JPH09152907A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH09152907A
JPH09152907A JP31092295A JP31092295A JPH09152907A JP H09152907 A JPH09152907 A JP H09152907A JP 31092295 A JP31092295 A JP 31092295A JP 31092295 A JP31092295 A JP 31092295A JP H09152907 A JPH09152907 A JP H09152907A
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JP
Japan
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engineering value
value
data
engineering
measurement data
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JP31092295A
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English (en)
Inventor
Shigeru Watabe
茂 渡部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが模擬データMDTと工学値RDTの
対応関係を比較すれば、模擬データMDT(計測データ
IDT)に対する工学値RDTの妥当性を試験すること
ができるが、計測データIDTの数の増加に伴ってユー
ザの負担が増大する課題があった。 【解決手段】 工学値変換部7により変換された模擬デ
ータMCTの工学値RDTと試験データ格納ファイル2
2に格納されている工学値MRDTの偏差ΔDTを求
め、その偏差ΔDTと判定基準値REFの比較結果を表
示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電プラントの
計測データを工学値に変換して表示するプラント監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のプラント監視装置を示す
構成図であり、図において、1は発電設備等のプラン
ト、2は計測データIDTに対する工学値RDTの妥当
性を試験する際に、プラント1の各種計測対象から出力
される計測データIDTとして模擬データMDTを発生
する模擬データ発生部、3はプラント1から各種計測対
象の計測データIDTを入力する計測データ入力部、4
は計測データ入力部3により入力された計測データID
Tをアナログ・ディジタル変換(以下、A/D変換とい
う)するとともに、その計測データをカウント値ICT
に変換するA/D変換部、5はA/D変換部4により変
換された計測データIDTのカウント値ICTを格納す
る計測データ格納ファイルである。
【0003】また、6は計測データIDTを工学値RD
Tに変換するための変換係数a,bを格納する変換係数
格納ファイル、7は計測データ格納ファイル5に格納さ
れた計測データIDTのカウント値ICTを変換係数
a,bに基づいて工学値RDTに変換する工学値変換
部、8は工学値変換部7により変換された工学値RDT
を格納する工学値格納ファイル、9はキーボード、10
は工学値格納ファイル8に格納された工学値RDTを周
期的にCRT11に表示させるCRTコントローラ、1
1は工学値RDTを表示するCRTである。
【0004】次に動作について説明する。まず、計測デ
ータIDTに対する工学値RDTの妥当性を試験しない
通常時では、計測データ入力部3がプラント1の各種計
測対象から出力される計測データIDTを入力する。そ
して、計測データ入力部3が計測データIDTを入力す
ると、A/D変換部4が計測データIDTをA/D変換
するとともに、その計測データをカウント値ICTに変
換し、そのカウント値ICTを計測データ格納ファイル
5に格納する。例えば、計測データIDTが4〜20m
Aの電流信号として計測対象から出力される場合、4m
Aの電流信号を入力したときは“400”のカウント値
ICTに変換し、20mAの電流信号を入力したときは
“2000”のカウント値ICTに変換する。つまり電
流値を100倍した値をカウント値とする。
【0005】そして、A/D変換部4が計測データID
Tのカウント値ICTを計測データ格納ファイル5に格
納すると、工学値変換部7が当該計測データIDTに対
応する変換係数a,bを変換係数格納ファイル6から参
照し、下記に示すように、その変換係数a,bを用いて
カウント値ICTを工学値RDTに変換するとともに、
その工学値RDTを工学値格納ファイル8に格納する。 RDT = a×ICT + b
【0006】例えば、計測対象が0℃〜100℃までの
温度を測定できる温度センサの場合には、a=1/1
6,b=−25が設定されるので、下記に示すように、
温度センサが出力する電流値(計測データIDT)から
実際の温度を示す工学値RDTを得ることができる。 電流値(計測データIDT) カウント値ICT 工学値RDT 4mA → 400 → 0℃ 12mA → 1200 → 50℃ 20mA → 2000 → 100℃
【0007】そして、工学値変換部7が工学値RDTを
工学値格納ファイル8に格納すると、CRTコントロー
ラ10が一定周期ごとに工学値格納ファイル8に格納さ
れた工学値RDTを読み込んでCRT11に表示させ
る。これにより、ユーザはCRT11の画面を見れば、
計測対象の実際の工学値RDTを認識することができ
る。
【0008】次に、計測データIDTに対する工学値R
DTの妥当性を試験する場合は、模擬データ発生部2が
プラント1の各種計測対象から出力される計測データI
DTとして模擬データMDTを計測データ入力部3に入
力する。これにより、計測データ入力部3は計測データ
IDTとして模擬データMDTを入力するので、プラン
ト1の各種計測対象から計測データIDTを入力したと
きと同様にして、模擬データMDTの工学値RDTがC
RT11の画面に表示されることになる。
【0009】従って、ユーザが、模擬データ発生部2か
ら入力した模擬データMDTとCRT11の画面に表示
された工学値RDTの対応関係を比較すれば、模擬デー
タMDT(計測データIDT)に対する工学値RDTの
妥当性を試験することができる。例えば、計測対象が0
℃〜100℃までの温度を測定できる温度センサの場
合、4mAの電流信号を模擬データMDTとして入力し
たとき、工学値RDTが0℃となり、20mAの電流信
号を模擬データMDTとして入力したとき、工学値RD
Tが100℃となれば、試験結果は良と判定することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラント監視装
置は以上のように構成されているので、ユーザが模擬デ
ータMDTと工学値RDTの対応関係を比較すれば、模
擬データMDT(計測データIDT)に対する工学値R
DTの妥当性を試験することができるが、計測データI
DTの数の増加に伴ってユーザの負担が増大する課題が
あった。また、模擬データMDT(計測データIDT)
に対する工学値RDTの許容誤差が通常模擬データMD
T(計測データIDT)ごとに異なるので、ユーザが模
擬データMDT(計測データIDT)ごとに許容誤差を
把握しなければ、実際には工学値RDTの妥当性を判別
することができず、計測データIDTの数が多い場合等
においては妥当性を判別できない事態を生じる課題もあ
った。さらに、不良の試験結果を得た場合には、装置の
不良部分を特定する必要があるが、不良部分の特定を容
易に行えない課題もあった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、計測データの数が増加してもユー
ザの負担を増大させることなく、すべての計測データに
対する工学値の妥当性を容易に試験できるとともに、不
良部分の特定を容易に行うことができるプラント監視装
置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るプラント監視装置は、工学値変換手段により変換され
た模擬データの工学値と試験データ記憶手段に記憶され
ている工学値の偏差を求め、その偏差と判定基準値の比
較結果を表示するようにしたものである。
【0013】請求項2記載の発明に係るプラント監視装
置は、工学値変換手段により変換された模擬データの工
学値と試験データ記憶手段に記憶されている工学値の偏
差を求め、その偏差と判定基準値の比較結果を印字する
ようにしたものである。
【0014】請求項3記載の発明に係るプラント監視装
置は、工学値変換手段により変換された計測データの工
学値を所定の設定値と比較して警報状態の発生・復帰を
判別するとともに、警報状態が発生・復帰した場合に
は、その警報状態が発生・復帰した時間,その警報状態
が発生・復帰したときの工学値及びプラント運転状況を
登録し、必要に応じてその登録内容を表示するようにし
たものである。
【0015】請求項4記載の発明に係るプラント監視装
置は、工学値変換手段により変換された計測データの工
学値を所定の設定値と比較して警報状態の発生・復帰を
判別するとともに、警報状態が発生・復帰した場合に
は、その警報状態が発生・復帰した時間,その警報状態
が発生・復帰したときの工学値及びプラント運転状況を
登録し、必要に応じてその登録内容を印字するようにし
たものである。
【0016】請求項5記載の発明に係るプラント監視装
置は、計測対象のメーカ,接続日及び試験日を登録し、
必要に応じてその登録内容を表示するようにしたもので
ある。
【0017】請求項6記載の発明に係るプラント監視装
置は、計測対象のメーカ,接続日及び試験日を登録し、
必要に応じてその登録内容を印字するようにしたもので
ある。
【0018】請求項7記載の発明に係るプラント監視装
置は、変更指示手段の指示にしたがって変換係数記憶手
段及び試験データ記憶手段に記憶されている内容を変更
するとともに、変更前の内容と変更前後の差分を登録
し、必要に応じて変更前後の内容と差分を表示するよう
にしたものである。
【0019】請求項8記載の発明に係るプラント監視装
置は、変更指示手段の指示にしたがって変換係数記憶手
段及び試験データ記憶手段に記憶されている内容を変更
するとともに、変更前の内容と変更前後の差分を登録
し、必要に応じて変更前後の内容と差分を印字するよう
にしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるプ
ラント監視装置を示す構成図であり、図において、1は
発電設備等のプラント、2は計測データIDTに対する
工学値RDTの妥当性を試験する際に、プラント1の各
種計測対象から出力される計測データIDTとして模擬
データMDTを発生する模擬データ発生部、3はプラン
ト1から各種計測対象の計測データIDTを入力する計
測データ入力部(入力処理手段)、4は計測データ入力
部3により入力された計測データIDTをアナログ・デ
ィジタル変換(以下、A/D変換という)するととも
に、その計測データをカウント値ICTに変換するA/
D変換部(入力処理手段)、5はA/D変換部4により
変換された計測データIDTのカウント値ICTを格納
する計測データ格納ファイルである。
【0021】また、6は計測データIDTを工学値RD
Tに変換するための変換係数a,bを格納する変換係数
格納ファイル(変換係数記憶手段)、7は計測データ格
納ファイル5に格納された計測データIDTのカウント
値ICTを変換係数a,bに基づいて工学値RDTに変
換する工学値変換部(工学値変換手段)、8は工学値変
換部7により変換された工学値RDTを格納する工学値
格納ファイルである。
【0022】また、21は試験の開始を指示する旨を示
す試験開始指令を入力するキーボード、22は各種計測
対象の模擬データMCTを格納するとともに、その模擬
データMCTに対応する工学値MRDTと判定基準値R
EFを格納する試験データ格納ファイル(試験データ記
憶手段)、23はキーボード21から試験開始指令が入
力されると、試験データ格納ファイル22から模擬デー
タMCTを読み込み、計測データIDTのカウント値I
CTとして模擬データMCTを計測データ格納ファイル
5に格納する試験データ設定部、24は工学値格納ファ
イル8に格納された模擬データMCTの工学値RDTと
試験データ格納ファイル22に格納されている工学値M
RDTの偏差ΔDTを求め、その偏差ΔDTと判定基準
値REFを比較する試験結果判定部(比較手段)、25
は工学値格納ファイル8に格納された工学値RDTを周
期的にCRT26に表示させるとともに、試験結果判定
部24の比較結果をCRT26に表示させるCRTコン
トローラ(表示手段)、26はCRT(表示手段)であ
る。
【0023】次に動作について説明する。まず、計測デ
ータIDTに対する工学値RDTの妥当性を試験しない
通常時では、計測データ入力部3がプラント1の各種計
測対象から出力される計測データIDTを入力する。そ
して、計測データ入力部3が計測データIDTを入力す
ると、A/D変換部4が計測データIDTをA/D変換
するとともに、その計測データをカウント値ICTに変
換し、そのカウント値ICTを計測データ格納ファイル
5に格納する。例えば、計測データIDTが4〜20m
Aの電流信号として計測対象から出力される場合、4m
Aの電流信号を入力したときは“400”のカウント値
ICTに変換し、20mAの電流信号を入力したときは
“2000”のカウント値ICTに変換する。つまり電
流値を100倍した値をカウント値とする。
【0024】そして、A/D変換部4が計測データID
Tのカウント値ICTを計測データ格納ファイル5に格
納すると、工学値変換部7が当該計測データIDTに対
応する変換係数a,bを変換係数格納ファイル6から参
照し、下記に示すように、その変換係数a,bを用いて
カウント値ICTを工学値RDTに変換するとともに、
その工学値RDTを工学値格納ファイル8に格納する。 RDT = a×ICT + b
【0025】例えば、計測対象が0℃〜100℃までの
温度を測定できる温度センサの場合には、a=1/1
6,b=−25が設定されるので、下記に示すように、
温度センサが出力する電流値(計測データIDT)から
実際の温度を示す工学値RDTを得ることができる。 電流値(計測データIDT) カウント値ICT 工学値RDT 4mA → 400 → 0℃ 12mA → 1200 → 50℃ 20mA → 2000 → 100℃
【0026】そして、工学値変換部7が工学値RDTを
工学値格納ファイル8に格納すると、CRTコントロー
ラ25が一定周期ごとに工学値格納ファイル8に格納さ
れた工学値RDTを読み込んでCRT26に表示させ
る。これにより、ユーザはCRT26の画面を見れば、
計測対象の実際の工学値RDTを認識することができ
る。
【0027】次に、計測データIDTに対する工学値R
DTの妥当性を試験する場合は、従来のものと同様に、
模擬データ発生部2から模擬データMDTを計測データ
入力部3に入力すれば、CRT26の画面に模擬データ
MDTの工学値RDTが表示されるので、ユーザが当該
模擬データMDTと当該工学値RDTの対応関係を比較
すれば、模擬データMDT(計測データIDT)に対す
る工学値RDTの妥当性を試験することができるが、こ
れでは計測データIDTの数の増加に伴ってユーザの負
担が増大するので、この実施の形態1では、ユーザがキ
ーボード21から試験開始指令を入力すれば、自動的に
試験結果をCRT26の画面に表示できるようにしてい
る。
【0028】即ち、ユーザがキーボード21から試験開
始指令を入力すると、試験データ設定部23が試験デー
タ格納ファイル22から模擬データMCT(計測データ
のカウント値ICTに相当するカウント値)を読み込
み、計測データIDTのカウント値ICTとして模擬デ
ータMCTを計測データ格納ファイル5に格納する。こ
れにより、工学値変換部7は計測データIDTのカウン
ト値ICTを工学値RDTに変換したときと同様に、模
擬データMCTを工学値RDTに変換して、工学値格納
ファイル8に格納するので、試験結果判定部24が工学
値格納ファイル8に格納された模擬データMCTの工学
値RDTと試験データ格納ファイル22に格納されてい
る工学値MRDTの偏差ΔDTを求める。 ΔDT = MRDT−RDT
【0029】そして、試験結果判定部24は、その偏差
ΔDTと判定基準値REFを比較し、その偏差ΔDTが
判定基準値REFより小さければ、試験結果を良とし、
その偏差ΔDTが判定基準値REFより大きければ、試
験結果を不良とする。 ΔDT ≦ REF 試験結果 “良” ΔDT > REF 試験結果 “不良” そして、試験結果判定部24は試験の結果がでると、図
2に示すように、当該試験結果をCRT26の画面に表
示するようCRTコントローラ25に指令をだし、一連
の処理を終了する。
【0030】以上より、この実施の形態1によれば、工
学値変換部7により変換された模擬データMCTの工学
値RDTと試験データ格納ファイル22に格納されてい
る工学値MRDTの偏差ΔDTを求め、その偏差ΔDT
と判定基準値REFの比較結果をCRT26の画面に表
示するようにしたので、計測データIDTの数が増加し
てもユーザの負担を増大させることなく、すべての計測
データIDTに対する工学値RDTの妥当性を容易に試
験することができる。また、A/D変換部4を介さずに
直接模擬データMCTを計測データ格納ファイル5に格
納するので、試験結果が不良の場合、A/D変換部4が
不良部分の候補から除外されるため、直ちに、工学値変
換部7(変換係数a,b自体の不良を含む)を不良部分
として特定することができる。
【0031】実施の形態2.上記実施の形態1では、C
RTコントローラ25が試験結果判定部24の試験結果
をCRT26の画面に表示するものについて示したが、
図3に示すように、プリンタ(印字手段)27が試験結
果判定部24の試験結果を印字するようにしてもよく、
上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
【0032】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3によるプラント監視装置を示す構成図であり、図に
おいて、図1のものと同一符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。28は工学値格納ファイル8
に格納された計測データIDTの工学値RDTを所定の
設定値と比較して警報状態の発生・復帰を判別するとと
もに、警報状態が発生・復帰した場合には、その警報状
態が発生・復帰した時間T,その警報状態が発生・復帰
したときの工学値RDT及びプラント運転状況を警報履
歴格納ファイル29に格納する警報状態監視部(警報状
態監視手段)、29は警報履歴格納ファイル(警報状態
監視手段)である。
【0033】次に動作について説明する。上記実施の形
態1に警報状態監視部28と警報履歴格納ファイル29
を追加したものであるので、警報状態監視部28の動作
を主に説明する。即ち、警報状態監視部28は、まず工
学値格納ファイル8に格納された計測データIDTの工
学値RDTを所定の設定値と比較して警報状態の発生・
復帰を判別する。
【0034】例えば、計測対象が0℃〜100℃までの
温度を測定できる温度センサで、温度が80℃を越える
と警報状態になる場合には、当該計測データIDTの設
定値は80℃に設定され、計測データIDTの工学値R
DTが80℃を越えると、警報状態の発生と判断する。
一方、80℃を越えていた計測データIDTの工学値R
DTが80℃を下回ると、警報状態の復帰と判断する。
【0035】そして、警報状態監視部28は、警報状態
が発生・復帰した場合には、その警報状態が発生・復帰
した時間T,その警報状態が発生・復帰したときの工学
値RDT及びプラント運転状況(例えば、警報状態が発
生・復帰したとき、320MWの電力を出力する発電機
が運転中である等の運転状況)を警報履歴格納ファイル
29に格納する。そして、警報状態監視部28がこれら
を警報履歴格納ファイル29に格納すると、ユーザから
キーボード21を介して表示指令を受けたとき、CRT
コントローラ25が図5に示すように警報履歴格納ファ
イル29の格納内容及び警報発生回数をCRT26の画
面に表示し、一連の処理を終了する。
【0036】以上より、この実施の形態3によれば、工
学値格納ファイル8に格納された計測データIDTの工
学値RDTを所定の設定値と比較して警報状態の発生・
復帰を判別するとともに、警報状態が発生・復帰した場
合には、その警報状態が発生・復帰した時間T,その警
報状態が発生・復帰したときの工学値RDT及びプラン
ト運転状況を警報履歴格納ファイル29に格納し、必要
に応じて警報履歴格納ファイル29の格納内容等を表示
するようにしたので、ユーザに負担をかけることなく、
警報状態の発生・復帰を管理することができる効果を奏
する。
【0037】実施の形態4.上記実施の形態3では、C
RTコントローラ25が警報履歴格納ファイル29の格
納内容等をCRT26の画面に表示するものについて示
したが、図6に示すように、プリンタ27が警報履歴格
納ファイル29の格納内容等を印字するようにしてもよ
く、上記実施の形態3と同様の効果を奏することができ
る。
【0038】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5によるプラント監視装置を示す構成図であり、図に
おいて、図4のものと同一符号は同一または相当部分を
示すので説明を省略する。30は試験開始指令等を出力
するとともに、計測対象のメーカ,接続日及び試験日を
登録するキーボード(登録手段)、31は計測対象のメ
ーカ,接続日及び試験日を格納する機器管理ファイル
(登録手段)である。
【0039】次に動作について説明する。キーボード3
0と機器管理ファイル31以外は上記実施の形態3と同
様であるので、キーボード30の動作を主に説明する。
即ち、プラント1の設備機器として、ある計測対象を接
続し、また、試験をした場合には、ユーザ等がキーボー
ド30から計測対象のメーカ,接続日及び試験日を機器
管理ファイル31に登録する。これにより、ユーザから
キーボード30を介して表示指令を受けると、CRTコ
ントローラ25が図8に示すように機器管理ファイル3
1の登録内容をCRT26の画面に表示し、一連の処理
を終了する。
【0040】以上より、この実施の形態5によれば、計
測対象のメーカ,接続日及び試験日を登録し、必要に応
じてその登録内容を表示するようにしたので、ユーザに
負担をかけることなく、計測対象を管理することができ
る効果を奏する。
【0041】実施の形態6.上記実施の形態5では、C
RTコントローラ25が機器管理ファイル31の格納内
容をCRT26の画面に表示するものについて示した
が、図9に示すように、プリンタ27が機器管理ファイ
ル31の格納内容を印字するようにしてもよく、上記実
施の形態5と同様の効果を奏することができる。
【0042】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7によるプラント監視装置を示す構成図であり、図
において、図7のものと同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。32は試験開始指令等を出
力するとともに、変換係数格納ファイル6及び試験デー
タ格納ファイル22に格納されている内容の変更指令を
入力するキーボード(変更指示手段)、33はキーボー
ド32から入力された変更指令にしたがって変換係数格
納ファイル6及び試験データ格納ファイル22に格納さ
れている内容を変更するとともに、変更前の内容と変更
前後の差分を旧データ格納ファイル34に登録するデー
タ変更部(データ変更手段)、34は変更前の内容と変
更前後の差分を格納する旧データ格納ファイル(データ
変更手段)である。
【0043】次に動作について説明する。キーボード3
2,データ変更部33及び旧データ格納ファイル34以
外は上記実施の形態5と同様であるので、キーボード3
2及びデータ変更部33の動作を主に説明する。即ち、
変換係数格納ファイル6及び試験データ格納ファイル2
2の格納データを変更する必要がある場合には、ユーザ
等がキーボード32から変更に係るデータを指定して変
更後のデータを入力する。
【0044】そして、キーボード32から変更に係るデ
ータを指定して変更後のデータが入力されると、データ
変更部33が変換係数格納ファイル6及び試験データ格
納ファイル22に格納されている内容を変更するととも
に、変更前の内容と変更前後の差分(例えば、ある計測
データに係る変換係数bの値を“3”から“5”に変更
する場合、“2”を差分とする)を旧データ格納ファイ
ル34に登録する。これにより、ユーザからキーボード
32を介して表示指令を受けると、CRTコントローラ
25が図11に示すように変更前後の内容と差分をCR
T26の画面に表示し、一連の処理を終了する。
【0045】以上より、この実施の形態7によれば、キ
ーボード32から入力される変更指令にしたがって変換
係数格納ファイル6及び試験データ格納ファイル22に
格納されている内容を変更するとともに、変更前の内容
と変更前後の差分を旧データ格納ファイル34に登録
し、必要に応じて変更前後の内容と差分を表示するよう
にしたので、ユーザに負担をかけることなく、各種デー
タを管理することができる効果を奏する。
【0046】実施の形態8.上記実施の形態7では、C
RTコントローラ25が変更前後の内容と差分をCRT
26の画面に表示するものについて示したが、図12に
示すように、プリンタ27が変更前後の内容と差分を印
字するようにしてもよく、上記実施の形態7と同様の効
果を奏することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、工学値変換手段により変換された模擬データの工
学値と試験データ記憶手段に記憶されている工学値の偏
差を求め、その偏差と判定基準値の比較結果を表示する
ように構成したので、計測データの数が増加してもユー
ザの負担を増大させることなく、すべての計測データに
対する工学値の妥当性を容易に試験できる効果がある。
また、入力処理手段を介さずに直接模擬データを工学値
変換手段に入力するので、試験結果が不良の場合、入力
処理手段が不良部分の候補から除外されるため、直ち
に、工学値変換手段(変換係数自体の不良を含む)を不
良部分として特定することができる効果がある。
【0048】請求項2記載の発明によれば、工学値変換
手段により変換された模擬データの工学値と試験データ
記憶手段に記憶されている工学値の偏差を求め、その偏
差と判定基準値の比較結果を印字するように構成したの
で、計測データの数が増加してもユーザの負担を増大さ
せることなく、すべての計測データに対する工学値の妥
当性を容易に試験できる効果がある。また、入力処理手
段を介さずに直接模擬データを工学値変換手段に入力す
るので、試験結果が不良の場合、入力処理手段が不良部
分の候補から除外されるため、直ちに、工学値変換手段
(変換係数自体の不良を含む)を不良部分として特定す
ることができる効果がある。
【0049】請求項3記載の発明によれば、工学値変換
手段により変換された計測データの工学値を所定の設定
値と比較して警報状態の発生・復帰を判別するととも
に、警報状態が発生・復帰した場合には、その警報状態
が発生・復帰した時間,その警報状態が発生・復帰した
ときの工学値及びプラント運転状況を登録し、必要に応
じてその登録内容を表示するように構成したので、ユー
ザに負担をかけることなく、警報状態の発生・復帰を管
理することができる効果がある。
【0050】請求項4記載の発明によれば、工学値変換
手段により変換された計測データの工学値を所定の設定
値と比較して警報状態の発生・復帰を判別するととも
に、警報状態が発生・復帰した場合には、その警報状態
が発生・復帰した時間,その警報状態が発生・復帰した
ときの工学値及びプラント運転状況を登録し、必要に応
じてその登録内容を印字するように構成したので、ユー
ザに負担をかけることなく、警報状態の発生・復帰を管
理することができる効果がある。
【0051】請求項5記載の発明によれば、計測対象の
メーカ,接続日及び試験日を登録し、必要に応じてその
登録内容を表示するように構成したので、ユーザに負担
をかけることなく、計測対象を管理することができる効
果がある。
【0052】請求項6記載の発明によれば、計測対象の
メーカ,接続日及び試験日を登録し、必要に応じてその
登録内容を印字するように構成したので、ユーザに負担
をかけることなく、計測対象を管理することができる効
果がある。
【0053】請求項7記載の発明によれば、変更指示手
段の指示にしたがって変換係数記憶手段及び試験データ
記憶手段に記憶されている内容を変更するとともに、変
更前の内容と変更前後の差分を登録し、必要に応じて変
更前後の内容と差分を表示するように構成したので、ユ
ーザに負担をかけることなく、各種データを管理するこ
とができる効果がある。
【0054】請求項8記載の発明によれば、変更指示手
段の指示にしたがって変換係数記憶手段及び試験データ
記憶手段に記憶されている内容を変更するとともに、変
更前の内容と変更前後の差分を登録し、必要に応じて変
更前後の内容と差分を印字するように構成したので、ユ
ーザに負担をかけることなく、各種データを管理するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図2】 試験結果判定部の試験結果を示す説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図5】 警報履歴を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図8】 計測対象に関する情報を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるプラント監視
装置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるプラント監
視装置を示す構成図である。
【図11】 変更データ等を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態8によるプラント監
視装置を示す構成図である。
【図13】 従来のプラント監視装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 プラント、3 計測データ入力部(入力処理手
段)、4 A/D変換部(入力処理手段)、6 変換係
数格納ファイル(変換係数記憶手段)、7 工学値変換
部(工学値変換手段)、22 試験データ格納ファイル
(試験データ記憶手段)、24 試験結果判定部(比較
手段)、25 CRTコントローラ(表示手段)、26
CRT(表示手段)、27 プリンタ(印字手段)、
28 警報状態監視部(警報状態監視手段)、29 警
報履歴格納ファイル(警報状態監視手段)、30 キー
ボード(登録手段)、31 機器管理ファイル(登録手
段)、32 キーボード(変更指示手段)、33 デー
タ変更部(データ変更手段)、34 旧データ格納ファ
イル(データ変更手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントから各種計測対象の計測データ
    を入力するとともに、その計測データをアナログ・ディ
    ジタル変換する入力処理手段と、上記計測データを工学
    値に変換するための変換係数を記憶する変換係数記憶手
    段と、各種計測対象の模擬データを記憶するとともに、
    その模擬データに対応する工学値と判定基準値を記憶す
    る試験データ記憶手段と、上記入力処理手段によりアナ
    ログ・ディジタル変換された計測データまたは上記試験
    データ記憶手段に記憶されている模擬データを上記変換
    係数に基づいて工学値に変換する工学値変換手段と、上
    記工学値変換手段により変換された模擬データの工学値
    と上記試験データ記憶手段に記憶されている工学値の偏
    差を求め、その偏差と上記判定基準値を比較する比較手
    段と、上記工学値変換手段により変換された工学値及び
    上記比較手段の比較結果を表示する表示手段とを備えた
    プラント監視装置。
  2. 【請求項2】 プラントから各種計測対象の計測データ
    を入力するとともに、その計測データをアナログ・ディ
    ジタル変換する入力処理手段と、上記計測データを工学
    値に変換するための変換係数を記憶する変換係数記憶手
    段と、各種計測対象の模擬データを記憶するとともに、
    その模擬データに対応する工学値と判定基準値を記憶す
    る試験データ記憶手段と、上記入力処理手段によりアナ
    ログ・ディジタル変換された計測データまたは上記試験
    データ記憶手段に記憶されている模擬データを上記変換
    係数に基づいて工学値に変換する工学値変換手段と、上
    記工学値変換手段により変換された模擬データの工学値
    と上記試験データ記憶手段に記憶されている工学値の偏
    差を求め、その偏差と上記判定基準値を比較する比較手
    段と、上記工学値変換手段により変換された工学値を表
    示する表示手段と、上記比較手段の比較結果を印字する
    印字手段とを備えたプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 工学値変換手段により変換された計測デ
    ータの工学値を所定の設定値と比較して警報状態の発生
    ・復帰を判別するとともに、警報状態が発生・復帰した
    場合には、その警報状態が発生・復帰した時間,その警
    報状態が発生・復帰したときの工学値及びプラント運転
    状況を登録する警報状態監視手段を設け、表示手段が上
    記警報状態監視手段の登録内容を表示することを特徴と
    する請求項1記載のプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 工学値変換手段により変換された計測デ
    ータの工学値を所定の設定値と比較して警報状態の発生
    ・復帰を判別するとともに、警報状態が発生・復帰した
    場合には、その警報状態が発生・復帰した時間,その警
    報状態が発生・復帰したときの工学値及びプラント運転
    状況を登録する警報状態監視手段を設け、印字手段が上
    記警報状態監視手段の登録内容を印字することを特徴と
    する請求項2記載のプラント監視装置。
  5. 【請求項5】 計測対象のメーカ,接続日及び試験日を
    登録する登録手段を設け、表示手段が上記登録手段の登
    録内容を表示することを特徴とする請求項1または請求
    項3記載のプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 計測対象のメーカ,接続日及び試験日を
    登録する登録手段を設け、印字手段が上記登録手段の登
    録内容を印字することを特徴とする請求項2または請求
    項4記載のプラント監視装置。
  7. 【請求項7】 変換係数記憶手段及び試験データ記憶手
    段に記憶されている内容の変更を指示する変更指示手段
    と、上記変更指示手段の指示にしたがって上記変換係数
    記憶手段及び試験データ記憶手段に記憶されている内容
    を変更するとともに、変更前の内容と変更前後の差分を
    登録するデータ変更手段とを設け、表示手段が変更前後
    の内容と差分を表示することを特徴とする請求項1,請
    求項3または請求項5のうちのいずれか1項記載のプラ
    ント監視装置。
  8. 【請求項8】 変換係数記憶手段及び試験データ記憶手
    段に記憶されている内容の変更を指示する変更指示手段
    と、上記変更指示手段の指示にしたがって上記変換係数
    記憶手段及び試験データ記憶手段に記憶されている内容
    を変更するとともに、変更前の内容と変更前後の差分を
    登録するデータ変更手段とを設け、印字手段が変更前後
    の内容と差分を印字することを特徴とする請求項2,請
    求項4または請求項6のうちのいずれか1項記載のプラ
    ント監視装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151974A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 株式会社東芝 ヒューマンマシーンインタフェースシステム、ヒューマンマシーンインタフェース装置、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151974A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 株式会社東芝 ヒューマンマシーンインタフェースシステム、ヒューマンマシーンインタフェース装置、及びプログラム

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