JPH10124620A - 媒体送り出し装置 - Google Patents
媒体送り出し装置Info
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- JPH10124620A JPH10124620A JP30105796A JP30105796A JPH10124620A JP H10124620 A JPH10124620 A JP H10124620A JP 30105796 A JP30105796 A JP 30105796A JP 30105796 A JP30105796 A JP 30105796A JP H10124620 A JPH10124620 A JP H10124620A
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 64
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 爪の傾斜案内部によって送り出されて、ホッ
ピングミスが発生してしまうという問題点を未然に防
ぎ、カードを確実に送り出すことができるようにする。 【解決手段】 複数のカード２を積層して収納したスタ
ッカ１と、スタッカ１に対向して移動自在に配置されて
いて、カード２等の後端縁に係合してこれを送り出す送
出爪３ａを有する爪手段３と、送出爪３ａの送出を駆動
するための爪駆動手段４、及び送出されたカード２をカ
ード発行機に送り出すガイド機構５と、ゲ−ト部の周辺
に設けた、カード２に当接してカード２の送りだし方向
と逆方向にカード２に対して負荷を与えるための、傾斜
案内面部３ｂによるカード２の移動を阻止するバネ等を
使用した負荷手段６から構成されている。
ピングミスが発生してしまうという問題点を未然に防
ぎ、カードを確実に送り出すことができるようにする。 【解決手段】 複数のカード２を積層して収納したスタ
ッカ１と、スタッカ１に対向して移動自在に配置されて
いて、カード２等の後端縁に係合してこれを送り出す送
出爪３ａを有する爪手段３と、送出爪３ａの送出を駆動
するための爪駆動手段４、及び送出されたカード２をカ
ード発行機に送り出すガイド機構５と、ゲ−ト部の周辺
に設けた、カード２に当接してカード２の送りだし方向
と逆方向にカード２に対して負荷を与えるための、傾斜
案内面部３ｂによるカード２の移動を阻止するバネ等を
使用した負荷手段６から構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のカード発行
機等に使用されている複数枚の媒体を積層したスタッカ
から、媒体を順次ゲート口より、送り出すための媒体送
り出し装置に関する。
機等に使用されている複数枚の媒体を積層したスタッカ
から、媒体を順次ゲート口より、送り出すための媒体送
り出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気カード等の各種のカ−ドを発行する
カード発行機において、複数枚の媒体としてのカードを
積層したスタッカから、カードを１枚単位で順次ゲート
口に送り出す媒体送り出し装置は既に知られている。図
８は、従来のカード送り出し装置の要部である爪手段の
関係を拡大して示した側面図である。
カード発行機において、複数枚の媒体としてのカードを
積層したスタッカから、カードを１枚単位で順次ゲート
口に送り出す媒体送り出し装置は既に知られている。図
８は、従来のカード送り出し装置の要部である爪手段の
関係を拡大して示した側面図である。
【０００３】図８において、爪４１はカード４２の後端
縁に係合してカード４２を１枚単位で、順次ゲート口４
５に送り出すために、図の右側から左側に移動するよう
に設けられた爪手段である。爪４１には、送り出しＦ方
向の上部に爪基準面Ｑａと、カード４２の後端縁に係合
する壁面Ｖが形成されている。爪４１の上部には、積層
されたカード４２を収納した箱状のスタッカ４４が配置
されている。カ−ド４２の送り出し方向にはゲート口４
５が設けられていて、カード４２の下側にあるローラ４
６と、上側にあるゲート４８とで構成されている。
縁に係合してカード４２を１枚単位で、順次ゲート口４
５に送り出すために、図の右側から左側に移動するよう
に設けられた爪手段である。爪４１には、送り出しＦ方
向の上部に爪基準面Ｑａと、カード４２の後端縁に係合
する壁面Ｖが形成されている。爪４１の上部には、積層
されたカード４２を収納した箱状のスタッカ４４が配置
されている。カ−ド４２の送り出し方向にはゲート口４
５が設けられていて、カード４２の下側にあるローラ４
６と、上側にあるゲート４８とで構成されている。
【０００４】このような従来の爪によるカードの送り出
し装置では、爪４１を確実にカード４２に対して係合さ
せて、爪４１による引っかかり状態をより一層確実にす
るため、爪４１のカ−ド４２の後端縁が当る部分に傾斜
部Ｔを設けている。さらに、カ−ドセット面Ｐ−Ｐの精
度バラツキで、カ−ド４２と爪４１の係合に不具合を生
じさせないように、カード位置Ｑ−Ｑにおける爪４１の
基準面Ｑａは、爪がカード４２に係合されていない状態
でのカード位置であるカードセット面Ｐ−Ｐよりも高い
位置に設定されている。
し装置では、爪４１を確実にカード４２に対して係合さ
せて、爪４１による引っかかり状態をより一層確実にす
るため、爪４１のカ−ド４２の後端縁が当る部分に傾斜
部Ｔを設けている。さらに、カ−ドセット面Ｐ−Ｐの精
度バラツキで、カ−ド４２と爪４１の係合に不具合を生
じさせないように、カード位置Ｑ−Ｑにおける爪４１の
基準面Ｑａは、爪がカード４２に係合されていない状態
でのカード位置であるカードセット面Ｐ−Ｐよりも高い
位置に設定されている。
【０００５】上記のような関係位置に設定されたカード
送り出し装置の動作は、スタッカ４４に積層されたカー
ド４２は、まず、最下位のカード４２Ａから、Ｆ方向に
移動する爪４１によってゲート口４５に送り出され、次
にカ−ド４２Ａ上にあったカ−ド４２Ｂが爪４１によっ
て順次送り出される。
送り出し装置の動作は、スタッカ４４に積層されたカー
ド４２は、まず、最下位のカード４２Ａから、Ｆ方向に
移動する爪４１によってゲート口４５に送り出され、次
にカ−ド４２Ａ上にあったカ−ド４２Ｂが爪４１によっ
て順次送り出される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような関係位置に設定されたカード送り出し装置では、
カード４２Ａの送り出しの際には、カ−ド４２Ａと確実
に係合するようにするため爪の基準面Ｑａが、カードの
セット面Ｐ−Ｐよりも突出しているために、図８に示す
ように、本来は爪４１のカード４２Ａの後端縁に係合す
る壁面Ｖによって送り出される筈のものが、先端の傾斜
部Ｔによって送り出されてしまうことがあった。カ−ド
４２Ａが傾斜部Ｔによって送り出されると、カ−ド４２
Ｂが壁面Ｖと係合することになり、このため、最下位の
上側にあるカード４２Ｂを、最下位のカード４２Ａがゲ
ート口４５から排出されない状態で爪４１の壁面Ｖによ
って送り出してしまい、ゲート口４５はカード４２Ａで
塞がって作動停止になるホッピングミスという誤作動が
発生して、カードを確実に送り出すことができなくなる
という問題点を有していた。
ような関係位置に設定されたカード送り出し装置では、
カード４２Ａの送り出しの際には、カ−ド４２Ａと確実
に係合するようにするため爪の基準面Ｑａが、カードの
セット面Ｐ−Ｐよりも突出しているために、図８に示す
ように、本来は爪４１のカード４２Ａの後端縁に係合す
る壁面Ｖによって送り出される筈のものが、先端の傾斜
部Ｔによって送り出されてしまうことがあった。カ−ド
４２Ａが傾斜部Ｔによって送り出されると、カ−ド４２
Ｂが壁面Ｖと係合することになり、このため、最下位の
上側にあるカード４２Ｂを、最下位のカード４２Ａがゲ
ート口４５から排出されない状態で爪４１の壁面Ｖによ
って送り出してしまい、ゲート口４５はカード４２Ａで
塞がって作動停止になるホッピングミスという誤作動が
発生して、カードを確実に送り出すことができなくなる
という問題点を有していた。
【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、爪の基準面がカードのセット面よりも突出
している場合でも、爪の傾斜案内部によってカ−ドが送
り出されてホッピングミスが発生してしまうという問題
点を未然に防ぎ、カードを確実に送り出すことを目的と
する。
のであって、爪の基準面がカードのセット面よりも突出
している場合でも、爪の傾斜案内部によってカ−ドが送
り出されてホッピングミスが発生してしまうという問題
点を未然に防ぎ、カードを確実に送り出すことを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、本発明においては、複数枚の媒体を積層したスタッ
カと、該スタッカに対向して移動自在に配置され、上記
媒体の後端縁に係合して上記媒体をゲート口より送り出
すための送出爪部を有する爪手段とを備えてなる媒体送
り出し装置において、上記爪手段は上記媒体の後端縁を
上記送出爪部に案内する傾斜案内面部を有する一方、上
記傾斜案内面部による媒体の移動を阻止する負荷手段を
設けるように構成したものである。
に、本発明においては、複数枚の媒体を積層したスタッ
カと、該スタッカに対向して移動自在に配置され、上記
媒体の後端縁に係合して上記媒体をゲート口より送り出
すための送出爪部を有する爪手段とを備えてなる媒体送
り出し装置において、上記爪手段は上記媒体の後端縁を
上記送出爪部に案内する傾斜案内面部を有する一方、上
記傾斜案内面部による媒体の移動を阻止する負荷手段を
設けるように構成したものである。
【０００９】また、上記負荷手段は、上記媒体に当接す
るバネ、バネ付勢されたローラ、ゴム、シート、摩擦部
材のいずれかであるように構成している。
るバネ、バネ付勢されたローラ、ゴム、シート、摩擦部
材のいずれかであるように構成している。
【００１０】さらに、上記負荷手段の負荷の大きさは、
上記媒体の後端縁と上記傾斜案内面部との係合を解除す
る大きさに設定されているように構成している。
上記媒体の後端縁と上記傾斜案内面部との係合を解除す
る大きさに設定されているように構成している。
【００１１】このような構成を有する媒体送り出し装置
によれば、爪の傾斜案内部によって送り出されてホッピ
ングミスが発生してしまうという問題点を未然に防ぎ、
カードを確実に送り出すことができる。
によれば、爪の傾斜案内部によって送り出されてホッピ
ングミスが発生してしまうという問題点を未然に防ぎ、
カードを確実に送り出すことができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の媒体送り出し装置
の実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明す
る。図１は、本発明に係る媒体送り出し装置の一実施形
態を示す側面から見た関係説明図、図２は、本発明の爪
手段を示す側面関係図、図３は本発明の爪送り出し機構
の一部を示す平面関係図であり、図４は本発明に係るカ
ードのガイド機構を示す平面説明図、図５は本発明のカ
ードと負荷手段の関係説明図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は側面関係図である。又、図６（ａ）、（ｂ）
は、本発明の媒体送り出し装置の動作説明図、図７は、
本発明に係る別の実施形態を示す説明図である。
の実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明す
る。図１は、本発明に係る媒体送り出し装置の一実施形
態を示す側面から見た関係説明図、図２は、本発明の爪
手段を示す側面関係図、図３は本発明の爪送り出し機構
の一部を示す平面関係図であり、図４は本発明に係るカ
ードのガイド機構を示す平面説明図、図５は本発明のカ
ードと負荷手段の関係説明図で、（ａ）は平面図、
（ｂ）は側面関係図である。又、図６（ａ）、（ｂ）
は、本発明の媒体送り出し装置の動作説明図、図７は、
本発明に係る別の実施形態を示す説明図である。
【００１３】これらの図において、本発明に係る媒体送
り出し装置は、図１及び図２に示すように、複数のカー
ド２を積層して収納したスタッカ１と、スタッカ１に対
向して移動的に配置され、カード等の後端縁に係合して
これを送り出す送出爪３ａを有する爪手段３と、送出爪
３ａ、３ａ’の送出を駆動するための爪駆動手段４、及
び送出されたカード２をカード発行機に送り出すガイド
機構５ａａと、ゲ−ト８の周辺に、カード２に当接して
カードの送りだし方向と逆方向にカード２に対して負荷
を与え、爪手段３の傾斜案内面部３ｂによるカード２の
移動を阻止するバネ等を使用した負荷手段６から構成さ
れている。
り出し装置は、図１及び図２に示すように、複数のカー
ド２を積層して収納したスタッカ１と、スタッカ１に対
向して移動的に配置され、カード等の後端縁に係合して
これを送り出す送出爪３ａを有する爪手段３と、送出爪
３ａ、３ａ’の送出を駆動するための爪駆動手段４、及
び送出されたカード２をカード発行機に送り出すガイド
機構５ａａと、ゲ−ト８の周辺に、カード２に当接して
カードの送りだし方向と逆方向にカード２に対して負荷
を与え、爪手段３の傾斜案内面部３ｂによるカード２の
移動を阻止するバネ等を使用した負荷手段６から構成さ
れている。
【００１４】スタッカ１は上部が開口されている箱状体
からなり、その箱状体内部にカード２が積層されてい
る。送り出しの爪手段３は図２に示すように、上部がカ
ード２の送出方向に延びるブロック状に形成された送出
爪３ａと、上面にカード２の送出方向に向かって下降傾
斜面を有する傾斜案内面部３ｂが形成され、さらに水平
部３ｃと、凹部３ｄと、水平部３ｃ及び水平部３ｃより
も高い位置に形成された係合部３ｅから構成されてい
る。上記傾斜案内面部３ｂは曲面的な傾斜面としてもよ
いし、直線的な傾斜面としてもよい。さらに、送出爪３
ａの下部にはチェ−ン５に連結される連結部３ｆとその
中央部にチェ−ンへの取付けのための長穴３ｇが設けら
れている。又、上記の爪手段３は、後述する駆動手段と
してのチエーン５に対して送出爪３ａ、３ａ’と複数設
けられ、カ−ド２が送出爪３ａで送出された後、次ぎの
カ−ドは送出爪３ａ’により送出されるようになってい
る。又、爪手段３はスタッカ１に対向して移動的に配置
され、カード２の後端縁に係合部３ｅを係合させて上記
カード２をゲート８のゲ−ト口より送り出している。
からなり、その箱状体内部にカード２が積層されてい
る。送り出しの爪手段３は図２に示すように、上部がカ
ード２の送出方向に延びるブロック状に形成された送出
爪３ａと、上面にカード２の送出方向に向かって下降傾
斜面を有する傾斜案内面部３ｂが形成され、さらに水平
部３ｃと、凹部３ｄと、水平部３ｃ及び水平部３ｃより
も高い位置に形成された係合部３ｅから構成されてい
る。上記傾斜案内面部３ｂは曲面的な傾斜面としてもよ
いし、直線的な傾斜面としてもよい。さらに、送出爪３
ａの下部にはチェ−ン５に連結される連結部３ｆとその
中央部にチェ−ンへの取付けのための長穴３ｇが設けら
れている。又、上記の爪手段３は、後述する駆動手段と
してのチエーン５に対して送出爪３ａ、３ａ’と複数設
けられ、カ−ド２が送出爪３ａで送出された後、次ぎの
カ−ドは送出爪３ａ’により送出されるようになってい
る。又、爪手段３はスタッカ１に対向して移動的に配置
され、カード２の後端縁に係合部３ｅを係合させて上記
カード２をゲート８のゲ−ト口より送り出している。
【００１５】スタッカ１の後方下部には、上記送出爪３
ａの送出を駆動するための爪駆動手段４が形成されてい
る。この爪駆動手段４は、フレーム７に駆動軸４ｃ及び
４ｄを設け、この駆動軸４ｃ及び４ｄにチエーン５を係
合し、該駆動軸４ｃ及び４ｄにチエーン５の送り機構と
してチエーン駆動部４ａ及び４ｂを設けている。そし
て、駆動軸４ｃには、図示しないモ−タ等の駆動手段を
連結してチエーン５を往復動自在に駆動して送出爪３ａ
の送出機構を駆動させている。
ａの送出を駆動するための爪駆動手段４が形成されてい
る。この爪駆動手段４は、フレーム７に駆動軸４ｃ及び
４ｄを設け、この駆動軸４ｃ及び４ｄにチエーン５を係
合し、該駆動軸４ｃ及び４ｄにチエーン５の送り機構と
してチエーン駆動部４ａ及び４ｂを設けている。そし
て、駆動軸４ｃには、図示しないモ−タ等の駆動手段を
連結してチエーン５を往復動自在に駆動して送出爪３ａ
の送出機構を駆動させている。
【００１６】さらに、図３に示すように爪送り出し機構
部３ａａには、送出爪３ａの下側にガイド部が設けら
れ、このガイド部が、ガイド板７ｃに形成された爪ガイ
ド溝７ｄに対してスライド可能に設けられている。上板
７ｅは、ガイド板７ｃと送出爪３ａの間に設けられてい
て、送出爪３ａの走行を安定させるためのものである。
部３ａａには、送出爪３ａの下側にガイド部が設けら
れ、このガイド部が、ガイド板７ｃに形成された爪ガイ
ド溝７ｄに対してスライド可能に設けられている。上板
７ｅは、ガイド板７ｃと送出爪３ａの間に設けられてい
て、送出爪３ａの走行を安定させるためのものである。
【００１７】図１において、スタッカ１の前方下部に
は、送出されたカード２をカード発行機１５に送り出す
ガイド機構５ａａが形成されている。このガイド機構５
ａａは図４に示すように、フレーム７の側面７ａ、７ｂ
に軸５ｂが支持され、さらに軸５ｂの中央部にはガイド
ローラ５ａが回転自在に設けられ、カード一枚を通過さ
せても二枚以上は通過させないように、図１に示すよう
にゲート８がガイドローラ５ａの上部に近接して設けら
れている。
は、送出されたカード２をカード発行機１５に送り出す
ガイド機構５ａａが形成されている。このガイド機構５
ａａは図４に示すように、フレーム７の側面７ａ、７ｂ
に軸５ｂが支持され、さらに軸５ｂの中央部にはガイド
ローラ５ａが回転自在に設けられ、カード一枚を通過さ
せても二枚以上は通過させないように、図１に示すよう
にゲート８がガイドローラ５ａの上部に近接して設けら
れている。
【００１８】スタッカ１の前方片側には、カード２が当
接し、爪手段３の傾斜案内面部３ｂによるカード２の移
動を阻止する負荷手段６が形成されている。この負荷手
段６は、図５（ａ）及び（ｂ）のカ−ド２と負荷手段６
の関係説明図で示されるように、ゲート８の周辺にあっ
て、カード２の片側の側面部に近接したフレーム７ｃ
に、ネジ１２によって寄せバネ１０を固着させ、カード
２に当接してカードの送りだし方向と逆方向にカード２
に対して負荷を与えることによって、傾斜案内面部３ｂ
に対し、カ−ド２にそれを乗り越える力が与えられ、爪
手段３の係合部３ｅの位置までカ−ド２の後端縁が設置
可能となる。
接し、爪手段３の傾斜案内面部３ｂによるカード２の移
動を阻止する負荷手段６が形成されている。この負荷手
段６は、図５（ａ）及び（ｂ）のカ−ド２と負荷手段６
の関係説明図で示されるように、ゲート８の周辺にあっ
て、カード２の片側の側面部に近接したフレーム７ｃ
に、ネジ１２によって寄せバネ１０を固着させ、カード
２に当接してカードの送りだし方向と逆方向にカード２
に対して負荷を与えることによって、傾斜案内面部３ｂ
に対し、カ−ド２にそれを乗り越える力が与えられ、爪
手段３の係合部３ｅの位置までカ−ド２の後端縁が設置
可能となる。
【００１９】以上のようにして、図１に示すように、送
出爪３ａによる送り出しとガイドローラ５ａの回転によ
り、カード２は、カードガイド９を経て、カード発行機
１５側に送り出され、カード発行機１５の駆動ローラ１
３とローラ１４の間に挟まれながらカード発行機内部に
送出される。
出爪３ａによる送り出しとガイドローラ５ａの回転によ
り、カード２は、カードガイド９を経て、カード発行機
１５側に送り出され、カード発行機１５の駆動ローラ１
３とローラ１４の間に挟まれながらカード発行機内部に
送出される。
【００２０】次に、以上のように構成された、本発明の
媒体送り出し装置の動作について説明する。図１及び図
６（ａ）において、スタッカ１に積層されたカード２
は、図６（ｂ）に示すような動きとなる。即ち、最下位
のカード２ａが送出爪３ａの上部に降りて来ると、送出
爪３ａは図６（ｂ）の位置まで前進して、図２に示す送
出爪３ａの係合部３ｅでカード２ａの後端縁に当接す
る。次に、送出爪３ａが前進してカード２ａが送り出さ
れる。そのとき、カード２ａの後端縁が図２に示す傾斜
案内面部３ｂによって押し出されようとしても、図５
（ａ）に示すように、寄せバネ１０の付勢力によってＰ
２方向に押し戻す力が作用し、傾斜案内部３ｂによる送
り出す力Ｐ１よりも大きな負荷力Ｐ２を送り出されるカ
ード２ａに与えて、Ｐ２＞Ｐ１の関係となるような負荷
力Ｐ２を作用させることにより、爪手段３の先端部の傾
斜案内面部３ｂによる引っかかりは解除されて、カード
２ａの後端縁は水平部３ｃまで持ち上がり、係合部３ｅ
でカード２ａの後端縁に当接させることができる。
媒体送り出し装置の動作について説明する。図１及び図
６（ａ）において、スタッカ１に積層されたカード２
は、図６（ｂ）に示すような動きとなる。即ち、最下位
のカード２ａが送出爪３ａの上部に降りて来ると、送出
爪３ａは図６（ｂ）の位置まで前進して、図２に示す送
出爪３ａの係合部３ｅでカード２ａの後端縁に当接す
る。次に、送出爪３ａが前進してカード２ａが送り出さ
れる。そのとき、カード２ａの後端縁が図２に示す傾斜
案内面部３ｂによって押し出されようとしても、図５
（ａ）に示すように、寄せバネ１０の付勢力によってＰ
２方向に押し戻す力が作用し、傾斜案内部３ｂによる送
り出す力Ｐ１よりも大きな負荷力Ｐ２を送り出されるカ
ード２ａに与えて、Ｐ２＞Ｐ１の関係となるような負荷
力Ｐ２を作用させることにより、爪手段３の先端部の傾
斜案内面部３ｂによる引っかかりは解除されて、カード
２ａの後端縁は水平部３ｃまで持ち上がり、係合部３ｅ
でカード２ａの後端縁に当接させることができる。
【００２１】次に、本発明に係る別の実施形態を図７に
基づいて設明する。図７は、ゲート部の別の実施形態を
示す説明図である。図７において、ゲート部２０にバネ
による付勢力を与えるようにローラ付の支柱を設けるも
ので、支柱２１のカード２側に設けた支点２２を中心と
して、他端側の凸部に軸２５を介してカードローラ２３
を回転自在に設け、スプリング２４によって支柱2１の
上方向に付勢力を与えている。カード２がゲート８を通
過する時は、カード２が支柱２１を押し下げてカード２
に負荷力が与えられて、カード一枚の厚味分の隙間を生
じさせることができる。これによって、ゲートの駆動機
構を簡略化することができる。
基づいて設明する。図７は、ゲート部の別の実施形態を
示す説明図である。図７において、ゲート部２０にバネ
による付勢力を与えるようにローラ付の支柱を設けるも
ので、支柱２１のカード２側に設けた支点２２を中心と
して、他端側の凸部に軸２５を介してカードローラ２３
を回転自在に設け、スプリング２４によって支柱2１の
上方向に付勢力を与えている。カード２がゲート８を通
過する時は、カード２が支柱２１を押し下げてカード２
に負荷力が与えられて、カード一枚の厚味分の隙間を生
じさせることができる。これによって、ゲートの駆動機
構を簡略化することができる。
【００２２】以上、本発明によってなされた発明を各実
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記の
各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもな
く、例えば上記実施形態においては、負荷手段としてカ
ードに当接するバネ手段を例としてあげたが、その他に
も、バネ付勢されたローラや、ゴム、あるいはシート
や、摩擦部材のいずれかであっても本発明は適用可能で
ある。
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記の
各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもな
く、例えば上記実施形態においては、負荷手段としてカ
ードに当接するバネ手段を例としてあげたが、その他に
も、バネ付勢されたローラや、ゴム、あるいはシート
や、摩擦部材のいずれかであっても本発明は適用可能で
ある。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の媒体送り出
し装置によれば、爪手段に対して媒体の後端縁を送出爪
部に案内する傾斜案内面部を設ける一方、傾斜案内面部
による媒体の移動を阻止するように負荷手段を設けたこ
とにより、カードが爪の傾斜案内部によって送り出され
て、ホッピングミスが発生してしまうという問題点を未
然に防ぎ、カードを確実に送り出すことができる。
し装置によれば、爪手段に対して媒体の後端縁を送出爪
部に案内する傾斜案内面部を設ける一方、傾斜案内面部
による媒体の移動を阻止するように負荷手段を設けたこ
とにより、カードが爪の傾斜案内部によって送り出され
て、ホッピングミスが発生してしまうという問題点を未
然に防ぎ、カードを確実に送り出すことができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す、媒体送り出し装置
の側面から見た関係説明図である。
の側面から見た関係説明図である。
【図２】本発明の爪手段を示す側面関係図である。
【図３】本発明の爪送り出し機構の一部を示す平面関係
図である。
図である。
【図４】本発明に係るカードのガイド機構を示す平面説
明図である。
明図である。
【図５】本発明のカードと負荷手段の関係説明図で、
（ａ）は平面図、（ｂ）は側面関係図である。
（ａ）は平面図、（ｂ）は側面関係図である。
【図６】本発明の媒体送り出し装置の動作説明図であ
る。
る。
【図７】本発明に係る別の実施形態を示す説明図であ
る。
る。
【図８】従来のカード送り出し装置の爪手段の関係を示
した側面図である。
した側面図である。
１ スタッカ ２ カード ３ 爪手段 ３ａ 送出爪 ３ｂ 傾斜案内面部 ３ｅ 係合部 ４ 爪駆動手段 ４ａ，４ｂ チエーン駆動部 ５ チエーン ５ａ ガイドローラ ６ 負荷手段 ８ ゲート
Claims (3)
- 【請求項１】 複数枚の媒体を積層したスタッカと、該
スタッカに対向して移動自在に配置され、上記媒体の後
端縁に係合して上記媒体をゲート口より送り出すための
送出爪部を有する爪手段とを備えてなる媒体送り出し装
置において、上記爪手段は上記媒体の後端縁を上記送出
爪部に案内する傾斜案内面部を有する一方、上記傾斜案
内面部による媒体の移動を阻止する負荷手段を設けたこ
とを特徴とする媒体送り出し装置。 - 【請求項２】 上記負荷手段は、上記媒体に当接するバ
ネ、バネ付勢されたローラ、ゴム、シート、摩擦部材の
いずれかであることを特徴とする請求項１記載の媒体送
り出し装置。 - 【請求項３】 上記負荷手段の負荷の大きさは、上記媒
体の後端縁と上記傾斜案内面部との係合を解除する大き
さに設定されていることを特徴とする請求項２記載の媒
体送り出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30105796A JP3291443B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 媒体送り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30105796A JP3291443B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 媒体送り出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10124620A true JPH10124620A (ja) | 1998-05-15 |
| JP3291443B2 JP3291443B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=17892351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30105796A Expired - Fee Related JP3291443B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 媒体送り出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3291443B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007326663A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Nidec Sankyo Corp | 媒体処理装置 |
| US8167211B2 (en) | 2005-09-26 | 2012-05-01 | Nidec Sankyo Corporation | Card carrying and pushing out device |
| US11427416B2 (en) * | 2017-09-30 | 2022-08-30 | Kolbus Gmbh & Co. Kg | Device for separating the lowermost sheet from a stack |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP30105796A patent/JP3291443B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8167211B2 (en) | 2005-09-26 | 2012-05-01 | Nidec Sankyo Corporation | Card carrying and pushing out device |
| JP2007326663A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Nidec Sankyo Corp | 媒体処理装置 |
| JP4642704B2 (ja) * | 2006-06-07 | 2011-03-02 | 日本電産サンキョー株式会社 | カード状媒体送出装置 |
| US11427416B2 (en) * | 2017-09-30 | 2022-08-30 | Kolbus Gmbh & Co. Kg | Device for separating the lowermost sheet from a stack |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3291443B2 (ja) | 2002-06-10 |
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