JPH09152047A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JPH09152047A
JPH09152047A JP31503995A JP31503995A JPH09152047A JP H09152047 A JPH09152047 A JP H09152047A JP 31503995 A JP31503995 A JP 31503995A JP 31503995 A JP31503995 A JP 31503995A JP H09152047 A JPH09152047 A JP H09152047A
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Hiroaki Yoshida
Shigeru Shirai
白井  滋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯水混合装置における混合湯温の変動を抑制
する。 【解決手段】 バイアスばね10と感温コイルばね12
とにより可動弁体7を移動させて湯水の混合比率を調節
する混合弁2に、シャワー24またはカラン24に湯水
を切換流入させる流量弁18を連通させ、流量設定手段
30から流量弁制御手段33へ流量変更信号が入力され
ると流量弁制御手段33による流量弁18の制御仕様を
制御変更手段35によって変更して急激な混合湯温の変
動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯と水の混合比率
を調節して所望の混合湯温を得ることができる湯水混合
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の湯水混合装置は、例えば
特開平6−168035号公報に開示されており、以
下、図を参照して従来の湯水混合装置について説明す
る。図11において、101は給湯管、102は給水管
で、それぞれ湯水混合弁103に湯および水を供給して
いる。湯水混合弁103は、移動可能な可動弁体104
を有し、この可動弁体104が水側弁座105と湯側弁
座106との間を変位することによって湯水の混合比を
調節している。また、可動弁体104は、温度に応じて
ばね定数が変化し混合湯の温度上昇にともない湯の割合
を減少させる方向に付勢する感温コイルばね107と、
この感温コイルばね107と反対方向に付勢するバイア
スばね108との力の釣り合いによって変化する位置が
決められる構造となっている。感温コイルばね107
は、温度に応じてばね定数が変化する金属、例えばニッ
ケルチタン合金からなる形状記憶合金(SMA)により
形成されており、バイアスばね108は温度に関して一
定のばね定数を有する通常のばね材料によって形成され
ている。すなわち、外乱等により混合湯温が変動すると
感温コイルばね107の予荷重が変化し、可動弁体10
4が変位して混合湯温が元の温度に維持されるように機
械的フィードバック制御を行っている。
【0003】109は感温コイルばね107の予荷重を
調節する予荷重調節手段で、感温コイルばね107の予
荷重を調節して変更することにより、あらたに調節され
た感温コイルばね107の予荷重とバイアスばね108
の力とが釣り合う位置へ可動弁体104を変位し、湯水
の混合比が変更できるように構成されている。この予荷
重調節手段109について説明すると、まず、操作部
(図示せず)により設定された設定温度に対応した初期
値に予荷重を設定するように初期予荷重設定手段110
によって制御される。その後、湯水混合弁103の下流
側に設けられた温度検出手段111により検出された混
合湯の温度と設定温度とに偏差が存在する場合は、偏差
の大きさに基づいてフィードバック制御を実施するか否
かを制御実施判定手段112により判定し、フィードバ
ック制御を実施すると判定されたとき、予荷重調節手段
109は予荷重制御手段113により偏差を打ち消す側
に制御される。すなわち、制御実施判定手段112は、
混合湯の温度と設定温度との偏差が所定の範囲内にある
ときには、フィードバック制御を実施すると判定し、偏
差が所定の範囲外にあるときには実施しないと判定する
ように構成されている。
【0004】この場合のフィードバック制御処理におけ
るルーチンは図12に示すように動作し、このルーチン
は所定時間毎、たとえば100ms毎に実行されるよう
になっている。このルーチンについて説明すると、ま
ず、設定温度TPと、温度検出手段111によって検出
される混合湯の温度TCとを読み込む処理を実行し(ス
テップS130)、設定温度TPと混合湯の温度TCと
の差を温度偏差ΔTとしてセットする(ステップS13
1)。このセットされた温度偏差ΔTの絶対値は、閾値
TR1および閾値TR2と比較し、温度偏差ΔTの絶対
値が、閾値TR1以上の時または閾値TR2以下のとき
にはルーチンを終了する(ステップS132、ステップ
S133)。なお、閾値TR1は、フィードバック制御
の開始を判定する値であり、閾値TR2は設定温度TP
から許容される温度範囲の最大値である。
【0005】温度偏差ΔTの絶対値が、閾値TR1より
も小さく、閾値TR2よりも大きいときは、温度偏差Δ
Tに比例定数Kを乗じた予荷重調節量ΔFを算出し(ス
テップS134)、予荷重調節手段109により予荷重
をΔFだけ増加して(ステップS135)ルーチンを終
了する。
【0006】出湯開始直後には、給湯機からの配管に停
滞している水が流出するので、混合湯の温度TCは、設
定温度TPよりもかなり低い値となる。このとき、感温
コイルばね107は低い温度に応じてばね定数を変化さ
せ、可動弁体104は湯の割合を増加させる方向に変位
する。従って湯の割合が大きくなることにより、死水吐
水は早く完了させる。給湯機からの湯が、湯水混合弁1
03に到達すると、混合湯温TCは急激に上昇する。こ
の温度上昇に伴い、感温コイルばね107は俊敏にばね
定数を変化させ、可動弁体104は湯の割合を減少させ
る方向に変位する。温度偏差ΔTが閾値TR1以下とな
ると、フィードバック制御が開始され、感温コイルばね
107による温度制御では解消できない温度偏差ΔTを
解消し、混合湯の温度TCは設定温度TPに保持される
というものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
湯水混合装置にあっては、湯水混合弁103の下流側に
混合湯の流量調節、切換え、止水を行う流量弁が設けら
れており、流量変更が行われる場合においても、同一の
制御を行うため、湯水混合弁103の下流側の圧力など
の影響を受け、混合湯温が変動してしまうという問題点
があった。
【0008】また、感温コイルばね107を用いた湯水
混合装置において、何らかの外乱が生じ、混合湯温を検
出するサンプリング時間(ルーチン実行時間)の間に温
度偏差ΔTが閾値TR2以下から閾値TR1以上に急激
に変動し、かつ、感温コイルばね107による温度制御
により温度偏差ΔTが閾値TR1よりも小さくならなか
った場合、フィードバック制御が行われず、混合湯の温
度TCは設定温度TPと大きくずれたままで維持される
可能性があった。特に、湯水混合装置に混合湯の流量調
節、切換え、止水を行う流量弁が設置され、急激に流量
変更等が行われた場合には、混合湯の温度TCが大きく
変動するという問題点があった。
【0009】さらに、何らかの外乱により温度偏差ΔT
が閾値TR1より小さくかつ閾値TR2より大きい値と
なった場合、感温コイルばね107による温度制御が行
われると同時にフィードバック制御が行われるため、行
き過ぎ制御が生じ、逆にオーバーシュートやアンダーシ
ュートが発生する可能性があった。特に、湯水混合弁1
03の下流側で急激に流量変更が行われ、温度偏差ΔT
が閾値TR1に近い値となったときには、フィードバッ
ク制御による予荷重調節と感温コイルばね107による
温度制御とがともに大きくなり、ハンチングが発生する
という問題点があった。
【0010】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、感温コイルばねとバイアスばねとにより可動弁体が
変位する混合弁と流量変更が可能である流量弁を有した
湯水混合装置において、流量弁により流量変更を行った
際に制御仕様を変更することによって混合湯温の変動を
抑制することを第一の課題としている。
【0011】また、流量弁により流量変更を行った際
に、行き過ぎ制御によるオーバーシュートおよびアンダ
ーシュートを防止することができる湯水混合装置を提供
することを第二の課題としている。
【0012】また、流量弁により流量変更を行う際に生
じる混合湯温変動を、流量弁の駆動速度を切り換えるこ
とによって防止できる湯水混合装置を提供することを第
三の課題としている。
【0013】また、正確な混合湯温制御を必要としない
温度範囲においては、不要な制御を実施しないで操作性
および応答性がよい湯水混合装置を提供することを第四
の課題としている。
【0014】また、使用者が特に不快感を感じるオーバ
ーシュートを抑制できる湯水混合装置を提供することを
第五の課題としている。
【0015】さらに、所定の間隔以上で段階的に流量変
更を行い、急激な流量変更を防止することによって、流
量変更にともなう混合湯温変動がない湯水混合装置を提
供することを第六の課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記する課題を
解決するために、流量設定手段から流量弁制御手段への
信号入力により混合弁制御手段かまたは流量弁制御手段
かのいづれか一方の制御仕様を変更する制御変更手段を
備えることとしたものである。
【0017】そして、この制御変更手段によって、混合
湯の急な湯温変動を抑制することができる作用を奏する
ものである。
【0018】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために、請求
項1に記載の発明の湯水混合装置においては、湯と水の
混合比を調節する可動弁体と、混合湯の温度上昇にとも
ない湯の割合を減少させる方向に可動弁体を付勢する感
温体と、可動弁体を感温体が付勢する方向と反対方向に
付勢するバイアスばねと、感温体またはバイアスばねの
少なくとも一方の付勢力を可変し混合温度を調節する電
気的付勢力調節手段と、可動弁体と感温体とバイアスば
ねと付勢力調節手段を有する混合弁と、混合湯の流量を
調節する流量弁と、流量弁を駆動する流量弁駆動手段
と、混合弁の下流側に設けられて混合湯の温度を検出す
る温度検出手段と、混合湯の温度設定を行う温度設定手
段と、温度検出手段により検出した温度と温度設定手段
により設定された設定温度との偏差が所定の範囲以上で
あるときに偏差を打ち消す側に電気的付勢力調節手段を
フィードバック制御する混合弁制御手段と、混合湯の流
量調節および出湯停止を行う流量決定手段と、流量弁駆
動手段を制御する流量弁制御手段と、流量設定手段から
流量弁制御手段への信号入力がある場合に急激な混合湯
温変動を抑制するように少なくとも混合弁制御手段また
は流量弁制御手段のいづれか一方の制御仕様を変更する
制御変更手段とを備えたものである。
【0019】そして、上記発明により、流量設定手段か
らの流量変更の信号入力があると、急激な混合湯温の変
動を抑制するように、制御変更手段が少なくとも混合弁
制御手段または流量弁制御手段のいずれか一方の制御仕
様を変更し、その後に、流量弁駆動手段が流量弁を駆動
して流量変更を行うので、流量の変更に伴う諸条件、例
えば混合弁の下流側における圧力変動の影響による混合
湯温の変動を抑制することができる。
【0020】また、請求項2に記載の発明の湯水混合装
置は、湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混合湯の
温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に可動弁
体を付勢する感温体と、可動弁体を感温体が付勢する方
向と反対方向に付勢するバイアスばねと、感温体または
バイアスばねの少なくとも一方の付勢力を可変し混合温
度を調節する付勢力調節手段と、可動弁体と感温体とバ
イアスばねと付勢力調節手段を有する混合弁と、混合湯
の流量を調節する流量弁と、流量弁を駆動する流量弁駆
動手段と、混合弁の下流側に設けられて混合湯の温度を
検出する温度検出手段と、混合湯の温度設定を行う温度
設定手段と、温度検出手段により検出した温度と温度設
定手段により設定された設定温度との偏差が所定の範囲
以上であるときに偏差を打ち消す側に電気的付勢力調節
手段をフィードバック制御する混合弁制御手段と、混合
湯の流量調節を行う流量設定手段と、流量弁駆動手段を
制御する流量弁制御手段と、流量設定手段から流量弁制
御手段への信号入力がある場合に混合弁制御手段による
フィードバック制御を所定の時間停止する制御変更手段
とを備えたものである。
【0021】そして、この手段により、流量設定手段か
らの流量変更の信号入力があると、制御変更手段から混
合弁制御手段に制御変更信号が出力され、流量弁制御手
段による流量弁の制御が行われると同時に混合弁制御手
段が所定の時間だけフィードバック制御を停止するの
で、流量変更による温度変動が起こっても感温体の付勢
力変化に伴う温度制御と混合弁制御手段によるフィード
バック制御とが、流量変動による最大偏差に対して同時
に行われないようになり、行き過ぎ制御によるオーバー
シュートやアンダーシュートを防止することができる。
【0022】この場合に、請求項3に記載の発明のよう
に、制御変更手段は感温体の熱応答時間以上にフィード
バック制御を停止させるようにすると効果的である。
【0023】すなわち、制御変更手段から混合弁制御手
段に制御変更信号が出力され、流量弁制御手段による流
量弁の制御が行われると同時に、混合弁制御手段がフィ
ードバック制御を停止する時間は感温体の熱応答時間以
上としているので、流量を変更した後の感温体の温度制
御と混合弁制御手段によるフィードバック制御とが重複
することはなく、確実に行き過ぎ制御によるオーバーシ
ュートやアンダーシュートを防止することができる。
【0024】また、請求項4に記載の発明の湯水混合装
置は、湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混合湯の
温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に可動弁
体を付勢する感温体と、可動弁体を感温体が付勢する方
向と反対方向に付勢するバイアスばねと、感温体または
バイアスばねの少なくとも一方の付勢力を可変し混合温
度を調節する付勢力調節手段と、可動弁体と感温体とバ
イアスばねと付勢力調節手段を有する混合弁と、混合湯
の流量を調節する流量弁と、流量弁を駆動する流量弁駆
動手段と、混合弁の下流側に設けられて混合湯の温度を
検出する温度検出手段と、混合湯の温度設定を行う温度
設定手段と、温度検出手段により検出した温度と温度設
定手段により設定された設定温度との偏差が所定の範囲
以上であるときに偏差を打ち消す側に付勢力調節手段を
フィードバック制御する混合弁制御手段と、混合湯の流
量調節を行う流量設定手段と、流量弁駆動手段を制御す
る流量弁制御手段と、流量弁制御手段に設けられた流量
弁駆動手段の駆動速度を低速で制御する低速駆動部と、
流量設定手段から流量弁制御手段への信号入力があった
場合に低速駆動部による制御を開始する制御変更手段と
を備えたものである。
【0025】そして、流量設定手段からの流量変更の信
号入力があると、制御変更手段から流量制御手段に制御
変更信号が出力されるので、流量制御手段における低速
駆動部は流量弁の開閉が選択され場合の流量弁駆動速度
よりも低速で流量弁を駆動する。従って、流量の変更中
に混合弁制御手段によりフィードバック制御が行われ、
流量の変更による混合湯温の変動を多段階に分割した形
となって温度偏差が抑制されるので、行き過ぎ制御を防
止することができるとともに、混合湯温変動を抑制で
き、加えて、混合湯温変動とは無関係の流量弁の開閉は
迅速に行うことができる。
【0026】また、請求項5に記載の発明の湯水混合装
置は、制御変更手段に温度設定手段で設定された設定温
度が所定の範囲内であることを判定する設定温度判定手
段を設け、制御変更手段は設定温度が所定の範囲内であ
れば変更信号を出力するようにしたものである。
【0027】そして、設定温度判定手段によって設定温
度が所定範囲内にあると判断した場合にのみ、制御変更
手段が制御変更信号を出力するので、正確な温度制御を
必要とする温度範囲外での流量変更に伴う不要な制御の
切換えを抑制でき、操作性や応答性を向上できるもので
ある。
【0028】また、請求書項6に記載の発明の湯水混合
装置は、流量変更時の状態および流量変更直後の混合湯
温を記憶する記憶手段と、流量設定手段により流量を変
更する場合に、流量設定手段からの入力と流量変更時の
状態と同一条件の記憶手段に記憶されている混合湯温が
設定温度より高いときには制御変更手段を停止する判定
手段とを設けたものである。
【0029】そして、記憶手段が流量設定手段から入力
された信号(変更流量)に応じて、流量変更時の状態と
その流量変更後の混合湯温を記憶するとともに、判定手
段が流量設定手段からの流量変更の入力があると流量変
更信号と流量変更時の状態が同一条件である記憶手段に
記憶されている混合湯温を記憶手段から入力し、入力し
た混合湯温が設定温度よりも高い場合には、流量を変更
する時に制御変更手段を停止するので、流量変更にとも
ない混合湯温が設定温度よりも高い場合は、直ちに混合
弁制御手段によりフィードバック制御を行い、設定温度
よりも高い混合湯温の出湯時間を最小限にすることがで
きる。
【0030】さらに、請求項7に記載の発明の湯水混合
装置は、湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混合湯
の温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に可動
弁体を付勢する感温体と、可動弁体を感温体が付勢する
方向と反対方向に付勢するバイアスばねと、感温体また
はバイアスばねの少なくとも一方の付勢力を可変し混合
温度を調節する付勢力調整手段と、可動弁体と感温体と
バイアスばねと電気的付勢力調節手段を有する混合弁
と、混合湯の流量を調節する流量弁と、流量弁を駆動す
る流量弁駆動手段と、混合弁の下流側に設けられ混合湯
の温度を検出する温度検出手段と、混合湯の温度設定を
行う温度設定手段と、温度検出手段により検出した温度
と温度設定手段により設定された設定温度との偏差が所
定の範囲以上であるときに偏差を打ち消す側に付勢力調
節手段をフィードバック制御する混合弁制御手段と、混
合湯の流量調節を段階的に設定する流量設定手段と、流
量設定手段による設定に応じて流量弁駆動手段を制御す
る流量弁制御手段と、流量設定手段から流量弁制御手段
への入力信号を所定の間隔以上とする入力規制手段とを
備えたものである。
【0031】そして、流量設定手段による混合湯の流量
設定を段階的に行うとともに、連続して流量変更が行わ
れた場合には入力規制手段によって流量設定手段から流
量弁制御手段への信号が所定の間隔以上で入力されるの
で、急激な流量変更が行われることはなく、流量変更に
伴う混合湯温のオーバーシュート、アンダーシュート、
あるいは温度オフセット、すなわち設定温度に対する混
合湯温のずれを防止することができる。
【0032】以下本発明の実施例について図1から図1
0にもとづいて説明する。 (実施例1)図1は湯水混合装置の構成図を示し、図1
において、湯水を供給する給湯管1は混合弁2に連通
し、この混合弁2には、給湯管1と、給水管3とから湯
と水がそれぞれ供給される。また混合弁2は、ハウジン
グ4に設けられた湯入口5および水入口6から湯水が供
給され、可動弁体7の可動によって湯側弁座8および水
側弁座9との隙間の距離が反比例的に変わり、湯水の混
合比が調節される構成となっている。この可動弁体7
は、湯と水が周囲から内側に流入するように筒状形で、
バイアスばね10によって、図1における右側方向に付
勢されているとともに、混合流路11に設けた温度に応
じてばね定数が変化する感温体である感温コイルばね1
2によって図1における左側方向に付勢されている。感
温コイルばね12は、温度に応じてばね定数が変化する
ことから、同じ拘束長さであれば付勢力が変化すること
になり、可動弁体7、バイアスばね10と感温コイルば
ね12との付勢力が釣り合う位置へ押されて移動し、変
位する。また、バイアスばね10の付勢力および感温コ
イルばね12の付勢力を電気的に加減調節する付勢力調
節手段13を回転することにより、付勢力調節軸14お
よび雄ねじ軸15が回転し、雌ねじを有する可動ばね受
け16が進退する構成となっている。
【0033】また、混合弁2の流出口17は、流量弁1
8の入口19と連通し、この流量弁18は、球状弁体2
0を弁軸21を介して流量弁駆動手段22で回転するこ
とにより、シャワー23またはカラン24の切り換えお
よび各々の流量調節ができるように構成されている。な
お、バイアスばね10と可動ばね受け16との間に設け
たリング状のシート部材25は、バイアスばね10およ
び可動ばね受け16相互のすべりを良くし、バイアスば
ね10の不自然なねじれが防止し、また、感温コイルば
ね12の当接部に設けられたリング状のシート部材26
は、同様に感温コイルばね12の不要なねじれ作用を防
止し、湯水混合による良好な温度調節性能の確保のため
に有効に作用している。
【0034】使用者が実際に操作を行う操作部27に
は、混合湯温を設定する温度設定手段28、流量弁18
の開閉すなわち混合湯が流れるシャワー23またはカラ
ン24を選択する開閉選択手段29および混合湯の流量
変更を設定する流量設定手段30が設けられている。混
合弁制御手段31は温度設定手段28により設定された
設定温度TPと温度検出手段32によって検出された混
合湯温の偏差を算出し、ついで偏差に応じた付勢力調節
手段13の駆動量を決定した後、偏差を打ち消す側に付
勢力調節手段13を駆動し、電気的フィードバック制御
を行っている。流量弁駆動手段22を制御する流量弁制
御手段33は、開閉選択手段29および流量設定手段3
0からの入力に応じて流量弁駆動手段22の駆動量を算
出して流量弁駆動手段22を駆動している。
【0035】開閉選択手段29により、シャワー23ま
たはカラン24が選択されると、その信号は直ちに流量
弁制御手段33に入力され、流量設定手段30からの信
号は判定手段34および制御変更手段35を介して入力
されるようになっている。この判定手段34は、流量設
定手段30からの信号が入力されると、その時の流量設
定の変更量と湯水混合装置の状態(設定温度TP、開成
流出路)を操作部27から入力し(流量設定手段30が
流量変更信号と同時に出力すればより無駄時間は低減で
きる)、前回の使用時に同様の流量設定変更量と湯水混
合装置の状態に応じて記憶されている流量変更直後の記
憶混合湯温TCを記憶手段36から入力する。
【0036】ここで、記憶手段36は、流量変更に際し
て流量変更量と湯水混合装置の状態に対応して流量変更
直後の混合湯温を記憶混合湯温TCとして記憶・更新
し、温度検出手段32および操作部27からそのデータ
を入力している。判定手段34は記憶手段36から入力
した記憶混合湯温TCが設定温度TPよりも高い場合に
制御変更手段35を停止し、記憶混合湯温TCが設定温
度TPよりも低い場合には制御変更手段35を停止しな
いように動作する。制御変更手段35は、流量設定手段
30からの信号を入力すると同時に混合弁制御手段31
を停止するとともに、流量弁制御手段33に流量変更信
号を出力する。
【0037】従って、流量弁制御手段33により流量弁
駆動手段32が駆動され、流量変更が行われている間
は、混合弁制御手段31による電気フィードバック制御
は行われなく、また、制御変更手段35は流量変更が終
了すると同時に混合弁制御手段31を始動するようにな
っている。
【0038】つぎに、その動作について説明する。使用
者が温度設定手段28および流量設定手段30により温
度および流量の設定を行った後、開閉選択手段29によ
り流量弁18の開成を選択すると、まず可動弁体7が設
定温度TPに応じた位置となるようにバイアスばね10
の付勢力が付勢力調節手段13によって調節される。そ
して、流量設定手段30によって設定された流量に応じ
て流量弁制御手段33は流量弁駆動手段22を駆動し、
流量弁18が開成される。この流量弁18が開成される
と、給湯管1および給水管3から混合弁2の湯入口5お
よび水入口6へ流入した湯および水は、可動弁体7と湯
側弁座8および可動弁体7と水側弁座9との隙間距離に
応じて可動弁体7の周囲から内側に流入し、混合流路1
1で混合された混合湯が感温コイルばね12に接触しな
がら遭遇する。
【0039】このとき、可動弁体7の座位は、混合湯温
に対応した感温コイルばね12の付勢力と、設定温度T
Pに対応したバイアスばね10の付勢力との機械的な釣
り合いによって位置決めされる。つまり、付勢力調節手
段13によって設定された希望温度に見合うバイアスば
ね10の付勢力に対して実際の混合湯温が低い場合は、
感温コイルばね12の付勢力の方が小さくなり、湯側弁
座8と可動弁体7との隙間距離が拡がり、水側弁座9と
可動弁体7との隙間距離が狭まる方向に可動弁体7は移
動する。
【0040】逆に、付勢力調節手段13によって設定さ
れた設定温度TPに見合うバイアスばね10の付勢力に
対して実際の湯水湯温が高い場合は、感温コイルばね1
2の付勢力の方が大きくなり、湯側弁座8と可動弁体7
との隙間距離が狭り、水側弁座9と可動弁体7との隙間
距離が拡がる方向に可動弁体7は移動する。
【0041】このように、感温コイルばね12の作用に
よって、付勢力調節手段13で設定された希望温度に常
に保持されるように、自動的に機械的フィードバック制
御が機能し、可動弁体7が作動し、きめ細やかな温度調
節ができる。
【0042】また、機械的フィードバック制御だけであ
ると、感温コイルバネ12およびバイアスばね10のヒ
ステリシス等による温度オフセット(設定温度TPに対
する混合湯温のずれ)が生じてしまうため、制御部37
によって電気的フィードバック制御を行っている。電気
的フィードバック制御は、温度検出手段32によって検
出された混合湯温と温度設定手段28により設定された
設定温度TPとの偏差が、所定の偏差以上となったとき
に混合弁制御手段31によって行われる。混合弁制御手
段31は前記の偏差が所定の偏差以上となると、偏差の
絶対値に応じて偏差を打ち消す側に付勢力調節手段13
を駆動し、混合湯温が設定温度TPから所定の温度範囲
内に維持されるように動作する。この電気的フィードバ
ック制御は、混合弁制御手段31が設定温度TPに基づ
いて可動弁体7を初期位置に設定した後、開閉選択手段
29により流量弁18が開成され、温度検出手段32で
検出した混合湯温が設定温度付近になると動作を開始す
る。また、開閉選択手段29により流量弁18が閉止さ
れると電気的フィードバック制御は停止し、可動弁体7
は全開の使用時の位置を保持するようになっている。
【0043】しかし、流量弁18の開成中に流量設定手
段30により流量変更が選択され、流量変更が行われた
場合、電気的フィードバック制御が上記と同様に行われ
ると、湯水混合装置の動作を示す図2の点線のように行
き過ぎ制御が行われてしまう可能性がある。このこと
は、以下に説明するように混合弁2が作動することによ
って発生する。すなわち流量変更に際して流量弁18の
弁開度が変更され、混合弁2の下流側に圧力変動が生じ
るため、湯水混合比率が流量変更前と異なった値となっ
て混合湯温が変動し、混合湯温が変動すると温度偏差Δ
Tに応じて感温コイルばね12のばね定数が変化した状
態で、機械的フィードバック制御が行われる。このと
き、電気的フィードバック制御を行うと混合弁制御手段
21も温度偏差ΔTに応じて付勢力調節手段13を駆動
するため、温度偏差ΔTに対して二重の制御が行われ、
行き過ぎ制御ΔTOが生じるのである。その結果、使用
者はΔT+ΔTOの温度差を体感することになりまたこ
の行き過ぎ制御は特に急激な流量変更の際に起こりやす
い。
【0044】つぎに、流量変更時におけるフローチャー
トを示す図3を参照して流量変更の作用を説明する。な
お、このときの混合湯温変動は、図2の実際で示すよう
になる。まず、流量設定手段30から流量変更が入力さ
れると、判定手段34に記憶手段36から同一条件での
前回使用時における流量変更後の記憶混合湯温TCを入
力し(ステップS101)、入力した記憶混合湯温TC
と設定温度TPとの高低を判定する(ステップS10
2)。記憶混合湯温TCが設定温度TPよりも低い場
合、判定手段34は制御変更手段35へ信号を出力しな
いので、制御変更手段35は、流量変更信号を受けると
ただちに混合弁制御手段31の電気的フィードバック制
御を停止し(ステップS103)、流量弁制御手段33
により流量弁18を駆動して流量変更を行う(ステップ
S104)。流量変更が行われると、記憶手段36は温
度検出手段32から混合湯温を入力して前回のデータを
更新し、常に最新のデータを記憶するようになっている
(ステップ105)。制御変更手段35は、流量弁制御
手段33により流量変更が開始してから所定の待ち時間
を経過した後(ステップS106)、混合弁側御手段3
1による電気的フィードバック制御を再開する(ステッ
プS107)。
【0045】ここで電気的フィードバック制御の待ち時
間は感温コイルバネ12がほぼ混合湯温と同じ温度とな
り、そのばね定数が十分に変化するまでの熱応答時間t
1としているので、機械的フィードバック制御と電気的
フィードバック制御の重複がなく、行き過ぎ制御を防止
することができる。なお、電気的フィードバック制御の
待ち時間を感温コイルバネ12の熱応答時間t1よりも
短くしても、機械的フィードバック制御がある程度実行
された後(t2)であれば、行き過ぎ制御を抑制するこ
とが可能である。
【0046】記憶手段36によって記憶された記憶混合
湯温TCが設定温度TPよりも高い場合、判定手段34
は制御変更手段35へ停止信号出力し、制御変更手段3
5による電気的フィードバック制御の停止は行われない
状態となる。そして、流量変更は、電気的フィードバッ
ク制御が実行されながら流量弁制御手段33によって実
行される(ステップS108)、使用者に特に不快感を
与える設定温度TPよりも高い混合湯温の出湯時間を最
小限にすることができる。流量変更が行われると、記憶
手段36はステップS105と同様に温度検出手段32
から混合湯温を入力し、前回のデータを更新・記憶する
ようになっている(ステップS109)。
【0047】なお、水温を検出する水温検出手段または
湯温を検出する湯温検出手段の少なくとも一つを設け、
また水の混合弁上流側の圧力を検出する水側圧力検出手
段または湯の混合弁上流側の圧力を検出する湯側圧力検
出手段の少なくとも一つを設け、この検出結果を、流量
変更時の状態の因子に加えることで、各条件に応じた流
量変更直後の混合湯温変化をより正確に判定することが
可能となる。
【0048】以上述べたように本実施例によれば、流量
設定手段30から流量変更の入力がされた場合、混合弁
制御手段31による電気的フィードバック制御を停止す
るので、流量変更時の行き過ぎ制御を抑制することがで
きる。
【0049】また、電気的フィードバック制御の待ち時
間を感温コイルばね12の熱応答時間t1と等しくして
いるので、感温コイルばね12による機械的フィードバ
ック制御と混合弁制御手段31による電気的フィードバ
ック制御の重複がなく、行き過ぎ制御は全く生じないと
いう効果がある。
【0050】さらに、記憶手段36に記憶されている前
回の同一条件での流量変更後の記憶混合湯温TCが設定
温度TPより高い場合には、制御変更手段35を停止し
ているので、使用者が不快と感じる混合湯温が設定温度
TPよりも高い側の出湯時間を延長することがない。
【0051】なお、記憶手段36および判定手段34を
設けないで、流量変更の際に電気的フィードバック制御
の停止を行えば、行き過ぎ制御を生じることがないの
で、使用者は不快な温度差を体感することがなく、ま
た、使用者の好みに応じて記憶手段36および判定手段
34の使用を選択できる制御選択手段を設けてもよい。
【0052】(実施例2)図4は湯水混合装置の構成図
を示し、実施例1との相違点についてのみ説明する。図
4において、流量弁駆動手段22を制御する流量弁制御
手段38は、開閉選択手段29および流量設定手段30
からの入力に応じて流量弁駆動手段22の駆動量を算出
し、流量弁駆動手段22を駆動している。開閉選択手段
29により、シャワー23またはカラン24が選択され
ると、その信号は直ちに流量弁制御手段38に入力され
るように構成してあるが、流量設定手段30からの信号
は、設定温度判定手段39及び制御変更手段40を介し
て入力されるようになっている。
【0053】設定温度判定手段39は流量設定手段30
からの信号が入力されると、温度設定手段28により設
定されているその時の設定温度TPを操作部27から入
力し、設定温度TPが35〜45℃の範囲にあるかを判
定する。設定温度判定手段29は、設定温度TPが35
〜45℃の範囲内であると判定すれば制御変更手段40
を停止させ、設定温度TPが35〜40℃の範囲内であ
ると判定すれば制御変更手段40を停止させない。制御
変更手段40は、流量設定手段30からの信号が入力す
ると、流量弁駆動手段22を開閉選択手段29が選択し
たときよりも低速で流量弁制御手段38に設けられてい
る低速駆動部41を駆動する。従って、流量弁制御手段
38は流量弁駆動手段22を低速で駆動して流量変更を
行う。この実施例では、流量変更が行われている間も、
混合弁制御手段31による電気的フィードバック制御は
行われ、また、制御変更手段40は流量変更が終了する
と同時に低速駆動部41をオフとするものである。
【0054】つぎに流量変更時におけるフローチャート
を示す図5を参照して実施例1との相違する点について
のみ説明する。なお、このときの混合湯温変動は図6に
示したようになる。
【0055】まず、流量設定手段30から流量変更が入
力されると、設定温度判定手段39は操作部27から設
定温度TPを入力し、設定温度TPが35〜45℃の範
囲内であるかどうかを判定する(ステップS201)。
設定温度TPが35〜45℃の範囲内であると判定した
場合、設定温度判定手段39は制御変更手段40への信
号を出力しない。制御変更手段40は、流量変更信号を
受けると流量弁制御手段38の低速駆動部41をオンと
し(ステップS202)、流量弁制御手段38は、開閉
選択手段29の選択による流量弁18の開閉時の駆動速
度よりも低速で流量弁駆動手段22により流量弁18を
駆動する(ステップS203)。従って、図6に示すよ
うに流量弁18を駆動して流量変更をしている間に混合
制御手段31によるフィードバック制御が行われること
になる。すなわち、流量は段階的に変更し、その都度電
気的フィードバック制御を行うような状態となる。この
場合、流量の変更量が小さいと条件変化が小さく、ま
た、その混合湯温の変動も小さくなるうえ、混合湯温の
変動を電気的フィードバック制御で補正しているため、
ほとんど混合湯温の変動は生じない。そして流量を変更
した後、制御変更手段40は低速駆動部41をオフとす
る。(ステップS204)。
【0056】設定温度判定手段39が設定温度TPが3
5〜45℃の範囲外であると判断した場合、設定温度判
定手段39は制御変更手段40へ停止信号を出力し、流
量の変更は流量弁18の開閉時の駆動速度で行われ(ス
テップS205)、流量の変更時においては多少の混合
湯温変動が生じるが、流量の変更は迅速に行うことがで
きる。
【0057】なお、温度範囲35〜45℃は、シャワー
などで人体に直接使用される温度であり、微妙な温度調
節が必要とされるが、それ以外の温度範囲では、温度変
動を防止するよりも流量変更を迅速に行うことができる
方が使用者の利用実態に即しており、また、この設定温
度範囲は使用条件によりかなりばらつきがあるため、使
用者が温度範囲を設定できる温度範囲設定手段や温度範
囲による限定を行わないようにできる温度範囲制御停止
スイッチを設けると効果的である。
【0058】以上述べたように本実施例によれば、流量
設定手段30から流量変更の入力が行われた場合、制御
変更手段40によって流量弁制御手段38の低速駆動部
41をオンとし、流量変更中に電気的フィードバック制
御を行っているので、多段階に流量変更すると同様とな
って、混合湯温の変動を防止できる。また、急激に流量
の変更を行わないので、使用者がシャワー使用時等に不
快感を覚えることがない。
【0059】また、設定温度判定手段39により流量変
更による温度範囲を限定しているので、混合湯が人体に
直接出湯されない場合は、流量弁18の開閉時と同様、
迅速に流量変更を行うことができ、操作性のよい湯水混
合装置を提供することができる。
【0060】(実施例3)図7は湯水混合装置の構成図
を示し、すでに説明した実施例1および2との相違点に
ついてのみ説明する。なお、図8は操作部の正面図を示
している。
【0061】図7および図8において、操作部42の温
度設定手段43には、設定温度TPを上下する温度上昇
ボタン44と温度下降ボタン45とが設けられている。
温度設定手段43によって設定された設定温度TPは設
定温度表示部46に表示される。流量設定手段47によ
り、多段階に予め設定されている流量設定を流量増加ボ
タン48および流量減少ボタン49によって選択できる
ようになっており、流量設定手段47によって流量が変
更されると、その流量設定値が流量表示部50に表示さ
れるようになっている。ここで、流量設定手段47には
流量増加ボタン48および流量減少ボタン49しかない
ため、一段階ごとにしか変更できないようになってい
る。開閉選択手段51には、シャワー側出湯ボタン5
2、カラン側出湯ボタン53および出湯停止選択ボタン
54が設けられている。
【0062】流量弁制御手段55は、流量弁駆動手段5
6を制御し、開閉選択手段51および流量設定手段47
からの入力に応じて流量弁駆動手段56の駆動量を算出
して流量弁駆動手段56を駆動している。開閉選択手段
51が選択されると、その信号は直ちに流量弁制御手段
55に入力され、流量設定手段47からの信号は、設定
温度判定手段57および入力規制手段58を介して入力
されるようになっている。
【0063】設定温度判定手段57は、流量設定手段4
7からの信号が入力されるとその時の設定温度TPを操
作部42から入力し、設定温度TPが32〜42℃の範
囲にあるかを判定する。設定温度判定手段57は設定温
度TPが32〜42℃の範囲外であると判断すれば入力
規制手段58を停止し、設定温度TPが32〜42℃の
範囲内であると判断すれば入力規制手段58を停止しな
い。入力規制手段58は、流量設定手段47からの信号
を入力すると流量弁制御手段55に信号を出力するが、
流量設定手段47からの信号が所定の間隔以下で連続し
て入力された場合、流量弁制御手段55への信号を所定
の間隔に規制する。すなわち、流量弁18は流量弁制御
手段55によって所定の間隔をおいて一段階ごとに変更
され、流量変更が行われている間、混合弁制御手段31
によるフィードバック制御は行われている。
【0064】つぎに、流量変更時におけるフローチャー
トを示す図9を参照して実施例1および2との相違する
点についてのみ説明する。なお、このときの混合湯温変
動、流量設定手段47から入力規制手段58への信号、
および入力規制手段58から流量弁制御手段55への信
号は横軸を時間軸とすると図10に示したようになる。
【0065】まず、流量設定手段47から流量の変更が
入力されると、設定温度判定手段57は操作部42から
設定温度TPを入力し、設定温度TPが32〜42℃の
範囲内であるかどうかを判定する(ステップS30
1)。設定温度TPが32〜42℃の範囲内であると判
定した場合、設定温度判定手段57は入力規制手段58
へ信号を出力しないので、入力規制手段58は作動状態
となっている。入力規制手段58が流量の変更信号を受
けると流量弁制御手段55に信号が出力され、流量弁制
御手段55は、流量弁駆動手段56を一段階の流量変更
に対応する駆動量だけ駆動させる。流量変更の段階の駆
動量は、使用者が流量が変更されたことを判別できると
ともに流量変更による混合湯温の変動が所定の範囲内で
あるように設定されている。また、流量設定手段47よ
り連続して所定の間隔t3以下例えばt4の入力があっ
た場合には入力規制手段58により流量弁制御手段55
への信号間隔を規制し(ステップS302)、その間隔
をt3としている。そして、流量弁制御手段55によっ
て流量弁駆動手段56が駆動されて流量の変更が行われ
る(ステップS303)。本実施例では、所定の間隔t
3は、流量変更に伴う温度変動に対しての感温コイルば
ね12の熱応答時間としているので、連続した流量変更
が行われてもその温度変動が重なることがない。従っ
て、混合湯温は図10の実線で示したようになり、流量
変更が所定の間隔t3以下で行われたとき(点線で示
す)のような温度変動の重複を防止できる。
【0066】設定温度TPが32〜42℃の範囲である
と判定した場合、設定温度判定手段57は入力規制手段
58へ停止信号を出力して入力規制手段58が停止す
る。所定の間隔t3以下で流量変更手段47から流量変
更の入力が行われても、流量変更は入力した間隔で行わ
れるので、流量変更時において多少の混合湯温変動が生
じるが、流量変更は迅速に行うことができる。従って、
温度範囲32〜42℃はシャワーなどで人体に直接使用
される温度であり、微妙な温度調節が必要とされるが、
それ以外の温度範囲では温度変動を防止よりも流量変更
を迅速に行うことができる。
【0067】なお、設定温度判定手段57を設けず、入
力規制手段58は流量設定手段47に設け、すべての流
量設定の入力に対して入力規制を行えば、流量の変更時
に混合湯温の変動が生じることのない湯水混合装置を提
供できる。
【0068】以上述べたように本実施例によれば、流量
の変更を段階的に行うとともに入力規制手段58によっ
て流量弁制御手段53への信号が所定の間隔以下となら
ないようにしているので、連続した流量変更の入力が行
われた場合でも混合湯温の変動が重複することなく、安
定した混合湯温出湯が実現できる。
【0069】また、流量を変更する一段階の駆動量は、
流量の変更による混合湯温の変動が所定の範囲内である
ように設定され、混合湯温の変動が小さいので、感温コ
イルばね12による機械的フィードバック制御と電気的
フィードバック制御が重複してもほとんど行き過ぎ制御
が生じない。
【0070】さらに、誤操作により流量の変更が連続し
て入力された場合でも、段階的に所定の間隔t3を保っ
て流量の変更が行われるので、急激な流量変動による不
快感を感じることがない。
【0071】なお、以上説明した実施例における付勢力
調節手段13および流量弁駆動手段22、56をステッ
ピングモータとすれば駆動量の制御が行いやすく、より
正確な温度制御および流量制御が可能となり、また、感
温コイルばね12を形状記憶合金で形成すれば熱伝達時
間が短くて機械的フィードバック制御の応答性がよくな
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の湯水混合装
置によれば、流量設定手段からの流量変更の信号入力が
あると、少なくとも混合弁制御手段または流量弁制御手
段のいずれか一方の制御仕様を変更する制御変更手段を
設けているので、流量変更に伴う混合湯温の変動を制御
することができる。
【0073】また、流量設定手段からの流量変更の信号
入力があると、混合弁制御手段に制御変更信号を出力す
る制御変更手段を設け、流量弁制御手段による流量弁の
制御が行われると同時に混合弁制御手段が所定の時間フ
ィードバック制御を停止するようにしているので、流量
変更による温度変動が起こっても感温体の付勢力変化に
伴う温度制御と混合弁制御手段によるフィードバック制
御とが流量変動による最大偏差に対して同時に行われな
いようになっており、行き過ぎ制御によるオーバーシュ
ートやアンダーシュートを防止することができる。
【0074】また、制御変更手段から混合弁制御手段に
制御変更信号が出力され、流量弁制御手段による流量弁
の制御が行われると同時に混合弁制御手段がフィードバ
ック制御を停止する時間を感温体の熱応答時間以上とし
ているので、流量変更後の感温体による温度制御と混合
弁制御手段によるフィードバック制御とが重複すること
がなく、確実に行き過ぎ制御によるオーバーシュートや
アンダーシュートを防止することができる。
【0075】また、制御変更手段から流量制御手段に制
御変更信号が出力された場合に、流量弁の開閉時よりも
流量弁を駆動する温度を低速とする低速駆動制御部を流
量制御手段に設けているので、流量変更中に混合弁制御
手段によりフィードバック制御が行われる。すなわち、
流量の変更による混合湯温の変動を多段階に分割した形
となって、温度偏差が抑制されるので、行き過ぎ制御を
防止することができるとともに、混合湯温変動を制御で
き、加えて、混合湯温変動とは無関係の流量弁の開閉は
迅速に行うことができる。
【0076】また、設定温度判定手段によって設定温度
が所定範囲内にあると判断した場合にのみ、制御変更手
段が制御変更信号を出力するので、正確な温度制御を必
要とする温度範囲外での流量変更に伴う不要な制御の切
換えが抑制でき、操作性や応答性を向上できるものであ
る。
【0077】また、記憶手段が流量変更時の状態とその
流量変更後の混合湯温を記憶するとともに、判定手段が
流量設定手段からの入力があると記憶手段に記憶されて
いる同一状態での混合湯温を入力し、入力した混合湯温
が設定温度よりも高い場合には制御変更手段を停止する
ので、流量の変更にともなって混合湯温が設定温度より
も高い場合は、直ちに混合弁制御手段によりフィードバ
ック制御を行う。従って、使用者が不快と感じる設定温
度よりも高い混合湯温の出湯を防止できる。
【0078】さらに、流量設定手段による混合湯の流量
設定を段階的に行うとともに、連続して流量変更が行わ
れた場合には入力規制手段によって流量設定手段から流
量弁制御手段への信号が所定の間隔以上で入力されるの
で、急激な流量の変更が行われることなく流量変更に伴
う混合湯温の変動が防止できる。加えて、誤操作により
流量変更が連続して入力された場合でも、段階的に所定
の間隔を保って流量の変更が行われるので、急激な流量
変動による不快感を感じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における湯水混合装置の構成
【図2】同湯水混合装置の動作説明図
【図3】同湯水混合装置の流量変更時におけるフローチ
ャート
【図4】本発明の実施例2における湯水混合装置の構成
【図5】同湯水混合装置の流量変更時におけるフローチ
ャート
【図6】同湯水混合装置の動作説明図
【図7】本発明の実施例3における湯水混合装置の構成
【図8】同湯水混合装置における操作部の正面図
【図9】同湯水混合装置の流量変更時におけるフローチ
ャート
【図10】同湯水混合装置の動作説明図
【図11】従来の湯水混合装置の概略図
【図12】同湯水混合装置のフィードバック制御フロー
チャート
【符号の説明】
2 混合弁 7 可動弁体 11 バイアスばね 12 感温コイルばね 13 付勢力調節手段 18 流量弁 22、56 流量弁駆動手段 28、43 湯温度設定手段 30、47 流量設定手段 31 混合弁制御手段 32 温度検出手段 33、38、55 流量弁制御手段 34 判定手段 35、40 制御変更手段 36 記憶手段 39、57 設定温度判定手段 41 低速駆動部 58 入力規制手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混
    合湯の温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に
    前記可動弁体を付勢する感温体と、前記可動弁体を前記
    感温体が付勢する方向と反対方向に付勢するバイアスば
    ねと、前記感温体または前記バイアスばねの少なくとも
    一方の付勢力を調節する付勢力調節手段と、前記の可動
    弁体と感温体とバイアスばねと付勢力調節手段を有する
    混合弁と、混合湯の流量を調節する流量弁と、この流量
    弁を駆動する流量弁駆動手段と、前記混合弁の下流側に
    設けて混合湯の温度を検出する温度検出手段と、混合湯
    の温度設定を行う温度設定手段と、前記温度検出手段に
    より検出した温度と前記温度設定手段により設定された
    設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに偏差を
    打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィードバック制御
    する混合弁制御手段と、混合湯の流量調節および出湯停
    止を行う流量設定手段と、前記流量弁駆動手段を制御す
    る液量弁制御手段と、前記流量設定手段から前記流量弁
    制御手段への信号入力により少なくとも混合弁制御手段
    または流量弁制御手段のいづれか一方の制御仕様を変更
    する制御変更手段とを備える湯水混合装置。
  2. 【請求項2】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混
    合湯の温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に
    前記可動弁体を付勢する感温体と、前記可動弁体を前記
    感温体が付勢する方向と反対方向に付勢するバイアスば
    ねと、前記感温体または前記バイアスばねの少なくとも
    一方の付勢力を調節する付勢力調節手段と、前記の可動
    弁体と感温体とバイアスばねと付勢力調節手段を有する
    混合弁と、混合湯の流量を調節する流量弁と、この流量
    弁を駆動する流量弁駆動手段と、前記混合弁の下流側に
    設けて混合湯の温度を検出する温度検出手段と、混合湯
    の温度設定を行う温度設定手段と、前記温度検出手段に
    より検出した温度と前記温度設定手段により設定された
    設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに偏差を
    打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィードバック制御
    する混合弁制御手段と、混合湯の流量調節を行う流量設
    定手段と、前記流量弁駆動手段を制御する流量弁制御手
    段と、前記流量設定手段から前記流量弁制御手段への信
    号入力により前記混合弁制御手段によるフィードバック
    制御を所定の時間停止する制御変更手段とを備える湯水
    混合装置。
  3. 【請求項3】制御変更手段は感温体の熱応答時間以上に
    フィードバック制御を停止する請求項2記載の湯水混合
    装置。
  4. 【請求項4】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混
    合湯の温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に
    前記可動弁体を付勢する感温体と、前記可動弁体を前記
    感温体が付勢する方向と反対方向に付勢するバイアスば
    ねと、前記感温体または前記バイアスばねの少なくとも
    一方の付勢力を調節する付勢力調節手段と、前記の可動
    弁体と感温体とバイアスばねと付勢力調節手段を有する
    混合弁と、混合湯の流量を調節する流量弁と、この流量
    弁を駆動する流量弁駆動手段と、前記混合弁の下流側に
    設けて混合湯の温度を検出する温度検出手段と、混合湯
    の温度設定を行う温度設定手段と、前記温度検出手段に
    より検出した温度と前記温度設定手段により設定された
    設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに偏差を
    打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィードバック制御
    する混合弁制御手段と、混合湯の流量調節を行う流量設
    定手段と、前記流量弁駆動手段を制御する流量弁制御手
    段と、この流量弁制御手段に設けて前記流量弁駆動手段
    の駆動速度を低速で制御する低速駆動部と、前記流量設
    定手段から前記流量弁制御手段への信号入力により低速
    駆動部による制御を開始する制御変更手段とを備える湯
    水混合装置。
  5. 【請求項5】制御変更手段は、温度設定手段で設定され
    た設定温度が所定の範囲内であることを判定する設定温
    度判定手段を有し、所定範囲の設定温度で変更信号を出
    力する請求項1ないし4のいずれかに記載の湯水混合装
    置。
  6. 【請求項6】流量変更時の状態および流量変更直後の混
    合湯温を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
    ている混合湯温が設定温度より高いときに制御変更手段
    を停止する判定手段を有する請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の湯水混合装置。
  7. 【請求項7】湯と水の混合比を調節する可動弁体と、混
    合湯の温度上昇にともない湯の割合を減少させる方向に
    前記可動弁体を付勢する感温体と、前記可動弁体を前記
    感温体が付勢する方向と反対方向に付勢するバイアスば
    ねと、前記感温体または前記バイアスばねの少なくとも
    一方の付勢力を調節する付勢力調節手段と、前記の可動
    弁体と感温体とバイアスばねと付勢力調節手段を有する
    混合弁と、混合湯の流量を調節する流量弁と、この流量
    弁を駆動する流量弁駆動手段と、前記混合弁の下流側に
    設けて混合湯の温度を検出する温度検出手段と、混合湯
    の温度設定を行う温度設定手段と、前記温度検出手段に
    より検出した温度と前記温度設定手段により設定された
    設定温度との偏差が所定の範囲以上であるときに偏差を
    打ち消す側に前記付勢力調節手段をフィードバック制御
    する混合弁制御手段と、混合湯の流量調節を段階的に設
    定する流量設定手段と、前記流量弁駆動手段を制御する
    流量弁制御手段と、前記流量設定手段から前記流量弁制
    御手段への入力信号を所定の間隔以上とする入力規制手
    段とを備える湯水混合装置。
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