JP3097304B2 - 湯水混合制御装置 - Google Patents

湯水混合制御装置

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JP3097304B2 JP04125853A JP12585392A JP3097304B2 JP 3097304 B2 JP3097304 B2 JP 3097304B2 JP 04125853 A JP04125853 A JP 04125853A JP 12585392 A JP12585392 A JP 12585392A JP 3097304 B2 JP3097304 B2 JP 3097304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湯と水の混合比率を調整
し最適な混合湯温を得る湯水混合制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湯水混合装置は図8に示す
ようなものがあった。(例えば、特開平1−31227
9号公報)図8において、1は湯流路、2は水流路であ
り、各流路に関連して自動調圧弁3が設けられている。
自動調圧弁3は、湯流路1の1次圧力PH1を減圧する
湯側弁体4と、湯側弁座5と、水流路2の1次圧力PC
1を減圧する水側弁体6、水側弁座7と、湯側弁体4と
水側弁体6を連結する弁軸8と、湯と水の減圧後の1次
圧PH1,PC1の圧力差で動作するピストン9とで構
成されておる。そして、湯または水の圧力が急変しても
その圧力で自動調圧弁3が移動し、湯と水の2次圧PH
2とPC2とが常に等しく保たれるように作用する。さ
らに弁軸8にバイアス手段10が設けられ、バイアス手
段10は弁軸8の端部に結合され、ボビン11とそのボ
ビン11上に巻回され絶縁されたコイル12およびコイ
ル12をはさむように設けられた永久磁石13を有し、
前記コイル12は可撓部14を介して制御手段18に接
続されている。
【0003】制御手段18からコイル12に電流を流す
と、その電流は永久磁石13によって発生している磁界
を横切るのでフレミングの法則によって弁軸8にバイア
ス力が付与される。このためバイアス力の分だけ自動調
圧点がずれ、例えば湯と水の2次圧PH2とPC2とが
2:1の点で常に調圧されるようになり、結果的に出湯
温度が高くなる。このようにコイル12への電流を変化
することにより混合湯温を変える。制御手段18はコイ
ル12に電流を流す際に微小交流信号を重畳している。
これはバイアス手段10の磁気回路のヒステリシス特性
や駆動開始時の摺動抵抗を軽減するためである。19は
湯と水の混合部であり、混合後は流量調節開閉弁20を
介して出湯されるが、その温度は混合湯温検出手段(例
えばサーミスタ)15によって、またその流量は流量検
出手段16によって検出され、設定手段17の値に一致
させるべく制御手段18がバイアス手段10と流量調節
開閉弁駆動手段21を付勢し温度調節を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、流量調節開閉弁20を閉止していくと混
合部19の圧力が変化し自動調圧弁のバランスがくずれ
出湯温度が大幅に変化してしまう。このまま停止してし
まうと次に出湯する際は混合部付近に残留している温度
が大幅に変化している湯が出湯してしまい不快であっ
た。またこれを防ぐため出湯を停止するまで混合湯温を
制御すると自動調圧弁は停止直前の微小流量でのバラン
ス点に移動しているため、このままの状態で再度出湯を
開始すると急に流量が増大し自動調圧弁のバランス点を
調節するための制御手段18からコイル12に流す電流
の調節が間に合わない。そのため大流量で温度の定まっ
ていない混合湯が大量に出湯することがあり危険であっ
た。さらに、出湯を開始した後すぐに設定温度を変更さ
れると自動調圧弁3の駆動量が最初安定せず出湯温度が
オーバシュートしたりハンチングを発生してしまうこと
があった。
【0005】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で出湯を停止する際の混合弁の駆動量を記憶しておき次
に出湯を開始する時は混合弁駆動手段の駆動量を前回停
止処理を行なう前の駆動量に戻し、かつ一定時間経過す
るまでこの駆動量を維持し安定な混合湯を得ることにあ
る。そして出湯が安定する前に設定温度を変更されると
記憶している駆動量に設定温度の変更量にあったバイア
ス量を加え補正しこれを混合弁の初期駆動量とし一定時
間経過終了まではこの補正した駆動信号を維持すること
出湯直後の混合弁の安定性をよくし、出湯温度も安定
にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の湯水混合制御装置は、湯流路および水流路
と、前記湯流路および前記水流路の流量を調節する混合
弁と、前記混合弁を駆動する混合弁駆動手段と、流量調
節開閉弁と、前記流量調節開閉弁を駆動する流量調節開
閉弁駆動手段と、前記流量調節開閉弁の開閉を選択する
開閉信号発生手段と、混合湯温を設定する設定手段と、
前記混合弁駆動手段と前記流量調節開閉弁駆動手段に各
々駆動信号を一定のサンプリング周期で出力する制御手
段と、前記制御手段の中に設けられた出湯停止信号入力
時に前記混合弁駆動手段の駆動信号を記憶する記憶手段
と、前記開閉信号発生手段から出湯を開始する信号
力後一定時間経過するまで前記記憶手段の駆動信号で前
記混合弁駆動手段を駆動するとともに、前記一定時間を
経過するまでに前記設定手段からの信号を入力すると前
記設定手段の信号と前記記憶手段の駆動信号の偏差に応
じた駆動信号の補正を行った後前記一定時間経過終了ま
ではこの補正した駆動信号を維持する混合弁制御手段を
有する構成としたものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記した構成により、出湯開始時に
前回停止する前の駆動量で混合弁を付勢し出湯後の流量
に対応するバイアス点になるようにしてから流量調節開
閉弁を開き出湯を開始する。そして、出湯が安定する前
に設定温度を変更されると記憶している駆動量に設定温
度の変更量にあったバイアス量を加え補正し、これを混
合弁の初期駆動量とし一定時間経過終了まではこの補正
した駆動信号を維持することで出湯直後の混合弁の安定
性をよくする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に用いて説明
する。図1は湯水混合制御装置の断面図で、従来例の図
8と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し
ている。22は付勢手段で、自動調圧弁3と付勢手段2
2で混合弁23を形成する。24は前記付勢手段22の
力と対向して可変バイアス力を混合弁23に付与する混
合弁駆動手段である。混合弁駆動手段24は、磁性体か
らなる第1のプランジャ25と、前記第1のプランジャ
25の周りに防水および絶縁された第1のコイル26を
有し、前記第1のコイル26は制御手段18に接続され
ている。混合湯温は混合湯温検出手段15によって検出
する。
【0009】流量は混合部19より下流において流量調
節開閉弁20により調節する。流量調節開閉弁20は弁
きょう体27と、この弁きょう体内に流量を調節する円
錐状の流量制御弁体28とそれに対応する弁座29を設
けている。流量制御弁体28と流体の1次圧(混合部1
9の圧力)とバランスをとるため、可撓性受圧体として
の溝付ダイヤフラム30を流量制御弁体28と弁きょう
体27の間に連結しており、さらに溝30aを深くし
て、流量制御弁体28のリフト量にかかわらず、有効受
圧面積が前記弁座29の口径と常に等しくなるように構
成している。ダイヤフラム30で1次側と完全に仕切ら
れた背圧室31と前記流量制御弁体28の2次側とは、
連通孔32により連通している。流量制御弁体28は、
付勢手段33としてのスプリング34により、弁座29
に当接する方向に付勢されている。また、第2のコイル
35と、一方の端面を密閉したパイプ36があり、第2
のコイル35への通電量により駆動される第2のプラン
ジャ37がパイプ36内を摺動する。第2のプランジャ
37はシャフト38を介して流量制御弁体28と連動す
る構成となっている。第2のコイル35、パイプ36お
よび第2のプランジャ37で流量調節開閉弁駆動手段2
1を形成している。
【0010】制御手段18は第2コイル35への通電量
を制御することにより流量を調節するもので、流量を0
(停止)とするには、制御手段18は第2のコイル35
への通電を切ることで、スプリング34により付勢され
た流量制御弁体28は弁座29に当接し、流体は流れな
くなる。第2のコイル35に通電すると、第2のプラン
ジャ37を吸引あるいは押しだし、スプリング34の付
勢力に対抗して、流量制御弁体28をリフトさせ、流体
(混合湯)が流れ始める。つまり、制御手段18は第2
のコイル35への通電量を変えることにより、流量制御
弁体28を任意のリフト量に調節し、流量を制御するも
のである。
【0011】図2は制御手段18の具体例である。39
は混合湯温検出手段15と設定手段17の信号を入力し
混合弁23の駆動量を演算する混合弁制御手段、40は
前記混合弁制御手段39の信号により混合弁駆動手段
(第1のコイル)26の駆動量を設定する第1の駆動量
設定手段、41は設定手段17の信号を入力し流量調節
開閉弁20の駆動量を演算する流量調節開閉弁制御手
段、42は前記流量調節開閉弁制御手段41の信号によ
り流量調節開閉弁駆動手段21の駆動量を設定する第2
の駆動量設定手段、43は開閉信号発生手段45により
流量調節開閉弁20を閉止する信号を混合弁制御手段3
9に入力するとその時点の混合弁制御手段39の値を記
憶する記憶手段、44は開閉信号発生手段45により流
量調節開閉弁20を開成する信号を混合弁制御手段39
に入力すると一定時間を計測するタイマ手段である。4
5は流量調節開閉弁20の開閉を選択する開閉信号発生
手段で、通常は開閉スイッチよりなり、混合弁制御手段
39と流量調節開閉弁制御手段41に接続してある。
【0012】次に本発明の構成の動作を説明する。温度
調節を行なう場合、制御手段18から第1のコイル26
に電流を流すと、磁性体からなる第1のプランジャ25
はフレミングの法則により弁軸8にバイアス力を付与す
る。このバイアス力と付勢手段22の付勢力がつりあっ
たところで自動調圧弁3はバランスする。したがって、
第1のコイル26に流す電流を変化することにより自動
調圧弁3のバランス点を移動することができる。例え
ば、電流の小さい場合は付勢手段22の力の方が強いた
め湯側弁体4より水側弁体6の方が大きく開き、出湯温
度が低くなる。電流を大きくすると付勢手段22の力に
対抗してプランジャ25を押し出すことにより湯側弁体
4が開きだし結果的に出湯温度が高くなる。
【0013】このようにして、制御手段18は混合湯温
検出手段15の信号と設定手段17の信号を入力するこ
とにより、出湯温度が設定温度になるように混合弁制御
手段39、第1の駆動量設定手段40により第1のコイ
ル26に流す電流を可変し混合弁23を調節する。
【0014】通常の出湯を行っている場合は以上のよう
な方法で問題は生じないが、開閉信号発生手段45によ
り出湯を停止する場合は流量調節開閉弁20を閉止して
いくと混合部19の圧力が変化し混合弁23のバランス
がくずれていく。その場合、混合弁23の制御ゲインが
通常(出湯時)と同じであれば圧力バランスのずれに対
して混合弁23による動作が追随できず出湯温度が大幅
に変化してしまう。このまま停止してしまうと次に出湯
する際は混合部19付近に残留し、温度が大幅に変化し
ている湯が出湯してしまい不快かつ危険でもあった。
【0015】また、流量調節開閉弁20を停止するまで
出湯温度を制御すると混合弁23は微小流量でのバラン
ス点に移動しているため再度出湯を開始すると急に流量
が増大し制御手段18から第1のコイル26に流す電流
が急峻に変化できず大流量で温度の定まっていない混合
湯が大量に出湯することがあり危険であった。
【0016】さらに、出湯を開始した後すぐに設定温度
を変更されると自動調圧弁3の駆動量が最初安定せず出
湯温度がオーバシュートしたりハンチングを発生してし
まうことがあった。
【0017】そこで本発明は上記の現象を防ぐために次
のような手段を講じている。通常の出湯時においてはあ
らかじめ設定された温度(もしくは設定手段17により
設定した温度:以下設定温度Tsとする)に混合湯温検
出手段15により検出した温度が一致するように混合弁
制御手段39は駆動量を設定して第1の駆動量設定手段
40を介して第1のコイル26を流れる電流を調節して
いる。これをステップ100〜ステップ117にわたる
図3のフローチャートと図4、図5および図6の出力特
性図を用いて説明する。
【0018】図3においてステップ100の温度制御で
はまず設定温度と混合湯温検出手段15の信号の差を求
めてこれを偏差E(ステップ101)とする。この偏差
Eを用いて制御量f(E)をステップ102で演算す
る。ここでf(E)はよく知られているPID制御やフ
ァジィ制御等どれを用いてもよく制御則の種類は固定し
ない。停止処理を行なわない場合、混合弁制御手段39
はこのf(E)を用いて駆動量Pを演算し第1の駆動量
設定手段40に信号を出し第1のコイル26に流す電流
を設定し駆動を行なう(ステップ103)。この温度制
御は一定のサンプリング周期で繰り返し行なっている。
【0019】出湯停止時は開閉信号発生手段45より出
湯を停止する信号を制御手段18に入力すると(図4に
おける時刻t1)、流量調節開閉弁制御手段41は第2
の駆動量設定手段42を介して第2のコイル35に流れ
る電流を下げ流量調節開閉弁20を閉止する。この時、
混合弁制御手段39も開閉信号発生手段44の停止信号
を入力し停止時の温度制御に入る。これをフローチャー
トを用いて説明する。図3においてステップ100の温
度制御で停止処理を開閉信号発生手段45からの信号に
より判断すると(ステップ104)、この停止処理が1
回目かの判断を行なう。もしステップ105の1回目で
あれば、まだ停止処理に入っていないため、この状態の
駆動量Pを記憶手段43に記憶(M)(ステップ10
6)する。その後ステップ107の温度偏差を求め、ス
テップ108の制御量f(E)を演算する。停止処理を
行なう場合、通常の温度制御と異なり混合弁制御手段3
9はこの制御量f(E)をステップ109で定数倍し、
これを駆動量Pとして用い第1の駆動量設定手段40に
信号を出し第1のコイル26に流す電流を設定し駆動を
行なう。出湯を停止した後、混合弁の駆動電流を維持し
ておく必要がないため通常は駆動量Pは零にしておく。
【0020】その後、再度出湯を開始する信号を開閉信
号発生手段45から制御手段18へ入力すると(図4時
刻t2)混合弁制御手段39は温度制御においてステッ
プ110の出湯開始の判断を行い、出湯開始の最初に混
合弁駆動手段24の駆動量を前回停止処理を行なう流量
が多量のときの駆動量に記憶手段43から値を設定する
(ステップ111)。そして混合弁3に駆動量が伝達さ
れてから流量調節開閉弁20を開く(図4時刻t3)。
この時ステップ112でタイマ手段44の時間計測を開
始する。通常、制御手段18はサンプリング制御を行な
っているので次のサンプリング時間にはもう処理はステ
ップ113になる。ステップ113では出湯開始後予め
設定した時間(図4Δt)に到達したかをタイマ手段4
4で計測している。これは出湯を開始した直後は混合部
19の湯温状態が不安定のため、この時間内に設定温度
を変更されたりするとハンチング等を生じてしまうため
である。このΔt内では温度制御は行なわない。出湯開
始後一定時間経過した後は通常の温度制御に入りステッ
プ101以降の処理を行なう。これにより混合湯温検出
手段15が安定してから温度制御に入るため出湯温度が
ハンチング等を生じることが無く安全な出湯を開始でき
る。
【0021】出湯開始後、Δt以内に設定手段17によ
り設定温度を変更すると制御は前述したように一定のサ
ンプリング周期で行っているため次のサンプリング周期
時のみステップ114の判断でステップ115以降の処
理に移っていく。ステップ115では変更された設定温
度と前回の設定温度の差を求めΔxとする。このΔxを
変数として係数g(Δx)をステップ116で演算す
る。そしてステップ117で出湯直後に設定した駆動量
Pを係数g(Δx)倍し設定温度に対応する駆動量Pを
求める。次のサンプリング周期時には設定温度はすでに
変化した後のためこの係数g(Δx)を演算するステッ
プ115からステップ117は行わず一定時間経過終了
まではこの補正した駆動信号を維持する。
【0022】これにより例えば図5の時刻t4において
設定温度がTsからTs’に変更されてもステップ11
5からステップ117の処理を行なうと駆動量はこの設
定温度に対応して予め小さくなっているため温度変化量
もΔTlですますことができる。出湯開始後Δt以内に
設定温度を変化しても上記の処理を行なわずに駆動量を
保っていると図6のようにΔt経過後温度制御に入った
際、ステップ101で温度偏差Eを求めると設定温度が
変更されているため大きな値となり、このEを用いて温
度制御を行なうと急激な駆動量の変化が生じΔT2のよ
うな大きい負のオーバシュートを引き起こしてしまい不
快かつ危険である。
【0023】係数g(Δx)は図7(a)のように簡単
に設定温度の変化量Δxの一次関数としてもよい。例え
ば設定温度を上げた場合Δxは正になり、g(Δx)は
1より大きくなる。反対に設定温度を下げた場合Δxは
負になり、g(Δx)は1より小さくなる。また安全性
を考えると設定温度を下げた場合は速く低温にならなけ
ればいけないため図7(b)のようにΔxが負の場合の
傾きを急に設定してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の湯水混合制御装置
によれば、出湯開始時に前回停止する前の駆動量で混合
弁を付勢し出湯後の流量に対応するバイアス点になるよ
うにしてから流量調節開閉弁を開き一定時間経過するま
でこの駆動量を維持することで安定な混合湯を得られる
とともに、前記一定時間を経過するまで(出湯が安定す
る前)に設定温度を変更されても設定温度の変更量にあ
ったバイアス量を演算し、これを混合弁の初期駆動量と
前記一定時間その駆動量を維持することで出湯直後の
混合弁の安全性をよくし、出湯温度も安定にすることが
できる。
【0025】このため出湯開始直後の大幅な温度変動を
防ぐことができ安全な混合湯温の供給を可能にできる。
【0026】したがって流量の停止・出湯をひんぱんに
行うシャワー等に用いても不快な温度を感じることが無
く、かつ安全な混合湯温の供給を可能とするため安心し
て器具を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湯水混合制御装置の一実施例を示す断
面図
【図2】同湯水混合制御装置の制御ブロック図
【図3】同制御ブロックのフローチャート
【図4】本発明の出湯時における出力特性図
【図5】本発明の出湯時における出力特性図
【図6】従来の出湯時における出力特性図
【図7】(a)は本発明の係数g(Δx)の通常の特性
図 (b)は本発明の係数g(Δx)の低温を重視した特性
【図8】従来の湯水混合制御装置の断面図
【符号の説明】
1 湯流路 2 水流路 3 自動調圧弁(混合弁) 15 混合湯温検出手段 17 設定手段 18 制御手段 19 混合部 20 流量調節開閉弁 21 流量調節開閉弁駆動手段 24 混合弁駆動手段 45 開閉信号発生手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−125533(JP,A) 特開 昭63−153364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯流路および水流路と、前記湯流路および
    前記水流路の流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆
    動する混合弁駆動手段と、流量調節開閉弁と、前記流量
    調節開閉弁を駆動する流量調節開閉弁駆動手段と、前記
    流量調節開閉弁の開閉を選択する開閉信号発生手段と、
    混合湯温を設定する設定手段と、前記混合弁駆動手段と
    前記流量調節開閉弁駆動手段に各々駆動信号を一定のサ
    ンプリング周期で出力する制御手段と、前記制御手段の
    中に設けられた出湯停止信号入力時に前記混合弁駆動手
    段の駆動信号を記憶する記憶手段と、前記開閉信号発生
    手段から出湯を開始する信号入力後一定時間経過する
    まで前記記憶手段の駆動信号で前記混合弁駆動手段を駆
    動するとともに、前記一定時間を経過するまでに前記設
    定手段からの信号を入力すると前記設定手段の信号と前
    記記憶手段の駆動信号の偏差に応じた駆動信号の補正を
    行った後前記一定時間経過終了まではこの補正した駆動
    信号を維持する混合弁制御手段とからなる湯水混合制御
    装置。
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