JPH09150530A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09150530A
JPH09150530A JP33600095A JP33600095A JPH09150530A JP H09150530 A JPH09150530 A JP H09150530A JP 33600095 A JP33600095 A JP 33600095A JP 33600095 A JP33600095 A JP 33600095A JP H09150530 A JPH09150530 A JP H09150530A
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周平 鶸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、装置の電
源OFF時などに行われるバイパスコンデンサの電荷の
放電を、無駄な電力を消費したり、装置のコストをアッ
プさせることなく、短時間で可能にする。 【解決手段】 スイッチ36から、プリンタ全体の電源
をオフにする信号、又は印字ヘッド5を脱着する信号が
制御回路32に与えられると、制御回路32は、駆動回
路31への電源33からの電源供給を停止させると共
に、駆動回路31を介して印字ヘッド5にフラッシング
動作をさせることにより、バイパスコンデンサ31の電
荷を放電させる。その後、上記信号の指示に基づき、プ
リンタ全体の電源をオフにするか、又は駆動回路31へ
電源33からの電源供給を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、装置の電源をオフにする場合等に
おいて、バイパスコンデンサに充電された電荷を放電す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置では、印
字ヘッドの駆動に際して、印加電圧の立上げ時に大きな
ピーク電流が流れることから電圧降下を来たし、印字ヘ
ッドの駆動が適性に行えなくなるおそれがあるため、印
字ヘッドの駆動回路にバイパスコンデンサが設けられて
いる。この装置において、装置の電源をオフにした場
合、バイパスコンデンサに電源ON時に充電された電荷
は、装置の電源回路及び駆動回路で消費される微少電流
によって放電されていたが、その放電には長時間が必要
であったので、放電途中で印字ヘッドを脱着しようとす
ると駆動回路を破壊するおそれがあった。この従来の印
字ヘッド駆動制御系の構成を図5に示す。以下、従来の
印字ヘッド駆動制御系の例を図面と共に説明する。この
問題を解消しようとして、バイパスコンデンサの電荷放
電時間を短縮するために放電用の抵抗を設けたものがあ
る。この構成を図6に示す。しかし、この放電用抵抗
は、常時、電源に接続されているため、無駄な電力を消
費する。また、放電時間を短縮しようとすると低抵抗に
する必要があるので、電源の出力容量を大きくする必要
を招き、コストアップするという問題がある。なお、放
電用抵抗はキャリッジ上に設けてもよい。図7は上記の
問題点を改善するために、放電用抵抗と電源の間に、制
御回路によってON/OFFさせることが可能なスイッ
チ回路を設けることにより、無駄な電力の消費を抑える
ようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインクジェット記録装置では、放電用抵
抗、及びそのためのスイッチ回路を設けることによるコ
ストアップの問題が生じていた。本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、無駄な電力
の消費をしたり、装置のコストをアップさせることな
く、装置の電源OFF時に行われるバイパスコンデンサ
の電荷の放電を短時間で行うことができるインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係るインクジェット記録装置
は、記録媒体にインクを噴射する印字ヘッドと、該印字
ヘッドを駆動する駆動回路とがキャリッジに搭載され、
このキャリッジが記録媒体に沿って印字ヘッドを移動さ
せてその記録媒体に印字を行うインクジェット記録装置
であって、駆動回路へ電源を供給する電源ラインに挿入
されたバイパスコンデンサと、装置各部の動作を制御す
る制御手段と、制御手段に所定の信号を与える信号発生
手段とを備え、制御手段は、信号発生手段から所定の信
号を受けたとき、駆動回路への給電を停止すると共に、
駆動回路を介して印字ヘッドを駆動させることにより、
バイパスコンデンサに充電されている電荷を放電させる
ものである。
【0005】上記構成においては、信号発生手段から、
所定の信号が制御手段に与えられると、制御手段は、駆
動回路への給電を停止すると共に、駆動回路を介して印
字ヘッドを駆動させてバイパスコンデンサの電荷を放電
させる。従って、放電用の抵抗や、そのためのスイッチ
回路等を必要とせずに、バイパスコンデンサの電荷を短
時間で放電させることができる。さらに、放電用の抵
抗、そのためのスイッチ回路等がないので、無駄な電力
を消費することがなくなる。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置は、請求項1に記載のインクジェット
記録装置であって、信号発生手段は、装置の電源をオン
又はオフにする信号を前記制御手段に与える電源スイッ
チであり、前記制御手段は、信号発生手段から装置の電
源をオフにする信号を受けたとき、駆動回路への給電を
停止すると共に、駆動回路を介して印字ヘッドを駆動さ
せることにより、バイパスコンデンサに充電されている
電荷を放電させた後、装置の電源をオフにするものであ
る。
【0007】上記構成においては、電源スイッチから装
置の電源をオン又はオフにする信号が制御手段に与えら
れると、制御手段は、装置の電源をオフにする前に、駆
動回路への給電を停止すると共に、駆動回路を介して印
字ヘッドを駆動させることにより、バイパスコンデンサ
に充電されている電荷を放電させる。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置は、請求項1に記載のインクジェット
記録装置であって、信号発生手段は、印字ヘッドを脱着
しようとするときに操作される印字ヘッド脱着用スイッ
チ手段であり、制御手段は、印字ヘッド脱着用スイッチ
手段からの信号を受けたとき、駆動回路への給電を停止
すると共に、駆動回路を介して印字ヘッドを駆動させる
ことにより、バイパスコンデンサに充電されている電荷
を放電さるものである。上記構成においては、印字ヘッ
ドを脱着しようとするとき、印字ヘッド脱着用スイッチ
が操作されることにより、制御手段は駆動回路を介して
印字ヘッドを駆動させてバイパスコンデンサの電荷を放
電させる。従って、印字ヘッドの脱着に際して駆動回路
を破壊するのを防止することができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置は、請求項3に記載のインクジェット
記録装置であって、前記制御手段に、前記駆動回路への
給電を再開させる信号を与える手段をさらに備えるもの
である。上記構成においては、上記手段により、駆動回
路への給電を再開させる信号を制御手段に与え、印字ヘ
ッドの脱着の終了後に、装置を印字可能な状態に復帰す
る。
【0010】また、請求項5に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置は、請求項1から4のいずれかに記載
のインクジェット記録装置であって、バイパスコンデン
サに充電されている電荷の放電のための印字ヘッドの駆
動は、印字ヘッドのフラッシング動作であるものであ
る。
【0011】上記構成においては、バイパスコンデンサ
に電荷を放電させるために行われる印字ヘッドの駆動と
して、印字ヘッドのフラッシング動作を行うので、印字
ヘッドに対しての回復動作の一部として有効に印字ヘッ
ドを駆動させることができるため、印字ヘッドの無駄な
動作をなくすことができる。また、このフラッシング動
作は、バイパスコンデンサに充電されている電荷のみに
よって行われるので、電源からの電力を消費せずに行う
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
るインクジェット記録装置について図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施の一形態であるプリンタ1の
内部機構を示した斜視図であり、印字機構、紙送り機
構、及びパージ装置等が示されている。印字機構2は、
インクジェット式の印字ヘッド5を備えるヘッドユニッ
ト6と、印字ヘッド5にインクを供給するインクカート
リッジ7等からなり、ヘッドユニット6とインクカート
リッジ7は、キャリッジ8に搭載されている。ここで、
キャリッジ8は、ベルト9を介してキャリッジモータ1
0により駆動されており、キャリッジ軸11に沿って水
平移動するようになっている。なお、印字ヘッド5は複
数個のノズルを有しており、キャリッジ8の移動に対応
してノズルからインクを噴射する。
【0013】紙送り機構3は、給紙カセット又は手差給
紙部から供給された印刷用紙を印字ヘッド5に対面させ
ながら移動させるものであり、プラテンローラ12、圧
ローラ13、及び図示しないラインフィード(LF)モ
ータ等で構成されている。給紙カセット等から供給され
た印刷用紙は、プラテンローラ12と圧ローラ13に圧
接されて保持され、ラインフィードモータの回転に合わ
せて移動される。
【0014】パージ装置(吸引手段)4は、印字ヘッド
5の使用中に内部に気泡が発生したり、吐出面上にイン
クの液滴が付着することにより吐出不良を起こすことを
解消し、良好な吐出状態に回復させるための装置であ
る。パージ装置4の先端には、キャップ14が設けられ
ていて、このキャップ14に印字ヘッド5が覆われてい
るときにポンプにより負圧を発生させて、印字ヘッド5
の内部の不良インクを吸引して印字ヘッド5を回復させ
ている。また、フラッシング用吐出インク吸収体15
は、印字ヘッド5のノズルを良好な状態に保つために行
われめフラッシングによって吐出されるインクを吸収す
るためのものであり、印字領域の外に配置されている。
【0015】上記の印字機構2について図2を用いて詳
細に説明する。図2は印字機構2を示す概略側面図であ
る。キャリッジ8には、上述のように、印字ヘッド5を
備えたヘッドユニット6と、インクカートリッジ7が搭
載されている。インクカートリッジ7は、ヘッドユニッ
ト6及びキャリッジ8に固定されており、ヘッドユニッ
ト6にはパッキン17を介して固定されている。インク
カートリッジ7から印字ヘッド5へのインクの供給はイ
ンク供給口16を通じて行われる。ヘッドユニット6の
下部には、印字ヘッド5の動作制御を行うために基板1
8が配設されている。基板18上には、印字ヘッド5を
駆動するための回路パターンを有した駆動回路(後
述)、及び複数の接点19が設けられている。キャリッ
ジ8には、ディンプル接点付きのFPC(フレキシブル
・プリンティング・サーキット)20と、このFPC2
0の接点を基板18の接点19と接触させるためのバッ
クアップゴム22が設けられている。基板18と印字ヘ
ッド5とは、FPC21によって接続されている。
【0016】キャリッジ8の記録媒体側の下部には、キ
ャリッジ8をキャリッジ軸11に支持させるためのガイ
ド軸穴8aが設けられており、このキャリッジ8の記録
媒体の反対側は、キャリッジ8の姿勢を一定に保つため
に、キャリッジ8の下部をキャリッジ支持プレート30
(図1参照)で支持している。
【0017】次に、印字ヘッド5の駆動制御系について
図3を用いて説明する。図3は印字機構2の制御系を示
す概略ブロック図である。上述したように、キャリッジ
8には、印字ヘッド5と、印字ヘッド5を駆動するため
基板18上に形成した駆動回路31が設けられている。
駆動回路31には、FPC20及び接点19(図2参
照)を介して、プリンタ1全体の制御を司る制御回路3
2から、印字ヘッド5の動作を制御する指令が送られ、
また電源回路33が接続される。駆動回路31はこの指
令に基づいて、FPC21(図2参照)を介して印字ヘ
ッド5を駆動する。制御回路32及び駆動回路31に電
源を供給する電源回路33と、駆動回路31との間の電
源ライン34には、バイパスコンデンサ35が接続され
ている。バイパスコンデンサ35は、駆動回路31の近
傍に配設され、電源回路33の電源投入時に電荷を充電
し、駆動回路31を正常に機能させるものである。な
お、制御回路32には、各種の信号を制御回路32に与
えるスイッチ36が接続されている。
【0018】このスイッチ36は、プリンタ1全体の電
源をオンまたはオフにする電源スイッチ36a、印字ヘ
ッド5の脱着の際に操作されるスイッチ36b、脱着の
後印字再開のために操作されるスイッチ36c、オンラ
イン−オフラインを切り換えるオンラインスイッチ36
dなどを備えている。スイッチ36a、36bは本発明
の信号発生手段を構成する。制御回路32は、公知のC
PU、ROM、RAM、及びハードウエアロジック回路
から構成され、印字ヘッド5は、ラインフィードモー
タ、キャリッジモータ10などを制御する。なお電源回
路33はラインフィードモータ、キャリッジモータ10
などにも電源を供給する。
【0019】図4は、制御回路32の概略動作をあらわ
すフローチャートであり、制御回路32は、電源スイッ
チ36aがオンし(S1:Yes)、脱着スイッチ36
bがオフし(S6:No)、オンラインスイッチ36d
がオンしているとき(S12:Yes)、データ受信を
待って(S13)、公知のように印字ヘッド5、ライン
フィードモータ、キャリッジモータ10などを駆動して
印字動作を実行する。
【0020】次に、電源スイッチ36aの操作により、
プリンタ全体の電源をオフする場合の印字ヘッド5の駆
動制御系の動作について説明する。電源スイッチ36a
がオフされると(S1:No)、同スイッチから制御回
路32にプリンタ全体の電源をオフにする信号が与えら
れる。制御回路32はこの信号に基づいて、電源回路3
3に信号を出力し、駆動回路31への電源の供給を停止
させる(S2)。他の部分特にキャリッジモータ10へ
の電源の供給は停止させない。次に、制御回路32は、
キャリッジモータ10を駆動して、印字ヘッド5をフラ
ッシング用吐出インク吸収体15に対向する位置へ移動
させ(S3)、駆動回路31に駆動信号を出力して、バ
イパスコンデンサ35に蓄積している電荷により、印字
ヘッド5を駆動し、吸収体15に向けインクを吐出す
る。すなわちフラッシング動作を行う(S4)。このフ
ラッシング動作は、バイパスコンデンサ35の電荷がす
べて放電されると終了するように設定されている。制御
回路32は、このようにバイパスコンデンサ35の電荷
を放電させた後、キャリッジ8をホームポジションに戻
して、印字ヘッド5を図示しないキャップで覆い(S4
a)、電源回路33に、プリンタ全体の電源供給をオフ
させる信号を出力する。
【0021】また、ユーザが印字ヘッド5の交換等のた
めに印字ヘッド5をキャリッジ8から脱着しようとする
場合に、脱着スイッチ36bがオンされる(S6:Ye
s)と、制御回路32は、プリンタ全体の電源供給をオ
ンしたまま、駆動回路31への電源の供給のみをオフす
る信号を、電源回路33に出力する(S7)。そして制
御回路32は、上記のS3、S4と同様に、S8、S9
でフラッシング動作を行わせる。その後、キャリッジ8
を、印字ヘッド5の交換位置へ移動させる(S9)。そ
の位置でユーザが印字ヘッド5の交換を行い、再開スイ
ッチ36cをオンすると(S11)、一旦キャリッジ8
をホームポジションに戻し(S11a)、印字ヘッド5
をキャップで覆った後、制御回路32は、再び駆動回路
32への電源の供給を開始させる信号を電源回路33に
出力し、オンライン状態ならば(S1:Yes,S6:
No,S12:Yes)印字可能な状態に復帰させる。
この場合、再開スイッチ36cにかえて、印字ヘッド5
の脱着をセンサで検出して、駆動回路32への電源の供
給を再開させることもできる。
【0022】このように、本実施の形態のプリンタ1で
は、制御回路32が、電源スイッチ36aからプリンタ
1全体の電源をオフにする信号を受け取ると、電源33
に駆動回路31への電源供給を停止させ、その後に駆動
回路31を介して印字ヘッド5にフラッシング動作を行
わせることによって、バイパスコンデンサ35の充電電
荷を放電させる。従って、放電用抵抗や、放電用抵抗の
ためのスイッチ回路がなくても上記放電を短時間で行う
ことができ、また、放電用抵抗を用いた場合のように無
駄な電力を消費することがなくなる。また、バイパスコ
ンデンサ35の電荷を放電させるために、電源33の電
力を使わずに、バイパスコンデンサ35に充電された電
荷のみによって印字ヘッド5にフラッシング動作を行わ
せているので、フラッシング動作のために消費する電力
を抑えることができる。
【0023】さらに、制御回路32は、プリンタ1全体
の電源がオンの状態のときに、脱着スイッチ36bから
印字ヘッド脱着信号を受け取ると、プリンタ1全体の電
源をオンの状態に維持したまま、駆動回路32への電源
33の電源の供給のみを停止させ、印字ヘッド5にフラ
ッシング動作を行わせて、バイパスコンデンサ35の電
荷を放電させる。従って、その後に印字ヘッド5の交換
が終了したときは、再び駆動回路32への電源33の電
源の供給を開始するだけで、プリンタ1を印字可能な状
態に復帰させることができるので、印字可能な状態への
復帰に要する時間を短縮することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、ユーザによってスイッチ36a,36bが操作
されたことに基づいて、制御回路32に所定の信号が入
力されるものとしているが、印字ヘッドを交換のために
脱着したときに、この所定の信号と同等の信号が制御回
路32に入力されるようにしたものであってもよい。ま
た、プリンタの内部機構を開閉可能に覆うカバーを開放
したとき、およびエラー発生時に、上記の所定の信号と
同等の信号が制御回路32に入力されるように構成する
こともできる。また、実施の形態では、上記印字ヘッド
5がキャリッジ8から脱着可能な場合を説明している
が、印字ヘッド5がキャリッジ8から脱着できない構成
のものであっても適用可能である。また、上記実施の形
態では、バイパスコンデンサ35は、駆動回路31及び
印字ヘッド5と共にキャリッジ8に設けられるものとし
ているが、バイパスコンデンサ35の配設位置は、駆動
回路31の近傍であればキャリッジ8に設けられていな
くてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
るインクジェット記録装置によれば、制御手段が、電源
から駆動回路への電源の供給を停止させ、駆動回路を介
して印字ヘッドを駆動させてバイパスコンデンサの電荷
を放電させるので、放電用の抵抗や、そのためのスイッ
チ回路等を必要とせずに、バイパスコンデンサの電荷を
短時間で放電させることができ、放電のために無駄な電
力を消費することがなくなる。さらに、放電用の抵抗
や、そのためのスイッチ回路等を必要としない分、コス
トダウンを図ることができる。
【0026】また、請求項2に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置によれば、スイッチ手段から装置の電
源をオン又はオフにする信号が制御手段に与えられる
と、制御手段が、駆動回路への給電を停止すると共に、
駆動回路を介して印字ヘッドを駆動させることにより、
バイパスコンデンサに充電されている電荷を放電させた
後、装置の電源をオフにするので、電源をオフにする操
作によって、バイパスコンデンサの電荷を放電させるこ
とができる。
【0027】また、請求項3に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置によれば、印字ヘッドを脱着しようと
するときは、制御手段が、電源から駆動回路への電源の
供給を停止させ、駆動回路を介して印字ヘッドを駆動し
てバイパスコンデンサの電荷を放電させた後に、再び電
源から駆動回路への電源の供給を開始する。従って、印
字ヘッドの脱着に際して駆動回路を破壊するのを防止す
ることができる。
【0028】また、請求項4に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置によれば、印字ヘッドの脱着の終了後
に、駆動回路への給電を再開させる信号を制御手段に与
えるので、再び駆動回路へ電源の供給を開始するだけ
で、装置を印字可能な状態に復帰させることができるの
で、装置を印字可能な状態へ復帰するのに要する時間を
短縮することができる。
【0029】また、請求項5に記載の発明に係るインク
ジェット記録装置によれば、バイパスコンデンサの電荷
を放電させるために行われる印字ヘッドの駆動は、印字
ヘッドに対する回復動作の一部であるフラッシング動作
なので、印字ヘッドが無駄な動きをすることがなくな
る。また、このフラッシング動作は、バイパスコンデン
サに充電されている電荷のみによって行われるので、電
源からの電力を消費しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるプリンタの内部機
構を示す斜視図である。
【図2】上記プリンタの印字機構を示す概略側面図であ
る。
【図3】上記印字機構の制御系を示す概略ブロック図で
ある。
【図4】上記プリンタに備えられる制御回路の概略動作
を表すフローチャートである。
【図5】バイパスコンデンサの電荷の放電を電源回路及
び駆動回路で消費される微少電流によって行う従来の構
成の印字ヘッド駆動制御系を示す概略ブロック図であ
る。
【図6】放電用の抵抗を設けた従来の構成の印字ヘッド
駆動制御系を示す概略ブロック図である。
【図7】放電用の抵抗、及びそのためのスイッチ回路を
設けた従来の構成の印字ヘッド駆動制御系を示す概略ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 印字機構 5 印字ヘッド 6 ヘッドユニット 7 インクカートリッジ 8 キャリッジ 20 FPC 31 駆動回路 32 制御回路 33 電源回路 34 電源ライン 35 バイパスコンデンサ 36 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを噴射する印字ヘッド
    と、該印字ヘッドを駆動する駆動回路とがキャリッジに
    搭載され、このキャリッジが記録媒体に沿って印字ヘッ
    ドを移動させてその記録媒体に印字を行うインクジェッ
    ト記録装置において、 前記駆動回路へ電源を供給する電源ラインに挿入された
    バイパスコンデンサと、 装置各部の動作を制御する制御手段と、 前記制御手段に所定の信号を与える信号発生手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記信号発生手段から所定の信号を受
    けたとき、前記駆動回路への給電を停止すると共に、前
    記駆動回路を介して前記印字ヘッドを駆動させることに
    より、前記バイパスコンデンサに充電されている電荷を
    放電させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記信号発生手段は、装置の電源をオ
    ン又はオフにする信号を前記制御手段に与える電源スイ
    ッチであり、 前記制御手段は、信号発生手段から装置の電源をオフに
    する信号を受けたとき、駆動回路への給電を停止すると
    共に、駆動回路を介して印字ヘッドを駆動させることに
    より、バイパスコンデンサに充電されている電荷を放電
    させた後、装置の電源をオフにすることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記信号発生手段は、前記印字ヘッドを
    脱着しようとするときに操作される印字ヘッド脱着用ス
    イッチ手段であり、 前記制御手段は、前記印字ヘッド脱着用スイッチ手段か
    らの信号を受けたとき、前記駆動回路への給電を停止す
    ると共に、前記駆動回路を介して前記印字ヘッドを駆動
    させることにより、前記バイパスコンデンサに充電され
    ている電荷を放電させることを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に、前記駆動回路への給
    電を再開させる信号を与える手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパスコンデンサに充電されてい
    る電荷の放電のための前記印字ヘッドの駆動は、前記印
    字ヘッドのフラッシング動作であることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6663209B2 (en) 2000-02-15 2003-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method of controlling power supply thereof
JP2007125900A (ja) * 2007-02-19 2007-05-24 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置および同装置におけるフラッシング制御方法

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