JPH09174832A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH09174832A
JPH09174832A JP35364195A JP35364195A JPH09174832A JP H09174832 A JPH09174832 A JP H09174832A JP 35364195 A JP35364195 A JP 35364195A JP 35364195 A JP35364195 A JP 35364195A JP H09174832 A JPH09174832 A JP H09174832A
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JP
Japan
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print head
power supply
head driver
power
bypass capacitor
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Pending
Application number
JP35364195A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Imai
浩司 今井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字装置において、印字ヘッドドライバへの
電源供給停止時に行われるバイパスコンデンサの電荷の
放電を短時間で行うことにより、ヘッドユニット交換時
の印字ヘッドドライバの破損を防止する。 【解決手段】 印字ヘッドドライバ34と電源VDとの
間に介在させ、コンデンサ50と並列に接続した印字ヘ
ッドドライバ電源制御回路35により、CPU31の電
源遮断信号に基づき、電源VDから印字ヘッドドライバ
34への電源供給時に、放電用抵抗Rとコンデンサ50
とが非接続状態となり、電源VDから印字ヘッドドライ
バ34への電源供給停止時に、放電用抵抗Rとコンデン
サ50とが接続状態となるように制御する。これによ
り、印字ヘッドドライバへの電源供給停止時に行われる
コンデンサ50の電荷放電が短時間で行われるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
等の印字ヘッドを用いた記録装置に関し、特に、装置の
電源をオフにする場合等において、印字ヘッドを駆動す
る回路に接続されているバイパスコンデンサに充電され
た電荷を放電する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印字装置では、印字ヘッドの駆動
に際して、印加電圧の立上げ時に大きなピーク電流が流
れることから、電圧降下を来たし、印字ヘッドの駆動が
適性に行えなくなるおそれがあるため、印字ヘッドの印
字ヘッドドライバの近傍にはバイパスコンデンサが設け
られている。この従来の印字ヘッド駆動制御系の構成を
図6に示す。この印字装置では、装置の電源をオフにし
た場合等、印字ヘッドドライバへの電源供給を停止した
とき、バイパスコンデンサに電源ON時に充電された電
荷は、装置の電源回路及び印字ヘッドドライバで消費さ
れる微少電流によって放電されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして従来の印字装置によって、バイパスコンデン
サの電荷を放電するには長時間が必要であったので、当
該印字装置のCPUが印字ヘッドドライバへの電源の供
給を停止しても、すぐには印字ヘッドドライバに加わる
電圧を0Vにすることはできなかった。この放電途中で
ヘッドユニットを脱着すると、印字ヘッドドライバを破
壊するおそれがあるため、印字ヘッドドライバを破損す
ることなく交換可能な状態になるまでには長時間を要す
ることとなっていた。本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、印字ヘッドドライバへ
の電源の供給を停止したときの、バイパスコンデンサの
電荷を放電するために要する時間を短縮した印字装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る印字装置は、記録媒体に
印字するための印字ヘッドと、該印字ヘッドを駆動する
印字ヘッドドライバを一体としたヘッドユニットが着脱
可能に搭載され、この印字ヘッドドライバからの信号に
より印字ヘッドを駆動させてその記録媒体に印字を行う
印字装置であって、印字ヘッドドライバへ電源を供給す
る電源ラインに挿入されたバイパスコンデンサと、装置
各部の動作を制御する制御手段と、バイパスコンデンサ
に充電された電荷を放出させる放電用抵抗を有し、制御
手段から与えられる所定の制御信号に基づいて、印字ヘ
ッドドライバへ電源を供給するときには該放電用抵抗と
バイパスコンデンサとを非接続状態とし、印字ヘッドド
ライバへの電源供給を停止したときは該放電用抵抗とバ
イパスコンデンサを接続状態とする制御を行う印字ヘッ
ドドライバ電源制御回路とを備えたものである。
【0005】上記構成においては、印字ヘッドドライバ
電源制御回路が、制御手段から与えられる所定の制御信
号に基づいて、印字ヘッドドライバへの電源供給を停止
したときは該放電用抵抗とバイパスコンデンサを接続状
態とする制御を行うので、バイパスコンデンサの電荷を
放電させることができ、さらに、この放電に要する時間
を、装置の電源回路及び印字ヘッドドライバで消費され
る微少電流によって放電する場合よりも短縮することが
できる。また、印字ヘッドドライバ電源制御回路は、印
字ヘッドドライバへ電源を供給するときには該放電用抵
抗とバイパスコンデンサとを非接続状態とするので、放
電用抵抗を設けても無駄な電力を消費してしまうことが
ない。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係る印字装
置は、請求項1に記載の印字装置であって、印字ヘッド
ドライバ電源制御回路における、印字ヘッドドライバへ
の電源供給の制御、及び放電用抵抗とバイパスコンデン
サとの接続状態の制御は、制御手段から与えられる同一
の信号に基づいて同時に行われるものである。
【0007】上記構成においては、制御手段は一の信号
を印字ヘッドドライバ電源制御回路に与えるだけで、印
字ヘッドドライバへの電源供給の制御、及び放電用抵抗
とバイパスコンデンサとの接続状態の制御を行うことが
できるので、上記2つの制御を別々の信号で制御する場
合に比べ、制御手段の処理の負担を軽減することがで
き、全体として処理が迅速化される。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る印字装
置は、請求項1又は請求項2に記載の印字装置であっ
て、印字ヘッドを交換するときに操作され、制御手段に
所定の信号を与える印字ヘッド交換用スイッチ手段を備
え、制御手段は、印字ヘッド交換用スイッチ手段からの
所定の第1信号を受けたとき、印字ヘッドドライバ電源
制御回路に対して、印字ヘッドドライバへの電源供給を
停止すると共に放電用抵抗とバイパスコンデンサを接続
状態とする制御信号を与えるものである。
【0009】上記構成においては、印字ヘッド交換用ス
イッチ手段が操作されたときに、印字ヘッドドライバへ
の電源供給を停止すると共に放電用抵抗とバイパスコン
デンサを接続状態とするので、印字ヘッド交換のための
着脱の際にバイパスコンデンサの電荷を短時間で放電さ
せることができる。従って、バイパスコンデンサの電荷
が放電しないうちにヘッドユニットが取り外されること
によって、印字ヘッドドライバが破壊されるのを防止す
ることが可能になる。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る印字装
置は、請求項3に記載の印字装置であって、制御手段
は、印字ヘッド交換用スイッチ手段からの所定の第2信
号を受けたとき、印字ヘッドドライバ電源制御回路に対
して、印字ヘッドドライバへの電源供給を再開させると
共に放電用抵抗とバイパスコンデンサとを非接続状態と
する制御信号を与えるものである。
【0011】上記構成においては、制御手段が印字ヘッ
ドドライバ電源制御回路に、印字ヘッドドライバへの電
源供給が停止している状態から、印字ヘッドドライバへ
の電源供給を再開させ、放電用抵抗とバイパスコンデン
サとを非接続状態とさせるので、印字ヘッドの交換終了
後、装置を印字可能な状態に復帰させることができる。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る印字装
置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印字装
置であって、装置の電源をオン又はオフにする信号を前
記制御手段に与える電源スイッチを備え、制御手段は、
電源スイッチから装置の電源をオフにする信号を受けた
とき、印字ヘッドドライバ電源制御回路に対して、印字
ヘッドドライバへの電源供給を停止すると共に放電用抵
抗とバイパスコンデンサとを接続状態とする制御信号を
与え、バイパスコンデンサの電荷が放電された後に、装
置の電源をオフにするものである。
【0013】上記構成においては、制御手段は、電源ス
イッチから装置の電源をオフにする信号を受けたとき、
印字ヘッドドライバ電源制御回路に、印字ヘッドドライ
バへの電源供給を停止させると共に放電用抵抗とバイパ
スコンデンサとを接続状態とさせて、バイパスコンデン
サの電荷が放電された後に、装置の電源をオフにするの
で、装置の電源がオフ状態のときにヘッドユニットを着
脱しても、印字ヘッドドライバが破壊されることがなく
なる。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る印字装
置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印字装
置であって、印字ヘッドを、インク滴を噴射して印字す
るインクジェット式印字ヘッドとしたものである。
【0015】上記構成においては、印字ヘッドを、イン
ク滴を噴射して印字するインクジェット式印字ヘッドと
したので、インクジェット式のプリンタにおいて、バイ
パスコンデンサの電荷が放電しないうちにヘッドユニッ
トが取り外されることにより印字ヘッドドライバが破壊
されるのを防止することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る印字装置について図面を参照して説明する。図1は本
発明の実施の一形態であるプリンタ1の内部機構を示し
た斜視図であり、印字機構、紙送り機構、及びパージ装
置等が示されている。印字機構2は、インクジェット式
の印字ヘッド5を備えるヘッドユニット6と、印字ヘッ
ド5にインクを供給するインクカートリッジ7等からな
り、ヘッドユニット6とインクカートリッジ7は、キャ
リッジ8に搭載されている。ここで、キャリッジ8は、
ベルト9を介してキャリッジモータ10により駆動され
ており、キャリッジ軸11に沿って水平移動するように
なっている。なお、印字ヘッド5は複数個のノズルを有
しており、キャリッジ8の移動に対応してノズルからイ
ンクを噴射する。
【0017】紙送り機構3は、給紙カセット又は手差給
紙部から供給された印刷用紙を印字ヘッド5に対面させ
ながら移動させるものであり、プラテンローラ12、圧
ローラ13、及び図示しないラインフィード(LF)モ
ータ等で構成されている。給紙カセット等から供給され
た印刷用紙は、プラテンローラ12と圧ローラ13に圧
接されて保持され、ラインフィードモータの回転に合わ
せて移動される。
【0018】パージ装置(吸引手段)4は、印字ヘッド
5の使用中に内部に気泡が発生したり、吐出面上にイン
クの液滴が付着することにより吐出不良を起こすことを
解消し、良好な吐出状態に回復させるための装置であ
る。パージ装置4の先端には、キャップ14が設けられ
ていて、このキャップ14に印字ヘッド5が覆われてい
るときにポンプにより負圧を発生させて、印字ヘッド5
の内部の不良インクを吸引して印字ヘッド5を回復させ
ている。また、フラッシング用吐出インク吸収体15
は、印字ヘッド5のノズルを良好な状態に保つために行
われるフラッシングによって吐出されるインクを吸収す
るためのものである。
【0019】上記の印字機構2について図2及び図3を
用いて詳細に説明する。図2は印字機構2を示す概略側
面図、図3はヘッドユニット6下部の基板部の拡大側面
図である。キャリッジ8には、上述のように、印字ヘッ
ド5を備えたヘッドユニット6と、インクカートリッジ
7が搭載されている。インクカートリッジ7は、ヘッド
ユニット6及びキャリッジ8に固定されており、ヘッド
ユニット6にはパッキン17を介して固定されている。
インクカートリッジ7から印字ヘッド5へのインクの供
給はインク供給口16を通じて行われる。ヘッドユニッ
ト6の下部には、印字ヘッド5の動作制御を行うための
基板18が配設されている。基板18上には、印字ヘッ
ド5を駆動するための回路を有した印字ヘッドドライバ
(後述)、及び複数の接点19が設けられている。
【0020】キャリッジ8には、ディンプル接点付きの
FPC(フレキシブル・プリンティング・サーキット)
20と、このFPC20の接点20aを基板18の接点
19と接触させるためのバックアップゴム22が設けら
れている。FPC20の電源ラインとグランドラインの
間にはコンデンサ50が接続され、そのコンデンサ50
はキャリッジ8の中央部に固定されている。基板18と
印字ヘッド5とは、FPC21によって接続されてい
る。キャリッジ8の記録媒体側の下部には、キャリッジ
8をキャリッジ軸11に支持させるためのガイド軸穴8
aが設けられており、このキャリッジ8の記録媒体の反
対側は、キャリッジ8の姿勢を一定に保つために、キャ
リッジ8の下部をキャリッジ支持プレート30(図1)
で指示されている。尚、図3では、接点19と接点20
aが非接触の状態で示されているが、実際には上記のよ
うに、接点19と接点20aは接触させて使用される。
【0021】次に、プリンタ1の制御系の構成について
図4を用いて説明する。図4はプリンタ1の制御系を示
す内部ブロック図である。プリンタ1には、プリンタ1
各部を制御するCPU31、印字ヘッド5を駆動する印
字ヘッドドライバ34、及び印字ヘッドドライバ34へ
の電源供給等を制御する印字ヘッドドライバ電源制御回
路35が備えられている。CPU31は、インターフェ
ース(I/F)32を介してホストコンピュータ33か
ら印字データを受信する。印字ヘッドドライバ34は、
CPU31から出力される印字データ34a、転送クロ
ック34b、及び印字クロック34cに基づいて動作
し、印字ヘッド5を駆動する。印字ヘッドドライバ電源
制御回路35については後に詳細に説明する。
【0022】CPU31は、作業プログラム等が記憶さ
れているROM36、及びCPU31がホストコンピュ
ータ33から受信した上記印字データをイメージデータ
として一時的に記憶するRAM37と接続され、これら
との間で必要なデータの授受を行っている。さらに、C
PU31は、印刷用紙の有無を検出するペーパエンプテ
ィセンサ40、及び印字ヘッド5がホームポジション位
置にあることを検出するホームポジションセンサ41と
も必要なデータの授受を行っている。なお、モータドラ
イバ42はキャリッジモータ10を駆動し、モータドラ
イバ43はラインフィード(LF)モータ44を駆動す
るものであり、CPU31により制御されるものであ
る。
【0023】また、CPU31には、各種の信号をCP
U31に与える操作パネル46が接続されている。この
操作パネル46は、プリンタ1全体の電源をオン又はオ
フにする電源スイッチ46a、及び印字ヘッド5の脱着
の際に操作されるスイッチ46bを備えている。電源ス
イッチ46aがオフにされると、同スイッチからCPU
31にプリンタ1全体の電源をオフにする信号を出力す
る。スイッチ46bが操作されると、CPU31に、印
字ヘッドドライバ34への電源の供給を停止する信号、
又は、印字ヘッドドライバ34への電源の供給を再開す
る信号を出力する。
【0024】次に、上記印字ヘッドドライバ電源制御回
路35について図5を用いて詳細に説明する。図5は印
字ヘッドドライバ電源制御回路35の概略構成を示す図
である。印字ヘッドドライバ電源制御回路35は、印字
ヘッドドライバ34と電源VDとの間に介在され、さら
にコンデンサ50と並列に接続されており、制御信号入
力端51から印加される制御信号に応じて印字ヘッドド
ライバ34への電源供給を制御すると共に、この電源供
給停止時には内蔵された放電用抵抗Rを介してコンデン
サ50に充電されている電荷を放電させるように制御す
るものである。尚、コンデンサ50は、電源VDの電源
投入時に電荷を充電し、印字ヘッドドライバ34を正常
に機能させるものである。
【0025】印字ヘッドドライバ電源制御回路35は、
電源VDから印字ヘッドドライバ34への電源供給を制
御するトランジスタTr1と、このトランジスタTr1
の導通を制御するトランジスタTr3と、放電用抵抗R
と直列に接続され、コンデンサ50の電荷放電を制御す
るトランジスタTr2と、このトランジスタTr2の導
通を制御するトランジスタTr4と、上記放電用抵抗R
とからなる。上記トランジスタTr3のベースは制御信
号入力端51に接続され、また、トランジスタTr4の
ベースはNOT回路53を介して制御信号入力端51に
接続されている。この制御信号入力端51にはCPU3
1から制御信号が入力されるようになっている。
【0026】次に、上記構成でなる印字ヘッドドライバ
電源制御回路35の動作について説明する。電源スイッ
チ46a(図4)がONであり、プリンタ1全体の電源
がオンとなっている状態において、印字ヘッド5を駆動
して記録媒体に対して印字を行う場合、CPU31は制
御信号入力端51に電源遮断信号=“1”を与える、即
ち、Hiの電圧を印加する。これにより、トランジスタ
Tr3がオンし、それによりトランジスタTr1がオン
となり、電源VDから印字ヘッドドライバ34に電源が
供給される。このとき、トランジスタTr4は、CPU
31から電源遮断信号=“1”が与えられても、NOT
回路53が配設されているためにオフとなり、それによ
りトランジスタTr2がオフとなり、放電用抵抗Rとコ
ンデンサ50とは非接続状態となる。
【0027】また、電源スイッチ46aがオフであると
き、又はスイッチ46b(図4)がオンであるときに
は、電源スイッチ46a又はスイッチ46bからCPU
31に、印字ヘッドドライバ34及びコンデンサ50に
電源を供給しないようにする信号が送られる。この場
合、CPU31は制御信号入力端51に電源遮断信号=
“0”を与える、即ち、Lowの電圧を印加する。これ
により、トランジスタTr3がオフし、それによりトラ
ンジスタTr1がオフとなり、電源VDから印字ヘッド
ドライバ34への電源の供給が停止される。このとき、
トランジスタTr4は、CPU31から電源遮断信号=
“0”が与えられると、NOT回路53によってオンと
なり、それによりトランジスタTr2がオンとなり、放
電用抵抗Rとコンデンサ50とは接続された状態とな
る。従って、コンデンサ50に充電されている電荷が放
電用抵抗Rによって短時間で放電されることになる。
【0028】この放電の終了後、スイッチ46bを再度
操作すると、CPU31にスイッチ46bから、電源V
Dから印字ヘッドドライバ34への電源の供給を再開す
る信号が与えられ、CPU31はこの信号に従って、制
御信号入力端51に電源遮断信号=“1”を与え、電源
VDから印字ヘッドドライバ34への電源の供給を再開
すると共に、コンデンサ50と放電用抵抗Rとを非接続
状態にする。
【0029】このように、本実施の形態のプリンタ1に
よれば、印字ヘッドドライバ電源制御回路35は、CP
U31から与えられる電源遮断信号が“0”のときは、
電源VDから印字ヘッドドライバ34への電源供給を停
止し、コンデンサ50と放電用抵抗Rとを接続状態とす
るように構成されているので、コンデンサ50に充電さ
れている電荷の放電を短時間で行うことができる。ま
た、電源遮断信号が“1”のとき、電源VDから印字ヘ
ッドドライバ34に電源を供給し、コンデンサ50と放
電用抵抗Rとを非接続状態にするように構成されている
ので、印字ヘッド5の駆動中において、放電用抵抗Rを
設けたために無駄な電力を消費してしまうということが
ない。さらに、CPU31は、印字ヘッドドライバ34
への電源供給の制御、及びコンデンサ50と放電用抵抗
Rとの接続状態の制御を同一の制御信号によって制御す
ることができる。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、CPU31は、印字ヘッドドライバ34への電
源供給の制御、及びコンデンサ50と放電用抵抗Rとの
接続状態の制御を同一の制御信号によって制御している
が、これらの制御は各々別個の制御信号によって行われ
るものであってもよい。この場合は、各々の制御信号用
の制御信号入力端を必要とし、NOT回路53は不要と
なる。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る印字装置によれば、印字ヘッドドライバ電源制御回路
が、制御手段から与えられる所定の制御信号に基づい
て、印字ヘッドドライバへの電源供給を停止したときは
該放電用抵抗とバイパスコンデンサを接続状態とする制
御を行うので、バイパスコンデンサの電荷を放電させる
ことができる。この放電に要する時間は、装置の電源回
路及び印字ヘッドドライバで消費される微少電流によっ
て放電する場合よりも短縮することができる。また、印
字ヘッドドライバ電源制御回路は、印字ヘッドドライバ
へ電源を供給するときには該放電用抵抗とバイパスコン
デンサとを非接続状態とするので、放電用抵抗を設けて
も印字ヘッドの駆動中に無駄な電力を消費してしまうこ
とがない。
【0032】また、請求項2に記載の発明に係る印字装
置によれば、制御手段は同一の信号によって、印字ヘッ
ドドライバへの電源供給の制御、及び放電用抵抗とバイ
パスコンデンサとの接続状態の制御の両方を行うことが
できるので、上記2つの制御を別々の信号で制御する場
合に比べ、制御手段の処理の負担を軽減することがで
き、全体として処理が迅速化される。
【0033】また、請求項3に記載の発明に係る印字装
置によれば、印字ヘッド交換用スイッチ手段が操作され
たときに、印字ヘッドドライバへの電源供給を停止する
と共に放電用抵抗とバイパスコンデンサを接続状態とす
るので、印字ヘッドを交換のために着脱する際、バイパ
スコンデンサの電荷を短時間で放電させることができ
る。従って、バイパスコンデンサの電荷が放電しないう
ちにヘッドユニットが取り外されることによって印字ヘ
ッドドライバが破壊されるのを防止することが可能にな
る。
【0034】また、請求項4に記載の発明に係る印字装
置によれば、印字ヘッドドライバへの電源供給が停止し
ている状態において、印字ヘッド交換用スイッチ手段か
ら制御手段に第2の制御信号が与えられた場合、印字ヘ
ッドドライバ電源制御回路に印字ヘッドドライバへの電
源供給を再開させ、放電用抵抗とバイパスコンデンサと
を非接続状態とさせるので、印字ヘッドの交換終了後、
即座に装置を印字可能な状態に復帰させることができ
る。
【0035】また、請求項5に記載の発明に係る印字装
置によれば、制御手段は、電源スイッチから装置の電源
をオフにする信号を受けたとき、放電用抵抗をバイパス
コンデンサに接続し、バイパスコンデンサの電荷が放電
された後に、装置の電源をオフにするので、装置の電源
がオフ状態のときにおいて、ヘッドユニットを着脱して
も印字ヘッドドライバが破壊されることがなくなる。
【0036】また、請求項6に記載の発明に係る印字装
置によれば、印字ヘッドを、インク滴を噴射して印字す
るインクジェット式印字ヘッドとしたので、インクジェ
ット式のプリンタにおいて、バイパスコンデンサの電荷
が放電しないうちにヘッドユニットが取り外され、印字
ヘッドドライバが破壊されることをなくすことができ、
インク滴噴射に影響を与えることがない。また、交換時
に不必要なインク滴噴射をすることがないため、装置を
汚すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるプリンタの内部機
構を示した斜視図である。
【図2】上記プリンタに備えられる印字機構を示す概略
側面図である。
【図3】上記印字機構のヘッドユニット下部の基板部の
拡大側面図である。
【図4】上記プリンタの制御系を示す内部ブロック図で
ある。
【図5】上記プリンタに備えられる印字ヘッドドライバ
電源制御回路の概略構成を示す図である。
【図6】コンデンサの電荷の放電を電源回路及び印字ヘ
ッドドライバで消費される微少電流によって行う従来の
構成の印字ヘッド駆動制御系の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 印字機構 5 印字ヘッド 6 ヘッドユニット 31 CPU(制御手段) 34 印字ヘッドドライバ 35 印字ヘッドドライバ電源制御回路 46 操作パネル 46a 電源スイッチ 46b スイッチ(印字ヘッド交換用スイッチ手段) 50 コンデンサ(バイパスコンデンサ) 51 制御信号入力端 R 放電用抵抗 Tr1,Tr2,Tr3,Tr4 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に印字するための印字ヘッド
    と、該印字ヘッドを駆動する印字ヘッドドライバを一体
    としたヘッドユニットが着脱可能に搭載され、この印字
    ヘッドドライバからの信号により印字ヘッドを駆動させ
    てその記録媒体に印字を行う印字装置において、 前記印字ヘッドドライバへ電源を供給する電源ラインに
    挿入されたバイパスコンデンサと、 装置各部の動作を制御する制御手段と、 前記バイパスコンデンサに充電された電荷を放出させる
    放電用抵抗を有し、前記制御手段から与えられる所定の
    制御信号に基づいて、前記印字ヘッドドライバへ電源を
    供給するときには該放電用抵抗と前記バイパスコンデン
    サとを非接続状態とし、前記印字ヘッドドライバへの電
    源供給を停止したときは該放電用抵抗と前記バイパスコ
    ンデンサを接続状態とする制御を行う印字ヘッドドライ
    バ電源制御回路とを備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドドライバ電源制御回路に
    おける、前記印字ヘッドドライバへの電源供給の制御、
    及び前記放電用抵抗と前記バイパスコンデンサとの接続
    状態の制御は、前記制御手段から与えられる同一の信号
    に基づいて同時に行われることを特徴とする請求項1に
    記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記印字ヘッドを交換するときに操作さ
    れ、前記制御手段に所定の信号を与える印字ヘッド交換
    用スイッチ手段を備え、 前記制御手段は、前記印字ヘッド交換用スイッチ手段か
    らの所定の第1信号を受けたとき、前記印字ヘッドドラ
    イバ電源制御回路に対して、前記印字ヘッドドライバへ
    の電源供給を停止すると共に前記放電用抵抗と前記バイ
    パスコンデンサを接続状態とする制御信号を与えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記印字ヘッド交換用
    スイッチ手段からの所定の第2信号を受けたとき、前記
    印字ヘッドドライバ電源制御回路に対して、前記印字ヘ
    ッドドライバへの電源供給を再開させると共に前記放電
    用抵抗と前記バイパスコンデンサとを非接続状態とする
    制御信号を与えることを特徴とする請求項3に記載の印
    字装置。
  5. 【請求項5】 装置の電源をオン又はオフにする信号を
    前記制御手段に与える電源スイッチを備え、 前記制御手段は、前記電源スイッチから装置の電源をオ
    フにする信号を受けたとき、前記印字ヘッドドライバ電
    源制御回路に対して、前記印字ヘッドドライバへの電源
    供給を停止すると共に前記放電用抵抗と前記バイパスコ
    ンデンサとを接続状態とする制御信号を与え、前記バイ
    パスコンデンサの電荷が放電された後に、装置の電源を
    オフにすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドは、インク滴を噴射して
    印字するインクジェット式印字ヘッドであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印字装
    置。
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