JPH09153787A - Ecl回路 - Google Patents

Ecl回路

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JPH09153787A
JPH09153787A JP7311246A JP31124695A JPH09153787A JP H09153787 A JPH09153787 A JP H09153787A JP 7311246 A JP7311246 A JP 7311246A JP 31124695 A JP31124695 A JP 31124695A JP H09153787 A JPH09153787 A JP H09153787A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容量などの新規な素子や新たな電源を用いず
に、消費電力が少く高速動作可能な、相補エミッタフォ
ロワ出力でプルダウン機能付のECL回路。 【解決手段】電源端子5から定電流源トランジスタQ3
迄の二つの主電流経路のそれぞれを、トランジスタ
1 ,Q17,Q2 ,Q16をもつ二つの副電流経路ずつに
分ける。二つの副電流経路の一方の経路中にエミッタフ
ォロワ出力用のトランジスタQ4 ,Q5 を設ける。更
に、出力端子4,3と電流源トランジスタQ6 ,Q7
の間にアクティブ・プルダウン用のトランジスタQ8
9 を設ける。エミッタフォロワ用トランジスタQ4
5 のベース入力とアクティブ・プルダウン用トランジ
スタQ8 ,Q9 のベース入力とが互いに逆相となるよう
にする。アクティブ・プルダウントランジスタQ8 ,Q
9 のエミッタ電極どうしを共通接続して電流源を共通に
すると、動作速度をより高速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相補出力のECL
回路に関し、特に、アクティブ・プルダウン機能付きで
エミッタフォロワ出力構成のECL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ECL回路は一般に、電流切替論理部
と、負荷を駆動するエミッタフォロワ部とから構成され
る。この種のECL回路の代表的な一例の回路図を図4
に示す。図4に示す回路は、エミッタカップルドトラン
ジスタQ1 ,Q2 と、定電流トランジスタQ3 と、抵抗
1 ,R2 ,R3 からなる電流切替論理部10とを備え
ている。又、トランジスタQ4 ,Q6 と抵抗R4 とから
なる第1のエミッタフォロワ部11と、同様にトランジ
スタQ5 ,Q7 と抵抗R5 とからなる第2のエミッタフ
ォロワ部12とを備えていて、電流切替論理部10と第
1,第2エミッタフォロワ部11,12とでECL回路
が構成されている。電流切替論理部10は、第1入力端
子1への入力信号と、固定値または第1の入力信号とは
逆位相の、第2入力端子2への入力信号を受けて、トラ
ンジスタQ1 のコレクタ電極に逆相信号を、トランジス
タQ2 のコレクタ電極に同相信号を出力する。各エミッ
タフォロワ部11,12はこれらの信号を受けて、各々
の出力端子3,4に接続された外部の負荷(図示せず)
を駆動する。
【0003】エミッタフォロワ部11,12は出力レベ
ルの切替え時に配線負荷容量に蓄積された電荷を充放電
させるが、負荷容量が大きいと出力レベルをハイレベル
(以下、Hと記す)からロウレベル(以下、Lと記す)
へ切り替える時間が大きくなる問題があった。これは、
出力レベルをLからHへ切り替える場合は、エミッタフ
ォロワ部のトランジスタを介して充電が行われるため短
時間に大電流を流すことができるが、出力レベルをHか
らLへ切り替える場合は、電荷を定電流源やプルダウン
抵抗で引き抜くことになるため、負荷容量にほぼ比例し
た時間がかかるためである。
【0004】上記問題点を解決するために、出力がHか
らLに切り替わるときにのみ大電流で電荷を引き抜くア
クティブ・プルダウン回路が用いられるようになった。
このような回路の例が、特開平3−147420号公報
に開示されている。この第2の従来例のECL回路を、
図5を用いて説明する。図5に示す回路では、図4に示
すECL回路に比べて電流切替論理部の構成は同一だ
が、エミッタフォロワ部の定電流源の構成が異なる。左
側のエミッタフォロワ部で説明すると、出力端子3にプ
ルダウン抵抗R6 が並列に接続されており、トランジス
タQ9 のベース電極には定電圧VCSの代わりにトランジ
スタQ11と抵抗R7 とからなるバイアス回路が接続さ
れ、また出力信号と逆相の信号が容量C1 を介して入力
されている。このバイアス回路により定常時にはトラン
ジスタQ9 ,抵抗R5 に電流が流れないオフ状態となっ
ており、このとき電流はプルダウン抵抗R6 を流れる。
ところが、出力信号がHからLに切り換わった瞬間に
は、電流切替部の逆の信号(LからHに切り替わってい
る)によりトランジスタQ9 のベース電圧が持ち上が
り、容量C1 が放電して定常状態になるまで出力端子3
から大電流がトランジスタQ9 ,抵抗R5 を介して引き
抜かれるため、出力レベルが急速に切り替わる。その
後、出力信号がLからHに切り替わった瞬間にはバイア
ス回路を介して容量C1が充電される。
【0005】しかし、この第2の従来例のECL回路に
は、以下の欠点があった。
【0006】容量を製造するための余計なプロセスが
必要となる。
【0007】容量値には負荷の大きさに応じた最適な
大きさがあり、容量値が大きいと出力信号の立下りにオ
ーバーシュートを生じ、一方、容量値が小さいと出力の
立下りが途中から鈍ってしまう。そのため、負荷の大き
さに応じて、容量値を変更する必要がある。
【0008】容量が電流切替部の出力信号の負荷とし
て加わるため、動作が遅れる。
【0009】出力負荷の大きさに依存しない回路構成
が、例えば、1993 シンポジウムオン ヴイエルエ
スアイ サーキッツ ダイジェスト オブ テクニカル
ペーパーズ(1993 SYMPOSIUM ON V
LSI CIRCUITSDIGEST OF TEC
HNICALPAPERS)、第29頁に記載された、
論文 キャパシタ・フリー レベル・センシティブ ア
クティブ プル・ダウン イーシーエル サーキット
ウイズ セルフ・アジャスティング ドライビング キ
ャパビリティ(CAPACITOR−FREE LEV
EL−SENSITIVE ACTIVE PULL−
DOWN ECL CIRCUITWITH SELF
−ADJUSTING DRIVING CAPABI
LITY)に示されている。この第3の従来例のECL
回路を図6を用いて説明する。本第3の従来例のECL
回路は、単相出力の構成だが、エミッタフォロワトラン
ジスタQ5 が電流切替論理部の抵抗R2 と電源端子(電
圧VCC)5との間に挿入されており、プルダウントラン
ジスタQ9 のコレクタ電極が出力端子3に、ベース電極
がトランジスタQ2 のコレクタ電極に、エミッタ電極が
電圧調整端子(電圧VREG )6に接続されている。
【0010】本回路では定常状態には、電流切替論理部
のスイッチング状態に応じて抵抗R1 または抵抗R2
論理振幅電圧VL が印加されており、電源端子5と電圧
調整端子6との間の電圧はVL +2VBEとなり、一定値
である。第1入力端子がLからHに代わると、抵抗R1
の端子間電圧は0VからVL に変わり、抵抗R2 の端子
間電圧はVL から0Vに変わる。このとき、出力信号は
出力端子3に接続される負荷容量が大きいとすぐにはH
からLにならないため、プルダウントランジスタQ9
ベース電位が上昇し、出力端子3から大電流がトランジ
スタQ9 を介して引き抜かれ、出力レベルが急速に切り
替わる。しかし、本第3の従来例のECL回路では、電
圧調整端子6につながる電圧調整回路(図示せず)が大
電流を吸い込みながら温度補正もされなければならない
ため、回路構成が複雑になり、SSIには向かないとい
う欠点があった。また、相補出力が得られない。
【0011】相補出力を取り出す場合に有効な技術の一
例が、特開平3−218118号公報に開示されてい
る。この第4の従来例のECL回路を、図7を用いて説
明する。本従来例のECL回路は、第1の従来例のEC
L回路の入力段にトランジスタQ12,抵抗R10,R11
構成されるレベルシフトした信号を発生する回路を備え
ている。又、プルダウン抵抗を有するエミッタフォロワ
部の相補出力部に、定電流源を有する差動対のコレクタ
電極を接続している。本従来例は、前述のレベルシフト
された信号を差動対の一方の入力点(トランジスタQ13
のベース電極)に入力し電流を引き抜く端子を切り替え
ることで、新たに加わった差動対に流れるプルダウン電
流を有効に利用するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した第4
の従来例においても、以下の欠点があった。差動回路
の定電流源用の基準電源(電圧端子7への印加電圧)に
定電圧VCSを用いているため、新たに加えたプルダウン
用差動対の定電流源に新規に定電圧VCS2 発生回路が必
要となる。このため、回路構成が複雑になりSSIに向
かない。プルダウン回路の入力信号発生用のレベルシ
フト回路が新たに必要となり、消費電流(および素子
数)が増大する。両エミッタフォロワのプルダウン抵
抗R4 ,R5には常時電流が流れているため、プルダウ
ン時に電流が十分に有効活用されていない。
【0013】したがって、本発明の目的は、上述した問
題点を解決するECL回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のECL回路は、
エミッタ電極を共通にして定電流源に接続された二つの
トランジスタを含み、それぞれのトランジスタへのベー
ス入力に応じて電源端子から前記定電流源に至る二つの
電流経路を切り換える構成の相補出力のECL回路にお
いて、これをアクティブ・プルダウン機能付きのエミッ
タフォロワ出力構成とするために、前記電源端子から定
電流源に至る二つの主電流経路のそれぞれを二つの副電
流経路ずつに分け、それぞれの主電流経路ごとに、二つ
の副電流経路の一方の経路中にエミッタフォロワ出力用
のトランジスタを設けると共に、コレクタ電極が出力端
子に接続されエミッタ電極が電流源に接続されたアクテ
ィブ・プルダウン用のトランジスタを設け、前記エミッ
タフォロワ用トランジスタのベース入力と前記アクティ
ブ・プルダウン用トランジスタのベース入力とが互いに
逆相となるように構成したことを特徴とする。
【0015】又、上記のECL回路において、それぞれ
の主電流経路に設けた前記アクティブ・プルダウン用ト
ランジスタのエミッタ電極どうしを共通接続して前記電
流源を共通にしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の
実施の形態によるECL回路を示す回路図である。図1
を参照すると、ECL回路は、電流切替論理部を第3の
従来例のECL回路(図6参照)を2つ相補型に組み合
わせ、相補出力可能な回路構成にした点と、エミッタフ
ォロ部に定電流源を接続し、各々の端子(トランジスタ
8 ,Q9 のエミッタ電極)を接続した点とに特徴をも
つ。
【0017】回路構成を具体的に説明すると、本ECL
回路は、エミッタ電極を共通の定電流源に接続されたト
ランジスタQ1 ,Q2 ,Q16,Q17と、ベース電極がト
ランジスタQ1 のコレクタ電極に、コレクタ電極が電源
端子5に接続されたトランジスタQ5 と、ベース電極が
トランジスタQ2 のコレクタ電極に、コレクタ電極が電
源端子5に接続されたトランジスタQ4 と、トランジス
タQ1 ,Q2 のコレクタ電極と電源端子5との間にそれ
ぞれ接続された抵抗R1 ,R2 と、トランジスタQ17
コレクタ電極とトランジスタQ4 のエミッタ電極との間
に接続された抵抗R14と、トランジスタQ16のコレクタ
電極とトランジスタQ5 のエミッタ電極との間に接続さ
れた抵抗R13と、コレクタ電極がトランジスタQ5 のエ
ミッタ電極に、ベース電極がトランジスタQ16のコレク
タ電極に接続されたトランジスタQ9 と、コレクタ電極
がトランジスタQ4 のエミッタ電極に、ベース電極がト
ランジスタQ17のコレクタ電極に接続されたトランジス
タQ8 と、トランジスタQ8 ,Q9 のエミッタ電極に接
続された電流源とを備えている。トランジスタQ1,Q
17のベース電極は第1入力端子に接続され、トランジス
タQ2 ,Q16のベース電極は第2入力端子2に接続さ
れ、トランジスタQ8 のエミッタ電極とトランジスタQ
9 のエミッタ電極とが接続されている。そして、第2入
力端子2を固定または第1入力端子1への入力信号と逆
相とすることで、トランジスタQ5 のエミッタ電極に第
1の入力端子1とは逆相の信号を出力し、トランジスタ
4 のエミッタ電極に第1入力端子1と同相の信号を出
力するという構成となっている。本ECL回路の各論理
部では電流値が2分割されるので、電流切替論理部の論
理振幅を従来と合わせるため、抵抗R1 ,R2 ,R13
14は従来例の2倍の抵抗値にしている。
【0018】次に、図1を参照して、ECL回路の動作
を説明する。先ず、第1入力端子1がHレベルで、第2
入力端子2が中間レベル固定であるものとする(もちろ
ん、第2入力端子2を第1入力端子1に対して逆相レベ
ルとしても同じ効果が得られる)。トランジスタQ1
17に定電流源の電流が2分割されて流れ、抵抗R1
14の端子間に論理振幅電圧VL が生じ、抵抗R2 ,R
13の端子間は0Vとなる。これにより、第1出力端子3
はLレベルに、第2出力端子4はHレベルとなる。ま
た、プルダウントランジスタQ8 ,Q9 のエミッタ電位
は等しくなっている。ここで、第1入力端子1への入力
レベルがHからLに切り替わると、電流切替えが生じ、
抵抗R1 ,R14の端子間電圧が0Vになり、一方、抵抗
2 ,R13の端子間に電圧VL が生じる。これにより、
トランジスタQ5 のベース・エミッタ間電圧VBEが上昇
し、大電流が第1出力端子3に流れ込み、出力レベルが
Hになるまで流れる。また、トランジスタQ4 のベース
・エミッタ間電圧VBEが低下し、第2出力端子4のレベ
ルがLになるまでトランジスタQ4 はオフ状態となる。
一方、プルダウン側の回路については、第1出力端子3
のレベルがLで抵抗R13の端子間に電圧VL が発生する
ためトランジスタQ9 のベース電位が低下し、また、第
2出力端子4のレベルがHで抵抗R14の端子間電圧が0
VとなるためトランジスタQ8 のベース電位が上昇す
る。トランジスタQ8 ,Q9 のエミッタ電極どうしを結
線しているために、トランジスタQ8 のエミッタ電位上
昇によりトランジスタQ9 のベース・エミッタ間電圧V
BEが低下してオフ状態となる。この結果、定電流源
7 ,抵抗R5 にはトランジスタQ9 からは電流が流れ
なくなり、トランジスタQ8 の電流を引き込むようにな
るため、第2出力端子4をプルダウンする能力が一時的
に2倍になる。
【0019】このように、入力レベルが切り替わり、出
力レベルが追従しない過渡状態時のみ、プルダウン側の
エミッタフォロワについては電流の供給が0、引き抜き
の電流が2倍になり、プルアップ側のエミッタフォロワ
については電流の引き抜きが0となるため、供給された
電流を最も効率よく利用できる。
【0020】図2は、本発明の第1の実施の形態による
ECL回路と従来例1のECL回路(図4参照)のゲー
ト遅延時間とを比較したものである。図2を参照する
と、本ECL回路は負荷容量が0.05pFを超えると
従来例1の回路よりも高速になり、0.5pFの負荷容
量の時には本ECLの回路の方が約5割高速になる。ま
た、同じゲート遅延時間で比較すると本ECL回路の方
が約2分の1の電流で負荷容量を駆動できるようにな
る。
【0021】尚、図1においては、プルダウン用トラン
ジスタQ8 ,Q9 のための定電流源としてのトランジス
タQ7 ,抵抗R5 の直列接続回路およびトランジスタQ
6 ,抵抗R4 の直列接続回路を、従来のECL回路との
相違を明確に示すために、互いに別個のものとして画い
たが、実際には倍の電流供給能力を持つ一つの定電流源
で構成できることは、勿論である。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態によ
るECL回路の回路図である。図3を参照すると、EC
L回路は、エミッタフォロワのプルダウン回路が抵抗で
形成された構成を有している。次に、図3を参照して本
ECL回路の動作を説明すると、本ECL回路では、プ
ル・ダウン動作時にトランジスタQ8 ,Q9 のエミッタ
電位が高い方にそろいVL /2だけ高くなるため、抵抗
に印加される電圧が大きくなり、一時的により多くの電
流が流れる。その結果、波形の立ち下がりがより早くな
る。
【0023】本ECL回路は他の回路構成にも適用可能
である。例えば2入力OR回路またはNOR回路にする
には、トランジスタQ1 ,Q17を2個並列にし、それぞ
れのベース電極を各々の入力端子に接続すればよい。こ
の場合、トランジスタQ2 ,Q16のベース入力は固定入
力とする。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のECL回
路は、エミッタフォロワの相補出力の電流源部を相互に
接続した構成を有するため、容量などの新規な素子や、
新規な電源の追加を必要とせず、消費電力の増大を生じ
ないで出力を切替を高速に行うことが出来るという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるECL回路の
回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるECL回路と
従来例1のECL回路の特性比較図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるECL回路の
回路図である。
【図4】第1の従来のECL回路の回路図である。
【図5】第2の従来のECL回路の回路図である。
【図6】第3の従来のECL回路の回路図である。
【図7】第4の従来のECL回路の回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子 3,4 出力端子 5 電源端子 6 電圧調整端子 7 電圧端子 10 電流切替論理部 11,12 エミッタフォロワ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ電極を共通にして定電流源に接
    続された二つのトランジスタを含み、それぞれのトラン
    ジスタへのベース入力に応じて電源端子から前記定電流
    源に至る二つの電流経路を切り換える構成の相補出力の
    ECL回路において、これをアクティブ・プルダウン機
    能付きのエミッタフォロワ出力構成とするために、 前記電源端子から定電流源に至る二つの主電流経路のそ
    れぞれを二つの副電流経路ずつに分け、それぞれの主電
    流経路ごとに、二つの副電流経路の一方の経路中にエミ
    ッタフォロワ出力用のトランジスタを設けると共に、コ
    レクタ電極が出力端子に接続されエミッタ電極が電流源
    に接続されたアクティブ・プルダウン用のトランジスタ
    を設け、前記エミッタフォロワ用トランジスタのベース
    入力と前記アクティブ・プルダウン用トランジスタのベ
    ース入力とが互いに逆相となるように構成したことを特
    徴とするECL回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のECL回路において、 それぞれの主電流経路に設けた前記アクティブ・プルダ
    ウン用トランジスタのエミッタ電極どうしを共通接続し
    て前記電流源を共通にしたことを特徴とするECL回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のECL回路
    において、 前記電流源を、トランジスタと抵抗との直列接続回路で
    構成したことを特徴とするECL回路。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のECL回路
    において、 前記電流源を、抵抗で構成したことを特徴とするECL
    回路。
  5. 【請求項5】 エミッタ電極を共通の定電流源に接続さ
    れた第1,第2,第3及び第4のトランジスタと、 ベース電極が前記第1のトランジスタのコレクタ電極
    に、コレクタ電極が電源端子に接続された第5のトラン
    ジスタと、 ベース電極が前記第2のトランジスタのコレクタ電極
    に、コレクタ電極が前記電源端子に接続された第6のト
    ランジスタと、 前記第1及び第2のトランジスタのコレクタ電極と前記
    電源端子間にそれぞれ接続された第1及び第2の負荷回
    路と、 前記第3のトランジスタのコレクタ電極と前記第6のト
    ランジスタのエミッタ電極との間に接続された第3の負
    荷回路と、 前記第4のトランジスタのコレクタ電極と前記第5のト
    ランジスタのエミッタ電極との間に接続された第4の負
    荷回路と、 コレクタ電極が前記第5のトランジスタのエミッタ電極
    に、ベース電極が前記第4のトランジスタのコレクタ電
    極に接続された第7のトランジスタと、 コレクタ電極が前記第6のトランジスタのエミッタ電極
    に、ベース電極が前記第3のトランジスタのコレクタ電
    極に接続された第8のトランジスタと、 前記第7及び第8のトランジスタそれぞれのエミッタ電
    極に接続された電流源とを備え、 前記第1及び第3のトランジスタのベース電極は第1の
    入力端子に接続され、前記第2及び第4のトランジスタ
    のベース電極は第2の入力端子に接続され、前記第7の
    トランジスタのエミッタ電極と前記第8のトランジスタ
    のエミッタ電極とが接続され、 前記第2の入力端子への信号を、固定電位または前記第
    1の入力端子への信号と逆相とすることで、前記第5の
    トランジスタのエミッタ電極に前記第1の入力端子への
    信号と逆相の信号を出力し、前記第6のトランジスタの
    エミッタ電極に前記第1の入力端子への信号と同相の信
    号を出力する構成であることを特徴とするECL回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のECL回路において、 前記第7及び第8のトランジスタのエミッタ電極に接続
    された電流源を、ベース電極に一定直流電圧を与えられ
    るトランジスタと抵抗との直列接続回路で構成したこと
    を特徴とするECL回路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のECL回路において、 前記第7及び第8のトランジスタのエミッタ電極に接続
    された電流源を、抵抗で構成したことを特徴とするEC
    L回路。
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