JPH09151679A - 扉下部の隙間遮蔽装置 - Google Patents
扉下部の隙間遮蔽装置Info
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- JPH09151679A JPH09151679A JP33830295A JP33830295A JPH09151679A JP H09151679 A JPH09151679 A JP H09151679A JP 33830295 A JP33830295 A JP 33830295A JP 33830295 A JP33830295 A JP 33830295A JP H09151679 A JPH09151679 A JP H09151679A
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- Japan
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- door
- rod
- motion
- gap
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- Prior art date
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉の開閉動作に連動して遮蔽部材を上下動さ
せるようにして閉扉と同時に自動的に扉下端部と床面と
の隙間を遮蔽することができるようにした扉下部の隙間
遮蔽装置を提供すること。 【解決手段】 施錠杆12を有する錠本体1と、常時は
上昇位置にあるように付勢され前記錠本体内のハブ15
の回動によって下降するロッド3と、扉の下框に沿って
水平方向に移動可能な作動部材4と、前記ロッド3の上
下運動を水平運動に変換する第一の運動変換機構5と、
前記作動部材4の水平運動を上下運動に変換する第二の
運動変換機構7と、前記第一、第二の運動変換機構を介
してロッド3の上昇に伴って下降し、下框と床面との隙
間を遮蔽する上下動可能な遮蔽部材6とを備え、前記錠
本体1の施錠杆12が解錠位置にあるときには前記ロッ
ド3が下降位置にあるように保持するようにしたこと。
せるようにして閉扉と同時に自動的に扉下端部と床面と
の隙間を遮蔽することができるようにした扉下部の隙間
遮蔽装置を提供すること。 【解決手段】 施錠杆12を有する錠本体1と、常時は
上昇位置にあるように付勢され前記錠本体内のハブ15
の回動によって下降するロッド3と、扉の下框に沿って
水平方向に移動可能な作動部材4と、前記ロッド3の上
下運動を水平運動に変換する第一の運動変換機構5と、
前記作動部材4の水平運動を上下運動に変換する第二の
運動変換機構7と、前記第一、第二の運動変換機構を介
してロッド3の上昇に伴って下降し、下框と床面との隙
間を遮蔽する上下動可能な遮蔽部材6とを備え、前記錠
本体1の施錠杆12が解錠位置にあるときには前記ロッ
ド3が下降位置にあるように保持するようにしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉下端部と床面と
の隙間を遮蔽して隙間風の出入りや、外からの光や騒音
の侵入を防止する扉下部の隙間遮蔽装置に関するもので
ある。
の隙間を遮蔽して隙間風の出入りや、外からの光や騒音
の侵入を防止する扉下部の隙間遮蔽装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、扉下端部と床面との隙間を遮
蔽して隙間風の出入りや、外からの光や騒音の侵入を防
止するために、閉扉時に扉下端部と床面との隙間が遮蔽
されるように床面にシール材付きの煙返しと称される戸
当たりを設けた扉下部の隙間遮蔽装置なるものはあっ
た。
蔽して隙間風の出入りや、外からの光や騒音の侵入を防
止するために、閉扉時に扉下端部と床面との隙間が遮蔽
されるように床面にシール材付きの煙返しと称される戸
当たりを設けた扉下部の隙間遮蔽装置なるものはあっ
た。
【0003】このような隙間遮蔽装置にあっては、戸当
たりが床面から突出して段部が形成された状態となって
いるため、その箇所を車椅子で通過する場合とか乳母車
を押して通過する場合等には難渋する問題点があり、ま
た、通常の歩行の場合でも躓いて転倒するようなことが
あるという問題点があった。
たりが床面から突出して段部が形成された状態となって
いるため、その箇所を車椅子で通過する場合とか乳母車
を押して通過する場合等には難渋する問題点があり、ま
た、通常の歩行の場合でも躓いて転倒するようなことが
あるという問題点があった。
【0004】そこでこのような問題点を解決するため
に、扉下部に昇降自在の隙間の遮蔽部材を設け、扉を閉
めた後、扉の仮施錠装置とは別途に設けられた昇降装置
を操作することによって遮蔽部材を下降させて扉下端部
と床面との隙間を遮蔽するようにした装置が考えられ
た。
に、扉下部に昇降自在の隙間の遮蔽部材を設け、扉を閉
めた後、扉の仮施錠装置とは別途に設けられた昇降装置
を操作することによって遮蔽部材を下降させて扉下端部
と床面との隙間を遮蔽するようにした装置が考えられ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながらこの装置に
あっては、床面に戸当たりを設けなくても扉下端部と床
面との隙間を遮蔽して隙間風の出入りや、外からの光や
騒音の侵入を防止するという所期の目的を達成すること
はできたが、扉を閉めた後、昇降装置の操作部材である
サムターン等を操作しなければ遮蔽部材を下降させるこ
とができないため、閉扉後一々昇降装置を操作しなけれ
ばならず面倒であり、昇降装置の操作を忘れて遮蔽部材
を上昇させた儘にして隙間風の出入りや、外からの光や
騒音の侵入を起こしたり、遮蔽部材を下降させた儘扉を
開けようとして床面を傷付けたりするという問題点があ
った。
あっては、床面に戸当たりを設けなくても扉下端部と床
面との隙間を遮蔽して隙間風の出入りや、外からの光や
騒音の侵入を防止するという所期の目的を達成すること
はできたが、扉を閉めた後、昇降装置の操作部材である
サムターン等を操作しなければ遮蔽部材を下降させるこ
とができないため、閉扉後一々昇降装置を操作しなけれ
ばならず面倒であり、昇降装置の操作を忘れて遮蔽部材
を上昇させた儘にして隙間風の出入りや、外からの光や
騒音の侵入を起こしたり、遮蔽部材を下降させた儘扉を
開けようとして床面を傷付けたりするという問題点があ
った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記問題点を解決するため
に、扉の開閉動作に連動して遮蔽部材を上下動させるよ
うにして閉扉と同時に自動的に扉下端部と床面との隙間
を遮蔽することができるようにした扉下部の隙間遮蔽装
置を提供することを目的とするものである。
に、扉の開閉動作に連動して遮蔽部材を上下動させるよ
うにして閉扉と同時に自動的に扉下端部と床面との隙間
を遮蔽することができるようにした扉下部の隙間遮蔽装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る扉下部の隙
間遮蔽装置は、扉の開放端側に施錠杆を有する錠本体を
埋設固定し、常時は上昇位置にあるように付勢され前記
錠本体内のハブの回動によって下降するロッドと、扉の
下框に沿って水平方向に移動可能な作動部材と、前記ロ
ッドの上下運動を水平運動に変換して前記作動部材に伝
達する第一の運動変換機構と、前記作動部材の水平運動
を上下運動に変換する第二の運動変換機構と、前記第
一、第二の運動変換機構を介してロッドの上昇に伴って
下降し、下框と床面との隙間を遮蔽する上下動可能な遮
蔽部材とを備え、前記錠本体1の施錠杆が施錠位置にあ
るときには前記ロッドが上昇して遮蔽部材が下降し、解
錠位置にあるときにはロッドが下降して、遮蔽部材が上
昇位置にあるようにしたことを特徴とする。
間遮蔽装置は、扉の開放端側に施錠杆を有する錠本体を
埋設固定し、常時は上昇位置にあるように付勢され前記
錠本体内のハブの回動によって下降するロッドと、扉の
下框に沿って水平方向に移動可能な作動部材と、前記ロ
ッドの上下運動を水平運動に変換して前記作動部材に伝
達する第一の運動変換機構と、前記作動部材の水平運動
を上下運動に変換する第二の運動変換機構と、前記第
一、第二の運動変換機構を介してロッドの上昇に伴って
下降し、下框と床面との隙間を遮蔽する上下動可能な遮
蔽部材とを備え、前記錠本体1の施錠杆が施錠位置にあ
るときには前記ロッドが上昇して遮蔽部材が下降し、解
錠位置にあるときにはロッドが下降して、遮蔽部材が上
昇位置にあるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用】扉を閉めたときに自動的に行われる仮施
錠と同時に自動的に遮蔽部材が下降して扉下部の隙間を
遮蔽し、扉を開けるときの解錠操作と同時に自動的に遮
蔽部材が上昇する。
錠と同時に自動的に遮蔽部材が下降して扉下部の隙間を
遮蔽し、扉を開けるときの解錠操作と同時に自動的に遮
蔽部材が上昇する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明装置の実施の形態を図面に
基づいて具体的に説明する。図1は、本発明装置を扉に
取り付けた状態を示す概略正面図、図2は、本発明装置
の開扉時における全体構造を表す要部透視図、図3は、
開扉時における錠本体の内部透視図、図4乃至図7は、
閉扉状態から開扉状態に至る一連の操作を表す錠本体の
内部透視図、図8は、開扉時における図2のA部の詳細
透視図、図9は、閉扉時における図2のA部の詳細透視
図、図10は、開扉時における図2のB部の詳細透視
図、図11は、閉扉時における図2のB部の詳細透視
図、図12は、開扉時における図2のB部側面の詳細透
視図、図13は、閉扉時における図2のB部側面の詳細
透視図である。
基づいて具体的に説明する。図1は、本発明装置を扉に
取り付けた状態を示す概略正面図、図2は、本発明装置
の開扉時における全体構造を表す要部透視図、図3は、
開扉時における錠本体の内部透視図、図4乃至図7は、
閉扉状態から開扉状態に至る一連の操作を表す錠本体の
内部透視図、図8は、開扉時における図2のA部の詳細
透視図、図9は、閉扉時における図2のA部の詳細透視
図、図10は、開扉時における図2のB部の詳細透視
図、図11は、閉扉時における図2のB部の詳細透視
図、図12は、開扉時における図2のB部側面の詳細透
視図、図13は、閉扉時における図2のB部側面の詳細
透視図である。
【0010】1は、扉Dの開放端側の縦框D1に埋設固
定された錠本体で、錠ケース11の側板に鎌型の施錠杆
12がピン13にて枢支され、板バネ14により常時解
錠方向に付勢されており、後述する受金具に設けられた
二個の永久磁石と対向する位置に二個の永久磁石12
a、12bがピン13を挟んで固定されている。
定された錠本体で、錠ケース11の側板に鎌型の施錠杆
12がピン13にて枢支され、板バネ14により常時解
錠方向に付勢されており、後述する受金具に設けられた
二個の永久磁石と対向する位置に二個の永久磁石12
a、12bがピン13を挟んで固定されている。
【0011】また、前記施錠杆12には同施錠杆が図3
の解錠位置にあるときに後述するスライダーの一部が係
合してスライダーの上昇を阻止する段部12cが形成さ
れている。
の解錠位置にあるときに後述するスライダーの一部が係
合してスライダーの上昇を阻止する段部12cが形成さ
れている。
【0012】15は、施錠杆12を後退させて解錠させ
る操作部材であるハンドルHの操作により回動するハブ
で、後述するロッドの上端が連結され、上下摺動自在
で、且つ、スプリング16によって常時上方に付勢され
るスライダー17を押し下げるための作動部15aとそ
の回転途中において施錠状態にある施錠杆12を反転解
錠させる作動部15bが設けられている。図中、15c
は、錠ケース11に固設された柱11aとハブ15との
間に付設したコイル状のバネで、ハブ15を常時時計方
向に回動させるように付勢しており、ハブ15の係止部
15dが上記柱11aに当接してそれ以上の回動が阻止
され、常時図3の中立状態に保持されている。
る操作部材であるハンドルHの操作により回動するハブ
で、後述するロッドの上端が連結され、上下摺動自在
で、且つ、スプリング16によって常時上方に付勢され
るスライダー17を押し下げるための作動部15aとそ
の回転途中において施錠状態にある施錠杆12を反転解
錠させる作動部15bが設けられている。図中、15c
は、錠ケース11に固設された柱11aとハブ15との
間に付設したコイル状のバネで、ハブ15を常時時計方
向に回動させるように付勢しており、ハブ15の係止部
15dが上記柱11aに当接してそれ以上の回動が阻止
され、常時図3の中立状態に保持されている。
【0013】2は、扉枠Wに取り付けられた前記施錠杆
12が係合する受金具で、閉扉時施錠杆12の嵌入を許
容する凹部21と、前記施錠杆12に設けられた二個の
永久磁石12a、12bとの間で相互に、同極同士の反
発、異極同士の吸引が生じて施錠杆12を回転突出させ
るための二個の永久磁石2a、2bが設けられている。
12が係合する受金具で、閉扉時施錠杆12の嵌入を許
容する凹部21と、前記施錠杆12に設けられた二個の
永久磁石12a、12bとの間で相互に、同極同士の反
発、異極同士の吸引が生じて施錠杆12を回転突出させ
るための二個の永久磁石2a、2bが設けられている。
【0014】前記錠ケース11の前板18及び受金具2
の前板22は、前記永久磁石12a、12b、2a、2
bの相互作用に影響を与えないように透磁率の高い真鍮
等の非磁性材料で成形するのが望ましい。
の前板22は、前記永久磁石12a、12b、2a、2
bの相互作用に影響を与えないように透磁率の高い真鍮
等の非磁性材料で成形するのが望ましい。
【0015】3は、扉Dの開放端側の縦框内に上下動自
在に嵌挿されるロッドで、その上端は前記錠ケース11
内のスライダー17に固着され、下端は縦框内に固着さ
れたガイド部材Gのガイド孔に嵌挿されて垂直状態で上
下動するようになっている。
在に嵌挿されるロッドで、その上端は前記錠ケース11
内のスライダー17に固着され、下端は縦框内に固着さ
れたガイド部材Gのガイド孔に嵌挿されて垂直状態で上
下動するようになっている。
【0016】4は、扉Dの下框D2に沿って水平方向に
移動できるように嵌挿された棒状の作動部材で、スプリ
ング41によって常時図面左方向に付勢されている。
移動できるように嵌挿された棒状の作動部材で、スプリ
ング41によって常時図面左方向に付勢されている。
【0017】5は、前記ロッド3の上下運動を水平運動
に変換して前記作動部材4に伝達する第一の運動変換機
構で、縦框内の前記ガイド部材Gの下方に取り付けられ
たケーシング51にピン52にて揺動自在に枢支される
揺動部材53から構成されており、該揺動部材53の一
部に前記作動部材4がピン42にて枢支連結され、前記
ロッド3が下降したときロッド3の下端で平板部53a
の一部が押されて反時計方向に揺動するようになってい
る。(図8、図9)
に変換して前記作動部材4に伝達する第一の運動変換機
構で、縦框内の前記ガイド部材Gの下方に取り付けられ
たケーシング51にピン52にて揺動自在に枢支される
揺動部材53から構成されており、該揺動部材53の一
部に前記作動部材4がピン42にて枢支連結され、前記
ロッド3が下降したときロッド3の下端で平板部53a
の一部が押されて反時計方向に揺動するようになってい
る。(図8、図9)
【0018】6は、扉の下框D2と床面Fとの隙間を遮
蔽する上下動可能な遮蔽部材で、下框D2の略全長に亘
る長さを有しており、図12、図13の実施例図ではア
ルミの押し出しによって成形された受け部材61と、弾
性変形に富むゴム製の弾性シール部材62とから構成し
ているが、材質及びこの取付け方法は必須要件でなく、
隙間風の出入りや、外からの光や騒音の侵入を防止する
ことができるものであれば前記弾性シール部材62に代
えてモヘヤやバフ製のものとすることは任意の選択事項
である。
蔽する上下動可能な遮蔽部材で、下框D2の略全長に亘
る長さを有しており、図12、図13の実施例図ではア
ルミの押し出しによって成形された受け部材61と、弾
性変形に富むゴム製の弾性シール部材62とから構成し
ているが、材質及びこの取付け方法は必須要件でなく、
隙間風の出入りや、外からの光や騒音の侵入を防止する
ことができるものであれば前記弾性シール部材62に代
えてモヘヤやバフ製のものとすることは任意の選択事項
である。
【0019】7は、前記作動部材4の水平運動を上下運
動に変換して前記遮蔽部材6に伝達する第二の運動変換
機構で、下框D2の一部に固着されたプレート71にピ
ン72にて揺動自在に枢支されるリンク73から構成さ
れており、同リンクの一方のアーム73aには前記作動
部材4がピン43にて枢支連結され、他方のアーム73
bには前記遮蔽部材6の一部に固着されたプレート63
がピン64にて枢支連結され、ロッド4が図面右方向に
移動したとき時計方向に揺動するようになっている。こ
の運動変換機構7は、遮蔽部材6を水平状態で上下動さ
せるためには、少なくとも二個あることが望ましい。
(図2、図10乃至図13)
動に変換して前記遮蔽部材6に伝達する第二の運動変換
機構で、下框D2の一部に固着されたプレート71にピ
ン72にて揺動自在に枢支されるリンク73から構成さ
れており、同リンクの一方のアーム73aには前記作動
部材4がピン43にて枢支連結され、他方のアーム73
bには前記遮蔽部材6の一部に固着されたプレート63
がピン64にて枢支連結され、ロッド4が図面右方向に
移動したとき時計方向に揺動するようになっている。こ
の運動変換機構7は、遮蔽部材6を水平状態で上下動さ
せるためには、少なくとも二個あることが望ましい。
(図2、図10乃至図13)
【0020】次に、本発明の上記構成に従い本発明装置
の具体的用法を説明する。先ず、開扉状態においては、
図3のように錠ケース11内のハブ15は中立状態にあ
り、施錠杆12は同施錠杆を常時時計方向に付勢する板
バネ14によって錠ケース11内に後退した所謂解錠状
態となっている。
の具体的用法を説明する。先ず、開扉状態においては、
図3のように錠ケース11内のハブ15は中立状態にあ
り、施錠杆12は同施錠杆を常時時計方向に付勢する板
バネ14によって錠ケース11内に後退した所謂解錠状
態となっている。
【0021】このときスプリング16によって常時上方
に付勢されているスライダー17はその一部17aが施
錠杆12に形成された段部12cに当接して上昇できな
い状態となっており、スライダー17と一体的に連結さ
れているロッド3は下降状態を保持している。
に付勢されているスライダー17はその一部17aが施
錠杆12に形成された段部12cに当接して上昇できな
い状態となっており、スライダー17と一体的に連結さ
れているロッド3は下降状態を保持している。
【0022】ロッド3が下降状態にあるときには、図8
のようにロッド3の下端が第一の運動変換機構5の揺動
部材53の平板部53aの一部を押し下げて同揺動部材
を反時計方向に揺動させ、これに枢支連結される作動部
材4をコイルスプリング41の復元力に抗して該作動部
材4を図面右方向に移動させているので、該作動部材4
に枢支連結される第二の運動変換機構7、7のリンク7
3、73が時計方向に揺動し、遮蔽部材6を水平状態で
引上げ、図10、図12のように弾性シール部材62と
床面Fが離れた状態となっている。
のようにロッド3の下端が第一の運動変換機構5の揺動
部材53の平板部53aの一部を押し下げて同揺動部材
を反時計方向に揺動させ、これに枢支連結される作動部
材4をコイルスプリング41の復元力に抗して該作動部
材4を図面右方向に移動させているので、該作動部材4
に枢支連結される第二の運動変換機構7、7のリンク7
3、73が時計方向に揺動し、遮蔽部材6を水平状態で
引上げ、図10、図12のように弾性シール部材62と
床面Fが離れた状態となっている。
【0023】この状態で扉Dを閉めると、錠ケース11
の前板18に対向する位置に扉枠Wに固定された受金具
2の前板22がきて、施錠杆12に設けられた二個の永
久磁石12a、12bと受金具2に設けられた二個の永
久磁石2a、2bがそれぞれ対向する状態となる。
の前板18に対向する位置に扉枠Wに固定された受金具
2の前板22がきて、施錠杆12に設けられた二個の永
久磁石12a、12bと受金具2に設けられた二個の永
久磁石2a、2bがそれぞれ対向する状態となる。
【0024】永久磁石12aと永久磁石2aは対向する
面が同極同士、永久磁石12bと永久磁石2bは対向す
る面が異極同士となるように予め設定されているので、
扉を閉めた時点で永久磁石同士の距離が最も短い永久磁
石12aと永久磁石2aとの間で同極同士の反発力が生
じ、施錠杆12が板バネ14の復元力に抗してピン13
を支点として反時計方向に回転し始める。勿論、永久磁
石12bと永久磁石2bとの間にも異極同士の吸引力が
生じるが、当初はその距離が離れているため、その力は
上記反発力に比べて小さく、施錠杆12の始動は殆ど上
記反発力によって行われる。
面が同極同士、永久磁石12bと永久磁石2bは対向す
る面が異極同士となるように予め設定されているので、
扉を閉めた時点で永久磁石同士の距離が最も短い永久磁
石12aと永久磁石2aとの間で同極同士の反発力が生
じ、施錠杆12が板バネ14の復元力に抗してピン13
を支点として反時計方向に回転し始める。勿論、永久磁
石12bと永久磁石2bとの間にも異極同士の吸引力が
生じるが、当初はその距離が離れているため、その力は
上記反発力に比べて小さく、施錠杆12の始動は殆ど上
記反発力によって行われる。
【0025】施錠杆12の回転に伴って永久磁石12a
と永久磁石2a同士の距離が離れ、上記反発力は次第に
弱くなっていくが、逆に永久磁石12bと永久磁石2b
との距離が短くなって永久磁石12bと永久磁石2bの
異極同士の吸引力が次第に強まってくるので、施錠杆1
2は引続き回転して突出し、施錠杆12の一部が受金具
2の凹部21に嵌入して施錠される。
と永久磁石2a同士の距離が離れ、上記反発力は次第に
弱くなっていくが、逆に永久磁石12bと永久磁石2b
との距離が短くなって永久磁石12bと永久磁石2bの
異極同士の吸引力が次第に強まってくるので、施錠杆1
2は引続き回転して突出し、施錠杆12の一部が受金具
2の凹部21に嵌入して施錠される。
【0026】施錠杆12の回転突出に伴いスライダー1
7の段部17aに係合してスライダー17の上昇を阻止
していた施錠杆12の段部12cがスライダー17の段
部17aから離れるので、スライダー17及びロッド3
は上昇して図4の状態となる。
7の段部17aに係合してスライダー17の上昇を阻止
していた施錠杆12の段部12cがスライダー17の段
部17aから離れるので、スライダー17及びロッド3
は上昇して図4の状態となる。
【0027】このとき、ロッド3の下端は図9のように
第一の運動変換機構5の揺動部材53の平板部53aか
ら離れ、揺動部材53はフリーの状態になるため、作動
部材4は、スプリング41の復元力によって図面左方向
に移動し、この作動部材4の移動に伴い第二の運動変換
機構7、7のリンク73、73が反時計方向に揺動して
遮蔽部材6が図11、図13のように下降して弾性シー
ル部材62の下端が床面Fに接触して扉下端部と床面の
隙間が遮蔽される。
第一の運動変換機構5の揺動部材53の平板部53aか
ら離れ、揺動部材53はフリーの状態になるため、作動
部材4は、スプリング41の復元力によって図面左方向
に移動し、この作動部材4の移動に伴い第二の運動変換
機構7、7のリンク73、73が反時計方向に揺動して
遮蔽部材6が図11、図13のように下降して弾性シー
ル部材62の下端が床面Fに接触して扉下端部と床面の
隙間が遮蔽される。
【0028】つまり、閉扉と同時に遮蔽部材6が自動的
に下降して扉下端部と床面の隙間を遮蔽するものであ
る。
に下降して扉下端部と床面の隙間を遮蔽するものであ
る。
【0029】前述の閉扉状態において、開扉すべくハン
ドルHを操作してその操作軸H1を回転させてハブ15
を回動させると、先ずハブ15の作動部15aがスライ
ダー17の段部17bを図5のように押し下げて施錠杆
12が後退したときにスライダー17と接触しない状態
になる。
ドルHを操作してその操作軸H1を回転させてハブ15
を回動させると、先ずハブ15の作動部15aがスライ
ダー17の段部17bを図5のように押し下げて施錠杆
12が後退したときにスライダー17と接触しない状態
になる。
【0030】この状態から更にハンドルHを操作してハ
ブ15を回動させると、作動部15bが施錠杆12の段
部12dを押し上げるため、前記永久磁石同士の作用に
より施錠状態にある施錠杆12は強制的に図6のように
回転後退せしめられ、受金具2との間の係合が解除され
て解錠状態となる。
ブ15を回動させると、作動部15bが施錠杆12の段
部12dを押し上げるため、前記永久磁石同士の作用に
より施錠状態にある施錠杆12は強制的に図6のように
回転後退せしめられ、受金具2との間の係合が解除され
て解錠状態となる。
【0031】スライダー17が下降し、ロッド3が下降
している状態のときは前述したように遮蔽部材6が上昇
しているので、ハンドルHを握った儘の状態でハンドル
Hを開扉方向に押すか引くかすれば、扉はスムーズに開
放する。尚、ハンドルHを握った儘扉を少しでも開く
と、施錠杆12は受金具2との対向位置から外れて前記
永久磁石同士の吸引、反発力は弱くなるため、その後は
ハンドルHから手を離しても施錠杆12は突出せずに解
錠位置に保持され、遮蔽部材6が上昇位置を保った儘扉
はスムーズに開放する。
している状態のときは前述したように遮蔽部材6が上昇
しているので、ハンドルHを握った儘の状態でハンドル
Hを開扉方向に押すか引くかすれば、扉はスムーズに開
放する。尚、ハンドルHを握った儘扉を少しでも開く
と、施錠杆12は受金具2との対向位置から外れて前記
永久磁石同士の吸引、反発力は弱くなるため、その後は
ハンドルHから手を離しても施錠杆12は突出せずに解
錠位置に保持され、遮蔽部材6が上昇位置を保った儘扉
はスムーズに開放する。
【0032】開扉後、ハンドルHから手を離すと、図7
の状態を経て元の図3の開扉状態に復帰する。
の状態を経て元の図3の開扉状態に復帰する。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係る扉下部の
隙間遮蔽装置によれば、扉の開閉動作に連動して自動的
に遮蔽部材を上下動させるように構成したもので、閉扉
と同時に遮蔽部材を下降させて自動的に扉下端部と床面
との隙間を遮蔽することができるようにし、開扉と同時
に遮蔽部材を上昇させて扉の開放に支障とならないよう
にしたものであるから、従来装置のように仮施錠装置と
は別途に設けられた昇降装置の操作を忘れて遮蔽部材を
上昇させた儘にして隙間風の出入りや、外からの光や騒
音の侵入を起こしたり、遮蔽部材を下降させた儘扉を開
けようとして床面を傷付けたりするというようなことが
なく、安心して使用できるものである。
隙間遮蔽装置によれば、扉の開閉動作に連動して自動的
に遮蔽部材を上下動させるように構成したもので、閉扉
と同時に遮蔽部材を下降させて自動的に扉下端部と床面
との隙間を遮蔽することができるようにし、開扉と同時
に遮蔽部材を上昇させて扉の開放に支障とならないよう
にしたものであるから、従来装置のように仮施錠装置と
は別途に設けられた昇降装置の操作を忘れて遮蔽部材を
上昇させた儘にして隙間風の出入りや、外からの光や騒
音の侵入を起こしたり、遮蔽部材を下降させた儘扉を開
けようとして床面を傷付けたりするというようなことが
なく、安心して使用できるものである。
【図1】本発明装置を扉に取り付けた状態を示す概略正
面図である。
面図である。
【図2】本発明装置の開扉時における全体構造を表す要
部透視図である。
部透視図である。
【図3】開扉時における錠本体の内部透視図である。
【図4】閉扉状態から開扉状態に至る一連の操作を表す
錠本体の内部透視図である。
錠本体の内部透視図である。
【図5】解錠途中における一連の操作を表す錠本体の内
部透視図である。
部透視図である。
【図6】解錠して閉扉している状態を表す錠本体の内部
透視図である。
透視図である。
【図7】開扉してハンドルから手を放した直後の状態を
表す錠本体の内部透視図である。
表す錠本体の内部透視図である。
【図8】開扉時における図2のA部の詳細透視図であ
る。
る。
【図9】閉扉時における図2のA部の詳細透視図であ
る。
る。
【図10】開扉時における図2のB部の詳細透視図であ
る。
る。
【図11】閉扉時における図2のB部の詳細透視図であ
る。
る。
【図12】開扉時における図2のB部側面の詳細透視図
である。
である。
【図13】閉扉時における図2のB部側面の詳細透視図
である。
である。
1…錠本体、12…施錠杆、12a、12b…永久磁
石、2…受金具、2a、2b…永久磁石、3…ロッド、
4…作動部材、5…第一の運動変換機構、6…遮蔽部
材、7…第二の運動変換機構
石、2…受金具、2a、2b…永久磁石、3…ロッド、
4…作動部材、5…第一の運動変換機構、6…遮蔽部
材、7…第二の運動変換機構
Claims (2)
- 【請求項1】 扉の開放端側に施錠杆12を有する錠本
体1を埋設固定し、常時は上昇位置にあるように付勢さ
れ前記錠本体内のハブ15の回動によって下降するロッ
ド3と、扉の下框に沿って水平方向に移動可能な作動部
材4と、前記ロッド3の上下運動を水平運動に変換して
前記作動部材4に伝達する第一の運動変換機構5と、前
記作動部材4の水平運動を上下運動に変換する第二の運
動変換機構7と、前記第一、第二の運動変換機構を介し
てロッド3の上昇に伴って下降し、下框と床面との隙間
を遮蔽する上下動可能な遮蔽部材6とを備え、前記錠本
体1の施錠杆12が施錠位置にあるときには前記ロッド
3が上昇して遮蔽部材6が下降し、解錠位置にあるとき
にはロッド3が下降して、遮蔽部材6が上昇位置にある
ようにしたことを特徴とする扉下部の隙間遮蔽装置。 - 【請求項2】 請求項1の錠本体1の施錠杆12は、施
錠時回転突出する施錠杆としたことを特徴とする請求項
1記載の扉下部の隙間遮蔽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33830295A JPH09151679A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 扉下部の隙間遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33830295A JPH09151679A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 扉下部の隙間遮蔽装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151679A true JPH09151679A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18316862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33830295A Pending JPH09151679A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 扉下部の隙間遮蔽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151679A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089919A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Nakanishi Eng:Kk | 引き戸の開閉装置 |
JP4838860B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2011-12-14 | ユーロコプター・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 航空機用ドアアセンブリ及びかかる航空機用ドアアセンブリを備えた航空機機体 |
EP3085876A1 (de) | 2015-04-20 | 2016-10-26 | Planet GDZ AG | Absenkdichtungsvorrichtung und auslöseeinheit |
JP2017025542A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社ベスト | 扉用シャッタ装置 |
JP2017025547A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社ベスト | 扉用シャッタ装置 |
JP2020056187A (ja) * | 2018-09-29 | 2020-04-09 | 株式会社ベスト | 引戸施錠装置及び引戸 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33830295A patent/JPH09151679A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089919A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Nakanishi Eng:Kk | 引き戸の開閉装置 |
JP4520803B2 (ja) * | 2004-09-21 | 2010-08-11 | 株式会社中西エンジニアリング | 引き戸の開閉装置 |
JP4838860B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2011-12-14 | ユーロコプター・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 航空機用ドアアセンブリ及びかかる航空機用ドアアセンブリを備えた航空機機体 |
EP3085876A1 (de) | 2015-04-20 | 2016-10-26 | Planet GDZ AG | Absenkdichtungsvorrichtung und auslöseeinheit |
JP2017025542A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社ベスト | 扉用シャッタ装置 |
JP2017025547A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社ベスト | 扉用シャッタ装置 |
JP2020056187A (ja) * | 2018-09-29 | 2020-04-09 | 株式会社ベスト | 引戸施錠装置及び引戸 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040520 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |