JPH0915286A - 表示パネル検査用コンタクト装置 - Google Patents

表示パネル検査用コンタクト装置

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JPH0915286A
JPH0915286A JP7187995A JP18799595A JPH0915286A JP H0915286 A JPH0915286 A JP H0915286A JP 7187995 A JP7187995 A JP 7187995A JP 18799595 A JP18799595 A JP 18799595A JP H0915286 A JPH0915286 A JP H0915286A
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contact
display panel
film
electrode
wiring pattern
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JP7187995A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Ota
哲史 大田
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Enplas Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示パネル等の基板上に配列形成される
複数の電極とコンタクトフィルム上に形成される配線パ
ターンとの接触の信頼性を確保するこができる表示パネ
ル検査用コンタクト装置を提供する。 【構成】 コンタクトフィルム11上に形成される配線
パターン13は、表示パネルの基板上の電極2と接触さ
れる複数の接触線部14aと、該接触線部を繋ぐ連結線
部14bとを有する。コンタクトフィルムの背面を押圧
するフィルム押圧部材25は、電極の配列方向に延び且
つコンタクトフィルムの背面に対して垂直方向に座屈可
能な断面略アーチ状の座屈部28と、コンタクトフィル
ムの背面に当接するように座屈部の頂部に突設された複
数の突条部30とを有する。突条部は電極と配線パター
ンの接触線部との接触部の背後を横切って互いに平行に
延びており、電極と配線パターンの接触線部と突条部と
が重なる箇所は各電極上に少なくとも2箇所以上形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネル、エレ
クトロルミネセンスパネル、プラズマディスプレイパネ
ル等の表示品位等の検査に好適に用いることができる表
示パネル検査用コンタクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示パネル等の製造工程に
おいては、駆動用ICタブ等の周辺回路接続前の表示パ
ネルに対して、表示欠陥箇所を検出する表示品位等の検
査が行われる。したがって、この種の検査においては、
表示パネルの基板上に配列形成された電極に接触させる
コンタクト部材を備えたコンタクト装置が用いられてい
る。例えば特開平6−08034号公報に示されている
ように、表示パネルの電極に接触させるコンタクト部材
としては、従来より、針状若しくはワイヤ状のプローブ
で構成されるものと、可撓性及び絶縁性を有するベース
フィルム上に配線パターンを形成してなるコンタクトフ
ィルムとが知られているが、電極の高密度化及び微細ピ
ッチ化に伴い、電極との接触の信頼性、取扱いの容易
性、製造コスト等の観点からコンタクトフィルムが採用
される傾向にある。また、この種のコンタクトフィルム
には、例えば本出願人による特願平7−64731号に
開示されているように、表示パネルの検査目的に応じて
種々の配線形態の配線パターンが形成される。
【0003】コンタクトフィルムを用いる場合、コンタ
クトフィルム上の配線パターンと表示パネルの基板上の
電極とを所要の接触圧で接触させるために、コンタクト
フィルムの背面を押圧するフィルム押圧部材と、表示パ
ネルの基板の背面を押圧するパネル押圧部材とが用いら
れる。例えば本出願人による特願平7−100697号
に開示されたフィルム押圧部材は、電極の配列方向に延
びる断面略アーチ状の座屈部と、該座屈部の長さ方向に
沿ってその頂部に突設された1つの突条部とを有してい
る。フィルム押圧部材の突条部は電極を直角に横切って
その配列方向に延びているので、電極とコンタクトフィ
ルムの配線パターンとの接触部をコンタクトフィルムの
背面側から局部的に押圧することができる。また、フィ
ム押圧部材は、ゴム等の弾性部材で金型成形により高精
度に作ることができるので、フィルム押圧部材の長さ方
向における突条部の頂部の直線性や座屈部の撓み変形の
均一性等を容易に確保することができる。したがって、
各電極と配線パターンとの接触の信頼性が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフィルム押圧部材は、座屈部の頂部に1つの突条部を
備えているにすぎないため、各電極においては、突条部
で押圧される配線パターンとの接触箇所が1箇所のみと
なる。このため各電極と配線パターンとの接触箇所にゴ
ミ等の異物が付着した場合に、接触の信頼性を確保する
ことが困難となる。
【0005】また、互いに並設された複数枚のコンタク
トフィルムを表示パネルの基板と重ね合わせて用いる場
合、互いに隣接するコンタクトフィルムの端部を電極の
長さ方向に対して鋭角に傾斜させることにより、コンタ
クトフィルムの隣接端を横切って延びる電極に対し、両
コンタクトフィルムの配線パターン双方を交差させるこ
とが可能となり、接触の信頼性が向上するが、突条部で
押圧される箇所が各電極毎に一箇所のみである場合、コ
ンタクトフィルムの隣接端を横切って延びる電極におい
ては、コンタクトフィルムの隣接端との交差部を突条部
で押圧され、配線パターンとの接触箇所に所要の接触圧
が付与されない可能性がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、表示パネル
の基板上に配列形成される複数の電極とコンタクトフィ
ルム上に形成される配線パターンとの接触の信頼性を確
保するこができる表示パネル検査用コンタクト装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、互いに平行に配列された複
数の電極を有する表示パネルの基板と、該表示パネルの
電極に表示品位等の検査用の信号を供給するための配線
パターンを形成したコンタクトフィルムとを重ね合わ
せ、該コンタクトフィルムの背面及び表示パネルの基板
の背面をフィルム押圧部材及びパネル押圧部材でそれぞ
れ押圧することにより前記電極と前記配線パターンとを
所要の接触圧で接触させる表示パネル検査用コンタクト
装置において、前記配線パターンが前記電極と接触され
る複数の接触線部と、該接触線部を繋ぐ連結線部とを有
し、前記フィルム押圧部材が、前記電極の配列方向に延
び且つコンタクトフィルムの背面に対して垂直方向に座
屈可能な断面略アーチ状の座屈部と、前記コンタクトフ
ィルムの背面に当接するように前記座屈部の頂部に突設
され、且つ、前記電極と前記配線パターンの接触線部と
の接触部の背後を横切って互いに平行に延びる複数の突
条部とを有し、前記電極と前記配線パターンの接触線部
と前記突条部とが重なる箇所が前記各電極上に少なくと
も2箇所以上形成されていることを特徴とする。
【0008】上記構成を有するコンタクト装置において
は、コンタクトフィルムの配線パターンが複数の接触線
部と該接触線部を繋ぐ連結線部とを有するので、電極の
配列方向におけるコンタクトフィルムの可撓性を確保し
つつ電極と配線パターンの接触線部とを接触させること
ができる。そして、表示パネルの基板上の電極とコンタ
クトフィルム上の配線パターンの接触線部とフィルム押
圧部材の突条部とが重なる箇所が各電極上に少なくとも
2箇所以上形成されているので、各電極と配線パターン
の接触線部とが突条部の押圧力を受けて接触する箇所を
各電極上に少なくとも2箇所以上確保することができ
る。したがって、コンタクトフィルムの可撓性を確保し
つつ各電極と配線パターンとの接触の信頼性を高めるこ
とができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、前記各接触線
部が前記電極を鋭角に横切って延びていることを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、前記各接触線
部が前記電極を直角に横切って延びていることを特徴と
する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、前記各接触線
部が前記電極と同一方向に延びていることを特徴とす
る。
【0012】各接触線部が電極を鋭角に横切って、或い
は、電極と同一方向に延びている場合、電極の配列方向
におけるコンタクトフィルムの可撓性がさらに向上す
る。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2又は4記
載の表示パネル検査用コンタクト装置において、前記各
突条部が前記電極と前記接触線部との接触部の背後を前
記電極に対し直角に横切って延びていることを特徴とす
る。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項2,3又は
4記載の表示パネル検査用コンタクト装置において、前
記各突条部が前記電極と前記接触線部との接触部の背後
を前記電極及び前記接触線部に対し鋭角に横切って延び
ていることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、前記各突条部
には該突条部をその長さ方向に分断するためのスリット
が形成されていることを特徴とする。
【0016】各突条部に該突条部をその長さ方向に分断
するためのスリットが形成されている場合、フィルム押
圧部材の長さ方向における可撓性が向上するので、表示
パネルの基板上の各電極とコンタクトフィルム上の配線
パターンの接触線部との接触部に均一な接触圧を容易に
確保することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0018】図1から図5までは本発明を液晶表示パネ
ル検査用コンタクト装置に適用した場合の一実施例を示
したものである。図1は液晶表示パネルの基板上の電極
への信号供給形態の一例を示す概略平面図であり、図2
はコンタクト装置の要部断面図であり、図3は図2のコ
ンタクト装置に組み込まれる取付板上にソース側のコン
タクトフィルムを並設した状態を示す要部平面図であ
り、図4は図2に示すコンタクト装置に組み込まれるフ
ィルム押圧部材の端面図であり、図5は図3に示すコン
タクトフィルムの隣接端近傍の個別電極用配線パターン
と個別電極とフィルム押圧部材の突条部との重なり状態
を示す要部拡大平面図である。
【0019】図1を参照すると、液晶表示パネル1のソ
ース側の複数の個別電極2は、液晶表示パネル1の基板
1a上に複数(図示例では4つ)のブロックに分かれて
配列形成されており、各ブロックにおける個別電極2の
配列区間の両端近傍にそれぞれコモン電極4が配設され
ている。また、液晶表示パネル1のゲート側の複数の個
別電極3は、液晶表示パネル1の基板1a上に複数(図
示例では2つ)のブロックに分かれて配列形成されてい
る。そして、コンタクト装置10はソース側の全ての個
別電極2に対して表示品位等の検査用の信号を同時に供
給するものとなっており、また、ゲート側の奇数列の個
別電極3と偶数列の個別電極3に対してそれぞれ表示品
位等の検査用の信号を同時に供給するものとなってい
る。
【0020】したがって、図3に示すように、この実施
例におけるソース側のコンタクトフィルム11は、例え
ばポリイミド等の可撓性及び絶縁性を有するベースフィ
ルム12上に液晶表示パネル1のブロック内の複数の個
別電極2と接触させるための個別電極用配線パターン1
3と、コモン電極4と接触させるためのコモン電極用配
線パターン15と、これら配線パターン13,15に連
結されたリードパターン16,17等を形成してなる。
これら個別電極用配線パターン13、コモン電極用配線
パターン15、リードパターン16,17等は例えば銅
箔等の導体からなり、好ましくは電解メッキによりベー
スフィルム12上に形成される。個別電極用配線パター
ン13に連結されたリードパターン16とコモン電極用
配線パターン15に連結されたリードパターン17は互
いに離間されてそれぞれコンタクトフィルム12の下面
に接続される可撓性配線ケーブル18の配線パターン1
9,20に接続されている。
【0021】図5に示すように、この実施例では、個別
電極用配線パターン13は、液晶表示パネル1の個別電
極2と接触される複数の接触線部14aと、該接触線部
14aを繋ぐ連結線部14bとを有し、接触線部14a
は個別電極2を鋭角に横切って延びている。
【0022】図2を参照すると、コンタクトフィルム1
1は個別電極用配線パターン13等を上にして取付板2
1の上面に固着されており、取付板21はコンタクト装
置10のベース板22の上面に形成された凹溝23内に
保持されている。また、ベース板22にはコンタクトフ
ィルム11の個別電極用配線パターン13の背面側を支
持するフィルム押圧部材25が取り付けられている。液
晶表示パネル1は電極2〜5を下に向けてコンタクトフ
ィルム11の上に載接される。そして、パネル押圧部材
26により必要に応じ保護フィルム27を介して液晶表
示パネル1の上面を上から押圧することにより、液晶表
示パネル1のソース側の個別電極2及びコモン電極4と
ソース側のコンタクトフィルム11の個別電極用配線パ
ターン13及びコモン電極用配線パターン15とをそれ
ぞれ所要の接触圧にて接触させることができる。また、
後述するように、液晶表示パネル1のゲート側の個別電
極3も同様にゲート側に配設されるコンタクトフィルム
11(図8参照)の個別電極用配線パターン13と所要
の接触圧にて接触させることができる。そして、検査後
はパネル押圧部材26及び保護フィルム27を移動させ
ることにより、液晶表示パネル1をベース板22の上方
に取り出すことができる。
【0023】図4に示すように、フィルム押圧部材25
は、コンタクトフィルム11の背面に対して垂直方向に
座屈可能な断面略アーチ状の座屈部28と、この座屈部
28の両脚端に設けられた座屈規制部29,29と、コ
ンタクトフィルム11の背面に当接するように座屈部2
8の頂部に突設された2つの突条部30,30とを有す
る。座屈部28は電極2の配列方向に沿って延びてお
り、突条部30は電極2と個別電極用配線パターン13
の接触線部14aとの接触部の背後及び電極2とコモン
電極用配線パターン15との接触部の背後を横切って電
極2に対し直角に横切って互いに平行に延びている。そ
して、図5に黒く塗りつぶして示すように、電極2と個
別電極用配線パターン13の接触線部14aと突条部3
0とが重なる箇所は、各電極2上に少なくとも2箇所以
上形成されている。このような形状のフィルム押圧部材
25は例えばシリコンゴム等の弾性体により作ることが
できるが、その際金型成形により高い寸法精度を確保す
ることができるので、フィルム押圧部材25の長さ方向
における突条部30の直線度や座屈部28の座屈の均一
性を確保することができる。
【0024】図3及び図5に示すように、ソース側の複
数のコンタクトフィルム11は、液晶表示パネル1の各
ブロックのほぼ中央部で隙間を介して隣接するように、
液晶表示パネル1の個別電極2の配列方向に沿って並設
されており、各コンタクトフィルム11の隣接端11a
は、液晶表示パネル1のブロック内の個別電極2の長さ
方向に対し鋭角に交差して延びている。
【0025】したがって、個別電極用配線パターン13
の配置区間の特に個別電極2の配列方向の寸法に加工精
度上の誤差が生じていても、隣接するコンタクトフィル
ム11,11間の隙間を調整することにより、隣り合う
コンタクトフィルム11,11上の個別電極用配線パタ
ーン13の配置区間の総和長さ寸法を液晶表示パネル1
のブロック内の個別電極2の配列区間寸法と一致させる
ことができる。しかも、各コンタクトフィルム11の隣
接端11aは、液晶表示パネル1のブロック内の個別電
極2の長さ方向に対し鋭角に交差して延びており、且
つ、フィルム押圧部材25の座屈部28の頂部には複数
の突条部30が設けられているので、コンタクトフィル
ム11の隣接端11a間の隙間と交差して延びる個別電
極2に対しても、隣り合うコンタクトフィルム11上の
個別電極用配線パターン13を確実に接触させることが
できる。したがって、液晶表示パネル1の各ブロック内
の個別電極2の配列区間寸法に対する個別電極用配線パ
ターン13の寸法精度を容易に確保できるとともに、液
晶表示パネル1の各電極配列ブロック内の全ての個別電
極2に対し個別電極用配線パターン13を確実に接触さ
せることができる。
【0026】さらにこの実施例においては、図3に示す
ように、ソース側に並設される複数のコンタクトフィル
ム11のうちの両端のコンタクトフィルム11Aの間に
配設される内側のコンタクトフィルム11Bは、液晶表
示パネル1の隣り合う2つのブロックに跨るように配置
されており、該内側のコンタクトフィルム11Bには一
方のブロック内の個別電極2と接触される個別電極用配
線パターン13(13A)と他方のブロック内の個別電
極2と接触される個別電極用配線パターン13(13
B)とが互いに離間して形成されている。
【0027】したがって、ソース側に並設される複数の
コンタクトフィルム11のうちの両端のコンタクトフィ
ルム11Aは、内側のコンタクトフィルム11Bと同一
形状のものを二分割することによって容易に得ることが
できる。したがって、コンタクトフィルム11の製作及
び取付け工数の増大を防止することができる。
【0028】さらにこの実施例においては、個別電極用
配線パターン13の接触線部14aが個別電極2の配列
方向に沿って互いに平行に配列されており、且つ、個別
電極2と鋭角に交差して延びているので、個別電極用配
線パターン13の接触線部14aが個別電極2と直角に
交差して延びている場合と比べて、個別電極2の配列方
向におけるコンタクトフィルム11の可撓性を向上させ
ることができる。したがって、個別電極2と個別電極用
配線パターン13との接触の信頼性が一層向上する。
【0029】さらにこの実施例においては、図4に示す
ように、個別電極用配線パターン13の接触線部14a
の1つがコンタクトフィルム11の隣接端11aに沿っ
て形成されているので、隣接するコンタクトフィルム1
1間の隙間を狭める方向に最大限の調整幅を確保するこ
とができる。
【0030】さらにこの実施例においては、各コンタク
トフィルム11上の個別電極用配線パターン13の連結
線部14bは、隣り合う個別電極用配線パターン13の
接触線部14aの一端部間を連結して個別電極2の配列
方向に連続して延びているので、隣り合う接触線部14
aの一端部間又は他端部間が連結線部14bにより交互
に連結されている場合に比べて、個別電極2の配列方向
におけるコンタクトフィルム11の可撓性は低下する
が、個別電極用配線パターン13の接触線部14aを経
由して個別電極2に達する信号経路の長さのばらつきに
よる抵抗値のばらつきを低減することができるので、各
個別電極2に供給される液晶駆動信号のレベルをほぼ均
一化することができる。
【0031】なお、図示は省略するが、隣り合う個別電
極用配線パターン13の一端部間又は他端部間を連結線
部14bにより交互に連結してもよい。このような連結
形態の場合、上述した図3,図4の連結形態に比べて、
個別電極2の配列方向におけるコンタクトフィルム11
の可撓性を一層向上させることができる。
【0032】図6及び図7は図1に示す液晶表示パネル
1のソース側の個別電極2と接触される配線パターン1
3を備えたコンタクトフィルム11の他の構成例を示し
たものであり、図6は図3と同様の要部平面図であり、
図7は図5と同様の要部拡大平面図である。これらの図
において上記実施例と同様の構成要素には同一の参照符
号が付してある。
【0033】この実施例においては、個別電極用配線パ
ターン13の接触線部14aは個別電極2の長さ方向に
沿って互いに平行に配列されており、且つ、個別電極2
と直角に交差して延びている。また、接触線部14aを
繋ぐ連結線部14bは個別電極2の配列方向に位置をず
らして配置されている。他の構成は図1〜5の実施例と
同様である。したがって、個別電極用配線パターン13
の接触線部14aが個別電極2と鋭角に交差して延びて
いる場合と比較すると、個別電極2の配列方向における
コンタクトフィルム11の可撓性は低いものとなるが、
各個別電極2に接触される個別電極用配線パターン13
の接触線部14aの本数を増やすことができるので、個
別電極2と個別電極用配線パターン13との接触の信頼
性の低下を防止することができる。
【0034】また、この実施例においては、フィルム押
圧部材25の座屈部27の頂部に突設される複数の突条
部30は、個別電極2と配線パターン13の接触線部1
4aとの接触部の背後を個別電極2に対し鋭角に横切っ
て延びている。
【0035】したがって、図6及び図7に示す実施例に
おいても、液晶表示パネル1の基板1a上の個別電極2
とコンタクトフィルム11上の配線パターン13の接触
線部14aとフィルム押圧部材25の突条部30とが重
なる箇所が各電極2上に少なくとも2箇所以上形成され
るので、各電極2と配線パターン13の接触線部14a
とが突条部30の押圧力を受けて接触する箇所を各電極
2上に少なくとも2箇所以上確保することができる。し
たがって、各電極2と配線パターン13との接触の信頼
性を高めることができる。
【0036】図8及び図9は図1に示す液晶表示パネル
1のゲート側の個別電極3と接触される配線パターン1
3を備えたコンタクトフィルム11の構成例を示したも
のであり、図8はコンタクトフィルム11の一部破断平
面図、図9は図8のコンタクトフィルムの要部拡大平面
図である。これらの図において上記実施例と同様の構成
要素には同一の参照符号が付してある。
【0037】図8及び図9に示すコンタクトフィルム1
1上の配線パターン13は、液晶表示パネル1の個別電
極3と重なり合って同一方向に延びる複数の接触線部1
4aと、該接触線部14aと繋ぐ連結線部14bとを有
している。また、コンタクトフィルム11の表面には配
線パターン13の接触線14aの両端部及び連結線部1
4bを被覆する絶縁被膜31,32が形成されている。
さらに、コンタクトフィルム11の背面を押圧するフィ
ルム押圧部材25は、図2〜図5の実施例と同様に、個
別電極3を直角に横切って互いに平行に延びる2つの突
条部30を有している。
【0038】一方、図10は図8に示すコンタクトフィ
ルム11の背面を押圧するフィルム押圧部材25の他の
構成例を示している。図10を参照すると、フィルム押
圧部材a25の座屈部27の頂部に突設される複数の突
条部30は、図7に示すフィルム押圧部材25と同様
に、個別電極3と配線パターン13の接触線部14aと
の接触部の背後を個別電極3に対し鋭角に横切って延び
ている。
【0039】したがって、図9及び図10に示す実施例
においても、液晶表示パネル1の基板1a上の個別電極
3とコンタクトフィルム11上の配線パターン13の接
触線部14aとフィルム押圧部材25の突条部30とが
重なる箇所が各電極3上に少なくとも2箇所以上形成さ
れるので、各電極3と配線パターン13の接触線部14
aとが突条部30の押圧力を受けて接触する箇所を各電
極3上に少なくとも2箇所以上確保することができる。
【0040】図11及び図12はそれぞれ図2に示すコ
ンタクト装置に組み込まれるフィルム押圧部材25の他
の構成例を示したものであり、図11のフィルム押圧部
材25においては、液晶表示パネル1の個別電極2又は
3に対し直角に横切って延びる各突条部30に、該突条
部30をその長さ方向に分断するためのスリット33が
形成されている。また、図12のフィルム押圧部材25
においては、液晶表示パネル1の個別電極2又は3に対
し鋭角に横切って延びる各突条部30に、該突条部30
をその長さ方向に分断するためのスリット34が形成さ
れている。したがって、図11及び図12のフィルム押
圧部材25においては、各突条部25の分断により、フ
ィルム押圧部材25の長さ方向における可撓性が向上す
るので、液晶表示パネル1の基板1a上の各個別電極2
又は3とコンタクトフィルム11上の配線パターン13
の接触線部14aとの接触部に均一な接触圧を容易に確
保することができる。
【0041】以上、本発明の図示実施例につき説明した
が、本発明は上記実施例の態様のみに限定されるもので
はなく、例えばコンタクトフィルム11のベースフィル
ム12上に形成される配線パターン13には液晶表示パ
ネル1の検査目的に応じて種々の信号供給形態を採用す
ることができ、信号供給形態に応じて配線パターン13
の接触線部14a及び連結線部14aの配置形態を適宜
に設定することができる。また、図3及び図6に示す実
施例においては、並設されたコンタクトフィルム11間
の隙間が個別電極2の配列区間内に位置しているが、コ
ンタクトフィルム11間の隙間が個別電極2の配列区間
の外に位置するようにコンタクトフィルムを並設しても
よい。また、図11及び図12に示すフィルム押圧部材
25においては各突条部30に十分な隙間を有するスリ
ット33,34がそれぞれ形成されているが、該スリッ
ト33,34の代わりに、隙間のない切り込みを各突条
部30に形成してもよい。さらに、本発明は液晶表示パ
ネルの他、エレクトロルミネセンスパネル、プラズマデ
ィスプレイパネル等の検査用コンタクト装置にも同様に
適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、表示パネルの基板上に配列形成される複数の
電極とコンタクトフィルム上に形成される配線パターン
との接触の信頼性を確保するこができる表示パネル検査
用コンタクト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示パネルの基板上の電極への信号供給形
態の一例を示す概略平面図である。
【図2】図1の液晶表示パネルを検査するための本発明
に係るコンタクト装置の一実施例を示す要部断面図であ
る。
【図3】図2のコンタクト装置に組み込まれる取付板上
にソース側のコンタクトフィルムを並設した状態を示す
要部平面図である。
【図4】図2に示すコンタクト装置に組み込まれるフィ
ルム押圧部材の端面図である。
【図5】図3に示すコンタクトフィルムの隣接端近傍の
個別電極用配線パターンと個別電極とフィルム押圧部材
の突条部との重なり状態を示す要部拡大平面図である。
【図6】ソース側のコンタクトフィルムの他の構成例を
示す図3と類似の要部平面図である。
【図7】図6のコンタクトフィルムの隣接端近傍の個別
電極用配線パターンと個別電極とフィルム押圧部材の突
条部との重なり状態を示す要部拡大平面図である。
【図8】図1に示す液晶表示パネルのゲート側の個別電
極と接触される配線パターンを備えたコンタクトフィル
ムの構成例を示す一部破断概略平面図である。
【図9】図9は図8のコンタクトフィルムの配線パター
ンとフィルム押圧部材の突条部との重なり状態を示す要
部拡大平面図である。
【図10】図8のコンタクトフィルムの配線パターンと
フィルム押圧部材の突条部との重なり状態の変更例を示
す要部拡大平面図である。
【図11】(a),(b)は、それぞれ図2に示すコン
タクト装置に組み込まれるフィルム押圧部材の他の構成
例を示す平面図及び端面図である。
【図12】図2に示すコンタクト装置に組み込まれるフ
ィルム押圧部材のさらに他の構成例を示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 液晶表示パネル 1a 基板 2 ソース側個別電極 3 ゲート側個別電極 10 コンタクト装置 11 コンタクトフィルム 11a 隣接端 12 ベースフィルム 13 個別電極用配線パターン 14a 接触線部 14b 連結線部 25 フィルム押圧部材 26 パネル押圧部材 28 座屈部 29 座屈規制部 30 突条部 33,34 スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配列された複数の電極を有
    する表示パネルの基板と、該表示パネルの電極に表示品
    位等の検査用の信号を供給するための配線パターンを形
    成したコンタクトフィルムとを重ね合わせ、該コンタク
    トフィルムの背面及び表示パネルの基板の背面をフィル
    ム押圧部材及びパネル押圧部材でそれぞれ押圧すること
    により前記電極と前記配線パターンとを所要の接触圧で
    接触させる表示パネル検査用コンタクト装置において、 前記配線パターンが前記電極と接触される複数の接触線
    部と、該接触線部を繋ぐ連結線部とを有し、 前記フィルム押圧部材が、前記電極の配列方向に延び且
    つコンタクトフィルムの背面に対して垂直方向に座屈可
    能な断面略アーチ状の座屈部と、前記コンタクトフィル
    ムの背面に当接するように前記座屈部の頂部に突設さ
    れ、且つ、前記電極と前記配線パターンの接触線部との
    接触部の背後を横切って互いに平行に延びる複数の突条
    部とを有し、前記電極と前記配線パターンの接触線部と
    前記突条部とが重なる箇所が前記各電極上に少なくとも
    2箇所以上形成されていることを特徴とする表示パネル
    検査用コンタクト装置。
  2. 【請求項2】 前記各接触線部は前記電極を鋭角に横切
    って延びていることを特徴とする請求項1記載の表示パ
    ネル検査用コンタクト装置。
  3. 【請求項3】 前記各接触線部は前記電極を直角に横切
    って延びていることを特徴とする請求項1記載の表示パ
    ネル検査用コンタクト装置。
  4. 【請求項4】 前記各接触線部は前記電極と同一方向に
    延びていることを特徴とする請求項1記載の表示パネル
    検査用コンタクト装置。
  5. 【請求項5】 前記各突条部は前記電極と前記接触線部
    との接触部の背後を前記電極に対し直角に横切って延び
    ていることを特徴とする請求項2又は4記載の表示パネ
    ル検査用コンタクト装置。
  6. 【請求項6】 前記各突条部は前記電極と前記接触線部
    との接触部の背後を前記電極及び前記接触線部に対し鋭
    角に横切って延びていることを特徴とする請求項2、3
    又は4記載の表示パネル検査用コンタクト装置。
  7. 【請求項7】 前記各突条部には該突条部をその長さ方
    向に分断するためのスリットが形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の表示パネル検査用コンタクト装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809478B2 (en) 2001-03-30 2004-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Metal halide lamp for automobile headlight
KR100557272B1 (ko) * 1998-06-25 2006-03-07 가부시키가이샤 엔프라스 전기부품 검사용 소켓

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KR100557272B1 (ko) * 1998-06-25 2006-03-07 가부시키가이샤 엔프라스 전기부품 검사용 소켓
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