JPH09148892A - モノステーブルマルチバイブレータ回路 - Google Patents

モノステーブルマルチバイブレータ回路

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JPH09148892A
JPH09148892A JP7331163A JP33116395A JPH09148892A JP H09148892 A JPH09148892 A JP H09148892A JP 7331163 A JP7331163 A JP 7331163A JP 33116395 A JP33116395 A JP 33116395A JP H09148892 A JPH09148892 A JP H09148892A
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JP
Japan
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input
output
circuit
flop
delay
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JP7331163A
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Inventor
Satoshi Matsuura
聡 松浦
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定に高速動作が可能なモノステーブルマル
チバイブレータ回路を実現する。 【解決手段】 D−FF3のQ正転出力を論理回路で論
理演算し、D−FF3のR入力端に帰還する。論理回路
4は、その内部に第1及び第2の遅延回路41、42と
ゲート回路43を備え、D型−FF3のクロック入力へ
の立ち上がりエッジ入力によるデータ出力の立ち上がり
エッジを第2の遅延回路42を介してR入力端に帰還
し、D−FF3のR入力端へのパルスエッジ入力による
Q正転出力の立ち下がりエッジを第1の遅延回路41を
介してR入力端に帰還する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パルスエッジの
入力によって一定の幅を持つパルスを出力するモノステ
ーブルマルチバイブレータ回路についてのものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、モノステーブルマルチバイブ
レータ回路には、大別して、ゲート回路と遅延回路を組
み合わせるもの、SR型フリップフロップを用いるも
の、D型フリップフロップを用いるもの、の三種があ
る。このうち、前二種は入力パルス幅に対する制限が厳
しく使いにくいので、最後のD型フリップフロップを用
いるものが多く使われている。したがって、これを従来
技術として、図7及び図8により説明する。
【0003】図7は従来技術によるモノステーブルマル
チバイブレータ回路のブロック図である。同図におい
て、1は入力端子、2は出力端子、3はD型フリップフ
ロップ(以下、D−FFという。)、5は遅延時間がt
d である遅延回路である。D−FF3のD入力はHレベ
ルに固定されており、クロック入力端は入力端子1に、
Q正転出力端は出力端子2及び遅延回路5の入力端に、
R(リセット)入力端は遅延回路5の出力端に、それぞ
れ接続されている。
【0004】いま、D−FF3が、電源投入時あるいは
所定の時点で、図には示されていない手段によってあら
かじめリセットされ、Q正転出力がLレベル、Q反転出
力がHレベルにあるものとする。この場合の回路動作を
図7に示すタイミングチャートを参照して説明する。同
図において、INは入力端子1、QはD−FF3のQ正
転出力端、RはD−FF3のR入力端における論理信号
を表している。
【0005】入力端子1に立ち上がりエッジが与えられ
ると、D−FF3のQ正転出力は、そのD入力がHレベ
ルなので、伝搬遅延時間tpdck→Q のあとLレベルから
Hレベルに立ち上がる。Q正転出力が立ち上がった後、
遅延回路5の遅延時間td だけ経過してR入力が立ち上
がる。
【0006】R入力が立ち上がってからD−FF3の伝
搬遅延時間tpd R→Q だけ経過すると、D−FF3はリ
セットされ、Q正転出力はHからLレベルに立ち下が
り、出力端子2にはパルス幅が(td +tpd R→Q )に
等しいパルスが出力される。
【0007】Q正転出力の立ち下がりエッジは遅延回路
5を経てR入力端に与えられる。R入力が立ち下がって
からリリース時間trel だけ経過すると、D−FF3は
リセットが解除され、初期状態に戻って次の入力の待機
状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような従
来技術によるモノステーブルマルチバイブレータ回路で
は、出力パルス幅とリセットパルス幅が同じであるた
め、入力パルスの間隔は(2td +tpdck→Q +tpd R
→Q +trel )以上に制限される。この制限は、出力パ
ルス幅は広いが回路の必要とするリセットパルス幅は狭
くてもよい場合に顕著な問題となり、回路の高速動作に
限界を与えていた。
【0009】この限界を回避するための技術が特開昭6
1−170120の第3図の一部に開示されている。こ
の技術は、リセットパルス幅を削減することにより入力
最小パルス間隔を短縮しようとするものである。この技
術を図9及び図10を用いて説明する。
【0010】図9は従来技術により高速動作限界を改善
したモノステーブルマルチバイブレータ回路のブロック
図である。同図において、6はANDゲートであり、そ
の他の符号1〜5に示す部分の構成は図7と同じであ
る。
【0011】この回路構成は、図7に示した従来のモノ
ステーブルマルチバイブレータ回路とはD−FF3のQ
正転出力端からR入力端への帰還路だけが異なってお
り、D−FF3のQ正転出力経路を2分岐して、一方を
ANDゲート6の第1の入力端に接続し、他方を遅延回
路5の入力端に接続し、さらにこの遅延回路5の出力端
をANDゲート6の第2の入力端に接続し、ANDゲー
ト6の出力端をD−FF3のR入力端に接続したもの
で、その他の接続は図7と同じである。
【0012】いま、D−FF3が、電源投入時あるいは
所定の時点で、図には示されていない手段によってあら
かじめリセットされ、Q正転出力がLレベル、Q反転出
力がHレベルにあるものとする。この場合の回路動作を
図10に示すタイミングチャートを参照して説明する。
同図において、Xは遅延回路5の出力端における論理信
号を表すものであり、他の符号は図8と同じである。
【0013】入力端子1に立ち上がりエッジが与えられ
ると、D−FF3のD入力がHレベルなので、D−FF
3のQ正転出力は伝搬遅延時間tpdck→Q のあと、Lレ
ベルからHレベルへ立ち上がる。Q正転出力が立ち上が
った後、遅延回路5の遅延時間td だけ経過すると、遅
延回路5の出力すなわちANDゲート6の第2の入力が
立ち上がる。
【0014】ANDゲート6の第1の入力にはD−FF
3のQ正転出力が直接加えられており、この時点ではす
でにHレベルにある。このため、ANDゲート6の第2
の入力が立ち上がった後、ANDゲート6の伝搬遅延時
間tpdAND だけ経過すると、ANDゲート6の出力が立
ち上がってD−FF3のR入力端に送られる。
【0015】R入力が立ち上がってからD−FF3の伝
搬遅延時間tpd R→Q だけ経過すると、D−FF3はリ
セットされ、Q正転出力はHからLレベルに立ち下が
り、出力端子2にはパルス幅が(td +tpdAND +tpd
R→Q )に等しいパルスが出力される。
【0016】この時点では、ANDゲート6の第2の入
力は遅延回路5によってHレベルに保たれている。この
ため、D−FF3のQ正転出力の立ち下がりエッジがA
NDゲート6の第1の入力に与えられると、ANDゲー
ト6の出力は伝搬遅延時間tpdAND だけ経過すると立ち
下がり、D−FF3のR入力端に与えられる。R入力が
立ち下がってからリリース時間trel だけ経過すると、
D−FF3はリセットが解除され、初期状態に戻って次
の入力の待機状態になる。
【0017】以上のように改良された従来技術によるモ
ノステーブルマルチバイブレータ回路では、入力パルス
の間隔が(td +tpdck→Q +tpd R→Q +2tpdAND
+trel )に削減され、高速動作限界を改善できる。し
かしながら、D−FF3のR入力へのパルス幅が(tpd
R→Q +tpdAND )と極めて狭く、D−FF3のR入力
パルス幅の規格を満たせず、不安定な動作を招くおそれ
があった。この発明は、安定に高速動作が可能なモノス
テーブルマルチバイブレータ回路を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、クロック入力端に入力パルス信号が与
えられ、データ入力端がハイレベルに固定されたD型フ
リップフロップ3と、このD型フリップフロップ3のデ
ータ正転出力端、反転出力端のいずれか一方からの信号
を入力とし、出力を前記D型フリップフロップ3のリセ
ット入力端へ帰還する論理回路4を具備し、前記論理回
路4が、それぞれ前記Dフリップフロップ3のデータ出
力を入力して互いに異なる遅延時間td1,td2を与える
第1の遅延回路41及び第2の遅延回路42と、これら
の遅延回路41,42の出力を選択的に導出するゲート
回路43とからなり、前記ゲート回路が、D型フリップ
フロップ3のクロック入力へのパルスエッジ入力による
データ出力の立ち上がりエッジを前記第2の遅延回路4
2を介して前記リセット入力端に帰還させ、前記D型フ
リップフロップ3のリセット入力端へのパルスエッジ入
力によるデータ出力の立ち下がりエッジを前記第1の遅
延回路41を介してリセット入力端に帰還させる。
【0019】特に、前記論理回路4は、前記D型フリッ
プフロップ3のデータ正転出力を入力とする第1及び第
2の遅延回路41,42と、これらの遅延回路41,4
2の出力を入力としてその論理積出力を前記D型フリッ
プフロップ3のリセット入力端に出力するANDゲート
43aとを備える。
【0020】または、前記論理回路4は、前記D型フリ
ップフロップ3のデータ反転出力を入力とする第1及び
第2の遅延回路41,42と、これらの遅延回路41,
42の出力を入力としてその論理和出力を前記D型フリ
ップフロップ3のリセット反転入力端に出力するORゲ
ート43bとを備えるようにした。
【0021】すなわち、上記構成によるモノステーブル
マルチバイブレータ回路では、D型フリップフロップ3
の出力を論理回路で論理演算し、D型フリップフロップ
3のリセット入力端に帰還する。論理回路4は、その内
部に第1及び第2の遅延回路41,42とゲート回路4
3を備え、前記D型フリップフロップ3のクロック入力
への立ち上がりエッジ入力によるデータ出力の立ち上が
りエッジを前記第2の遅延回路42を介してリセット入
力端に帰還し、前記D型フリップフロップ3のリセット
入力端へのパルスエッジ入力によるデータ出力の立ち下
がりエッジを前記第1の遅延回路41を介してリセット
入力端に帰還するようにしている。
【0022】特に、データ出力としてD型フリップフロ
ップ3の正転出力を利用する場合には、ゲート回路43
としてANDゲート43aを用いてリセット入力端に入
力し、反転出力を利用する場合には、ゲート回路43と
してORゲート43bを用いてリセット反転入力端に入
力するようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図5を参照してこの
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明に
係るモノステーブルマルチバイブレータ回路の第1の実
施形態の構成を示すものである。図1において、4は論
理回路であり、その他の構成は図7と同じであるので、
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0024】D−FF3のQ正転出力端は出力端子2及
び論理回路4の入力端に接続されており、論理回路4の
出力端はD−FF3のR入力端に接続されている。論理
回路4には、入力信号をそれぞれ互いに異なる時間td
1、td2(ここでは一例としてtd1>td2とする)だけ
遅延する第1及び第2の遅延回路41,42と、これら
の遅延回路41,42の出力を遅延時間tpdGATEをもっ
て導出するゲート回路43が含まれている。
【0025】いま、D−FF3が、電源投入時あるいは
所定の時点で、図には示されていない手段によってあら
かじめリセットされ、Q正転出力がLレベル、Q反転出
力がHレベルにあり、論理回路4の出力もLレベルにあ
るものとする。この場合の回路動作を図2のタイミング
チャートを参照して説明する。図2で、INは入力端子
1、QはD−FF3のQ正転出力端、RはD−FF3の
R入力端における論理信号を表している。
【0026】入力端子1に立ち上がりエッジが与えられ
ると、D−FF3のD入力がHレベルなので、Q正転出
力は伝搬遅延時間tpdck→Q だけ遅れてLレベルからH
レベルへ立ち上がる。この立ち上がりエッジは論理回路
4に入力される。
【0027】論理回路4において、入力した立上がりエ
ッジは、まず第2の遅延回路42及びゲート回路43の
遅延時間(td2+tpdGATE)とが与えられてD−FF3
のR入力端に入力される。D−FF3のR入力が立ち上
がると、伝搬遅延時間tpd R→Q のあと、Q正転出力は
Lレベルに立ち下がり、出力端子2には幅(td2+tpd
GATE+tpd R→Q )のパルスが出力される。
【0028】Q正転出力の立ち下がりエッジは論理回路
4に入力され、第1の遅延回路41及びゲート回路43
の遅延時間(td1+tpdGATE)を与えられたあと、D−
FF3のR入力端に入力される。これにより、リセット
パルス幅は(td1+tpd R→Q +tpdGATE)になり、D
−FF3は初期状態に戻る。よって、この回路の入力パ
ルス間隔は(td1+td2+2tpdGATE+tpdck→Q +t
pd R→Q +trel )となる。
【0029】したがって、上記構成によるモノステーブ
ルマルチバイブレータ回路は、出力パルス幅とリセット
パルス幅がそれぞれ独立の遅延回路により設定できるの
で、図9に示した従来の改良回路構成において問題であ
ったリセットパルス幅の不足を防ぎながら、高速動作を
可能にすることができる。
【0030】なお、以上の説明では、D−FF3のQ正
転出力からR入力へ帰還するものとしたが、Q反転出力
からR入力への帰還や、Q正転出力からR反転入力への
帰還等も同様に可能である。また、D−FF3のD入力
をLレベルに固定し、S(セット)入力に帰還する形も
可能であることは言うまでもない。
【0031】図3はこの発明に係る第2の実施形態とし
て、図1に示した論理回路4のゲート回路43にAND
ゲート43aを用いた場合の構成を示すものである。図
3において、D−FF3のQ正転出力は、出力端子2、
第1の遅延回路41、第2の遅延回路42に入力され
る。第1の遅延回路41の出力端はANDゲート43a
の第1の入力端に、第2の遅延回路42の出力端はAN
Dゲート43aの第2の入力端にそれぞれ接続される。
ANDゲート43aの出力端はD−FF3のR入力端に
接続される。
【0032】この場合の回路動作を図4のタイミングチ
ャートを参照して説明する。図4で、Xは第1の遅延回
路41の出力、Yは第2の遅延回路42の出力における
論理信号を表すものであり、他の符号は図2と同じであ
る。なお、ここでは第1の遅延回路41の遅延時間をt
d1、第2の遅延回路42の遅延時間をtd2とし、td1<
td2とする。ただし、この発明としてはこの条件に限定
されるものではない。
【0033】いま、D−FF3は、電源投入時あるいは
所定の時点で、図には示されていない手段によってあら
かじめリセットされ、Q正転出力がLレベルにあるもの
とする。したがって、第1及び第2の遅延回路41、4
2の出力もLレベル、ANDゲート43aの出力もLレ
ベルにある。
【0034】入力端子1に立ち上がりエッジが与えられ
ると、D−FF3のD入力がHレベルなので、D−FF
3のQ正転出力は伝搬遅延時間tpdck→Q のあと、Lレ
ベルからHレベルに立ち上がる。Q正転出力が立ち上が
った後、td1だけ経過すると、Q正転出力の立ち上がり
エッジが第1の遅延回路41を経て、ANDゲート43
aの第1の入力へ入力される。この時点ではANDゲー
ト43aの第2の入力はLレベルなので、ANDゲート
43aの出力はLレベルのままである。
【0035】Q出力が立ち上がった後td2だけ経過する
と、Q正転出力の立ち上がりエッジが第2の遅延回路4
2を経て、ANDゲート43aの第2の入力端へ入力さ
れる。ANDゲート43aの第2の入力が立ち上がる
と、第1の入力はHレベルのままなので、ANDゲート
43aの出力、すなわちD−FF3のR入力が立ち上が
り、D−FF3にリセットがかかる。
【0036】R入力が立ち上がってD−FF3の伝搬遅
延時間tpd R→Q だけ経過すると、D−FF3はリセッ
トされ、Q正転出力はHからLレベルに立ち下がり、出
力端子2にはパルス幅が(td2+tpdAND +tpd R→Q
)に等しいパルスが出力される。つまり、出力パルス
幅は第2の遅延回路42の遅延時間td2で設定すること
ができ、第1の遅延回路41の遅延時間td1とは独立な
ものとなる。
【0037】Q正転出力が立ち下がった後、td1だけ経
過すると、Q正転出力の立ち下がりエッジは第1の遅延
回路41を経て、ANDゲート43aの第1の入力端に
入力され、ANDゲート43aの出力、すなわちD−F
F3のR入力はHレベルからLレベルへ立ち下がる。し
たがって、リセットパルス幅は(td1+tpdAND +tpd
R→Q )となる。このように、出力パルス幅は第1の遅
延回路41の遅延時間td1で設定することができ、第2
の遅延回路6の遅延時間td2とは独立なものとなる。
【0038】R入力が立ち下がってからリリース時間t
rel だけ経過すると、D−FF3はリセットを解除さ
れ、初期状態に戻って次の入力の待機状態になる。一
方、Q正転出力が立ち下がってtd2だけ経過すると、Q
正転出力の立ち下がりは第2の遅延回路42を経てAN
Dゲート43aの第2の入力端へ入力される。この時点
ではANDゲート43aの第1の入力はLレベルなの
で、ANDゲート43aの出力はLレベルのままであ
る。
【0039】したがって、上記構成によれば、入力パル
スの間隔は(td1+td2+tpdck→Q +2tpdAND +t
pd R→Q +trel )まで高速にすることができ、しかも
リセットパルス幅を必要充分な広さにできるので、従来
の技術によるものより安定で高速な動作が可能になる。
【0040】図5はこの発明に係る第3の実施形態とし
て、図1に示した論理回路4のゲート回路43にORゲ
ート43bを用いた場合の構成を示すものである。図5
において、D−FF3のQ反転出力端は論理回路4の第
1及び第2の遅延回路41、42の各入力端に接続され
る。第1の遅延回路41の出力端はORゲート43bの
第1の入力端に接続され、第2の遅延回路42の出力端
はORゲート43bの第2の入力端に接続され、ORゲ
ート43bの出力端はD−FF3のR反転入力端に接続
される。その他の接続構成は図1と同じである。
【0041】上記構成では、D−FF3は、電源投入時
あるいは所定の時点で、図には示されていない手段によ
ってあらかじめリセットされ、Q正転出力がLレベル、
Q反転出力がHレベルにあるものとする。したがって、
第1及び第2の遅延回路41、42の出力もHレベル、
ORゲート43bの出力もHレベルにある。
【0042】すなわち、D−FF3のQ反転出力をR反
転入力へ帰還するものであって、基本的に図3に示した
構成の動作原理と同じである。よって、ここでは詳細な
説明は省略する。
【0043】図6はこの発明に係る第4の実施形態とし
て、図1に示した論理回路4のゲート回路43にNAN
Dゲート43cを用いた場合の構成を示すものである。
図6において、D−FF3のQ正転出力端は論理回路4
の第1及び第2の遅延回路41、42の各入力端に接続
される。第1の遅延回路41の出力端はNANDゲート
43cの第1の入力端に接続され、第2の遅延回路42
の出力端はNANDゲート43cの第2の入力端に接続
され、NANDゲート43cの出力端はD−FF3のR
反転入力端に接続される。その他の接続構成は図1と同
じである。
【0044】上記構成ではD−FF3のQ正転出力をR
反転入力へ帰還するものであって、基本的に図3に示し
た構成の動作原理と同じである。よって、ここでは詳細
な説明は省略する。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、入力パルスの間隔を
高速にすることができ、しかもリセットパルス幅を必要
充分な広さにできるので、安定に高速動作が可能なモノ
ステーブルマルチバイブレータ回路を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路の第1の実施形態の構成を示すブロック回路図
である。
【図2】図1の回路動作を説明するために各部の立上が
り及び立ち下がりエッジタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図3】この発明に係るモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路の第2の実施形態の構成を示すブロック回路図
である。
【図4】図3の回路動作を説明するために各部の立上が
り及び立ち下がりエッジタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図5】この発明に係るモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路の第3の実施形態の構成を示すブロック回路図
である。
【図6】この発明に係るモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路の第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来技術によるモノステーブルマルチバイブレ
ータ回路の構成を示すブロック回路図である。
【図8】図7の回路動作を説明するために各部の立上が
り及び立ち下がりエッジタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図9】改良された従来技術によるモノステーブルマル
チバイブレータ回路の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図10】図9の回路動作を説明するために各部の立上
がり及び立ち下がりエッジタイミングを示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 D型フリップフロップ(D−FF) 4 論理回路 41 第1の遅延回路 42 第2の遅延回路 43 ゲート回路 43a ANDゲート 43b ORゲート 43c NANDゲート 5 遅延回路 6 ANDゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック入力端に入力パルス信号が与え
    られ、データ入力端がハイレベルに固定されたD型フリ
    ップフロップ(3) と、 このD型フリップフロップ(3) のデータ正転出力端、反
    転出力端のいずれか一方からの信号を入力とし、出力を
    前記D型フリップフロップ(3) のリセット入力端へ帰還
    する論理回路(4) を具備し、 前記論理回路(4) が、それぞれ前記Dフリップフロップ
    (3) のデータ出力を入力して互いに異なる遅延時間td1
    ・td2を与える第1の遅延回路(41)及び第2の遅延回路
    (42)と、これらの遅延回路(41,42) の出力を選択的に導
    出するゲート回路(43)とからなり、 前記ゲート回路が、D型フリップフロップ(3) のクロッ
    ク入力へのパルスエッジ入力によるデータ出力の立ち上
    がりエッジを前記第2の遅延回路(42)を介して前記リセ
    ット入力端に帰還させ、前記D型フリップフロップ(3)
    のリセット入力端へのパルスエッジ入力によるデータ出
    力の立ち下がりエッジを前記第1の遅延回路(41)を介し
    てリセット入力端に帰還させることを特徴とするモノス
    テーブルマルチバイブレータ回路。
  2. 【請求項2】 前記論理回路(4) は、前記D型フリップ
    フロップ(3) のデータ正転出力を入力とする第1及び第
    2の遅延回路(41,42) と、これらの遅延回路(41,42) の
    出力を入力としてその論理積出力を前記D型フリップフ
    ロップ(3) のリセット正転入力端に出力するANDゲー
    ト(43a) とを備えることを特徴とする請求項1記載のモ
    ノステーブルマルチバイブレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記論理回路(4) は、前記D型フリップ
    フロップ(3) のデータ反転出力を入力とする第1及び第
    2の遅延回路(41,42) と、これらの遅延回路(41,42) の
    出力を入力としてその論理和出力を前記D型フリップフ
    ロップ(3) のリセット反転入力端に出力するORゲート
    (43b) とを備えることを特徴とする請求項1記載のモノ
    ステーブルマルチバイブレータ回路。
JP7331163A 1995-11-27 1995-11-27 モノステーブルマルチバイブレータ回路 Pending JPH09148892A (ja)

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JP7331163A Pending JPH09148892A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 モノステーブルマルチバイブレータ回路

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JP (1) JPH09148892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198272A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 出力信号を安定して生成する同期化回路

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JP2005198272A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 出力信号を安定して生成する同期化回路

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