JP5446032B2 - 湯水混合装置 - Google Patents
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Description
また、このように構成された本発明によれば、感温付勢部を備えた混合弁を有する湯水混合装置にも、本発明を適用することができる。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態による湯水混合装置を説明する。図1は、本実施形態による湯水混合装置全体を示す斜視図である。図2は、本実施形態による湯水混合装置の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態の湯水混合装置に使用されている温調バルブの構造を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、温調バルブ12は、温度設定を変更するためのモータ12cを備えており、さらに、混合弁本体32と、この混合弁本体32の内部に摺動可能に配置された主弁体34と、この主弁体34に付勢力を加えるバイアスバネ36と、主弁体34にバイアスバネ36とは反対の方向に付勢力を加える感温付勢部である形状記憶合金バネ38と、を有する。さらに、温調バルブ12は、設定温度に応じて混合弁本体32内で摺動されるバネ押さえ40と、このバネ押さえ40を移動させるための送りねじ42を有し、送りねじ42はモータ12cの出力軸に直結されている。
供給湯温センサ29は、給湯管12aに配置されており、温調バルブ12に供給される湯の温度を検出し、検出値をコントローラ26に送るように構成されている。
図4は、湯水混合装置1に使用されている温調バルブ12の特性の一例を示すグラフである。図5は、上段から順に、吐水/止水状態、設定温度、温度センサ28による検出温度、モータ12cの回転角を示したタイムチャートである。
まず、湯水混合装置1の初期状態において、操作部6により温度設定値が温度T0に設定されると、コントローラ26は、予め記憶されている送りねじ42の所定の回転角θ0までモータ12cを回転させる。この状態で温調バルブ12から流出した湯水の温度が温度センサ28によって検出される。この温度センサ28によって検出された温度が温度T0よりも高いT1である場合には、送りねじ42の回転角θに対して実際に温調バルブ12から流出する湯水の温度は、図4に破線で示す直線Iに従うと考えられる。
まず、図5の時刻t0において、使用者が操作部6を押圧操作すると、コントローラ26は電磁弁に信号を送り、これを開放させる。これにより吐水が開始される。吐水が開始されると、温調バルブ12に湯を供給する給湯装置(図示せず)が着火され、給湯管12aを介して温調バルブ12に供給される湯の温度が上昇する(図5の上から3段目のグラフの破線)。また、時刻t0において、温度設定値は温度設定領域1に属する温度TAにされているので、コントローラ26は、送りねじ42の回転角を温度設定値TAに対応したθAのまま保持する。なお、時刻t0においては、コントローラ26に、回転角θAに対する実際の吐水温度が記憶されていないため、温度補正部26aによる補正は実行されない。
まず、図7の時刻t100において、使用者が押しボタン106aを押圧操作すると、コントローラ126は電磁弁に信号を送り、これを開放させる。これにより吐水が開始される。吐水が開始されると、給湯管12aを介して温調バルブ12に供給される湯の温度が上昇する。また、時刻t100において、温度設定値は温度TCにされているので、コントローラ126は、モータ112cの回転角を温度設定値TCに対応したθCのまま保持する。なお、時刻t100においては、コントローラ126に、回転角θCに対する実際の吐水温度が記憶されていないため、温度補正部126aによる補正は実行されない。
2 水栓本体
2a 吐水口
4 洗面ボウル
6 操作部
8 洗面カウンタ
10 水栓機能部
12 温調バルブ
12a 給湯管
12b 給水管
12c モータ
14、16、18 電磁弁
20、22、24 定流量弁
26 コントローラ
26a 温度補正部
28 温度センサ
29 供給湯温センサ
32 混合弁本体
34 主弁体
36 バイアスバネ
38 形状記憶合金バネ
40 バネ押さえ
42 送りねじ
100 本発明の第2実施形態による湯水混合装置
102 水栓本体
102a 吐水口
106 操作部
106a 押しボタン
106b、106c、106d 押しボタン
106e、106f 温度設定用ボタン
106g 温度表示部
110 水栓機能部
112 温調バルブ
126 コントローラ
126a 温度補正部
Claims (2)
- 供給された湯及び水を混合し、所定温度の湯水に調整して吐出させる湯水混合装置であって、
吐水温度を設定するための温度設定操作部と、
主弁体、及び混合された湯水の温度に応じて上記主弁体に付勢力を作用させ、上記主弁体を駆動する感温付勢部を備え、流入した湯及び水を混合して複数の温度設定領域に亘る温度の湯水を吐出させることができる混合弁と、
この混合弁から流出した湯水の温度を検出する温度センサと、
上記温度設定操作部により設定された温度の湯水が吐出されるように、上記混合弁に制御信号を出力し、上記混合弁を制御するコントローラと、を有し、
このコントローラは、上記温度設定操作部により設定された温度設定値と上記温度センサによって検出された温度の間の差に基づいて、温度の差を減少させるように、各温度設定領域に対する上記制御信号の補正量を計算する温度補正部を備え、
この温度補正部による補正は、次に吐水が開始されたときから、又は、他の温度設定領域から補正量が計算された温度設定領域内に設定温度が変更されたときから、実際に吐水される湯水の温度に反映され、
上記温度補正部は、温度設定値と上記温度センサによって検出された温度の間の差に関する情報を、温度設定値が上昇方向に変更された際に生じた温度差に関する情報と、温度設定値が下降方向に変更された際に生じた温度差に関する情報とを区別して記憶しており、温度設定値が上昇方向に変更されて設定された場合と、下降方向に変更されて設定された場合で、異なる補正量を算出することを特徴とする湯水混合装置。 - さらに、上記混合弁に流入する湯の温度を検出する供給湯温センサを有し、上記温度補正部は、上記供給湯温センサ及び上記温度センサによって検出される湯温の時間当たりの変化量が所定値以下になった場合における、温度設定値と上記温度センサによる検出温度の差に基づいて補正量を算出する請求項1記載の湯水混合装置。
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JP2009044181A JP5446032B2 (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 湯水混合装置 |
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