JPH09151587A - 階段用床シート - Google Patents
階段用床シートInfo
- Publication number
- JPH09151587A JPH09151587A JP7337794A JP33779495A JPH09151587A JP H09151587 A JPH09151587 A JP H09151587A JP 7337794 A JP7337794 A JP 7337794A JP 33779495 A JP33779495 A JP 33779495A JP H09151587 A JPH09151587 A JP H09151587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor sheet
- stairs
- covering portion
- tread
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
安全性の高い階段用床シートを提供する。 【解決手段】 階段に貼り付ける合成樹脂製の床シート
であって、踏み面被覆部11と蹴上げ被覆部13とのコ
ーナー被覆部12が裏面側に略90°折れ曲がり、その
コーナー被覆部12の表面に肉盛り部121が形成さ
れ、踏み面被覆部11の表面に滑り止め用の突起111
が形成された構成とする。肉盛り部121によって、コ
ーナー被覆部12にコーナー被覆部12にストレスが集
中しても簡単に磨滅しないように補強し、コーナー被覆
部12が裂けるのを防止する。
Description
の昇降時の防滑性、遮音性等を高めるために階段下地に
貼り付けて使用する床シ−トに関する。
み面から蹴上げに亘って、昇降時の騒音を軽減したり防
滑性を高めたりするために、合成ゴム製の床シ−トが貼
り付けられている。
トは、階段下地の踏み面やコ−ナ−部に対する接合強度
をそれぞれほど高くすることができないため、剥離した
り位置ずれしたりするという心配や、剥離したり位置ず
れしたりした床シ−トに歩行者がつまずくといった危険
があった。また、合成ゴム製の階段用床シ−トは耐候性
に乏しいので、屋外に設けた階段に使用すると、比較的
短期間のうちに劣化してしまうという問題があった。
に特願平7−36146号において、耐候性、防滑性、
遮音性等を高め、また階段下地との接合力を高め、更に
加工性、施工性を高めるためにそのコ−ナ−部裏面を薄
くした階段用床シ−トを提案した。
床シ−ト等を階段下地に貼り付け、連続的に昇降試験を
繰り返した結果、床シ−トを貼り付けた階段において
は、その床シ−トのコ−ナ−被覆部が踏み面被覆部と同
等に減り易く、かつ最も裂け易い箇所であることが明ら
かとなった。
床シ−トにおいてはコ−ナ−被覆部の裏面を線状に薄く
していることに起因するが、それ以上に昇降時に繰り返
す踏み圧が床シ−ト表面に剪断力として伝わり、そのス
トレスがコ−ナ−被覆部に集中されるものと考えられ
る。
おいて、そのコ−ナ−被覆部にストレスが集中した場
合、コ−ナ−被覆部の表裏両面に摩擦が生じ、その両表
面から徐々に磨滅し、ついにはその限界点で裂けること
を解明するに到ったのである。
のであり、階段用床シ−トの接合力、防滑性、遮音性、
耐久性を高めることは言うに及ばず、そのコ−ナ−被覆
部の耐久性、耐用性を大巾に改良した階段用床シ−ト
で、これを階段下地に貼り付けた場合、より安全性の高
くなる階段用床シ−トを提供することを目的とする。
め、本発明の請求項1に係る階段用床シ−トは、階段に
貼り付ける合成樹脂製の床シ−トであって、踏み面被覆
部と蹴上げ被覆部とのコ−ナ−被覆部が裏面側に略90
°折れ曲がり、そのコ−ナ−被覆部表面に肉盛り部が形
成され、かつ、その踏み面被覆部表面に突起が形成され
ていることを特徴とする。
は、肉盛り部に一定の間隔で踏み面被覆部から通じる溝
が形成されていることを特徴とし、請求項3に係る階段
用床シ−トは、蹴上げ被覆部表面に一定の間隔で縦リブ
が形成されていることを特徴とし、請求項4の階段用床
シ−トは、裏全面もしくは裏面の所定部に粘着剤が積層
されていることを特徴とするものである。
被覆部が肉盛り部によって補強されストレスが加わって
も簡単に磨滅しないため、階段下地にこの床シ−トを貼
り付けてから、そのコ−ナ−被覆部が裂けるまで、従来
の階段用床シ−トと比較してより安全でかつより長期関
使用することが可能となり、且つ、踏み面被覆部表面に
形成された突起によって良好な防滑性が発揮される。
み面被覆部に溜る水が肉盛り部に形成された溝から階段
下方に流れ易くなり、表面に溜るゴミなども階段下向に
掃き出し易くなる。
上げ被覆部表面に形成された縦リブによって蹴上げ被覆
部が反りを生じないように補強されるため、この蹴上げ
被覆部分の接合不良が生じたとしても、蹴上げ被覆部の
端部が捲れるのを防止でき、より安全性を確保すること
が可能となる。
に裏全面又は裏面の所定部面に粘着剤が積層されている
と、施工現場での貼り付け作業が極端に楽なものとな
る。
る階段用床シ−トの実施形態を詳述する。
形態を示す斜視図、図2は本発明の階段用床シ−ト1を
縞鋼板からなる階段下地2に貼り付けた状態を示す断面
図、図3は本発明の階段用床シ−ト1を階段下地2に貼
り付けた他の状態を示す断面図である。
化ビニル等のビニル系樹脂やポリプロピレン等のオレフ
ィン系樹脂を主成分とする一層あるいはニ層以上の多層
構造の合成樹脂製シ−トを加熱等により軟化させて裏面
側に一定のア−ルを付け略90°折り曲げることによ
り、踏み面被覆部11、コ−ナ−被覆部12、蹴上げ被
覆部13をそれぞれ形成したものである。
−ト1の踏み面被覆部11の表面にはエンボス加工によ
る0.5〜2mm程度の高さの滑り止め用突起111が
形成されており、また、コ−ナ−被覆部12の表面には
同程度の高さの肉盛り部121が設けられている。そし
て、踏み面被覆部11に水やゴミを溜まるのを防止する
ため、肉盛り部121には、踏み面被覆部11に通じる
溝122が一定の間隔で形成されている。
部13の表面には、表面側への反りを防止するために
0.5〜2mm程度の高さの縦リブ131が一定の間隔
で形成されており、この縦リブ131は床シ−ト1を階
段下地2に貼り付けたときに、蹴上げ被覆部13が端部
から剥がれるのを防止する役目を果たすものである。こ
の縦リブ131は、コーナー被覆部12の肉盛り部12
1に連なるように形成してもよい。
分合成樹脂に可塑剤、充填材、着色剤、耐候剤、強化剤
等の機能向上剤を加えることによって、耐磨耗性、耐用
性、踏み圧感、防音性、強度性等の諸物性を改善するこ
とが可能であり、更に滑り止め突起111の形状や配列
を換えたり、床シ−ト表面の配色を考慮することによっ
てその意匠性を改善することも可能である。
の階段下地2の表面に、必要充分な強度を有する接合剤
を選択して貼着され、長期に亘って使用される。階段下
地2は、その表面が平らでも凹凸を持つものでよく、ま
た、その材質も鋼材、コンクリ−ト、木材等を問わな
い。
を有する縞鋼板からなる階段下地2に貼り付けた施工例
を示す断面図である。
階段下地2の踏み面21には粘着剤31とその一部に接
着剤32を、コ−ナ−部22には接着性を有するシ−リ
ング剤33を、蹴上げ23には粘着剤31をそれぞれ用
いて貼り付けられている。
着強度に問題があるが、反面、合成樹脂製シ−トと積層
一体化した形態での製造が可能であり、粘着剤31を裏
面に積層した階段用床シ−ト1はその貼り付け作業にお
いて接着剤32の塗布作業が省略でき、全般的にその作
業を楽する利点がある。この実施形態では、粘着剤31
を階段用床シート1の蹴上げ被覆部13の裏面と、踏み
面被覆部11の裏面の大部分(接着剤32による接合箇
所を除く部分)に積層しているが、階段用床シート1の
裏全面に粘着剤31を積層してもよい。
よく用いられるが、ブチルゴム系の粘着剤は夏場の屋外
においては軟化の恐れがあり、これにより階段昇降時に
床シート1の蹴上げ被覆部13よりはるかに応力が集中
する踏み面被覆部11にズレを生じる危惧が大きい。そ
こで、この危惧を未然に防止し、より長期に亘る安全性
を確保するため、この図2に示す施工例では、踏み面1
1被覆部の幅方向線状に接着剤32を粘着剤31の間に
設け、上記危惧に対処している。
その耐用年数を考慮すれば、できる限り階段下地のコー
ナー部22との隙間を塞ぎ、かつ固着強度を上げること
が肝要であり、そのためにこのコーナー被覆部12の接
合には必要最低限の接着力を有するシ−リング剤33を
使用している。そして、踏み面被覆部11の後端面もシ
ーリング剤33で断面が略三角形となるように縁取りし
て階段下地2に接着し、踏み面被覆部11のズレや剥離
をより確実に防止できるようにしている。
下地2に貼り付ける際には多様な接合剤を選択できる
が、その作業の簡易さや、施工後の安全性や耐久性を考
慮して臨機応変に選択することが重要である。
21が平面である階段下地2の全表面に貼り付けた施工
例を示す断面図であって、該床シート1の踏み面被覆部
11は接着剤31により、コ−ナ−被覆部12はシ−リ
ング剤33により、蹴上げ被覆部は粘着剤32により接
合されている。これ等接合剤の選択理由については上記
図2で説明した理由とほぼ同様な理由となるので省略す
る。
は、階段下地2の蹴上げ23の高さ寸法と略同一の高さ
寸法に設定され、この蹴上げ被覆部13の下端と、一段
下に貼り付けられ階段用床シート1の踏み面被覆部11
の後端とは、シーリング剤33で接合されている。この
ようにすると、蹴上げ被覆部13が下端から捲れたり踏
み面被覆部11が後端から捲れる心配が皆無に等しくな
るので望ましい。
覆部11の後端をそれぞれシ−リング剤33で断面が略
三角形となるように縁取りして下地2に接合すれば、そ
の部分にV字状の排水溝が形成されることになり、蹴上
げ被覆部13を伝って流れ落ちる雨水が該排水溝を通じ
てすみやかに階段両側へ排水されることになる。
ートと同様であるので、図3において同一部材には同一
符号を付し、説明を省略する。
の階段用床シ−トは、ストレスの集中するコーナー被覆
部が磨滅により裂けにくく、踏み面被覆部の防滑性も良
好で、長期間安全に使用することができ、特に肉盛り部
に溝を形成したものは、踏み面被覆部表面に水やゴミが
溜まりにくく、また、蹴上げ被覆部に縦リブを形成した
ものは、蹴上げ被覆部のメクレを防止でき、更に、裏全
面又は所定部分に粘着剤を積層したものは、貼付作業が
楽になる等、優れた効果を奏する。
視図である。
図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】階段に貼り付ける合成樹脂製の床シ−トで
あって、踏み面被覆部と蹴上げ被覆部とのコ−ナ−被覆
部が裏面側に略90°折れ曲がり、そのコ−ナ−被覆部
表面に肉盛り部が形成され、かつ、踏み面被覆部表面に
突起が形成されていることを特徴とする階段用床シ−
ト。 - 【請求項2】肉盛り部に踏み面被覆部から通じる溝が一
定の間隔で形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の階段用床シ−ト。 - 【請求項3】蹴上げ被覆部表面に一定の間隔で縦リブが
形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の階段用床シ−ト。 - 【請求項4】裏全面もしくは裏面の所定部に粘着剤が積
層されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の階段用床シ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33779495A JP3189203B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 階段用床シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33779495A JP3189203B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 階段用床シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151587A true JPH09151587A (ja) | 1997-06-10 |
JP3189203B2 JP3189203B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=18312036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33779495A Expired - Lifetime JP3189203B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 階段用床シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189203B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33779495A patent/JP3189203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3189203B2 (ja) | 2001-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2006204972A1 (en) | Removable and relayable floor covering | |
JP2017025632A (ja) | 段差被覆構造とそれに用いる段差被覆材 | |
JP2006241844A (ja) | 階段用床材 | |
JP5426720B2 (ja) | 階段被覆構造及びこれに用いる下地調整材 | |
JP3460188B2 (ja) | 階段用床材 | |
JPH09151587A (ja) | 階段用床シート | |
JP3412036B2 (ja) | 階段構造 | |
JP3191143B2 (ja) | 階段構造 | |
JP5213478B2 (ja) | 階段被覆構造及びこれに用いる下地調整材 | |
JP3362275B2 (ja) | 階段の構造 | |
JP2007262710A (ja) | 段鼻材とこれを用いた階段構造 | |
JP5202937B2 (ja) | 階段の被覆構造及びその被覆方法 | |
JP4116196B2 (ja) | 屋根の下葺材 | |
JP4355472B2 (ja) | 階段用表面被覆材および階段構造 | |
JP3488308B2 (ja) | 立上り部用プレハブ防水材およびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法 | |
JP2009144461A (ja) | 階段被覆構造及びこれに用いる下地調整材 | |
GB2355025A (en) | Flooring panel | |
JPH09264060A (ja) | 階段構造 | |
JP2003293539A (ja) | 階段構造 | |
JPH11131739A (ja) | 床シート | |
JP3554942B2 (ja) | 防水シート張設陸屋根等における床材張付け施工方法 | |
JP2003041732A (ja) | 室内階段構造 | |
JPH10102713A (ja) | 床シート | |
JPH10219953A (ja) | 床シート | |
JP7274248B2 (ja) | 防水構造、施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 11 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |