JPH09151362A - 保護用積層粘着フィルム - Google Patents

保護用積層粘着フィルム

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JPH09151362A
JPH09151362A JP31198295A JP31198295A JPH09151362A JP H09151362 A JPH09151362 A JP H09151362A JP 31198295 A JP31198295 A JP 31198295A JP 31198295 A JP31198295 A JP 31198295A JP H09151362 A JPH09151362 A JP H09151362A
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JP
Japan
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sensitive adhesive
adhesive
pressure
film
plastic
Prior art date
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Application number
JP31198295A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Honda
敬介 本多
Sachiko Yamayoshi
幸子 山佳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Electronics Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机、テーブルなどの表面を常に清潔な面に維
持するようにする保護用積層粘着フィルムを提供する。 【解決手段】 片面に粘着剤4が塗布された複数枚のプ
ラスチックフィルム3を積層して保護用積層粘着フィル
ム1が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護用積層粘着フィ
ルムに関し、さらに詳しくは、例えば机、テーブル、家
電製品、OA機器、窓ガラスなどの表面に被覆すること
により、その表面を常に清潔に維持できるようにする保
護用積層粘着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品が多く使用されてい
るOA機器や家電製品などは、静電気の発生によって表
面に埃を付着して汚れやすいという問題がある。また、
ブラウン管などの表示画面は埃が付きやすいだけでな
く、人体に有害な紫外線、電磁波等を放射するというこ
ともある。このような機器の表面を清潔に維持するに
は、多大の人的労力が必要になる。
【0003】また、特に衛生を保つことが要求される業
務分野での机やテーブルなどでは、表面に金属メッキや
セラミックコーティングを施すことによって汚れがつき
にくくしているものがある。しかし、このような金属メ
ッキやセラミックコーティングは一般に加工費が高いた
め、机やテーブル自体の製作コストが高くなることが避
けられない。
【0004】高級レストランにおける食卓テーブルでは
テープルクロスで覆い、客が入れ代わるたびに新しいテ
ーブルクロスに取換えるようにしている。しかし、常時
多数のテーブルクロスを用意しておく必要があるコスト
のほか、多大のクリーニング代がかかるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来の問題を解消し、多大の労力やコストをか
けることなく、机、テーブルなどの表面を常に清潔に維
持することができる保護用積層粘着フィルムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明による保護用積層粘着フィルムは、片面に粘着剤が塗
布された複数枚のプラスチックフィルムを、前記粘着剤
を介して相互に接着させるように積層した構成からなる
ものである。このように粘着剤を塗布したプラスチック
フィルムが複数枚積層された構成であるため、これを
机、テーブルなどの対象物の表面に貼り付けておき、最
外層のプラスチックフィルムが汚れる毎に1枚ずつ剥離
していくことにより、常に清潔な表面を維持することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、保護用積層粘着
フィルムに使用されるプラスチックフィルムのポリマー
素材としては特に限定されない。好ましくは、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニルなどを使用することができ、その形状、大
きさ、厚みなどは限定されない。
【0008】このプラスチックフィルムは透明であって
も、不透明であってもよく、その表面保護目的に応じて
いずれかを選択すればよい。例えば、机、テーブル等の
表面保護に使用する保護用積層粘着フィルムの場合に
は、透明性は必ずしも必要とするものではない。他方、
窓ガラスやOA機器の表示部(ブラウン管)の表面に使
用する保護用積層粘着フィルムの場合には、透明性が要
求される。
【0009】また、表面に比較的大きな凹凸を有する保
護対象物の場合には、プラスチックフィルム自体が可塑
性であるものにするとよい。可塑性であることにより凹
凸に追従することができ、貼り付け後も皺のないスムー
ズな面を形成することができる。この可塑性のプラスチ
ックフィルムとしては、それ自体が可塑性の高いポリマ
ーから成膜するか、あるいは可塑剤を配合したポリマー
から成膜するようにすればよい。
【0010】プラスチックフィルムの片面に塗布する粘
着剤としては、剥離性を有するものであれば特に限定さ
れず、公知の粘着剤がいずれも適用可能である。すなわ
ち、粘着剤とは所謂接着剤のように経時的に接着力が強
化するものではなく、軽度の力によって容易に剥離可能
な特性を有するものであることが必要である。また、複
数枚のプラスチックフィルムが接着剤を介して積層され
た積層体は、好ましくはその周縁部の一部に、各プラス
チックフィルム間が離間した非接着部を介在させると
か、或いは非接着部材を介在させておくとよい。このよ
うな非接着部または非接着部材を介在させた部分は、特
に角部に設けることが好ましい。このような非接着部ま
たは非接着部材を介在させることにより、この部分から
1枚毎のプラスチックフィルムの剥離を容易にすること
ができる。
【0011】プラスチックフィルムの表面には、用途に
応じて化粧印刷を施してもよい。印刷する表面は、プラ
スチックフィルムの片面であっても、両面であってもよ
い。また、粘着剤が塗布される側であっても、塗布され
ない側であってもよい。また、化粧印刷は単色、多色、
或いは柄もの等のいずれでもよく、プリント法などによ
って印刷可能である。
【0012】本発明において、保護用積層粘着フィルム
には、その粘着剤またはプラスチックフィルムのいずれ
か一方または両方に芳香剤、紫外線吸収剤、電磁波遮蔽
剤、耐光劣化剤、制電剤、抗菌剤、殺菌剤などを1種ま
たは2種以上含有させるようにすることができる。例え
ば、これらの添加剤のうち、芳香剤を含有させた場合
は、最外層のプラスチックフィルムを剥離する度に心地
よい香りが空中に放出され、快適感や清潔感を味わうこ
とができる。紫外線吸収剤、電磁波遮蔽剤を含有させ場
合は、OA機器の表示部(ブラウン管)等から放射する
紫外線や電磁波を遮断し、人体に対する影響を低減する
ことができる。
【0013】耐光剤を含有させた場合は、太陽光などに
常時晒されている対象物の劣化を防止することができ
る。制電剤を含有させた場合は、静電気の発生を抑制す
ることにより埃の付着を防止し、一層優れた汚れ防止効
果を得ることができる。また、抗菌剤や殺菌剤を含有さ
せた場合には、病院や食堂などの保護対象物を細菌や黴
などから保護することができる。
【0014】本発明の保護用積層フィルム、上述した構
成からなる粘着剤を塗布したプラスチックフィルムが複
数枚積層されていることが必要である。積層する枚数と
しては2〜100枚、好ましくは5〜10枚であるとよ
い。最下層のフィルムには、粘着剤が塗布された面に剥
離紙を張り付けるようにする。本発明において、プラス
チックフィルムの積層方法は特に限定されるもきてはな
く、公知の方法がいずれも適用可能である。例えば、公
知の粘着テープ製造工程を採用して、粘着剤を塗布した
プラスチックフィルムを複数枚重ねながら大きなドラム
上に複数回に渡って巻き付け、しかるのち適当な幅にカ
ットする方法や、或いはコンベヤベルトのように2個の
ローラー間を帯状に複数回捲回して積層させる方法など
が採用できる。
【0015】図1は、本発明の保護用積層粘着フィルム
について、その一例を示す全体斜視図である。保護用積
層粘着フィルム1は、複数枚の粘着フィルム2,2,・
・2が順次積層され、相互間を接着させて構成されてお
り、このような構成において各粘着フィルム2は図示す
るように一枚ずつ剥離可能になっている。
【0016】保護用積層粘着フィルム1を構成する粘着
フィルム2は、図2に示すように、プラスチックフィル
ム3の片面に粘着剤4が塗布されて形成されたものであ
る。この粘着フィルム2が複数枚積層されている。そし
て、最下層の粘着フィルム2の粘着剤4側に剥離紙5が
貼り付けられている。このように複数枚の保護用積層粘
着フィルム1を粘着剤4を介して接着積層する場合、そ
の積層体の周縁部の一部、好ましくは角部には、図3に
示すように各プラスチックフィルム間を離間させるよう
にした非接着部6を介在させるとか、或いは図4に示す
ように離型紙片、糸片などの非接着部材7を介在させる
ようにするとよい。このような非接着部6或いは非接着
部材7を介在させることにより、1枚ずつの保護用積層
粘着フィルム1の剥離を容易にすることができる。
【0017】上記のように構成された保護用積層粘着フ
ィルム1を、表面保護の対象物に貼り付けるときは、剥
離紙5だけを剥離したのち粘着剤4の面を介して張り付
けるようにすればよい。一定期間の使用によって最上層
のプラスチックフィルム3の表面が汚れた状態になった
ら、その最上層のフィルム1枚だけを剥がすことによ
り、下側の綺麗なプラスチックフィルムを出現させるこ
とができる。このようにして最上層に位置するプラスチ
ックフィルムが汚れる度に、それを1枚ずつ剥離するこ
とにより新しい綺麗な面を出現させることができる。し
かも、ワッタッチで簡単にでき、保護対象物を常に綺麗
な表面に維持することができる。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明の保護用積層粘
着フィルムによれば、机等の保護対象物の表面に貼るだ
けで、最上層のプラスチックフィルムが汚れる度に1枚
ずつ剥離することにより、常に清潔な表面に維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護用積層粘着フィルムの一例を示す
全体斜視図である。
【図2】本発明の保護用積層粘着フィルムの要部を示す
拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例からなる保護用積層粘着フ
ィルムの要部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例からなる保護用積層
粘着フィルムの要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 保護用積層粘着フィルム 2 粘着フィルム 3 プラスチックフィルム 4 粘着剤 5 剥離紙 6 非接着部 7 非接着部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKK C09J 7/02 JKK JKN JKN

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に粘着剤が塗布された複数枚のプラ
    スチックフィルムを、前記粘着剤を介して相互に接着さ
    せるように積層した構成からなる保護用積層粘着フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記複数枚のプラスチックフィルムの積
    層体の周縁部の一部に、各プラスチックフィルム間が離
    間した非接着部を介在させるか、または非接着部材を介
    在させた請求項1に記載の保護用積層粘着フィルム。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックフィルムが、ポリエス
    テル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
    リ塩化ビニルの群から選ばれた1種以上のポリマーまた
    はそのポリマーを主成分とする組成物から形成されてい
    る請求項1または2に記載の保護用積層粘着フィルム。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックフィルムに化粧印刷が
    施されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護
    用積層粘着フィルム。
  5. 【請求項5】 前記プラスチックフィルムおよび粘着剤
    の少なくとも一方に、芳香剤、紫外線吸収剤、電磁波遮
    蔽剤、耐光剤、制電剤、抗菌剤の群から選ばれた少なく
    とも1種を含有させた請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の保護用積層粘着フィルム。
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