JPH09149285A - ダイナミックフォーカス回路 - Google Patents
ダイナミックフォーカス回路Info
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- JPH09149285A JPH09149285A JP7332687A JP33268795A JPH09149285A JP H09149285 A JPH09149285 A JP H09149285A JP 7332687 A JP7332687 A JP 7332687A JP 33268795 A JP33268795 A JP 33268795A JP H09149285 A JPH09149285 A JP H09149285A
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- focus
- waveform
- circuit
- resonance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受像管が広角化、ワイド化した場合において
も、簡単な回路構成により受像管の全面で最適なフォー
カス特性が得られる様にしたダイナミックフォーカス回
路を提供する。 【解決手段】 2次共振波形V2rにより、フォーカスト
ランス10に印加される電圧波形Vpb3 を中央部が僅
かに凹んだ波形とする。これにより、フォーカストラン
ス10から出力され、フォーカス電圧Efに重畳される
電圧波形Vpb4を、中央部が僅かに凹んで走査両端で
急峻に立ち上がる理想に近い波形とすることができる。
よって、受像管の全面で最適なフォーカス特性が得られ
る。
も、簡単な回路構成により受像管の全面で最適なフォー
カス特性が得られる様にしたダイナミックフォーカス回
路を提供する。 【解決手段】 2次共振波形V2rにより、フォーカスト
ランス10に印加される電圧波形Vpb3 を中央部が僅
かに凹んだ波形とする。これにより、フォーカストラン
ス10から出力され、フォーカス電圧Efに重畳される
電圧波形Vpb4を、中央部が僅かに凹んで走査両端で
急峻に立ち上がる理想に近い波形とすることができる。
よって、受像管の全面で最適なフォーカス特性が得られ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受像管を利用した
テレビジョン受像機等におけるフォーカス回路の改良に
係るものであって、簡単な構成により受像管の全面で最
適なフォーカス電圧値が得られる様にしたダイナミック
フォーカス回路を提供することを目的としている。尚、
ここでのダイナミックフォーカスとは、受像管画面の中
央部に比べて、周辺部における受像管のフォーカス電極
に加わる電圧値を、より高める技術を指す。ダイナミッ
クフォーカスには水平方向に関する物と垂直方向に関す
る物とがあるが、この発明はフォーカス改善効果におい
てより支配的な水平方向に関するものである。
テレビジョン受像機等におけるフォーカス回路の改良に
係るものであって、簡単な構成により受像管の全面で最
適なフォーカス電圧値が得られる様にしたダイナミック
フォーカス回路を提供することを目的としている。尚、
ここでのダイナミックフォーカスとは、受像管画面の中
央部に比べて、周辺部における受像管のフォーカス電極
に加わる電圧値を、より高める技術を指す。ダイナミッ
クフォーカスには水平方向に関する物と垂直方向に関す
る物とがあるが、この発明はフォーカス改善効果におい
てより支配的な水平方向に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、水平方向、即ち水平偏向に係わ
ってフォーカス電圧値を変調するダイナミックフォーカ
ス回路の従来の回路の一例を示した物である。ここで、
1は水平出力トランジスタ、2はダンパーダイオード、
3は帰線共振コンデンサ、4は水平偏向コイル、5はS
字補正コンデンサ、6はフライバックトランス、7は高
圧整流ダイオード、8は分圧抵抗器である。
ってフォーカス電圧値を変調するダイナミックフォーカ
ス回路の従来の回路の一例を示した物である。ここで、
1は水平出力トランジスタ、2はダンパーダイオード、
3は帰線共振コンデンサ、4は水平偏向コイル、5はS
字補正コンデンサ、6はフライバックトランス、7は高
圧整流ダイオード、8は分圧抵抗器である。
【0003】以降に説明する符号9から11の部分を除
けば、上述の符号1から8までは、ダイナミックフォー
カスを施さない通常の水平偏向高圧発生回路である。即
ち、図示しない前段からの励振波形Vdにより、水平出
力トランジスタ1とダンパーダイオード2とがスイッチ
ング動作を行ない、その結果、水平偏向コイル4とS字
補正コンデンサ5との直列回路に水平偏向電流Iyが流
れ、受像管電子ビームに対し水平偏向作用が行なわれ
る。
けば、上述の符号1から8までは、ダイナミックフォー
カスを施さない通常の水平偏向高圧発生回路である。即
ち、図示しない前段からの励振波形Vdにより、水平出
力トランジスタ1とダンパーダイオード2とがスイッチ
ング動作を行ない、その結果、水平偏向コイル4とS字
補正コンデンサ5との直列回路に水平偏向電流Iyが流
れ、受像管電子ビームに対し水平偏向作用が行なわれ
る。
【0004】一方、水平出力トランジスタ1のコレクタ
端子には、主として帰線共振コンデンサ3と水平偏向コ
イル4との共振周期で定まる正弦半波のパルスVcが発
生する。このパルスVcはフライバックトランス6の1
次側巻線6aの一端に加えられる。又、1次側巻線6a
の他端には直流電圧Ebが加えられ、この直流電圧Eb
が回路の動作用電源となっている。
端子には、主として帰線共振コンデンサ3と水平偏向コ
イル4との共振周期で定まる正弦半波のパルスVcが発
生する。このパルスVcはフライバックトランス6の1
次側巻線6aの一端に加えられる。又、1次側巻線6a
の他端には直流電圧Ebが加えられ、この直流電圧Eb
が回路の動作用電源となっている。
【0005】パルスVcはフライバックトランス6の2
次側巻線6bに昇圧された後、高圧整流ダイオード7で
整流されて直流高圧Ehvとなり、受像管の陽極aに加
えられる。更に、この高圧Ehvは分圧抵抗8によって
分圧されてフォーカス電圧Efとなり、電圧Efは受像
管のフォーカス電極fに導かれる。
次側巻線6bに昇圧された後、高圧整流ダイオード7で
整流されて直流高圧Ehvとなり、受像管の陽極aに加
えられる。更に、この高圧Ehvは分圧抵抗8によって
分圧されてフォーカス電圧Efとなり、電圧Efは受像
管のフォーカス電極fに導かれる。
【0006】この図7の符号1から8までの部分の動作
では、フォーカス電極fに加わる電圧は直流の電圧Ef
で一定である。この場合、画面中央部でフォーカス状態
が最良になる様、フォーカス電圧Efの値を調節して
も、左右の端部ではこのままでは正常なフォーカス状態
が得られない。左右端部のフォーカスを最良にする為に
は、更にこのフォーカス電圧Efの値を高める必要があ
る。画面中央部と左右周辺部との最適フォーカス電圧値
の差は、受像管が広角、偏平化する程顕著となる。
では、フォーカス電極fに加わる電圧は直流の電圧Ef
で一定である。この場合、画面中央部でフォーカス状態
が最良になる様、フォーカス電圧Efの値を調節して
も、左右の端部ではこのままでは正常なフォーカス状態
が得られない。左右端部のフォーカスを最良にする為に
は、更にこのフォーカス電圧Efの値を高める必要があ
る。画面中央部と左右周辺部との最適フォーカス電圧値
の差は、受像管が広角、偏平化する程顕著となる。
【0007】そこで、図7に示す従来の回路では、第2
の結合コンデンサ9、フォーカストランス10、第3の
結合コンデンサ11を加えて、画面中央部より左右周辺
部の方がフォーカス電圧が高くなる様な対策を施してい
る。この対策について説明する。S字補正コンデンサ5
の両端には、水平偏向周期のパラボラ波Vpbが発生し
ているので、これを第2の結合コンデンサ9を通してフ
ォーカストランス10の1次側巻線10aに加える。フ
ォーカストランスの2次側巻線10bには、パラボラ波
Vpbが昇圧されたパラボラ波Vpb1 が発生する。こ
のパラボラ波Vpb1 を、第3の結合コンデンサ11を
介してフォーカス電圧Efに重畳し、フォーカス電極f
に印加する。尚、フォーカストランス10の1次、2次
の巻線の極性は、パラボラ波Vpb1 が水平偏向周期の
前後端で高く、中央で低くなる様に定められている。こ
のパラボラ波Vpb1 の重畳により、フォーカス電極f
に加わる電圧は、画面の中央では低く、左右端では高く
なるので、先に述べた様に、画面全体で最適フォーカス
状態が得られる様になる。
の結合コンデンサ9、フォーカストランス10、第3の
結合コンデンサ11を加えて、画面中央部より左右周辺
部の方がフォーカス電圧が高くなる様な対策を施してい
る。この対策について説明する。S字補正コンデンサ5
の両端には、水平偏向周期のパラボラ波Vpbが発生し
ているので、これを第2の結合コンデンサ9を通してフ
ォーカストランス10の1次側巻線10aに加える。フ
ォーカストランスの2次側巻線10bには、パラボラ波
Vpbが昇圧されたパラボラ波Vpb1 が発生する。こ
のパラボラ波Vpb1 を、第3の結合コンデンサ11を
介してフォーカス電圧Efに重畳し、フォーカス電極f
に印加する。尚、フォーカストランス10の1次、2次
の巻線の極性は、パラボラ波Vpb1 が水平偏向周期の
前後端で高く、中央で低くなる様に定められている。こ
のパラボラ波Vpb1 の重畳により、フォーカス電極f
に加わる電圧は、画面の中央では低く、左右端では高く
なるので、先に述べた様に、画面全体で最適フォーカス
状態が得られる様になる。
【0008】所で、図7に示す従来回路を、広角偏向、
特にアスペクト比が16:9の様な横長の受像管に使用
した場合、水平直線性に問題が生じる。これについて説
明する。もし、水平偏向電流Iyがノコギリ波であった
とすると、その水平直線性歪は図8に破線で示す様に、
左右両端が中央に比べて伸びてしまう。そこで、従来か
らS字補正コンデンサ5によってノコギリ波をS字状に
カーブさせてこの歪を補正する。しかし、広角偏向の場
合はそれでも歪を補正しきれず、図8に実線で示す様に
M字状の歪が残ってしまう。
特にアスペクト比が16:9の様な横長の受像管に使用
した場合、水平直線性に問題が生じる。これについて説
明する。もし、水平偏向電流Iyがノコギリ波であった
とすると、その水平直線性歪は図8に破線で示す様に、
左右両端が中央に比べて伸びてしまう。そこで、従来か
らS字補正コンデンサ5によってノコギリ波をS字状に
カーブさせてこの歪を補正する。しかし、広角偏向の場
合はそれでも歪を補正しきれず、図8に実線で示す様に
M字状の歪が残ってしまう。
【0009】図9は、このM字状の水平直線性歪をも補
正した従来例である。ここで、符号1から8までは図7
と同様に水平偏向高圧出力回路として働いているので、
特に説明は加えない。又、符号9から11までも、図7
と同様にフォーカス電圧Efにパラボラ波Vpb1 を重
量してフォーカス状態の改善を図る目的の回路である。
新たに付加された共振コイル12、共振コンデンサ1
3、第1の結合コンデンサ14は、2次共振回路を形成
する。共振コイル12と、共振コンデンサ13とが共振
回路部を成す。第1の結合コンデンサ14と共振回路部
は直列に接続される。
正した従来例である。ここで、符号1から8までは図7
と同様に水平偏向高圧出力回路として働いているので、
特に説明は加えない。又、符号9から11までも、図7
と同様にフォーカス電圧Efにパラボラ波Vpb1 を重
量してフォーカス状態の改善を図る目的の回路である。
新たに付加された共振コイル12、共振コンデンサ1
3、第1の結合コンデンサ14は、2次共振回路を形成
する。共振コイル12と、共振コンデンサ13とが共振
回路部を成す。第1の結合コンデンサ14と共振回路部
は直列に接続される。
【0010】この2次共振回路によりS字補正コンデン
サ5の両端電圧波形Vpb2 は、先の図7の回路と異な
り、図10に示す様に従来のパラボラ波形より更に中央
部が突出し、その両端近傍が凹む形になる。この結果、
図8に実線で示すM字歪が減少する。しかし、この場
合、図7の様にS字補正コンデンサ5の両端電圧波形V
pb2 をダイナミックフォーカス用に使用するのは不適
である。そこで、フォーカス補正用波形を別の方法で作
り出す必要がある。
サ5の両端電圧波形Vpb2 は、先の図7の回路と異な
り、図10に示す様に従来のパラボラ波形より更に中央
部が突出し、その両端近傍が凹む形になる。この結果、
図8に実線で示すM字歪が減少する。しかし、この場
合、図7の様にS字補正コンデンサ5の両端電圧波形V
pb2 をダイナミックフォーカス用に使用するのは不適
である。そこで、フォーカス補正用波形を別の方法で作
り出す必要がある。
【0011】図9において、フライバックトランス6の
3次巻線6c、チョークコイル15、及び積分コンデン
サ16は、そのダイナミックフォーカス用のパラボラ波
を作り出す為の回路である。即ち、3次巻線6cにはパ
ルスVpが発生するが、これがチョークコイル15と積
分コンデンサ16との直列回路に加わると、ほぼノコギ
リ波の電流Istが流れる。すると、この電流波形が積
分された形の電圧波形、即ち、パラボラ波の電圧波形V
pb3 が積分コンデンサ16の両端に発生する。
3次巻線6c、チョークコイル15、及び積分コンデン
サ16は、そのダイナミックフォーカス用のパラボラ波
を作り出す為の回路である。即ち、3次巻線6cにはパ
ルスVpが発生するが、これがチョークコイル15と積
分コンデンサ16との直列回路に加わると、ほぼノコギ
リ波の電流Istが流れる。すると、この電流波形が積
分された形の電圧波形、即ち、パラボラ波の電圧波形V
pb3 が積分コンデンサ16の両端に発生する。
【0012】このパラボラ電圧波形Vpb3 は、図7の
場合と同様に、第2の結合コンデンサ9、フォーカスト
ランス10、及び第3の結合コンデンサ11を介し、昇
圧反転されてフォーカス電圧Efに重畳され、フォーカ
ス電極fに加えられる。従って、図9に示す回路の場合
も、受像管の画面中心部に比べて左右周辺部のフォーカ
ス電圧を高くするダイナミックフォーカスが行なわれ、
画面のフォーカス状態が改善される。
場合と同様に、第2の結合コンデンサ9、フォーカスト
ランス10、及び第3の結合コンデンサ11を介し、昇
圧反転されてフォーカス電圧Efに重畳され、フォーカ
ス電極fに加えられる。従って、図9に示す回路の場合
も、受像管の画面中心部に比べて左右周辺部のフォーカ
ス電圧を高くするダイナミックフォーカスが行なわれ、
画面のフォーカス状態が改善される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これまで、ダイナミッ
クフォーカスとしてフォーカス電圧Efに重畳する波形
はパラボラ波であるものとして説明してきた。しかし、
重畳する波形も受像管の広角化、ワイド化に伴って様子
が異なってくる。即ち、広角受像管に対しては、図11
に破線で示すパラボラ波よりも、同図に実線で示す様
な、中央部が比較的平坦で、水平偏向周期thの両端で
急峻に立ち上がる波形が望ましい。図7や図9の様に、
パラボラ波Vpb1 を重畳したのでは、波形振幅を調整
しても画面の一部でフォーカスが最適値から外れてしま
う。
クフォーカスとしてフォーカス電圧Efに重畳する波形
はパラボラ波であるものとして説明してきた。しかし、
重畳する波形も受像管の広角化、ワイド化に伴って様子
が異なってくる。即ち、広角受像管に対しては、図11
に破線で示すパラボラ波よりも、同図に実線で示す様
な、中央部が比較的平坦で、水平偏向周期thの両端で
急峻に立ち上がる波形が望ましい。図7や図9の様に、
パラボラ波Vpb1 を重畳したのでは、波形振幅を調整
しても画面の一部でフォーカスが最適値から外れてしま
う。
【0014】又、図9においては、前述した様に図7よ
りも水平直線性は改善されているものの、S字補正コン
デンサ5の両端電圧Vpb2 は、ダイナミックフォーカ
ス波形として利用できない。そこで、3次巻線6c、チ
ョークコイル15、積分コンデンサ16を付加して専用
のパラボラ波生成回路を設けている。しかし、それでも
ダイナミックフォーカスとしてはやや難点のあるパラボ
ラ波しか得られず、回路構成も複雑となる。
りも水平直線性は改善されているものの、S字補正コン
デンサ5の両端電圧Vpb2 は、ダイナミックフォーカ
ス波形として利用できない。そこで、3次巻線6c、チ
ョークコイル15、積分コンデンサ16を付加して専用
のパラボラ波生成回路を設けている。しかし、それでも
ダイナミックフォーカスとしてはやや難点のあるパラボ
ラ波しか得られず、回路構成も複雑となる。
【0015】更に、図9に示す回路では、ノコギリ波電
流Istの分、新たに負荷が増える事になり、これは電
源Ebから回路に流れ込む電力の増加につながる。又、
水平出力トランジスタ1のコレクタピーク電流も増える
事となり、定格の大きな水平出力トランジスタが必要と
なるなどの問題があった。
流Istの分、新たに負荷が増える事になり、これは電
源Ebから回路に流れ込む電力の増加につながる。又、
水平出力トランジスタ1のコレクタピーク電流も増える
事となり、定格の大きな水平出力トランジスタが必要と
なるなどの問題があった。
【0016】この発明は、受像管が広角化、ワイド化し
た場合においても、簡単な回路構成により受像管の全面
で最適なフォーカス電圧値が得られる様にしたダイナミ
ックフォーカス回路を提供することを目的としている。
た場合においても、簡単な回路構成により受像管の全面
で最適なフォーカス電圧値が得られる様にしたダイナミ
ックフォーカス回路を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、水平偏向周期の電流を流す事によ
って、受像管の電子ビームを水平方向に偏向する水平偏
向コイルと、前記水平偏向コイルと直列に接続されたS
字補正コンデンサと、共振回路部に第1の結合コンデン
サを直列に接続してなり、前記S字補正コンデンサに並
列に接続された2次共振回路と、前記第1の結合コンデ
ンサの両端に発生する電圧が1次側巻線に加えられ、2
次側巻線に得られた出力電圧を前記受像管のフォーカス
電極に加えるフォーカストランスとを備えた事を特徴と
するダイナミックフォーカス回路を提供するものであ
る。
するために本発明は、水平偏向周期の電流を流す事によ
って、受像管の電子ビームを水平方向に偏向する水平偏
向コイルと、前記水平偏向コイルと直列に接続されたS
字補正コンデンサと、共振回路部に第1の結合コンデン
サを直列に接続してなり、前記S字補正コンデンサに並
列に接続された2次共振回路と、前記第1の結合コンデ
ンサの両端に発生する電圧が1次側巻線に加えられ、2
次側巻線に得られた出力電圧を前記受像管のフォーカス
電極に加えるフォーカストランスとを備えた事を特徴と
するダイナミックフォーカス回路を提供するものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のダイナミックフォ
ーカス回路について、添付図面を参照して説明する。先
ず、図1を用いて本発明の第1実施例を説明する。尚、
この図1において、先の図7、図9と同一部分には同一
符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。(即
ち、符号1から8までは水平偏向高圧出力回路、符号9
から11まではダイナミックフォーカスのための重畳回
路、符号12から14まではM字歪補正の為の2次共振
回路として、従来と同様に動作している。)
ーカス回路について、添付図面を参照して説明する。先
ず、図1を用いて本発明の第1実施例を説明する。尚、
この図1において、先の図7、図9と同一部分には同一
符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。(即
ち、符号1から8までは水平偏向高圧出力回路、符号9
から11まではダイナミックフォーカスのための重畳回
路、符号12から14まではM字歪補正の為の2次共振
回路として、従来と同様に動作している。)
【0019】図1に示す第1実施例で特徴的な点は、第
1の結合コンデンサ14の両端に発生する電圧波形Vp
b3 を、第2の統合コンデンサ9以降のダイナミックフ
ォーカスの為の回路に導いている事である。この図1に
おけるS字補正コンデンサ5の両端電圧Vpb2 は、図
9に示す従来例と同様、図2の波形図(A)に示す様
に、中央部が突出した波形である。しかし、共振コンデ
ンサ13の両端電圧V2rの波形(2次共振波形)は、同
図(B)に示す様に水平偏向周期の約2分の1の周期を
持つ正弦波になっている。
1の結合コンデンサ14の両端に発生する電圧波形Vp
b3 を、第2の統合コンデンサ9以降のダイナミックフ
ォーカスの為の回路に導いている事である。この図1に
おけるS字補正コンデンサ5の両端電圧Vpb2 は、図
9に示す従来例と同様、図2の波形図(A)に示す様
に、中央部が突出した波形である。しかし、共振コンデ
ンサ13の両端電圧V2rの波形(2次共振波形)は、同
図(B)に示す様に水平偏向周期の約2分の1の周期を
持つ正弦波になっている。
【0020】この事から、第1の結合コンデンサ14の
両端の電圧波形Vpb3 は、電圧波形Vpb2 からこの
正弦波V2rを差し引いた形になり、電圧波形Vpb3
は、図2(C)に示す様に、波形Vpb2 の項部の突出
部を逆に凹ませた波形となる。従って、この波形Vpb
3 をフォーカストランス10を通して反転昇圧すれば、
図2(D)に示す様に、中央部が僅かに凹んで走査両端
で急峻に立ち上がる電圧波形Vpb4 が得られ、この電
圧Vpb4 がフォーカス電圧Efに重畳されてフォーカ
ス電極fに加わる。
両端の電圧波形Vpb3 は、電圧波形Vpb2 からこの
正弦波V2rを差し引いた形になり、電圧波形Vpb3
は、図2(C)に示す様に、波形Vpb2 の項部の突出
部を逆に凹ませた波形となる。従って、この波形Vpb
3 をフォーカストランス10を通して反転昇圧すれば、
図2(D)に示す様に、中央部が僅かに凹んで走査両端
で急峻に立ち上がる電圧波形Vpb4 が得られ、この電
圧Vpb4 がフォーカス電圧Efに重畳されてフォーカ
ス電極fに加わる。
【0021】この様に、電圧Vbp4 の波形は、中央部
の若干の凹みを除けば、ほぼ図11に実線で示すダイナ
ミックフォーカス波形に近くなる。よって、図11に破
線で示す様な従来のパラボラ波を使うよりは、大幅にフ
ォーカスの均一性が向上する。そして、この場合、水平
直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、水平出力
トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源Ebの電
力が増加したりする事もない。
の若干の凹みを除けば、ほぼ図11に実線で示すダイナ
ミックフォーカス波形に近くなる。よって、図11に破
線で示す様な従来のパラボラ波を使うよりは、大幅にフ
ォーカスの均一性が向上する。そして、この場合、水平
直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、水平出力
トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源Ebの電
力が増加したりする事もない。
【0022】図1に示す第1実施例よりも、更に厳密な
フォーカス特性を要求きれる場合は、電圧Vpb4 の中
央部の凹みを平らにして改善を加える。図3に示す第2
実施例はこの様な場合に対処したものである。尚、ここ
でも先の図1と同じ動作をする部分には同一の符号を付
し、その部分の詳しい説明は割愛する。
フォーカス特性を要求きれる場合は、電圧Vpb4 の中
央部の凹みを平らにして改善を加える。図3に示す第2
実施例はこの様な場合に対処したものである。尚、ここ
でも先の図1と同じ動作をする部分には同一の符号を付
し、その部分の詳しい説明は割愛する。
【0023】この第2実施例において、第1実施例から
新たに加わった部分は、共振コイル17、共振コンデン
サ18、補助共振コンデンサ19、及びスイッチ20で
構成される3次共振回路である。この内、補助共振コン
デンサ19とスイッチ20は2種の水平偏向周波数に対
応する為の物であって、もし機器が単一の水平偏向周波
数にのみ対応するのであれば必要はない。
新たに加わった部分は、共振コイル17、共振コンデン
サ18、補助共振コンデンサ19、及びスイッチ20で
構成される3次共振回路である。この内、補助共振コン
デンサ19とスイッチ20は2種の水平偏向周波数に対
応する為の物であって、もし機器が単一の水平偏向周波
数にのみ対応するのであれば必要はない。
【0024】ここでの3次共振回路は、図1において波
形Vpb3 に残った中央部の凹みを平坦にしようとする
ものであって、これを図4の波形図で説明する。先ず、
同図(A)に示す第1の結合コンデンサ14の両端電圧
の波形Vpb3 に対して、共振コイル17の両端の波形
V3r(3次共振波形)は同図(B)の様な正弦波にな
る。この正弦波V3rの周期は、その中央部のピーク位置
が丁度電圧波形Vpb3の中央の凹みの位置に一致する
様に設定きれる。具体的には、正弦波V3rの周期が水平
偏向周期(走査周期)のほぼ3分の1になるようにすれ
ば良い。
形Vpb3 に残った中央部の凹みを平坦にしようとする
ものであって、これを図4の波形図で説明する。先ず、
同図(A)に示す第1の結合コンデンサ14の両端電圧
の波形Vpb3 に対して、共振コイル17の両端の波形
V3r(3次共振波形)は同図(B)の様な正弦波にな
る。この正弦波V3rの周期は、その中央部のピーク位置
が丁度電圧波形Vpb3の中央の凹みの位置に一致する
様に設定きれる。具体的には、正弦波V3rの周期が水平
偏向周期(走査周期)のほぼ3分の1になるようにすれ
ば良い。
【0025】すると、実際にフォーカストランス10の
1次巻線10aに加わる電圧波形Vpb5 は、図4
(C)に示す様に中央部がほぼ平坦になる。従って、フ
ォーカストランス10の2次巻線10bに生じる電圧波
形Vpb6 は、同図(D)に示すの様になり、これは先
に図11で説明したダイナミックフォーカスの為の理想
波形に近いものである。そこで、電圧Vpb6 を第3の
結合コンデンサ11を通してフォーカス電圧Efに重畳
し、フォーカス電極fに印加すれば、受像管の全面に渡
って均一なフォーカスが得られる。又、第2実施例は、
水平直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、水平
出力トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源Eb
の電力が増加したりする事もない。
1次巻線10aに加わる電圧波形Vpb5 は、図4
(C)に示す様に中央部がほぼ平坦になる。従って、フ
ォーカストランス10の2次巻線10bに生じる電圧波
形Vpb6 は、同図(D)に示すの様になり、これは先
に図11で説明したダイナミックフォーカスの為の理想
波形に近いものである。そこで、電圧Vpb6 を第3の
結合コンデンサ11を通してフォーカス電圧Efに重畳
し、フォーカス電極fに印加すれば、受像管の全面に渡
って均一なフォーカスが得られる。又、第2実施例は、
水平直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、水平
出力トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源Eb
の電力が増加したりする事もない。
【0026】尚、ここでは波形V3rの周期を水平偏向周
期の3分の1で説明したが、この周期は水平偏向周期の
奇数分の1ならばよく、電圧Vpb3 の波形の対称性を
保ちながら、中央部を平坦化する効果が得られる。又、
3次共振回路(符号17〜20)をここではフォーカス
トランスの1次側巻線10aと直列に挿入しているが、
2次側巻線10b側に挿入しても同様な効果が得られ
る。
期の3分の1で説明したが、この周期は水平偏向周期の
奇数分の1ならばよく、電圧Vpb3 の波形の対称性を
保ちながら、中央部を平坦化する効果が得られる。又、
3次共振回路(符号17〜20)をここではフォーカス
トランスの1次側巻線10aと直列に挿入しているが、
2次側巻線10b側に挿入しても同様な効果が得られ
る。
【0027】3次共振回路内の補助共振コンデンサ19
とスイッチ20とは、他の水平偏向周波数に対応する為
のものであって、このスイッチ20を投入すると、より
低い水平偏向周波数に適合させる事が出来る。切り換え
る2つの水平偏向周波数の間の周波数差が大きくない時
は、S字補正コンデンサ5の値の様に、共振コンデンサ
の値を共通の一つの値で済ませる事も可能である(補助
共振コンデンサ19とスイッチ20とを省略することも
可能である)。しかし、3次共振回路においては、周波
数が高い分、水平偏向周波数の差の影響が大きく、共振
コンデンの値の切り換え操作が必要な場合が多い。
とスイッチ20とは、他の水平偏向周波数に対応する為
のものであって、このスイッチ20を投入すると、より
低い水平偏向周波数に適合させる事が出来る。切り換え
る2つの水平偏向周波数の間の周波数差が大きくない時
は、S字補正コンデンサ5の値の様に、共振コンデンサ
の値を共通の一つの値で済ませる事も可能である(補助
共振コンデンサ19とスイッチ20とを省略することも
可能である)。しかし、3次共振回路においては、周波
数が高い分、水平偏向周波数の差の影響が大きく、共振
コンデンの値の切り換え操作が必要な場合が多い。
【0028】それ程差の大きくない複数の水平偏向周波
数、例えば、ハイビジョンの33.75kHzと通常T
V規格信号を倍密化した31.47kHzとに対応させ
る場合、回路の簡易化の為、3次共振回路の共振周期を
切り換えなしで回路を構成したい。その様な場合は、3
次共振回路の共振周期は低い方の水平偏向周波数に優先
して合わせ、その水平偏向周期の約3分の1にすると良
い。この状態で水平偏向周波数を高い方に切り換えて
も、得られる波形Vpb5 にはそれほど問題は生じな
い。逆に水平偏向周波数の高い方で3次共振回路の共振
周期を合わせた場合には、電圧Vpb5 の波形が乱れ、
対称性が悪くなる。
数、例えば、ハイビジョンの33.75kHzと通常T
V規格信号を倍密化した31.47kHzとに対応させ
る場合、回路の簡易化の為、3次共振回路の共振周期を
切り換えなしで回路を構成したい。その様な場合は、3
次共振回路の共振周期は低い方の水平偏向周波数に優先
して合わせ、その水平偏向周期の約3分の1にすると良
い。この状態で水平偏向周波数を高い方に切り換えて
も、得られる波形Vpb5 にはそれほど問題は生じな
い。逆に水平偏向周波数の高い方で3次共振回路の共振
周期を合わせた場合には、電圧Vpb5 の波形が乱れ、
対称性が悪くなる。
【0029】又、図1の回路で最終的に得られる波形V
pb4 が図2(D)に示す様に中央部に凹みを生じてい
るのは、2次共振波形V2rの電圧値が過大であるからで
ある。しかし、この波形V2rの値は前述した様に水平直
線性補正を主眼として定められているので、ダイナミッ
クフォーカス波形の為に定数を変える訳には行かない。
pb4 が図2(D)に示す様に中央部に凹みを生じてい
るのは、2次共振波形V2rの電圧値が過大であるからで
ある。しかし、この波形V2rの値は前述した様に水平直
線性補正を主眼として定められているので、ダイナミッ
クフォーカス波形の為に定数を変える訳には行かない。
【0030】図5は更にこの点を改良した本発明の第3
実施例を示した物である。即ち、ここでは図1に示す2
次共振コンデンサ13を、2つの直列接続のコンデンサ
21,22で置き換え、2つのコンデンサ21,22に
より分圧回路を形成している。(即ち、2次共振回路内
の共振回路部に分圧点を設ける。) 分圧回路の上側のコンデンサ21の両端の電圧V2r1 は
図6(B)に示す様になり、同図(A)に示す2つのコ
ンデンサ21,22の両端の波形(即ち図1のV2rに相
当する波形)に比べて分圧された分小さくなる。
実施例を示した物である。即ち、ここでは図1に示す2
次共振コンデンサ13を、2つの直列接続のコンデンサ
21,22で置き換え、2つのコンデンサ21,22に
より分圧回路を形成している。(即ち、2次共振回路内
の共振回路部に分圧点を設ける。) 分圧回路の上側のコンデンサ21の両端の電圧V2r1 は
図6(B)に示す様になり、同図(A)に示す2つのコ
ンデンサ21,22の両端の波形(即ち図1のV2rに相
当する波形)に比べて分圧された分小さくなる。
【0031】そこで、コンデンサ21,22による分圧
比を変えることにより、実際にフォーカストランスの1
次側巻線10aに加わる波形(Vpb3 +V2r1 )の2
次波形分の大きさV2r1 は自在に調整可能である。よっ
て、1次側巻線10aに加わる波形(Vpb3 +V2r1
)を、図6(D)に示す様に、中央の凹みが丁度キャ
ンセルされた形にする事が出来る。従って、(Vpb3
+V2r1 )をフォーカストランスで反転、昇圧すれば、
先に説明した様に、ダイナミックフォーカスとしては好
適な波形となる。
比を変えることにより、実際にフォーカストランスの1
次側巻線10aに加わる波形(Vpb3 +V2r1 )の2
次波形分の大きさV2r1 は自在に調整可能である。よっ
て、1次側巻線10aに加わる波形(Vpb3 +V2r1
)を、図6(D)に示す様に、中央の凹みが丁度キャ
ンセルされた形にする事が出来る。従って、(Vpb3
+V2r1 )をフォーカストランスで反転、昇圧すれば、
先に説明した様に、ダイナミックフォーカスとしては好
適な波形となる。
【0032】又、第3実施例は、第1,第2実施例と同
様、水平直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、
水平出力トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源
Ebの電力が増加したりする事もない。図示しないが、
図3に示すコイル17、コンデンサ18,19、スイッ
チ20で構成される3次共振回路を、第3実施例に挿入
してもよく、この場合には、更に理想に近付いたダイナ
ミックフォーカスのための電圧波形が得られる。
様、水平直線性のM字歪も有効に取り除かれている上、
水平出力トランジスタ1に余計な負担を加えたり、電源
Ebの電力が増加したりする事もない。図示しないが、
図3に示すコイル17、コンデンサ18,19、スイッ
チ20で構成される3次共振回路を、第3実施例に挿入
してもよく、この場合には、更に理想に近付いたダイナ
ミックフォーカスのための電圧波形が得られる。
【0033】尚、第3実施例(図5参照)において、第
2の結合コンデンサ9は直流阻止の目的としては、コン
デンサ21,22でその目的が達成されているので不要
であり、省略も可能である。しかし、フォーカストラン
スの1次側巻線10aと分布容量との共振周期は水平偏
向周期に比べ十分長く、ここは容量性となっている。従
って、第2の結合コンデンサ9の値を変える事によっ
て、波形を変化させずにフォーカストランスの1次側に
加わる電圧値を微細に変える事が出来る。よって、第2
の結合コンデンサ9を設けておけば、種々の受像管に対
応させる場合においても、コンデンサ9の値を変化させ
れば対応でき、フォーカストランス10として巻線比の
異なった物を用意しておく必要がなく便利である。
2の結合コンデンサ9は直流阻止の目的としては、コン
デンサ21,22でその目的が達成されているので不要
であり、省略も可能である。しかし、フォーカストラン
スの1次側巻線10aと分布容量との共振周期は水平偏
向周期に比べ十分長く、ここは容量性となっている。従
って、第2の結合コンデンサ9の値を変える事によっ
て、波形を変化させずにフォーカストランスの1次側に
加わる電圧値を微細に変える事が出来る。よって、第2
の結合コンデンサ9を設けておけば、種々の受像管に対
応させる場合においても、コンデンサ9の値を変化させ
れば対応でき、フォーカストランス10として巻線比の
異なった物を用意しておく必要がなく便利である。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明のダイナミックフォ
ーカス回路は、受像管が広角化、ワイド化した場合にお
いても、簡単な回路構成により受像管の全面で精度の高
いフォーカス特性が得られる。更に、このダイナミック
フォーカス回路は、水平直線性も正しく保ち、消費電力
の増加や水平出力トランジスタの規格アップの必要も無
いなどの数々の優れた点を有し、受像機の性能改善に大
変有効である。
ーカス回路は、受像管が広角化、ワイド化した場合にお
いても、簡単な回路構成により受像管の全面で精度の高
いフォーカス特性が得られる。更に、このダイナミック
フォーカス回路は、水平直線性も正しく保ち、消費電力
の増加や水平出力トランジスタの規格アップの必要も無
いなどの数々の優れた点を有し、受像機の性能改善に大
変有効である。
【0035】上記の効果に加え、請求項2記載のダイナ
ミックフォーカス回路は、より精度の高いフォーカス特
性が得られる。又、請求項3記載のダイナミックフォー
カス回路は、水平直線性補正と精度の高いフォーカス特
性とをより高いレベルで両立させることができる。
ミックフォーカス回路は、より精度の高いフォーカス特
性が得られる。又、請求項3記載のダイナミックフォー
カス回路は、水平直線性補正と精度の高いフォーカス特
性とをより高いレベルで両立させることができる。
【図1】第1実施例を示す回路図である。
【図2】第1実施例の動作を説明する為の波形図であ
る。
る。
【図3】第2実施例を示す回路図である。
【図4】第2実施例の動作を説明する為の波形図であ
る。
る。
【図5】第3実施例を示す回路図である。
【図6】第3実施例の動作を説明する為の波形図であ
る。
る。
【図7】従来例を示す回路図である。
【図8】従来例の特性図である。
【図9】他の従来例を示す回路図である。
【図10】従来例の動作を説明する為の波形図である。
【図11】従来例の動作を説明する為の波形図である。
4 水平偏向コイル 5 S字補正コンデンサ 6 フライバックトランス 10 フォーカストランス 12 2次共振コイル 13 2次共振コンデンサ 14 第1の結合コンデンサ 17 3次共振コイル 18 3次共振コンデンサ V2r 2次共振波形 V3r 3次共振波形
Claims (3)
- 【請求項1】水平偏向周期の電流を流す事によって、受
像管の電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向コイル
と、 前記水平偏向コイルと直列に接続されたS字補正コンデ
ンサと、 共振回路部に第1の結合コンデンサを直列に接続してな
り、前記S字補正コンデンサに並列に接続された2次共
振回路と、 前記第1の結合コンデンサの両端に発生する電圧が1次
側巻線に加えられ、2次側巻線に得られた出力電圧を前
記受像管のフォーカス電極に加えるフォーカストランス
とを備えた事を特徴とするダイナミックフォーカス回
路。 - 【請求項2】請求項1記載のダイナミックフォーカス回
路において、 前記フォーカストランスの1次側巻線、又は2次側巻線
に接続される高次共振回路を設け、 前記高次共振回路により誘起される共振電圧は、前記2
次共振回路によって誘起された2次共振電圧よりも高い
周波数の共振電圧であり、 前記高次共振回路の共振周期は、前記水平偏向周期の略
奇数分の1である事を特徴とするダイナミックフォーカ
ス回路。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のダイナミックフォー
カス回路において、 前記2次共振回路の共振回路部に分圧点を設け、この分
圧点に生じる電圧を、前記第1の結合コンデンサの両端
に発生する電圧に合成して、前記フォーカストランスの
1次側巻線に加える事を特徴とするダイナミックフォー
カス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332687A JPH09149285A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | ダイナミックフォーカス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332687A JPH09149285A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | ダイナミックフォーカス回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149285A true JPH09149285A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18257762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7332687A Pending JPH09149285A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | ダイナミックフォーカス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09149285A (ja) |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP7332687A patent/JPH09149285A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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