JPH09150974A - カード供給装置 - Google Patents
カード供給装置Info
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- JPH09150974A JPH09150974A JP33615095A JP33615095A JPH09150974A JP H09150974 A JPH09150974 A JP H09150974A JP 33615095 A JP33615095 A JP 33615095A JP 33615095 A JP33615095 A JP 33615095A JP H09150974 A JPH09150974 A JP H09150974A
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- Japan
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- card
- push plate
- pushing
- supply device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置を大型化させず、カードを駆動する力が
経時的に弱くならないようにし、またモータ等の駆動源
のパワーロスを生じさせない。 【解決手段】 このカード供給装置1は、カード収納部
2のカード3をゲート4より導出している。そして、カ
ード3の後端面に当接し送り出す押し板6を有し、カー
ド3の導出方向に対して略垂直方向に伸びると共に、押
し板6がカード3に沿って直線状に動作可能となるよう
に垂直方向移動自在でかつ回動自在となる押し部材7を
設けている。
経時的に弱くならないようにし、またモータ等の駆動源
のパワーロスを生じさせない。 【解決手段】 このカード供給装置1は、カード収納部
2のカード3をゲート4より導出している。そして、カ
ード3の後端面に当接し送り出す押し板6を有し、カー
ド3の導出方向に対して略垂直方向に伸びると共に、押
し板6がカード3に沿って直線状に動作可能となるよう
に垂直方向移動自在でかつ回動自在となる押し部材7を
設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイドカー
ド、キャッシュカード、名刺用台紙、写真等のカード類
の処理に用いられるカード供給装置の改良に関する。
ド、キャッシュカード、名刺用台紙、写真等のカード類
の処理に用いられるカード供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はのカード供給装置は、図17に示
すように、カード収納部70のカード71をスライドプ
レート72のカード押し用突起73に係止し、カード収
納部70から送り出している。そして、その送り出され
たカード71は、歯車74等の伝動機構を介して駆動さ
れるゴムローラ75と、そのゴムローラ75と当接する
対向ローラ76とで挟まれ、カード収納部70から取り
出される。
すように、カード収納部70のカード71をスライドプ
レート72のカード押し用突起73に係止し、カード収
納部70から送り出している。そして、その送り出され
たカード71は、歯車74等の伝動機構を介して駆動さ
れるゴムローラ75と、そのゴムローラ75と当接する
対向ローラ76とで挟まれ、カード収納部70から取り
出される。
【0003】また、図18に示すように、スライドプレ
ート72ではなく、取り出しローラ77を使用するもの
もある。この取り出しローラ77の場合も、スライドプ
レート72を使用するものと同様に、カード収納部70
から押し出されたカード71は、歯車74等の伝動機構
を介して駆動されるゴムローラ75と、そのゴムローラ
75と当接する対向ローラ76とで挟まれ、カード収納
部70から取り出される。
ート72ではなく、取り出しローラ77を使用するもの
もある。この取り出しローラ77の場合も、スライドプ
レート72を使用するものと同様に、カード収納部70
から押し出されたカード71は、歯車74等の伝動機構
を介して駆動されるゴムローラ75と、そのゴムローラ
75と当接する対向ローラ76とで挟まれ、カード収納
部70から取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
や図18に示す従来のカード供給装置では、ゴムローラ
75や歯車74等の伝動機構のためのスペースが必要と
なり、カードの取り出し方向の全長78が長くなり、大
型化してしまう。しかも、ゴムローラ75や対向ローラ
76の汚れや劣化により、摩擦力が低下し、カード71
を駆動する力が経時的に弱くなってしまう。また、この
ような摩擦力の低下を防ぐためゴムローラ75の清掃等
のメンテナンス作業が必要となっている。
や図18に示す従来のカード供給装置では、ゴムローラ
75や歯車74等の伝動機構のためのスペースが必要と
なり、カードの取り出し方向の全長78が長くなり、大
型化してしまう。しかも、ゴムローラ75や対向ローラ
76の汚れや劣化により、摩擦力が低下し、カード71
を駆動する力が経時的に弱くなってしまう。また、この
ような摩擦力の低下を防ぐためゴムローラ75の清掃等
のメンテナンス作業が必要となっている。
【0005】さらに、ゴムローラ75を支持するゴムロ
ーラ軸79に生じる軸受け損失等によって、モータ等の
駆動源のパワーロスが生じている。一方、ゴムローラ7
5や対向ローラ76の取り付け位置や回転速度によって
は、カード71をゴムローラ75で引き出す際、次のカ
ード71も取り出してしまうことが生じている。
ーラ軸79に生じる軸受け損失等によって、モータ等の
駆動源のパワーロスが生じている。一方、ゴムローラ7
5や対向ローラ76の取り付け位置や回転速度によって
は、カード71をゴムローラ75で引き出す際、次のカ
ード71も取り出してしまうことが生じている。
【0006】このようなゴムローラ76の使用を中止
し、図19に示すようにスライドプレート72のみを使
用してカード71を導出することも考えられるが、この
ような構造では、装置の全長80が長くなってしまい装
置が一層大型化してしまうと共に、カード71を導出す
る際、スライドプレート72は、案内部材(図示省略)
との間で摩擦が生じ、大きな駆動力が必要となる。
し、図19に示すようにスライドプレート72のみを使
用してカード71を導出することも考えられるが、この
ような構造では、装置の全長80が長くなってしまい装
置が一層大型化してしまうと共に、カード71を導出す
る際、スライドプレート72は、案内部材(図示省略)
との間で摩擦が生じ、大きな駆動力が必要となる。
【0007】本発明は、装置が大型化せず、カードを駆
動する力が経時的に弱くならず、またモータ等の駆動源
のパワーロスが生じないカード供給装置を提供すること
を目的とする。
動する力が経時的に弱くならず、またモータ等の駆動源
のパワーロスが生じないカード供給装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、カード収納部のカードを
ゲートより導出するカード供給装置において、カードの
後端面に当接し送り出す押し板を有し、カードの導出方
向に対して略垂直方向に伸びると共に、押し板がカード
に沿って直線状に動作可能となるように垂直方向移動自
在でかつ回動自在となる押し部材を設けている。
め、請求項1記載の発明では、カード収納部のカードを
ゲートより導出するカード供給装置において、カードの
後端面に当接し送り出す押し板を有し、カードの導出方
向に対して略垂直方向に伸びると共に、押し板がカード
に沿って直線状に動作可能となるように垂直方向移動自
在でかつ回動自在となる押し部材を設けている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のカード供給装置において、カードをカード支持ロ
ーラで支持している。
記載のカード供給装置において、カードをカード支持ロ
ーラで支持している。
【0010】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載のカード供給装置において、押し板に、
カードの導出時にカードの後端面に当接するカード押し
用突起と、カードの導出終了後、導出開始位置までの復
帰の間にカードの下面に接触するカード接触部とを設け
ている。
1または2記載のカード供給装置において、押し板に、
カードの導出時にカードの後端面に当接するカード押し
用突起と、カードの導出終了後、導出開始位置までの復
帰の間にカードの下面に接触するカード接触部とを設け
ている。
【0011】加えて、請求項4記載の発明では、請求項
1、2または3記載のカード供給装置において、押し板
をいなご形近似平行運動機構で駆動している。
1、2または3記載のカード供給装置において、押し板
をいなご形近似平行運動機構で駆動している。
【0012】また、請求項5記載の発明では、請求項
1、2、3または4記載のカード供給装置において、押
し部材をカード側に付勢する第1バネ部材を設けると共
に、押し板の送り出し行程の軌跡をカードが無いとする
と、やや登り勾配の近似直線とし、押し板をカードに対
し第1バネ部材で押圧しながらカードを送り出してい
る。
1、2、3または4記載のカード供給装置において、押
し部材をカード側に付勢する第1バネ部材を設けると共
に、押し板の送り出し行程の軌跡をカードが無いとする
と、やや登り勾配の近似直線とし、押し板をカードに対
し第1バネ部材で押圧しながらカードを送り出してい
る。
【0013】さらに、請求項6記載の発明では、請求項
5記載のカード供給装置において、押し板を押し部材に
設けた押し板軸で回動自在に支持し、押し板の戻り行程
の始めで、カードの前端に触れて回動し、押し板に設け
たカード押し用突起がカードから逃げるようにしてい
る。
5記載のカード供給装置において、押し板を押し部材に
設けた押し板軸で回動自在に支持し、押し板の戻り行程
の始めで、カードの前端に触れて回動し、押し板に設け
たカード押し用突起がカードから逃げるようにしてい
る。
【0014】加えて、請求項7記載の発明では、請求項
6記載のカード供給装置において、押し板を、カード押
し用突起が直立した状態からカード送り出し方向に倒れ
可能にすると共に、直立した状態側へ第2バネ部材で常
時付勢し、かつ押し板の戻り行程の終わりで、押し部材
をカードから離す方向に移動させる引き離し機構を設け
ている。
6記載のカード供給装置において、押し板を、カード押
し用突起が直立した状態からカード送り出し方向に倒れ
可能にすると共に、直立した状態側へ第2バネ部材で常
時付勢し、かつ押し板の戻り行程の終わりで、押し部材
をカードから離す方向に移動させる引き離し機構を設け
ている。
【0015】また、請求項8記載の発明では、請求項7
記載のカード供給装置において、いなご形近似平行運動
機構と引き離し機構を、押し板を保持する押し板ベース
と、この押し板ベースを摺動可能に保持する中リンク
と、この中リンクに一端が回動自在に係止されると共に
他端が押し板近傍のシャーシに回動自在に固定される上
リンクと、中リンクに一端が回動自在に係止されると共
に他端が押し板から離れた場所のシャーシに回動自在に
固定される下リンクと、中リンクに設けられた下降レバ
ー軸に回動可能に支持されかつその先端が押し部材に係
合する下降レバーと、この下降レバーに設けられ中リン
クの係合長孔に移動自在に係合する下降レバーピンと、
この下降レバーピンに一端が係合する駆動リンクと、こ
の駆動リンクの他端が係合し駆動源の駆動力を駆動リン
クに伝える歯車と、一端が中リンクに係止され他端が押
し板ベースに係止され、押し板ベースをカード側に付勢
する第1バネ部材となる押し板ベースバネと、一端が中
リンクに係止され他端が下降レバーピンに係止され、こ
の下降レバーピンの係合長孔内の移動によって、下降レ
バーを下降レバー軸を支点として回動させる下降レバー
バネとで形成している。
記載のカード供給装置において、いなご形近似平行運動
機構と引き離し機構を、押し板を保持する押し板ベース
と、この押し板ベースを摺動可能に保持する中リンク
と、この中リンクに一端が回動自在に係止されると共に
他端が押し板近傍のシャーシに回動自在に固定される上
リンクと、中リンクに一端が回動自在に係止されると共
に他端が押し板から離れた場所のシャーシに回動自在に
固定される下リンクと、中リンクに設けられた下降レバ
ー軸に回動可能に支持されかつその先端が押し部材に係
合する下降レバーと、この下降レバーに設けられ中リン
クの係合長孔に移動自在に係合する下降レバーピンと、
この下降レバーピンに一端が係合する駆動リンクと、こ
の駆動リンクの他端が係合し駆動源の駆動力を駆動リン
クに伝える歯車と、一端が中リンクに係止され他端が押
し板ベースに係止され、押し板ベースをカード側に付勢
する第1バネ部材となる押し板ベースバネと、一端が中
リンクに係止され他端が下降レバーピンに係止され、こ
の下降レバーピンの係合長孔内の移動によって、下降レ
バーを下降レバー軸を支点として回動させる下降レバー
バネとで形成している。
【0016】さらに、請求項9記載の発明では、請求項
1、2、3または4記載のカード供給装置において、押
し部材の駆動を、モータと、このモータの駆動を受けて
回転する歯車とを有する動力伝達機構を利用して行わせ
ると共に、この歯車を手動にて回転させるつまみをこの
歯車を支持する軸に設けている。
1、2、3または4記載のカード供給装置において、押
し部材の駆動を、モータと、このモータの駆動を受けて
回転する歯車とを有する動力伝達機構を利用して行わせ
ると共に、この歯車を手動にて回転させるつまみをこの
歯車を支持する軸に設けている。
【0017】加えて、請求項10記載の発明では、請求
項1、2、3または4記載のカード供給装置において、
カード収納部を取り外し可能なカード装填用のカートリ
ッジとし、このカートリッジのカード出口に装置本体へ
の着脱に伴って自動開閉するシャッタを設けている。
項1、2、3または4記載のカード供給装置において、
カード収納部を取り外し可能なカード装填用のカートリ
ッジとし、このカートリッジのカード出口に装置本体へ
の着脱に伴って自動開閉するシャッタを設けている。
【0018】本発明のカード供給装置では、カード収納
部のカードをゲートより導出する。この導出は、カード
の導出方向に対して略垂直方向に伸びる押し部材を用い
て行う。この押し部材には、カードの後端面に当接しカ
ードを送り出す押し板を設けている。そして、この押し
部材をその押し板がカードに沿って直線状に動作可能と
なるように垂直方向移動自在でかつ回動自在となるよう
に駆動している。このため、押し部材の動作範囲をカー
ドの長さ範囲程度とすることが可能となる。
部のカードをゲートより導出する。この導出は、カード
の導出方向に対して略垂直方向に伸びる押し部材を用い
て行う。この押し部材には、カードの後端面に当接しカ
ードを送り出す押し板を設けている。そして、この押し
部材をその押し板がカードに沿って直線状に動作可能と
なるように垂直方向移動自在でかつ回動自在となるよう
に駆動している。このため、押し部材の動作範囲をカー
ドの長さ範囲程度とすることが可能となる。
【0019】なお、カードの支持をカード支持ローラで
行うと、カード移送時の駆動抵抗が小さくなる。また、
押し板に、カードの導出時にカードの後端面に当接する
カード押し用突起と、カードの送り出し終了後、導出開
始位置までの復帰の間にカードの下面に接触するカード
接触部とを設けると、カードの送り出し時、カード押し
用突起がカードを確実に押し出し、戻り行程時は、仮に
次のカードが少し引き出されていても、そのカード接触
部の接触によって次のカードを正しい位置に戻す。
行うと、カード移送時の駆動抵抗が小さくなる。また、
押し板に、カードの導出時にカードの後端面に当接する
カード押し用突起と、カードの送り出し終了後、導出開
始位置までの復帰の間にカードの下面に接触するカード
接触部とを設けると、カードの送り出し時、カード押し
用突起がカードを確実に押し出し、戻り行程時は、仮に
次のカードが少し引き出されていても、そのカード接触
部の接触によって次のカードを正しい位置に戻す。
【0020】また、押し板を、いなご形近似平行運動機
構で案内しかつ駆動すると、従来必要とされていたガイ
ド軸が不要となる。さらに、押し部材をカード側に付勢
する第1バネ部材を設けると共に押し板の送り出し行程
の軌跡を、カードが無いとすると、やや登り勾配の近似
直線とすると、カードを押圧しながら確実にカードを送
り出すこととなる。
構で案内しかつ駆動すると、従来必要とされていたガイ
ド軸が不要となる。さらに、押し部材をカード側に付勢
する第1バネ部材を設けると共に押し板の送り出し行程
の軌跡を、カードが無いとすると、やや登り勾配の近似
直線とすると、カードを押圧しながら確実にカードを送
り出すこととなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図15に基づき説明する。なお、この説明に当
たっては、理解し易くするために、最初に本発明の概要
を図1から図3に基づき説明する。
図1から図15に基づき説明する。なお、この説明に当
たっては、理解し易くするために、最初に本発明の概要
を図1から図3に基づき説明する。
【0022】本発明のカード供給装置1は、カード収納
部2と、このカード収納部2に収納されるカード3と、
カード収納部2の一端側に設けられるゲート4と、カー
ド3を支持する複数のカード支持ローラ5と、押し板6
を有する押し部材7と、この押し部材7を駆動する駆動
機構とから概略構成される。なお、押し板6には、カー
ドの送り行程の当初にカード3の下面が当接する斜面6
aと、戻り行程時に次のカード3の下面に接触するカー
ド接触部6bとが設けられている。
部2と、このカード収納部2に収納されるカード3と、
カード収納部2の一端側に設けられるゲート4と、カー
ド3を支持する複数のカード支持ローラ5と、押し板6
を有する押し部材7と、この押し部材7を駆動する駆動
機構とから概略構成される。なお、押し板6には、カー
ドの送り行程の当初にカード3の下面が当接する斜面6
aと、戻り行程時に次のカード3の下面に接触するカー
ド接触部6bとが設けられている。
【0023】押し部材7は、図1に示すような移動を行
う。すなわち、押し板6は、カード3に沿って直線状の
移動を行うと共に押し部材7は、カード3に対して垂直
方向への移動と回動の両動作をし、全体として支点が移
動しながらの回転運動をする。このような動作を押し部
材7にさせることによって装置1の全長8を短くしてい
る。しかも、カード3の当接を複数のカード支持ローラ
5によって行っているので、カード3の導出時の駆動抵
抗が小さいものとなる。
う。すなわち、押し板6は、カード3に沿って直線状の
移動を行うと共に押し部材7は、カード3に対して垂直
方向への移動と回動の両動作をし、全体として支点が移
動しながらの回転運動をする。このような動作を押し部
材7にさせることによって装置1の全長8を短くしてい
る。しかも、カード3の当接を複数のカード支持ローラ
5によって行っているので、カード3の導出時の駆動抵
抗が小さいものとなる。
【0024】次に、この押し部材7を駆動する駆動機構
の主要構成を図4に基づいて説明する。この駆動機構
は、いなご形近似平行運動機構となっており、固定部材
となるシャーシ(図示省略)と軸10を介しつながれる
下リンク11と、この下リンク11と軸12を介してつ
ながれる中リンク13と、この中リンク13と軸14を
介してつながれると共にシャーシに軸15を介してつな
がれる上リンク16と、中リンク13に摺動可能に保持
された押し部材7とから構成されている。ここで、押し
部材7は、カード押し用突起17を有する押し板6と、
押し板ベース18とから構成されている。
の主要構成を図4に基づいて説明する。この駆動機構
は、いなご形近似平行運動機構となっており、固定部材
となるシャーシ(図示省略)と軸10を介しつながれる
下リンク11と、この下リンク11と軸12を介してつ
ながれる中リンク13と、この中リンク13と軸14を
介してつながれると共にシャーシに軸15を介してつな
がれる上リンク16と、中リンク13に摺動可能に保持
された押し部材7とから構成されている。ここで、押し
部材7は、カード押し用突起17を有する押し板6と、
押し板ベース18とから構成されている。
【0025】そして、このいなご形近似平行運動機構を
動作させる動力伝達機構は、図5および図6に示すとお
りとなっている。すなわち、固定部材となるシャーシ1
9と、このシャーシ19に固定されるモータ20と、こ
のモータ20の出力軸に固着した第1歯車21と、この
第1歯車21と噛合しシャーシ19に固定された軸に回
転可能に保持される第2歯車22と、この第2歯車22
と一体に設けられるピニオン23と噛み合い両側のシャ
ーシ19に軸受支持される回転軸24を有する第3歯車
25と、この第3歯車25と一体に設けられるピニオン
26と噛み合いシャーシ19に固定された軸に回転可能
に保持された第4歯車27と、この第4歯車27に設け
られた駆動リンク軸28に一端が係止される駆動リンク
29と、この駆動リンク29の他端を後述する下降レバ
ーピン30や下降レバー31等を介して係止する中リン
ク13とから主に構成されている。
動作させる動力伝達機構は、図5および図6に示すとお
りとなっている。すなわち、固定部材となるシャーシ1
9と、このシャーシ19に固定されるモータ20と、こ
のモータ20の出力軸に固着した第1歯車21と、この
第1歯車21と噛合しシャーシ19に固定された軸に回
転可能に保持される第2歯車22と、この第2歯車22
と一体に設けられるピニオン23と噛み合い両側のシャ
ーシ19に軸受支持される回転軸24を有する第3歯車
25と、この第3歯車25と一体に設けられるピニオン
26と噛み合いシャーシ19に固定された軸に回転可能
に保持された第4歯車27と、この第4歯車27に設け
られた駆動リンク軸28に一端が係止される駆動リンク
29と、この駆動リンク29の他端を後述する下降レバ
ーピン30や下降レバー31等を介して係止する中リン
ク13とから主に構成されている。
【0026】なお、回転軸24は、シャーシ19,19
に嵌合された軸受32,32で支持されると共に一端側
に手動回転用つまみ33が固定されている。また、この
動力伝達機構の歯車列21,22,23,25,26,
27は、外界からの保護のため両シャーシ19,19に
挟まれた内側に配置されると共に手動回転用つまみ33
は、カード3がジャムったり、電源遮断時に外部から容
易にカード3を導出できるようにシャーシ19の外側に
配置されている。
に嵌合された軸受32,32で支持されると共に一端側
に手動回転用つまみ33が固定されている。また、この
動力伝達機構の歯車列21,22,23,25,26,
27は、外界からの保護のため両シャーシ19,19に
挟まれた内側に配置されると共に手動回転用つまみ33
は、カード3がジャムったり、電源遮断時に外部から容
易にカード3を導出できるようにシャーシ19の外側に
配置されている。
【0027】上述のいなご形近似平行運動機構とこの動
力伝達機構の組み合わせによって、押し板6の先端とな
るカード押し用突起17の軌跡はカード3と略平行の近
似直線となる。その様子を図7に示す。ここで、図7
(A)は、カード3の押し始めの状態を示し、図7
(B)は中間状態を示し、図(C)はカード3の押し終
わり状態を示している。このようにこれらの機構によっ
て、カード3の導出を行わせることができるが、一層の
小型化や反ったカード3の良好な導出等を考慮すると更
なる工夫を必要とする。
力伝達機構の組み合わせによって、押し板6の先端とな
るカード押し用突起17の軌跡はカード3と略平行の近
似直線となる。その様子を図7に示す。ここで、図7
(A)は、カード3の押し始めの状態を示し、図7
(B)は中間状態を示し、図(C)はカード3の押し終
わり状態を示している。このようにこれらの機構によっ
て、カード3の導出を行わせることができるが、一層の
小型化や反ったカード3の良好な導出等を考慮すると更
なる工夫を必要とする。
【0028】この工夫は、具体的には、図5に示す構成
となって現れている。すなわち、押し板6をカード3の
導出方向に倒れ可能に構成すると共に、押し板軸34を
設け、第2バネ部材となる押し板バネ35の一端を係止
し、この押し板バネ35の他端を押し板ベース18に係
止している。この押し板バネ35は、図5に示すよう
に、押し板6を押し板ベース18に直立した状態で維持
すると共に、カード3の導出方向側に倒れた押し板6を
直立させるように付勢する機能を有するものである。こ
の押し板バネ35に加え、さらに、第1バネ部材となる
押し板ベースバネ36を設け、その一端を中リンク13
に係止させると共に他端を押し板ベース18に係止させ
ている。これにより、押し板ベース18をカード3側に
付勢している。
となって現れている。すなわち、押し板6をカード3の
導出方向に倒れ可能に構成すると共に、押し板軸34を
設け、第2バネ部材となる押し板バネ35の一端を係止
し、この押し板バネ35の他端を押し板ベース18に係
止している。この押し板バネ35は、図5に示すよう
に、押し板6を押し板ベース18に直立した状態で維持
すると共に、カード3の導出方向側に倒れた押し板6を
直立させるように付勢する機能を有するものである。こ
の押し板バネ35に加え、さらに、第1バネ部材となる
押し板ベースバネ36を設け、その一端を中リンク13
に係止させると共に他端を押し板ベース18に係止させ
ている。これにより、押し板ベース18をカード3側に
付勢している。
【0029】加えて、下降レバー31には、押し板ベー
ス18に係合する係合部37と、中リンク13に回転可
能に保持される下降レバー軸38とが設けられている。
そして下降レバー31の下降レバーピン30は、中リン
ク13に設けた係合長孔39に移動可能に貫入すると共
に、下降レバーバネ40の一端を係止している。下降レ
バーバネ40の他端は中リンク13に係止されている。
また、駆動リンク29は、下降レバーピン30に回動自
在に係止されている。なお、カード3の後端部には、シ
ャーシ19と係合し、固定部材となる度当たり板41が
配置され中リンク13の戻り行程時の移動規制を行って
いる。
ス18に係合する係合部37と、中リンク13に回転可
能に保持される下降レバー軸38とが設けられている。
そして下降レバー31の下降レバーピン30は、中リン
ク13に設けた係合長孔39に移動可能に貫入すると共
に、下降レバーバネ40の一端を係止している。下降レ
バーバネ40の他端は中リンク13に係止されている。
また、駆動リンク29は、下降レバーピン30に回動自
在に係止されている。なお、カード3の後端部には、シ
ャーシ19と係合し、固定部材となる度当たり板41が
配置され中リンク13の戻り行程時の移動規制を行って
いる。
【0030】なお、カード収納部2を取り外し可能なカ
ード装填用のカートリッジで行うようにする場合は、図
8に示すようなカートリッジ50を使用する。このカー
トリッジ50は、カード3の導出側に設けられる取手部
51と、カード3の出口52に設けられるシャッター5
3と、カード3の出口52をふさぐようにシャッター5
3を付勢するシャッターバネ54と、カード3の装填や
取り出しや残存量把握を容易にする切り欠き部55とを
有する。そして、図9に示すように、装置本体にこのカ
ートリッジ50を装着したとき、カード供給装置の固定
部となる位置決め部56によって、シャッター53は、
カード3の出口52を開けるように駆動される。このカ
ートリッジ50の使用により、カートリッジ50を取り
扱う際に、傾ける等しても出口52はシャッター53で
閉じられているため、カード3がカード3の出口52か
らこぼれることはない。また、カートリッジ50を装着
すれば、自動的にシャッター53が開き、カード3を送
り出すことが可能となる。
ード装填用のカートリッジで行うようにする場合は、図
8に示すようなカートリッジ50を使用する。このカー
トリッジ50は、カード3の導出側に設けられる取手部
51と、カード3の出口52に設けられるシャッター5
3と、カード3の出口52をふさぐようにシャッター5
3を付勢するシャッターバネ54と、カード3の装填や
取り出しや残存量把握を容易にする切り欠き部55とを
有する。そして、図9に示すように、装置本体にこのカ
ートリッジ50を装着したとき、カード供給装置の固定
部となる位置決め部56によって、シャッター53は、
カード3の出口52を開けるように駆動される。このカ
ートリッジ50の使用により、カートリッジ50を取り
扱う際に、傾ける等しても出口52はシャッター53で
閉じられているため、カード3がカード3の出口52か
らこぼれることはない。また、カートリッジ50を装着
すれば、自動的にシャッター53が開き、カード3を送
り出すことが可能となる。
【0031】以上のように構成されるカード供給装置1
の動作は次のとおりである。
の動作は次のとおりである。
【0032】モータ20の回転が歯車列21,22,2
3,25,26,27を介して駆動リンク29に伝えら
れ、この駆動リンクを揺動させる。この駆動リンク29
は、第4歯車27の図5で矢示B方向の回転で、図5で
左方へ移動し、押し板6のカード押し用突起17がカー
ド3に沿うように直線状に動く。そしてこの動きでカー
ド3を左方へ送りゲート4から送り出す。カード3の送
り出しの終了後、さらに、第4歯車27が矢示B方向へ
回転し、駆動リンク29が図5で左方から右方へ移動し
元の位置へ戻る。その後、第4歯車27がさらに矢示B
方向へ回転し、次のカード3を送り出す。以上の動作を
繰り返すことによってカード3を次から次へと導出す
る。なお、第4歯車27を矢示B方向とは反対方向へ回
転させても同様な動作を行わせることができる。
3,25,26,27を介して駆動リンク29に伝えら
れ、この駆動リンクを揺動させる。この駆動リンク29
は、第4歯車27の図5で矢示B方向の回転で、図5で
左方へ移動し、押し板6のカード押し用突起17がカー
ド3に沿うように直線状に動く。そしてこの動きでカー
ド3を左方へ送りゲート4から送り出す。カード3の送
り出しの終了後、さらに、第4歯車27が矢示B方向へ
回転し、駆動リンク29が図5で左方から右方へ移動し
元の位置へ戻る。その後、第4歯車27がさらに矢示B
方向へ回転し、次のカード3を送り出す。以上の動作を
繰り返すことによってカード3を次から次へと導出す
る。なお、第4歯車27を矢示B方向とは反対方向へ回
転させても同様な動作を行わせることができる。
【0033】この動作において、カード3がまっすぐな
場合は、図10(A)に示すように、カード3の下面に
押し板6の斜面6aが当たり、その後、カード押し用突
起17がカード3の後端に係合し、カード3を送り出
す。一方、カード3が反っていた場合は、図10(B)
に示すように、押し板6の斜面6aがカード3の下面に
当たるが、この場合は、押し板ベース18が押し板ベー
スバネ36によってカード3側に付勢され、反ったカー
ド3の下面にしっかり当接する。このため、反ったカー
ド3であっても、押し板6のカード押し用突起17は、
カード3をしっかりととらえる。
場合は、図10(A)に示すように、カード3の下面に
押し板6の斜面6aが当たり、その後、カード押し用突
起17がカード3の後端に係合し、カード3を送り出
す。一方、カード3が反っていた場合は、図10(B)
に示すように、押し板6の斜面6aがカード3の下面に
当たるが、この場合は、押し板ベース18が押し板ベー
スバネ36によってカード3側に付勢され、反ったカー
ド3の下面にしっかり当接する。このため、反ったカー
ド3であっても、押し板6のカード押し用突起17は、
カード3をしっかりととらえる。
【0034】また、カード押し用突起17の直線状の動
きは、カード3が無い時は、図11(A)に示すよう
に、厳密にはカード3の支持面に対し、やや登り勾配と
なっている。このため、図11(B)のように、カード
3が存在する場合は、カード押し用突起17は押し板ベ
ースバネ36によってカード3側に押されながら、カー
ド3を送り出す。すなわち、押し板6がカード3に沿っ
て進む際、押し板ベース18は、押し板ベースバネ36
の付勢力に抗して中リンク13に沿って徐々に下降す
る。このような構成にしているため、押し板6の送り位
置誤差、各部材のガタやたわみ及び各部品の寸法誤差等
があっても、この押し板ベース18の下降距離の増減に
よって吸収されることになる。
きは、カード3が無い時は、図11(A)に示すよう
に、厳密にはカード3の支持面に対し、やや登り勾配と
なっている。このため、図11(B)のように、カード
3が存在する場合は、カード押し用突起17は押し板ベ
ースバネ36によってカード3側に押されながら、カー
ド3を送り出す。すなわち、押し板6がカード3に沿っ
て進む際、押し板ベース18は、押し板ベースバネ36
の付勢力に抗して中リンク13に沿って徐々に下降す
る。このような構成にしているため、押し板6の送り位
置誤差、各部材のガタやたわみ及び各部品の寸法誤差等
があっても、この押し板ベース18の下降距離の増減に
よって吸収されることになる。
【0035】さらに、押し板6を押し板ベース18に対
し倒れ可能にした構造の動作は、図12(A)に示すと
おりとなる。すなわち、戻り行程では、押し板6は、次
のカード3の前端に触れて、図12(A)に示すよう
に、押し板バネ35の付勢力に抗してカード3の送り方
向側に倒れて逃げる。このため、戻り行程で、次のカー
ド3を所定位置に保持せしめると共に戻り行程をスムー
ズに行わせることとなる。しかも、もし、この倒れがな
いと、押し板6が戻り行程時のじゃまになるため、図1
2(B)に示すように、押し板6を引っ込めるために前
方側にさらに駆動する必要が生ずる。これに対し、押し
板6の倒れを利用すると、押し部材7の前方側の駆動を
大きくする必要がなくなり、カード供給装置の小型化に
とって好ましいものとなる。
し倒れ可能にした構造の動作は、図12(A)に示すと
おりとなる。すなわち、戻り行程では、押し板6は、次
のカード3の前端に触れて、図12(A)に示すよう
に、押し板バネ35の付勢力に抗してカード3の送り方
向側に倒れて逃げる。このため、戻り行程で、次のカー
ド3を所定位置に保持せしめると共に戻り行程をスムー
ズに行わせることとなる。しかも、もし、この倒れがな
いと、押し板6が戻り行程時のじゃまになるため、図1
2(B)に示すように、押し板6を引っ込めるために前
方側にさらに駆動する必要が生ずる。これに対し、押し
板6の倒れを利用すると、押し部材7の前方側の駆動を
大きくする必要がなくなり、カード供給装置の小型化に
とって好ましいものとなる。
【0036】また、このカード供給装置1では、押し板
6がカード3の後端側に戻ったとき、押し部材7を構成
する押し板6と押し板ベース18をカード3から引き離
す引き離し機構が設けられている。すなわち、図5に示
す送り終わりの状態から、第4歯車27が矢示B方向に
回転すると、駆動リンク29は図5で見て左方から右方
に押される。すると、この駆動リンク29は、下降レバ
ーピン30を右方に押す。この下降レバーピン30には
下降レバーバネ40が係止されているので、この下降レ
バーバネ40に引かれて中リンク13が軸12を支点と
して時計方向に回動する。この結果、押し板6が、図1
3(A)に示すように、カード3の送り方向に倒れた状
態でかつカード3の後端側に位置するようになる。この
状態では、中リンク13が度当たり板41に突き当た
り、押し部材7はこれ以上後方側に移動できなくなる。
6がカード3の後端側に戻ったとき、押し部材7を構成
する押し板6と押し板ベース18をカード3から引き離
す引き離し機構が設けられている。すなわち、図5に示
す送り終わりの状態から、第4歯車27が矢示B方向に
回転すると、駆動リンク29は図5で見て左方から右方
に押される。すると、この駆動リンク29は、下降レバ
ーピン30を右方に押す。この下降レバーピン30には
下降レバーバネ40が係止されているので、この下降レ
バーバネ40に引かれて中リンク13が軸12を支点と
して時計方向に回動する。この結果、押し板6が、図1
3(A)に示すように、カード3の送り方向に倒れた状
態でかつカード3の後端側に位置するようになる。この
状態では、中リンク13が度当たり板41に突き当た
り、押し部材7はこれ以上後方側に移動できなくなる。
【0037】しかし、第4歯車27は、B方向への回転
を継続する。この結果、駆動リンク29が下降レバーピ
ン30をさらに右方へ押す。このとき、下降レバーピン
30は、中リンク13に設けられた係合長孔39内を右
方側へ移動する。この移動により下降レバー31が下降
レバーバネ40の付勢力に抗して下降レバー軸38を支
点として反時計方向に回動する。このため、係合部37
が、押し部材7の一部を構成する押し板ベース18をカ
ード3から引き離す方向に駆動する。この結果、押し板
6は、押し板バネ35のバネ力によって押し板ベース1
8に対して直立した状態となる。この状態を図13
(B)に示す。その後、モータ20が逆転し、第4歯車
27が矢示B方向にさらに回転すると、駆動リンク29
が左方へ動き、下降レバー31が時計方向に回動する。
すると、押し板ベース18が上昇し、すなわち押し部材
7がカード3側に動き、押し板6の斜面6aがカード3
の後端に係合し、送り準備状態となる。
を継続する。この結果、駆動リンク29が下降レバーピ
ン30をさらに右方へ押す。このとき、下降レバーピン
30は、中リンク13に設けられた係合長孔39内を右
方側へ移動する。この移動により下降レバー31が下降
レバーバネ40の付勢力に抗して下降レバー軸38を支
点として反時計方向に回動する。このため、係合部37
が、押し部材7の一部を構成する押し板ベース18をカ
ード3から引き離す方向に駆動する。この結果、押し板
6は、押し板バネ35のバネ力によって押し板ベース1
8に対して直立した状態となる。この状態を図13
(B)に示す。その後、モータ20が逆転し、第4歯車
27が矢示B方向にさらに回転すると、駆動リンク29
が左方へ動き、下降レバー31が時計方向に回動する。
すると、押し板ベース18が上昇し、すなわち押し部材
7がカード3側に動き、押し板6の斜面6aがカード3
の後端に係合し、送り準備状態となる。
【0038】以上のような動作における押し板6の動き
を図14に示す。図14(A)に示すように、戻り行程
の終わりでは、押し板6はカード3の送り方向側に倒れ
ている。そして、押し板ベース18がカード3から離れ
る方向に移動し始め、押し板6は図14(B)に示すよ
うにその倒れ方が少なくなってくる。さらに、押し板ベ
ース18がカード3から離れると、図14(C)に示す
ように、押し板6は直立する。その後、押し板ベース1
8がカード3側に移動し、押し板6の斜面6aがカード
3の下面に当接し、次のカード3を送るための待機状態
となる。この待機状態を図14(D)に示す。
を図14に示す。図14(A)に示すように、戻り行程
の終わりでは、押し板6はカード3の送り方向側に倒れ
ている。そして、押し板ベース18がカード3から離れ
る方向に移動し始め、押し板6は図14(B)に示すよ
うにその倒れ方が少なくなってくる。さらに、押し板ベ
ース18がカード3から離れると、図14(C)に示す
ように、押し板6は直立する。その後、押し板ベース1
8がカード3側に移動し、押し板6の斜面6aがカード
3の下面に当接し、次のカード3を送るための待機状態
となる。この待機状態を図14(D)に示す。
【0039】なお、このような引き離し機構がないと、
図15に示すように、押し板6の復帰のために、押し部
材7を後方側にさらに駆動する必要が生ずる。これに対
し、上述した引き離し機構を利用すると、押し部材7の
後方側への駆動を大きくする必要がなくなり、カード供
給装置の小型化にとって好ましいものとなる。
図15に示すように、押し板6の復帰のために、押し部
材7を後方側にさらに駆動する必要が生ずる。これに対
し、上述した引き離し機構を利用すると、押し部材7の
後方側への駆動を大きくする必要がなくなり、カード供
給装置の小型化にとって好ましいものとなる。
【0040】以上のような実施の形態では、押し板6の
斜面6aが、カード3の後側に位置するとき、カード3
の下面に対してわずかな角度をもったほぼ平行な面とな
るように形成されているので、カード押し用突起17が
カード3の後端面にスムーズに当接できる。
斜面6aが、カード3の後側に位置するとき、カード3
の下面に対してわずかな角度をもったほぼ平行な面とな
るように形成されているので、カード押し用突起17が
カード3の後端面にスムーズに当接できる。
【0041】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、直線状の運動を他の近似
直線運動、例えば、スコットラッセル近似平行運動等で
行うようにしても良い。また、図16に示すような真正
な直線運動としても良い。すなわち、図16において
は、押し板6を有する押し部材60に軸受61,61を
設け、ガイド軸62によって摺動案内されるようにして
いる。なお、ガイド軸62は支持部材63に対してガイ
ド軸取付けネジによって固定される。このガイド軸62
を使用する方式の場合、カード供給装置の全長が若干長
くなるため、図1から図15に示した実施の形態の方が
装置の小型化には好ましいものとなる。
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。例えば、直線状の運動を他の近似
直線運動、例えば、スコットラッセル近似平行運動等で
行うようにしても良い。また、図16に示すような真正
な直線運動としても良い。すなわち、図16において
は、押し板6を有する押し部材60に軸受61,61を
設け、ガイド軸62によって摺動案内されるようにして
いる。なお、ガイド軸62は支持部材63に対してガイ
ド軸取付けネジによって固定される。このガイド軸62
を使用する方式の場合、カード供給装置の全長が若干長
くなるため、図1から図15に示した実施の形態の方が
装置の小型化には好ましいものとなる。
【0042】また、カード収納部2は、取り外し可能な
カートリッジ50を使用する場合の他、カード収納部2
にカード3を直接収納するようにしても良い。
カートリッジ50を使用する場合の他、カード収納部2
にカード3を直接収納するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のカ
ード供給装置では、ゴムローラを使用せず、しかもカー
ドの導出方向に対して略垂直方向に伸びる押し部材をう
まく利用してカードを押し出すので、装置が大型化せ
ず、カードを駆動する力が経時的に弱くならず、またモ
ータ等の駆動源のパワーロスが生じない。
ード供給装置では、ゴムローラを使用せず、しかもカー
ドの導出方向に対して略垂直方向に伸びる押し部材をう
まく利用してカードを押し出すので、装置が大型化せ
ず、カードを駆動する力が経時的に弱くならず、またモ
ータ等の駆動源のパワーロスが生じない。
【0044】また、請求項2記載の発明では、カードを
カード支持ローラで支持するので、カード導出時の駆動
抵抗が小さくなり、モータ等の駆動時のパワーを小さく
できる。この結果、装置を小型化できると共に長寿命化
することができる。
カード支持ローラで支持するので、カード導出時の駆動
抵抗が小さくなり、モータ等の駆動時のパワーを小さく
できる。この結果、装置を小型化できると共に長寿命化
することができる。
【0045】また、請求項3記載の発明では、カード導
出時、カード下面に押し板が追従するので、カード押し
用突起がカードと係合しないということが生じない。こ
のため、反ったカードや折れ曲がったカードでも、カー
ド押し用突起がそのカードを確実に送り出す。また、戻
り工程では、仮に、次のカードが少し引き出されていて
もカード接触部により正しい元の位置に戻される。この
ため、カード収納部としてカートリッジを使用した場合
等において、カートリッジを取り外す場合に、カードが
装置本体、例えばゲートに引っかかるということがなく
なる。
出時、カード下面に押し板が追従するので、カード押し
用突起がカードと係合しないということが生じない。こ
のため、反ったカードや折れ曲がったカードでも、カー
ド押し用突起がそのカードを確実に送り出す。また、戻
り工程では、仮に、次のカードが少し引き出されていて
もカード接触部により正しい元の位置に戻される。この
ため、カード収納部としてカートリッジを使用した場合
等において、カートリッジを取り外す場合に、カードが
装置本体、例えばゲートに引っかかるということがなく
なる。
【0046】さらに、請求項4記載の発明では、押し板
をいなご形近似平行運動機構で案内し、かつ駆動してい
るので、従来必要であったガイド軸が不要となる。この
ため、装置が小型化する。
をいなご形近似平行運動機構で案内し、かつ駆動してい
るので、従来必要であったガイド軸が不要となる。この
ため、装置が小型化する。
【0047】加えて、請求項5記載の発明では、押し部
材が次のカードの下面を押圧しながら、すなわち次のカ
ードの下面から外れずにカードを送り出すので、反った
カードや折れ曲がったカードでも、導出が確実に行われ
る。しかも、その押圧を第1バネ部材によって行ってい
るので、押し板の案内誤差、各部材のガタやたわみおよ
び各部品の寸法誤差を押し部材の下降距離、すなわち第
1バネ部材の弾性作用によって吸収できる。このため、
カード送りが確実にしかも精度良く行えるカード供給装
置とすることができる。
材が次のカードの下面を押圧しながら、すなわち次のカ
ードの下面から外れずにカードを送り出すので、反った
カードや折れ曲がったカードでも、導出が確実に行われ
る。しかも、その押圧を第1バネ部材によって行ってい
るので、押し板の案内誤差、各部材のガタやたわみおよ
び各部品の寸法誤差を押し部材の下降距離、すなわち第
1バネ部材の弾性作用によって吸収できる。このため、
カード送りが確実にしかも精度良く行えるカード供給装
置とすることができる。
【0048】また、請求項6記載の発明では、戻り行程
の当初において、押し板が次のカードの前端に触れて回
転して逃げ、カード押し用突起が引っ込むため、カード
の送り出し前方側の装置部分を短くでき、装置が小型化
する。しかも、カード前方側にきた押し板をカードから
逃がすためにわざわざソレノイド等の別駆動源を必要と
しないので、カード供給装置の構成が簡易化するととも
に省スペース化が図れる。また、戻り行程では、カード
押し用突起が引っ込むので、カードを押す部分の摩耗が
生じない。
の当初において、押し板が次のカードの前端に触れて回
転して逃げ、カード押し用突起が引っ込むため、カード
の送り出し前方側の装置部分を短くでき、装置が小型化
する。しかも、カード前方側にきた押し板をカードから
逃がすためにわざわざソレノイド等の別駆動源を必要と
しないので、カード供給装置の構成が簡易化するととも
に省スペース化が図れる。また、戻り行程では、カード
押し用突起が引っ込むので、カードを押す部分の摩耗が
生じない。
【0049】さらに、請求項7記載の発明では、戻り行
程の終わりで引き離し機構が作用し、押し板部材がカー
ドから離れ、押し板が元の姿勢に復帰するので、カード
の後方側の装置部分を短くでき、装置が小型化する。
程の終わりで引き離し機構が作用し、押し板部材がカー
ドから離れ、押し板が元の姿勢に復帰するので、カード
の後方側の装置部分を短くでき、装置が小型化する。
【0050】加えて、請求項8記載の発明では、押し部
材をカード下面から引き離す方向に駆動するに当たり、
戻り行程の駆動力をそのまま利用しているので、ソレノ
イド等の別駆動源を必要としない。このため、カード供
給装置の構成が簡易化するとともに省スペース化が図れ
る。
材をカード下面から引き離す方向に駆動するに当たり、
戻り行程の駆動力をそのまま利用しているので、ソレノ
イド等の別駆動源を必要としない。このため、カード供
給装置の構成が簡易化するとともに省スペース化が図れ
る。
【0051】また、請求項9記載の発明では、動力伝達
機構の途中に手動回転用つまみを設けたので、カードが
ジャムったり、電源遮断時でもそのつまみを回すことに
よりカードの導出を行わせることができる。
機構の途中に手動回転用つまみを設けたので、カードが
ジャムったり、電源遮断時でもそのつまみを回すことに
よりカードの導出を行わせることができる。
【0052】さらに、請求項10記載の発明では、取り
外し可能なカートリッジに、本体への着脱に伴って自動
的に開閉するシャッターをカードの出口に設けたので、
カードを装填したカートリッジを持ち運ぶ際、カードが
その出口からこぼれることがない。しかも自動開閉なの
で、取り扱いが簡単で、使用者に負担をかけず、誤操作
することもない。
外し可能なカートリッジに、本体への着脱に伴って自動
的に開閉するシャッターをカードの出口に設けたので、
カードを装填したカートリッジを持ち運ぶ際、カードが
その出口からこぼれることがない。しかも自動開閉なの
で、取り扱いが簡単で、使用者に負担をかけず、誤操作
することもない。
【図1】本発明の実施の形態であるカード供給装置の動
作の概要を説明するための図である。
作の概要を説明するための図である。
【図2】図1のカード供給装置の待機状態の概要を説明
するための図である。
するための図である。
【図3】図1のカード供給装置のカード送り終わり時の
状態の概要を説明するための図である。
状態の概要を説明するための図である。
【図4】図1から図3のカード供給装置に使用されるい
なご形近似平行運動機構を説明するための図である。
なご形近似平行運動機構を説明するための図である。
【図5】図1から図3のカード供給装置に使用される動
力伝達機構と引き離し機構を説明するための図である。
力伝達機構と引き離し機構を説明するための図である。
【図6】図1から図3のカード供給装置に使用される動
力伝達機構の一部を示す概略図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
力伝達機構の一部を示す概略図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【図7】図4のいなご形近似平行運動機構の動作を示す
図で、(A)はカードの押し始めを示す図、(B)は中
間状態を示す図、(C)はカードの押し終わりを示す図
である。
図で、(A)はカードの押し始めを示す図、(B)は中
間状態を示す図、(C)はカードの押し終わりを示す図
である。
【図8】図1から図3のカード供給装置に使用されるカ
ートリッジを示す図で、(A)は正面図、(B)は側面
図である。
ートリッジを示す図で、(A)は正面図、(B)は側面
図である。
【図9】図8のカートリッジを装置本体に装着した状態
を示す概要図で、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
を示す概要図で、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図10】図1から図3のカード供給装置の押し板がカ
ードに追従する様子を示す図で、(A)はまっすぐなカ
ードの場合を示し、(B)は反ったカードの場合を示し
ている。
ードに追従する様子を示す図で、(A)はまっすぐなカ
ードの場合を示し、(B)は反ったカードの場合を示し
ている。
【図11】図1から図3のカード供給装置の押し板の軌
跡を説明するための図で、(A)はカードが無い時を示
し、(B)はカードが存在する時を示している。
跡を説明するための図で、(A)はカードが無い時を示
し、(B)はカードが存在する時を示している。
【図12】図1から図3のカード供給装置の押し板の動
きを説明するための図で、(A)は押し板に倒れ機能を
持たせた場合を示し、(B)は押し板に倒れ機能が無い
場合を示している。
きを説明するための図で、(A)は押し板に倒れ機能を
持たせた場合を示し、(B)は押し板に倒れ機能が無い
場合を示している。
【図13】図1から図3のカード供給装置の引き離し機
構の動作を説明するための図で、(A)は戻り終わりの
状態を示し、(B)は押し板がカードから引き離される
状態を示している。
構の動作を説明するための図で、(A)は戻り終わりの
状態を示し、(B)は押し板がカードから引き離される
状態を示している。
【図14】図1から図3のカード供給装置の引き離し機
構動作時の押し板の動きを説明するための図で、(A)
は戻り終わりの状態を示し、(B)は押し板がカードか
ら引き離される寸前の状態を示し、(C)は押し板がカ
ードから引き離された状態を示し、(D)は次のカード
を送る待機状態に復帰した状態を示している。
構動作時の押し板の動きを説明するための図で、(A)
は戻り終わりの状態を示し、(B)は押し板がカードか
ら引き離される寸前の状態を示し、(C)は押し板がカ
ードから引き離された状態を示し、(D)は次のカード
を送る待機状態に復帰した状態を示している。
【図15】図1から図3のカード供給装置において、引
き離し機構を動作させない場合の押し板の動きを説明す
るための図で、(A)は図14の(A)に相当する状態
を示し、(B)はカード後端から押し板が離れる寸前を
示し、(C)は押し板が復帰する直前を示し、(D)は
押し板が復帰した状態を示している。
き離し機構を動作させない場合の押し板の動きを説明す
るための図で、(A)は図14の(A)に相当する状態
を示し、(B)はカード後端から押し板が離れる寸前を
示し、(C)は押し板が復帰する直前を示し、(D)は
押し板が復帰した状態を示している。
【図16】本発明のカード供給装置の他の実施の形態を
示す図で、押し部材の駆動にガイド軸を使用する場合を
示す図である。
示す図で、押し部材の駆動にガイド軸を使用する場合を
示す図である。
【図17】従来のカード供給装置を示す図である。
【図18】従来の他のカード供給装置を示す図である。
【図19】図17のカード供給装置において、ゴムロー
ラを無くした場合のカード供給方法について説明する図
である。
ラを無くした場合のカード供給方法について説明する図
である。
1 カード供給装置 2 カード収納部 3 カード 4 ゲート 5 カード支持ローラ 6 押し板 6a 斜面 6b カード接触部 7 押し部材 8 装置全長 11 下リンク 13 中リンク 16 上リンク 17 カード押し用突起 18 押し板ベース(押し部材) 19 シャーシ 20 モータ(駆動源) 21 第1歯車 22 第2歯車 25 第3歯車 27 第4歯車 29 駆動リンク 31 下降レバー 33 手動回転用つまみ 35 押し板バネ 36 押し板ベースバネ 40 下降レバーバネ 41 度当たり板 50 カートリッジ 53 シャッター
Claims (10)
- 【請求項1】 カード収納部のカードをゲートより導出
するカード供給装置において、上記カードの後端面に当
接し送り出す押し板を有し、上記カードの導出方向に対
して略垂直方向に伸びると共に、上記押し板が上記カー
ドに沿って直線状に動作可能となるように垂直方向移動
自在でかつ回動自在となる押し部材を設けたことを特徴
とするカード供給装置。 - 【請求項2】 前記カードをカード支持ローラで支持し
たことを特徴とする請求項1記載のカード供給装置。 - 【請求項3】 前記押し板に、前記カードの導出時に前
記カードの後端面に当接するカード押し用突起と、前記
カードの導出終了後、導出開始位置までの復帰の間に前
記カードの下面に接触するカード接触部とを設けたこと
を特徴とする請求項1または2記載のカード供給装置。 - 【請求項4】 前記押し板をいなご形近似平行運動機構
で案内しかつ駆動したことを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載のカード供給装置。 - 【請求項5】 前記押し部材を前記カード側に付勢する
第1バネ部材を設けると共に、前記押し板の送り出し行
程の軌跡を前記カードが無いとすると、やや登り勾配の
近似直線とし、前記押し板を前記カードに対し上記第1
バネ部材で押圧しながら前記カードを送り出すことを特
徴とする請求項1、2、3または4記載のカード供給装
置。 - 【請求項6】 前記押し板を前記押し部材に設けた押し
板軸で回動自在に支持し、前記押し板の戻り行程の始め
で、前記カードの前端に触れて回動し、前記押し板に設
けたカード押し用突起が前記カードから逃げるようにし
たことを特徴とする請求項5記載のカード供給装置。 - 【請求項7】 前記押し板を、カード押し用突起が直立
した状態からカード送り出し方向に倒れ可能にすると共
に、直立した状態側へ2バネ部材で常時付勢し、かつ前
記押し板の戻り行程の終わりで、前記押し部材を前記カ
ードから離す方向に移動させる引き離し機構を設けたこ
とを特徴とする請求項6記載のカード供給装置。 - 【請求項8】 前記いなご形近似平行運動機構と前記引
き離し機構を、前記押し板を保持する押し板ベースと、
この押し板ベースを摺動可能に保持する中リンクと、こ
の中リンクに一端が回動自在に係止されると共に他端が
押し板近傍のシャーシに回動自在に固定される上リンク
と、上記中リンクに一端が回動自在に係止されると共に
他端が押し板から離れた場所のシャーシに回動自在に固
定される下リンクと、上記中リンクに設けられた下降レ
バー軸に回動可能に支持されかつその先端が前記押し部
材に係合する下降レバーと、この下降レバーに設けられ
上記中リンクの係合長孔に移動自在に係合する下降レバ
ーピンと、この下降レバーピンに一端が係合する駆動リ
ンクと、この駆動リンクの他端が係合し駆動源の駆動力
を駆動リンクに伝える歯車と、一端が上記中リンクに係
止され他端が上記押し板ベースに係止され、上記押し板
ベースを前記カード側に付勢する前記第1バネ部材とな
る押し板ベースバネと、一端が上記中リンクに係止され
他端が上記下降レバーピンに係止され、この下降レバー
ピンの上記係合長孔内の移動によって、上記下降レバー
を上記下降レバー軸を支点として回動させる下降レバー
バネとで形成したことを特徴とする請求項7記載のカー
ド供給装置。 - 【請求項9】 前記押し部材の駆動を、モータと、この
モータの駆動を受けて回転する歯車とを有する動力伝達
機構を利用して行わせると共に、上記歯車を手動にて回
転させるつまみをこの歯車を支持する軸に設けたことを
特徴とする請求項1、2、3または4記載のカード供給
装置。 - 【請求項10】 前記カード収納部を取り外し可能なカ
ード装填用のカートリッジとし、このカートリッジのカ
ード出口に装置本体への着脱に伴って自動開閉するシャ
ッターを設けたことを特徴とする請求項1、2、3また
は4記載のカード供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33615095A JPH09150974A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カード供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33615095A JPH09150974A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カード供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150974A true JPH09150974A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18296211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33615095A Withdrawn JPH09150974A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カード供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09150974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076889A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Nidec Copal Corp | カード搬出装置及びカードプリンタ |
CN113997633A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-02-01 | 南通跃通数控设备股份有限公司 | 一种门扇包装用的纸箱裁切设备及其方法 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33615095A patent/JPH09150974A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076889A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Nidec Copal Corp | カード搬出装置及びカードプリンタ |
CN113997633A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-02-01 | 南通跃通数控设备股份有限公司 | 一种门扇包装用的纸箱裁切设备及其方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |