JPH09211027A - 液晶パネルの検査装置 - Google Patents

液晶パネルの検査装置

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JPH09211027A
JPH09211027A JP1550996A JP1550996A JPH09211027A JP H09211027 A JPH09211027 A JP H09211027A JP 1550996 A JP1550996 A JP 1550996A JP 1550996 A JP1550996 A JP 1550996A JP H09211027 A JPH09211027 A JP H09211027A
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JP
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liquid crystal
crystal panel
probe pins
terminal
probe
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JP1550996A
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Yasuyuki Matsuo
泰幸 松尾
Kazuhiro Shibata
和宏 柴田
Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子同士のピッチ、並びに各端子の長さが従
来よりも短く形成された液晶パネルの点灯検査や動作検
査に好適な検査装置、即ち、できるだけ短い検査領域で
検査を実施することができる検査装置を提供する。 【解決手段】 互いに平行な複数のプローブピンA
N (N=1,2,…,i,i+1,…,n)は、液晶パ
ネル1の端子部2aの各端子TN に対して、その接触部
位SN が、端子TN の長さ方向に互いにずれるようにし
て配設されている。そして、連続する3本のプローブピ
ン(例えば、A1 ,A2 ,A3 )が、検査時における上
記端子TN の長さ方向に対して斜めの位置関係にある直
線上に配設されると共に、該直線上に配設されたプロー
ブピン以外の2本のプローブピン(例えば、A4
5 )が、プローブピン同士の間隔(距離D)を0.07mm
以上に確保すべく、直線上に配設されたプローブピンに
対して千鳥形に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの端子
群に駆動信号や検査信号等の信号を入力することによ
り、該液晶パネルを検査する検査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶の電気光学効果を応用し
て画像を表示する表示装置としての液晶パネルが知られ
ており、該液晶パネルは、例えばテレビジョン受像機等
に供されている。液晶パネルは、行列状に配設された多
数の絵素電極と、これら絵素電極に印加された電圧に応
じて光を変調する表示部としての液晶層と、絵素電極に
信号を印加する複数の走査線並びに信号線とを備えてい
る。また、走査線および信号線には、端子が電気的に接
続されている。
【0003】近年、液晶パネルの高品位化、つまり、表
示品位の向上を図るために、上記の絵素電極にスイッチ
ング素子を電気的に接続し、該スイッチング素子を介し
て絵素電極に信号を入力して画像(映像)を表示する方
法が採用されている。ところが、スイッチング素子の形
成工程は複雑である。このため、液晶パネルの製造工程
において、スイッチング素子の形成不良、或いは、絵素
電極の形成不良や、該絵素電極に信号を印加する走査線
並びに信号線の断線或いは短絡(ショート)が発生する
おそれが比較的高くなっている。そこで、液晶パネルの
品質を維持するために、液晶パネルごとに、スイッチン
グ素子や絵素電極の形成不良の有無を検査すると共に、
不良箇所の解析を行うことが重要となっている。
【0004】上記液晶パネルの点灯検査や動作検査に供
される検査装置は、プローブピンプレートに設けられた
互いに平行な複数のプローブピンを備えている。プロー
ブピンプレートは、セラミックや合成樹脂等からなり、
所定の強度を備えている。また、上記のプローブピン群
は、被検査体である液晶パネルの端子群の配列に対応し
て配設されている。そして、これらプローブピン群と液
晶パネルの端子群とを接触させて電気的に接続した後、
液晶パネルに駆動信号や検査信号を入力することによ
り、該液晶パネルの各種検査を実施するようになってい
る。
【0005】図5に示すように、上記複数のプローブピ
ンAN (N=1,2,…,i,i+1,…,n)は、液
晶パネル1の周縁部に突設されている端子部2aの各端
子TN (N=1,2,…,i,i+1,…,n)に対し
て、その接触部位SN (N=1,2,…,i,i+1,
…,n)が、端子TN の長さ方向に互いにずれるように
して配設されている。このように、端子TN の長さ方向
に対して斜めの位置関係になるように配設することによ
り、隣接するプローブピンAi ・Ai+1 同士の間隔、つ
まり、距離Dが0.07mm以上となるように調節している。
【0006】尚、同図においては、連続する5本のプロ
ーブピンが直線上に配設され、5本ごとに同一のパター
ンが繰り返される場合を例示している。また、プローブ
ピンAN をプローブピンプレートに取り付けるために該
プローブピンプレートに形成する孔等の加工技術、つま
り、孔開け時にプローブピンプレートを割らないように
加工する技術に限界があるので、上記の距離Dは、0.07
mm以上確保することが必要となっている。
【0007】一方、最近、いわゆるノートタイプのパー
ソナルコンピュータが普及するに伴い、液晶パネルの大
型化が切望されている。そして、パーソナルコンピュー
タの小型化を図りながら液晶パネルを大型化するため
に、液晶パネルのモジュールのサイズを縮小すること、
つまり、液晶パネルにおける表示部以外の部分(表示部
の額縁部分に相当する部分)の削減、即ち、いわゆる外
周占有率の削減が要望されている。従って、液晶パネル
は、いわゆる2辺信号入力方式が主流となっており、い
わゆる1辺信号入力方式も提案されている。また、液晶
パネルの大型化に伴って画像の高精細化、即ち、表示部
の高精細化も要望されている。従って、液晶パネルの表
示規格は、主流となっているVGA(video graphics ar
ray)から、S−VGA(super-video graphics array)や
XGA(extended graphics array)への移行が検討され
ている。
【0008】そこで、上記外周占有率の削減、並びに表
示部の高精細化を達成するために、上記液晶パネルの端
子部は、端子同士のピッチが 0.055mm〜 0.075mmとなる
ように、つまり、従来よりも短く形成(設計)されてい
る。また、上記の目的を達成するために、各端子の長さ
(以下、端子長と称する)は、従来の端子長( 3.8mm)
よりも短い 2.6mmに形成(設計)されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】端子同士のピッチが従
来よりも短く形成された液晶パネル(以下、単に液晶パ
ネルと記す)の各種検査を実施するには、上記のピッチ
に対応して、検査装置が備えるプローブピンの直径をよ
り一層細くすると共に、隣接するプローブピン同士のピ
ッチをより一層短くする必要がある。
【0010】ところが、プローブピンをプローブピンプ
レートに取り付けるために該プローブピンプレートに形
成する孔等の加工技術に限界があるので、プローブピン
同士のピッチは、端子同士のピッチと同程度にまで短く
形成することができない。従って、上記従来の検査装置
で液晶パネルの各種検査を実施するためには、各プロー
ブピンを、端子の長さ方向により一層ずらして配設しな
ければならない。例えば、図5に示すように、プローブ
ピンを5本ずつ直線上に配設する場合において、例えば
端子Ti ・Ti+1 同士のピッチPが 0.073mmであり、上
記の距離Dが0.07mmであり、上記孔の直径が0.15mmであ
る場合、つまり、プローブピンAN の直径が0.15mmであ
る場合には、端子TN の長さ方向におけるプローブピン
群の配設長さRは、下記計算式 〔 (0.15×4+0.07×4)2−(0.073×4)21/2 + 0.1
5 ≒ 0.980(mm) から、少なくとも 0.980mm以上必要となる。
【0011】しかしながら、一般に、端子TN は、その
先端部から約2mm内側までの部分がTAB(tape automa
ted bonding)等の方法によって実装に供される実装領域
となっており、上記実装領域以外の部分が主として検査
領域に割り当てられる。従って、端子長を短く形成する
と、これに伴い実装領域以外の部分が短くなるので、検
査装置においては、実装領域を損傷することのないよう
に、できるだけ短い検査領域で検査を実施することが可
能であることが望ましい。それゆえ、プローブピンが5
本ずつ直線上に配設されてなる上記従来の検査装置で
は、液晶パネルの各種検査を実施する際に比較的長い検
査領域を要するので、端子長が例えば 2.6mmに形成され
た液晶パネルの検査に供するのに不都合である。
【0012】また、検査領域の長さ、つまり、プローブ
ピン群の配設長さを短くするために、例えば、図6に示
すように、プローブピンを3本ずつ直線上に単に配設す
ることも考えられる。この場合には、プローブピンの配
設長さRは凡そ 0.565mmとなる。しかしながら、上記の
ようにプローブピン群を配設すると、3本ごとに同一の
パターンが繰り返されるので、プローブピンA1 ・A4
間の距離は、下記計算式 0.073×3− 0.15 ≒ 0.069(mm) から、 0.069mmとなり、上記の距離D(0.07mm)よりも
短くなってしまう。つまり、上記加工技術の限界値であ
る0.07mmよりも短くなってしまうので、プローブピンを
3本ずつ直線上に単に配設することができない。それゆ
え、端子同士のピッチが従来よりも短く形成された液晶
パネルに対応することができない。
【0013】つまり、上記従来の検査装置では、端子同
士のピッチが従来よりも短く(例えば 0.055mm〜 0.075
mm)形成され、かつ、端子長が例えば 2.6mmに形成され
た液晶パネルの検査に供するのに不都合を生じるという
問題点を有している。従って、上記液晶パネルの各種検
査を実施することができる検査装置、即ち、できるだけ
短い検査領域で検査を実施することができる検査装置が
切望されている。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、端子同士のピッチ、並びに
端子長が従来よりも短く形成された液晶パネルの点灯検
査や動作検査に好適な検査装置、即ち、できるだけ短い
検査領域で検査を実施することができる検査装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の液
晶パネルの検査装置は、上記の課題を解決するために、
互いに平行な複数のプローブピンを備え、該プローブピ
ン群を液晶パネルの端子群に接触させて該端子群に信号
を入力することにより上記液晶パネルを検査する検査装
置において、上記プローブピン群のうち、隣合う少なく
とも2つ以上のプローブピンが、検査時における上記端
子の長さ方向に対して斜めの位置関係にある直線上に配
設されると共に、該直線上に配設されたプローブピン以
外のプローブピンのうちの少なくとも1つが、プローブ
ピン同士の間隔を所定の距離以上に確保すべく、直線上
に配設されたプローブピンに対して千鳥形に配設されて
いることを特徴としている。
【0016】請求項1記載の構成によれば、直線上に配
設されたプローブピンに対して該プローブピン以外のプ
ローブピンが千鳥形に配設されている。このため、液晶
パネルの端子同士のピッチが従来のピッチよりも短く形
成されている場合においても、液晶パネルの端子の長さ
方向におけるプローブピン群の配設長さ、つまり、上記
端子において検査に供される検査領域の長さを、従来の
検査装置が必要とした検査領域の長さよりも短くするこ
とができる。
【0017】これにより、VGA、S−VGA、XGA
等の表示規格に従って形成された液晶パネル、つまり、
端子同士のピッチが従来よりも短く(例えば 0.055mm〜
0.075mm)形成され、かつ、各端子の長さが従来の長さ
よりも短い例えば 2.6mmに形成された液晶パネルの点灯
検査や動作検査を行うことができる。即ち、例えば液晶
パネルの生産工程において、該検査装置を用いて、液晶
パネルのスイッチング素子や絵素電極の形成不良の有無
の検査等の点灯検査や動作検査を実施することができ
る。また、各端子の長さがさらに一層短く形成された液
晶パネルにも対応することができる。そして、各種検査
によって液晶パネルの欠陥を発見し、不良箇所等の解析
を行うことができるので、必要に応じて、該液晶パネル
の欠陥を修正することができる。
【0018】請求項2記載の発明の液晶パネルの検査装
置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の液
晶パネルの検査装置において、奇数番目のプローブピン
が電気的に接続されている回路と、偶数番目のプローブ
ピンが電気的に接続されている回路とを備えていること
を特徴としている。
【0019】請求項2記載の構成によれば、液晶パネル
の端子群に、奇数番目のプローブピンと偶数番目のプロ
ーブピンとで異なった信号を印加することができる。そ
れゆえ、隣合う端子同士、即ち、例えば隣合う走査線同
士若しくは信号線同士の短絡の有無を検査することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、説明の便宜上、前記従来の技術を説明する際に
用いた図面(図5)に示した構成と同一の機能を有する
構成には、同一の符号を付記する。
【0021】本実施の形態にかかる検査装置は、図2に
示すように、駆動信号や検査信号等の信号を発生する信
号発生回路3と、フレキシブル基板4a・4bとを備え
ている。信号発生回路3は、液晶パネル1の検査に必要
な上記信号を発生させ、該信号を、信号入力ピン6並び
にフレキシブル基板4a・4bを介してプローブピン群
5a・5bに印加するようになっている。尚、信号発生
回路3は、図示しない制御手段によって、その動作が制
御されるようになっている。
【0022】プローブピン群5aは、互いに平行な複数
のプローブピンAN (N=1,2,…,i,i+1,
…,n)からなっている。また、プローブピン群5b
は、互いに平行な複数のプローブピンA' M (M=1,
2,…,m)からなっている。尚、信号入力ピン6は、
各プローブピンAN ・A' M に対して異なる信号を印加
することができるように構成されている。
【0023】上記の検査装置にて検査されるべき液晶パ
ネル(被検査体)1は、いわゆる2辺信号入力方式を採
用してなっており、VGA(video graphics array)、S
−VGA(super-video graphics array)、XGA(exten
ded graphics array) 等の表示規格に従って形成された
TFT(Thin Film Transistor)型の液晶表示パネルであ
る。液晶パネル1は、行列状に配設された多数の絵素電
極(図示せず)と、これら絵素電極に印加された電圧に
応じて光を変調する表示部としての液晶層1aと、絵素
電極に信号を印加する複数の走査線並びに信号線(図示
せず)と、駆動信号入力端子である端子部2a・2bと
を備えている。
【0024】端子部2a・2bは、液晶パネル1におけ
る隣合う2辺(周縁部)に突設されており、端子部2a
には、例えば走査線と電気的に接続されている端子群T
が並設される一方、端子部2bには、例えば信号線と電
気的に接続されている端子群T' が並設されている。端
子群Tの端子TN (N=1,2,…,i,i+1,…,
n)は、互いに等間隔に短冊状に形成されており、ま
た、端子群T' の端子T' M (M=1,2,…,m)
は、互いに等間隔に短冊状に形成されている。
【0025】上記のプローブピンAN は、端子部2aの
端子群Tの端子TN と1対1で対応するように設けられ
ている。つまり、プローブピンAN の本数は、端子TN
の個数と同一である。図3に示すように、プローブピン
N は、端子TN と電気的に接触し、該端子TN に所定
の電圧を印加することにより、信号を液晶パネル1に入
力するようになっている。
【0026】また、プローブピンA' M は、端子部2b
の端子群T' の端子T' M と1対1で対応するように設
けられている。つまり、プローブピンA' M の本数は、
端子T' M の個数と同一である。プローブピンA'
M は、端子T' M と電気的に接触し、該端子T' M に所
定の電圧を印加することにより、信号を液晶パネル1に
入力するようになっている。尚、プローブピンA' M
端子T' M との位置関係等は、プローブピンAN と端子
N との位置関係等と同一であるので、以下の説明にお
いては、プローブピンA' M と端子T' M との位置関係
等については、その説明を省略することとする。
【0027】図4に示すように、フレキシブル基板4a
は、フレキシビリティーを備えた材料からなる基板8上
に、2つの回路7a・7bが形成されてなっている。各
回路7a・7bは、例えば検査時における上記端子TN
の長さ方向に対して斜めの位置関係となるように、その
パターンが形成されている。そして、回路7a・7b
は、信号入力ピン6と電気的に接続される一方、互いに
絶縁されている。回路7aには、プローブピンAN のう
ち、奇数番目のプローブピンが電気的に接続されてお
り、一方、回路7bには、偶数番目のプローブピンが電
気的に接続されている。尚、フレキシブル基板4bも、
上記フレキシブル基板4aと同様に構成されている。
【0028】上記のフレキシブル基板4a・4bは、プ
ローブピンプレート(図示せず)にそれぞれ固定されて
いる。プローブピンプレートは、セラミックや合成樹脂
等からなり、所定の強度を備えている。また、フレキシ
ブル基板4a・4b、つまり、プローブピンプレートの
所定位置には、プローブピンAN ・A' M を取り付ける
ための複数の孔が形成されている。従って、プローブピ
ンAN ・A' M は、フレキシブル基板4a・4bを介し
てプローブピンプレートに固定されている。
【0029】次に、フレキシブル基板4aにおけるプロ
ーブピン群5aの配設位置について説明する。図1に示
すように、上記複数のプローブピンAN は、液晶パネル
1の端子部2aの各端子TN (N=1,2,…,i,i
+1,…,n)に対して、その接触部位SN (N=1,
2,…,i,i+1,…,n)が、端子の長さ方向に互
いにずれるようにして配設されている。このように、端
子TN の長さ方向に対して斜めの位置関係にある直線上
に配設することにより、隣接するプローブピンAN 同士
の間隔、つまり、距離Dが0.07mm以上となるように調節
されている。
【0030】また、同図においては、連続する3本のプ
ローブピン(例えば、A1 ,A2 ,A3 )が、検査時に
おける上記端子TN の長さ方向に対して斜めの位置関係
にある直線上に配設されると共に、該直線上に配設され
たプローブピン以外の2本のプローブピン(例えば、A
4 ,A5 )が、プローブピンAN 同士の間隔(距離D)
を0.07mm以上に確保すべく、直線上に配設されたプロー
ブピンに対して千鳥形に配設されている。そして、上記
5本のプローブピンを1つの単位として、同一のパター
ンが繰り返されている。
【0031】ここで、例えば端子Ti ・Ti+1 同士のピ
ッチPが 0.073mmであり、上記の距離Dが0.07mmであ
り、プローブピンAN の直径が0.15mmであるとすると、
プローブピンA6 、即ち、プローブピンA1 に対して端
子TN の尖端部方向にずらすべきプローブピンA4 の距
離hは、プローブピンA1 の配設位置を基準として、下
記計算式 h=〔 (0.07+0.15)2−(0.073×2)21/2 ≒ 0.165(mm) から、凡そ 0.165mmとなる。プローブピンA4 およびプ
ローブピンA2 の位置関係、プローブピンA7 およびプ
ローブピンA5 の位置関係、並びに、プローブピンA5
およびプローブピンA3 の位置関係も、プローブピンA
6 およびプローブピンA4 と同様の位置関係にある。
【0032】従って、端子TN の長さ方向におけるプロ
ーブピン群5aの配設長さRは、下記計算式 R=4h+0.15 ≒ 0.808(mm) から、凡そ 0.808mmとなる。
【0033】つまり、液晶パネル1の各種検査を実施す
る際に要する検査領域の長さを、前記従来の構成(図5
に示した構成)の検査装置が必要とした検査領域の長さ
と比較して、凡そ 0.172mm( 0.980− 0.808= 0.172)
も短くすることができる。従って、上記構成の検査装置
は、各端子TN の長さ(以下、端子長と称する)が例え
ば 2.6mmに形成された液晶パネルの検査に供するのに好
適である。
【0034】尚、プローブピンA1 ・A2 の距離D’
は、 D’=〔h2 +(0.073)21/2 −0.15 ≒ 0.187(mm) である。プローブピンA2 ・A3 の距離D’も同様に、
0.187mmである。従って、例えば、上記3本のプローブ
ピンA2 ・A4 ・A6 は、一直線上に配設されており、
5本のプローブピンA3 ・A5 ・A7 ・A9 ・A11も一
直線上に配設されている。
【0035】このように、本実施の形態にかかる検査装
置は、直線上に配設されたプローブピン(例えば、
1 ,A2 ,A3 )に対して、該プローブピン以外のプ
ローブピン(例えば、A4 ,A5 )が千鳥形に配設され
ている。このため、本実施の形態にかかる検査装置は、
液晶パネル1の端子TN 同士のピッチが従来のピッチよ
りも短く形成されている場合においても、液晶パネル1
の端子TN の長さ方向におけるプローブピン群5aの配
設長さ、つまり、上記端子TN において検査に供される
検査領域の長さを、従来の検査装置が必要とした検査領
域の長さよりも短くすることができる。
【0036】そして、本実施の形態にかかる検査装置
は、プローブピンAN のうち、奇数番目のプローブピン
が回路7aに電気的に接続されており、一方、偶数番目
のプローブピンが回路7bに電気的に接続されている。
このため、本実施の形態にかかる検査装置は、液晶パネ
ル1の端子群Tに、奇数番目のプローブピンと偶数番目
のプローブピンとで異なる信号を印加することができ
る。それゆえ、隣合う端子Ti ・Ti+1 同士、即ち、例
えば隣合う走査線同士若しくは信号線同士の短絡の有無
を検査することができる。つまり、信号発生回路3から
信号入力ピン6を介して回路7a・7bに互いに異なる
信号を印加することにより、液晶パネル1の点灯検査や
動作検査を実施することができる。また、信号発生回路
3から信号入力ピン6並びにフレキシブル基板4a・4
bを介して、プローブピンAN とプローブピンA' M
で異なる信号を印加することによっても、液晶パネル1
の点灯検査や動作検査を実施することができる。それゆ
え、これら検査によって液晶パネル1の欠陥を発見し、
不良箇所等の解析を行うことができる。
【0037】そして、3本のプローブピンA1 ・A2
3 および2本のプローブピンA4・A5 はそれぞれ一
直線上に配設されており、かつ、3本のプローブピンA
2 ・A4 ・A6 および5本のプローブピンA3 ・A5
7 ・A9 ・A11はそれぞれ一直線上に配設されてい
る。このため、図4に示すように、2つの回路7a・7
bのパターンは、例えば検査時における上記端子TN
長さ方向に対して斜めの位置関係となるように形成する
だけでよい。従って、該パターンを、単純化することが
できる。
【0038】尚、本実施の形態の説明においては、連続
する3本のプローブピンが直線上に配設されると共に、
該直線上に配設されたプローブピン以外の2本のプロー
ブピンが直線上に配設されたプローブピンに対して千鳥
形に配設され、かつ、上記5本のプローブピンを1つの
単位として、同一のパターンが繰り返されている場合を
例に挙げたが、プローブピン群は、隣合う少なくとも2
つ以上のプローブピンが直線上に配設されると共に、該
直線上に配設されたプローブピン以外のプローブピンの
うちの少なくとも1つが、プローブピン同士の間隔を所
定の距離以上に確保すべく、直線上に配設されたプロー
ブピンに対して千鳥形に配設されていればよい。従っ
て、プローブピン群の配設パターンは、上記例示の配設
パターンにのみ限定されるものではない。また、プロー
ブピン群5aの配設長さRを算出するために用いた端子
i ・Ti+1 同士のピッチP等の長さは、上記の数値に
のみ限定されるものではない。
【0039】さらに、本実施の形態の説明においては、
被検査体として、2辺信号入力方式の液晶パネルを例に
挙げたが、被検査体は、一つの端子部にソース信号並び
にゲート信号が入力される、いわゆる1辺信号入力方式
の液晶パネルであってもよい。この場合においても、本
発明にかかる検査装置は、該液晶パネルを検査すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の液晶パネルの検
査装置は、以上のように、プローブピン群のうち、隣合
う少なくとも2つ以上のプローブピンが、検査時におけ
る端子の長さ方向に対して斜めの位置関係にある直線上
に配設されると共に、該直線上に配設されたプローブピ
ン以外のプローブピンのうちの少なくとも1つが、プロ
ーブピン同士の間隔を所定の距離以上に確保すべく、直
線上に配設されたプローブピンに対して千鳥形に配設さ
れている構成である。
【0041】それゆえ、液晶パネルの端子同士のピッチ
が従来のピッチよりも短く形成されている場合において
も、液晶パネルの端子の長さ方向におけるプローブピン
群の配設長さ、つまり、上記端子において検査に供され
る検査領域の長さを、従来の検査装置が必要とした検査
領域の長さよりも短くすることができる。
【0042】これにより、VGA、S−VGA、XGA
等の表示規格に従って形成された液晶パネル、つまり、
端子同士のピッチが従来よりも短く(例えば 0.055mm〜
0.075mm)形成され、かつ、各端子の長さが従来の長さ
よりも短い例えば 2.6mmに形成された液晶パネルの点灯
検査や動作検査を行うことができるという効果を奏す
る。即ち、例えば液晶パネルの生産工程において、該検
査装置を用いて、液晶パネルのスイッチング素子や絵素
電極の形成不良の有無の検査等の点灯検査や動作検査を
実施することができる。また、各端子の長さがさらに一
層短く形成された液晶パネルにも対応することができ
る。そして、各種検査によって液晶パネルの欠陥を発見
し、不良箇所等の解析を行うことができるので、必要に
応じて、該液晶パネルの欠陥を修正することができる。
【0043】また、本発明の請求項2記載の液晶パネル
の検査装置は、以上のように、奇数番目のプローブピン
が電気的に接続されている回路と、偶数番目のプローブ
ピンが電気的に接続されている回路とを備えている構成
である。
【0044】これにより、隣合う端子同士、即ち、例え
ば隣合う走査線同士若しくは信号線同士の短絡の有無を
検査することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における検査装置のプロ
ーブピン群と、液晶パネルの端子群との位置関係を説明
する概略の平面図である。
【図2】上記検査装置の構成を示す概略の斜視図であ
る。
【図3】上記プローブピン群と端子群との要部の位置関
係を説明する側面図である。
【図4】上記検査装置の要部の構成を示す平面図であ
る。
【図5】従来の検査装置のプローブピン群と、液晶パネ
ルの端子群との位置関係を説明する概略の平面図であ
る。
【図6】従来の検査装置のプローブピン群の配設位置を
変更した場合を示すものであり、該プローブピン群と、
液晶パネルの端子群との位置関係を説明する概略の平面
図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2a・2b 端子部 3 信号発生回路 4a・4b フレキシブル基板 5a・5b プローブピン群 7a・7b 回路 AN プローブピン h 距離 D・D’ 距離 P ピッチ R 配設長さ SN 接触部位 T 端子群 TN 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な複数のプローブピンを備え、
    該プローブピン群を液晶パネルの端子群に接触させて該
    端子群に信号を入力することにより上記液晶パネルを検
    査する検査装置において、 上記プローブピン群のうち、隣合う少なくとも2つ以上
    のプローブピンが、検査時における上記端子の長さ方向
    に対して斜めの位置関係にある直線上に配設されると共
    に、該直線上に配設されたプローブピン以外のプローブ
    ピンのうちの少なくとも1つが、プローブピン同士の間
    隔を所定の距離以上に確保すべく、直線上に配設された
    プローブピンに対して千鳥形に配設されていることを特
    徴とする液晶パネルの検査装置。
  2. 【請求項2】奇数番目のプローブピンが電気的に接続さ
    れている回路と、偶数番目のプローブピンが電気的に接
    続されている回路とを備えていることを特徴とする請求
    項1記載の液晶パネルの検査装置。
JP1550996A 1996-01-31 1996-01-31 液晶パネルの検査装置 Pending JPH09211027A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075541A (ko) * 2002-03-19 2003-09-26 주식회사 파이컴 평판표시소자 검사장치의 프로브
KR100715492B1 (ko) 2006-06-05 2007-05-07 (주)엠씨티코리아 극미세 피치를 갖는 프로브유니트 및 이를 이용한프로브장치
CN108828809A (zh) * 2018-08-31 2018-11-16 中电装备山东电子有限公司 一种检测液晶显示的装置及方法

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