JPH09153290A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09153290A
JPH09153290A JP7311975A JP31197595A JPH09153290A JP H09153290 A JPH09153290 A JP H09153290A JP 7311975 A JP7311975 A JP 7311975A JP 31197595 A JP31197595 A JP 31197595A JP H09153290 A JPH09153290 A JP H09153290A
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JP
Japan
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signal
memory cell
voltage
output
chip enable
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JP7311975A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Fujioka
敬久 藤岡
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリセルのハイノードレベル電圧の立ち上が
り時間遅延に起因する、チップイネーブル活性化動作時
の書換え誤動作によるメモリセル情報破壊を未然に防止
することができるスタティック型半導体記憶装置を実現
する。 【解決手段】比較器6において、メモリセルアレイ10
の高抵抗型フリップフロップ・メモリセルと同一特性を
有するダミーセル11のハイノードレベル電圧と、製造
時にメモリセルの供給電源電圧動作マージン下限のトリ
ミング電圧とを比較し、その比較結果においてハイノー
ドレベル電圧の方が低レベルの場合に非活性信号108
を生成して、当該非活性信号108による制御作用を介
して外部からの入力信号を遮断することにより、当該ハ
イノードレベル電圧の立ち上がり時間遅延に起因する、
チップイネーブル活性化動作時の書換え誤動作によるメ
モリセル情報破壊を未然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特にスタティック型の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高抵抗型のフリップフロップをメ
モリセルとして使用するスタティック型の半導体記憶装
置は、極めて低消費電力のために、補助電源を用いるこ
とにより長時間にわたり内部メモリセルの情報を保持す
ることが可能である。この特徴に加えて、メモリセル内
の情報の安定性が高く、外部命令による情報読出しが論
理的に困難となる低電圧供給時においても情報の保持が
可能であるため、バッテリーバックアップ用記憶装置と
して活用されている。
【0003】図5は、従来のスタティック型の半導体記
憶装置(その1)のブロック図であり、情報を記憶する
メモリセルの集合体であるメモリセルアレイ10と、外
部から入力されるチップイネーブル信号103を介し
て、ロウアドレス信号101の入力に対応するアドレス
バッファ1と、同じく、チップイネーブル信号103を
介して、カラムアドレス信号102の入力に対応するア
ドレスバッファ2と、アドレスバッファ1のロウアドレ
ス信号出力を受けて、メモリセルアレイ10の該当メモ
リセルのロウアドレスを選択する信号を出力するロウデ
コーダ5と、アドレスバッファ2のカラムアドレス信号
出力を受けて、メモリセルアレイ10の該当メモリセル
のカラムアドレスを選択する信号を出力するとともに、
メモリセル情報の読出し/書換えを制御するI/Oコン
トローラ・カラムデコーダ(I/Oコントローラとカラ
ムデコーダの集合回路)9と、メモリセル情報の外部出
力情報または書換え入力情報を含む入出力信号を伝達す
るI/Oバッファ8と、外部からの読出しコマンド信号
104および書換えコマンド信号105の入力を受け
て、チップイネーブル信号103を介してI/Oコント
ローラ・カラムデコーダ9およびI/Oバッファ8の動
作を制御する読出し/書換え判定用のR/Wコマンドバ
ッファ4とを備えて構成される。
【0004】図5において、外部からのチップイネーブ
ル信号103が非活性化されて入力される場合には、当
該チップイネーブル信号103の入力を受けて、アドレ
スバッファ1および2を介して入力される外部からのロ
ウアドレス信号101およびカラムアドレス信号102
が遮断されるとともに、R/Wコマンドバッファ4を介
して外部から入力される読出しコマンド信号104およ
び書換えコマンド信号105も遮断され、これに対応し
て、I/Oバッファ8による情報入出力機能も停止され
て、メモリセルアレイ10内のメモリセルに保持されて
いる情報は、外部からの信号によりディスターブされる
ことなく保護される。このような保護機能を有すること
により、スタティック型の半導体記憶装置は、バッテリ
ーバックアップ用の半導体記憶装置として一般に広く利
用されている。なお、このスタティック型の半導体記憶
装置をバッテリーバックアップ用として活用する場合に
は、図5には示されていないが、外部回路として、供給
電源の停止および復帰を監視する電源電圧監視回路と、
当該供給電源からバッテリーバックアップ用補助電源に
切替えるための電源切替回路と、スタティック型の半導
体記憶装置のメモリセル情報を保護するためのチップイ
ネーブル信号を非活性化するためのチップイネーブル制
御回路が必要となる。
【0005】また、メモリセルアレイ10に対応する読
出し/書換え動作が実行される場合には、チップイネー
ブル信号103は活性化されて入力され、これにより、
データ読出し時においては、R/Wコマンドバッファ4
を介して入力される読出しコマンド信号104により制
御されて、ロウアドレス信号101およびカラムアドレ
ス信号102により選択されるメモリセルアレイ10内
のメモリセルの情報が読出されて、I/Oコントローラ
・カラムデコーダ9およびI/Oバッファ8を介して、
データ信号106として外部に出力される。また、デー
タ書込み時においては、R/Wコマンドバッファ4を介
して入力される書込みコマンド信号105により制御さ
れて、外部からのデータ信号107は、I/Oバッファ
8およびI/Oコントローラ・カラムデコーダ9を介し
て、ロウアドレス信号101およびカラムアドレス信号
102により選択されるメモリセルアレイ10内のメモ
リセルに入力されて格納される。
【0006】なお、他の従来例(その2)としては、特
開平1ー307854号公報に開示されているメモリ装
置があるが、本従来例においては、書込み命令が実行さ
れている動作状態において、当該メモリ装置(スタティ
ック型の半導体記憶装置)に対する供給電源をバッテリ
ーバックアップ用補助電源に移行させる際に発生する供
給電源電圧低下による命令不履行不具合を解決するため
の方策が提案されており、データ書込み時に、供給電源
移行時の電源電圧低下によるチップイネーブル禁止信号
と、システムのバックアップ用半導体記憶装置に対する
書込み動作命令とを論理的に同期させることにより、書
込み命令の実行終了後において、当該スタティック型の
半導体記憶装置をチップイネーブル禁止状態にするもの
である。
【0007】また、その他の従来例(その3)として
は、特開平1ー73383号公報に開示されているセン
スアンプ回路があるが、本従来例による提案は、供給電
源の低下によりメモリセルからの情報読出しが不可能と
なる電圧領域を、より広い電圧領域に拡大することを意
図した解決策であり、特に電気的にプログラム可能なR
OMについて、フローティングゲートを有するメモリセ
ルのしきい値が、低電圧領域において検知することが可
能であるという特性を活用して、同様な特性を有するダ
ミーセルのしきい値を2値論理判定基準とし、センスア
ンプ回路として差動電圧型センスアンプ回路を備えて構
成される半導体記憶装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスタテ
ィック型の半導体記憶装置において、前記従来例(その
1)の場合には、図6に示されるように、デジット線1
15、116およびワード線114に対応して、トラン
スファ−・トランジスタ17、20およびドライバー・
トランジスタ18、19と、抵抗21および22とを含
む、高抵抗型フリップフロップにより構成されるメモリ
セルにおいて、補助電源より外部供給電源に切替えられ
た直後においては、外部供給電源VDDから抵抗22を通
じて開始される充電作用により、メモリセルのハイノー
ドレベル電圧VDRは、補助電源電圧レベルから外部電源
電圧レベルに対して緩かに復帰中に対応する状態のレベ
ル状態となる。このレベル復帰に要する時間は、抵抗2
2とドライバー・トランジスタ18の寄生容量により規
定されるメモリセルノードの時定数により決定され、抵
抗22の抵抗値が10kΩ、寄生容量が10μFの場合
には、その値は100ms程度となり、メモリセルのハ
イノードレベル電圧VDRの立ち上がり時間には、補助電
源電圧から外部供給電源電位に復帰する際に数ms程度
の遅延が生じる。
【0009】図7は、ハイノードレベル電圧VDRの回復
時間前に、外部からチップイネーブル信号103が活性
化されて入力される場合のハイノードレベル電圧V
DRと、外部供給電源VDDとの間の関係を示すタイミング
図である。図7において、外部供給電源電圧VDDが補助
電源から切替えられて、外部チップイネーブル信号10
3が活性化されるタイミングTにおいては、ワード線1
14には、外部供給電源電圧VDDが供給され、同時にト
ランスファー・トランジスタ17のゲートには、同じく
外部供給電源電圧VDDが入力されるために、デジット線
115および116に接続されるセンスアンプ(図示さ
れない)においては、メモリセルのハイノードレベル電
圧VDRを論理ハイレベルであるものと判定することが困
難な状態となるが、当該フリップフロップの特性上およ
びセンスアンプのセンスの必要性から、強制的に2値情
報に変換する動作が開始される。当該変換動作により、
約2分の1の確率においてバッテリーバックアップ中に
保護されていたメモリセル情報が強制的に反転され、そ
の結果として、メモリセル情報が破壊されるという異常
事態が発生する。
【0010】即ち、供給電源電圧の低下を検出して補助
電源に切替える際において、当該電源の切替えと同時に
チップイネーブル信号を非活性化することによって、書
込み誤りに起因するメモリセルの情報破壊を防止するよ
う対策が採られてはいるものの、供給電源電圧の復帰後
におけるチップイネーブル信号の非活性化解除に際し
て、読出し動作時において発生するメモリセル情報破壊
については、これを防止することができないという欠点
がある。
【0011】また、この対応策として、外部電源復帰後
のチップイネーブル活性化禁止解除後においても、スタ
ティック型の半導体記憶装置に対する特性保証規格とし
て、数msのチップイネーブル・リカバリー時間TR
設定し、メモリセル情報の破壊を警告する方策がとられ
てはいるが、外部電源復帰後においてはプロセッサの動
作も不安定な状態にあり、ノイズ等により誤った読出し
命令が発生する惧れがあるという欠点がある。
【0012】また、特開平1ー307854号公報に開
示されている従来例(その2)においては、供給電源電
圧の低下に伴なう特殊環境下における、書込み命令不履
行によるメモリセル情報破壊を防止する方策については
提案が為されているが、供給電源電圧復帰後における読
出し動作時のメモリセル情報破壊については対策が示さ
れておらず、従って、供給電源電圧復帰後における読出
し動作時のメモリセル情報破壊の防止は不可能であると
いう欠点がある。
【0013】更に、特開平1ー73383号公報に開示
されている従来例(その3)においては、フローティン
グゲートを有するプログラム可能なROMのメモリセル
に関して、当該メモリセルの特性をダミーセルに利用し
た差動型センスアンプを用いて、読出し動作時の電源電
圧範囲の拡張を可能とし、メモリセルの電圧低下に伴な
う論理的読出し動作不能を解決する方策が提案されてい
るが、本従来例の効用は、低電圧において読出し情報が
変化するものの、メモリセル情報が破壊されないシリコ
ン酸化膜のバレンスバンド以上の高エネルギー準位を有
する電子によりメモリセル情報の書込みを行う、フロー
ティングゲートを有するプログラム可能なROMに関す
る提案であり、特性および構造の異なる高抵抗型フリッ
プフロップをメモリセルとして有するスタティック型の
半導体記憶装置に対しては、適用することが不可能であ
るという欠点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、高抵抗フリップフロップ・メモリセルを含むメモリ
セルアレイと、外部からのロウアドレス信号およびカラ
ムアドレス信号の入力を受けて、読出し/書換え動作に
対応して、前記メモリセルアレイにアドレス選択信号を
出力するアドレス入力回路と、外部からの読出しコマン
ド信号および書換えコマンド信号の入力を受けて、前記
メモリセルアレイに対応する情報の読出し/書換え動作
を制御する読出し/書換え制御回路と、当該読出し/書
換え制御回路により制御されて、前記メモリセルアレイ
に対応する入出力情報を伝達する情報入出力回路とを少
なくとも備えて構成され、外部からのチップイネーブル
信号により、前記アドレス選択回路および前記読出し/
書換え制御回路の動作機能が制御されるスタティック型
半導体記憶装置において、前記高抵抗型フリップフロッ
プ・メモリセルのハイノードレベル電圧の立ち上がり時
間遅延に起因する、チップイネーブル活性化動作時の書
換え誤動作によるメモリセル情報破壊電圧を検出する情
報破壊電圧検出手段と、外部からの前記チップイネーブ
ル信号の入力を受けて、前記情報破壊電圧手段より出力
される非活性信号により制御されて、所定のバッファ非
活性信号を出力するチップイネーブル入力回路と、前記
非活性信号および前記チップイネーブル信号/バッファ
非活性信号により制御されて、所定のオープンドレイン
論理信号を出力するレディ/ビジー出力切替回路と、を
少なくとも備えて構成され、前記アドレス入力回路、前
記読出し/書換え制御回路、前記情報入出力回路および
前記レディ/ビジー出力切替回路の動作機能が、前記バ
ッファ非活性信号による制御作用を受けることを特徴と
している。
【0015】なお、前記情報破壊電圧検出手段として
は、高抵抗型フリップフロップ・メモリセルと同一特性
を有し、且つ前記メモリセルアレイ内に配置されるダミ
ーセルと、当該ダミーセルより出力されるハイノードレ
ベル電圧と、当該半導体記憶装置の製造時におけるメモ
リセル供給電圧動作マージン下限にトリミングされた電
圧とのレベル比較を行う比較器とを備えて構成し、前記
製造時におけるメモリセル供給電圧動作マージン下限に
トリミングされた電圧のレベルが、前記ハイノードレベ
ル電圧のレベルよりも大きい動作期間内においては、前
記比較器より前記非活性信号を出力して、外部からの入
力信号を禁止するように機能するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0017】図1は本発明の1実施形態を示すブロック
図である。図1に示されるように、本実施形態は、情報
を記憶するメモリセルの集合体として形成され、且つ高
抵抗型フリップフロップ・メモリセルを有するダミーセ
ル11を含むメモリセルアレイ10と、外部からのチッ
プイネーブル信号103の入力を受けてバッファ非活性
信号を出力するチップイネーブルバッファ3と、チップ
イネーブルバッファ3より出力されるバッファ非活性信
号の制御下において、ロウアドレス信号101の入力に
対応するアドレスバッファ1と、同じく、チップイネー
ブルバッファ3より出力されるバッファ非活性信号の制
御下において、カラムアドレス信号102の入力に対応
するアドレスバッファ2と、アドレスバッファ1のロウ
アドレス信号出力を受けて、メモリセルアレイ10の該
当メモリセルのロウアドレスを選択するためのアドレス
選択信号を出力するロウデコーダ5と、アドレスバッフ
ァ2のカラムアドレス信号出力を受けて、メモリセルア
レイ10の該当メモリセルのカラムアドレスを選択する
ためのアドレス選択信号を出力するとともに、併せてメ
モリセル情報の読出し/書換えを制御するI/Oコント
ローラ・カラムデコーダ(I/Oコントローラとカラム
デコーダの集合回路)9と、電源電圧VDDとダミーセル
11より出力されるハイノードレベル電圧VDRとの電圧
比較を行い非活性信号108を出力する比較器6と、メ
モリセル10に対応する外部出力情報または書換え入力
情報を含む入出力信号106/107を伝達するI/O
バッファ8と、外部からの読出しコマンド信号104お
よび書換えコマンド信号105の入力を受けて、チップ
イネーブルバッファ3より出力されるバッファ非活性信
号を介してI/Oコントローラ・カラムデコーダ9およ
びI/Oバッファ8の動作を制御する読出し/書換え判
定用のR/Wコマンドバッファ4と、チップイネーブル
信号103、チップイネーブルバッファ3より出力され
るバッファ非活性信号および非活性信号108の入力を
受けて、オープンドレイン出力を開放するためのR/B
(レディ/ビジィ)出力信号109を生成して出力する
R/B出力スイッチ7とを備えて構成される。
【0018】また、図2は、本実施形態における比較器
6の内部構成を示す図であり、図3(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)および(g)は、当該
比較器6における動作タイミング図である。そして、図
4(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)お
よび(g)は、図1に示される本実施形態における動作
タイミング図である。以下、図1、図2、図3および図
4を参照して、本実施形態の動作について説明する。
【0019】始めに、本発明におけるメモリセル情報破
壊防止機能に深く関与する比較器6の動作機能について
説明する。図2において、高抵抗型フリップフロップメ
モリセルと同一特性を有する閉じたダミーセル11より
出力されるハイノードレベル電圧VDRが、読出しによる
メモリセル情報破壊に至る電圧レベルである場合に、外
部信号入力によるメモリセル情報破壊を保護することを
目的として、比較器6の差動増幅回路12においては、
製造時に可変抵抗13を介してメモリセルの供給電圧動
作マージン下限にトリミングされた電圧VDD−αのレベ
ルが、当該ハイノードレベル電圧VDRを基準電圧とし
て、装置内部のクロック信号111の立ち上がりのエッ
ジにおいて比較照合される。差動増幅回路12より出力
される比較出力信号112が正電位(VDD−α>VDR
の場合には、NMOSトランジスタ14を介して論理信
号113が“H”レベルにて出力され、また、逆に比較
出力信号112が負電位(VDD−α<VDR)の場合に
は、NMOSトランジスタ14を介して論理信号113
が“L”レベルにて出力される。“H”レベルの論理信
号113は、クロック信号111を介してDフリップフ
ロップにより形成されるラッチ16に取込まれる。そし
て、比較出力信号112が正電位(VDD−α>VDR)の
場合には、“H”レベルの論理信号114の入力を受け
て、ラッチ16からはクロック111を介して非活性信
号108が出力され、図1に示されるチップイネーブル
バッファ3およびR/B出力スイッチ7に送出される。
【0020】この非活性信号108の出力期間中におい
ては、図1において、チップイネーブルバッファ3より
出力されるバッファ非活性信号の入力を受けて、アドレ
スバッファ1および2、R/Wコマンドバッファ4およ
びI/Oバッファ8の動作機能は停止され、外部から半
導体記憶装置内部に入力される情報が遮断されて、メモ
リセル10の情報は外部入出力信号に対して保護され
る。更に、本実施形態においては、チップイネーブル活
性化禁止期間中に、読出しコマンド信号104または書
換えコマンド信号105が入力される場合の対応策とし
ては、チップイネーブル活性化禁止期間中においては、
比較器6から出力される非活性信号108またはチップ
イネーブルバッファ3より出力されるバッファ非活性信
号の入力を受けて、R/B出力スイッチ7においてはス
イッチONの状態となり、当該R/B出力スイッチ7か
らは、オープンドレイン出力を開放するためのR/B出
力信号109が出力される。
【0021】次に、比較器6の1動作例について、更
に、図3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)および(g)に示される動作タイミング図を参照
して敷衍して説明する。差動増幅回路12においては、
装置内部のクロック信号110(図3(a)参照)の立
ち上がりのエッジにおいて、電圧VDD−α(図3(b)
参照)のレベルが、ハイノードレベル電圧VDR(図3
(c)参照)と比較照合される。図3(a)のクロック
信号110におけるタイミングT1 からタイミングT3
までの期間、およびタイミングT5 からタイミングT7
までの期間においては、図3(c)を参照して明らかな
ように、(VDD−α>VDR)の条件が満たされるため
に、比較出力信号112(図3(d)参照)は正電位と
なり、NMOSトランジスタ14からの“H”レベルの
論理信号114(図3(e)参照)は、クロック信号1
11(図3(f)参照)の立ち上がりのエッジにおいて
ラッチ16に取込まれる。従って、タイミングT2 から
タイミングT4 までの期間、およびタイミングT6 から
タイミングT8 までの期間においては、図3(c)を参
照して明らかなように、(VDD−α>VDR)の条件が満
たされるために、比較出力信号112は負電位となり、
NMOSトランジスタ14から出力される“H”レベル
の論理信号113は、クロック信号111の立ち上がり
のエッジにおいてラッチ16に取込まれて、ラッチ16
からは非活性信号108(図3(g)参照)が出力され
て、チップイネーブルバッファ3およびR/B出力スイ
ッチ7に送出される。非活性信号108の入力を受けた
チップイネーブルバッファ3およびR/B出力スイッチ
7の動作については前述したとうりである。
【0022】次に、本実施形態の供給電源電圧低下に伴
なう補助電源切替え時の全般的な動作について、図1お
よび図4(a)、(b)、 (c)、(d)、(e)、
(f)および(g)の動作タイミング図を参照して説明
する。上述のように、比較器6において、電圧VDD−α
(図4(a)参照)のレベルが、ハイノードレベル電圧
DR(図4(b)参照)と比較照合されて、比較器6よ
り非活性信号108(図4(c)参照)が出力される場
合には、チップイネーブルバッファ3から出力されるバ
ッファ非活性信号により制御されて、前述のように、タ
イミングT2 からタイミングT4 までの期間、およびタ
イミングT6 からタイミングT8 までの期間において
は、外部からのロウアドレス信号101およびカラムア
ドレス信号102のメモリセルアレイ10に対する伝達
は禁止される。また、同時にR/B出力スイッチ7は、
非活性信号108の入力を受けて導通可能状態に設定さ
れる。従って、バッテリーバックアップ状態から補助電
源に切替わり、外部からのチップイネーブル信号103
(図4(d)参照)の入力が解除された場合において
も、その時点においては、ロウアドレス信号101およ
びカラムアドレス信号102等を含む入力信号のメモリ
セル10に対する伝達が禁止されているために、これら
の入力信号がメモリセルアレイ10に対してアクセスす
ることはできないが、R/B出力信号109(図4
(f)参照)は、R/B出力スイッチ7を介してオープ
ンドレインの論理“H”レベルの信号として出力され、
図4(g)に示されるようにビジー状態となる。そし
て、比較器6より出力される非活性信号108が解除さ
れるタイミングT3 およびタイミングT7 以降において
は、R/B出力信号110は、R/B出力スイッチ7を
介してオープンドレインの論理“L”レベルの信号とし
て出力され、図4(g)に示されるようにレディ状態と
なり、外部からの読出しコマンド信号104が活性化さ
れて入力されている場合においては、この時点におい
て、始めてメモリセルアレイ10からのメモリセル情報
の読出しが可能な状態になる。これにより、従来のスタ
ティック型半導体記憶装置において生じていた、供給電
源電圧復帰後の非活性信号解除後における読出し動作時
のメモリセル情報破壊が未然に回避される。また、チッ
プイネーブル信号103が活性化されて入力されるチッ
プイネーブル活性化禁止期間以外において、供給電源が
正常に供給されている状態においては、ロウアドレス信
号101およびカラムアドレス信号102により選択さ
れるメモリセルアレイ10内のメモリセル情報に対応す
る情報の読出し/書換え動作が正常に行われることは云
うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、高抵抗
型フリップフロップ・メモリセルと同一特性を有するダ
ミーセルのハイノードレベル電圧と、製造時にメモリセ
ルの供給電源電圧動作マージン下限のトリミングされた
電圧とを比較照合して、前記ハイノードレベル電圧の方
が低レベルの場合には、所定のチップイネーブル活性信
号を生成して外部からの入力信号を遮断することによ
り、当該高抵抗型フリップフロップ・メモリセルのハイ
ノードレベル電圧の立ち上がり時間遅延に起因する、チ
ップイネーブル活性化動作時の書換え誤動作によるメモ
リセル情報破壊を未然に防止することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施形態における比較器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】前記比較器における動作タイミング図である。
【図4】本実施形態における動作タイミング図である。
【図5】従来例(その1)の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】高抵抗型フリップフロップ・メモリセルの構成
を示す回路図である。
【図7】従来例におけるメモリセル破壊現象発生時の動
作タイミング図である。
【符号の説明】
1、2 アドレスバッファ 3 チップイネーブルバッファ 4 R/Wコマンド信号 5 ロウデコーダ 6 比較器 7 R/B出力スイッチ 8 I/Oバッファ 9 I/Oコントローラ・カラムデコーダ 10 メモリセルアレイ 11 ダミーセル 12 差動増幅回路 13 可変抵抗 14 NMOSトランジスタ 15、21、22 抵抗 16 ラッチ 17、20 トランスファ−・トランジスタ 18、19 ドライバ−・トランジスタ 101 ロウアドレス信号 102 カラムアドレス信号 103 チップイネーブル信号 104 読出しコマンド信号 105 書換えコマンド信号 106 入力信号 107 出力信号 108 非活性信号 109 R/B出力信号 110、111 クロック信号 112 比較出力信号 113 論理信号 114 ワード線 115、116 デジット線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高抵抗フリップフロップ・メモリセルを
    含むメモリセルアレイと、外部からのロウアドレス信号
    およびカラムアドレス信号の入力を受けて、読出し/書
    換え動作に対応して、前記メモリセルアレイにアドレス
    選択信号を出力するアドレス入力回路と、外部からの読
    出しコマンド信号および書換えコマンド信号の入力を受
    けて、前記メモリセルアレイに対応する情報の読出し/
    書換え動作を制御する読出し/書換え制御回路と、当該
    読出し/書換え制御回路により制御されて、前記メモリ
    セルアレイに対応する入出力情報を伝達する情報入出力
    回路とを少なくとも備えて構成され、外部からのチップ
    イネーブル信号により、前記アドレス選択回路および前
    記読出し/書換え制御回路の動作機能が制御されるスタ
    ティック型半導体記憶装置において、 前記高抵抗型フリップフロップ・メモリセルのハイノー
    ドレベル電圧の立ち上がり時間遅延に起因する、チップ
    イネーブル活性化動作時の書換え誤動作によるメモリセ
    ル情報破壊電圧を検出する情報破壊電圧検出手段と、 外部からの前記チップイネーブル信号の入力を受けて、
    前記情報破壊電圧手段より出力される非活性信号により
    制御されて、所定のバッファ非活性信号を出力するチッ
    プイネーブル入力回路と、 前記非活性信号および前記チップイネーブル信号/バッ
    ファ非活性信号により制御されて、所定のオープンドレ
    イン論理信号を出力するレディ/ビジー出力切替回路
    と、 を少なくとも備えて構成され、前記アドレス入力回路、
    前記読出し/書換え制御回路、前記情報入出力回路およ
    び前記レディ/ビジー出力切替回路の動作機能が、前記
    バッファ非活性信号による制御作用を受けることを特徴
    とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記情報破壊電圧検出手段が、高抵抗型
    フリップフロップ・メモリセルと同一特性を有し、且つ
    前記メモリセルアレイ内に配置されるダミーセルと、当
    該ダミーセルより出力されるハイノードレベル電圧と、
    当該半導体記憶装置の製造時におけるメモリセル供給電
    圧動作マージン下限にトリミングされた電圧とのレベル
    比較を行う比較器とを備えて構成され、前記製造時にお
    けるメモリセル供給電圧動作マージン下限にトリミング
    された電圧のレベルが、前記ハイノードレベル電圧のレ
    ベルよりも大きい動作期間内においては、前記比較器よ
    り前記非活性信号を出力して、外部からの入力信号を禁
    止するように機能することを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534896A (ja) * 2007-07-13 2010-11-11 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド メモリの動的電圧調整

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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