JPH09149323A - ディジタルビデオカメラ装置 - Google Patents

ディジタルビデオカメラ装置

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JPH09149323A
JPH09149323A JP7306227A JP30622795A JPH09149323A JP H09149323 A JPH09149323 A JP H09149323A JP 7306227 A JP7306227 A JP 7306227A JP 30622795 A JP30622795 A JP 30622795A JP H09149323 A JPH09149323 A JP H09149323A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】fs/2以上の入力信号に対する高調波の折り
返しを除去する。 【解決手段】複数の固体撮像素子20,22,24から
得られる複数の撮像信号に対して第1のサンプリング周
波数でA/D変換後、アップコンバータ50,56,5
8に供給される。これは第2のサンプリング周波数でア
ップコンバートするレートコンバータとディジタルロー
パスフィルタで構成される。ローパスフィルタは第1の
サンプリング周波数よりも高い第3の周波数2fs/3
を阻止周波数とするもので、非線形処理される前段階
で、予め通過帯域を制限することで2fs/3以上の信
号の高調波による折り返しを除去する。これによって第
1の周波数の1/2以下の周波数に折り返る折り返し成
分を除去できるので画質を改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばアナログ
撮像信号をディジタル処理して必要な映像信号を生成す
るようにしたディジタルビデオカメラ装置に関する。詳
しくは、ディジタル化したディジタル撮像信号のうち所
定周波数以上を阻止したものに対して非線形処理を施す
ことによって、撮像信号の高調波が撮像信号帯域中に折
り返えさないようにして画質を改善したものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラービデオカメラ装置やビデ
オテープレコーダなどで取り扱う映像信号、例えばディ
ジタル処理を主体としたカラービデオカメラ装置におい
ては、CCDイメージセンサなどから得られるアナログ
撮像信号を一旦ディジタル化し、ディジタル化された輝
度信号やクロマ信号などの撮像信号に対して、ガンマ補
正、ニー補正、ホワイトブラッククリップ、輪郭補正、
ホワイトバランス調整、色相調整、ディテールクリスプ
ニング、レベルディペンドなどの各種非線形信号処理を
施している。
【0003】ところで、ディジタル撮像信号に対して上
述したような非線形処理を施すと、出力波形が歪むか
ら、撮像信号に含まれる周波数成分の整数倍の成分が発
生する。そしてディジタル処理する場合には、サンプリ
ング定理により、サンプリング周波数fsの半分の周波
数fs/2までの信号しか再現できない。
【0004】そして非線形処理で発生したfs/2を越
える周波数成分は、fs/2を中心にして折り返り、0
〜fs/2のどこかの周波数成分に置き代わってしま
う。どのように折り返すかというと、信号周波数fとサ
ンプリング周波数fsとの関係が、 (fs/2)・n f<(fs/2)・(n+1) ・・・・(1) (nは0以上の整数)のとき、折り返した周波数f′
は、 f′=(−1)n・f+(1/4)・fs・{(2n+1)・(−1)n+1+1} ・・・・(2) となる。撮像信号の基本波成分側に折り返されたこの成
分は偽信号(エリアシング)となり、再生画質を劣化さ
せる原因となる。そこで基本波成分側に折り返さないよ
うに最近ではサンプリング周波数のアップコンバート処
理を行うようにしている。
【0005】図10はこのようなアップコンバート処理
を行って所定の映像信号を得るようにしたディジタルビ
デオカメラ装置10の従来例を示す。
【0006】同図において、被写体像12はCCDイメ
ージセンサ20でR(赤),G(緑),B(青)の3つ
の撮像信号(原色信号)に変換される。イメージセンサ
20からは、例えば図11Aに示すような周波数fの成
分を有する撮像信号が出力され、この周波数fの撮像信
号がアナログプロセス部30に送られる。アナログプロ
セス部30でプリアンプ処理、補間処理などが行われた
のち、A/Dコンバータ40に送られて撮像信号がディ
ジタル変換される。
【0007】A/Dコンバータ40からの撮像信号はア
ップコンバータ50によって、図11Aの撮像信号(周
波数f)が、同図BのようにA/Dコンバータ40での
サンプリング周波数fsよりも充分高い周波数fs′に
変換(アップコンバート)される。
【0008】アップコンバートされた撮像信号は、画像
の輪郭部を強調するためイメージエンハンサ70に送ら
れて輪郭強調信号が生成される。この輪郭強調信号が加
算器90でアップコンバータ50からのディジタル撮像
信号に加算される。
【0009】加算器90の出力はクリップ回路92によ
って特定基準電圧レベル以上或いは以下の信号をクリッ
プした後、ニー補正回路94、ガンマ補正回路96にお
いて、ニー補正、ガンマ補正がそれぞれ施される。これ
ら処理は何れも非線形処理であるので、図11Bの撮像
信号には同図Cに示すように高次の成分Fh′が発生す
る。
【0010】この場合もサンプリング周波数fs′の半
分の周波数(fs′/2)を越える周波数成分に対する
折り返し成分F1′は、0〜fs′/2の周波数帯域に
偽信号として現れる。
【0011】そのため、図10のように例えば0〜f
s″/2の周波数までを通過させる例えばローパスフィ
ルタからなる帯域制限フィルタ98が設けられ、図11
Cの図中斜線で示す周波数帯域のみが通過する。したが
って帯域制限フィルタ98の出力は同図Dのようにな
る。周波数fs″は、A/Dコンバータ40におけるサ
ンプリング周波数fsに等しいか若しくは近い周波数で
ある。
【0012】帯域制限フィルタ98の出力は、ダウンコ
ンバータ100でA/Dコンバータ40でのサンプリン
グ周波数fsに等しいか若しくは近い周波数fs″にダ
ウンコンバートされる。ダウンコンバートすることによ
って、同図Dの周波数成分は同図Eのようになる。した
がって周波数fs″の半分の周波数以下(0〜fs″/
2)で、入力信号の周波数fよりも低い帯域には非線形
処理によって発生する折り返し成分(偽信号)はなくな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この帯域制限
フィルタ98を用いたのでは、周波数fがfs/2以上
の帯域の信号が存在したときには、その高調波成分に対
する折り返し成分はfs/2以下に折り返されることに
なるから、非線形処理した後でその周波数通過特性をf
s/2近傍に帯域制限してもfs/2以下に折り返され
た成分を除去することはできない。
【0014】例えば非線形処理系を通すと、2fの二次
高調波成分が発生し、これの折り返し成分f′は(2f
−2fs)となる。この折り返し成分f′が信号帯域以
下になる条件は次の通りである。
【0015】2fs−2f〈f ・・・・(3) ∴f〉2fs/3 ・・・・(4) (4)式の関係は図11Fのようになるから、これの折
り返し成分は同図Gの破線図示のようになって、信号帯
域以下の周波数領域(図では周波数fs/2のところ)
に折り返ることが判る。
【0016】信号帯域以下の周波数帯域に折り返るの
は、非線形処理の他に後述する画素ずらしが完全でない
ときに発生する折り返し成分(fs−2f)などが考え
られる。このような高調波の折り返し成分を抑圧するに
は、折り返る元の高調波自体を抑圧しなければならな
い。
【0017】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、主として非線形処理によって
発生する信号帯域内への折り返しを効果的に除去できる
ディジタルビデオカメラ装置を提案するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1においては複数の固体撮像素子から得ら
れる複数の撮像信号に対して第1のサンプリング周波数
でA/D変換後、第2のサンプリング周波数でアップコ
ンバートしたのち、上記第1のサンプリング周波数より
も高い第3の周波数を阻止周波数とするディジタルロー
パスフィルタに通して帯域制限することによって、上記
第1の周波数の1/2以下の周波数に折り返る折り返し
成分を除去するようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項2においては、上記固体撮像素子と
してCCDイメージセンサが使用され、第1のCCDイ
メージセンサはG信号用として使用され、第2のCCD
イメージセンサはR信号用として使用され、第3のCC
DイメージセンサはB信号用として使用されたことを特
徴とする。
【0020】請求項3においては、第1のCCDイメー
ジセンサに対し、第2および第3のCCDイメージセン
サはその水平画素ピッチに対し水平方向に半ピッチだけ
相対的にずらした状態で、それぞれのCCDイメージセ
ンサから撮像信号が読み出されるようになされたことを
特徴とする。
【0021】請求項4においては、上記第2のサンプリ
ング周波数は上記第1のサンプリング周波数の2倍であ
ることを特徴とする。
【0022】請求項5においては、上記第3の周波数
は、上記第1のサンプリング周波数の2/3に選定され
たことを特徴とする。
【0023】撮像信号をA/D変換したあとのアップコ
ンバート処理後であって、非線形処理の前の段階で帯域
制限を行う。この帯域制限は第1のサンプリング周波数
をfSとしたとき2fs/3を阻止周波数とする処理で
あって、2fs/3の周波数成分の通過は完全に阻止さ
れる。帯域制限後に輪郭強調処理や非線形処理が行われ
る。非線形処理の前段階で帯域制限を行う関係上、2f
s/3以上の信号成分の高調波による折り返しは発生し
ない。
【0024】画素ずらし処理が正確でないときに発生す
る折り返し成分も同時に抑圧されるから、折り返しによ
る画質劣化が大幅に改善される。
【0025】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るディジタ
ルビデオカメラ装置の一実施態様を図面を参照して詳細
に説明する。
【0026】この発明では撮像素子として3個の固体撮
像素子(以下はCCDイメージセンサ)が使用され、そ
れらよりG,R,Bの各原色信号が撮像信号として得ら
れるようになされているディジタルビデオカメラ装置を
例示する。さらにこれら3個のCCDイメージセンサか
ら得られる撮像信号をディジタル化したときに、その基
本波成分中に混入する折り返し成分を除去するため、画
素ずらし法を採用した光学系が使用される。
【0027】画素ずらし法とは、図2に示すように例え
ばG信号を得るCCDイメージセンサに対し、R信号お
よびB信号を得るCCDイメージセンサを、水平方向に
対して1/2画素ピッチp/2だけ相対的にずらして同
一被写体像を撮像するようにしたものである。
【0028】こうすると、図3Aに示すようにG信号の
サンプリングキャリア(その周波数はfs)の位相(0
相)に対して、R信号およびB信号のサンプリングキャ
リアの位相が同図Bのように180°(π相)だけずれ
る。したがって両者をマトリックスして合成すれば、同
図Cのようにサンプリングキャリアが相殺される結果、
側波帯成分(鎖線図示)が相殺されて基本波成分のみと
なる。したがって画質劣化の原因を除去できる。
【0029】しかし、実際には上述したようにCCDイ
メージセンサの関係をp/2に完全に調整することが不
可能なこと、非線形処理により基本波成分の高調波が発
生すること、などに起因して基本波成分中に高調波成分
が折り返されてしまう。この発明はこれらの要因による
高調波成分、特にその二次成分に対する折り返し成分を
できるだけ抑圧するようにしたものである。
【0030】図1はこの発明に係るディジタルビデオカ
メラ装置10の一実施態様を示すものである。被写体像
12はCCDイメージセンサ20,22,24によって
撮像信号(R,G,Bの原色信号)に変換される。その
スペクトラムを図4A,Bに示す。撮像信号はA/D変
換器40,42,44に供給されて、第1のサンプリン
グ周波数(fsとする。fsは例えば18MHz)によ
ってディジタル化される。
【0031】ディジタル化された撮像信号はプリプロセ
ッサ30においてプリプロセス処理が行われる。プリプ
ロセス処理とは、プリアンプ処理、補間処理、それに伴
うフィルタ処理、シェーディング処理などを総称した信
号処理を言う。プリプロセス処理を施された撮像信号は
アップコンバータ50,56,58においてアップコン
バート処理などが行われる。アップコンバータ50(5
6,58も同様)は図6に示すようにレートコンバータ
52とディジタルローパスフィルタ54とで構成され
る。
【0032】レートコンバータ52では第1のサンプリ
ング周波数fsよりも高い第2のサンプリング周波数f
2を使用してアップコンバートされる。アップコンバー
ト処理は、できるだけ高調波成分による折り返し成分が
基本波成分内に混入しないようにするためで、f2とし
てこの例では2fsを示す。
【0033】アップコンバートされた撮像信号は後段の
ディジタルローパスフィルタ54によって通過帯域が制
限される。上述したようにfs/2以上fsまでの周波
数成分を有する撮像信号(周波数をfとする)の場合、
その高調波による折り返し成分は周波数fよりも低い帯
域側に折り返る。特に非線形処理系を通すと、2fの二
次高調波成分が発生し、これの折り返し成分f′は(2
f−2fs)となる。この折り返し成分f′が信号帯域
以下になる条件は上述したように、 2fs−2f〈f ・・・・(3) ∴f〉2fs/3 ・・・・(4) である。
【0034】信号帯域以下の周波数帯域に折り返るの
は、非線形処理の他に後述する画素ずらしが完全でない
ときに発生する折り返し成分(fs−2f)などが考え
られる。
【0035】このような高調波の折り返し成分を抑圧す
るため、この発明では折り返る元の高調波自体を抑圧す
る。そのため、図6に示すようなディジタルローパスフ
ィルタ54が設けられ、図7のように撮像信号に対し、
2fs/3を阻止周波数とした帯域制限を加える(図4
C,D)。つまり、この発明では2fs/3のレスポン
スが完全にゼロになるようにディジタルフィルタ特性が
設定される。このフィルタ特性については後述する。帯
域制限された撮像信号は次段の色補正回路60で画像全
体に対する色補正処理が行われる。
【0036】プリプロセッサ30でプリプロセス処理を
施された撮像信号はさらに画像の輪郭部を強調するため
イメージエンハンサ70に送られて輪郭強調信号が生成
される。本例では撮像信号のうちG信号とR信号が使用
され、これらから低域側(2fs/3以下の帯域)と高
域側(2fs/3以上の帯域)に分けた輪郭強調信号が
それぞれ生成される。
【0037】図8はこのイメージエンハンサ70の具体
例を示すものであり、G信号SgとR信号Srがミキサ
72において、2fsのスイッチングパルスを使用して
ミックスされる。ミックスされた合成信号Sgrのスペ
クトルを図4Eに示す。信号を合成することによって側
波帯成分は相殺される。
【0038】合成信号Sgrはアパーチャー強調回路7
4に供給されて図9曲線FAで示すような高域補強特性
となされた高域補強信号(アパーチャー補強信号)Sa
が生成される(図4F)。そのゲインは後段の乗算器7
6に与えられる係数Kaによって調整される。したがっ
て端子76aにはゲイン調整された高域補強信号Saが
得られる。
【0039】合成信号Sgrはさらに低域側の補強を行
うべく、本例では低域側をさらに3つの帯域に分けた周
波数領域に対する補強信号が生成される。本例では第1
のローパスフィルタ(ディジタルローパスフィルタ)7
8で図9曲線FHで示すように、比較的高域側(例えば
7MHz近傍)のゲインがアップするようなフィルタ特
性が付与される(図4G)。
【0040】第2のローパスフィルタ80では曲線FM
で与えられるように、中域例えば5MHz近傍のゲイン
がアップするようなフィルタ特性が付与される(図4
H)。同様に、第3のローパスフィルタ82によって曲
線FLで示されるような低域(4MHz近傍)のゲイン
がアップするようなフィルタ特性が付与される(図4
I)。
【0041】これらフィルタ出力Sh,Sm,Slが対
応するゲイン調整用の乗算器84,86,88にそれぞ
れ供給されて、所望の係数Kh,Km,Klによるゲイ
ン調整がなされる。図9に示すようなゲイン(一例とし
て示す)に調整された後加算器90で加算されて低域補
強信号Scが生成される(図5J)。端子90aに得ら
れるこの低域補強信号Scが色補正された撮像信号のそ
れぞれに加算器62,64,66を使用して加算されて
低域補償される(図5K,L)。
【0042】帯域制限を受けることによって撮像信号S
gl,Srl,Sblの周波数特性は図9曲線LLで示
すように特に高域側が劣化している。これに図5Jのよ
うな低域補強信号Scを加えることによって図9曲線L
L′のようになるから、これによって帯域制限された撮
像信号の高域側を効果的に補償できる。
【0043】低域補償された撮像信号Sgc,Src,
Sbcは非線形処理回路110,112,114に供給
されて各種の非線形処理が施される。非線形処理とは従
来例で説明したように、クリップ処理を始めとして、ニ
ー処理、ガンマ処理、ホワイトクリップ処理などを指
す。
【0044】非線形処理後の各撮像信号に対して加算器
116,118,120で高域補強信号Saの加算処理
が行われ、図9曲線LHのように高域までブロードな周
波数特性となされた撮像信号Sga,Sra,Sbaが
得られる(図5M,N)。このような周波数特性の補正
処理が施されたのち、各撮像信号がマトリックス回路1
30に供給されて、この例では輝度信号Yと一対のクロ
マ信号Cr,Cbとが形成される。加減算などのマトリ
ックス処理を行うことによって、特定撮像条件の下では
撮像信号の基本波成分中に混入していた側波帯成分が相
殺される(図5のO)。
【0045】輝度信号Yとクロマ信号Cr,CbはD/
A変換器132,134,136でアップコンバートし
たままの状態でアナログ信号に戻すこともできれば、レ
ートコンバータ140に供給して第1のサンプリング周
波数fsを使用して元のサンプリングレートにダウンコ
ンバートすることもできる。レートコンバータ140の
出力はディジタルVTR(D1型ディジタルVTRな
ど)を使用してディジタル撮像信号のまま記録すること
もできる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るディジタ
ルビデオカメラ装置では、撮像信号の高調波成分の折り
返しによって撮像信号の周波数よりも低域側に折り返る
ことのある折り返し成分を効果的に除去できる。したが
って折り返し成分による画質劣化を大幅に改善できる特
徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディジタルビデオカメラ装置の
一実施態様を示す要部の系統図である。
【図2】画素ずらし法を説明するための図である。
【図3】そのときの周波数スペクトラムの図である。
【図4】ディジタル処理を説明するための波形図(1/
2)である。
【図5】ディジタル処理を説明するための波形図(2/
2)である。
【図6】アップコンバータの一例を示す系統図である。
【図7】ディジタルローパスフィルタの特性図である。
【図8】イメージエンハンサの一例を示す系統図であ
る。
【図9】イメージエンハンサのフィルタ特性図である。
【図10】従来のディジタルビデオカメラ装置の系統図
である。
【図11】その動作説明に供する波形図である。
【符号の説明】
10 ディジタルビデオカメラ装置 20,22,24 撮像素子 40,42,44 A/D変換器 50 アップコンバータ 52 レートコンバータ 54 ディジタルローパスフィルタ 70 イメージエンハンサ 110,112,114 非線形処理回路 140 レートコンバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固体撮像素子から得られる複数の
    撮像信号に対して第1のサンプリング周波数でA/D変
    換後、第2のサンプリング周波数でアップコンバートし
    たのち、非線形処理の前段階で上記第1のサンプリング
    周波数よりも高い第3の周波数を阻止周波数とするディ
    ジタルローパスフィルタに通して帯域制限することによ
    って、 上記第1の周波数の1/2以下の周波数に折り返る折り
    返し成分を除去するようにしたことを特徴とするディジ
    タルビデオカメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記固体撮像素子としてCCDイメージ
    センサが使用され、第1のCCDイメージセンサはG信
    号用として使用され、第2のCCDイメージセンサはR
    信号用として使用され、第3のCCDイメージセンサは
    B信号用として使用されたことを特徴とする請求項1記
    載のディジタルビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 第1のCCDイメージセンサに対し、第
    2および第3のCCDイメージセンサはその水平画素ピ
    ッチに対し半ピッチだけ水平方向に相対的にずらした状
    態で、それぞれのCCDイメージセンサから撮像信号が
    読み出されるようになされたことを特徴とする請求項2
    記載のディジタルビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 上記第2のサンプリング周波数は上記第
    1のサンプリング周波数の2倍であることを特徴とする
    請求項1記載のディジタルビデオカメラ装置。
  5. 【請求項5】 上記第3の周波数は、上記第1のサンプ
    リング周波数の2/3に選定されたことを特徴とする請
    求項1記載のディジタルビデオカメラ装置。
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