JP3438844B2 - 液晶表示パネル検査用コンタクト装置 - Google Patents

液晶表示パネル検査用コンタクト装置

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JP3438844B2 JP16698195A JP16698195A JP3438844B2 JP 3438844 B2 JP3438844 B2 JP 3438844B2 JP 16698195 A JP16698195 A JP 16698195A JP 16698195 A JP16698195 A JP 16698195A JP 3438844 B2 JP3438844 B2 JP 3438844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルの表示
品位等の検査に好適に用いることができる液晶表示パネ
ル検査用コンタクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示パネルの基板上のソー
ス側電極及びゲート側電極にはそれぞれ絶縁フィルム上
に駆動用ICチップを実装して構成される複数個のIC
タブが接続される。したがって、図1に示すように、液
晶表示パネル1のソース側個別電極2及びゲート側個別
電極3はそれぞれコモン電極4,5と共にICタブ(不
図示)の出力側電極数に対応した電極数毎にブロック化
されて配列形成される。
【0003】このような液晶表示パネルの製造工程にお
いては、上述したICタブ等の周辺回路接続前の液晶表
示パネルに対して、表示欠陥箇所を検出する表示品位等
の検査が行われる。したがって、この種の検査において
は、周辺回路接続前の液晶表示パネルの基板上に配列形
成された電極に接触させるコンタクト部材を備えたコン
タクト装置が用いられている。例えば特開平6−08
034号公報に示されているように、液晶表示パネルの
電極に接触させるコンタクト部材としては、従来より、
針状若しくはワイヤ状のプローブで構成されるものと、
可撓性及び絶縁性を有するベースフィルム上に接触導体
パターンを形成してなるコンタクトフィルムとが知られ
ているが、電極の高密度化及び微細ピッチ化に伴い、電
極との接触の信頼性、取扱いの容易性、製造コスト等の
観点からコンタクトフィルムが採用される傾向にある。
【0004】さらに、周辺回路接続前の液晶表示パネル
に対する表示品位等の検査方法として、液晶表示パネル
のソース側の全ての個別電極に同一の液晶駆動信号を同
時に供給する方法が知られている。またこの場合、液晶
表示パネルのゲート側においても全ての個別電極に同一
の液晶駆動信号を同時に供給する場合がある。したがっ
て、この種の検査方法に用いるコンタクト部材をコンタ
クトフィルムで構成する場合、液晶表示パネルのブロッ
ク内の全ての個別電極に接触させる導体パターンとし
て、各個別電極と広範囲に接触する平膜状パターンとす
ることが考えられるが、このような平膜状パターンで
は、ベースフィルムに金属板を貼り付けたこととなり、
ベースフィルムの可撓性が大きく損なわれるため、各個
別電極との接触の信頼性を確保することが難しい。そこ
で、本出願人は特願平7−64731号においてこの種
の検査方法に用いられるコンタクトフィルムを開示し
た。このコンタクトフィルムは、図13に示すように、
可撓性及び絶縁性を有するベースフィルム6上に液晶表
示パネル1のブロック内の個別電極2(図1参照)と接
触される複数の個別電極用線状パターン7と、液晶表示
パネル1のブロック内のコモン電極3と接触されるコモ
ン電極用線状パターン8とを形成したものとなってお
り、個別電極用線状パターン7はブロック内の個別電極
2の配列方向、すなわち該個別電極2の長さ方向と直交
する方向に延びており、且つ、該個別電極2の長さ方向
に互いに平行に配列されている。また、個別電極用線状
パターン7は複数のパターン連結部9によって相互に連
結されている。このような構成のコンタクトフィルムに
おいては、液晶表示パネル1のブロック内の全ての個別
電極2に接触させる導体パターンとして、個別電極2の
配列方向に延びる複数の個別電極用線状パターン7が用
いられているので、上述した平膜状パターンに比べてベ
ースフィルム6の可撓性を確保することが容易である。
また、ブロック内の各個別電極2に対し互いに連結され
た複数の個別電極用線状パターン7を接触させることが
でき、且つ、各個別電極用線状パターン7を複数の個別
電極2に接触させることができるので、個別電極2とコ
ンタクトフィルムの個別電極用線状パターン7との接触
の信頼性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来のコンタクトフィルムにおいては、各個別電
極用線状パターン7を液晶表示パネル1のブロック内の
全ての個別電極2に接触させるように寸法設定されてい
るため、個別電極用線状パターン7の長さ方向の寸法精
度の確保が難しく、個別電極用線状パターン7の長さ寸
法が不足していると、ブロック内の個別電極配列区間の
端部の個別電極2との接触が不可能となり、また、個別
電極用線状パターン7が長すぎると、個別電極用線状パ
ターン7がコモン電極4と接触してしまう原因となる。
【0006】したがって、本発明の目的は、液晶表示パ
ネルの各電極配列ブロック内の全ての個別電極に対しコ
ンタクトフィルム上の個別電極用線状パターンを確実に
接触させることができる液晶表示パネル検査用コンタク
ト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
液晶表示パネルの基板上に複数のブロックに分かれて配
列形成された複数の個別電極に表示品位等の検査用の信
号を同時に供給するための液晶表示パネル検査用コンタ
クト装置において、液晶表示パネルのブロック内の個別
電極の長さ方向に対し非平行に延びて該個別電極に接触
される複数の個別電極用線状パターンと、隣り合う個別
電極用線状パターン間を連結する複数のパターン連結部
とを形成した複数のコンタクトフィルムを備え、コンタ
クトフィルムは、液晶表示パネルの各ブロックのほぼ中
央部で隙間を介して隣接するように、液晶表示パネルの
個別電極の配列方向に並設されており、各コンタクトフ
ィルムの隣接端は、液晶表示パネルのブロック内の個別
電極の長さ方向に対し鋭角に交差して延びていることを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、並設され
る複数のコンタクトフィルムのうちの両端のコンタクト
フィルムの間に配設される内側のコンタクトフィルムは
液晶表示パネルの隣り合う2つのブロックに跨って配置
されており、該内側のコンタクトフィルムには一方のブ
ロック内の個別電極と接触される個別電極用線状パター
ンと他方のブロック内の個別電極と接触される個別電極
用線状パターンとが互いに離間して形成されていること
を特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶表示パネル検査用コンタクト装置において、個
別電極用線状パターンは個別電極の配列方向に沿って互
いに平行に配列され、且つ、個別電極の長さ方向に対し
鋭角に交差して延びていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、個別電極
用線状パターンの1つがコンタクトフィルムの隣接端に
沿って形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、パターン
連結部は隣り合う個別電極用線状パターンの一端部間を
連結して個別電極の配列方向に連続して延びていること
を特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、隣り合う
個別電極用線状パターンの一端部間又は他端部間がパタ
ーン連結部により交互に連結されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶表示パネル検査用コンタクト装置において、個
別電極用線状パターンは個別電極の長さ方向に沿って互
いに平行に配列され、且つ、個別電極の長さ方向に対し
直交して延びており、パターン連結部は個別電極の配列
方向に位置をずらして配置されていることを特徴とす
る。
【0014】請求項8記載の発明は、液晶表示パネルの
基板上に複数のブロックに分かれて配列形成された複数
の個別電極に表示品位等の検査用の信号を同時に供給す
るための液晶表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、液晶表示パネルのブロック内の複数の個別電極と接
触される複数の個別電極用線状パターンと、隣り合う個
別電極用線状パターン間を連結する複数のパターン連結
部とを形成した複数のコンタクトフィルムを備え、コン
タクトフィルムは、液晶表示パネルの各ブロック間で隙
間を介して隣接するように、液晶表示パネルの個別電極
の配列方向に並設されており、各コンタクトフィルム上
の個別電極用線状パターンの配置区間の一端部の外側に
は個別電極の長さ方向に沿って互いに離間した複数個の
島状パターンが該個別電極用線状パターン配置区間の一
端部に対し隙間を介して配設されており、個別電極用線
状パターンの端部より離間した個別電極は島状パターン
及び他の個別電極を介して個別電極用線状パターンと接
続可能であることを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項8記載の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、各コンタ
クトフィルム上の個別電極用線状パターンの配置区間の
一端部が凹凸形状をなし、島状パターンが該凹凸形状に
沿って互いに千鳥状に配置されていることを特徴とす
る。
【0016】請求項9記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、各コンタクトフィルム上の個別
電極用線状パターンの配置区間の一端部が凹凸形状をな
し、島状パターンが該凹凸形状に沿って互いに千鳥状に
配置されていることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
液晶表示パネル検査用コンタクト装置において、各コン
タクトフィルム上の個別電極用線状パターンの配置区間
の一端部が凹凸形状をなし、島状パターンが該凹凸形状
に沿って互いに千鳥状に配置されていることを特徴とす
る。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項8記載の
液晶表示パネル検査用コンタクト装置において、個別電
極用線状パターンは個別電極の配列方向に沿って互いに
平行に配列され、且つ、個別電極の長さ方向に対し鋭角
に交差して延びていることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の液晶表示パネル検査用コンタク
ト装置においては、コンタクトフィルムは、液晶表示パ
ネルの各ブロックのほぼ中央部で隙間を介して隣接する
ように、液晶表示パネルの個別電極の配列方向に並設さ
れているので、個別電極用線状パターン配置区間の特に
個別電極配列方向の寸法に加工精度上の誤差が生じてい
ても、隣接するコンタクトフィルム間の隙間を調整する
ことにより、隣り合うコンタクトフィルム上の個別電極
用線状パターン配置区間の総和長さ寸法を液晶表示パネ
ルのブロック内の個別電極の配列区間寸法と一致させる
ことができる。しかも、複数のコンタクトフィルムの各
々に形成される複数の個別電極用線状パターンが液晶表
示パネルのブロック内の個別電極の長さ方向に対し非平
行に延びており、且つ、各コンタクトフィルムの隣接端
は、液晶表示パネルのブロック内の個別電極の長さ方向
に対し鋭角に交差して延びているので、コンタクトフィ
ルムの隣接端間の隙間と交差して延びる個別電極に対し
ても、隣り合うコンタクトフィルム上の個別電極用線状
パターンを確実に接触させることができる。したがっ
て、液晶表示パネルの各ブロック内の個別電極の配列区
間寸法に対する個別電極用線状パターンの寸法精度を容
易に確保できるとともに、液晶表示パネルの各電極配列
ブロック内の全ての個別電極に対し個別電極用線状パタ
ーンを確実に接触させることができることとなる。
【0020】請求項2記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、並設される複数のコンタクトフ
ィルムのうちの両端のコンタクトフィルムの間に配設さ
れる内側のコンタクトフィルムは液晶表示パネルの隣り
合う2つのブロックに跨って配置されており、該内側の
コンタクトフィルムには一方のブロック内の個別電極と
接触される個別電極用線状パターンと他方のブロック内
の個別電極と接触される個別電極用線状パターンとが互
いに離間して形成されているので、並設される複数のコ
ンタクトフィルムのうちの両端のコンタクトフィルム
は、内側のコンタクトフィルムと同一形状のものを二分
割することによって容易に得ることができる。したがっ
て、コンタクトフィルムの製作及び取付け工数の増大を
防止することができる。
【0021】請求項3又は11記載の液晶表示パネル検
査用コンタクト装置においては、個別電極用線状パター
ンが個別電極の配列方向に沿って互いに平行に配列さ
れ、且つ、個別電極の長さ方向に対し鋭角に交差して延
びているので、個別電極用線状パターンが個別電極の長
さ方向に対し直交して延びている場合と比べて、個別電
極の配列方向におけるコンタクトフィルムの可撓性を向
上させることができる。したがって、個別電極と個別電
極用線状パターンとの接触の信頼性が一層向上する。
【0022】請求項4記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、個別電極用線状パターンの1つ
がコンタクトフィルムの隣接端に沿って形成されている
ので、隣接するコンタクトフィルム間の隙間を狭める方
向に最大限の調整幅を確保することができる。
【0023】請求項5記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、パターン連結部は隣り合う個別
電極用線状パターンの一端部間を連結して個別電極の配
列方向に連続して延びているので、隣り合う個別電極用
線状パターンの一端部間又は他端部間がパターン連結部
により交互に連結されている場合に比べて、個別電極の
配列方向におけるコンタクトフィルムの可撓性は低下す
るが、個別電極用線状パターンを経由して個別電極に達
する信号経路の長さのばらつきによる抵抗値のばらつき
を低減することができるので、各個別電極に供給される
信号のレベルをほぼ均一化することができる。
【0024】請求項6又は12記載の液晶表示パネル検
査用コンタクト装置においては、隣り合う個別電極用線
状パターンの一端部間又は他端部間がパターン連結部に
より交互に連結されているので、パターン連結部が隣り
合う個別電極用線状パターンの一端部間を連結して個別
電極の配列方向に連続して延びている場合に比べて、個
別電極の配列方向におけるコンタクトフィルムの可撓性
を一層向上させることができる。
【0025】請求項7又は10記載の液晶表示パネル検
査用コンタクト装置においては、個別電極用線状パター
ンは個別電極の長さ方向に沿って互いに平行に配列さ
れ、且つ、個別電極の長さ方向に対し直交して延びてお
り、パターン連結部は個別電極の配列方向に位置をずら
して配置されているので、個別電極用線状パターンが個
別電極の長さ方向に対し鋭角に交差して延びている場合
と比較すると、個別電極の配列方向におけるコンタクト
フィルムの可撓性は低いものとなるが、各個別電極に接
触させる個別電極用線状パターンの本数を増やすことが
できるので、個別電極と個別電極用線状パターンとの接
触の信頼性の低下を防止することができる。
【0026】請求項8記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、コンタクトフィルムは、液晶表
示パネルの各ブロック間で隙間を介して隣接するよう
に、液晶表示パネルの個別電極の配列方向に並設されて
おり、さらに、各コンタクトフィルム上の各個別電極用
線状パターンの配置区間の一端部の外側には個別電極の
長さ方向に沿って互いに離間した複数個の島状パターン
が該個別電極用線状パターン配置区間の一端部に対し隙
間を介して配設されているので、個別電極用線状パター
ン配置区間の特に個別電極配列方向の寸法に加工精度上
の誤差が生じていても、必要に応じて島状パターンの間
若しくは島状パターンと個別電極用線状パターンとの間
でコンタクトフィルムの端部を切除することにより、コ
ンタクトフィルム上の個別電極用線状パターンと島状パ
ターンの配置区間の総和長さ寸法を容易に液晶表示パネ
ルのブロック内の個別電極の配列区間寸法と一致させる
ことができる。また、個別電極用線状パターンの端部よ
り離間した個別電極は島状パターン及び他の個別電極を
介して個別電極用線状パターンと接続されることとなる
ので、各個別電極と個別電極用線状パターンとの接触の
信頼性を確保することができる。さらに、コンタクトフ
ィルムの端部を切除する際に、個別電極用線状パターン
又は島状パターンを切断する必要がないので、個別電極
用線状パターン又は島状パターンに切断によるめくれや
曲がり癖等の変形が生じることを防止できる。したがっ
て、各個別電極と個別電極用線状パターン又は島状パタ
ーンとの接触の信頼性を確保しつつ、コンタクトフィル
ムの寸法調整を行うことができる。
【0027】請求項9記載の液晶表示パネル検査用コン
タクト装置においては、各コンタクトフィルム上の個別
電極用線状パターンの配置区間の一端部が凹凸形状をな
し、島状パターンが該凹凸形状に沿って互いに千鳥状に
配置されているので、島状パターン間及び島状パターン
と個別電極用線状パターンとの間にコンタクトフィルム
の切断を容易にするための十分な隙間を確保しつつ、島
状パターン及び個別電極用線状パターンに対する個別電
極の接触面積を増大させることができる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0029】図2から図4までは本発明を図1に示す液
晶表示パネル1を検査するためのコンタクト装置に適用
した場合の一実施例を示したものである。図2はコンタ
クト装置の要部断面図であり、図3は図2のコンタクト
装置に組み込まれる取付板上にソース側のコンタクトフ
ィルムを並設した状態を示す要部平面図であり、図4は
図3に示すコンタクトフィルムの隣接端近傍の個別電極
用線状パターンと個別電極との接触状態を説明した要部
拡大平面図である。
【0030】図1に示す液晶表示パネル1のソース側の
複数の個別電極2は、液晶表示パネル1の基板1a上に
複数(図示例では4つ)のブロックに分かれて配列形成
されており、各ブロックにおける個別電極2の配列区間
の両端近傍にそれぞれコモン電極4が配設されている。
そして、コンタクト装置10はソース側の全ての個別電
極2に対して表示品位等の検査用の信号を同時に供給す
るものとなっている。
【0031】したがって、図3に示すように、この実施
例におけるソース側のコンタクトフィルム11は、例え
ばポリイミド等の可撓性及び絶縁性を有するベースフィ
ルム12上に液晶表示パネル1のブロック内の複数の個
別電極2と接触させるための複数の個別電極用線状パタ
ーン13と、隣り合う個別電極用線状パターン13間を
連結する複数のパターン連結部14とを形成したものと
なっている。さらに、ベースフィルム12上には、コモ
ン電極4と接触させるためのコモン電極用線状パターン
15、並びに、リードパターン16,17等を形成して
なる。これら個別電極用線状パターン13、パターン連
結部14、コモン電極用線状パターン15、リードパタ
ーン16,17等は例えば銅箔等の導体からなり、好ま
しくは電解メッキによりベースフィルム12上に形成さ
れる。個別電極用線状パターン13に連結されたリード
パターン16とコモン電極用線状パターン15に連結さ
れたリードパターン17は互いに離間されてそれぞれコ
ンタクトフィルム12の下面に接続される可撓性配線ケ
ーブル18の配線パターン19,20に接続されてい
る。
【0032】図2を参照すると、コンタクトフィルム1
1は個別電極用線状パターン13等を上にして取付板2
1の上面に固着されており、取付板21はコンタクト装
置10のベース板22の上面に形成された凹溝23内に
保持されている。また、ベース板22にはコンタクトフ
ィルム11の個別電極用線状パターン13の背面側を支
持する弾力性支持部材25が取り付けられている。液晶
表示パネル1は電極2〜5を下に向けてコンタクトフィ
ルム11の上に載接される。そして、押圧部材26によ
り必要に応じ保護フィルム27を介して液晶表示パネル
1の上面を上から押圧することにより、液晶表示パネル
1のソース側の個別電極2及びコモン電極4とソース側
のコンタクトフィルム11の個別電極用線状パターン1
3及びコモン電極用線状パターン15とをそれぞれ所要
の接触圧にて接触させることができる。また、図示は省
略するが、液晶表示パネル1のゲート側の個別電極3及
びコモン電極5も同様にゲート側に配設されるコンタク
トフィルムの個別電極用線状パターン及びコモン電極用
線状パターンと所要の接触圧にて接触させることができ
る。そして、検査後は押圧部材26及び保護フィルム2
7を移動させることにより、液晶表示パネル1をベース
板22の上方に取り出すことができる。
【0033】図3及び図4に示すように、ソース側の複
数のコンタクトフィルム11は、液晶表示パネル1の各
ブロックのほぼ中央部で隙間を介して隣接するように、
液晶表示パネル1の個別電極2の配列方向に並設されて
おり、各コンタクトフィルム11の隣接端11aは、液
晶表示パネル1のブロック内の個別電極2の長さ方向に
対し鋭角に交差して延びている。
【0034】したがって、個別電極用線状パターン13
の配置区間の特に個別電極2の配列方向の寸法に加工精
度上の誤差が生じていても、隣接するコンタクトフィル
ム11,11間の隙間を調整することにより、隣り合う
コンタクトフィルム11,11上の個別電極用線状パタ
ーン13の配置区間の総和長さ寸法を液晶表示パネル1
のブロック内の個別電極2の配列区間寸法と一致させる
ことができる。また、複数のコンタクトフィルム11の
各々に形成される複数の個別電極用線状パターン13が
液晶表示パネル1のブロック内の個別電極2の長さ方向
に対し非平行に延びており、且つ、各コンタクトフィル
ム11の隣接端11aは、液晶表示パネル1のブロック
内の個別電極2の長さ方向に対し鋭角に交差して延びて
いるので、コンタクトフィルム11の隣接端11a間の
隙間と交差して延びる個別電極2に対しても、隣り合う
コンタクトフィルム11上の個別電極用線状パターン1
3を確実に接触させることができる。したがって、液晶
表示パネル1の各ブロック内の個別電極2の配列区間寸
法に対する個別電極用線状パターン13の寸法精度を容
易に確保できるとともに、液晶表示パネル1の各電極配
列ブロック内の全ての個別電極2に対し個別電極用線状
パターン13を確実に接触させることができる。
【0035】さらにこの実施例においては、図3に示す
ように、ソース側に並設される複数のコンタクトフィル
ム11のうちの両端のコンタクトフィルム11Aの間に
配設される内側のコンタクトフィルム11Bは、液晶表
示パネル1の隣り合う2つのブロックに跨るように配置
されており、該内側のコンタクトフィルム11Bには一
方のブロック内の個別電極2と接触される個別電極用線
状パターン13(13A)と他方のブロック内の個別電
極2と接触される個別電極用線状パターン13(13
B)とが互いに離間して形成されている。
【0036】したがって、ソース側に並設される複数の
コンタクトフィルム11のうちの両端のコンタクトフィ
ルム11Aは、内側のコンタクトフィルム11Bと同一
形状のものを二分割することによって容易に得ることが
できる。したがって、コンタクトフィルム11の製作及
び取付け工数の増大を防止することができる。
【0037】さらにこの実施例においては、図3及び図
4から判るように、個別電極用線状パターン13が個別
電極2の配列方向に沿って互いに平行に配列されてお
り、且つ、個別電極2の長さ方向に対し鋭角に交差して
延びている。
【0038】したがって、個別電極用線状パターン13
が個別電極2の長さ方向に対し直交して延びている場合
と比べて、個別電極2の配列方向におけるコンタクトフ
ィルム11の可撓性を向上させることができる。したが
って、個別電極2と個別電極用線状パターン13との接
触の信頼性が一層向上する。
【0039】さらにこの実施例においては、図4に示す
ように、個別電極用線状パターン13の1つがコンタク
トフィルム11の隣接端11aに沿って形成されている
ので、隣接するコンタクトフィルム11間の隙間を狭め
る方向に最大限の調整幅を確保することができる。
【0040】さらにこの実施例においては、各コンタク
トフィルム11上のパターン連結部14は、隣り合う個
別電極用線状パターン13の一端部間を連結して個別電
極2の配列方向に連続して延びている。したがって、隣
り合う個別電極用線状パターン13の一端部間又は他端
部間がパターン連結部により交互に連結されている場合
に比べて、個別電極2の配列方向におけるコンタクトフ
ィルム11の可撓性は低下するが、個別電極用線状パタ
ーン13を経由して個別電極2に達する信号経路の長さ
のばらつきによる抵抗値のばらつきを低減することがで
きるので、各個別電極2に供給される液晶駆動信号のレ
ベルをほぼ均一化することができる。
【0041】なお、図示は省略するが、後述する図10
の実施例と同様に、隣り合う個別電極用線状パターン1
3の一端部間又は他端部間をパターン連結部14により
交互に連結してもよい。このような連結形態の場合、上
述した図3,図4の連結形態に比べて、個別電極2の配
列方向におけるコンタクトフィルム11の可撓性を一層
向上させることができる。
【0042】図5は本発明の他の実施例を示す図2と同
様の要部平面図である。この実施例においては、個別電
極用線状パターン13は個別電極2の長さ方向に沿って
互いに平行に配列されており、且つ、個別電極2の長さ
方向に対し直交して延びている。また、パターン連結部
14は個別電極2の配列方向に位置をずらして配置され
ている。他の構成は図2〜4の実施例と同様である。し
たがって、個別電極用線状パターン13が個別電極2の
長さ方向に対し鋭角に交差して延びている場合と比較す
ると、個別電極2の配列方向におけるコンタクトフィル
ム11の可撓性は低いものとなるが、各個別電極2に接
触させる個別電極用線状パターン13の本数を増やすこ
とができるので、個別電極2と個別電極用線状パターン
13との接触の信頼性の低下を防止することができる。
【0043】図6から図9までは本発明の他の実施例を
示したものであり、図6はコンタクトフィルム11の平
面図、図7(a)は図6のコンタクトフィルムの要部拡
大平面図、図7(b)は同図(a)のコンタクトフィル
ムの個別電極用線状パターン及び島状パターンと個別電
極との接触状態を説明するための要部平面図である。ま
た、図8(a)は図6のコンタクトフィルムの端部を島
状パターン間で切断し除去した場合の要部拡大平面図、
図8(b)は同図(a)のコンタクトフィルムの個別電
極用線状パターン及び島状パターンと個別電極との接触
状態を説明するための要部平面図である。さらに、図9
(a)は図6のコンタクトフィルムの端部を島状パター
ンと個別電極用線状パターンとの間で切断し除去した場
合の要部拡大平面図、図9(b)は同図(a)のコンタ
クトフィルムの個別電極用線状パターンと個別電極との
接触状態を説明するための要部平面図である。
【0044】これらの図を参照すると、この実施例の液
晶表示パネル検査用コンタクト装置は、図2〜図5の実
施例と同様に、液晶表示パネル1の基板上に複数のブロ
ックに分かれて配列形成された複数の個別電極2に表示
品位等の検査用の信号を同時に供給するものとなってい
る。そして、この実施例における複数のコンタクトフィ
ルム11は、液晶表示パネル1の各ブロック間で隙間を
介して隣接するように、液晶表示パネル1の個別電極2
の配列方向に並設されている。また、各コンタクトフィ
ルム11は、例えばポリイミド等の可撓性及び絶縁性を
有するベースフィルム12上に液晶表示パネル1のブロ
ック内の複数の個別電極2と接触させるための複数の個
別電極用線状パターン13と、隣り合う個別電極用線状
パターン13間を連結する複数のパターン連結部14と
を形成したものとなっている。
【0045】さらに、各コンタクトフィルム11のベー
スフィルム12上の各個別電極用線状パターン13の配
置区間の一端部の外側には個別電極2の長さ方向に沿っ
て互いに離間した複数個の島状パターン24が該個別電
極用線状パターン13の配置区間の一端部に対し隙間を
介して配設されており、個別電極用線状パターン13の
端部より離間した個別電極2は島状パターン24及び他
の個別電極2を介して個別電極用線状パターン13と接
続可能とされている。
【0046】また、ベースフィルム12上には、コモン
電極4と接触させるためのコモン電極用線状パターン1
5、並びに、リードパターン16,17等が形成されて
いる。これら個別電極用線状パターン13、パターン連
結部14、コモン電極用線状パターン15、リードパタ
ーン16,17、島状パターン24等は例えば銅箔等の
導体からなり、好ましくは無電解メッキによりベースフ
ィルム12上に形成される。
【0047】なお、この実施例においては、2つのコモ
ン電極用線状パターン15は島状パターン24と反対側
の個別電極用線状パターン13の配置区間の端部近傍に
並設されている。したがって、液晶表示パネル1のソー
ス側コモン電極4は個別電極2の配列区間の一端部近傍
に並設する必要がある。
【0048】図6〜図9に示す実施例においては、上述
したように、コンタクトフィルム11が、液晶表示パネ
ル1の各ブロック間で隙間を介して隣接するように、液
晶表示パネル1の個別電極2の配列方向に並設されてお
り、さらに、各コンタクトフィルム11上の各個別電極
用線状パターン13の配置区間の一端部の外側には個別
電極2の長さ方向に沿って互いに離間した複数個の島状
パターン24が該個別電極用線状パターン13の配置区
間の一端部に対し隙間を介して配設されているので、個
別電極用線状パターン13の配置区間の特に個別電極2
の配列方向の寸法に加工精度上の誤差が生じていても、
図8又は図9に示すように、必要に応じて島状パターン
24の間若しくは島状パターン24と個別電極用線状パ
ターン13との間でコンタクトフィルム11の端部を切
除することにより、コンタクトフィルム11上の個別電
極用線状パターン13と島状パターン24の配置区間の
総和長さ寸法を容易に液晶表示パネル1のブロック内の
個別電極2の配列区間寸法と一致させることができる。
【0049】また、個別電極用線状パターン13の端部
より離間した個別電極2は、図7(b),図8(b)及
び図9(b)にそれぞれ示すように、島状パターン24
及び他の個別電極2を介して個別電極用線状パターン1
3と接続されることとなるので、各個別電極2と個別電
極用線状パターン13との接触の信頼性を確保すること
ができる。
【0050】さらに、コンタクトフィルム11の端部を
切除する際に、個別電極用線状パターン13又は島状パ
ターン24を切断する必要がないので、個別電極用線状
パターン13又は島状パターン24に切断によるめくれ
や曲がり癖等の変形が生じることを防止できる。したが
って、各個別電極2と個別電極用線状パターン13又は
島状パターン24との接触の信頼性を確保しつつ、コン
タクトフィルム11の寸法調整を行うことができる。
【0051】さらに、この実施例においては、各コンタ
クトフィルム11上の個別電極用線状パターン13の配
置区間の一端部が凹凸形状をなしており、島状パターン
24が該凹凸形状に沿って互いに千鳥状に配置されてい
るので、島状パターン24間及び島状パターン24と個
別電極用線状パターン13との間にコンタクトフィルム
11の切断を容易にするための十分な隙間を確保しつ
つ、島状パターン24及び個別電極用線状パターン13
に対する個別電極2の接触面積を増大させることができ
る。
【0052】さらに、この実施例においては、個別電極
用線状パターン13が個別電極2の長さ方向に沿って互
いに平行に配列され、且つ、個別電極2の長さ方向に対
し直交して延びており、パターン連結部14は個別電極
2の配列方向に位置をずらして配置されているので、個
別電極用線状パターン13が個別電極2の長さ方向に対
し鋭角に交差して延びている場合と比較すると、個別電
極2の配列方向におけるコンタクトフィルム11の可撓
性は低いものとなるが、各個別電極2に接触させる個別
電極用線状パターン13の本数を増やすことができるの
で、個別電極2と個別電極用線状パターン13との接触
の信頼性の低下を防止することができる。
【0053】図10及び図11は図6〜図9に示す実施
例と類似の他の実施例を示したものである。この実施例
においては、ソース側のコンタクトフィルム11の個別
電極用線状パターン13は個別電極2の配列方向に沿っ
て互いに平行に配列されており、且つ、個別電極2の長
さ方向に対し鋭角に交差して延びている。したがって、
図6の個別電極用線状パターン配列形態と比べて、個別
電極2の配列方向におけるコンタクトフィルム11の可
撓性を向上させることができる。したがって、個別電極
2と個別電極用線状パターン13との接触の信頼性が一
層向上する。
【0054】また、この実施例においては、隣り合う個
別電極用線状パターン13の一端部間又は他端部間がパ
ターン連結部14により交互に連結されているので、パ
ターン連結部14が隣り合う個別電極用線状パターン1
3の一端部間を連結して個別電極2の配列方向に連続し
て延びている場合に比べて、個別電極2の配列方向にお
けるコンタクトフィルム11の可撓性を一層向上させる
ことができる。
【0055】図12(a),(b)はそれぞれ図6及び
図10に示す実施例の変形例を示したものであり、図1
2(a)の変形例においては、島状パターン24と個別
電極用線状パターン13の端部とが該パターンよりも小
幅の線状連結部28により連結され、また、図12
(b)の変形例においては、島状パターン24と個別電
極用線状パターン13又はパターン連結部14の端部と
が該パターン等よりも小幅の線状連結部28により連結
されていることを特徴とする。このような連結形態を採
用した場合、個別電極用線状パターン13や島状パター
ン24等を電解メッキにより容易に形成することができ
る。また、線状連結部28は個別電極用線状パターン1
3や島状パターン24よりも小幅に形成されているの
で、コンタクトフィルム11を線状連結部28の箇所で
切断することが可能であり、且つ、コンタクトフィルム
11を線状連結部28の箇所で切断しても、液晶表示パ
ネル1の個別電極2と個別電極用線状パターン13又は
島状パターン24等との接触の信頼性が損なわれること
はない。
【0056】以上、本発明の図示実施例につき説明した
が、本発明は上記実施例の態様のみに限定されるもので
はなく、例えば図3に示す個別電極用線状パターン13
間のパターン連結部14を図10に示すような配置にし
てもよい。また、図10に示す個別電極用線状パターン
13間のパターン連結部14を図3に示すような配置に
してもよい。さらに、島状パターン24は四角形状に限
られず、例えば丸形状であってもよい。さらに、図6の
実施例では図7〜図9に示すように、コンタクトフィル
ム11の寸法を3段階に調整を行うことができるが、島
状パターン24の千鳥状配列の列数を増すことにより、
コンタクトフィルム11の寸法を4段階に調整可能とす
ることができる。さらに、液晶表示パネルのゲート側に
おいても全ての個別電極に同一信号を同時に供給する必
要があるときは、ゲート側に上述したソース側コンタク
トフィルムと同様のパターン構成のコンタクトフィルム
を用いることができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、液晶表示パネルの各ブロック内の個別電極の
配列区間寸法に合わせてコンタクトフィルムの寸法調整
を行うことができるので、液晶表示パネルの各電極配列
ブロック内の全ての個別電極に対しコンタクトフィルム
の個別電極用線状パターンを確実に接触させることがで
きる液晶表示パネル検査用コンタクト装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示パネルの構成例を示す概略平面図であ
る。
【図2】本発明を図1に示す液晶表示パネル検査用コン
タクト装置に適用した場合の一実施例を示すコンタクト
装置の要部断面図である。
【図3】図2のコンタクト装置に組み込まれる取付板上
にコンタクトフィルムを並設した状態を示す要部平面図
である。
【図4】図3に示すコンタクトフィルムの隣接端近傍の
個別電極用線状パターンと個別電極との接触状態を説明
した要部拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す図2と同様の要部平
面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すコンタクトフィルム
の平面図である。
【図7】(a)は図6のコンタクトフィルムの要部拡大
平面図、(b)は(a)のコンタクトフィルムの個別電
極用線状パターン及び島状パターンと個別電極との接触
状態を説明するための要部平面図である。
【図8】(a)は図6のコンタクトフィルムの端部を島
状パターン間で切断し除去した場合の要部拡大平面図、
(b)は(a)のコンタクトフィルムの個別電極用線状
パターン及び島状パターンと個別電極との接触状態を説
明するための要部平面図である。
【図9】(a)は図6のコンタクトフィルムの端部を島
状パターンと個別電極用線状パターンとの間で切断し除
去した場合の要部拡大平面図、(b)は(a)のコンタ
クトフィルムの個別電極用線状パターンと個別電極との
接触状態を説明するための要部平面図である。
【図10】図6〜図9に示す実施例と類似の他の実施例
を示ずコンタクトフィルムの平面図である。
【図11】図10に示すコンタクトフィルムの要部拡大
平面図である。
【図12】(a),(b)はそれぞれ図6及び図10に
示す実施例の変形例を示すコンタクトフィルムの要部拡
大平面図である。
【図13】従来のコンタクトフィルムの平面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 1a 基板 2 個別電極 4 コモン電極 10 コンタクト装置 11 コンタクトフィルム 11a 隣接端 12 ベースフィルム 13 個別電極用線状パターン 14 パターン連結部 15 コモン電極用線状パターン 16,17 リードパターン 24 島状パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 G01R 1/073 G02F 1/13 G09F 9/00 G01M 11/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルの基板上に複数のブロッ
    クに分かれて配列形成された複数の個別電極に表示品位
    等の検査用の信号を同時に供給するための液晶表示パネ
    ル検査用コンタクト装置において、液晶表示パネルのブ
    ロック内の個別電極の長さ方向に対し非平行に延びて該
    個別電極に接触される複数の個別電極用線状パターン
    と、隣り合う個別電極用線状パターン間を連結する複数
    のパターン連結部とを形成した複数のコンタクトフィル
    ムを備え、コンタクトフィルムは、液晶表示パネルの各
    ブロックのほぼ中央部で隙間を介して隣接するように、
    液晶表示パネルの個別電極の配列方向に並設されてお
    り、各コンタクトフィルムの隣接端は、液晶表示パネル
    のブロック内の個別電極の長さ方向に対し鋭角に交差し
    て延びていることを特徴とする液晶表示パネル検査用コ
    ンタクト装置。
  2. 【請求項2】 並設される複数のコンタクトフィルムの
    うちの両端のコンタクトフィルムの間に配設される内側
    のコンタクトフィルムは液晶表示パネルの隣り合う2つ
    のブロックに跨って配置されており、該内側のコンタク
    トフィルムには一方のブロック内の個別電極と接触され
    る個別電極用線状パターンと他方のブロック内の個別電
    極と接触される個別電極用線状パターンとが互いに離間
    して形成されていることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示パネル検査用コンタクト装置。
  3. 【請求項3】 個別電極用線状パターンが個別電極の配
    列方向に沿って互いに平行に配列され、且つ、個別電極
    の長さ方向に対し鋭角に交差して延びていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の液晶表示パネル検査用コン
    タクト装置。
  4. 【請求項4】 個別電極用線状パターンの1つがコンタ
    クトフィルムの隣接端に沿って形成されていることを特
    徴とする請求項3記載の液晶表示パネル検査用コンタク
    ト装置。
  5. 【請求項5】 パターン連結部は隣り合う個別電極用線
    状パターンの一端部間を連結して個別電極の配列方向に
    連続して延びていることを特徴とする請求項3記載の液
    晶表示パネル検査用コンタクト装置。
  6. 【請求項6】 隣り合う個別電極用線状パターンの一端
    部間又は他端部間がパターン連結部により交互に連結さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の液晶表示パネ
    ル検査用コンタクト装置。
  7. 【請求項7】 個別電極用線状パターンは個別電極の長
    さ方向に沿って互いに平行に配列され、且つ、個別電極
    の長さ方向に対し直交して延びており、パターン連結部
    は個別電極の配列方向に位置をずらして配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示パネル
    検査用コンタクト装置。
  8. 【請求項8】 液晶表示パネルの基板上に複数のブロッ
    クに分かれて配列形成された複数の個別電極に表示品位
    等の検査用の信号を同時に供給するための液晶表示パネ
    ル検査用コンタクト装置において、 液晶表示パネルのブロック内の複数の個別電極と接触さ
    れる複数の個別電極用線状パターンと、隣り合う個別電
    極用線状パターン間を連結する複数のパターン連結部と
    を形成した複数のコンタクトフィルムを備え、 コンタクトフィルムは、液晶表示パネルの各ブロック間
    で隙間を介して隣接するように、液晶表示パネルの個別
    電極の配列方向に並設されており、 各コンタクトフィルム上の各個別電極用線状パターンの
    配置区間の一端部の外側には個別電極の長さ方向に沿っ
    て互いに離間した複数個の島状パターンが該個別電極用
    線状パターン配置区間の一端部に対し隙間を介して配設
    されており、個別電極用線状パターンの端部より離間し
    た個別電極は島状パターン及び他の個別電極を介して個
    別電極用線状パターンと接続可能であることを特徴とす
    る液晶表示パネル検査用コンタクト装置。
  9. 【請求項9】 各コンタクトフィルム上の個別電極用線
    状パターンの配置区間の一端部が凹凸形状をなし、島状
    パターンが該凹凸形状に沿って互いに千鳥状に配置され
    ていることを特徴とする請求項8記載の液晶表示パネル
    検査用コンタクト装置。
  10. 【請求項10】 個別電極用線状パターンが個別電極の
    長さ方向に沿って互いに平行に配列され、且つ、個別電
    極の長さ方向に対し直交して延びており、パターン連結
    部は個別電極の配列方向に位置をずらして配置されてい
    ることを特徴とする請求項8記載の液晶表示パネル検査
    用コンタクト装置。
  11. 【請求項11】 個別電極用線状パターンは個別電極の
    配列方向に沿って互いに平行に配列され、且つ、個別電
    極の長さ方向に対し鋭角に交差して延びていることを特
    徴とする請求項8記載の液晶表示パネル検査用コンタク
    ト装置。
  12. 【請求項12】 隣り合う個別電極用線状パターンの一
    端部間又は他端部間がパターン連結部により交互に連結
    されていることを特徴とする請求項11記載の液晶表示
    パネル検査用コンタクト装置。
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