JPH0915030A - 電子天びん - Google Patents
電子天びんInfo
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- JPH0915030A JPH0915030A JP16205095A JP16205095A JPH0915030A JP H0915030 A JPH0915030 A JP H0915030A JP 16205095 A JP16205095 A JP 16205095A JP 16205095 A JP16205095 A JP 16205095A JP H0915030 A JPH0915030 A JP H0915030A
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Abstract
する調整を容易とし、ひいては同方向への偏置誤差の少
ない電子天びんを提供する。 【構成】 上下いずれかの梁11,12を固着し、か
つ、間隔調整機構52により固定部14に対して上下方
向に変位が与えられる調整用アーム51を、それぞれ鉛
直方向に撓みやすい可撓部e1,e2を介して固定部1
4に固定することにより、左右方向への偏置荷重の作用
時における調整用アーム51のひねりを抑制し、同方向
への偏置荷重による固定部14側の梁11の高さの変化
をなくする。
Description
詳しくは、ロバーバル機構を備えた電子天びんに関す
る。
側面図(A)および平面図(B)を例示するように、ロ
バーバル機構(パラレルガイドとも称される)10を介
して試料皿20を支承することにより、試料皿20が水
平を保ったままた上下に変位するように規制し、これに
よって試料皿20に対する試料の偏置に伴う誤差、いわ
ゆる偏置誤差(四隅誤差)が生じないように考慮されて
いる。
部となる可撓部Eを備えた互いに平行な上下の梁11お
よび12を介して可動部13を固定部14に連結した構
造を持ち、試料皿20は可動部13に支承される。試料
皿20に作用する荷重は、可動部13に連結されたレバ
ー30を介して平衡電磁力発生装置等の荷重感応部40
に伝達される。なお、小秤量の電子天びんにおいては、
レバーを介さずに可動部13が直接荷重感応部40に接
続される場合もある。
においては、一般に、上下の梁11と12の平行度が重
要であり、これらの上下の梁11と12が正確に平行に
なっている条件下で、はじめて試料皿20上の荷重の偏
置誤差が解消される。すなわち、図3(A)における寸
法HとH′が一致するように厳密に調整しなければ偏置
誤差が生じる。この調整は、特に精密な電子天びんにお
いてはμmオーダー以下の精度が必要となるなど、Hと
H′の寸法を測定して両者を一致させることで実行し得
る程度のものではなく、実際の調整作業では、試料皿2
0上に載せた荷重を移動させつつ、各位置で計量値が変
化しないように平行度の微調整を行っている。
整するための機構としては、従来、図4に例示するよう
に、一端が他部に比して鉛直方向に撓みやすい可撓部e
を介して固定部14に固定され、他端が自由端となった
調整用アーム71を設け、その調整用アーム71の自由
端近傍には、固定部14にねじ込まれた調整ねじ72を
貫通させるとともに、調整用アーム71の固定端近傍に
は上下いずれかの梁の一方、例えば上方の梁11を固着
し、調整ねじ72の回動によって生じる上下方向への変
位LをL2 /L1 に縮小して梁11の取り付け部Fを微
動させるようにするのが一般的である。このような調整
機構は、一方の梁11の固定部14への2箇所の取り付
け部Fのそれぞれに設けられる。
なロバーバル機構の従来の調整機構により実際に偏置誤
差を調整するに当たって、特に図3(B)において矢印
Pで示す方向、すなわち梁11,12の伸びる方向に直
交する方向(以下、左右方向と称する)への偏置荷重に
対しての調整が困難であり、調整ねじ72による梁の取
り付け部Fの上下動を相当に微動可能としたものを用い
ても、調整限界に達してしまうことがしばしば生じる。
すなわち、荷重を左右方向どちらに移動させても同極性
の誤差が生じたり、荷重を一端負荷して中央に戻すと、
中央での値が元に戻らないなど、調整しきれない限界に
達してしまう。
もので、任意方向への偏置荷重に対する誤差を簡単かつ
精密に調整することのできる電子天びんの提供を目的と
している。
めの構成を、実施例図面である図1,図2を参照しつつ
説明すると、本発明の電子天びんは、ロバーバル機構1
0の上下の梁11,12の平行度を調整するための調整
機構50を、両端部がそれぞれ他部に比して鉛直方向に
撓みやすい可撓部e1,e2を介して固定部14に固定
され、かつ、その一端部近傍に上下の梁のいずれか一方
の梁(11)の一端が固定された調整用アーム51と、
そのアーム51の他端部近傍に配置されて当該アーム5
1の他端部と固定部14との上下方向への間隔を調節す
る間隔調整機構52によって構成したことによって特徴
づけられる。
への偏置荷重に対する調整が困難である理由は、梁の取
り付け部Fと固定部14との間に介在している調整機構
の左右2本の調整用アーム71が、可撓部eを介して固
定部14に片持ち支持されていることにある。すなわ
ち、左右方向への偏置荷重により、左右の調整用アーム
71の可撓部eに回転またはひねろうとする力が作用
し、これによって各調整用アーム71が撓み、2箇所の
取り付け部Fのそれぞれの高さが互いに変化してしまう
からである。
で、調整用アーム51を、他部に比して鉛直方向に撓み
やすい両端の可撓部e1,e2を介して固定部14に両
持ち支持とすることで、調整用アーム51の回転ないし
はひねりに対する剛性が向上し、左右方向への偏置荷重
に対する調整用アーム51の撓みがたはひねりに対する
剛性が向上し、調整用アーム51の撓みが大幅に減少す
る。
鉛直方向に撓みやすい可撓部e1,e2を設けているた
め、間隔調整機構52による固定部14に対する鉛直方
向への移動に際しては特に影響はない。
り、(A)は側面図を、(B)は平面図をそれぞれ示し
ている。また、図2はその調整機構50の拡大斜視図で
ある。
の構造と同等であり、両端部分にそれぞれ可撓部Eが形
成された略Y字形の上下の梁11,12により、可動部
13と固定部14を連結した構造を持ち、可動部13に
試料皿20が支承される。また、従来と同様に、この可
動部13に作用する荷重は、レバー30を介して荷重感
応部である電磁力発生装置40に伝達されるとともに、
レバー30の変位は変位センサ(図示せず)によって検
出され、その変位検出結果が常に0となるように電磁力
発生装置40に流れる電流が制御される。そして、その
電流の大きさから、試料皿20上の荷重が求められる。
するための調整機構50は、ロバーバル機構10の上側
の梁11の固定部14への2箇所の取り付け部Fのそれ
ぞれに設けられている。
機構10の上側の梁11の一端が固定された調整用アー
ム51と、その調整用アーム51の他端部と固定部14
との上下方向への間隔を調整するための間隔調整機構5
2によって構成されている。
に比して鉛直方向に撓みやすい可撓部e1,e2を介し
て固定部14に固定されており、一方の可撓部e1から
僅かに他方の可撓部e2側に寄った上面に、上側の梁1
1の一端が固定されている。また、可撓部e2から僅か
に可撓部e1側に寄った位置に、間隔調整機構52が設
けられている。
コイルばね52bによって構成されており、調整ねじ5
2aは、調整用アーム51に穿たれた貫通穴を介して固
定部14に形成された雌ねじにねじ込まれている。ま
た、この調整ねじ52aと同軸上に、固定部14の上面
と調整用アーム51の下面との間に圧縮コイルばね52
bが挿入されている。
ずれかの向きに回動させることによって、その調整ねじ
52aの配設位置において調整用アーム52に上下いず
れかの向きに力が作用するが、調整ねじ52aは可撓部
e2に近接しているため、調整用アーム51は実質的に
可撓部e1を中心として鉛直面に沿って回動変位し、そ
の調整ねじ52aの配設位置における上下方向への変位
量が、可撓部e1と調整ねじ52a間の距離、および、
可撓部e1と梁11の取り付け部F間の距離の比に応じ
た率で縮小され、梁11の取り付け部Fの高さが微小量
だけ変化する。
皿20に対して、左右方向への偏置荷重、例えば図1
(B)に点Qで示す位置に荷重が作用したとき、上側の
梁11はその中心線Cを挟んで点Q側を下向きに、他側
を上向きにひねろうとする力が働き、その力は左右の取
り付け部Fを介して左右の調整用アーム51を同向きに
ひねろうと作用するが、各調整用アーム51は梁11の
取り付け部F側のみならず、その反対側の端部において
も可撓部e2を介して固定部14に固定されているた
め、調整用アームが梁11の取り付け部F側においての
み可撓部を介して固定部14に固定された図4に示した
従来の構造に比して、調整用アーム51のひねりの量は
大幅に減少する。その結果、Q点への荷重の作用等、左
右方向への偏置荷重によっても梁11の固定部14に対
する左右の取り付け部Fの高さは殆ど変化せず、同様に
調整ねじ52aの配設位置においても調整用アーム51
の上下方向への変位は殆どなく、従って左右方向への偏
置誤差の調整時に従来のような不具合が生じない。
51は両端を固定部14に固定しているが、その両端部
分はそれぞれ鉛直方向に撓みやすい可撓部e1,e2を
介して固定しているため、調整ねじ52aの回動による
アーム51の上下方向への変位に際して、これを阻害す
ることなく、比較的軽い力で調整が可能である。
2として、調整ねじ52aのほかに調整用アーム51の
一端部を弾性的に上向きに押圧する圧縮コイルばね52
bを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるこ
となく、設計・製造段階において、調整用アーム51と
梁11の固定部14への取り付け部Fの高さ(下側の梁
12の固定部14への取り付け部との距離)を、可動部
13側の梁11の取り付け部の高さ(下側の梁12の可
動部13への取り付け部との距離)に対して若干高く
(大と)なるようにしておけば、高さ調整は必ず調整ね
じ52aによって調整用アーム51を下向きに変位させ
ることによって行われることになるから、調整用アーム
51が持つ弾性を利用することが可能となり、この場合
には圧縮コイルばね52bは不要とすることができる。
上側の梁11側に設けたが、下側の梁12側に調整機構
50を設けてよよい。更に、ロバーバル機構10の上下
の梁11,12の形状は、上記した実施例のように略Y
字形のものに限定されることなく、例えば上下の梁1
1,12を、それぞれ左右一対として、その両端をそれ
ぞれ可動部13と固定部14に取り付けた構造としても
よく、その場合にも、上下いずれかの梁の固定部14へ
の左右の取り付け部のそれぞれに、上記したものと全く
同様の調整機構50を設ければよい。
ロバーバル機構の一方の梁を固着するとともに、間隔調
整機構によって固定部に対する間隔が調整される調整用
アームの両端を、それぞれ鉛直方向に撓みやすい可撓部
を介して固定部に固定したから、ロバーバル機構の梁の
伸びる方向に直交する方向(左右方向)への偏置荷重が
作用して調整用アームをひねろうとする力が働いても、
従来の片持ち支持構造の調整用アームに比して、実際の
ひねられる量は大幅に少なくなる。その結果、そのよう
な偏置荷重に対して梁の固定部への取り付け部の高さが
変化することが少なくなり、偏置誤差の調整作業が著し
く簡単となり、ひいては偏置誤差の少ない高精度の電子
天びんを得ることが可能となる。
側面図、(B)はその平面図
メカニズムの構成を示す側面図(A)および平面図
(B)
平行度調整機構の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部に可撓部を備えた互いに平行な上
下の梁を介して可動部が固定部に連結されてなるロバー
バル機構の、その可動部に試料皿が支承され、かつ、当
該可動部がレバーを介してもくしは直接荷重感応部に連
結された電子天びんにおいて、上記ロバーバル機構の上
下の梁間の平行度を調整するための調整機構を有し、そ
の調整機構は、両端部がそれぞれ他部に比して鉛直方向
に撓みやすい可撓部を介して上記固定部に固定され、か
つ、その一端部近傍に上記梁のいずれか一方の一端が固
定された調整用アームと、そのアームの他端部近傍に配
置されて当該アームの他端部と固定部との上下方向への
間隔を調節する間隔調整機構によって構成されているこ
とを特徴とする電子天びん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16205095A JP2888171B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 電子天びん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16205095A JP2888171B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 電子天びん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915030A true JPH0915030A (ja) | 1997-01-17 |
JP2888171B2 JP2888171B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2888171B2 (ja) |
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- 1995-06-28 JP JP16205095A patent/JP2888171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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