JPH07303037A - エミッタ結合型論理回路 - Google Patents

エミッタ結合型論理回路

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JPH07303037A
JPH07303037A JP6094306A JP9430694A JPH07303037A JP H07303037 A JPH07303037 A JP H07303037A JP 6094306 A JP6094306 A JP 6094306A JP 9430694 A JP9430694 A JP 9430694A JP H07303037 A JPH07303037 A JP H07303037A
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JP
Japan
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transistor
terminal
circuit
input
potential
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JP6094306A
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Kimihiro Ueda
公大 上田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/013Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits
    • H03K19/0136Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits by means of a pull-up or down element
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/082Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using bipolar transistors
    • H03K19/086Emitter coupled logic

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャパシタを用いることなくプルダウン時の
放電電流を制御できるエミッタ結合型論理回路を提供す
る。 【構成】 第1のカレントスイッチ回路1aは、入力論
理信号に応じた第1の論理信号およびその相補信号を出
力する。プルアップトランジスタQ10は第1の論理信
号を受ける。第2のカレントスイッチ回路1bは、相補
信号と出力端子OUT1の電位とに基づいた第2の論理
信号を出力する。レベルシフト回路1cは、第2の論理
信号をレベルシフトしてプルダウントランジスタQ11
に出力する。出力端子OUT1の電位がハイレベルから
ロウレベルに変化すると、第2の論理信号がロウレベル
になりプルダウントランジスタQ11がオフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエミッタ結合型論理
(Emitter Coupled Logic;以
下、ECLと略記する。)回路に関し、特に、入力端子
に入力された論理信号に応じて第1または第2の論理電
位を出力端子に出力するECL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷容量を放電して出力電位をハイレベ
ルからロウレベルへ遷移させるときだけ多くの電流を流
すようにして高速かつ低消費電力で動作することを可能
にしたECL回路を一般にはアクティブプルダウンEC
L回路と呼んでいる。図4はたとえば1989 IEE
E International Solid−Sta
te Circuits Conference p
p.224−225に記載されている従来のアクティブ
プルダウンECL回路4の構成を示す回路図である。
【0003】図4を参照して、このアクティブプルダウ
ンECL回路4は、第1の入力端子IN1、第1および
第2の基準電位端子VBB1,VCS1、第1の出力端
子OUT1、接地端子GNDならびに第1の電源端子V
EEを含む。第1の入力端子IN1にはハイレベルとロ
ウレベルを持つ論理信号が入力される。第1の基準電位
端子VBB1には入力論理信号の論理振幅のしきい値電
位である第1の基準電位が印加される。接地端子GND
は接地され、第1の電源端子VEEには接地電位より低
い第1の電源電位が印加される。第2の基準電位端子V
CS1には第1の電源電位より高い第2の基準電位が印
加される。第1の出力端子OUT1には次段のゲートの
入力容量や配線容量といった負荷容量CLがぶら下がっ
ている。
【0004】また、このアクティブプルダウンECL回
路4は、カレントスイッチ回路4a、バイアス回路4
b、出力回路4cおよびキャパシタC1を含む。カレン
トスイッチ回路4aは、バイポーラトランジスタQ12
〜Q14および抵抗R10〜R12を含む。トランジス
タQ12,Q13のベース端子はそれぞれ第1の入力端
子IN1および第1の基準電位端子VBB1に接続さ
れ、そのコレクタ端子はそれぞれ抵抗R10,R11を
介して接地端子GNDに接続され、そのエミッタ端子は
互いに共通接続されるとともにトランジスタQ14のコ
レクタ端子に接続される。トランジスタQ14のベース
は第2の基準電位端子VCS1に接続され、そのエミッ
タ端子は抵抗R12を介して第1の電源端子VEEに接
続される。
【0005】バイアス回路4bは、ダイオードD1,D
2および抵抗R13を含む。ダイオードD1,D2は順
方向に直列接続されており、ダイオードD1のアノード
端子は接地端子GNDに接続され、ダイオードD2のカ
ソード端子は抵抗R13を介して第1の電源端子VEE
に接続される。キャパシタC1はトランジスタQ13の
コレクタ端子とダイオードD2のカソード端子の間に接
続される。
【0006】出力回路4cは、バイポーラトランジスタ
Q15,Q16、抵抗R14およびキャパシタC2を含
む。トランジスタQ15のベース端子はトランジスタQ
12のコレクタ端子に接続され、そのコレクタ端子は接
地端子GNDに接続され、そのエミッタ端子は第1の出
力端子OUT1に接続される。トランジスタQ16のベ
ース端子はダイオードD2のカソード端子に接続され、
そのコレクタ端子は第1の出力端子OUT1に接続さ
れ、そのエミッタ端子は抵抗R14を介して第1の電源
端子VEEに接続される。キャパシタC2は抵抗R14
に並列に接続される。
【0007】トランジスタQ14と抵抗R12、トラン
ジスタQ16と抵抗R14はそれぞれ定電流源を構成す
る。各々の定電流源では、抵抗R12,R14の一端は
第1の電源端子VEEに接続され、第2の基準電位端子
VCS1あるいはトランジスタQ16のベース端子に与
えられた電位からトランジスタQ14,Q16のベース
端子とエミッタ端子間のオン電圧(VBE≒0.8V)
を減じた電位が抵抗R12,R14の他端に加わってい
る。したがって、抵抗R12,R14の両端に加わって
いる電圧を抵抗R12,R14の抵抗値で割った値の電
流がそれぞれの定電流源に流れる。トランジスタQ16
のベース端子は接地端子GNDの電位より2つのダイオ
ードD1,D2のオン電圧(VD≒0.8V)の分だけ
低い電位にバイアスされている。
【0008】第1の入力端子IN1に与えられる入力論
理信号がハイレベルからロウレベルに変化すると各トラ
ンジスタは以下のように動作する。
【0009】トランジスタQ12がオフしトランジスタ
Q13がオンする。したがって、トランジスタQ14と
抵抗R12からなる定電流源の電流はトランジスタQ1
3を介して抵抗R11を流れる。抵抗R10には電流は
流れず、このためトランジスタQ15のベース端子の電
位はハイレベルになり、トランジスタQ15によって負
荷容量CLを充電し第1の出力端子OUT1はハイレベ
ルを出力する。このとき抵抗R11には電流が流れてお
り、トランジスタQ13と抵抗R11の接続点のノード
がロウレベルになるので、キャパシタC1を介してトラ
ンジスタQ16のベース端子の電位は低くなる。キャパ
シタC2の容量値を十分大きくしておけばトランジスタ
Q16のベース端子の電位が低くなってもトランジスタ
Q16のエミッタ端子の電位はすぐには追従せず、トラ
ンジスタQ16のベース端子とエミッタ端子間の電圧は
オン電圧VBE(≒0.8V)より小さくなり、トラン
ジスタQ16はオフする。
【0010】第1の入力端子IN1に与えられる入力論
理信号がロウレベルからハイレベルへ変化すると各トラ
ンジスタは以下のように動作する。
【0011】トランジスタQ12がオンしトランジスタ
Q13がオフする。したがって、トランジスタQ14と
抵抗R12からなる定電流源の電流はトランジスタQ1
2を介して抵抗R10を流れる。このためトランジスタ
Q15のベース端子の電位はロウレベルになる。このと
きトランジスタQ13には電流が流れないので、抵抗R
11に接続されているトランジスタQ13のコレクタ端
子はハイレベルに遷移する。したがって、キャパシタC
1を介してトランジスタQ16のベース端子の電位は高
くなる。キャパシタC2の容量値を十分大きくしておけ
ばトランジスタQ16のベース端子の電位が高くなって
もトランジスタQ16のエミッタ端子の電位はすぐには
追従せず、トランジスタQ16のベース端子とエミッタ
端子間の電圧はオン電圧VBE(≒0.8V)より大き
くなり、トランジスタQ16がオンしてベース端子の電
位の変化に対してエクスポーネンシャルの関数に比例し
た電流によって負荷容量CLを急速に放電する。このた
め第1の出力端子OUT1の電位はロウレベルになる。
このようにして本回路はインバータの論理を構成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のア
クティブプルダウンECL回路4にあっては、プルダウ
ン時の放電電流を制御するのにキャパシタC1,C2を
用いていたので、その作製にはキャパシタ工程を持つ高
コストのプロセス技術を必要としていた。
【0013】それゆえに、この発明の主たる目的は、キ
ャパシタを用いることなくプルダウン時の放電電流を制
御できるエミッタ結合型論理回路を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明のエミッタ結合
型論理回路は、入力端子に入力された論理信号に応じて
第1または第2の論理電位を出力端子に出力するエミッ
タ結合型論理回路において、その一方のトランジスタの
入力電極が前記入力端子に接続され、前記入力された論
理信号に応じた第1の論理信号とその相補信号を出力す
る第1の差動トランジスタ対を含む第1のカレントスイ
ッチ回路と、その一方のトランジスタの入力電極が前記
出力端子に接続され、該出力端子の電位と前記第1のカ
レントスイッチ回路から出力された相補信号とに基づい
て第2の論理信号を出力する第2の差動トランジスタ対
を含む第2のカレントスイッチ回路と、前記第2のカレ
ントスイッチ回路から出力された第2の論理信号をその
論理電位が所定の電位だけ低くなるようにレベルシフト
するレベルシフト回路と、前記第1のカレントスイッチ
回路から出力された第1の論理信号と前記レベルシフト
回路によってレベルシフトされた第2の論理信号とに基
づいて前記出力端子の電位を制御する出力回路とを備え
ることを特徴としている。
【0015】また、前記第1のカレントスイッチ回路は
さらに第1の電流源を含み、前記第1の差動トランジス
タ対の一方および他方のトランジスタの第1の電極がと
もに前記第1の電流源に接続され、その一方および他方
のトランジスタの第2の電極からそれぞれ前記論理信号
および前記相補信号が出力され、前記第2のカレントス
イッチ回路はさらに第2の電流源および抵抗を含み、前
記第2の差動トランジスタ対の一方および他方のトラン
ジスタの第1の電極がともに前記第2の電流源に接続さ
れ、その他方のトランジスタの第2の電極が前記抵抗を
介して前記第1の差動トランジスタ対の他方のトランジ
スタの第2の電極に接続され、その他方のトランジスタ
の第2の電極から前記第2の論理信号が出力されること
としてもよい。
【0016】また、前記レベルシフト回路は、その入力
電極に前記第2の論理信号を受け、該第2の論理信号の
論理電位を所定の電位だけ低下させてその第1の電極か
ら出力する第1のレベルシフトトランジスタと、その入
力電極が前記第1のレベルシフトトランジスタの第1の
電極に接続され、その第2の電極が前記出力端子に接続
され、前記第2の論理信号の論理電位をさらに所定の電
位だけ低下させてその第1の電極から出力する第2のレ
ベルシフトトランジスタとを含むこととしてもよい。
【0017】また、前記出力回路は、その入力電極に前
記第1のカレントスイッチ回路から出力された第1の論
理信号を受け、その第1の電極が前記出力端子に接続さ
れるプルアップトランジスタと、その入力電極に前記レ
ベルシフト回路によってレベルシフトされた第2の論理
信号を受け、その第2の電極が前記出力端子に接続され
るプルダウントランジスタとを含むこととしてもよい。
【0018】また、さらに前記出力端子と前記第2の差
動トランジスタ対の一方のトランジスタの入力電極の間
に接続され、前記出力端子の電位変化が前記入力電極に
入力するのを遅延させるための遅延回路を備えてもよ
い。
【0019】また、さらに前記第1の差動トランジスタ
対の一方のトランジスタに並列接続される少なくとも1
つの入力トランジスタと、各入力トランジスタの入力電
極に接続される入力端子とを備えてもよい。
【0020】
【作用】この発明のエミッタ結合型論理回路にあって
は、第1のカレントスイッチ回路が入力論理信号に応じ
た第1の論理信号とその相補信号を出力し、第2のカレ
ントスイッチ回路がその相補信号と出力端子の電位とに
基づいた第2の論理信号を出力する。レベルシフト回路
は第2の論理信号の論理電位をレベルシフトする。出力
回路は第1の論理信号とレベルシフトされた第2の論理
信号とに基づいて出力端子の電位を制御する。したがっ
て、キャパシタを用いることなくプルダウン時の放電電
流を制御することができる。
【0021】また、第1のカレントスイッチ回路の第1
の差動トランジスタ対の一方および他方のトランジスタ
の第1の電極をともに第1の電流源に接続すれば、第1
の差動トランジスタ対の一方および他方のトランジスタ
の第2の電極から第1の論理信号およびその相補信号を
容易に得ることができる。また、第2のカレントスイッ
チ回路の第2の差動トランジスタ対の一方および他方の
トランジスタの第1の電極をともに第2の電流源に接続
し、その他方のトランジスタの第2の電極を抵抗を介し
て第1の差動トランジスタ対の他方のトランジスタの第
2の電極に接続すれば、第2の差動トランジスタ対の他
方のトランジスタの第2の電極から第2の論理信号を容
易に得ることができる。
【0022】また、レベルシフト回路を第1および第2
のレベルシフトトランジスタで構成すれば、第1の論理
電位を容易にレベルシフトできる。また、第2のレベル
シフトトランジスタの第2の電極を出力端子に接続すれ
ば、負荷容量の電荷を第2のレベルシフトトランジスタ
を介して放電することもでき、出力端子の電位を速やか
にプルダウンできる。
【0023】また、出力回路をプルアップトランジスタ
およびプルダウントランジスタで構成し、プルアップト
ランジスタの入力電極に第1のカレントスイッチ回路か
ら出力された論理信号を入力し、プルダウントランジス
タの入力電極にレベルシフト回路から出力された論理信
号を入力すれば、出力回路の回路構成を簡単化できる。
【0024】また、出力端子の電位変化が第2の差動ト
ランジスタ対の一方のトランジスタの入力電極に入力す
るのを遅延させるための遅延回路を設ければ、出力端子
の電位変化に対する第2の論理信号の変化を遅延させる
ことができ、たとえばプルダウントランジスタのオン時
間を長くしてプルダウン時の放電電流を増加させること
ができ、回路を高速に動作させることができる。
【0025】また、第1の差動トランジスタ対の一方の
トランジスタに並列接続される少なくとも1つの入力ト
ランジスタと、各入力トランジスタの入力電極に接続さ
れる入力端子とを設ければ、多入力の論理回路を構成す
ることができる。
【0026】
【実施例】
[実施例1]図1はこの発明の第1実施例によるインバ
ータ(反転)回路1の構成を示す回路図である。図1を
参照して、このインバータ回路1は、第1の入力端子I
N1、第1の出力端子OUT1、接地端子GND、第1
の電源端子VEE、ならびに第1、第2および第3の基
準電位端子VBB1,VCS1,VCS2を含む。第1
の入力端子にはハイレベルおよびロウレベルを持つ論理
信号が入力される。第1の基準電位端子VBB1には入
力論理信号の論理振幅のしきい値電位である第1の基準
電位が印加される。接地端子GNDは接地され、第1の
電源端子VEEには接地電位より低い第1の電源電位が
印加される。第2および第3の基準電位端子VCS1,
VCS2にはそれぞれ第1の電源電位より高い第2およ
び第3の基準電位が印加される。第1の出力端子OUT
1には次段のゲートの入力容量や配線容量といった負荷
容量がぶら下がっている。
【0027】また、このインバータ回路1は、第1およ
び第2のカレントスイッチ回路1a,1b、レベルシフ
ト回路1cおよび出力回路1dを含む。第1のカレント
スイッチ回路1aは、バイポーラトランジスタQ1〜Q
3および抵抗R1,R2,R4を含む。トランジスタQ
1,Q2(第1の差動トランジスタ対)のベース端子は
それぞれ第1の入力端子IN1および第1の基準電位端
子VBB1に接続され、そのコレクタ端子はそれぞれ抵
抗R1,R2を介して第1の電源電位GNDに接続さ
れ、そのエミッタ端子は共通接続されるとともにトラン
ジスタQ3のコレクタ端子に接続される。トランジスタ
Q3のベース端子は第2の基準電位端子VCS1に接続
され、そのエミッタは抵抗R4を介して第1の電源端子
VEEに接続される。
【0028】第2のカレントスイッチ回路1bは、バイ
ポーラトランジスタQ4〜Q6および抵抗R3,R5を
含む。トランジスタQ4,Q5(第2の差動トランジス
タ対)のベース端子はそれぞれ第1の基準電位端子VB
B1および第1の出力端子OUT1に接続され、そのエ
ミッタ端子は共通接続されるとともにトランジスタQ6
のコレクタ端子に接続される。トランジスタQ4のコレ
クタ端子は抵抗R3を介してトランジスタQ2のコレク
タ端子に接続され、トランジスタQ5のコレクタ端子は
接地端子GNDに接続される。トランジスタQ6のベー
ス端子は第2の基準電位端子VCS1に接続され、その
エミッタ端子は抵抗R5を介して第1の電源端子VEE
に接続される。
【0029】レベルシフト回路1cはトランジスタQ7
〜Q9および抵抗R6〜R8を含む。トランジスタQ7
(第1のレベルシフトトランジスタ)のベース端子はト
ランジスタQ4のコレクタ端子に接続され、そのコレク
タ端子は接地端子GNDに接続され、そのエミッタ端子
は抵抗R6を介してトランジスタQ9(第2のレベルシ
フトトランジスタ)のベース端子に接続される。トラン
ジスタQ9のコレクタ端子は第1の出力端子OUT1に
接続され、そのエミッタ端子は抵抗R8を介して第1の
電源端子VEEに接続される。トランジスタQ8のベー
ス端子は第3の基準電位端子VCS2に接続され、その
エミッタ端子は抵抗R7を介して第1の電源端子VEE
に接続される。
【0030】出力回路1dは、バイポーラトランジスタ
Q10,Q11を含む。トランジスタQ10(プルアッ
プトランジスタ)のベース端子はトランジスタQ1のコ
レクタ端子に接続され、そのコレクタ端子は接地端子G
NDに接続され、そのエミッタ端子は第1の出力端子O
UT1に接続される。トランジスタQ11(プルダウン
トランジスタ)のベース端子はトランジスタQ9のエミ
ッタ端子に接続され、そのコレクタ端子は第1の出力端
子OUT1に接続され、そのエミッタ端子は第1の電源
端子VEEに接続される。
【0031】トランジスタQ3と抵抗R4、トランジス
タQ6と抵抗R5、トランジスタQ8と抵抗R7はそれ
ぞれ定電流源を構成する。各々の定電流源では、抵抗R
4,R5,R7の一端は第1の電源端子VEEに接続さ
れ、第2の基準電位端子VCS1あるいは第3の基準電
位端子VCS2に与えられた電位からトランジスタQ
3,Q6,Q8のベース端子とエミッタ端子間のオン電
圧(VBE≒0.8V)を減じた電位が抵抗R4,R
5,R7の他端に加わっている。したがって、抵抗R
4,R5,R7の両端に加わっている電圧を抵抗R4,
R5,R7の抵抗値で割った値の電流がそれぞれの定電
流源に流れる。
【0032】第1の入力端子IN1に与えられる入力論
理信号がハイレベルからロウレベルへ変化すると各トラ
ンジスタは以下のように動作する。
【0033】トランジスタQ1がオフしトランジスタQ
2がオンする。したがって、トランジスタQ3と抵抗R
4からなる定電流源の電流がトランジスタQ2を介して
抵抗R2を流れる。抵抗R1には電流は流れず、このた
めトランジスタQ10のベース端子の電位はハイレベル
になり、トランジスタQ10によって負荷容量CLを充
電し第1の出力端子OUT1はハイレベルを出力する。
【0034】第1の出力端子OUT1の電位、すなわち
トランジスタQ5のベース端子の電位はハイレベルであ
るのでトランジスタQ5がオンしトランジスタQ4がオ
フし、トランジスタQ6と抵抗R5によって構成されて
いる定電流源の電流はトランジスタQ5を介して流れ
る。接地端子GNDに比べたトランジスタQ7のベース
端子の電位は、トランジスタQ3と抵抗R4の定電流源
による電流と抵抗R2の抵抗値との積の分だけ低い。
【0035】トランジスタQ9のベース端子には、トラ
ンジスタQ7のベース端子に与えられた電位よりトラン
ジスタQ7のベース・エミッタ間のオン電圧VBE(≒
0.8V)とトランジスタQ8と抵抗R7の定電流源に
よる電流と抵抗R6の抵抗値の積だけさらに低い電位が
与えられる。抵抗R8は一端が第1の電源端子VEEに
接続されており、抵抗R8の他端にはトランジスタQ9
のベース端子の電位よりベース・エミッタ間のオン電圧
VBE(≒0.8V)だけ低い電位が加わっている。し
たがって、抵抗R8の両端に加わっている電圧を抵抗R
8の抵抗値で割った値の電流がトランジスタQ10,Q
9および抵抗R8を介して流れる。
【0036】このときトランジスタQ11のベース端子
とエミッタ端子間の電圧はトランジスタQ11のベース
・エミッタ間のオン電圧VBE(≒0.8V)より小さ
な値になるようにトランジスタQ11のベース端子の電
位を設定しておく。定電流源を流れる電流が抵抗R2,
R3,R6の抵抗値によってトランジスタQ11のベー
ス端子の電位が設定できる。トランジスタQ11のベー
ス端子とエミッタ端子間の電圧はベース・エミッタ間の
オン電圧VBE(≒0.8V)より小さな値であるので
トランジスタQ11はオフしている。
【0037】第1の入力端子IN1に与えられる入力論
理信号がロウレベルからハイレベルへ変化すると各トラ
ンジスタは以下のように動作する。
【0038】トランジスタQ1がオンしトランジスタQ
2がオフする。したがって、トランジスタQ3と抵抗R
4からなる定電流源の電流はトランジスタQ1を介して
抵抗R1を流れる。このためトランジスタQ10のベー
ス端子の電位はロウレベルになる。このときトランジス
タQ2には電流が流れないので、抵抗R2に接続されて
いるトランジスタQ2のコレクタ端子はハイレベルに遷
移する。したがって、トランジスタQ7のベース端子の
電位はその分だけ高くなり、トランジスタQ7と抵抗R
6およびトランジスタQ8と抵抗R7で構成されるレベ
ルシフト回路を介してトランジスタQ9のベース端子の
電位も高くなる。
【0039】このときトランジスタQ11のベース端子
とエミッタ端子間の電圧をトランジスタQ11のベース
・エミッタ間のオン電圧VBE(≒0.8V)より大き
な値になるようにトランジスタQ11のベース端子の電
位を設定しておけば、トランジスタQ9と抵抗R8およ
びトランジスタQ11を介して負荷容量CLを放電する
ことができる。
【0040】トランジスタQ9のエミッタ端子を抵抗R
8に接続した構成で負荷容量CLを放電する場合には、
抵抗R8の両端にかかる電圧を抵抗R8の抵抗値で割っ
た値の電流により負荷容量CLを放電するために、トラ
ンジスタQ9のベース端子の電位が高くなっても電流の
増加は小さく負荷容量CLを急速に放電することができ
ない。しかしながら、トランジスタQ11のエミッタ端
子は第1の電源端子VEEに直接接続されているため
に、トランジスタQ11ではベース端子の電圧変化に対
してエクスポーネンシャルの関数に比例した電流によっ
て負荷容量CLを急速に放電することができる。
【0041】第1の出力端子OUT1の負荷容量CLが
放電され、第1の出力端子OUT1の電位が第1の基準
電位端子VBB1の電位より低い電位になると、トラン
ジスタQ4がオンしトランジスタQ5がオフする。トラ
ンジスタQ6と抵抗R5によって構成されている定電流
源の電流はトランジスタQ4を介して抵抗R3,R2を
流れる。接地端子GNDの電位に比べたトランジスタQ
7のベース端子の電位は、トランジスタQ6と抵抗R5
の定電流源による電流と抵抗R2,R3との積の分だけ
低くなる。したがって、トランジスタQ9のベース端子
の電位はトランジスタQ7のベース端子の電位よりベー
ス・エミッタ間のオン電圧VBE(≒0.8V)と、ト
ランジスタQ8と抵抗R7の定電流源による電流と抵抗
R6の抵抗値の積だけさらに低い電圧にバイアスされ
る。
【0042】抵抗R8は一端が第1の電源端子VEEに
接続されており、抵抗R8の他端にはトランジスタQ9
のベース端子の電位よりベース・エミッタ間のオン電圧
VBE(≒0.8V)だけ低い電圧がかかっており、こ
の電圧を抵抗R8の抵抗値で割った値の電流がトランジ
スタQ10,Q9および抵抗R8を介して流れる。この
ときトランジスタQ11のベース端子とエミッタ端子間
の電圧はトランジスタQ11のベース・エミッタ間のオ
ン電圧VBE(≒0.8V)より小さな値になるように
トランジスタQ11のベース端子の電位を設定する。し
たがって、トランジスタQ11はオフする。
【0043】したがって、第1の出力端子OUT1の電
位が第1の基準電位端子VBB1に与えられている電位
より低い電位になると本回路ではトランジスタQ9と抵
抗R8の電流パスによってのみ負荷容量CLを放電し第
1の出力端子OUT1の電位はロウレベルになる。
【0044】このようにして本回路はインバータの論理
を構成するが、本回路ではキャパシタを用いずに出力電
圧がハイレベルからロウレベルに遷移するプルダウン時
に負荷容量を放電する電流を可変にすることができる。
【0045】[実施例2]図2はこの発明の第2実施例
による2入力ノア(非論理和)回路2の構成を示す回路
図である。図2を参照して、この2入力ノア回路2は図
1に示したインバータ回路1において、ベース端子が第
1の入力端子IN1に接続されたバイポーラトランジス
タQ1にベース端子が第2の入力端子IN0に接続され
たバイポーラトランジスタQ0を並列に接続することに
よって構成される。
【0046】本回路では第1の入力端子IN1に与えら
れる入力論理信号がハイレベルで第2の入力端子IN0
に与えられる入力論理信号がロウレベルであればトラン
ジスタQ1がオンしトランジスタQ0がオフしトランジ
スタQ2がオフする。したがって、トランジスタQ3と
抵抗R4からなる定電流源の電流はトランジスタQ1を
介して抵抗R1を流れる。
【0047】同様にして第1の入力端子IN1に与えら
れる入力論理信号がロウレベルで第2の入力端子に与え
られる入力論理信号がハイレベルであればトランジスタ
Q0がオンしトランジスタQ1がオフしトランジスタQ
2がオフする。したがって、トランジスタQ3と抵抗R
4からなる定電流源の電流がトランジスタQ0を介して
抵抗R1を流れる。
【0048】また、第1の入力端子IN1に与えられる
入力論理信号がハイレベルで第2の入力端子IN0に与
えられる入力論理信号がハイレベルであればトランジス
タQ1がオンしトランジスタQ0がオンしトランジスタ
Q2がオフする。このときトランジスタQ3と抵抗R4
からなる定電流源の電流はトランジスタQ1,Q0を介
して抵抗R1を流れる。入力論理信号がこれらの状態の
ときには抵抗R1に電流が流れ第1の出力端子OUT1
はロウレベルを出力する。
【0049】第1の入力端子IN1に与えられる入力論
理信号と第2の入力端子IN0に与えられる入力信号が
ともにロウレベルのときにはトランジスタQ2がオンし
トランジスタQ1がオフしトランジスタQ0がオフす
る。このときにはトランジスタQ3と抵抗R4から流れ
る定電流源の電流はトランジスタQ2を介して抵抗R2
を流れ、したがって抵抗R1には電流が流れず、第1の
出力端子OUT1はハイレベルを出力する。その他のト
ランジスタは図1のインバータ回路1の場合と同様にふ
るまう。このようにして本回路は2入力ノア論理を構成
する。
【0050】なお、この実施例では2入力ノア回路の例
を示したが、同様にしてベース端子に入力端子が接続さ
れたトランジスタを並列に接続することにより多入力ノ
ア回路にも展開できる。
【0051】[実施例3]図3はこの発明の第3実施例
によるインバータ(反転)回路3の構成を示す回路図で
ある。図3を参照して、このインバータ回路3は図1に
示したインバータ回路1において、第1の出力端子OU
T1とトランジスタQ5のベース端子との間に抵抗R9
(遅延回路)を接続したものである。
【0052】次に図3のインバータ回路3の動作につい
て説明する。図1に示したインバータ回路1では、第1
の入力端子IN1に与えられる入力論理信号がロウレベ
ルからハイレベルへ変化すると、第1の出力端子OUT
1の電位が第1の基準電位端子VBB1の電位より高い
場合にはトランジスタQ5がオンしトランジスタQ4が
オフし、トランジスタQ11がオンして負荷容量CLは
トランジスタQ9と抵抗R8の電流パスに加えてトラン
ジスタQ11を介して放電される。図1のインバータ回
路1の場合には、第1の出力端子OUT1の電位変化が
トランジスタQ5に伝わる遅延時間は小さい。
【0053】本回路に示したように第1の出力端子OU
T1とトランジスタQ5のベース端子との間に抵抗R9
を接続した場合には、トランジスタQ5のベース端子に
寄生する容量と抵抗R9との時定数による遅延時間によ
って第1の出力端子OUT1の電位変化がトランジスタ
Q5に伝わる遅延時間が大きくなる。したがって、第1
の出力端子OUT1の電位が第1の基準電位端子VBB
1の電位より低くなってもすぐにはトランジスタQ5が
オフ、トランジスタQ4がオンせず、トランジスタQ1
1がオンし続けて、エクスポーネンシャルの関数に比例
した電流によって負荷容量CLを急速に放電し続ける。
このため図1のインバータ回路1に比べてより高速に動
作することができる。その他のトランジスタは図1のイ
ンバータ回路1の場合と同様にふるまう。
【0054】なお、この実施例ではインバータ回路の例
を示したが、同様に第1の出力端子OUT1とトランジ
スタQ5のベース端子との間に抵抗R9を接続すること
により2入力ノア回路や多入力ノア回路にも適用でき
る。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、第
2のカレントスイッチ回路が入力論理信号に応じた相補
信号と、出力端子の電位とに基づいて出力回路を制御す
るので、キャパシタを用いることなくプルダウン時の放
電電流を制御することができる。したがって、キャパシ
タ工程を持たない低コストのプロセスで作製できる。
【0056】また、第1のカレントスイッチ回路の第1
の差動トランジスタ対の一方および他方のトランジスタ
の第1の電極をともに第1の電流源に接続すれば、第1
の差動トランジスタ対の一方および他方のトランジスタ
の第2の電極からそれぞれ第1の論理信号およびその相
補信号を容易に得ることができる。また、第2のカレン
トスイッチ回路の第2の差動トランジスタ対の一方およ
び他方のトランジスタの第1の電極をともに第2の電流
源に接続し、その他方のトランジスタの第2の電極を抵
抗を介して第1の差動トランジスタ対の他方のトランジ
スタの第2の電極に接続すれば、第2の差動トランジス
タ対の他方のトランジスタの第2の電極から第2の論理
信号を容易に得ることができる。
【0057】また、レベルシフト回路を第1および第2
のレベルシフトトランジスタで構成すれば、第2の論理
信号の論理電位を容易にレベルシフトできる。また、第
2のレベルシフトトランジスタの第1の電極を出力端子
に接続すれば、出力端子の電荷を第2のレベルシフトト
ランジスタを介して放電することができ、出力端子の電
荷を急速に放電できる。
【0058】また、その入力電極にそれぞれ第1および
第2の論理信号を受けるプルアップトランジスタおよび
プルダウントランジスタで出力回路を構成すれば、出力
回路の構成を極めて簡単化できる。
【0059】また、出力端子の電位変化が第2の差動ト
ランジスタ対の一方のトランジスタの入力電極に入力す
るのを遅延させるための遅延回路を設ければ、出力端子
の電位変化に対する第2の論理信号の変化を遅延させる
ことができ、たとえばプルダウントランジスタのオン時
間を長くしてプルダウン時の放電電流を増加させること
ができ、回路を高速に動作させることができる。
【0060】また、第1の差動トランジスタ対の一方の
トランジスタに並列接続される少なくとも1つの入力ト
ランジスタと、各入力トランジスタの入力電極に接続さ
れる入力端子とを設ければ、多入力の論理回路を構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例によるインバータ回路
の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の第2実施例による2入力ノア回路
の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の第3実施例によるインバータ回路
の構成を示す回路図である。
【図4】 従来のインバータ回路の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
Q0 バイポーラトランジスタ(入力トランジスタ)、
Q1,Q2 バイポーラトランジスタ(第1の差動トラ
ンジスタ対)、Q4,Q5 バイポーラトランジスタ
(第2の差動トランジスタ対)、Q7 バイポーラトラ
ンジスタ(第1のレベルシフトトランジスタ)、Q9
バイポーラトランジスタ(第2のレベルシフトトランジ
スタ)、Q10 バイポーラトランジスタ(プルアップ
トランジスタ)、Q11 バイポーラトランジスタ(プ
ルダウントランジスタ)、Q3,Q6,Q8 バイポー
ラトランジスタ、R1〜R8 抵抗、R9 抵抗(遅延
回路)、CL 負荷容量。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に入力された論理信号に応じて
    第1または第2の論理電位を出力端子に出力するエミッ
    タ結合型論理回路において、 その一方のトランジスタの入力電極が前記入力端子に接
    続され、前記入力された論理信号に応じた第1の論理信
    号とその相補信号を出力する第1の差動トランジスタ対
    を含む第1のカレントスイッチ回路と、 その一方のトランジスタの入力電極が前記出力端子に接
    続され、該出力端子の電位と前記第1のカレントスイッ
    チ回路から出力された相補信号とに基づいて第2の論理
    信号を出力する第2の差動トランジスタ対を含む第2の
    カレントスイッチ回路と、 前記第2のカレントスイッチ回路から出力された第2の
    論理信号をその論理電位が所定の電位だけ低くなるよう
    にレベルシフトするレベルシフト回路と、 前記第1のカレントスイッチ回路から出力された第1の
    論理信号と前記レベルシフト回路によってレベルシフト
    された第2の論理信号とに基づいて前記出力端子の電位
    を制御する出力回路とを備えることを特徴とする、エミ
    ッタ結合型論理回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のカレントスイッチ回路はさら
    に第1の電流源を含み、前記第1の差動トランジスタ対
    の一方および他方のトランジスタの第1の電極がともに
    前記第1の電流源に接続され、その一方および他方のト
    ランジスタの第2の電極からそれぞれ前記論理信号およ
    び前記相補信号が出力され、 前記第2のカレントスイッチ回路はさらに第2の電流源
    および抵抗を含み、前記第2の差動トランジスタ対の一
    方および他方のトランジスタの第1の電極がともに前記
    第2の電流源に接続され、その他方のトランジスタの第
    2の電極が前記抵抗を介して前記第1の差動トランジス
    タ対の他方のトランジスタの第2の電極に接続され、そ
    の他方のトランジスタの第2の電極から前記第2の論理
    信号が出力されることを特徴とする、請求項1に記載の
    エミッタ結合型論理回路。
  3. 【請求項3】 前記レベルシフト回路は、 その入力電極に前記第2の論理信号を受け、該第2の論
    理信号の論理電位を所定の電位だけ低下させてその第1
    の電極から出力する第1のレベルシフトトランジスタ
    と、 その入力電極が前記第1のレベルシフトトランジスタの
    第1の電極に接続され、その第2の電極が前記出力端子
    に接続され、前記第2の論理信号の論理電位をさらに所
    定の電位だけ低下させてその第1の電極から出力する第
    2のレベルシフトトランジスタとを含むことを特徴とす
    る、請求項1ないし2のいずれかに記載のエミッタ結合
    型論理回路。
  4. 【請求項4】 前記出力回路は、 その入力電極に前記第1のカレントスイッチ回路から出
    力された第1の論理信号を受け、その第1の電極が前記
    出力端子に接続されるプルアップトランジスタと、 その入力電極に前記レベルシフト回路によってレベルシ
    フトされた第2の論理信号を受け、その第2の電極が前
    記出力端子に接続されるプルダウントランジスタとを含
    むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記
    載のエミッタ結合型論理回路。
  5. 【請求項5】 さらに前記出力端子と前記第2の差動ト
    ランジスタ対の一方のトランジスタの入力電極の間に接
    続され、前記出力端子の電位変化が前記入力電極に入力
    するのを遅延させるための遅延回路を備えることを特徴
    とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のエミッタ
    結合型論理回路。
  6. 【請求項6】 さらに前記第1の差動トランジスタ対の
    一方のトランジスタに並列接続される少なくとも1つの
    入力トランジスタと、各入力トランジスタの入力電極に
    接続される入力端子とを備えることを特徴とする、請求
    項1ないし5のいずれかに記載のエミッタ結合型論理回
    路。
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