JPH09153797A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH09153797A
JPH09153797A JP7313803A JP31380395A JPH09153797A JP H09153797 A JPH09153797 A JP H09153797A JP 7313803 A JP7313803 A JP 7313803A JP 31380395 A JP31380395 A JP 31380395A JP H09153797 A JPH09153797 A JP H09153797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
pulse
frequency
controlled oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7313803A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ozawa
健志 小沢
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7313803A priority Critical patent/JPH09153797A/ja
Publication of JPH09153797A publication Critical patent/JPH09153797A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号処理のデジタル信号処理のPLL回
路で、後段に接続される回路の誤動作を抑えることがで
きるPLL回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 ローパスフィルタ2と電圧制御発振器3
の間に、ローパスフィルタ2の出力に制限を加えるリミ
ッタ回路5を介装し、このリミッタ回路5のリミット値
を、基準パルスPH の周波数変化に応じて制御するリミ
ット値制御手段Aを設けたことを特徴とする。 【効果】 PLL回路の後に接続されるデジタル処理回
路の誤動作を抑えることができ、PLL回路の安定時間
を短くすることができる。さらに切り換える周波数毎に
リミット電圧を切り換えることでローパスフィルタを容
易に設計でき且つPLL回路の安定時間も最適にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号処理におけ
るデジタル信号処理のPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号をデジタル処理する場合、従来
の一般的なPLL回路は図4に示すように構成されてい
る。1は比較回路、2はローパスフィルタ、3は電圧制
御発振器、4は分周回路である。
【0003】基準位相となるパルスPH (一般的には水
平同期信号)が比較回路1に入力される。比較回路1に
は分周回路4から出力される比較パルスPS も入力され
る。比較回路1はこの2つの入力の位相を比較し、図5
の(a)に示すように基準パルスPH に対し比較パルス
S の位相が遅れている場合には、出力信号PO として
凸のパルスを出力する。位相差が大きい程このパルスの
幅も大きくなる。基準パルスPH に対し比較パルスPS
の位相が進んでいる場合には、図5の(b)に示すよう
に下に凸のパルスを出力する。位相差が大きい程このパ
ルスの幅も大きくなる。
【0004】比較回路1からの出力はローパスフィルタ
2で平滑化された後、電圧制御発振器3に入力される。
図6(a)(b)は、ローパスフィルタ2で平滑化され
た図5(a)(b)の出力信号PO パルスの立ち上がり
立ち下がり部分である。
【0005】電圧制御発振器3は入力の電圧に応じた周
波数で発振する。そのため基準パルスPH に対し比較パ
ルスPS の位相が遅い場合には、図6(a)に示すよう
に入力電圧が上昇するので発振周波数は高くなる。基準
パルスPH に対し比較パルスPS の位相が早い場合には
図6(b)に示すように入力電圧が降下するので発振周
波数は低くなる。
【0006】この電圧制御発振器3からの出力は分周回
路4に入力される。分周回路4は予め決められた分周値
に従って電圧制御発振器3の出力を分周して比較回路1
に比較パルスPS を出力する。
【0007】そのため、電圧制御発振器3の出力周波数
が高くなれば分周回路4の出力は早く出力される。つま
り比較パルスPS の位相が進むことになる。電圧制御発
振器3の出力周波数が低くなれば分周回路4の出力は遅
く出力され、比較パルスの位相が遅れることになる。
【0008】つまり、比較回路1において、基準パルス
H に比べ比較パルスPS の位相が遅いときにはPLL
回路は比較パルスの位相を進めようと動作し、基準パル
スP H に比べ比較パルスPS の位相が早いときにはPL
L回路は比較パルスPS の位相を遅らそうと動作する。
この結果基準パルスと比較パルスとの位相が一致して安
定となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】基準パルスPH の周波
数が大きく切り換わった場合、例えば基準パルスPH
周波数が2倍以上高くなったとする。この時も位相の誤
差を検出し出力しようとする。しかし、周波数が2倍以
上高くなったので基準パルスPH の1周期以上に渡り比
較パルスがない。そのため位相差は無限大であり電圧制
御発振器3への入力は最大(電源電圧)となる。
【0010】この結果、電圧制御発振器3は最大発振周
波数で発振する。その後ループ動作で基準パルスPH
比較パルスPS が一致するようになって安定する。しか
し一般にPLL回路の出力に発生する出力クロックCK
O は、デジタル処理回路に入力され基本クロックとして
使用される。そのデジタル処理回路が電圧制御発振器3
の最大発振周波数に対応しない場合、誤動作を起こすと
いう問題を有している。
【0011】本発明は出力クロックCKO に基づいて動
作する後段のデジタル処理回路が誤動作しないように、
安定時間が従来よりも短い安定したPLL回路を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL回路は、
基準パルスPH と比較パルスPS とを比較回路(1)で
比較してその位相差に比例したパルス幅の信号をローパ
スフィルタ(2)を介して電圧制御発振器(3)に発信
周波数制御信号として印加し、電圧制御発振器(3)の
発信周波数を分周回路(4)で分周した信号を前記比較
パルスPS として制御ループを構成し、電圧制御発振器
(3)の発信周波数を出力クロックとして取り出すPL
L回路において、ローパスフィルタ(2)と電圧制御発
振器(3)の間に、ローパスフィルタ(2)の出力に制
限を加えるリミッタ回路を介装し、このリミッタ回路の
リミット値を基準パルスPH の周波数変化に応じて制御
するリミット値制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3に基づいて説明する。なお、従来例を示す図4と
同様の作用を成すものには同一の符号を付けて説明す
る。
【0014】本発明のPLL回路は図1に示すように、
比較回路1とローパスフィルタ2と電圧制御発振器3と
分周回路4の他に、ローパスフィルタ2と電圧制御発振
器3の間には、ローパスフィルタ2の出力に制限を加え
るリミッタ回路5が介装されている。
【0015】このリミッタ回路5のリミット値は、基準
パルスPH の周波数変化に応じてリミット値制御手段A
が制御している。リミット値制御手段Aは、リミッタ回
路5に制限する電圧を指示する基準電圧回路6と、基準
パルスPH の周波数が切り換わったことを検出して基準
電圧回路6に制限する電圧を切り換えるよう指示する制
御回路7とによって構成されている。
【0016】なお、図2の(a)はリミッタ回路5が無
いときの電圧制御発振器3への入力電圧波形、図2の
(b)は基準電圧回路6の出力、図2の(c)はリミッ
タ回路5により制限された電圧制御発振器3への入力電
圧である。
【0017】以上のように構成されたこの実施例のPL
L回路において、以下その動作を説明する。比較回路1
に入力される基準パルスPH の周波数がfでループが安
定に動作しているとする。この時、入力が切り替わり基
準パルスの周波数がf’(f’>f)に換わったとき比
較回路1は基準パルスPH と比較パルスPS との位相差
を検出し出力する。
【0018】この時、前述したように位相差が大きいと
電圧制御発振器3への入力電圧は、図2の(a)に示す
ように電源電圧まで一旦上昇しその後周波数f’に応じ
た入力電圧に安定する。
【0019】基準パルスPH の周波数が切り換わったこ
とを制御回路7が検出すると、制御回路7が基準電圧回
路6に対し図2の(b)に示すように、通常は電源電圧
の充分高い電圧を出力するように制御して実質的に電圧
制御発振器3への入力電圧が制限されないようにし、基
準パルスPH の周波数が切り換わったと検出してから一
定期間は上限のリミット電圧を出力させるように制御す
る。
【0020】この時、リミット電圧の出力電圧と期間を
図2の(c)に示すようにデジタル回路が誤動作を起こ
さない電圧でリミットが行われ、且つローパスフィルタ
2からの出力がそのリミット電圧以下になる期間まで出
力する。
【0021】また逆にf’<fの場合には図3の(a)
に示すように電圧制御発振器3への入力電圧は一時的に
下がり安定する。そこでこのような場合には、制御回路
7は基準電圧回路6に対し下限のリミット電圧を一定期
間出力するように制御する。
【0022】また、ローパスフィルタ2の特性により電
圧制御発振器3への入力電圧は図3の(b)に示すよう
に振動してから安定する場合がある。このような場合に
は制御回路7は基準電圧回路6に対し上限と下限のリミ
ッタ電圧を出力させ電圧制御発振器3への入力電圧を制
限する。
【0023】さらにこの様な制限は、電圧制御発振器3
への入力を制限し、リミッタ回路5が無いときと比べ最
終的な安定電圧に近い電圧で制御回路7を発振させるの
で、次の瞬間には比較回路1に入力される比較パルスと
基準パルスの位相差はリミッタ回路5が無いときより少
なくなる。その結果、PLL回路が安定するまでの時間
が短くなる利点がある。
【0024】この構成によると、PLL回路の後に接続
されるデジタル処理回路の誤動作を抑えることができ
る。またPLL回路の安定時間を短くすることができ
る。上記の実施の形態において、リミット電圧は後に接
続するデジタル回路が誤動作を起こさない電圧とした
が、さらに切り換える周波数に最適なリミッタ電圧、つ
まり最終的な安定電圧に近い電圧をリミッタ電圧として
出力するように基準電圧回路6を制御すれば、ローパス
フィルタ2を特に厳密に設計すること無くPLL回路の
安定時間を最適にできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ローパス
フィルタ(2)と電圧制御発振器(3)の間に、ローパ
スフィルタ(2)の出力に制限を加えるリミッタ回路
(5)を介装し、このリミッタ回路(5)のリミット値
を基準パルスPH の周波数変化に応じて制御するリミッ
ト値制御手段(A)を設けたため、映像信号処理におい
てPLL回路の後に接続されるデジタル処理回路の誤動
作を抑えることができる。またPLL回路の安定時間を
短くすることができる。
【0026】さらに切り換える周波数毎にリミット電圧
を切り換えることでローパスフィルタ2を容易に設計で
き且つPLL回路の安定時間をも最適にでき、その実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の実施の形態のブロック図
である。
【図2】同実施の形態の動作波形図である。
【図3】同実施の形態の動作波形図である。
【図4】従来のPLL回路のブロック図である。
【図5】従来のPLL回路の動作波形図である。
【図6】従来のPLL回路の動作波形図である。
【符号の説明】
H 基準パルス PS 比較パルス 1 比較回路 2 ローパスフィルタ 3 電圧制御発振器 4 分周回路 A リミット値制御手段 5 リミッタ回路 6 基準電圧回路 7 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準パルスPH と比較パルスPS とを比
    較回路(1)で比較してその位相差に比例したパルス幅
    の信号をローパスフィルタ(2)を介して電圧制御発振
    器(3)に発信周波数制御信号として印加し、電圧制御
    発振器(3)の発信周波数を分周回路(4)で分周した
    信号を前記比較パルスPS として制御ループを構成し、
    電圧制御発振器(3)の発信周波数を出力クロックとし
    て取り出すPLL回路において、 ローパスフィルタ(2)と電圧制御発振器(3)の間
    に、ローパスフィルタ(2)の出力に制限を加えるリミ
    ッタ回路(5)を介装し、このリミッタ回路(5)のリ
    ミット値を基準パルスPH の周波数変化に応じて制御す
    るリミット値制御手段(A)を設けたPLL回路。
  2. 【請求項2】 リミット値制御手段(A)を、リミッタ
    回路(5)に制限する電圧を指示する基準電圧回路
    (6)と、基準パルスPH の周波数が切り換わったこと
    を検出して前記基準電圧回路(6)に制限する電圧の切
    り換えを指示する制御回路(7)とで構成した請求項1
    記載のPLL回路。
JP7313803A 1995-12-01 1995-12-01 Pll回路 Pending JPH09153797A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940323B2 (en) 2002-09-27 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Phase locked loop circuit with an unlock detection circuit and a switch
KR100693048B1 (ko) * 2004-12-21 2007-03-12 삼성전자주식회사 적응형 동기 범위를 갖는 디지털 피엘엘 장치 및 그장치에서의 시스템 신호 제어방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940323B2 (en) 2002-09-27 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Phase locked loop circuit with an unlock detection circuit and a switch
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