4では、構内交
換機6は移動機1からの呼をコールバック処理部61に
接続する。
【0027】ステップS5では、制御部62は公衆網3
から通知される移動機1の加入者番号(例えば発呼信号
に含まれる)を電話番号記憶部64に記憶する。ステッ
プS6では、基地局2の位置情報(例えば発呼信号に含
まれる)を位置情報解析部65で解析させる。更に、ス
テップS7では、音声発生部67を起動し、発信者に対
して着信側ビジーの旨、及び一旦電話を切って待つよう
にガイダンスを発生する。図示しないが、発信者が移動
機1の通話ボタンをOFFにすると、移動機1からの公
衆網3を介した呼は切断される。
【0028】やがて、内線電話機7が通話終了すると、
構内交換機6はステップS8で制御部62にその旨を通
知する。これにより、制御部62は、ステップS9では
電話番号記憶部64より移動機1の電話番号を取り出
し、更にステップS10では位置情報解析部65より解
析結果の位置情報(発信側基地局2に最寄りの構内交換
機4の局番情報等)を取り出す。
【0029】ここで、発信側基地局に最寄りの構内交換
機とは、例えば、発信側基地局2との間で公衆網を利用
した場合の通信料金が最も安くなるような位置の構内交
換機4を意味する。例えば市内/市外の関係か、又は市
外の場合は更に通話料金表データ等を利用して最寄りの
構内交換機4が選択される。ステップS11では、制御
部62は、構内交換機6より解析結果の構内交換機4経
由で移動機1を呼び出し、内線電話機7と接続するよう
に構内交換機6に依頼する。これにより構内交換機6
は、専用線5を介した構内交換機4の経由で移動機1を
呼び出すと共に、内線電話機7を呼び出し、ステップS
12で移動機1と内線電話機7とを公専接続により接続
する。
【0030】図4は移動機1から特定の内線電話機7に
ダイヤルインで着信があった場合の処理を示している。
ステップS1では予め制御部62から構内交換機6に対
して、特定の内線電話機7に着信があった場合は、無条
件で制御部62に通知する旨の通知条件の初期設定を行
う。
【0031】この状態で、移動機1より特定の内線電話
機7に着信があると、構内交換機6は、前記通知条件を
満足することにより、ステップS2で制御部62に着信
通知を送出する。ステップS3では、制御部62は移動
機1からの呼をコールバック処理部61に接続するよう
に構内交換機6に依頼し、ステップS4では、構内交換
機6は移動機1からの呼をコールバック処理部61に接
続する。
【0032】ステップS5では、制御部62は公衆網3
から通知される移動機1の加入者番号を電話番号記憶部
64に記憶する。ステップS6では、基地局2の位置情
報を位置情報解析部65で解析させる。更に、ステップ
S7では、音声発生部67を起動し、発信者に対して一
旦電話を切って待つようにガイダンスを発生する。図示
しないが、発信者が移動機1の通話ボタンをOFFにす
ると、移動機1からの公衆網3を介した呼は切断され
る。
【0033】引き続き、制御部62は、ステップS9で
は電話番号記憶部64より移動機1の電話番号を取り出
し、更にステップS10では位置情報解析部65より解
析結果の位置情報(発信側基地局2に最寄りの構内交換
機4の局番情報等)を取り出す。ステップS11では、
制御部62は、構内交換機6より解析結果の構内交換機
4経由で移動機1を呼び出し、内線電話機7と接続する
ように構内交換機6に依頼する。これにより、構内交換
機6は、専用線5を介した構内交換機4の経由で移動機
1を呼び出すと共に、内線電話機7を呼び出し、ステッ
プS12で移動機1と内線電話機7とを公専接続により
接続する。
【0034】図5は着信側ビジーの呼に対する処理を予
めダイヤルイン番号毎に登録する場合の処理を示してい
る。ステップS1では、予め内線電話機7から構内交換
機6を介して、又は不図示の保守用コンソールから、処
理登録部66に着信側ビジーの場合の処理方法を電話機
7のダイヤルイン番号に対応して登録する。例えば、コ
ールバックを行わずにそのまま着信側ビジーとするか、
又はコールバックする旨の内容を登録する。登録は特番
や符号コードを利用して簡単な方法で行う。
【0035】ステップS2では予め制御部62から構内
交換機6に対して、内線電話機7のビジー時に着信があ
った時、及び該電話機7が通話終了し、空き状態になっ
た時に、夫々制御部62に通知する旨の通知条件の初期
設定を行う。この状態で、移動機1より通話中の内線電
話機7に着信があると、構内交換機6は、前記通知条件
を満足することにより、ステップS3で制御部62に着
信通知を送出する。ステップS4では、制御部62は処
理登録部66より電話機7のダイヤルイン番号に対応す
る処理方法を読み出し、ステップS5では構内交換機6
に対応する処理を依頼する。
【0036】図5(A)は処理方法が「コールバックを
行わずにそのまま着信側ビジーとする」場合の処理を示
しており、この場合の制御部62はステップS5で構内
交換機6にビジー処理を依頼する。これにより、構内交
換機6は移動機1に対して話中音信号を送出する。また
図5(B)は処理方法が「コールバックする」場合の処
理を示しており、この場合の制御部62はステップS5
で構内交換機6に接続要求を行う。これにより、構内交
換機6は移動機1からの呼をコールバック処理部61に
接続する。以後は、図3のステップS5以降の処理と同
様である。
【0037】図6は特定の内線電話機への着信時の処理
を予めダイヤルイン番号毎に登録する場合の処理を示し
ている。ステップS1では、予め内線電話機7から構内
交換機6を介して、又は不図示の保守用コンソールか
ら、処理登録部66に特定の内線電話機7に着信した場
合の処理方法を電話機7のダイヤルイン番号に対応して
登録する。例えば、コールバックを行わずにそのまま内
線電話機に接続するか、又はコールバックする旨の内容
を登録する。
【0038】ステップS2では予め制御部62から構内
交換機6に対して、特定の内線電話機7に着信があった
場合は、無条件で制御部62に通知する旨の通知条件の
初期設定を行う。この状態で、移動機1より内線電話機
7に着信があると、構内交換機6は、前記通知条件を満
足することにより、ステップS3で制御部62に着信通
知を送出する。ステップS4では、制御部62は処理登
録部66より電話機7のダイヤルイン番号に対応する処
理方法を読み出し、ステップS5では構内交換機6に対
応する処理を依頼する。
【0039】図6(A)は処理方法が「コールバックを
行わずにそのまま内線電話機に接続する」場合の処理を
示しており、この場合の制御部62はステップS5で構
内交換機6に接続処理を依頼する。これにより、構内交
換機6はステップS6で内線電話機7を呼び出し、内線
電話機7からの応答があると、ステップS7で移動機1
からの呼を内線電話機7に接続する。
【0040】また図6(B)は処理方法が「コールバッ
クする」場合の処理を示しており、この場合の制御部6
2はステップS5で構内交換機6にコールバック処理部
61への接続要求を行う。これにより、構内交換機6は
ステップS8で移動機1からの呼をコールバック処理部
61に接続する。以後は、図3のステップS5以降の処
理と同様である。
【0041】図7は移動機1からの呼が着信側ビジーの
場合に、発信者に該呼の処理選択を求める場合を示して
いる。ステップS1〜S6の処理は図3の場合と同様で
良い。ステップS7では、制御部62は音声発生部67
を起動し、発信者に対して着信側ビジーの旨と、このま
ま着信側ビジーで終了するか、又は電話機7が空き次第
コールバックするか、の指示入力を促すガイダンスを発
生する。
【0042】これに対して、発信者はステップS8で移
動機1からPB信号により処理方法を入力する。処理方
法は簡単な番号又は符号コードにより入力する。これを
受けた制御部62は、ステップS9でPB信号解析部6
3に前記入力の処理方法を解析させ、解析結果に従って
対応する処理を行う。図7(A)は、指示入力が「この
まま着信側ビジーで終了する」場合の処理を示してお
り、この場合の制御部62はステップS10で構内交換
機6にビジー処理を依頼する。これにより、構内交換機
6は移動機1に対して話中音信号を送出する。
【0043】また図7(B)は、指示入力が「空き次第
コールバックする」の場合を示しており、この場合の制
御部62はステップS11で、音声発生部67を起動
し、発信者に対して一旦電話を切って待つようにガイダ
ンスを発生する。なお、この場合はガイダンスを発生し
なくても、発信者は電話を切ることになる。図示しない
が、発信者が移動機1の通話ボタンをOFFにすると、
移動機1からの公衆網3を介した呼は切断される。
【0044】その後、内線電話機7が通話終了すると、
構内交換機6はステップS12で制御部62にその旨を
通知する。ステップS13では、制御部62は電話番号
記憶部64より移動機1の電話番号を取り出す。以後
は、図3のステップS9以降の処理と同様である。図8
は特定の内線電話機への着信時にその発信者に処理選択
を求める場合を示している。
【0045】ステップS1〜S6の処理は図4の場合と
同様で良い。ステップS7では、制御部62は音声発生
部67を起動し、発信者に対してこのまま内線電話機に
接続するか、又はコールバックするか、の指示入力を促
すガイダンスを発生する。これに対して、発信者はステ
ップS8で移動機1からPB信号により処理方法を入力
する。これを受けた制御部62は、ステップS9でPB
信号解析部63に前記入力の処理方法を解析させ、解析
結果に従って対応する処理を行う。
【0046】図8(A)は、指示入力が「このまま内線
電話機に接続する」場合の処理を示しており、この場合
の制御部62はステップS10で構内交換機6に着信電
話機への接続要求を行う。構内交換機6は、ステップS
11で着信電話機7を呼び出すと共に、応答があると、
ステップS12で移動機1からの呼をそのまま内線電話
機7に接続する。
【0047】また図8(B)は、指示入力が「コールバ
ックする」場合の処理を示しており、この場合の制御部
62はステップS13で、音声発生部67を起動し、発
信者に対して一旦電話を切って待つようにガイダンスを
発生する。なお、上記と同じ理由でガイダンスを発生を
省略しても良い。いずれにしても、発信者が移動機1の
通話ボタンをOFFにすると、移動機1からの公衆網3
を介した呼は切断される。
【0048】ステップS14では、制御部62は電話番
号記憶部64より発信者番号を取り出す。以後は、図4
のステップS9以降の処理と同様である。図9は移動機
1からの呼が着信側ビジーの場合に、その発信側基地局
の位置に応じて該呼の処理方法を自動的に決定する場合
を示している。ステップS1〜S5の処理は図3の場合
と同様で良い。
【0049】ステップS6では、制御部62は基地局2
から通知される基地局情報を位置情報解析部65で解析
させ、解析結果に応じて対応する処理を行う。図9
(A)は、発信基地局2が構内交換機6から近距離の場
合を示しており、この様な場合には移動機1から再度掛
けなおしても通話料の負担は少ないので、例えば着信側
ビジーとする。
【0050】この場合の制御部62は、ステップS7で
構内交換機6に着信側ビジーの処理を依頼する。これに
より、構内交換機6は移動機1に話中音信号を送出す
る。また図9(B)は、発信基地局2の位置が構内交換
機6から遠距離の場合を示しており、この様な場合には
移動機1から再度掛けなおすと通話料の負担となるの
で、例えばコールバックすることとする。
【0051】この場合の制御部62は、ステップS11
で、音声発生部67を起動し、移動機1に対して着信ビ
ジーの旨、及び一旦電話を切って待つようにガイダンス
を発生する。図示しないが、発信者が移動機1の通話ボ
タンをOFFにすると、移動機1からの公衆網3を介し
た呼は切断される。その後、内線電話機7が通話終了す
ると、構内交換機6はステップS12で制御部62にそ
の旨を通知する。ステップS13では、制御部62は電
話番号記憶部64より移動機1の電話番号を取り出す。
以後は、図3のステップS9以降の処理と同様である。
【0052】なお、発信基地局2の位置と、コールバッ
クするか否かの関係については、上記以外にも様々な組
合せが考えられる。例えば発信基地局2から構内交換機
6までの距離が遠くても、料金体系が安い場合は、着信
側ビジーとする。逆に距離が近くても、料金体系が高い
場合は、コールバックとする。図10は特定の内線電話
機に着信した場合に、その発信側基地局の位置に応じて
該呼の処理方法を自動的に決定する場合を示している。
【0053】ステップS1〜S5の処理は図4の場合と
同様で良い。ステップS6では、制御部62は基地局2
から通知される基地局情報を位置情報解析部65で解析
させ、解析結果に応じて対応する処理を行う。図10
(A)は、発信基地局2が構内交換機6から近距離の場
合を示しており、この様な場合には移動機1からの呼を
そのまま接続しても発信者の負担は少ないので、例えば
そのまま接続とする。
【0054】この場合の制御部62は、ステップS7で
構内交換機6にこのまま接続を依頼する。これにより、
構内交換機6はステップS8で内線電話機7を呼び出
し、応答があると、ステップS9で移動機1からの呼を
内線電話機7に接続する。また図10(B)は、発信基
地局2の位置が構内交換機6から遠距離の場合を示して
おり、この様な場合には移動機1からの呼をそのまま接
続すると発信者の負担となるので、例えばコールバック
することとする。
【0055】この場合の制御部62はステップS10
で、音声発生部67を起動し、発信者に対して一旦電話
を切って待つようにガイダンスを発生する。図示しない
が、発信者が移動機1の通話ボタンをOFFにすると、
移動機1からの公衆網3を介した呼は切断される。引き
続き、ステップS11では、制御部62は電話番号記憶
部64より発信者番号を取り出す。以後は、図4のステ
ップS9以降の処理と同様である。
【0056】図11は移動機1からの呼が着信側ビジー
の場合に、移動機1の電話番号に応じて該呼の処理方法
を自動的に決定する場合を示している。ステップS1〜
S5の処理は図3の場合と同様で良い。ステップS6で
は、制御部62は基地局2から通知される基地局情報を
位置情報解析部65で解析させると共に、電話番号記憶
部64からの移動機1の電話番号の解析結果に応じて対
応する処理を行う。
【0057】図11(A)は、移動機1の電話番号が予
め登録(許容)された電話番号でない場合を示してお
り、この場合の制御部62はステップS7で構内交換機
6に着信側ビジーの処理を依頼する。これにより、構内
交換機6は移動機1に話中音信号を送出する。また図1
1(B)は、移動機1の電話番号が予め登録(許容)さ
れた電話番号の場合を示しており、この場合の制御部6
2はステップS11で、音声発生部67を起動し、発信
者に対して、着信側ビジーのため、一旦電話を切って待
つようにガイダンスを発生する。図示しないが、発信者
が移動機1の通話ボタンをOFFにすると、移動機1か
らの公衆網3を介した呼は切断される。
【0058】その後、内線電話機7が通話終了すると、
構内交換機6はステップS12で制御部62にその旨を
通知する。ステップS13では、制御部62は電話番号
記憶部64より移動機1の電話番号を取り出す。以後
は、図3のステップS9以降の処理と同様である。図1
2は特定の内線電話機に着信した場合に、発信側移動機
1の電話番号に応じて該呼の処理方法を自動的に決定す
る場合を示している。
【0059】ステップS1〜S5の処理は図4の場合と
同様で良い。ステップS6では、制御部62は基地局2
から通知される基地局情報を位置情報解析部65で解析
させると共に、電話番号記憶部64からの移動機1の電
話番号の解析結果に応じて対応する処理を行う。図12
(A)は、移動機1の電話番号が予め登録(許容)され
た電話番号でない場合を示しており、この場合の制御部
62はステップS7で構内交換機6に内線電話機7への
接続要求を行う。これにより、構内交換機6は、ステッ
プS8で内線電話機7を呼び出し、応答があると、ステ
ップS9で移動機1からの呼を内線電話機7に接続す
る。
【0060】また図12(B)は、移動機1の電話番号
が予め登録(許容)された電話番号の場合を示してお
り、この場合の制御部62はステップS10で、音声発
生部67を起動し、発信者に対して一旦電話を切って待
つようにガイダンスを発生する。図示しないが、発信者
が移動機1の通話ボタンをOFFにすると、移動機1か
らの公衆網3を介した呼は切断される。引き続き、ステ
ップS11では、制御部62は電話番号記憶部64より
発信者番号を取り出す。以後は、図4のステップS9以
降の処理と同様である。
【0061】図13は移動機1からの呼が着信側ビジー
の場合に、その発信者にID番号を要求する場合を示し
ている。ステップS1〜S6の処理は図3の場合と同様
で良い。ステップS7では、制御部62は音声発生部6
7を起動し、発信者に対して着信側ビジーの旨と、発信
者のID番号の入力を促すガイダンスを発生する。
【0062】発信者は、ステップS8で移動機1からP
B信号により自己のID番号を入力する。制御部62
は、ステップS9でID番号解析部68にID番号を解
析させると共に、その解析結果に応じて対応する処理を
行う。図13(A)は、発信者の入力したID番号が登
録(許容)されていない場合を示しており、この場合の
制御部62はステップS10で構内交換機6にビジー処
理を依頼する。これにより、構内交換機6は移動機1に
対して話中音信号を送出する。即ち、コールバックサー
ビスを受けられない。
【0063】また図13(B)は、発信者の入力したI
D番号が登録(許容)されている場合を示しており、こ
の場合の制御部62はステップS11で、音声発生部6
7を起動し、発信者に対して一旦電話を切って待つよう
にガイダンスを発生する。図示しないが、発信者が移動
機1の通話ボタンをOFFにすると、移動機1からの公
衆網3を介した呼は切断される。
【0064】その後、内線電話機7が通話終了すると、
構内交換機6はステップS12で制御部62にその旨を
通知する。ステップS13では、制御部62は電話番号
記憶部64より発信者番号を取り出す。即ち、コールバ
ックサービスを受けられる。以後は、図3のステップS
9以降の処理と同様である。図14は特定の内線電話機
への着信時に、その発信者にID番号を要求する場合を
示している。
【0065】ステップS1〜S6の処理は図4の場合と
同様で良い。ステップS7では、制御部62は音声発生
部67を起動し、発信者に対してID番号の入力を促す
ガイダンスを発生する。発信者は、ステップS8で移動
機1からPB信号により自己のID番号を入力する。制
御部62はステップS9でID番号解析部68に前記入
力されたID番号を解析させると共に、その解析結果に
応じて対応する処理を行う。
【0066】図14(A)は、発信者の入力したID番
号が登録(許容)されていない場合を示しており、この
場合の制御部62はステップS10で構内交換機6に着
信電話機への接続要求を行う。これにより、構内交換機
6は、ステップS11で着信電話機7を呼び出し、応答
があると、ステップS12で移動機1からの呼を内線電
話機7に接続する。即ち、コールバックサービスを受け
られない。
【0067】また図14(B)は、発信者の入力したI
D番号が登録(許容)されている場合を示しており、こ
の場合の制御部62はステップS13で、音声発生部6
7を起動し、発信者に対して一旦電話を切って待つよう
にガイダンスを発生する。図示しないが、発信者が移動
機1の通話ボタンをOFFにすると、移動機1からの公
衆網3を介した呼は切断される。引き続き、ステップS
14では、制御部62は電話番号記憶部64より発信者
番号を取り出す。即ち、コールバックサービスを受けら
れる。以後は、図4のステップS9以降の処理と同様で
ある。
【0068】図15は移動機1からの着信時に、網側か
ら移動機1の電話番号が得られない場合の処理を示して
いる。なお、ここでは着信側ビジーでない場合の処理を
説明するが、着信側ビジーの場合も、上記図3の処理に
照らして、容易に推測できる。ステップS1〜S4の処
理は図4の場合と同様で良い。
【0069】ステップS5では、発信側基地局2から通
知される基地局情報を位置情報解析部65で解析させ
る。ステップS6では、制御部62は音声発生部67を
起動し、発信者に対して移動機1の電話番号を入力する
よにガイダンスを発生する。ステップS7では、発信者
は、移動機1からPB信号により移動機1の電話番号を
入力し、ステップS8では、制御部62は、PB信号解
析部63で解読された電話番号を電話番号記憶部64に
記憶させる。ステップS9以降の処理については、図4
の場合と同一で良い。
【0070】図16は移動機1からの着信時に、網側か
ら基地局2の位置情報が得られない場合の処理を示して
いる。なお、ここでは着信側ビジーでない場合の処理を
説明するが、着信側ビジーの場合も、上記図3の処理に
照らして、容易に推測できる。ステップS1〜S4の処
理は図4の場合と同様で良い。
【0071】ステップS5では、移動機1の電話番号を
電話番号記憶部64に記憶する。ステップS6では、制
御部62は音声発生部67を起動し、発信者に対して移
動機1の位置情報を入力するよにガイダンスを発生す
る。発信者が入力できる位置情報としては、発信位置の
住所情報(都道府県市町村や郵便番号等)又はこれらを
コード化したコード情報又は発信位置の局番情報等があ
る。
【0072】ステップS7では、発信者は、移動機1か
らPB信号により移動機1の位置情報を入力し、ステッ
プS8では、制御部62は、PB信号解析部63で解読
された位置情報を位置情報解析部65で解析させる。ス
テップS9以降の処理については、図4の場合と同一で
良い。図17は移動機1がGPS(Global Positioning
System )等の位置計測手段を備える場合を示してい
る。例えば自動車はGPSによるナビゲーションシステ
ムを備えており、その位置情報を車載電話機に利用でき
る。
【0073】なお、ここでは着信側ビジーでない場合の
処理を説明するが、着信側ビジーの場合も、上記図3の
処理に照らして、容易に推測できる。ステップS1〜S
5の処理は図16の場合と同様で良い。ステップS6で
は、制御部62は音声発生部67を起動し、発信者に対
して移動機1の位置情報を入力するよにガイダンスを発
生する。
【0074】ステップS7では、発信者は、移動機1に
内蔵又は接続されたGPS装置を駆動して得た自己の位
置情報を移動機1からPB信号で入力する。ステップS
8では、制御部62は、PB信号解析部63で解読され
た位置情報を位置情報解析部65で解析させる。ステッ
プS9以降の処理については、図16の場合と同一で良
い。
【0075】ところで、上記各実施の形態では着信側ビ
ジーの場合の処理と特定の内線電話機への着信の場合の
処理とを分けて説明したが、これらは一体化して処理で
きるものである。図18はこの場合の処理を示してい
る。図18(A)は処理登録部66の一例を示してお
り、ダイヤルイン番号の欄には構内交換機6の全内線に
接続する各電話機のダイヤルイン番号が記録されてい
る。またコールバックフラグ(CBF)の欄にはコール
バック無し(CBF=0)又はコールバック有り(CB
F=1)の情報が夫々記録されており、これらの内容は
各内線電話機から又は保守用コンソールから設定可能で
ある。
【0076】この場合に、CBF=0の電話機は通常の
内線電話機であり、またCBF=1の電話機は特定の内
線電話機と言うことができる。図18(B)は、図18
(A)の処理登録部66を利用した場合のコールバック
処理の一例を示している。ステップS1では着信のあっ
た内線電話機についてCBF=1か否かを判別し、CB
F=1(特定の電話機)の場合は、更にステップS2で
着信側ビジー(BSY)の状態か否かを判別する。着信
側ビジーの場合は、ステップS3で通話終了を待ち、通
話終了すると、ステップS4でコールバック処理を行
う。またステップS2の判別で着信側ビジーでない場合
は、ステップS4でコールバック処理を行う。
【0077】また上記ステップS1の判別でCBF=0
(普通の電話機)の場合は、更にステップS5で着信側
ビジー(BSY)の状態か否かを判別する。着信側ビジ
ーの場合は、ステップS6でビジー処理(話中音送信)
を行う。また着信側ビジーでない場合は、ステップS7
で移動機からの呼をそのまま接続する。なお、上記各実
施の形態では通常の構内交換機6にコールバック処理部
61を付加した場合を述べた。こうすれば、既存の構内
交換機6にコールバック処理部61を付加するだけで本
発明による通信サービスを実現でき、既存の設備を活用
できる。但し、構内交換機6そのものに本発明に係る機
能を組み込んでも良いことは明らかである。
【0078】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0079】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、移動機
からのダイヤルイン着信に対してもコールバックを行な
うことが可能となった。更に、発信側基地局に最寄りの
構内交換機を割り出し、該構内交換機を経由してコール
バックするので、構内交換機に課せられる通話料金を安
くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態によるコールバック処理方式
の構成を示す図である。
【図3】図3は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(1)である。
【図4】図4は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(2)である。
【図5】図5は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(3)である。
【図6】図6は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(4)である。
【図7】図7は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(5)である。
【図8】図8は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(6)である。
【図9】図9は実施の形態によるコールバック処理のシ
ーケンスを説明する図(7)である。
【図10】図10は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(8)である。
【図11】図11は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(9)である。
【図12】図12は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(10)である。
【図13】図13は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(11)である。
【図14】図14は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(12)である。
【図15】図15は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(13)である。
【図16】図16は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(14)である。
【図17】図17は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(15)である。
【図18】図18は実施の形態によるコールバック処理
のシーケンスを説明する図(16)である。
【符号の説明】
1 移動機 2 基地局 3 公衆網 4,6 構内交換機 5 専用線 7 内線電話機

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用線で接続する複数の構内交換機が公
    衆網を介して移動機と接続する通信システムのコールバ
    ック処理方式において、 構内交換機は、移動機から公衆網を介して自局の内線電
    話機にダイヤルインで着信があった場合に、該内線電話
    機がビジーの場合は、前記移動機の加入者番号及びその
    発信側基地局の情報を記憶して該呼を切断すると共に、
    前記ビジーの終了後、前記発信側基地局に最寄りの構内
    交換機を経由して前記移動機宛にコールバックすること
    を特徴とするコールバック処理方式。
  2. 【請求項2】 専用線で接続する複数の構内交換機が公
    衆網を介して移動機と接続する通信システムのコールバ
    ック処理方式において、 構内交換機は、移動機から公衆網を介して自局の特定の
    内線電話機にダイヤルインで着信があった場合に、前記
    移動機の加入者番号及びその発信側基地局の情報を記憶
    して該呼を切断すると共に、前記発信側基地局に最寄り
    の構内交換機を経由して前記移動機宛にコールバックす
    ることを特徴とするコールバック処理方式。
  3. 【請求項3】 構内交換機は、着信側ビジーの呼に対す
    る処理方法を予めダイヤルイン番号毎に登録可能とし、
    着信側ビジーの呼を前記登録内容に従って処理すること
    を特徴とする請求項1のコールバック処理方式。
  4. 【請求項4】 構内交換機は、特定の内線電話機への呼
    に対する処理方法を予めダイヤルイン番号毎に登録可能
    とし、特定の内線電話機への呼を前記登録内容に従って
    処理することを特徴とする請求項2のコールバック処理
    方式。
  5. 【請求項5】 構内交換機は、着信側ビジーの呼に対す
    る処理方法を該呼の発信者にガイダンスすると共に、発
    信者からの指示入力に従って該呼を処理することを特徴
    とする請求項1のコールバック処理方式。
  6. 【請求項6】 構内交換機は、特定の内線電話機への呼
    に対する処理方法を該呼の発信者にガイダンスすると共
    に、発信者からの指示入力に従って該呼を処理すること
    を特徴とする請求項2のコールバック処理方式。
  7. 【請求項7】 構内交換機は、着信側ビジーの呼に対
    し、該呼の発信側基地局と自局又は該基地局に最寄りの
    構内交換機との間の通信料金に係る距離を評価すると共
    に、その評価結果に従い前記呼の処理方法を決定するこ
    とを特徴とする請求項1のコールバック処理方式。
  8. 【請求項8】 構内交換機は、特定の内線電話機への呼
    に対し、該呼の発信側基地局と自局又は該基地局に最寄
    りの構内交換機との間の通信料金に係る距離を評価する
    と共に、その評価結果に従い前記呼の処理方法を決定す
    ることを特徴とする請求項2のコールバック処理方式。
  9. 【請求項9】 構内交換機は、着信側ビジーの呼に対
    し、発信側移動機の加入者番号が予め許容された加入者
    番号か否かを評価すると共に、その評価結果に従い前記
    呼の処理方法を決定することを特徴とする請求項1のコ
    ールバック処理方式。
  10. 【請求項10】 構内交換機は、特定の内線電話機への
    呼に対し、発信側移動機の加入者番号が予め許容された
    加入者番号か否かを評価すると共に、その評価結果に従
    い前記呼の処理方法を決定することを特徴とする請求項
    2のコールバック処理方式。
  11. 【請求項11】 構内交換機は、着信側ビジーの呼に対
    し、該呼の発信者にID番号の入力を要求すると共に、
    入力されたID番号が予め許容されたID番号か否かを
    評価し、その評価結果に従い前記呼の処理方法を決定す
    ることを特徴とする請求項1のコールバック処理方式。
  12. 【請求項12】 構内交換機は、特定の内線電話機への
    呼に対し、該呼の発信者にID番号の入力を要求すると
    共に、入力されたID番号が予め許容されたID番号か
    否かを評価し、その評価結果に従い前記呼の処理方法を
    決定することを特徴とする請求項2のコールバック処理
    方式。
  13. 【請求項13】 構内交換機は、移動機からの着呼の際
    に、公衆網側より該移動機の加入者番号が提供されない
    場合は、該呼の発信者に加入者番号の入力を要求すると
    共に、入力された加入者番号を用いてコールバックする
    ことを特徴とする請求項1及び2のコールバック処理方
    式。
  14. 【請求項14】 構内交換機は、移動機からの着呼の際
    に該移動機から提供される所定の位置情報に基づいて、
    その発信側基地局に最寄りの構内交換機を割り出すこと
    を特徴とする請求項1及び2のコールバック処理方式。
  15. 【請求項15】 構内交換機は、移動機からの着呼の際
    に該移動機から提供されるグローバルポジショニングシ
    ステムで測定した位置情報に基づいて、その発信側基地
    局に最寄りの構内交換機を割り出すことを特徴とする請
    求項1及び2のコールバック処理方式。
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